JP2011146094A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】バス配線数を削減しつつ動作時の電流消費を抑えられる半導体集積回路を提供すること。
【解決手段】複数のバンク(バンク1、バンク2)に分割されるとともに多ビットのデータを処理する回路ユニット(例えば、メモリセルアレイプレート)と、多ビットのデータの入出力が行われる複数の入出力回路I/O1〜I/O4と、対応するデータ入出力回路I/O1〜I/O4と回路ユニットとを電気的に接続する複数のバス配線(b11、b12、b21、b22、b31、b32、b41、b42)と、を備え、バス配線のうち、バンク間を跨るように配置され、かつ、接続される前記バンクが互いに異なる2本以上のバス配線(b12とb31、b22とb41)は、中間部分にて共通化された共通バス配線(BUS13、BUS24)を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回路ユニットと入出力回路との間を接続する複数のバス配線を有する半導体集積回路に関し、特に、データ幅が多い半導体集積回路に関する。
半導体集積回路において、メモリにおけるデータ処理能力を向上させるには、メモリコアの動作周波数アップだけでは追いつかないために、バス配線幅を大きくする傾向にある。特に、ロジック内蔵マクロでは、製品チップ間のインタフェース(I/F)の影響がないためにバス配線幅を大きくできる点で高性能、低パワーの実現に有利となっている。一方、メモリ容量の増大も進んでおり、大面積したメモリマクロでは、メモリセルアレイプレートを複数のバンクに分けて選択する方式が取られる。このような方式を取るとメモリセルアレイプレート部分のパワー削減や高速化に効果があるが、データ幅(ビット数)が多い場合にはバンク間を接続するバス配線の本数の増大を招き、回路素子ではなく上層の配線リソースリミットによるマクロ面積が増大するといった問題がある。このような問題はマクロ上の配線層数を増やせば改善するが、いずれもコストアップの問題になる。さらに、バス配線部分の消費電流がメモリプレート部分を追い越す状況になってきており、パワー増大化の問題もある。パワー増大化の問題に対して、現在は、最小配線ピッチでめいっぱい詰め込む設計で対応しているが、このトレンドでデータ幅(ビット数)やメモリ容量が更に増えると、将来は配線容量の増大によるパワー増大とコストアップのトレードオフの問題はより深刻化することが予想される。
以上のような視点から、特許文献1では、メモリブロックを2つのバンク(領域)に分割し、2つのバンク間の切り替えに使用するデータ線(バス配線)を入出力パッド(I/Oパッド)列に対して垂直方向に配置し、バンク内のメモリブロック上を通過させる構成が開示されている。
また、特許文献1における従来例として、I/Oパッド列に対して平行に2つのバンクを配置した構成も示されている(図7参照;従来例1)。ここでは、それぞれのバンクとI/Oパッド間のバス配線を個別に設け、I/Oパッドごとに設けたマルチプレクサ回路(MPX回路)でこの切り替えを行う。2バンク分の横幅に合わせてI/Oパッドを配置した場合、バス配線領域(リソース)は2つのバンク間にまたがるデータバス本数分が必要になる。(図7では簡略化のためにデータ幅(ビット数)=4の場合で記載)
他にも最も一般的なデータバス配線構成を、従来例2として図8に示す。ここでは、2つのバンクに対してデータビット毎にバス配線を共通化した共通バス配線BUS11、BUS22、BUS33、BUS44を有しており、バンクの選択によりバス配線との間でデータのやり取りを可/不可に切り替えるトライステートバッファをDQ1〜DQ4内に持っている。
特開平8−96571号公報
特許文献1においては、2つのバンクをI/Oパッド列に対して垂直に配置した場合は、メモリブロックの回路上を通過させるために配線層の追加、もしくは配線スペースを空ける必要が生じる。この場合、バス配線リソースとして最低でも「データビット数×バンク数」になってしまう。
また、従来例1(図7参照)のように2つのバンクをI/Oパッド列に対して平行に配置しても、データビット数に相当するバス配線の本数は最低必要であり、配線レイアウトの領域確保もしくは上層の配線層追加が必要になる。図7では簡略化のためにデータ幅=4ビットと少ないが、ビット数が増えるとI/OパッドやMPX回路の素子はバス配線領域の下層におさまってしまい、面積リミットにはほとんど影響しない。また、従来例1では、各バンクとI/Oパッドとを結ぶバス配線が個別に存在しているために動作時の消費電流は少なくて済むメリットがあるが、バンク数の増加に伴いバス配線数が増えるので配線リソースが増大してコストアップとなる問題点が生じる。
さらに、従来例2(図8参照)においても共通バス本数はデータビット数と一致するために従来例1と同様になる。従来例2では、従来例1に対してMPX回路が省略されるが、共通バス配線BUS11、BUS22、BUS33、BUS44は全て長い配線になるので動作時の電流消費が大きくなる。
本発明の主な課題は、バス配線数を削減しつつ動作時の電流消費を抑えられる半導体集積回路を提供することである。
課題を解決(発明をする)にあたって、バス配線の配線リソースは何により決まってくるかを考えた(ここではバンク数=2の場合を想定している)。つまり、入出力回路I/O列と平行にバンクを配置した場合、各バンクのデータバッファ回路DQの近くに入出力回路I/Oがある場合と無い場合が生じる。バンク間を跨る部分が最も配線本数が多くなるが、ここにバス配線を通さなくてはならないケースでは、入出力回路I/Oが選択されたバンクの近くに無い(隣のバンクの下に有る)場合であり、それぞれのバンクからは半数の入出力回路I/Oが対象になるため、トータルでは「入出力回路I/O数=データ幅」が最低数として考えられてきた。しかし、バンクの選択を考慮すれば、実際にバンク間を跨いで信号を伝達しているバス配線、つまり使用しているバス配線は常に半分である。よって、使用しているバス配線と使用していないバス配線を共通化できれば、今までの限界であった最低必要なバス配線リソースを半分に削減できるはずである。そこで、以下のような発明に至った。
本発明の第1の視点においては、半導体集積回路において、複数のバンクに分割されるとともに多ビットのデータを処理する回路ユニットと、多ビットのデータの入出力が行われる複数の入出力回路と、対応する前記データ入出力回路と前記回路ユニットとを電気的に接続する複数のバス配線と、を備え、前記バス配線のうち、前記バンク間を跨るように配置され、かつ、接続される前記バンクが互いに異なる2本以上のバス配線は、中間部分にて共通化された共通バス配線を有することを特徴とする。
本発明の前記半導体集積回路において、前記回路ユニットは、1ビットのデータを保持するメモリセルをアレイ配置したメモリセルアレイを含み、前記メモリセルアレイは、ビットごとに配された複数のデータバッファ回路を介して、対応するバス配線と電気的に接続されることが好ましい。
本発明の前記半導体集積回路において、前記入出力回路は、前記バンクの選択に応じて切り替えるマルチプレクサ回路を介して、対応する2本以上のバス配線と電気的に接続されることが好ましい。
本発明の前記半導体集積回路において、前記共通バス配線のうち、長さが均等である共通バス配線が2個以上存在することが好ましい。
本発明の前記半導体集積回路において、前記共通バス配線のうち、互いに同一線上にて抵触しない共通バス配線が2個以上存在することが好ましい。
本発明の第2の視点においては、半導体集積回路において、第1の領域に、複数のセルを有する第1のセルアレイと、前記第1のセルアレイに入出力する複数本の第1のローカルバスと、前記第1のローカルバスの本数よりも少ない第1の入出力部と、を備え、第2の領域に、複数のセルを有する第2のセルアレイと、前記第2のセルアレイに入出力する複数本の第2のローカルバスと、前記第2のローカルバスの本数よりも少ない第2の入出力部と、を備え、少なくとも前記第1の領域と前記第2の領域との間に挟まれる第3の領域に、前記第1のセルアレイが選択されるときに所定の前記第1のローカルバスと前記第2の入出力部とを結合し、前記第2のセルアレイが選択されるときに所定の前記第2のローカルバスと前記第1の入出力部とを結合する共通バス配線を備え、前記共通バス配線は、前記第1のローカルバス及び第2のローカルバスのいずれの本数よりも少ないことを特徴とする。
本発明の前記半導体集積回路において、前記第1のローカルバス及び前記第2のローカルバスの本数は、それぞれ2本以上であることが好ましい。
本発明の前記半導体集積回路において、前記第1の領域に配されるとともに、前記第1のセルアレイが選択されるときに、所定の前記第1のローカルバスと前記共通バス配線を介して前記第2の入出力部とを結合し、かつ、他の所定の前記第1のローカルバスと前記第1の入出力部とを結合する第1のスイッチと、前記第2の領域に配されるとともに、前記第2のセルアレイが選択されるときに、所定の前記第2のローカルバスと前記共通バス配線を介して前記第1の入出力部とを結合し、かつ、他の所定の前記第2のローカルバスと前記第2の入出力部とを結合する第2のスイッチと、を備え、前記第2のスイッチは、前記第1のスイッチと相補的に制御されることが好ましい。
本発明の前記半導体集積回路において、前記第1の領域に配設されるとともに、前記第1のセルアレイが選択されるときに、所定の前記第2のローカルバスと前記共通バス配線を介して前記第1の入出力部とを結合せず、かつ、他の所定の前記第1のローカルバスと前記第1の入出力部とを結合し、前記第2のセルアレイが選択されるときに、所定の前記第2のローカルバスと前記共通バス配線を介して前記第1の入出力部とを結合し、かつ、他の所定の前記第1のローカルバスと前記第1の入出力部とを結合しない第3のスイッチと、前記第2の領域に配設されるとともに、前記第2のセルアレイが選択されるときに、所定の前記第1のローカルバスと前記共通バス配線を介して前記第2の入出力部とを結合せず、かつ、他の所定の前記第2のローカルバスと前記第2の入出力部とを結合し、前記第1のセルアレイが選択されるときに、所定の前記第1のローカルバスと前記共通バス配線を介して前記第1の入出力部とを結合し、かつ、他の所定の前記第2のローカルバスと前記第2の入出力部とを結合しない第4のスイッチと、を備えることが好ましい。
本発明によれば、バンク間を跨るバス配線のうち、使用しているバス配線の中間部分と使用していないバス配線の中間部分とを共通化することにより、今までの限界であった最低必要なバス配線リソースを半分以下に削減でき、バス配線の削減によるパワー増加が生じるトレードオフが解消するので、結果として、パワー削減効果も期待できる。
本発明の実施例1に係る半導体集積回路の構成を模式的に示した回路図である。 本発明の実施例1に係る半導体集積回路におけるバス配線の共通化を説明するためのレイアウト図である。 本発明の実施例2に係る半導体集積回路におけるバス配線周りの回路構成を模式的に示したレイアウト図である。 本発明の実施例3に係る半導体集積回路におけるバス配線周りの回路構成を模式的に示したレイアウト図である。 本発明の実施例4に係る半導体集積回路におけるバス配線周りの回路構成を模式的に示したレイアウト図である。 本発明の実施例5に係る半導体集積回路の構成を模式的に示した回路図である。 従来例1に係る半導体集積回路の構成を模式的に示した回路図である。 従来例2に係る半導体集積回路の構成を模式的に示した回路図である。
本発明の実施形態1に係る半導体集積回路では、複数のバンク(図1のバンク1、バンク2)に分割されるとともに多ビットのデータを処理する回路ユニット(例えば、図1のメモリセルアレイプレート)と、多ビットのデータの入出力が行われる複数の入出力回路(図1のI/O1〜I/O4)と、対応する前記データ入出力回路と前記回路ユニットとを電気的に接続する複数のバス配線(図1のb11、b12、b21、b22、b31、b32、b41、b42)と、を備え、前記バス配線のうち、前記バンク間を跨るように配置され、かつ、接続される前記バンクが互いに異なる2本以上のバス配線(図1のb12とb31、b22とb41)は、中間部分にて共通化された共通バス配線(図1のBUS13、BUS24)を有する。
本発明の実施形態2に係る半導体集積回路では、第1の領域(図6の10)に、複数のセルを有する第1のセルアレイ(図6の11)と、前記第1のセルアレイに入出力する複数本の第1のローカルバス(図6の12a、12b)と、前記第1のローカルバスの本数よりも少ない第1の入出力部(図6の15)と、を備え、第2の領域(図6の20)に、複数のセルを有する第2のセルアレイ(図6の21)と、前記第2のセルアレイに入出力する複数本の第2のローカルバス(図6の22a、22b)と、前記第2のローカルバスの本数よりも少ない第2の入出力部(図6の25)と、を備え、少なくとも前記第1の領域と前記第2の領域との間に挟まれる第3の領域(図6の30)に、前記第1のセルアレイが選択されるときに所定の前記第1のローカルバスと前記第2の入出力部とを結合し、前記第2のセルアレイが選択されるときに所定の前記第2のローカルバスと前記第1の入出力部とを結合する共通バス配線(図6の31)を備え、前記共通バス配線は、前記第1のローカルバス及び第2のローカルバスのいずれの本数よりも少ない。
本発明の実施例1に係る半導体集積回路について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施例1に係る半導体集積回路の構成を模式的に示した回路図である。図2は、本発明の実施例1に係る半導体集積回路におけるバス配線の共通化を説明するためのレイアウト配置図である。
図1を参照すると、半導体集積回路は、バス配線の幅が広いロジック製品に内蔵されるメモリマクロの回路を有するものであり、メモリセルアレイプレートと、制御デコーダと、データバッファ回路DQ1〜DQ4と、マルチプレクサ回路MPXと、入出力回路I/O1〜I/O4と、バス配線b11、b12、b21、b22、b31、b32、b41、b42と、を有する。
メモリセルアレイプレートは、1ビットのデータを保持するメモリセル(図示せず)をマトリックス状にアレイ配置したものである。なお、メモリセルアレイプレートは、階層的に更に小さなサブアレイ領域の集合体とした構成でもよい。メモリセルアレイプレートは、メモリセルのアドレスを選択するデコード回路(図示せず)と、選択されたメモリセルからデータを読み出しするためのセンスアンプ(図示せず)と、選択されたメモリセルにデータを書き込みするための書き込み回路(図示せず)と、がセルピッチに合わせてアレイ配置されている。メモリセルアレイプレートは、平面的に矩形状の領域となっている。メモリセルアレイプレートは、入出力回路I/O1〜I/O4の列と同じ方向で2つに分割されており、一方(図の右側)のメモリセルアレイプレートをバンク1とし、他方(図の左側)のメモリセルアレイプレートをバンク2とする。
制御デコーダは、バンク1及びバンク2のメモリセルアレイプレートにおけるデコード回路を制御する部分であり、バンク1とバンク2との間の領域に配置されている。
データバッファ回路DQ1〜DQ4は、メモリセルアレイプレート内のデータの入出力を行う回路であり、バンク1及びバンク2の領域の一辺(図の下側の辺)にてデータビット数だけ配置されている。通常、このデータビット数は多いが(100〜1000ビット程度)、図1の例では簡略化して4ビットとして示している。各バンク(バンク1及びバンク2)のデータバッファ回路DQ1は、対応するバス配線(b11、b12)及びマルチプレクサ回路MPXを介して、入出力回路I/O1と電気的に接続されている。データバッファ回路DQ2〜DQ4についても、同様に、対応するバス配線(b21、b22、b31、b32、b41、b42)及びマルチプレクサ回路MPXを介して、対応する入出力回路I/O2〜I/O4と電気的に接続されている。
マルチプレクサ回路MPXは、バンク選択情報に基づいて、バンク1、バンク2を切り替えるための回路であり、入出力回路I/O1〜I/O4の近傍に配置されている。例えば、入出力回路I/O1のマルチプレクサ回路MPXは、バンク1を選択する時はバス配線b11側を接続し、バンク2を選択する時はバス配線b12側を接続してデータ情報を伝達する。入出力回路I/O2〜I/O4のマルチプレクサ回路MPXについても、同様である。
入出力回路I/O1〜I/O4は、マクロのデータの入出力を行う回路である。入出力回路I/O1〜I/O4は、メモリ全体の一辺(下側の辺)に沿って順番に並べられている。入出力回路I/O1、I/O2は、バンク1の下に配置されている。入出力回路I/O3、I/O4は、バンク2の下に配置されている。
バス配線b11、b12、b21、b22、b31、b32、b41、b42は、対応するバンク1及びバンク2のデータバッファ回路DQ1〜DQ4と、対応する入出力回路I/O1〜I/O4のマルチプレクサ回路MPXと、の間のデータのやり取りするための伝送路である。つまり、バス配線b11は、バンク1のデータバッファ回路DQ1と、入出力回路I/O1のマルチプレクサ回路MPXとを接続する。バス配線b12は、バンク2のデータバッファ回路DQ1と、入出力回路I/O1のマルチプレクサ回路MPXとを接続する。バス配線b21は、バンク1のデータバッファ回路DQ2と、入出力回路I/O2のマルチプレクサ回路MPXとを接続する。バス配線b22は、バンク2のデータバッファ回路DQ2と、入出力回路I/O2のマルチプレクサ回路MPXとを接続する。バス配線b31は、バンク1のデータバッファ回路DQ3と、入出力回路I/O3のマルチプレクサ回路MPXとを接続する。バス配線b32は、バンク2のデータバッファ回路DQ3と、入出力回路I/O3のマルチプレクサ回路MPXとを接続する。バス配線b41は、バンク1のデータバッファ回路DQ4と、入出力回路I/O1のマルチプレクサ回路MPXとを接続する。バス配線b42は、バンク2のデータバッファ回路DQ4と、入出力回路I/O4のマルチプレクサ回路MPXとを接続する。
バス配線b11、b12、b21、b22、b31、b32、b41、b42のうち、バス配線b11、b21は、バンク1の下に配置された対応する入出力回路I/O1、I/O2と接続されるので、個別に存在する。同様に、バス配線b32、b42は、バンク2の下に配置された対応する入出力回路I/O3、I/O4と接続されるので、個別に存在する。
バス配線b11、b12、b21、b22、b31、b32、b41、b42のうち、バンク1とバンク2との間を跨るように配されたバス配線b12、b22、b31、b41は、所定の組合せで、中間部分が共通化されている。例えば、図1では、バス配線b12の中間部分と、バス配線b31の中間部分とを共通化して、共通バス配線BUS13としている。そして、バス配線b22の中間部分と、バス配線b41の中間部分とを共通化して、共通バス配線BUS24としている。このため、バンク1とバンク2との間を跨る部分でのバス配線の本数は、図1の例では2本となり、データ幅(ビット数)=4の半分で実現できる。
ここで、図2を参照すると、バンク1の下にある入出力回路I/O1、I/O2、及び、バンク2の下にある入出力回路I/O3、I/O4からバンク1及びバンク2のデータバッファ回路DQ1〜DQ4のそれぞれに接続されるバス配線b11、b12、b21、b22、b31、b32、b41、b42を共通化しない状態で示している。バンク1のデータバッファ回路DQ1〜DQ4に接続されるバス配線b11、b21、b31、b41を実線で示し、バンク2のデータバッファ回路DQ1〜DQ4に接続されるバス配線b12、b22、b32、b42を点線で示している。バンク1とバンク2との間を跨る部分に配置された点線のバス配線b12、b22と、実線のバス配線b31、b41とが共通化できることがわかる。各バンク領域の近くにある入出力回路I/O1〜I/O4の配置において、右側〜左側までの並びに合わせて共通化可能なバス配線の組合せ(例えば、バス配線b12とバス配線31の組合せ、バス配線b22とバス配線41の組合せ)を設定すると、図1のように共通バス配線BUS13、BUS24が最も短く均等になる。更に、この組合せの設定では、バンク1とバンク2との間を跨がない個別のバス配線b11、b21、b32、b42とのオーバーラップが防げるために、バス配線が配置される領域が全体にわたって、配線リソース(スペース)を半分(図の上下方向に半分)に収めることが可能になる。
なお、共通バス配線の均等性に拘らなければ、バス配線b12の中間部分と、バス配線b41の中間部分とを共通化し、バス配線b22の中間部分と、バス配線b31の中間部分とを共通化する組合せでもよい。
次に、本発明の実施例1に係る半導体集積回路の動作について説明する。
まず、リード動作について説明する。入力アドレス要求によりバンク1もしくはバンク2が選択され、選択されたメモリセルアレイプレート内のメモリセルのデータをデータ幅4ビット同時に読み出し、入出力回路I/O1〜4を通して出力する。
例えば、バンク1を選択した場合、バンク1のメモリセルアレイプレートが活性化され、データバッファ回路DQ1〜DQ4は読み出しデータをバス配線b11、b21、b31、b41に出力する。このとき、バンク2は非活性化状態となるので、バンク2のデータバッファ回路DQ1〜DQ4の出力はOFF状態になっている。入出力回路I/O1〜I/O4毎に存在するマルチプレクサ回路MPXは、バンク1側のバス配線bx1(xは1〜4)の信号を入出力回路I/O1〜I/O4に伝達し、バンク2側のバス配線bx2(xは1〜4)の信号は入出力回路I/O1〜I/O4に伝達しない。バンク1のデータバッファ回路DQ3の出力信号は、共通バス配線BUS13に伝達されるが、この時、入出力回路I/O3のマルチプレクサ回路MPXがバス配線b31側でON、バンク2のデータバッファ回路DQ1の出力信号がOFF、入出力回路I/O1のマルチプレクサ回路MPXがバス配線b12側でOFFのため、正しく入出力回路I/O3に伝達される。同様に、バンク1のデータバッファ回路DQ4の出力信号も、Bus24を通して、正しく入出力回路I/O4に伝達される。
また、バンク2を選択した場合、バンク1のデータバッファ回路DQ1〜DQ4の出力信号がOFFとなり、マルチプレクサ回路MPXがバンク1側のバス配線bx1(xは1〜4)側でOFFとなるので、バンク2のデータバッファ回路DQ1、DQ2の出力信号が対応する共通バス配線BUS13、BUS24を通して対応する入出力回路I/O1、I/O2に伝達される。
つまり、この共通バス配線BUS13は、バンク1を選択した場合には入出力回路I/O3のデータ転送用として使用され、バンク2を選択した場合には入出力回路I/O1のデータ転送用として使用される。
一方、ライト動作では、書き込みデータ情報が入出力回路I/O1〜I/O4からメモリセルアレイプレートに向けて伝送される。つまり、ライト動作では、データの伝送方向がリード動作の伝送方向と逆になるだけで、マルチプレクサ回路MPX及びバス配線b11、b12、b21、b22、b31、b32、b41、b42の使われ方はリード動作と同じである。
実施例1によれば、メモリセルアレイプレートが複数のバンクに分割された回路構成で多ビットデータのリード、ライト処理を行う場合において、バンク間を跨るように配されたバス配線の中間部分を所定の組合せで共通化することで、入出力回路I/O列と各バンク間を接続するバス配線リソースが削減される。また、バス配線リソースが削減されることで、面積縮小もしくは配線層数の削減によりコストダウンを図ることができる。さらに、バス配線を減らすことによるパワー増加が生じるトレードオフが解消するので、結果として、パワー削減効果も期待できる。
本発明の実施例2に係る半導体集積回路について図面を用いて説明する。図3は、本発明の実施例2に係る半導体集積回路におけるバス配線周りの回路構成を模式的に示したレイアウト図である。
実施例2は、バンク数を3個、かつ、各バンクのビット数を3個にし、バス配線の中間部分を所定の2本の組合せで共通化した例である。図3では、説明の容易化のために、データ幅(ビット数)を3として、入出力回路I/O1〜I/O3をバンク1〜3の近くに(下に)分散させた配置している。つまり、バンク1の下に入出力回路I/O1及びそのマルチプレクサ回路MPXを配置し、バンク2の下に入出力回路I/O2及びそのマルチプレクサ回路MPXを配置し、バンク3の下に入出力回路I/O3及びそのマルチプレクサ回路MPXを配置している。なお、図3では、バンク1〜バンク3のメモリセルアレイプレート及び制御デコーダを省略している。
入出力回路I/O1のマルチプレクサ回路MPXは、バス配線b11を通じてバンク1のデータバッファ回路DQ1に接続され、バス配線b12を通じてバンク2のデータバッファ回路DQ1に接続され、バス配線b13を通じてバンク3のデータバッファ回路DQ1に接続されている。入出力回路I/O2のマルチプレクサ回路MPXは、バス配線b21を通じてバンク1のデータバッファ回路DQ2に接続され、バス配線b22を通じてバンク2のデータバッファ回路DQ2に接続され、バス配線b23を通じてバンク3のデータバッファ回路DQ2に接続されている。入出力回路I/O3のマルチプレクサ回路MPXは、バス配線b31を通じてバンク1のデータバッファ回路DQ3に接続され、バス配線b32を通じてバンク2のデータバッファ回路DQ3に接続され、バス配線b33を通じてバンク3のデータバッファ回路DQ3に接続されている。
マルチプレクサ回路MPXは、各バンク1〜3からのバス配線bx1、bx2、bx3(xは1〜3)を選択する3個のスイッチを持っている。
2つのバンク間を跨ぐバス配線の中間部分を所定の組合せで共通化させる実施例1の考え方に倣い、3個のバンク中の所定の2個のバンク間に当てはめて、バス配線の中間部分を所定の組合せで共通化している。図3では、バンク1とバンク2との間を跨ぐように配置されたバス配線b12の中間部分とバス配線b21の中間部分とを共通化した共通バス配線B12を有する。また、バンク2とバンク3との間を跨ぐように配置されたバス配線b23の中間部分とバス配線b32の中間部分とを共通化した共通バス配線B23を有する。また、バンク1とバンク3との間を跨ぐように配置されたバス配線b13の中間部分とバス配線b31の中間部分とを共通化した共通バス配線B13を有する。
共通バス配線BUS12と共通バス配線23は、レイアウト上、図の上下方向にオーバーラップしない(同一線上にて抵触しない)ので、バス配線リソースは2本ですむ。従来例1(図7参照)の構成では4本、従来例2(図8参照)の方式でも4本であり、従来までの最小配線スペースであるデータ幅(ビット数)=4より少なくできる。
ここで、実施例2の持つ意味として、バス配線の寄生容量による充放電電流が動作電流に大きく影響する点を合わせて考える。実施例2は、3本の共通バス配線BUS12、BUS23、BUS13に長さの差が生じる(但し、共通バス配線BUS12、BUS23の長さは同じにすることが可能)。バンク1又はバンク3を選択した場合には、1本が使用される長い配線(共通バス配線BUS13)、1本が使用される短い配線(バンク1を選択した場合は共通バス配線BUS12、バンク3を選択した場合は共通バス配線BUS23)と、他の1本が未使用の短い配線(バンク1を選択した場合は共通バス配線BUS23、バンク3を選択した場合は共通バス配線BUS12)になる。バンク2を選択した場合には、短い配線(共通バス配線BUS12、BUS23)の2本のみが使用され、長い配線(共通バス配線BUS13)が未使用となる。これは、従来例1(図7参照)の場合と同じである。一方、従来例2(図8参照)では長い共通バス配線BUS11、BUS22、BUS33、BUS44を常に4本使用するので約2倍の消費電流を必要とする。バンク数が2個以上に増えた場合、低パワー化設計として従来例1を使用するとバス配線リソースが増加(バス配線スペースはデータ幅(ビット数)より増加)してしまいコストアップが顕著になる。しかし、実施例2を使用することで低パワーを実現しながら、今まで最も配線リソースが少なかった従来例2よりも配線を減らせる。つまり、実施例2によれば、低パワー化と配線本数削減(コストダウン)を同時に実現できることになる。
本発明の実施例3に係る半導体集積回路について図面を用いて説明する。図4は、本発明の実施例3に係る半導体集積回路におけるバス配線周りの回路構成を模式的に示したレイアウト図である。
実施例3は、バンク数を3個、かつ、各バンクのビット数を3個にし、バス配線の中間部分を所定の3本の組合せで共通化した例である。つまり、実施例3は、バンク数=3、データ幅(ビット数)=3である実施例2(図3参照)と同じだが、バス配線の共通化の仕方を変えている。実施例2で示した共通バス配線BUS12に共通バス配線BUS13のバンク3の選択側のバス配線b13の中間部分を加えた3個のバンク共通の共通バス配線BUS123を設けた。同様に、実施例2で示した共通バス配線BUS23に共通バス配線BUS13のバンク1の選択側のバス配線b31の中間部分を加えた3個のバンク共通の共通バス配線BUS231を設けた。実施例3は、実施例2と同じでバス配線スペース=2本分ですむ。その他の構成は、実施例2と同様である。
実施例3によれば、実施例2に対して共通バス配線がBUS123、BUS231の2本になり、また長さも均一になるので、レイアウト配置やタイミング設計が容易になる。
本発明の実施例4に係る半導体集積回路について図面を用いて説明する。図5は、本発明の実施例4に係る半導体集積回路におけるバス配線周りの回路構成を模式的に示したレイアウト図である。
実施例4は、メモリ容量が増えて、バンク数が多くなった場合を想定したものである。図5では、説明の容易化のために、バンク数を4個、かつ、各バンクのビット数を4個にし、バス配線の中間部分を所定の2本又は4本の組合せで共通化し、入出力回路I/O1〜4をバンク1〜バンク4領域の近くに(下に)分散させた配置としている。つまり、バンク1の下に入出力回路I/O1及びそのマルチプレクサ回路MPXを配置し、バンク2の下に入出力回路I/O2及びそのマルチプレクサ回路MPXを配置し、バンク3の下に入出力回路I/O3及びそのマルチプレクサ回路MPXを配置し、バンク4の下に入出力回路I/O4及びそのマルチプレクサ回路MPXを配置している。なお、図5では、バンク1〜バンク4のメモリセルアレイプレート及び制御デコーダを省略している。
入出力回路I/O1のマルチプレクサ回路MPXは、バス配線b11を通じてバンク1のデータバッファ回路DQ1に接続され、バス配線b12を通じてバンク2のデータバッファ回路DQ1に接続され、バス配線b13を通じてバンク3のデータバッファ回路DQ1に接続され、バス配線b14を通じてバンク4のデータバッファ回路DQ1に接続されている。入出力回路I/O2のマルチプレクサ回路MPXは、バス配線b21を通じてバンク1のデータバッファ回路DQ2に接続され、バス配線b22を通じてバンク2のデータバッファ回路DQ2に接続され、バス配線b23を通じてバンク3のデータバッファ回路DQ2に接続され、バス配線b24を通じてバンク4のデータバッファ回路DQ4に接続されている。入出力回路I/O3のマルチプレクサ回路MPXは、バス配線b31を通じてバンク1のデータバッファ回路DQ3に接続され、バス配線b32を通じてバンク2のデータバッファ回路DQ3に接続され、バス配線b33を通じてバンク3のデータバッファ回路DQ3に接続され、バス配線b43を通じてバンク4のデータバッファ回路DQ3に接続されている。入出力回路I/O3のマルチプレクサ回路MPXは、バス配線b41を通じてバンク1のデータバッファ回路DQ4に接続され、バス配線b42を通じてバンク2のデータバッファ回路DQ4に接続され、バス配線b43を通じてバンク3のデータバッファ回路DQ4に接続され、バス配線b44を通じてバンク4のデータバッファ回路DQ4に接続されている。
マルチプレクサ回路MPXは、各バンク1〜4からのバス配線bx1、bx2、bx3、bx4(xは1〜4)を選択する4個のスイッチを持っている。
実施例4は、実施例1〜3の考えと同様にバンク間を跨るバス配線の中間部分で共通化してゆくと、バンク1とバンク2との間を跨ぐように配置されたバス配線b12の中間部分とバス配線b21の中間部分とを共通化した共通バス配線B12を有する。また、バンク2とバンク3との間を跨ぐように配置されたバス配線b23の中間部分とバス配線b32の中間部分とを共通化した共通バス配線B23を有する。また、バンク3とバンク4との間を跨ぐように配置されたバス配線b43の中間部分とバス配線b34の中間部分とを共通化した共通バス配線B34を有する。また、バンク1とバンク4との間を跨ぐように配置されたバス配線b14の中間部分とバス配線b41の中間部分とを共通化した共通バス配線B14を有する。さらに、バンク1とバンク3との間を跨ぐように配置されたバス配線b31、b13、及び、バンク2とバンク4との間を跨ぐように配置されたバス配線b42、b24の4本のバス配線の中間部分を共通化した共通バス配線BUS1234を有する。
共通バス配線BUS12、BUS23、BUS34は、短い共通バス配線で実現でき、互いに図の上下方向でオーバーラップしないので1本の配線リソースで実現できる。ところが、バス配線b13、b24、b31、b42の中間部分を所定の2本の組合せで共通化すると、共通バス配線が2本必要となり、2本分の配線リソースが必要となり、合計4本分の配線リソースが必要になってしまう。しかしながら、バス配線b13、b24、b31、b42はバンクの選択に重なりがないので、バス配線b13、b24、b31、b42の各中間部分を共通化して共通配線BUS1234として1本の共通バス配線(図中のハッチング領域が共通バス線になる)にできるので、合計を3本分の配線リソースに削減できる。
また、実施例4の手法として、バンク数を増やしていった場合の一般式は、以下の[数式1]のようになり、常に従来例よりも少ない配線リソースが実現できる。
[数式1]
バス配線リソース本数=n×(m−1)/m
n=ビット数
m=バンク数
[数式1]の「バス配線リソース本数」は、n個の入出力回路I/Oはm個のバンクの近くに(下に)均等に振り分けられていると想定した場合のバス配線領域において必要となる最低のバス配線リソース本数である。
バンク数を4個、かつ、各バンクのビット数を4個にした場合、従来例1(図7参照)の手法では配線リソースが8本必要となり、従来例2(図8参照)の手法でも配線リソースが4本必要となるが、実施例4によれば、低パワーに適した従来例1と比べると配線リソースが半分以下(図5では3本)になる。
なお、本発明において、ビット数がバンク数できれいに割り切れない場合や、入出力回路I/Oの配置に偏りが生じる場合には、本発明(実施例1〜4)の手法を適応できる領域に絞って適応し、残った領域に従来例の手法を用いることも可能である。つまり、データ幅(ビット数)やバンク数により効果は異なってくるが、従来のバス駆動回路の構成と組み合わせることも可能である。
また、実施例1〜4では、複数のバンクを入出力回路I/O列に水平に配置した場合について説明したが、複数のバンクを入出力回路I/O列に垂直な方向に配置してマトリックス状になった場合でも、本発明(実施例1〜4)の手法をバス配線の水平方向に延在している中間部分の共通化処理に適応することができる。
また、本発明に係る半導体集積回路の構成は、多ビットのデータを処理する多バンクの構成の回路ユニットならば、必ずバス配線は必要になるので、どのような種類のメモリにおいても適応できる。また、メモリ以外のある機能を持った処理回路においても、多ビットの入出力回路I/Oと複数のバンクの構成であれば、バス配線は存在するので、本発明(実施例1〜4)に係る半導体集積回路の構成を適応することが可能である。
本発明の実施例5に係る半導体集積回路について図面を用いて説明する。図6は、本発明の実施例5に係る半導体集積回路の構成を模式的に示した回路図である。
実施例5に係る半導体集積回路は、第1のセルアレイ11に係る第1のローカルバス12bから第2の入出力部25に通ずるバス配線と、第2のセルアレイ21に係る第2のローカルバス22aから第1の入出力部15に通ずるバス配線と、の中間部分を共通化した共通バス配線31を、第1のセルアレイ11と第2のセルアレイ21との間にある第3の領域30を跨るように配設し、第1のセルアレイ11か第2のセルアレイ21かを選択するためのスイッチ13、14、23、24を設けたものである。
半導体集積回路は、第1の領域10と、第2の領域20と、第1の領域10と第2の領域20との間に挟まれる第3の領域30と、を有する。
第1の領域10は、複数のセルを有する第1のセルアレイ11と、第1のセルアレイ11に入出力する複数本の第1のローカルバス12a、12bと、第1のローカルバス12a、12bの本数よりも少ない第1の入出力部15と、を備える領域である。なお、第1のローカルバス12a、12bの本数は、図6では2本であるが、2本以上であってもよい。第1の入出力部15は、例えば、パッド、回路、ポートとすることができる。また、第1の領域10には、第1のセルアレイ11が選択されるときに、第1のローカルバス12bと共通バス配線31を介して第2の入出力部25とを結合し、かつ、第1のローカルバス12aと第1の入出力部15とを結合する第1のスイッチ13が配設されている。第1のスイッチ13は、コントローラ(図示せず)により第2のスイッチ23と相補的に制御される。また、第1の領域10には、第1のセルアレイ11が選択されるときに、第2のローカルバス22aと共通バス配線31を介して第1の入出力部15とを結合せず、かつ、第1のローカルバス12aと第1の入出力部15とを結合し、第2のセルアレイ21が選択されるときに、第2のローカルバス22aと共通バス配線31を介して第1の入出力部15とを結合し、かつ、第1のローカルバス12aと第1の入出力部15とを結合しない第3のスイッチ14が配設されている。第3のスイッチ14は、マルチプレクサ回路に相当するものであり、コントローラ(図示せず)により第4のスイッチ24と抵触しないように(共通バス配線31に通ずる配線が同時にONにならないように)制御される。
第2の領域20は、複数のセルを有する第2のセルアレイ21と、第2のセルアレイ21に入出力する複数本の第2のローカルバス22a、22bと、第2のローカルバス22a、22bの本数よりも少ない第2の入出力部25と、を備える領域である。なお、第2のローカルバス22a、22bの本数は、図6では2本であるが、2本以上であってもよい。第2の入出力部25は、例えば、パッド、回路、ポートとすることができる。また、第2の領域20には、第2のセルアレイ21が選択されるときに、第2のローカルバス22aと共通バス配線31を介して前記第1の入出力部15とを結合し、かつ、第2のローカルバス22bと第2の入出力部25とを結合する第2のスイッチ23が配設されている。第2のスイッチ23は、コントローラ(図示せず)により第1のスイッチ13と相補的に制御される。また、第2の領域20には、第2のセルアレイ21が選択されるときに、第1のローカルバス12bと共通バス配線31を介して第2の入出力部25とを結合せず、かつ、第2のローカルバス22bと第2の入出力部25とを結合し、第1のセルアレイ11が選択されるときに、第1のローカルバス12bと共通バス配線31を介して第1の入出力部15とを結合し、かつ、第2のローカルバス22bと第2の入出力部25とを結合しない第4のスイッチ24が配設されている。第4のスイッチ24は、マルチプレクサ回路に相当するものであり、コントローラ(図示せず)により第3のスイッチ14と抵触しないように(共通バス配線31に通ずる配線が同時にONにならないように)制御される。
第3の領域30は、第1の領域10と第2の領域20との間に挟まれた領域である。第3の領域30には、共通バス配線31が跨るように配設されている。共通バス配線31は、第1のローカルバス12bから第2の入出力部25に通ずるバス配線と、第2のローカルバス22aから第1の入出力部15に通ずるバス配線と、の中間部分を共通化したバス配線であり、第1のセルアレイ11が選択されるときに第1のローカルバス12bと第2の入出力部25とを結合し、第2のセルアレイ21が選択されるときに第2のローカルバス22aと第1の入出力部15とを結合する。共通バス配線31は、第1のローカルバス12a、12b及び第2のローカルバス22a、22bのいずれの本数よりも少ない。
実施例5によれば、実施例1と同様な効果を奏する。
本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
DQ1〜DQ4 データバッファ回路
b1、b11、b12、b13、b14 バス配線
b2、b21、b22、b23、b24 バス配線
b3、b31、b32、b33、b34 バス配線
b4、b41、b42、b43、b44 バス配線
BUS12、BUS13、BUS14 共通バス配線
BUS23、BUS24、BUS34 共通バス配線
BUS123、BUS231、BUS1234 共通バス配線
BUS11、BUS22、BUS33、BUS44 共通バス配線
MPX マルチプレクサ回路
I/O1〜I/O4 入出力回路
第1の領域10
第1のセルアレイ11
第1のローカルバス12a(他の所定の第1のローカルバス)
第1のローカルバス12b(所定の第1のローカルバス)
第1のスイッチ13
第3のスイッチ14
第1の入出力部15
第2の領域20
第2のセルアレイ21
第2のローカルバス22a(所定の第2のローカルバス)
第2のローカルバス22b(他の所定の第2のローカルバス)
第2のスイッチ23
第4のスイッチ24
第2の入出力部25
第3の領域30
共通バス配線31

Claims (9)

  1. 複数のバンクに分割されるとともに多ビットのデータを処理する回路ユニットと、
    多ビットのデータの入出力が行われる複数の入出力回路と、
    対応する前記データ入出力回路と前記回路ユニットとを電気的に接続する複数のバス配線と、
    を備え、
    前記バス配線のうち、前記バンク間を跨るように配置され、かつ、接続される前記バンクが互いに異なる2本以上のバス配線は、中間部分にて共通化された共通バス配線を有することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記回路ユニットは、1ビットのデータを保持するメモリセルをアレイ配置したメモリセルアレイを含み、
    前記メモリセルアレイは、ビットごとに配された複数のデータバッファ回路を介して、対応するバス配線と電気的に接続されることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 前記入出力回路は、前記バンクの選択に応じて切り替えるマルチプレクサ回路を介して、対応する2本以上のバス配線と電気的に接続されることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  4. 前記共通バス配線のうち、長さが均等である共通バス配線が2個以上存在することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の半導体集積回路。
  5. 前記共通バス配線のうち、互いに同一線上にて抵触しない共通バス配線が2個以上存在することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の半導体集積回路。
  6. 第1の領域に、
    複数のセルを有する第1のセルアレイと、
    前記第1のセルアレイに入出力する複数本の第1のローカルバスと、
    前記第1のローカルバスの本数よりも少ない第1の入出力部と、
    を備え、
    第2の領域に、
    複数のセルを有する第2のセルアレイと、
    前記第2のセルアレイに入出力する複数本の第2のローカルバスと、
    前記第2のローカルバスの本数よりも少ない第2の入出力部と、
    を備え、
    少なくとも前記第1の領域と前記第2の領域との間に挟まれる第3の領域に、
    前記第1のセルアレイが選択されるときに所定の前記第1のローカルバスと前記第2の入出力部とを結合し、前記第2のセルアレイが選択されるときに所定の前記第2のローカルバスと前記第1の入出力部とを結合する共通バス配線を備え、
    前記共通バス配線は、前記第1のローカルバス及び第2のローカルバスのいずれの本数よりも少ないことを特徴とする半導体集積回路。
  7. 前記第1のローカルバス及び前記第2のローカルバスの本数は、それぞれ2本以上であることを特徴とする請求項6に記載の半導体集積回路。
  8. 前記第1の領域に配されるとともに、前記第1のセルアレイが選択されるときに、所定の前記第1のローカルバスと前記共通バス配線を介して前記第2の入出力部とを結合し、かつ、他の所定の前記第1のローカルバスと前記第1の入出力部とを結合する第1のスイッチと、
    前記第2の領域に配されるとともに、前記第2のセルアレイが選択されるときに、所定の前記第2のローカルバスと前記共通バス配線を介して前記第1の入出力部とを結合し、かつ、他の所定の前記第2のローカルバスと前記第2の入出力部とを結合する第2のスイッチと、
    を備え、
    前記第2のスイッチは、前記第1のスイッチと相補的に制御されることを特徴とする請求項6又は7記載の半導体集積回路。
  9. 前記第1の領域に配設されるとともに、前記第1のセルアレイが選択されるときに、所定の前記第2のローカルバスと前記共通バス配線を介して前記第1の入出力部とを結合せず、かつ、他の所定の前記第1のローカルバスと前記第1の入出力部とを結合し、前記第2のセルアレイが選択されるときに、所定の前記第2のローカルバスと前記共通バス配線を介して前記第1の入出力部とを結合し、かつ、他の所定の前記第1のローカルバスと前記第1の入出力部とを結合しない第3のスイッチと、
    前記第2の領域に配設されるとともに、前記第2のセルアレイが選択されるときに、所定の前記第1のローカルバスと前記共通バス配線を介して前記第2の入出力部とを結合せず、かつ、他の所定の前記第2のローカルバスと前記第2の入出力部とを結合し、前記第1のセルアレイが選択されるときに、所定の前記第1のローカルバスと前記共通バス配線を介して前記第1の入出力部とを結合し、かつ、他の所定の前記第2のローカルバスと前記第2の入出力部とを結合しない第4のスイッチと、
    を備えることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一に記載の半導体集積回路。
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