JP4238150B2 - 通信網におけるレート制御方法およびレート制御システム - Google Patents

通信網におけるレート制御方法およびレート制御システム Download PDF

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本発明は、IPネットワークにおける各フローのパケット転送レートを制御する技術に関するものである。
IPネットワークが広く利用されてくるに伴って、IPネットワーク上での通信品質保証に対する要求が高まっている。その一方で、P2Pアプリケーションの出現に伴うトラヒックパターンの急激な変動に代表されるように、各フローのトラヒック特性はますます多種多様となり、それに伴い各種フローの品質要求も多様化している。例えば、P2Pトラヒックのような長時間高レートフローを適切にコントロールして、レスポンス時間に敏感なwebのようなファイルサイズの小さいフローの品質を確保することが要求される場合が想定される。その一方で、通信設備に対するコストを抑える必要がある。従って、与えられた通信帯域を有効利用して各フローの所望の通信品質を維持できるように各フローのパケット転送レートを適切に制御することが重要となっている。
従来のレート制御技術は、その瞬間(空間方向)の各フローのレートが公平になるように制御するものが一般的である(例えば非特許文献1の189頁記載のWFQ(weighted fair queueing)や非特許文献2のCSFQ(core-stateless-fair-queueing等)。しかしながら、このような方法では、空間方向のみしか考慮しないため、P2Pトラヒックのように長時間に渡って存在するフローに常に一定の帯域を与えることになり、その結果、webのような小さいファイルを転送するだけのフローはその瞬間の公平な帯域分の割当は与えられるのみであり、該フローは圧迫されてしまう(図1(A))。しかし、図1(B)に示すように、時間方向も考慮に入れて各フローのレートを制御すると、P2Pのような長時間フローのファイル転送完了時間も劣化させずに、webのようなサイズの小さいフローのレスポンス時間(ファイル転送時間)を向上させることが可能となる。
時間方向も考慮したレート制御方式として非特許文献3、非特許文献4がある。しかしながら、これらは各ノードでフロー毎に状態管理する、あるいは、フロー毎にパケット転送処理のスケジューリングを行うため、フロー数の多いノードではスケーラビリティに問題があった。
戸田巌、「ネットワークQoS技術」、オーム社出版局、2001 I. Stoica, S. Shenker, and H. Zhang, "Core-stateless fair Queueing: achieving approximately fair bandwidth allocations in high-speed networks," proceedings of ACMSIGCOMM98, pp.118-130, 1998 T. S. Eugene Ng, D. C. Stephens, I. Stoica, and H. Zhang, "Supporting best-effort traffic with fair service curve," IEEE Globecom99, pp.1799-1807, 1999 山垣、戸出、村上、「フロー継続状況を考慮に入れたフロー管理型パケット廃棄制御方式」、電子情報通信学会論文誌Vol.J86−B、No.8、pp.1578−1588、2003 IETF RFC2475、"An architecture for differentiated services"、[online]、[平成16年1月21日検索]、インターネット<http://www.ietf.org/rfc/rfc2475.txt> M. May, J. -C. Bolot, A. J. -Marie, and C. Diot, "Simple performance models of differentiated services schemes for Internet," INFOCOM99, pp.1385-1394, 1999
本発明の目的は、上述の問題点に鑑み、各ノードでフロー毎に状態管理することなく、空間方向のみならず時間方向も考慮して長時間高レートフローを適切に制御することにより、各フローの通信品質を維持できるようなレート制御方法、およびレート制御システムを提供することにある。
フロー数に対するスケーラビリティを確保するため、本発明ではdiffservアーキテクチャ(非特許文献5参照)を利用する。diffservでは、通信網の入口にある境界ノードと、網の内部にある内部ノードで機能分担を行う。本発明では、多重フロー数の少ない境界ノードではユーザフロー毎にトラヒックを監視し、その監視結果に応じてパケットヘッダにタギングをし、多重フロー数の多い内部ノードは、フロー毎に状態管理せずにタギングの有無のみをチェックし、そのときの輻輳状況に応じてパケットの選択廃棄を実施する。
上記diffservアーキテクチャを利用して、本発明の第1のレート制御方法においては、境界ノードでは、各フローに対して送信可能レートを与え、送信可能レートを超えて転送されているパケットにタギングをする。送信可能レートはフローの持続時間に応じて減少させ、内部ノードでは網が輻輳した場合にはタギングされたパケットを優先的に廃棄することにより、長時間に渡って高レートで転送しているフローを規制することを特徴とする。
こうすることにより、短いフローと比べて長時間フローにタギングする確率を高くして、網の内部でタギングパケットを優先的に廃棄することにより、短いフローへの割当帯域を大きくしてレスポンス時間を速めることを可能とする。
本発明の第2のレート制御方法においては、第1の方法において、フローiの送信可能レートの初期値をAR0_iとし、現在の送信可能レートAR_iをフロー開始時点においてはAR_i←AR0_iに設定し、フローiに対して予め定めた周期Ti毎にAR_iをAR_i←max{AR_i×δ1,AR0_i×δ2}(δ1、δ2は0<δ2<δ1<1を満たす送信可能レート減少係数)により更新し、フローiのパケットが送信可能レートを超えて転送されると判定した場合に、該パケットをタギングすることを特徴とする。
本発明の第3のレート制御方法においては、第1の方法において、網の内部ノードでは、リンクヘの出力待ちバッファにおいてバッファ内キュー長Qを監視し、タギングされたパケットが到着したら、確率f(Q)(f()はQに関して単調非減少な関数で、0≦f(Q)≦1)で該パケットを廃棄することを特徴とする。
本発明の第4のレート制御方法においては、第1の方法において、網の内部ノードでは、一定周期毎に到着パケットレートA[bps]を測定し、タギングされたパケットが到着したら、確率g(A)(g()はAに関して単調非減少な関数で、0≦g(A)≦1)で該パケットを廃棄することを特徴とする。
本発明の第5のレート制御方法においては、第1の方法において、境界ノードは、フローiの送信可能レートの初期値をAR0_iとし、現在の送信可能レートAR_iをフロー開始時点においてはAR_i←AR0_iに設定し、フローiの持続時間に応じて現在の送信可能レートAR_iを更新し、フローiのパケットが送信可能レートを超えて転送されると判定した場合に該パケットをタギングし、網の各内部ノードは、タグなしパケットの出力リンクjへの到着レートA_nontag_j[bps]および該リンク出力待ちバッファでのタグなしパケット損失率L_nontag_jを測定し、A_nontag_jおよびL_nontag_jを管理装置に通知し、管理装置は、A_nontag_jを該リンクの出力帯域Cj[bps]と比較して、予め定めたパラメータα1としきい値L_th1に対し、A_nontag_j>α1×CjまたはL_nontag_j>L_th1を満たすリンクjが存在するならば、各境界ノードで設定されている各フローの送信可能レートの初期値をAR0_i←AR0_i×β1(β1は予め定めたパラメータで0<β1<1)により変更する指示を各境界ノードに通知し、また、予め定めたパラメータα2としきい値L_th2に対し、全てのリンクj(j=1〜Nlink、Nlinkは網内のリンク数)においてA_nontag_j<α2×CjかつL_nontag_j<L_th2が満たされるならば、AR0_i←AR0_i×β2(β2は予め定めたパラメータでβ2>1)により変更する指示を各境界ノードに通知し、各境界ノードは、管理装置からの指示に従って送信可能レートの初期値AR0_iを変更することを特徴とする。
こうする理由について説明する。もし、送信可能レートの初期値の設定が大きすぎて、網の内部でタギングされたパケットをいくら廃棄しても輻輳が緩和しない場合、タグなしパケットもバッファ溢れのために損失する可能性がある。そうなると、タグなしパケットを優先させることができなくなり、短いフローを優先させることができない可能性がある。そこで、タグなしパケットの到着レートやタグなしパケット損失率を監視し、タグなしパケットが網の内部のリソースに対し過剰に到着していたら、送信可能レートの初期値を小さくすることにより、タグなしパケット到着レートが小さくなるように調整している。逆に、送信可能レートが低めに設定されすぎると、フロー間の差別化が図れなくなる可能性があるため、網の内部へのタグなしパケット到着レートが低い場合には、送信可能レートの初期値が大きくなるように設定している。
本発明の第6のレート制御方法においては、第1の方法において、境界ノードは、フローiの送信可能レートの初期値をAR0_iとし、現在の送信可能レートAR_iをフロー開始時点においてはAR_i←AR0_iに設定し、フローiの持続時間に応じて現在の送信可能レートAR_iを更新し、フローiのパケットが送信可能レートを超えて転送されると判定した場合に該パケットをタギングし、内部ノードは、境界ノードペアkのパス上に存在するリンクjでのタグなし到着レートA_nontag_(j,k)および該リンク出力待ちバッファでのタグなしパケット損失率L_nontag_(j,k)を測定し、A_nontag_(j,k)およびL_nontag_(j,k)を管理装置に通知し、管理装置は、A_nontag_(j,k)を該リンクの出力帯域C(j,k)と比較して、予め定めたパラメータα1としきい値L_th1に対し、A_nontag_(j,k)>α1×C(j,k)またはL_nontag_(j,k)>L_th1を満たすリンクjがパスk上に存在するならば、境界ノードペアkの発側境界ノードで設定されている各フローの送信可能レートの初期値をAR0_i←AR0_i×β1(β1は予め定めたパラメータで0<β1<1)により変更する指示を境界ノードペアkの発側境界ノードに通知し、また、予め定めたパラメータα2としきい値L_th2に対し、全てのリンクj(jはパスk上に存在するリンク)においてA_nontag_(j,k)<α2×C(j,k)かつL_nontag_(j,k)<L_th2が満たされるならば、AR0_i←AR0_i×β2(β2は予め定めたパラメータでβ2>1)により変更する指示を境界ノードペアkの発側境界ノードに通知し、境界ノードペアkの発側境界ノードは、管理装置からの指示に従って送信可能レートの初期値AR0_iを変更することを特徴とする。
これは、経路情報により境界ノードペアのパス上に存在するリンクを把握できている場合には、第5の方法よりもきめ細かく送信可能レートの変更を可能とする方法である。
本発明の第7のレート制御方法においては、第5の方法において、β1、β2を予め定めたパラメータとしていた代わりに、A_nontag_j、Cj、およびL_nontag_j(j=1〜Nlink,Nlinkは網内のリンク数)の関数としてβ1=F1(A_nontag_j,Cj,L_nontag_j)、β2=F2(A_nontag_j,Cj、L_nontag_j)(ただし、関数F1()、F2()は、A_nontag_jに対し単調非増加であり、L_nontag_jに対し単調非増加関数)で与えることを特徴とする。
本発明の第8のレート制御方法においては、第6の方法において、β1、β2を予め定めたパラメータとしていた代わりに、A_nontag_(j,k)、C(j,k)、およびL_nontag_(j,k)(パスk上のリンクjにおける測定値)の関数としてβ1=F1(A_nontag_(j,k),C(j,k),L_nontag_(j,k))、β2=F2(A_nontag_(j,k),C(j,k),L_nontag_(j,k))(ただし、関数F1()、F2()は、A_nontag_(j,k)に対し単調非増加であり、L_nontag_(j,k)に対し単調非増加関数)で与えることを特徴とする。
本発明の第9のレート制御方法においては、第5または第6の方法において、境界ノードは、フローiに対して予め定めた周期Ti毎に現在の送信可能レートAR_iをAR_i←max{AR_i×δ1,AR0_i×δ2}(δ1、δ2は0<δ2<δ1<1を満たす送信可能レート減少係数)により更新し、第5または第6において送信可能レートの初期値をAR0_i←AR0_i×β1(β1は予め定めたパラメータで0<β1<1)により変更する指示を境界ノードに通知する代わりに、送信可能レート減少係数δ1の値をδ1←δ1×β1により変更する指示を境界ノードに通知し、かつ、請求項5または6においてAR0_i←AR0_i×β2(β2は予め定めたパラメータでβ2>1)により変更する指示を境界ノードに通知する代わりに、送信可能レート減少係数δ1の値をδ1←min{δ1×β2,δmax}(δmaxは、0<δmax<1となる予め定めるパラメータ)により変更する指示を境界ノードに通知し、通知された境界ノードは、送信可能レートの初期値AR0_iを変更する代わりに、δ1を変更することを特徴とする。
本発明の第5または第6の方法で送信可能レートの初期値を変更させることによって、網の状況に応じて網に加わるタグなしパケット到着レートを調整していた代わりに、この第9の方法では各フローの送信可能レート減少係数δ1を変更することによって網へのタグなしパケット到着レートを調整している。
本発明の第10のレート制御方法においては、第1の方法において境界ノードで各フローに対してトラヒック監視を実施していた代わりに、高レートフローとなる可能性のあるフローのみに対しトラヒック監視を実施し、その結果に基づきパケットヘッダにタギングを行うことを特徴とする。
例えば、ポート番号6699や7743を持つフローは、P2P型のファイル共有アプリケーションに関するフローであるので、大きなファイルを転送して長時間高レートフローとなる可能性が高いと判断できるので、そのようなフローのみを制御対象とする。こうすることにより、境界ノードでのフロー管理数を削減できる。
本発明のレート制御システムは、第1〜第10の方法を行うためのシステムである。
本発明によれば、各ノードでフロー毎に状態管理することなく、長時間高レートフローを適切に制御し、長時間高レートフローの通信品質を損なうことなくwebのような小さいサイズのフローのレスポンス時間を向上させて、与えられた帯域を有効利用することを可能とする、レート制御方法およびレート制御システムを提供することが可能となる。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図2は本発明が適用されるIPネットワークの基本構成の一例を示す構成図である。図2において、1はIPネットワークであり、3はIPネットワーク1の境界に設けられた境界ノードであり、4はIPネットワーク1の内部に設けられた内部ノードであり、5は境界ノード3、内部ノード4を管理する管理装置である。境界ノード3には端末2が接続されている。図2に示す境界ノード3および内部ノード4に必要な機能を配備し、かつそれらノードを管理する管理装置5によって、本発明のレート制御システムは構築される。
図3は本発明の第2の方法を用いたレート制御システムにおける境界ノード3の構成例を表すブロック図であり、図4は本発明の第3の方法を用いたレート制御システムにおける内部ノード4の構成例を表すブロック図であり、図5は本発明の第5の方法を用いたレート制御システムにおける管理装置5の構成例を表すブロック図である。
図3に示されている通り、境界ノード3はパケットヘッダ解析部31、フロー管理部32、違反タギング部33、パケット転送部34を備え、エンドユーザから到着したパケットはパケットヘッダ解析部31において(送信元IPアドレス、着信先IPアドレス、送信元ポート番号、着信先ポート番号、プロトコル番号)を読み取った後、その情報をフロー管理部32へ通知し、パケットは違反タギング部33へ転送される。
フロー管理部32は、フロー毎に状態を管理するテーブルを予め用意しておく。そのテーブルでは、フロー毎に、フローiの最初にパケットが到着した時刻T_first_i、最後にパケットが到着した時刻T_last_i、現在の送信可能レートAR_i、およびリーキーバケット内仮想蓄積バイト数B_iを記憶しておく。現在の送信可能レートAR_iはフローiのフロー開始時点にAR_i←AR0_iと設定する。フローiに対して予め定めた周期Ti毎にテーブルをスキャンし、現在の時刻T_now_i−T_last_i>Tout(Toutは予め定めるタイムアウト時間)であれば、フローiはエントリから削除する。また周期Ti毎に現在の送信可能レートAR_iをAR_i←max{AR_i×δ1,AR0_i×δ2}(δ1、δ2は0<δ2<δ1<1を満たす送信可能レート減少係数、AR0_iは予め定めた送信可能レートの初期値)により更新する。
上記の「←」は左辺の変数の値を右辺の変数の値で更新することを意味し、また、「max」は{}内の変数の値の最大値を意味している。例えば、AR_i←max{AR_i×δ1,AR0_i×δ2}は、AR_i×δ1とAR0_i×δ2の最大値(大きい方の値)をAR_iに代入することを意味している。このことは以下で述べる←、maxにおいても同様である。
上記のAR_i←max{AR_i×δ1,AR0_i×δ2}による更新によって、現在の送信可能レートAR_iは次のように変化する。フローiのフロー開始時点でAR_iは初期値AR_0に設定される。Ti時間後の1回目の更新では、その時点ではAR_iはAR_0であるからAR_iはmax{AR0_i×δ1,AR0_i×δ2}で更新されることになるが、δ1>δ2であるから、AR_iはAR0_i×δ1で更新される。0<δ1<1であるから、AR_iの値は減少する。次のTi時間後の2回目の更新では、その時点ではAR_iはAR0_i×δ1であるからAR_iはmax{(AR0_i×δ1)×δ1,AR0_i×δ2}すなわちmax{AR0_i×δ1,AR0_i×δ2}で更新されることになるが、もし、AR0_i×δ1>AR0_i×δ2であるとすれば、AR_iはAR0_i×δ1で更新される。次のTi時間後の3回目の更新では、AR_iはAR0_i×δ1であるからAR_iはmax{AR0_i×δ1,AR0_i×δ2}で更新されることになるが、もし、AR0_i×δ1<AR0_i×δ2であるとすれば、AR_iはAR0_i×δ2で更新される。その後は、AR_iはAR0_i×δ2で更新され続ける。以上のように、本実施例においては、現在の送信可能レートAR_iは、n回目の更新まではAR0_i×δ1で更新されるが、AR0_i×δ1<AR0_i×δ2になった後は、一定値AR0_i×δ2を保つ。
なお、ここでは5つの組とフローを対応づける例を示したが、(送信元IPアドレス、着信先IPアドレス)の2つの組のみでもよく、管理対象フローをどのように定義するかに依存して管理対象フローに属するパケットの検出法は決まる。
到着したパケットの属するフローが該テーブルにエントリされていない場合は、新たにそのフローiをエントリする。そのとき、現在の時刻T_nowをT_first_iに設定し、AR_iを予め定めた送信可能レートの初期値AR0_iに設定し、B_iを該パケットサイズS_pkt_iに設定する。既にエントリされている場合は、そのフローに属する最後のパケットが到着した時刻T_last_iと現在の時刻T_nowを比較し、T_now−T_last_i>Toutならば、該フローはエントリから削除し、新規フローとして再エントリする。そうでない場合は、既にエントリされているフローからのパケットとみなしT_last_i←T_nowに更新する。またBi←max{B_i−AR_i×(T_now−T_last_i),0}により更新してから、B_iと仮想蓄積バイト数に関するしきい値B_thを比較し、B_i≦B_thならば、該パケットのサイズS_pktを用いてB_i←B_i+S_pkt_iにより更新する。B_i>B_thならば、違反タギング部にその旨を通知する。
通知を受けた違反タギング部33は該パケットヘッダにタギングし(タグを付し)、パケット転送部34にパケットを転送する。パケット転送部34は、パケットを内部ノード4ヘ転送する。
内部ノード4は、図4に示すようにパケットヘッダ解析部41、パケット廃棄決定部42、キュー長監視部43、パケット転送部44、タグなしパケット統計情報蓄積部45を備える。図4の内部ノード4では、出力リンク毎に以下に示す機能を有する。境界ノードから到着したパケットは、パケットヘッダ解析部41において該パケットヘッダを読み出し、タギングされているかどうかを調べる。また該パケットはパケット廃棄決定部42へ転送する。
もしタギングされていたら、キュー長監視部43からリンクヘの出力待ちバッファにおいてバッファ内キュー長Qを読み出し、その値をパケット廃棄決定部42へ通知する。パケット廃棄決定部42では、Qの値を廃棄確率決定関数f(Q)に代入して、廃棄確率p=f(Q)を計算する。ここで、廃棄確率決定関数f(Q)はQに関して単調非減少な関数で、0≦f(Q)≦1であればよいが、本実施例においては、廃棄確率決定関数f(Q)は、
Figure 0004238150
で与えられる。ここで、Q_th_min、Q_th_max、γは予め定めるしきい値、あるいはパラメータであり、Q_th_min<Q_th_maxである。上記の式において、ifの右側の式が成り立つ場合、廃棄確率決定関数f(Q)はifの左側に示した数値または式である。すなわち、Q≦Q_th_minの場合はf(Q)=0であり、Q_th_min<Q≦Q_th_maxの場合はf(Q)=(Q−Q_th_min)/(Q_th_max−Q_th_min)×γであり、Q>Q_th_maxの場合はf(Q)=1である。
なお、この方法は、例として、非特許文献6で示されているパケット廃棄方法を用いているが、他の方法でもよい。計算された廃棄確率pに基づいて、パケットを廃棄するか否かを決定し、到着したパケットを廃棄すると決定した場合は該パケットを廃棄し、到着したパケットを廃棄しないと決定されれば、該パケットをパケット転送部44に転送する。パケット転送部44ではリンク出力待ちバッファを持ち、受信したパケットをバッファに格納する。もしバッファが一杯であれば、受信したパケットはそこで廃棄される。バッファにパケットが格納できたら、パケットを受け付けた旨をキュー長監視部43に通知する。キュー長監視部43は、パケット受け付けの通知を受け取ったら、Q←Q+1により更新する。パケット転送部44は、出力リンク帯域に従ってパケットを送出する。パケットを送出したら、キュー長監視部43にその旨を通知し、それを受け取ったキュー長監視部43はQ←Q−1により更新する。
また、パケット廃棄決定部42では、タグなしパケットが到着する毎に、その旨をタグなしパケット統計情報監視部45に通知する。タグなしパケット統計情報監視部45は、タグなしパケット到着毎に、タグなしパケット到着バイト数Byte_nontag←Byte_nontag+S_pkt(S_pktは該パケットサイズ)、およびタグなしパケット到着数Arrival_nontag←Arrival_nontag+1により更新する。
パケット転送部44では、タグなしパケットがバッファ一杯のために廃棄されたらその旨をタグなしパケット統計情報監視部45に通知する。タグなしパケット統計情報監視部45は、タグなしパケット廃棄数Loss_nontag←Loss_nontag+1によりカウントアップする。一定時間T_stat(例えば5分)経過したら、タグなしパケット到着レートをA_nontag=Byte_nontag/T_statにより計算し、タグなしパケット損失率L_nontag=Loss_nontag/Arrival_nontagにより計算し、各パラメータを0にリセットして、測定を繰り返す。そのようにして得られた統計情報のうち、予め定めた時間帯(例えば13:00−17:00の最繁時間帯)の中での例えば最大値を、該リンクjの統計量として、管理装置5に通知する。
管理装置5は図5に示すように、タグなし統計情報記憶部51、送信可能レート変更可否判断部52を備える。図5の管理装置5では、各内部ノード4の各リンクjから通知されたタグなし統計情報をタグなし統計情報記憶部51に記憶させる。送信可能レート変更可否判定部52は、タグなし統計情報記憶部51からタグなしパケットの出力リンクjへの到着レートA_nontag_j[bps]および該リンク出力待ちバッファでのタグなしパケット損失率L_nontag_jを読み出し、A_nontag_jを該リンクの出力帯域Cj[bps]と比較して、予め定めたパラメータα1としきい値L_th1に対し、A_nontag_j>α1×Cj、または、L_nontag_j>L_th1を満たすリンクjが存在するならば、各境界ノードで設定されている各フローの送信可能レートの初期値をAR0_i←AR0_i×β1(β1は予め定めたパラメータで0<β1<1)により変更する指示(AR0_iを減少させる指示)を各境界ノード3に通知する。また、送信可能レート変更可否判定部52は、予め定めたパラメータα2としきい値L_th2に対し、全てのリンクj(j=1〜Nlink,Nlinkは網内のリンク数)においてA_nontag_j<α2×CjかつL_nontag_j<L_th2が、満たされるならばAR0_i←AR0_i×β2(β2は予め定めたパラメータでβ2>1)により変更する指示(AR0_iを増加させる指示)を各境界ノード3に通知する。境界ノード3は指示に従って、送信可能レートの初期値を変更する。
境界ノード3、内部ノード4、管理装置5はコンピュータとプログラムで構成することができる。また、境界ノード3、内部ノード4、管理装置5の一部または全部をハードウェアで構成してもよい。
図6に実施例2の内部ノード4’を示す。図6に示すように、実施例2の内部ノード4’は図4の実施例1の内部ノード4のキュー長監視部43の代わりに到着パケットレート測定部46を備えたものである。
実施例2では、実施例1の内部ノード4においてキュー長監視部43でキュー長を監視していた代わりに、到着パケットレート測定部46で一定周期毎に到着パケットレートA[bps]を測定し、パケット廃棄決定部42でタギングされたパケットが到着したら確率g(A)(g()はAに関して単調非減少な関数で0<g(A)≦1)で該パケットを廃棄する。g(A)の例としては、
Figure 0004238150
である。ただし、a1,a2,γは予め定めるパラメータであり、Cは出力リンク帯域である。上記の式において、g(A)は、ifの右側の式が成り立つ場合にifの左側に示した数値または式となる。すなわち、A≦a1×Cの場合はg(A)=0であり、a1×C≦A<a2×Cの場合はg(A)=(A−a1×C)/(a2×C−a1×C)×γであり、A≧a2×Cの場合はg(A)=1である。
上記以外の点は実施例1と同様である。
実施例3は、実施例1において全境界ノードの送信可能レートの初期値を一律に変更する代わりに、境界ノードペアkのパス上に存在するリンクjでのタグなし到着レートA_nontag_(j,k)とタグなしパケット損失率L_nontag_(j,k)を用いて、境界ノードペアkの発側境界ノード変更するものである。
内部ノード4は、境界ノードペアkのパス上に存在するリンクjでのタグなし到着レートA_nontag_(j,k)および該リンク出力待ちバッファでのタグなしパケット損失率L_nontag_(j,k)を測定し、A_nontag_(j,k)およびL_nontag_(j,k)を管理装置に通知する。
管理装置5は、A_nontag_(j,k)を該リンクの出力帯域C(j,k)[bps]と比較して、予め定めたパラメータα1としきい値L_th1に対しA_nontag_(j,k)>α1×C(j,k)またはL_nontag_(j,k)>L_th1を満たすリンクjがパスk上に存在するならば、境界ノードペアkの発側境界ノードで設定されている各フローの送信可能レートの初期値をAR0_i←AR0_i×β1(β1は予め定めたパラメータで0<β1<1)により変更する指示(初期値AR0_iを減少させる指示)を境界ノードペアkの発側境界ノードに通知し、また、予め定めたパラメータα2としきい値L_th2に対し、全てのリンクj(jはパスk上に存在するリンク)においてA_nontag_(j,k)<α2×C(j,k)かつL_nontag_(j,k)<L_th2が満たされるならば、AR0_i←AR0_i×β2(β2は予め定めたパラメータでβ2>1)により変更する指示(初期値AR0_iを増加させる指示)を境界ノードペアkの発側境界ノードに通知する。
境界ノードペアkの発側境界ノードは、管理装置5からの指示に従って送信可能レートの初期値AR0_iを変更する。
上記以外の点は実施例1と同様である。
実施例4の管理装置は、実施例1の管理装置5においてβ1、β2を予め定めたパラメータとする代わりに、A_nontag_j、Cj、およびL_nontag_j(j=1〜Nlink,Nlinkは網内のリンク数)の関数として、β1=F1(A_nontag_j,Cj,L_nontag_j)、β2=F2(A_nontag_j,Cj,L_nontag_j)(ただし、関数F1()、F2()は、A_nontag_jに対し単調非増加であり、L_nontag_jに対し単調非増加関数)で与えられるβ1、β2を用いて、実施例1の管理装置5と同様に、各境界ノードで設定されている各フローの送信可能レートの初期値をAR0_i←AR0_i×β1により変更する(初期値AR0_iを減少させる)指示を各境界ノード3に通知し、また、AR0_i←AR0_i×β2により変更する(初期値AR0_iを増加させる)指示を各境界ノード3に通知する。境界ノード3は指示に従って、送信可能レートの初期値AR0_iを変更する。
上記以外の点は実施例1と同様である。
実施例5の管理装置は、実施例3の管理装置においてβ1、β2を予め定めたパラメータとしていた代わりに、A_nontag_(j,k)、C(j,k)、およびL_nontag_(j,k)(パスk上のリンクjにおける測定値)の関数として、β1=F1(A_nontag_(j,k),C(j,k),L_nontag_(j,k)),β2=F2(A_nontag_(j,k),C(j,k),L_nontag_(j,k))(ただし、関数F1()、F2()は、A_nontag_(j,k)に対し単調非増加であり、L_nontag_(j,k)に対し単調非増加関数)で与えられるβ1、β2を用いて、実施例3の管理装置と同様に、境界ノードペアkの発側境界ノードで設定されている各フローの送信可能レートの初期値をAR0_i←AR0_i×β1により変更する指示(初期値AR0_iを減少させる指示)を境界ノードペアkの発側境界ノードに通知し、また、AR0_i←AR0_i×β2により変更する指示(初期値AR0_iを増加させる指示)を境界ノードペアkの発側境界ノードに通知する。境界ノードペアkの発側境界ノードは指示に従って、送信可能レートの初期値AR0_iを変更する。
上記以外の点は実施例3と同様である。
実施例6の管理装置は、実施例1または実施例3の管理装置において、送信可能レートの初期値をAR0_i←AR0_i×β1(β1は予め定めたパラメータで0<β1<1)により変更する指示(初期値AR0_iを減少させる指示)を境界ノードに通知する代わりに、送信可能レート減少係数δ1の値を、δ1←δ1×β1により減少させる指示を境界ノードに通知する。また、実施例1または実施例3の管理装置において、AR0_i←AR0_i×β2(β2は予め定めたパラメータでβ2>1)により変更する指示(初期値AR0_iを増加させる)を境界ノード3に通知する代わりに、δ1をδ1←min{δ1×β2,δmax}(δmaxは、0<δmax<1)により増加させる指示を境界ノードに通知する。境界ノードは指示に従って、δ1の値を変更する。
上記以外の点は実施例1と同様である。
実施例7の境界ノードは、実施例1の境界ノード3においてフロー毎に状態管理を行う代わりに、高レートとなる可能性のあるフロー(例えばポート番号が7743あるいは6699)のみの状態管理を行い、監視結果に基づいてパケットヘッダにタギングを行う。
上記以外の点は実施例1と同様である。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
(A)空間方向のみ考慮した場合と(B)時間方向も考慮した場合の割当帯域とフローの転送時間の関係を説明する図である。 本発明が適用されるIPネットワークの基本構成の一例を示す構成図である。 本発明におけるレート制御システムを構成する境界ノードの構成例を示すブロック図である。 本発明におけるレート制御システムを構成する内部ノードの構成例を示すブロック図である。 本発明におけるレート制御システムを構成する管理装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施例2におけるレート制御システムを構成する内部ノードの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…IPネットワーク、2…端末、3…境界ノード、4、4’…内部ノード、5…管理装置、31…パケットヘッダ解析部、32…フロー管理部、33…違反タギング部、34…パケット転送部、41…パケットヘッダ解析部、42…パケット廃棄決定部、43…キュー長監視部、44…パケット転送部、45…タグなしパケット統計情報監視部、46…到着パケットレート測定部、51…タグなし統計情報記憶部、52…送信可能レート変更可否判定部

Claims (18)

  1. 通信網の入口にある境界ノードにおいてユーザフロー毎にトラヒックを監視し、その監視結果に応じてパケットヘッダにタギングをし、通信網の内部に位置する内部ノードは、タギングの有無とそのときの輻輳状況に応じてパケットの選択廃棄を実施して、各フローのパケット転送レートを制御するレート制御方法であって、
    前記境界ノードは、各フローに対して送信可能レートを与え、前記送信可能レートを超えて転送されているパケットにタギングをし、前記送信可能レートはフローの持続時間に応じて減少させ、
    前記内部ノードは、網が輻輳した場合にはタギングされたパケットを優先的に廃棄するレート制御方法において、
    前記境界ノードは、フローiの送信可能レートの初期値をAR0_iとし、現在の送信可能レートAR_iをフロー開始時点においてはAR_i←AR0_iに設定し、フローiに対して予め定めた周期Ti毎に前記現在の送信可能レートAR_iをAR_i←max{AR_i×δ1,AR0_i×δ2}(δ1、δ2は0<δ2<δ1<1を満たす送信可能レート減少係数)により更新し、フローiのパケットが前記送信可能レートAR_iを超えて転送されると判定した場合に、該パケットをタギングすることを特徴とするレート制御方法。
  2. 通信網の入口にある境界ノードにおいてユーザフロー毎にトラヒックを監視し、その監視結果に応じてパケットヘッダにタギングをし、通信網の内部に位置する内部ノードは、タギングの有無とそのときの輻輳状況に応じてパケットの選択廃棄を実施して、各フローのパケット転送レートを制御するレート制御方法であって、
    前記境界ノードは、各フローに対して送信可能レートを与え、前記送信可能レートを超えて転送されているパケットにタギングをし、前記送信可能レートはフローの持続時間に応じて減少させ、
    前記内部ノードは、網が輻輳した場合にはタギングされたパケットを優先的に廃棄するレート制御方法において、
    前記内部ノードは、リンクヘの出力待ちバッファにおいてバッファ内キュー長Qを監視し、タギングされたパケットが到着したら、確率f(Q)(f()はQに関して単調非減少な関数で、0≦f(Q)≦1)で該パケットを廃棄することを特徴とするレート制御方法。
  3. 通信網の入口にある境界ノードにおいてユーザフロー毎にトラヒックを監視し、その監視結果に応じてパケットヘッダにタギングをし、通信網の内部に位置する内部ノードは、タギングの有無とそのときの輻輳状況に応じてパケットの選択廃棄を実施して、各フローのパケット転送レートを制御するレート制御方法であって、
    前記境界ノードは、各フローに対して送信可能レートを与え、前記送信可能レートを超えて転送されているパケットにタギングをし、前記送信可能レートはフローの持続時間に応じて減少させ、
    前記内部ノードは、網が輻輳した場合にはタギングされたパケットを優先的に廃棄するレート制御方法において、
    前記内部ノードは、一定周期毎に到着パケットレートAを測定し、タギングされたパケットが到着したら確率g(A)(g()はAに関して単調非減少な関数で、0≦g(A)≦1)で該パケットを廃棄することを特徴とするレート制御方法。
  4. 通信網の入口にある境界ノードにおいてユーザフロー毎にトラヒックを監視し、その監視結果に応じてパケットヘッダにタギングをし、通信網の内部に位置する内部ノードは、タギングの有無とそのときの輻輳状況に応じてパケットの選択廃棄を実施して、各フローのパケット転送レートを制御するレート制御方法であって、
    前記境界ノードは、各フローに対して送信可能レートを与え、前記送信可能レートを超えて転送されているパケットにタギングをし、前記送信可能レートはフローの持続時間に応じて減少させ、
    前記内部ノードは、網が輻輳した場合にはタギングされたパケットを優先的に廃棄するレート制御方法において、
    前記境界ノードは、フローiの送信可能レートの初期値をAR0_iとし、現在の送信可能レートAR_iをフロー開始時点においてはAR_i←AR0_iに設定し、フローiの持続時間に応じて前記現在の送信可能レートAR_iを減少させ、フローiのパケットが前記送信可能レートを超えて転送されると判定した場合に該パケットをタギングし、
    前記内部ノードは、タグなしパケットの出力リンクjへの到着レートA_nontag_jおよび該リンク出力待ちバッファでのタグなしパケット損失率L_nontag_jを測定し、A_nontag_jおよびL_nontag_jを管理装置に通知し、
    前記管理装置は、A_nontag_jを該リンクの出力帯域Cjと比較して、予め定めたパラメータα1としきい値L_th1に対し、A_nontag_j>α1×CjまたはL_nontag_j>L_th1を満たすリンクjが存在するならば、前記境界ノードで設定されているフローiの送信可能レートの初期値AR0_iをAR0_i←AR0_i×β1(β1は予め定めたパラメータで0<β1<1)により変更する指示を前記境界ノードに通知し、また、予め定めたパラメータα2としきい値L_th2に対し、全てのリンクj(j=1〜Nlink,Nlinkは網内のリンク数)においてA_nontag_j<α2×CjかつL_nontag_j<L_th2が満たされるならば、AR0_i←AR0_i×β2(β2は予め定めたパラメータでβ2>1)により変更する指示を前記境界ノードに通知し、
    前記境界ノードは、前記管理装置からの前記指示に従って送信可能レートの初期値AR0_iを変更することを特徴とするレート制御方法。
  5. 通信網の入口にある境界ノードにおいてユーザフロー毎にトラヒックを監視し、その監視結果に応じてパケットヘッダにタギングをし、通信網の内部に位置する内部ノードは、タギングの有無とそのときの輻輳状況に応じてパケットの選択廃棄を実施して、各フローのパケット転送レートを制御するレート制御方法であって、
    前記境界ノードは、各フローに対して送信可能レートを与え、前記送信可能レートを超えて転送されているパケットにタギングをし、前記送信可能レートはフローの持続時間に応じて減少させ、
    前記内部ノードは、網が輻輳した場合にはタギングされたパケットを優先的に廃棄するレート制御方法において、
    前記境界ノードは、フローiの送信可能レートの初期値をAR0_iとし、現在の送信可能レートAR_iをフロー開始時点においてはAR_i←AR0_iに設定し、フローiの持続時間に応じて前記現在の送信可能レートAR_iを減少させ、フローiのパケットが前記送信可能レートAR_iを超えて転送されると判定した場合に該パケットをタギングし、
    前記内部ノードは、境界ノードペアkのパス上に存在するリンクjでのタグなし到着レートA_nontag_(j,k)および該リンク出力待ちバッファでのタグなしパケット損失率L_nontag_(j,k)を測定し、A_nontag_(j,k)およびL_nontag_(j,k)を管理装置に通知し、
    前記管理装置は、A_nontag_(j,k)を該リンクの出力帯域C(j,k)と比較して、予め定めたパラメータα1としきい値L_th1に対し、A_nontag_(j,k)>α1×C(j,k)またはL_nontag_(j,k)>L_th1を満たすリンクjがパスk上に存在するならば、境界ノードペアkの発側境界ノードで設定されている各フローの送信可能レートの初期値をAR0_i←AR0_i×β1(β1は予め定めたパラメータで0<β1<1)により変更する指示を境界ノードペアkの発側境界ノードに通知し、また、予め定めたパラメータα2としきい値L_th2に対し、全てのリンクj(jはパスk上に存在するリンク)においてA_nontag_(j,k)<α2×C(j,k)かつL_nontag_(j,k)<L_th2が満たされるならば、AR0_i←AR0_i×β2(β2は予め定めたパラメータでβ2>1)により変更する指示を境界ノードペアkの発側境界ノードに通知し、
    前記境界ノードペアkの発側境界ノードは、前記管理装置からの前記指示に従って送信可能レートの初期値AR0_iを変更することを特徴とするレート制御方法。
  6. 請求項に記載のレート制御方法において、β1、β2を、予め定めたパラメータとする代わりに、A_nontag_j、Cj、およびL_nontag_j(j=1〜Nlink,Nlinkは網内のリンク数)の関数として、β1=F1(A_nontag_j,Cj,L_nontag_j)、β2=F2(A_nontag_j,Cj,L_nontag_j)(ただし、関数F1()、F2()は、A_nontag_jに対し単調非増加であり、L_nontag_jに対し単調非増加関数)で与えることを特徴とするレート制御方法。
  7. 請求項に記載のレート制御方法において、β1、β2を、予め定めたパラメータとする代わりに、A_nontag_(j,k)、C(j,k)、およびL_nontag_(j,k)(パスk上のリンクjにおける測定値)の関数として、β1=F1(A_nontag_(j,k),C(j,k),L_nontag_(j,k))、β2=F2(A_nontag_(j,k),C(j,k),L_nontag_(j,k))、ただし、関数F1()、F2()は、A_nontag_(j,k)に対し単調非増加であり、L_nontag_(j,k)に対し単調非増加関数)で与えることを特徴とするレート制御方法。
  8. 請求項またはに記載のレート制御方法において、
    前記境界ノードは、フローiに対して予め定めた周期Ti毎に前記現在の送信可能レートAR_iをAR_i←max{AR_i×δ1,AR0_i×δ2}(δ1、δ2は0<δ2<δ1<1を満たす送信可能レート減少係数)により更新し、
    前記管理装置は、請求項またはにおいて送信可能レートの初期値をAR0_i←AR0_i×β1(β1は予め定めたパラメータで0<β1<1)により変更する指示を境界ノードに通知する代わりに、前記送信可能レート減少係数δ1の値をδ1←δ1×β1により変更する指示を境界ノードに通知し、かつ、請求項またはにおいてAR0_i←AR0_i×β2(β2は予め定めたパラメータでβ2>1)により変更する指示を境界ノードに通知する代わりに、前記送信可能レート減少係数δ1の値をδ1←min{δ1×β2,δmax}(δmaxは、0<δmax<1となる予め定めるパラメータ)により変更する指示を境界ノードに通知し、
    通知された境界ノードは、送信可能レートの初期値AR0_iを変更する代わりに、前記δ1を変更することを特徴とするレート制御方法。
  9. 通信網の入口にある境界ノードにおいてユーザフロー毎にトラヒックを監視し、その監視結果に応じてパケットヘッダにタギングをし、通信網の内部に位置する内部ノードは、タギングの有無とそのときの輻輳状況に応じてパケットの選択廃棄を実施して、各フローのパケット転送レートを制御するレート制御方法であって、
    前記境界ノードは、各フローに対して送信可能レートを与え、前記送信可能レートを超えて転送されているパケットにタギングをし、前記送信可能レートはフローの持続時間に応じて減少させ、
    前記内部ノードは、網が輻輳した場合にはタギングされたパケットを優先的に廃棄するレート制御方法において、
    前記境界ノードは、各フローに対してトラヒックを監視する代わりに、高レートフローとなる可能性のあるフローのみに対しトラヒックを監視し、その結果に基づきパケットヘッダにタギングを行うことを特徴とするレート制御方法。
  10. 通信網の入口に設けられ、ユーザフロー毎にトラヒックを監視し、その監視結果に応じてパケットヘッダにタギングをする境界ノードと、通信網の内部に設けられ、タギングの有無とそのときの輻輳状況に応じてパケットの選択廃棄を実施する内部ノードと、を備え、各フローのパケット転送レートを制御するレート制御システムであって、
    前記境界ノードは、各フローに対して送信可能レートを与え、前記送信可能レートを超えて転送されているパケットにタギングをし、前記送信可能レートはフローの持続時間に応じて減少させ、
    前記内部ノードは、網が輻輳した場合にはタギングされたパケットを優先的に廃棄するレート制御システムにおいて、
    前記境界ノードは、フローiの送信可能レートの初期値をAR0_iとし、現在の送信可能レートAR_iをフロー開始時点においてはAR_i←AR0_iに設定し、フローiに対して予め定めた周期Ti毎に前記現在の送信可能レートAR_iをAR_i←max{AR_i×δ1,AR0_i×δ2}(δ1、δ2は0<δ2<δ1<1を満たす送信可能レート減少係数)により更新し、フローiのパケットが前記送信可能レートAR_iを超えて転送されると判定した場合に、該パケットをタギングすることを特徴とするレート制御システム。
  11. 通信網の入口に設けられ、ユーザフロー毎にトラヒックを監視し、その監視結果に応じてパケットヘッダにタギングをする境界ノードと、通信網の内部に設けられ、タギングの有無とそのときの輻輳状況に応じてパケットの選択廃棄を実施する内部ノードと、を備え、各フローのパケット転送レートを制御するレート制御システムであって、
    前記境界ノードは、各フローに対して送信可能レートを与え、前記送信可能レートを超えて転送されているパケットにタギングをし、前記送信可能レートはフローの持続時間に応じて減少させ、
    前記内部ノードは、網が輻輳した場合にはタギングされたパケットを優先的に廃棄するレート制御システムにおいて、
    前記内部ノードは、リンクヘの出力待ちバッファにおいてバッファ内キュー長Qを監視し、タギングされたパケットが到着したら、確率f(Q)(f()はQに関して単調非減少な関数で、0≦f(Q)≦1)で該パケットを廃棄することを特徴とするレート制御システム。
  12. 通信網の入口に設けられ、ユーザフロー毎にトラヒックを監視し、その監視結果に応じてパケットヘッダにタギングをする境界ノードと、通信網の内部に設けられ、タギングの有無とそのときの輻輳状況に応じてパケットの選択廃棄を実施する内部ノードと、を備え、各フローのパケット転送レートを制御するレート制御システムであって、
    前記境界ノードは、各フローに対して送信可能レートを与え、前記送信可能レートを超えて転送されているパケットにタギングをし、前記送信可能レートはフローの持続時間に応じて減少させ、
    前記内部ノードは、網が輻輳した場合にはタギングされたパケットを優先的に廃棄するレート制御システムにおいて、
    前記内部ノードは、一定周期毎に到着パケットレートAを測定し、タギングされたパケットが到着したら確率g(A)(g()はAに関して単調非減少な関数で、0≦g(A)≦1)で該パケットを廃棄することを特徴とするレート制御システム。
  13. 通信網の入口に設けられ、ユーザフロー毎にトラヒックを監視し、その監視結果に応じてパケットヘッダにタギングをする境界ノードと、通信網の内部に設けられ、タギングの有無とそのときの輻輳状況に応じてパケットの選択廃棄を実施する内部ノードと、を備え、各フローのパケット転送レートを制御するレート制御システムであって、
    前記境界ノードは、各フローに対して送信可能レートを与え、前記送信可能レートを超えて転送されているパケットにタギングをし、前記送信可能レートはフローの持続時間に応じて減少させ、
    前記内部ノードは、網が輻輳した場合にはタギングされたパケットを優先的に廃棄するレート制御システムにおいて、
    前記レート制御システムには管理装置が設けられ、
    前記境界ノードは、フローiの送信可能レートの初期値をAR0_iとし、現在の送信可能レートAR_iをフロー開始時点においてはAR_i←AR0_iに設定し、フローiの持続時間に応じて前記現在の送信可能レートAR_iを減少させ、フローiのパケットが前記送信可能レートAR_iを超えて転送されると判定した場合に該パケットをタギングし、
    前記内部ノードは、タグなしパケットの出力リンクjへの到着レートA_nontag_j[bps]および該リンク出力待ちバッファでのタグなしパケット損失率L_nontag_jを測定し、A_nontag_jおよびL_nontag_jを前記管理装置に通知し、
    前記管理装置は、A_nontag_jを該リンクの出力帯域Cj[bps]と比較して、予め定めたパラメータα1としきい値L_th1に対し、A_nontag_j>α1×CjまたはL_nontag_j>L_th1を満たすリンクjが存在するならば、前記境界ノードで設定されている各フローの送信可能レートの初期値をAR0_i←AR0_i×β1(β1は予め定めたパラメータで0<β1<1)により変更する指示を前記境界ノードに通知し、また、予め定めたパラメータα2としきい値L_th2に対し、全てのリンクj(j=1〜Nlink,Nlinkは網内のリンク数)においてA_nontag_j<α2×CjかつL_nontag_j<L_th2が満たされるならば、AR0_i←AR0_i×β2(β2は予め定めたパラメータでβ2>1)により変更する指示を前記境界ノードに通知し、
    前記境界ノードは、前記管理装置からの前記指示に従って送信可能レートの初期値AR0_iを変更することを特徴とするレート制御システム。
  14. 通信網の入口に設けられ、ユーザフロー毎にトラヒックを監視し、その監視結果に応じてパケットヘッダにタギングをする境界ノードと、通信網の内部に設けられ、タギングの有無とそのときの輻輳状況に応じてパケットの選択廃棄を実施する内部ノードと、を備え、各フローのパケット転送レートを制御するレート制御システムであって、
    前記境界ノードは、各フローに対して送信可能レートを与え、前記送信可能レートを超えて転送されているパケットにタギングをし、前記送信可能レートはフローの持続時間に応じて減少させ、
    前記内部ノードは、網が輻輳した場合にはタギングされたパケットを優先的に廃棄するレート制御システムにおいて、
    前記レート制御システムには管理装置が設けられ、
    前記境界ノードは、フローiの送信可能レートの初期値をAR0_iとし、現在の送信可能レートAR_iをフロー開始時点においてはAR_i←AR0_iに設定し、フローiの持続時間に応じて前記現在の送信可能レートAR_iを減少させ、フローiのパケットが前記送信可能レートAR_iを超えて転送されると判定した場合に該パケットをタギングし、
    前記内部ノードは、境界ノードペアkのパス上に存在するリンクjでのタグなし到着レートA_nontag_(j,k)および該リンク出力待ちバッファでのタグなしパケット損失率L_nontag_(j,k)を測定し、A_nontag_(j,k)およびL_nontag_(j,k)を前記管理装置に通知し、
    前記管理装置は、A_nontag_jを該リンクの出力帯域Cjと比較して、予め定めたパラメータα1としきい値L_th1に対し、A_nontag_j>α1×CjまたはL_nontag_j>L_th1を満たすリンクjが存在するならば、前記境界ノードで設定されている各フローの送信可能レートの初期値をAR0_i←AR0_i×β1(β1は予め定めたパラメータで0<β1<1)により変更する指示を前記境界ノードに通知し、また、予め定めたパラメータα2としきい値L_th2に対し、全てのリンクj(j=1〜Nlink,Nlinkは網内のリンク数)においてA_nontag_j<α2×CjかつL_nontag_j<L_th2が満たされるならば、AR0_i←AR0_i×β2(β2は予め定めたパラメータでβ2>1)により変更する指示を前記境界ノードに通知し、
    前記境界ノードは、前記管理装置からの前記指示に従って送信可能レートの初期値AR0_iを変更することを特徴とするレート制御システム。
  15. 請求項13に記載のレート制御システムにおいて、β1、β2を予め定めたパラメータとする代わりに、A_nontag_j、Cj、およびL_nontag_j(j=1〜Nlink,Nlinkは網内のリンク数)の関数として、β1=F1(A_nontag_j,Cj,L_nontag_j)、β2=F2(A_nontag_j,Cj,L_nontag_j)(ただし、関数F1()、F2()は、A_nontag_jに対し単調非増加であり、L_nontag_jに対し単調非増加関数)で与えることを特徴とするレート制御システム。
  16. 請求項14に記載のレート制御システムにおいて、β1、β2を予め定めたパラメータとする代わりに、A_nontag_(j,k)、C(j,k)、およびL_nontag_(j,k)(パスk上のリンクjにおける測定値)の関数として、β1=F1(A_nontag_(j,k),C(j,k),L_nontag_(j,k))、β2=F2(A_nontag_(j,k),C(j,k),L_nontag_(j,k))、ただし、関数F1()、F2()は、A_nontag_(j,k)に対し単調非増加であり、L_nontag_(j,k)に対し単調非増加関数)で与えることを特徴とするレート制御システム。
  17. 請求項13または14に記載のレート制御システムにおいて、
    前記境界ノードは、フローiに対して予め定めた周期Ti毎に前記現在の送信可能レートAR_iをAR_i←max{AR_i×δ1,AR0_i×δ2}(δ1、δ2は0<δ2<δ1<1を満たす送信可能レート減少係数)により更新し、
    前記管理装置は、請求項13または14において送信可能レートの初期値をAR0_i←AR0_i×β1(β1は予め定めたパラメータで0<β1<1)により変更する指示を境界ノードに通知する代わりに、前記送信可能レート減少係数δ1の値をδ1←δ1×β1により変更する指示を境界ノードに通知し、かつ、請求項13または14においてAR0_i←AR0_i×β2(β2は予め定めたパラメータでβ2>1)により変更する指示を境界ノードに通知する代わりに、前記送信可能レート減少係数δ1の値をδ1←min{δ1×β2,δmax}(δmaxは、0<δmax<1となる予め定めるパラメータ)により変更する指示を境界ノードに通知し、
    通知された境界ノードは、送信可能レートの初期値AR0_iを変更する代わりに、前記δ1を変更することを特徴とするレート制御システム。
  18. 通信網の入口に設けられ、ユーザフロー毎にトラヒックを監視し、その監視結果に応じてパケットヘッダにタギングをする境界ノードと、通信網の内部に設けられ、タギングの有無とそのときの輻輳状況に応じてパケットの選択廃棄を実施する内部ノードと、を備え、各フローのパケット転送レートを制御するレート制御システムであって、
    前記境界ノードは、各フローに対して送信可能レートを与え、前記送信可能レートを超えて転送されているパケットにタギングをし、前記送信可能レートはフローの持続時間に応じて減少させ、
    前記内部ノードは、網が輻輳した場合にはタギングされたパケットを優先的に廃棄するレート制御システムにおいて、
    境界ノードは、各フローに対してトラヒックを監視する代わりに、高レートフローとなる可能性のあるフローのみに対しトラヒックを監視し、その結果に基づきパケットヘッダにタギングを行うことを特徴とするレート制御システム。
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