JP2011144992A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷蔵庫の扉開閉毎に照明装置の点灯・消灯が繰り返され、又野菜室の照明装置の点灯・消灯状態と非同期のため、視認性が悪く、照明品位が悪く、点灯時間も長めになるため扉開時の消費電力も増加するといった課題を有していた。
【解決手段】冷蔵庫の扉を開けた場合に、可視光線領域内の波長を発光する発光ダイオードを実装した実装基板を用いる照明装置の点灯と、野菜室内を点灯・消灯する野菜室発光ダイオードを実装した実装基板を用いる野菜室照明装置の点灯を、扉開閉検知手段によって扉の開状態を検知した時、発光ダイオードと野菜室発光ダイオードは徐々に点灯から消灯を行い、その後徐々に消灯から点灯動作を繰り返えす冷蔵庫を提供する。
【選択図】図1
【解決手段】冷蔵庫の扉を開けた場合に、可視光線領域内の波長を発光する発光ダイオードを実装した実装基板を用いる照明装置の点灯と、野菜室内を点灯・消灯する野菜室発光ダイオードを実装した実装基板を用いる野菜室照明装置の点灯を、扉開閉検知手段によって扉の開状態を検知した時、発光ダイオードと野菜室発光ダイオードは徐々に点灯から消灯を行い、その後徐々に消灯から点灯動作を繰り返えす冷蔵庫を提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は、照明装置を庫内に設置した冷蔵庫に関するものである。
近年、冷蔵庫内照明装置として、従来の白熱灯や電球に変わり、発熱性が低い、赤外波長がでない、低電圧駆動できる等の理由で半導体発行素子を用いるものが提案されている。
従来の発光ダイオードを照明装置として利用した冷蔵庫としては、複数の発光ダイオードを正方形に配置し、庫内天面に設置して庫内照射しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
図10は特許文献1に記載された従来の製氷機の照明装置の斜視図であり、図11は図10の照明装置を製氷機の庫内天面に設置した概念図を示すものである。
図10の照明装置100において、実装基板101は平板状で、一面または両面に回路パターン(図示せず)が形成され、熱伝導性の良好なエポキシ樹脂系の基板や絶縁金属基板を使用する。白色の発光ダイオード102は砲弾状に形成され、GaN系の青色の発光ダイオードからの青色光を用いて蛍光材を励起して白色光を得る構造で、電流を通電する2本の通電端子103が導出される。
断熱板104は、ウレタン等の樹脂により平板状に形成され、複数の挿通孔が並設されて、実装基板101と発光ダイオード102との間に設けられる。ここで、発光ダイオード102は通電端子103が断熱板104の挿通孔に挿通され、実装基板101の回路パターンに半田付けされて実装され、複数個が実装基板101に並設される。尚、発光ダイオード102の発熱量が少ない場合には、断熱板104は廃止しても構わない。
図10において、照明装置100は、製氷機111の庫内の天面112に配置されている。
以上のように構成された発光ダイオードを照明装置として利用した冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
まず、冷蔵庫の扉が閉まっている時には、発光ダイオード102への通電は行なわず、庫内は照射されていない。扉が開けられると、機械式スイッチやホールIC等の電子式スイッチで開扉状態と判断され、発光ダイオード102に順方向電流が流れて、白色光が発光されて庫内が照射される。
しかしながら、上記従来の構成では、冷蔵庫の扉開閉毎に照明装置の点灯・消灯が繰り返され、又野菜室照明装置の点灯・消灯が冷蔵室扉開閉の周期と非同期に点灯・消灯が繰り返されるので視認性が悪く、特に発光ダイオードの場合、指向性があり、冷蔵庫内の収
納物に光が跳ね返って利用者はまぶしさを感じたり、また発光ダイオードの照射方向が利用者側に向けられていると目に光が入りやすく、特に夜など部屋のライトが消えた状態で冷蔵庫の扉を開放したとき、照明用の発光ダイオードが連続点灯すると、眩しくて冷蔵庫内の収納物が逆に見づらいといった状況に陥りやすく、利用者が欲する収納物を的確に取り出せず、また収納位置が定まらず、冷蔵庫の扉を必要以上に開放状態にしたままとなり、省エネの発光ダイオードを照明として利用しているにもかかわらず、これによって外部から冷蔵庫内への熱侵入が増大し、冷却効率の低下を招き消費電力を増大させるといった課題を有していた。
納物に光が跳ね返って利用者はまぶしさを感じたり、また発光ダイオードの照射方向が利用者側に向けられていると目に光が入りやすく、特に夜など部屋のライトが消えた状態で冷蔵庫の扉を開放したとき、照明用の発光ダイオードが連続点灯すると、眩しくて冷蔵庫内の収納物が逆に見づらいといった状況に陥りやすく、利用者が欲する収納物を的確に取り出せず、また収納位置が定まらず、冷蔵庫の扉を必要以上に開放状態にしたままとなり、省エネの発光ダイオードを照明として利用しているにもかかわらず、これによって外部から冷蔵庫内への熱侵入が増大し、冷却効率の低下を招き消費電力を増大させるといった課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、扉開閉検知手段によって照明装置の発光素子を点灯および消灯する冷蔵庫において、扉開閉検知手段によって扉の開状態を検知した時、野菜室照明装置駆動回路より野菜室照明装置の発光素子と同期させ、照明装置を連続点灯しないで、点灯から徐々に消灯、その後消灯から徐々に点灯を繰り返すことで、利用者の視覚への負担を軽減し、眩しさや光の反射による扉開放状態が必要以上に長くなるのを低減して、冷蔵庫全体の消費電力量の増大を阻止する冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫の扉を開けた場合に、可視光線領域内の波長を発光する発光素子を実装した実装基板を用いる照明装置の点灯を、扉開閉検知手段によって扉の開状態を検知した時、扉開閉検知手段によって扉の開状態を検知し、照明装置に流す電流のON/OFF時間の比率をタイマカウンタによって制御して、照明装置は点灯と消灯を繰返し、徐々にON時間の比率を小さくして消灯し、所定時間経過後ON時間状態を大きくし点灯することを繰り返す。更に、野菜室照明駆動回路より野菜室照明装置の点灯・消灯処理と同期させる。これによって、照明装置を連続点灯しないで、点灯から徐々に消灯し、消灯から徐々に点灯を繰り返すことで、利用者の視覚への負担を軽減し、眩しさや光の反射による扉開放状態が必要以上に長くなるのを低減して、冷蔵庫全体の消費電力量の増大を阻止することが可能となる。
本発明の冷蔵庫は、照明装置を連続点灯しないで点灯から徐々に消灯し、消灯から徐々に点灯し、野菜室照明装置と同期することで、利用者の視覚への負担を軽減するとともに、冷蔵庫全体の消費電力量の増大を阻止することができる。
第1の発明は、前面が開口する貯蔵室と、発光素子を光源として前記貯蔵室内を照らす照明装置と、前記貯蔵室の扉の開閉を検知する扉開閉検知手段と、前記扉開閉検知手段に
よって前記照明装置を点灯および消灯する冷蔵庫において、前記扉開閉検知手段によって前記扉の開状態を検知し、前記制御装置は前記照明装置に流す電流のON/OFF時間の比率を制御して、前記照明装置は点灯と消灯を繰返し、徐々にON時間の比率を小さくし、消灯後徐々にON時間の比率を大きくして点灯することを繰り返すことにより、照明装置を連続点灯しないで、点灯から徐々に消灯、消灯から徐々に点灯を繰り返し、更に野菜室照明駆動回路より野菜室照明装置の点灯・消灯処理を同期することで、利用者の視覚への負担を軽減し、眩しさや光の反射による扉開放状態が必要以上に長くなるのを低減して、冷蔵庫全体の消費電力量の増大を阻止することができる。
よって前記照明装置を点灯および消灯する冷蔵庫において、前記扉開閉検知手段によって前記扉の開状態を検知し、前記制御装置は前記照明装置に流す電流のON/OFF時間の比率を制御して、前記照明装置は点灯と消灯を繰返し、徐々にON時間の比率を小さくし、消灯後徐々にON時間の比率を大きくして点灯することを繰り返すことにより、照明装置を連続点灯しないで、点灯から徐々に消灯、消灯から徐々に点灯を繰り返し、更に野菜室照明駆動回路より野菜室照明装置の点灯・消灯処理を同期することで、利用者の視覚への負担を軽減し、眩しさや光の反射による扉開放状態が必要以上に長くなるのを低減して、冷蔵庫全体の消費電力量の増大を阻止することができる。
第2の発明は、特に第1の発明において、制御装置は扉開時、照明装置に流す電流のON/OFF時間の比率と周期Tを決定し、周期Tを徐々に早め、野菜室照明駆動回路より野菜室照明装置の点灯・消灯処理を同期することでることで、よりスムーズに明るさを増して点灯制御でき、利用者の視覚への負担を低減した後、一定の周期から周期を早めることで利用者へ扉の開放状態の視認性を高めることができる。
第3の発明は、特に第1の発明において、警告音を発する警告音発生手段を備え、扉開放時間が所定時間経過すると警告音を発生し、野菜室照明駆動回路より野菜室照明装置の点灯・消灯処理を同期することで視認性を向上させ、眩しさや光の反射による扉開放状態が必要以上に長くなるのを低減し、警告音を前期照明装置の徐々に点灯から消灯、徐々に消灯から点灯を繰り返す状態と同期し、視覚と聴覚の周期を合わせることで利用者への警告意識を促し、扉開放の閉め忘れや食品の噛みこみによる扉スキを検知することができ、冷蔵庫全体の消費電力量の増大を阻止することができる。
第4の発明は、特に第1の発明において、扉の表面に庫内温度表示や庫内設定温度を表示する表示手段を備え、扉開放時間が所定時間経過すると前期表示手段を点滅させ、野菜室照明駆動回路より野菜室照明装置の点灯・消灯処理を同期することで視認性を向上させ、眩しさや光の反射による扉開放状態が必要以上に長くなるのを低減し、表示手段を点滅させることで利用者が扉開放の閉め忘れや食品の噛みこみによる扉スキを検知することができ、冷蔵庫全体の消費電力量の増大を阻止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。尚、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1を図1から図4に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の断面図である。照明装置20は、冷蔵室13内の左側壁面と右側壁面にそれぞれ縦方向に配設されている。扉開閉検知手段24は機械式スイッチやホールIC等の電子式スイッチで構成され、冷蔵室13の冷蔵室扉25の開閉状態を検出する。制御装置26は基板収納部28に設置されている。冷凍室ファン10は冷凍室11内の冷気を循環させるとともに、ダンパー12が開状態の場合は冷蔵室13へも冷気を循環させる。冷蔵室13に冷気を必要としない場合は、ダンパー12を閉状態とする。野菜室41にある野菜室発光ダイオード42は、一定の周波数で点滅処理を行い野菜のビタミン補給を行う要素がある。コンプレッサファン14は機械室15に設置されたコンプレッサ16やコンデンサ(図示せず)を空冷する。電磁弁17は冷却器18への冷媒の流量を制御する。自動製氷機19は、製氷皿21を捻り、離氷動作を行う。温度検出手段22は冷蔵庫各部の温度を制御装置26に検知させる。
以下、本発明の実施の形態1を図1から図4に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の断面図である。照明装置20は、冷蔵室13内の左側壁面と右側壁面にそれぞれ縦方向に配設されている。扉開閉検知手段24は機械式スイッチやホールIC等の電子式スイッチで構成され、冷蔵室13の冷蔵室扉25の開閉状態を検出する。制御装置26は基板収納部28に設置されている。冷凍室ファン10は冷凍室11内の冷気を循環させるとともに、ダンパー12が開状態の場合は冷蔵室13へも冷気を循環させる。冷蔵室13に冷気を必要としない場合は、ダンパー12を閉状態とする。野菜室41にある野菜室発光ダイオード42は、一定の周波数で点滅処理を行い野菜のビタミン補給を行う要素がある。コンプレッサファン14は機械室15に設置されたコンプレッサ16やコンデンサ(図示せず)を空冷する。電磁弁17は冷却器18への冷媒の流量を制御する。自動製氷機19は、製氷皿21を捻り、離氷動作を行う。温度検出手段22は冷蔵庫各部の温度を制御装置26に検知させる。
図2は同実施の形態における照明装置20の要部縦断面図である。実装基板1は平板状で、一面または両面に回路パターン(図示せず)が形成され、熱伝導性の良好なエポキシ
樹脂系の基板や絶縁金属基板を使用される。光源の発光素子(以下、発光ダイオード2という)は砲弾状に形成され、GaN系の青色発光ダイオードからの青色光を用いて蛍光材を励起して白色光を得る構造で、電流を通電する2本の通電端子3が導出される。断熱板4は、ウレタン等の樹脂により平板状に形成され、複数の挿通孔が並設されて、実装基板1と発光ダイオード2との間に設けられる。ここで、発光ダイオード2は通電端子3が断熱板4の挿通孔に挿通され、実装基板1の回路パターンに半田付けされて実装され、縦方向に複数個が実装基板1に並設される。尚、発光ダイオード2の発熱量が少ない場合には、断熱板4は廃止しても構わない。
樹脂系の基板や絶縁金属基板を使用される。光源の発光素子(以下、発光ダイオード2という)は砲弾状に形成され、GaN系の青色発光ダイオードからの青色光を用いて蛍光材を励起して白色光を得る構造で、電流を通電する2本の通電端子3が導出される。断熱板4は、ウレタン等の樹脂により平板状に形成され、複数の挿通孔が並設されて、実装基板1と発光ダイオード2との間に設けられる。ここで、発光ダイオード2は通電端子3が断熱板4の挿通孔に挿通され、実装基板1の回路パターンに半田付けされて実装され、縦方向に複数個が実装基板1に並設される。尚、発光ダイオード2の発熱量が少ない場合には、断熱板4は廃止しても構わない。
次に縦方向に複数個の発光ダイオードが実装された実装基板1は、冷蔵庫側壁8内に設けられた凹部5に外枠9と一体成型されたスペーサー6によって保持されており、発光ダイオード2の発光部から一定の距離をおいて、ランプカバー7が発光ダイオード2の発光部全体を覆うように冷蔵庫庫内左右壁面に照明装置20として配設されている。
図3は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫のブロック図である。
図3において、制御装置26内のマイクロコンピュータ30は、温度検出手段22より冷蔵庫各部の温度を取得し、冷凍室ファン10,コンプレッサファン14、電磁弁17、自動製氷機19に駆動指令を出す。電磁弁17と自動製氷機19は使用する電流量が大きいため、同時に駆動することがないようにマイクロコンピュータ30にプログラミングされている。また、扉開閉検知手段24により扉25の開閉状態を検出し、開状態の場合は照明装置駆動回路31により照明装置20を駆動する。冷凍室ファン10は冷凍室ファン駆動回路32により駆動される。冷凍室ファン10は冷凍室ファン駆動回路32により、可変速で運転することが可能であり、温度検出手段22の温度信号よりマイクロコンピュータ30が冷凍室ファン10の回転が必要と判断すると、その状態により、高速回転と低速回転を切り替えることができる。コンプレッサファン14はコンプレッサファン駆動回路33により駆動される。電磁弁17は電磁弁駆動回路34により駆動される。自動製氷機19は自動製氷機駆動回路35により駆動される。タイマカウント36はマイクロコンピュータ30に内蔵され、扉25が閉状態になってからの経過時間を積算する。
図4は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の扉25の開閉状態と照明装置20の駆動制御に関するフローチャートである。
図5は、照明装置20の発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42の点灯と消灯の動作を横軸を時間単位として、各ステージ(1,2,3)の動作を表わしたタイミングチャートである。
ステップ1は、扉開閉検知手段24からの信号が扉閉ならば、タイマカウント36のタイマカウントをクリアし、ステップ1に戻る、また扉開閉検知手段24からの信号が扉開ならば、ステップ2へ移行する。
ステップ2は、タイマカウント36のカウントを開始し、また引数Aを初期値の1に設定する。
ステップ3は、タイマカウント36のカウント値がT1以上であれば、ステップ5へ移行し、またステップ3でのタイマカウント36のカウント値がT1以下であれば、ステップ4へ移行する。
ステップ4は、発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42を点灯のまま維持している。上記のようにステップ3、4の動作を行うことにより、図5のステージ1に示すとお
り、冷蔵室扉25が開放されたと扉開閉検知手段24が検知すると、扉開からT1時間は照明装置20の発光ダイオード2の点灯を維持する。
り、冷蔵室扉25が開放されたと扉開閉検知手段24が検知すると、扉開からT1時間は照明装置20の発光ダイオード2の点灯を維持する。
ステップ5は、T1時間経過後に照明装置20の発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42が点灯したことを表している。
ステップ6は、タイマカウント36がT2×A(初期値は1)と比較し、カウント値がT2×A以下ならば、ステップ4へ移行する、カウント値がT2×A以上ならば、ステップ7へ移行する。
ステップ7は、照明装置20の発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42を消灯とする。
ステップ8は、タイマカウント36がT3と比較し、カウント値がT3以下ならば、ステップ7へ移行する、カウント値がT3以上ならば、ステップ9へ移行する。
ステップ5,6、7、8の動作を行うことにより、図5のステージ2に示すとおり、最初のT3期間の動作となる、T2×A期間は照明装置20の発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42は点灯となり、T2×A時間経過後はT3期間まで消灯となる。
ステップ9は、引数AにP値を減算した値を引数Aとする。
ステップ10は、T2×(A−P)のカウント値が0以下ならば、タイマカウント36をクリアにしステップ11へ移行する、T2×(A−P)が0より大きいならば、発光ダイオードと野菜室発光ダイオード42を点灯にしたままステップ5へ移行する。
ステップ9,10の動作を行うことにより、図5のステージ2に示すとおり、第2番目の周期T3期間の動作となる、T2×(A−P)期間照明装置20の発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42は点灯となる。
その後T3期間まで消灯となる。引数AにP値を引き、T2×Aが0以下になるまで、点灯時間を徐々に短くしながら、消灯する動作を繰り返し、T2×Aが0以下になると、ステージ3に移行する。
ステップ11は、ステップ10の後カウント値をクリアし照明装置20の発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42が徐々に点灯表示に移行することを表している。
ステップ12は、タイマカウント36がT2×A(初期値は1)と比較し、カウント値がT2×A以下ならば、ステップ12へ移行する、カウント値がT2×A以上ならば、ステップ13へ移行する。
ステップ13は、照明装置20の発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42を消灯とする。
ステップ14は、タイマカウント36がT3と比較し、カウント値がT3以下ならば、ステップ14へ移行する、カウント値がT3以上ならば、ステップ15へ移行する。
ステップ11,12,13,14,15の動作を行うことにより、図5のステージ2に示すとおり、最初のT3期間の動作となる、T2×A期間は照明装置20の発光ダイオード2は点灯となり、T2×A時間経過後はT3期間まで消灯となる。
ステップ15は、引数AにP値を加算した値を引数Aとする。
ステップ16は、T2×(A+P)のカウント値がT3以以上ならば、タイマカウント36をクリアにしステップ1へ移行する、T2×(A+P)がT3以下ならば、発光ダイオードと野菜室発光ダイオード42を点灯にしたままステップ11へ移行する。
ステップ15,16の動作を行うことにより、図5のステージ2に示すとおり、第2番目の周期T3期間の動作となる、T2×(A+P)期間照明装置20の発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42は点灯となる。照明装置20の発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42は徐々に点灯時間を増やしT2×(A+P)までは点灯しその後T3まで消灯する。その後ステージ4を繰り返す。
したがって冷蔵室扉25を開放して扉開閉検知手段24が動作し、図5のステージ1のように、T1時間の間は開放していても点灯のまま維持し、T1時間経過後はステージ2の動作に移行し、所定時間T3に対する点灯時間をT2×A(第1番目)、T2×(A−P)(第2番目)、T2×(A−P−P)(第3番目)、・・・T2×(A−P−・・・)(第N番目)のように、発光ダイオードに電流を流す時間を徐々に常に小さくして、点灯するON時間を短くし、ステージ3のように、所定時間T3に対する点灯時間をT2×A(第1番目)、T2×(A+P)(第2番目)、T2×(A+P+P)(第3番目)、・・・T2×(A+P+・・・)(第N番目)のように、発光ダイオードと野菜室発光ダイオード42に電流を流す時間を徐々に常に大きくして、点灯するON時間を長くし、ステージ2,3を繰り返す。
よって、冷蔵室扉25が開放されて、すぐに発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42が点灯すると、特に発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42は指向性があるため、収納物に反射によって、または直接光を受けると利用者の目に光が飛び込んできやすく冷蔵室13内が逆に見えづらいため、本実施例のように、扉を開けた時、T1時間点灯のまま持続して、そこから徐々に暗くした後、徐々に暗くし、発光ダイオードと野菜室発光ダイオードの点滅・消灯処理の周期を同期するので、利用者にとって目に優しく、冷蔵室13内の見づらさを低減することができ、照明装置による利用者の視覚への負担をより低減して、さらに冷蔵庫全体の消費電力量の増大を阻止することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1はTに対する点灯時間を徐々に小さくしながら点灯制御を行い、その後徐々に大きくしながら消灯制御を行うことを繰り返すが、実施の形態2にすることで、周期Tを早めることで点灯状態から消灯状態への移行状態をさらにスムーズに行うことができる。
実施の形態1はTに対する点灯時間を徐々に小さくしながら点灯制御を行い、その後徐々に大きくしながら消灯制御を行うことを繰り返すが、実施の形態2にすることで、周期Tを早めることで点灯状態から消灯状態への移行状態をさらにスムーズに行うことができる。
図6は、本発明の実施の形態2における冷蔵庫の扉25の開閉状態と照明装置20の駆動制御に関するフローチャートである。
図7は、照明装置20の発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42の点灯と消灯の動作を横軸を時間単位として、各ステージ(101,102,103)の動作を表わしたタイミングチャートである。
ステップ101は、扉開閉検知手段24からの信号が扉閉ならば、タイマカウント36のタイマカウントをクリアし、ステップ101に戻る、また扉開閉検知手段24からの信号が扉開ならば、ステップ102へ移行する。
ステップ102は、タイマカウント36のカウントを開始し、また引数Aを初期値の1、係数Rを初期値の0.9に設定する。
ステップ103は、タイマカウント36のカウント値がT1以上であれば、ステップ5へ移行し、またステップ3でのタイマカウント36のカウント値がT1以下であれば、ステップ104へ移行する。
ステップ104は、発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42を点灯のまま維持している。上記のようにステップ3、4の動作を行うことにより、図5のステージ1に示すとおり、冷蔵室扉25が開放されたと扉開閉検知手段24が検知すると、扉開からT1時間は照明装置20の発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42の点灯を維持する。
ステップ105は、T1時間経過後に照明装置20の発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42が点灯したことを表している。
ステップ106は、タイマカウント36がT2×A×R(Aの初期値は1、Rは0.9)と比較し、カウント値がT2×A×R以下ならば、ステップ104へ移行する、カウント値がT2×A×R以上ならば、ステップ107へ移行する。
ステップ107は、照明装置20の発光ダイオード2を消灯とする。
ステップ108は、タイマカウント36がT3と比較し、カウント値がT3以下ならば、ステップ107へ移行する、カウント値がT3以上ならば、ステップ109へ移行する。
ステップ105,106、107、108の動作を行うことにより、図7のステージ102に示すとおり、最初のT3期間の動作となる、T2×A×R期間は照明装置20の発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42は点灯となり、T2×A×R時間経過後はT3期間まで消灯となる。
ステップ109は、引数AにP値を減算した値を引数Aとする。
ステップ110は、T2×(A−P)×Rのカウント値が0以下ならば、タイマカウント36をクリアにしステップ1へ移行する、T2×(A−P)×Rが0より大きいならば、発光ダイオードと野菜室発光ダイオードを点灯にしたままステップ105へ移行する。
ステップ109,110の動作を行うことにより、図7のステージ102に示すとおり、第2番目の周期T3期間の動作となる、T2×(A−P)×R期間照明装置20の発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42は点灯となる。
その後T3期間まで消灯となる。引数AにP値を引き係数Rをかけて、T2×(A−P)×Rが0以下になるまで、点灯時間を徐々に短くしながら、消灯する動作を繰り返し、T2×Aが0以下になると、ステージ103に移行する。
ステップ11は、ステップ110の後カウント値をクリアし照明装置20の発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42が徐々に点灯表示に移行することを表している。
ステップ112は、タイマカウント36がT2×A(Aは初期値は1、Rは0.9)と比較し、カウント値がT2×A以下ならば、ステップ112へ移行する、カウント値がT2×A以上ならば、ステップ113へ移行する。
ステップ113は、照明装置20の発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42を消灯とする。
ステップ114は、タイマカウント36がT3と比較し、カウント値がT3以下ならば、ステップ130へ移行する、カウント値がT3以上ならば、ステップ131へ移行する。
ステップ11,112,113,114,115の動作を行うことにより、図5のステージ102に示すとおり、最初のT3期間の動作となる、T2×A期間は照明装置20の発光ダイオード2は点灯となり、T2×A×R時間経過後はT3期間まで消灯となる。
ステップ115は、引数AにP値を加算した値を引数Aとする。
ステップ116は、T2×(A+P)×Rのカウント値がT3以下ならば、タイマカウント36をクリアにしステップ101へ移行する、T2×(A+P)×RがT3以上ならば、発光ダイオードを点灯にしたままステップ11へ移行する。
ステップ115,116の動作を行うことにより、図7のステージ102に示すとおり、第2番目の周期T3期間の動作となる、T2×(A+P)×R期間照明装置20の発光ダイオード2は点灯となる。照明装置20の発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42は徐々に点灯時間を増やしT2×(A+P)×Rまでは点灯しその後T3まで消灯する。その後ステージ104を繰り返す。
したがって冷蔵室扉25を開放して扉開閉検知手段24が動作し、図7のステージ101のように、T1時間の間は開放していても点灯のまま維持し、T1時間経過後はステージ102の動作に移行し、所定時間T3に対する点灯時間をT2×A×R(第1番目)、T2×(A−P)×R(第2番目)、T2×(A−P−P)×R(第3番目)、・・・T2×(A−P−・・・)×R(第N番目)のように、発光ダイオードに電流を流す時間を徐々に常に小さくして、点灯するON時間を短くし、ステージ3のように、所定時間T3に対する点灯時間をT2×A×R(第1番目)、T2×(A+P)×R(第2番目)、T2×(A+P+P)×R(第3番目)、・・・T2×(A+P+・・・)×R(第N番目)のように、発光ダイオードと野菜室発光ダイオードに電流を流す時間を徐々に常に大きくして、点灯するON時間を長くし、ステージ102,103を繰り返す。
よって、利用者が冷蔵室扉25を開放したときに、消灯状態からよりスムーズに徐々に点灯状態に発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42が点灯するのを目にするので、指向性のある発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42の光に対して室内の見づらさを低減することができ、冷蔵庫全体として消費電力量の低減を図ることができる。
また、上記のように、繰返す回数を一定回数に固定して、点灯制御を行ったが、T3に対する同じ点灯時間を繰返す回数を徐々に減らしていってもよい。
これによって、消灯状態から点灯状態になる移行期間の発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42の明るさをスムーズに制御できる。
また、本発明の冷蔵庫は、扉開閉検知手段24によって発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42に流す電流を制御する制御装置を備え、扉開閉検知手段によって扉25の開状態を検知した時、前記制御装置26は発光ダイオード2に流す電流を所定時間OFFした後、電流のON/OFF時間の比率はのうちON時間を徐々に小さくすることと、周
期Tを徐々に早める制御するとしたものである。
期Tを徐々に早める制御するとしたものである。
これによって、点灯時には照明装置20と野菜室照明装置44がゆっくり点灯するため、照明としての品位を向上させ、扉25の開時の消費電力を抑制することが可能となる。発光ダイオードと野菜室発光ダイオードのON時間の長寿命化を図ることができる。
また本発明の冷蔵庫は、扉開閉検知手段24によって発光ダイオード2に流す電流を制御する制御装置と、野菜室発光ダイオード42に流す電流を制御する野菜室照明装置44を備え、扉開閉検知手段によって扉25の開状態を検知した時、前記制御装置26は発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42に流す電流を所定時間OFFした後、電流の同じON/OFF時間を繰り返し、その後ON時間を徐々に長くして繰り返して制御するものである。
これによって点灯時には照明装置20の発光ダイオード2と野菜室照明装置44の野菜室発光ダイオード42がなめらかな点灯状態から、ゆっくり点灯時間を長くしていくため、高級感のある照明としての品位をさらに向上させることができる。
また実施の形態1では、ステップ3のように所定時間T1経過後、発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42を点灯し徐々に消灯し、その後消灯から徐々に点灯する制御を示したが、所定時間経過しなくても、すなわちT1=0でステップ5に進み、以下実施の形態1と同様に制御してもよい。
これによって、徐々に消灯し、その後消灯から徐々に明るく点灯していくことで、利用者の視覚への負担を軽減し、眩しさや光の反射による扉開放状態が必要以上に長くなるのを低減して、冷蔵庫全体の消費電力量の増大を阻止することができる。
また実施の形態2でも同様にステップ103で所定時間T1経過後、発光ダイオード2と野菜室発光ダイオード42を点灯していたが、所定時間経過しなくても、すなわちT1=0でステップ105に進み、以下実施の形態2と同様に制御してもよい。
これによって一気に照明装置を点灯しないで、よりスムーズに徐々に明るく点灯していくことで、利用者の視覚への負担を軽減し、眩しさや光の反射による扉開放状態が必要以上に長くなるのを低減して、冷蔵庫全体の消費電力量の増大を阻止することができる。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3における冷蔵庫の扉25の開閉状態と照明装置20の駆動制御に関するブロック図である。
図8は、本発明の実施の形態3における冷蔵庫の扉25の開閉状態と照明装置20の駆動制御に関するブロック図である。
実施の形態1はTに対する点灯時間を徐々に小さくしながら消灯制御を行い、その後徐々に大きくしながら点灯制御を行うことを繰り返し、野菜室発光ダイオード42と同期を行い、警告音発生手段37よりブザー38にて警告音を同期して発生させることを実施する。
これによって、徐々に消灯し、その後消灯から徐々に明るく点灯していく制御に野菜室発光ダイオードを同期し、警告音を同期することで、利用者の視覚への負担を軽減し、眩しさや光の反射による扉開放状態が必要以上に長くなるのを低減して、さらに視覚と聴覚の周期を合わせることで利用者への警告意識を促し、警告音により扉開放のまま放置されることを防ぐことができ、冷蔵庫全体の消費電力量の増大を阻止することができる。
(実施の形態4)
図9は、本発明の実施の形態4における冷蔵庫の扉25の開閉状態と照明装置20の駆動制御に関するブロック図である。
図9は、本発明の実施の形態4における冷蔵庫の扉25の開閉状態と照明装置20の駆動制御に関するブロック図である。
実施の形態1はTに対する点灯時間を徐々に小さくしながら消灯制御を行い、その後徐々に大きくしながら点灯制御を行うことを繰り返し、野菜室発光ダイオードと同期を行い、表示手段39より温度表示を表示している表示基板40において、表示基板の温度表示を点滅させることを実施する。
これによって、徐々に消灯し、その後消灯から徐々に明るく点灯していく制御に野菜室発光ダイオードを同期し、表示基板の温度表示を点滅させ同期することで、利用者の視覚への負担を軽減し、眩しさや光の反射による扉開放状態が必要以上に長くなるのを低減して、更に扉開放のまま放置されることや食品の噛み込みを防ぐことができ、冷蔵庫全体の消費電力量の増大を阻止することができる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、家庭用又は業務用冷蔵庫に発光ダイオードの照明を適用する場合に実施することはもちろん、扉のある物品貯蔵装置など発光ダイオード照明を適用する幅広い設備機器に応用できるものである。
1 実装基板
2 発光ダイオード
20 照明装置
24 扉開閉検知手段
25 扉
26 制御装置
36 タイマカウント
2 発光ダイオード
20 照明装置
24 扉開閉検知手段
25 扉
26 制御装置
36 タイマカウント
Claims (4)
- 前面が開口する貯蔵室と、発光素子を光源として前記貯蔵室内を照らす照明装置と、前記貯蔵室の扉の開閉を検知する扉開閉検知手段と、前記扉開閉検知手段によって前記照明装置を点灯および消灯する発光ダイオードと、野菜室にある野菜室照明装置を点灯及び消灯する野菜室発光ダイオードとからなり、前記扉開閉検知手段によって前記扉の開状態を検知し、照明装置に流す電流のON/OFF時間の比率を制御して、前記照明装置は点灯と消灯を繰返し、徐々にON時間の比率を小さくして消灯し、その後徐々にON時間の比率を大きくして点灯と消灯を繰り返し、野菜室照明装置を同期することを特徴とする冷蔵庫。
- 制御装置は扉開時、照明装置に流す電流のON/OFF時間の比率と周期Tを決定し、周期Tを徐々に早くし、野菜室照明装置を同期することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
- 制御装置は扉開時、警告音を放置する警告音放置手段を備え、前期警告音放置手段によって、照明装置に流す電流のON/OFF時間の比率を制御と野菜室照明装置と同期して前記警告音を発する請求項1の冷蔵庫。
- 制御装置は扉開時、ドアの表面に庫内温度や庫内設定温度を表示する表示手段を備え、照明装置に流す電流のON/OFF時間の比率を制御と野菜室照明装置と同期して、前記表示手段の表示部を点滅することを特徴とする請求項1の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010005494A JP2011144992A (ja) | 2010-01-14 | 2010-01-14 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010005494A JP2011144992A (ja) | 2010-01-14 | 2010-01-14 | 冷蔵庫 |
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ID=44460008
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014035129A (ja) * | 2012-08-08 | 2014-02-24 | Toshiba Corp | 冷蔵庫 |
JP7490210B2 (ja) | 2019-12-26 | 2024-05-27 | アクア株式会社 | 冷蔵庫 |
-
2010
- 2010-01-14 JP JP2010005494A patent/JP2011144992A/ja active Pending
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