JP2011145490A - 非電気泳動粒子、電気泳動粒子分散液、および電気泳動表示媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】着色剤2Bを含む母粒子2と、母粒子2の表面に、該母粒子2の0.01質量%以上50質量%以下の吸着率で吸着し、少なくとも液晶基を有するモノマーを含んで重合された液晶基含有共重合体4と、を含有する非電気泳動粒子。
【選択図】図1
Description
また、前記電気泳動粒子として、ビニルナフタレンを含む電気泳動粒子を用いた技術が知られている(例えば、特許文献6参照)。
請求項1に係る発明は、
着色剤を含む母粒子と、
前記母粒子の表面に、該母粒子の0.01質量%以上50質量%以下の吸着率で吸着し、少なくとも液晶基を有するモノマーを含んで重合された液晶基含有共重合体と、
を含有する非電気泳動粒子である。
前記液晶基含有共重合体が下記一般式(1)で表される構造単位を有する請求項1に記載の非電気泳動粒子である。
分散媒と、
前記分散媒に分散される請求項1または請求項2に記載の非電気泳動粒子と、
前記非電気泳動粒子とは異なる色を有し、前記分散媒に分散され、且つ電圧が印加された場合に前記分散媒中を泳動し得る電気泳動粒子と、
を有する電気泳動粒子分散液である。
少なくとも一方が透光性を有する一対の基板と、
前記一対の基板の少なくとも一方に保持される電極と、
前記一対の基板の間に封入された請求項3に記載の電気泳動粒子分散液と、
を備えた電気泳動表示媒体である。
本実施形態に係る非電気泳動粒子は、着色剤を含む母粒子と、前記母粒子の表面に、該母粒子の0.01質量%以上50質量%以下の吸着率で吸着し、少なくとも液晶基を有するモノマーを含んで重合された液晶基含有共重合体と、を含有することを特徴とする。
上記効果が得られるメカニズムは必ずしも明確ではないが以下のように推察される。液晶基は双極子を持ちそれ自体は電場が与えられても配向する向きを変えるだけで泳動することはない。そのため液晶基を有する本実施形態に係る非電気泳動粒子も、電場によって配向する向きを変えるだけで、その位置は変わらず、即ち分散媒中における泳動が抑制されるものと推察される。
本実施形態に係る非電気泳動粒子は、上記の通り母粒子の表面に、該母粒子に対し液晶基含有共重合体が0.01質量%以上50質量%以下の吸着率で吸着している。なお該吸着率はさらに0.1質量%以上であることがより望ましい。
非電気泳動粒子の分散液の各構成材料の分解温度を個別に熱重量分析によって測定する。それをもとに、非電気泳動粒子分散系を熱重量分析を行い、重量減少プロファイルからそれぞれの材料の重量比を算出する。算出した値を元に、吸着率(=液晶基含有共重合体/母粒子(尚「母粒子=着色剤+樹脂」である))の式から算出される。
本明細書に記載の数値は該方法によって測定されたものである。
本実施形態における液晶基含有共重合体は、既述の通り少なくとも液晶基を有するモノマーを含んで重合された共重合体である。尚、母粒子の表面に吸着する該液晶基含有共重合体の色は、母粒子の色に影響を与えないよう透明であることが望ましい。
液晶基を有するモノマーにが有する「液晶基」とは、電場が与えられることにより配向する性質を有する基を表す。
本実施形態における液晶基含有共重合体は、少なくとも前述の液晶基を有するモノマーとその他のモノマー、即ち液晶基を有しないモノマーとを重合した共重合体である。液晶基を有しないモノマーは単独で用いても、複数用いても構わない。
本実施形態において用いられる液晶基を有しないモノマーとしては、特に限定されるものではないが、共重合された際に下記一般式(2)で表される構造単位となるモノマーが好適に用いられる。以下のモノマーが用いられることで、後述する絶縁性液体等の分散媒中で非電気泳動粒子に分散安定性が付与され、非電気泳動粒子同士、非電気泳動粒子と電気泳動粒子との間での粒子間凝集が抑制される。
本実施形態における液晶基含有共重合体の合成方法は、前述の液晶基を有するモノマーと液晶基を有しないモノマーとを混合し、通常のラジカル重合やイオン重合等を行った後、精製することによって、例えば、アルコールやエーテル等の貧溶媒を用いて精製することによって合成される。以下に、その一例を示す。
また、上記溶媒としては、前述のイソプロピルアルコール(IPA)の他、テトラヒドロフラン(THF)、ジメチルシリコーンオイル等が用いられる。
また液晶基含有共重合体の分子量は、重量平均分子量で1000以上50万以下の範囲が望ましく、1万以上10万以下の範囲が特に望ましい。
次に、本実施形態に係る非電気泳動粒子における母粒子について説明する。
尚ここで、本実施形態に係る非電気泳動粒子とは帯電されていない粒子である。該非電気泳動粒子を電気泳動粒子と共に分散媒中に分散させ電気泳動粒子分散液として用いる場合には、該電気泳動粒子と異なる光学的反射特性を有し(即ち、母粒子が電気泳動粒子と異なる光学的反射特性を有する)、電気泳動粒子とは異なる色を表示する反射部材として機能するものである。また、電気泳動表示媒体において一対の基板の間に封入される場合には、該一対の基板間における前記電気泳動粒子の移動を阻害することなく移動させる空隙部材としての機能も有する。
本実施形態では、母粒子が白色である場合を説明するが、この色に限定されることはない。
母粒子の表面に前記液晶基含有共重合体が吸着した本実施形態に係る非電気泳動粒子の製造方法としては、特に限定されるものではなく、公知の方法等によって合成される。以下に、その一例を示す。
まず、前記液晶基含有共重合体を絶縁性溶媒(例えばジメチルシリコーンオイル)に溶解して連続相を調製する。次いで、母粒子を構成する樹脂と着色剤とを良溶媒(例えば水)に混合して分散相を調製する。前記連続相と前記分散相とを混合し、超音波破砕機等の乳化装置を用いて乳化させる。次に、得られた乳化液を攪拌しながら加熱すると共に減圧(例えば、65℃/10mPa)することで前記良溶媒を除去し、非電気泳動粒子が分散された非電気泳動粒子分散液が得られる。
上記分散相を構成する良溶媒としては、上記水の他、炭素数5以下の低級アルコール、テトラヒドロフラン(THF)、アセトン等が用いられる。この中でも、水が特に望ましい。
本実施形態に係る電気泳動粒子分散液は、分散媒と、前記分散媒に分散される前述の本実施形態に係る非電気泳動粒子と、前記非電気泳動粒子とは異なる色を有し、前記分散媒に分散され、且つ電圧が印加された場合に前記分散媒中を泳動し得る電気泳動粒子と、を有することを特徴とする。
以下、上記電気泳動粒子分散液の構成要素である分散媒および電気泳動粒子について説明する。
前述の本実施形態に係る非電気泳動粒子および後述の電気泳動粒子が分散される分散媒としては、絶縁性液体であることが望ましい。ここで、「絶縁性」とは、体積固有抵抗が1011Ωcm以上であることを示しており、本明細書において統一の定義である。
電気泳動粒子は帯電されており、一対の基板間に特定の電圧が印加されて該基板間に特定の電場強度以上の電場が形成されることで分散媒中を移動する粒子である。電気泳動表示媒体における表示色の変化は、この電気泳動粒子を構成する各粒子の分散媒中の移動によって生じる。
着色した磁性粉として、例えば、特開2003−131420号公報記載の小径着色磁性粉を用いてもよい。核となる磁性粒子と該磁性粒子表面上に積層された着色層とを備えたものが用いられる。そして、着色層としては、顔料等により磁性粉を不透過に着色する等選定して差し支えないが、例えば光干渉薄膜を用いるのが望ましい。この光干渉薄膜とは、SiO2やTiO2等の無彩色材料を光の波長と同等な厚みを有する薄膜にしたものであり、薄膜内の光干渉により光を波長選択的に反射するものである。
本実施形態に係る電気泳動表示媒体は、少なくとも一方が透光性を有する一対の基板と、前記一対の基板の間に封入された前述の本実施形態に係る電気泳動粒子分散液と、を備えたことを特徴とする。
以下、本実施形態に係る電気泳動表示媒体における電気泳動粒子分散液以外の各部材について説明する。
まず、一対の基板について説明する。基板の少なくとも一方は透光性を有し、表示側の基板となって画像が視認される。ここで、本実施形態における透光性とは、可視光の透過率が60%以上であることを示している。
一対の基板の間隙を保持するための間隙部材(例えば、図7乃至図10における24)は、基板の透光性を損なわないように形成され、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電子線硬化樹脂、光硬化樹脂、ゴム、金属等で形成される。
なお、「透明」とは、可視光に対して、透過率60%以上有することを示している。
電圧印加部(電圧印加装置)は、電極に電気的に接続されている。なお、本実施形態では、電極の双方が電圧印加部に電気的に接続されている場合を説明するが、電極の一方が、接地されており、他方が電圧印加部に接続された構成であってもよい。
制御部は、装置全体の動作を司るCPU(中央処理装置)と、各種データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)と、装置全体を制御する制御プログラム等の各種プログラムが予め記憶されたROM(Read Only Memory)と、を含むマイクロコンピュータとして構成されていてもよい。
表示媒体における前記セルの大きさとしては、表示媒体の解像度と密接な関係にあり、セルが小さいほど高解像度な画像を表示し得る表示媒体が作製され、通常表示媒体の基板の板面方向の長さが10μm以上1mm以下である。
ここで、本実施形態に係る電気泳動表示媒体における電気泳動粒子の挙動について説明する。
ここで、1種の電気泳動粒子を含有する本実施形態に係る電気泳動粒子分散液を備えた表示媒体において、印加される電圧による前記電気泳動粒子(負極に帯電した粒子)の挙動について、図2乃至図5を用いて説明する。尚、合わせて印加する電圧(矩形波)と電荷量との関係を図6に示す。また、図2乃至図5に示される電極8Aと8Bとの間(即ちセル中)には、分散媒中に電気泳動粒子1aと非電気泳動粒子(不図示)とが分散された前述の本実施形態に係る電気泳動粒子分散液が満たされている。
ここに、図6におけるt1の状態、即ち電極8Aに+Q(V)以上(Q:電気泳動粒子の閾値電圧以上の電圧)の電圧を印加し且つ電極8Bに−Q(V)以下の電圧を印加することで、電気泳動粒子1aは電極8A側に移動する。
次いで、図6におけるt2の状態、即ち電極8Aに−Q(V)以下の電圧を印加し且つ電極8Bに+Q(V)以上の電圧を印加することで、電気泳動粒子1aは電極8Aから剥離し始め、更に、図6におけるt3の状態で電気泳動粒子1aは電極8B側に移動する。
次いで、2種の電気泳動粒子を含有する本実施形態に係る電気泳動粒子分散液を備えた表示媒体において、印加される電圧による前記2種の電気泳動粒子(一方が正極に、もう一方が負極に帯電した粒子)の挙動について、図7乃至図10を用いて説明する。
尚、図7乃至図10に示す表示装置10は、表示媒体12と、表示媒体12に電圧を印加する電圧印加部16と、制御部18と、を含んで構成されている。表示媒体12は、画像表示面とされる表示基板20、表示基板20に間隙をもって対向する背面基板22、これらの基板間を定められた間隔に保持すると共に、表示基板20と背面基板22との基板間を複数のセルに区画する間隙部材24、各セル内に封入された電気泳動粒子34(正極に帯電)および色が前記電気泳動粒子34とは異なる電気泳動粒子35(負極に帯電)を含んで構成されている。
上記セル中には、本実施形態に係る電気泳動粒子分散液が封入されている。即ち、セル中には分散媒50が封入されると共に、電気泳動粒子34および35がこの分散媒50中に分散され、且つ前述の本実施形態に係る非電気泳動粒子(不図示)が分散されている。
<非電気泳動粒子の作製>
・液晶基含有共重合体(分散剤)の合成
攪拌機、温度計を備えた反応容器に、溶媒としてのテトラヒドロフラン55部を採り、液晶基を有さずポリシロキサンを有するビニルモノマー(下記化合物1、品名:サイラプレーンFM−0711、数平均分子量Mn=1,000)6部と、液晶基を有するモノマー(下記化合物2)1.2部と、重合開始剤(V−65:2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル))0.05部と、よりなる溶液を加え、溶解させた。この溶液に対して窒素バブリング(毎分100ml、15分間)を行い、密栓して55℃で5時間加熱攪拌を続け、反応を終了した。得られた樹脂溶液から溶媒を蒸発させ、液晶基含有共重合体(A1)を得た。
上記液晶基含有共重合体(A1)3部を、絶縁性溶媒としてのジメチルシリコーンオイル(信越シリコーン社製KF−96−2CS)97部に溶解して、液晶基含有共重合体溶液A1(連続相)を調製した。次いで、上記液晶基含有共重合体溶液A1:60部、二酸化チタン40部をガラス瓶に入れ、ジルコニアビーズを加えてロッキングミルにて分散した。遠心沈降を繰り返し、過剰な液晶基含有共重合体(A1)を取り除くことで白色の非電気泳動粒子を得た。尚、粒径は200nmであり、また液晶基含有共重合体(A1)による吸着率を前述の方法で測定したところ6質量%であった。
上記の非電気泳動粒子を含む溶液に一対の電極を浸漬し、電極間に100Vの電圧を印加した。電圧を印加したまま溶液から電極を引き上げて電極表面を観察したところ、電極への非電気泳動粒子(白色)の付着は観察されなかった。
<非電気泳動粒子の作製>
・液晶基含有共重合体(分散剤)の合成
攪拌機、温度計を備えた反応容器に、溶媒としてのテトラヒドロフラン55部を採り、液晶基を有さずポリシロキサンを有するビニルモノマー(前記化合物1、品名:サイラプレーンFM−0711、数平均分子量Mn=1,000)6部と、液晶基を有するモノマー(下記化合物3)1.2部と、重合開始剤(V−65:2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル))0.05部と、よりなる溶液を加え、溶解させた。この溶液に対して窒素バブリング(毎分100ml、15分間)を行い、密栓して55℃で5時間加熱攪拌を続け、反応を終了した。得られた樹脂溶液から溶媒を蒸発させ、液晶基含有共重合体(A2)を得た。
上記液晶基含有共重合体(A2)3部を、絶縁性溶媒としてのジメチルシリコーンオイル(信越シリコーン社製KF−96−2CS)97部に溶解して、液晶基含有共重合体溶液A2(連続相)を調製した。次いで、テトラヒドロフラン40部、二酸化チタン30部、ポリスチレン30部をガラス瓶に入れ、ジルコニアビーズを加えてロッキングミルにて分散した(分散相)。
前記連続相8部と前記分散相2部とを混合し、超音波分散機((株)エスエムテー製UH−600S)を用いて乳化した。乳化液を攪拌しながら加熱/減圧(65℃/10mPa)することで分散相中のテトラヒドロフランを除去し、非電気泳動粒子分散液を得た。得られた分散液を混合遠心沈降を繰り返し、過剰な液晶基含有共重合体(A2)を取り除くことで白色の非電気泳動粒子を得た。尚、粒径は330nmであり、また液晶基含有共重合体(A2)による吸着率を前述の方法で測定したところ3質量%であった。
上記の非電気泳動粒子を含む溶液に一対の電極を浸漬し、電極間に100Vの電圧を印加した。電圧を印加したまま溶液から電極を引き上げて電極表面を観察したところ、電極への非電気泳動粒子(白色)の付着は観察されなかった。
<非電気泳動粒子の作製>
・液晶基含有共重合体(分散剤)の合成
液晶基を有するモノマーを(下記化合物4)に変更した以外は、実施例1と同様にして液晶基含有共重合体を合成した(A3)。
得られた液晶基含有共重合体(A3)を用いた以外は、実施例2と同様にして白色の非電気泳動粒子を得た。得られた非電気泳動粒子の粒径は290nmであり、また液晶基含有共重合体(A3)による吸着率を前述の方法で測定したところ4質量%であった。
上記の非電気泳動粒子を含む溶液に一対の電極を浸漬し、電極間に100Vの電圧を印加した。電圧を印加したまま溶液から電極を引き上げて電極表面を観察したところ、電極への非電気泳動粒子(白色)の付着は観察されなかった。
<非電気泳動粒子の作製>
・液晶基を含有しない共重合体(分散剤)の合成
攪拌機、温度計を備えた反応容器に、溶媒としてのイソプロパノール10部を採り、液晶基を有さずポリシロキサンを有するビニルモノマー(前記化合物1、品名:サイラプレーンFM−0711、数平均分子量Mn=1,000)6部と、液晶基を有しないモノマー(メタクリル酸メチル)1.2部と、重合開始剤(V−65:2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル))0.03部と、よりなる溶液を加え、溶解させた。この溶液に対して窒素バブリング(毎分100ml、15分間)を行い、密栓して55℃で5時間加熱攪拌を続け、反応を終了した。得られた樹脂溶液から溶媒を蒸発させ、液晶基を含有しない共重合体(B1)を得た。
上記液晶基を含有しない共重合体(B1)3部を、絶縁性溶媒としてのジメチルシリコーンオイル(信越シリコーン社製KF−96−2CS)97部に溶解して、液晶基を含有しない共重合体溶液B1(連続相)を調製した。次いで、上記液晶基を含有しない共重合体溶液B1:60部、二酸化チタン40部をガラス瓶に入れ、ジルコニアビーズを加えてロッキングミルにて分散した。遠心沈降を繰り返し、過剰な液晶基を含有しない共重合体(B1)を取り除くことで白色の非電気泳動粒子を得た。尚、粒径は200nmであった。
上記の非電気泳動粒子を含む溶液に一対の電極を浸漬し、電極間に100Vの電圧を印加した。電圧を印加したまま溶液から電極を引き上げて電極表面を観察したところ、負電極側への非電気泳動粒子(白色)の付着が観察され、即ち非電気泳動粒子が帯電していることが確認された。
2 母粒子
2A 樹脂
2B 着色剤
4 液晶基含有共重合体
8A,8B 電極
10 表示装置
12 表示媒体
16 電圧印加部
18 制御部
20 表示基板
22 背面基板
24 間隙部材
34,35 電気泳動粒子
40 表面電極
46 背面電極
50 分散媒
Claims (4)
- 着色剤を含む母粒子と、
前記母粒子の表面に、該母粒子の0.01質量%以上50質量%以下の吸着率で吸着し、少なくとも液晶基を有するモノマーを含んで重合された液晶基含有共重合体と、
を含有する非電気泳動粒子。 - 前記液晶基含有共重合体が下記一般式(1)で表される構造単位を有する請求項1に記載の非電気泳動粒子。
〔上記一般式(1)において、Bは−COO−(CH2)k−O−を、Aは液晶基を、Rは水素またはアルキル基を表す。また、kは1以上30以下の整数を表す。〕 - 分散媒と、
前記分散媒に分散される請求項1または請求項2に記載の非電気泳動粒子と、
前記非電気泳動粒子とは異なる色を有し、前記分散媒に分散され、且つ電圧が印加された場合に前記分散媒中を泳動し得る電気泳動粒子と、
を有する電気泳動粒子分散液。 - 少なくとも一方が透光性を有する一対の基板と、
前記一対の基板の少なくとも一方に保持される電極と、
前記一対の基板の間に封入された請求項3に記載の電気泳動粒子分散液と、
を備えた電気泳動表示媒体。
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