JP2011144943A - 粉砕システム - Google Patents
粉砕システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011144943A JP2011144943A JP2010003692A JP2010003692A JP2011144943A JP 2011144943 A JP2011144943 A JP 2011144943A JP 2010003692 A JP2010003692 A JP 2010003692A JP 2010003692 A JP2010003692 A JP 2010003692A JP 2011144943 A JP2011144943 A JP 2011144943A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- biomass
- coal
- vertical
- rotary table
- vertical crusher
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【解決手段】 本発明によれば、バイオマス専用の竪型粉砕機を有しているから、万一、バイオマス専用の竪型粉砕機にトラブルが発生して停止したとしても、石炭用竪型粉砕機には影響しないので、燃焼装置を停止させる必要がなく、又、石炭に対するバイオマスの混合比率を自由に変えることが可能である上に、石炭とバイオマスを同一のバーナで燃焼させるため、燃焼装置の炉内温度に不均一がおこりにくく、ボイラの効率が低下しない。
【選択図】 図1
Description
竪型粉砕機は、原料を効率的に微粉砕することができるという優れた特性を有しておりボイラ等の燃焼装置に対して、石炭等を微粉砕して燃料として送ることのできる装置として、数多く利用されている。
燃料として使用されるバイオマスの代表的なものとしては、例えば、間伐材、倒木、麦わら、建築廃材等があるが、その他にも数多くのバイオマスが燃料として使用できないか検討され始めている。
そのような理由から、現在では、既存の石炭粉砕用竪型粉砕機において、石炭にバイオマスを混合した原料を粉砕し、燃焼装置の燃料とすることが多くなってきた。
例えば、参考までに図4にバイオマスを粉砕する粉砕システムを示すが、竪型粉砕機100、ベルトコンベヤ、並びに石炭を貯留するホッパ201とバイオマスを貯留するホッパ202等を備えて、石炭とバイオマスを、それぞれの比率で混合してから、型粉砕機100の原料投入口135に投入して粉砕する。
従って、例えば、バイオマス混合量について、例えば、上限値が3%のところ、安全の見地から余裕を見て1.5%程度しか設定できないために、バイオマスの混合量を増やすことが難しかった。
なお、バイオマス専用の竪型粉砕機を使用する粉砕システムとしては、特許文献1に開示されるような従来技術が公知である。特許文献1に開示の従来技術は、複数台の石炭用竪型粉砕機の横に、バイオマス専用の粉砕機を設置している。
そのため、石炭とバイオマスを燃焼させるバーナがそれぞれ別個となり、石炭とバイオマスを燃焼装置内で別々に燃焼させることになるので、その燃焼挙動や熱量等の違いから、炉内温度に不均一がおこりやすく、その結果、ボイラの効率を落としてしまう可能性があった。
(1) 回転テーブル上に投入した石炭を粉砕ローラによって粉砕する第1の竪型粉砕機、及び回転テーブル上に投入したバイオマスを粉砕ローラによって粉砕する第2の竪型粉砕機を備えて、第1の竪型粉砕機で粉砕した石炭を燃焼装置に供給する第1のラインと、第2の竪型粉砕機で粉砕したバイオマスを燃焼装置に供給する第2のラインと、を合流させた後、分配して燃焼装置のバーナへ送る構成とした。
図1〜図3は本実施形態に係わり、図1は粉砕システムの全体構造を説明する図である。図2は第1の竪型粉砕機を説明する図であり、図3は第2の竪型粉砕機を説明する図である。
第1の竪型粉砕機10、及び第2の竪型粉砕機20について説明する。
初めに、本実施形態において、石炭を粉砕する第1の竪型粉砕機10と、バイオマスを粉砕する第2の竪型粉砕機20の相違について簡略に述べれば、第1の竪型粉砕機10が所謂、加圧式の粉砕機であるのに対して、第2の竪型粉砕機20は所謂、負圧式の粉砕機である。なお、本発明に用いる第1の竪型粉砕機10及び第2の竪型粉砕機20について、同構造、同機能の部品には基本的に同一の符号を使用した。
なお、本実施形態においては、竪型粉砕機10は加圧式であるため、ガス供給口33にエキゾーストファン41が連結されており、ガス供給口33から機内に強制的にガスを吹き込む構成となっている。
なお、回転テーブル2上で粉砕された原料は、前記ガスにより吹き上げられてケーシング内を上昇し、分級機14方向に流れるが、径が大きく重量の大きな原料は分級機14まで到達できずに、或いは通過できずに落下することによって、竪型粉砕機10内で循環し、再度粉砕される循環原料となる。
そして、分級機14を通過した径の小さな原料は、その多くが、上部取出口139から製品として取り出されるが、一部、取り出されなかった比較的径の大きな原料は、漏斗状のコーン16内に落下して、回転テーブルの中心付近に再度投入される。
粉砕ローラ5は、回転テーブル2が回転することにより、回転テーブル2に対して、原料を介して従動して回転する。
本実施形態に用いた竪型粉砕機20は、先に説明した第1の竪型粉砕機10と同様に、回転テーブル2上に4個の粉砕ローラ5が配されて、回転テーブル2の上方には回転式の分級機14を備えている。
そして、竪型粉砕機20においては、図3に示すように、回転テーブル2の下方にガスを導入するためのガス供給口33を設けており、さらに回転テーブル上方に該ガスと共に製品を取り出すための上部取出口239を設けている。
そして、竪型粉砕機20においても、先に説明した第1の竪型粉砕機10と同様に、回転テーブル2上で粉砕された原料は、前記ガスにより吹き上げられてケーシング内を上昇し、分級機14を通過した径の小さな原料が、上部取出口39から製品として取り出される。
本実施形態による粉砕システム100は、石炭を粉砕する構成として、石炭を貯留するホッパ201、石炭を粉砕する第1の竪型粉砕機10、ホッパ201から竪型粉砕機10に原料を搬送するベルトコンベヤ、竪型粉砕機10のガス供給口33に空気を吹き込むエキゾーストファン41等を有しており、ホッパ201の図示しない排出口から供給された石炭をベルトコンベヤによって、竪型粉砕機10の原料投入口135まで搬送し、原料投入シュート13を介して、竪型粉砕機10内に投入する。
なお、一般的に、加圧式の竪型粉砕機10では、製品取出口139は1カ所と限らず、上部に複数箇所設置されていることが多い。
また、石炭とバイオマスの混合比によっては、バイオマスを粉砕する第2の竪型粉砕機20が1台に対して、石炭を粉砕する第1の竪型粉砕機10が複数台ということも想定できる。
そのようなケースにおいては、第2の竪型粉砕機20から取り出したバイオマスの微粉砕品をバグフィルタ46によって捕集した後、複数本(本実施形態においては3本)のラインに分配して、第2のライン52とする。そして、第2のライン52は、少なくとも第1のライン51が、ボイラ200のバーナ手前に配置されたディストリビュータ50に到達する前の管路上において、第1のラインに合流するように構成する。
なお、ディストリビュータまで流れてきた石炭とバイオマスの微粉砕品は、複数個のバーナ55に分配されて送られる。
石炭を貯留したホッパ201の図示しない排出口から供給された石炭を、ベルトコンベヤによって、竪型粉砕機10の原料投入口135まで搬送し、原料投入シュート13を介して竪型粉砕機10内に投入する。投入された石炭は、原料投入シュート13を介して回転テーブル2の中央付近に投入されて、渦巻き状の軌跡を描きながら、回転テーブル2の外周側に移動する。そして、回転テーブル2上に投入された石炭は、循環原料と回転テーブル2上で合わさって回転テーブル2上に供給された後、粉砕ローラ5に噛み込まれて粉砕される。
また、分級機14を通過した径の小さな石炭は、上部取出口139から製品として取り出される。上部取出口139から取り出された原料は、第1のライン51の中をガスと一緒に流れて進む。
投入されたバイオマスは、原料投入シュート13を介して回転テーブル2の中央付近に投入されて、渦巻き状の軌跡を描きながら、回転テーブル2の外周側に移動する。そして、回転テーブル2上に投入されたバイオマスは、後述する循環原料と回転テーブル2上で合わさって回転テーブル2上に供給された後、粉砕ローラ5に噛み込まれて粉砕される。
また、分級機14を通過した径の小さなバイオマスは、上部取出口239から製品として取り出される。
第2の竪型粉砕機20の上部取出口239からガスと共に取り出されたバイオマスの微粉砕品は、バグフィルタ46によって捕集された後、3本のラインに分配されて、第2のライン52を流れていく。
なお、第2のライン52が合流後の第1のライン内には、石炭とバイオマスの微粉砕品が混合されながら流れていき、ディストリビュータ50に到達した後、そこで複数個のバーナ55に分配されて送られて、バーナ55に送られた石炭とバイオスの微粉砕品は、そこで燃焼させられる。
さらに、万一、バイオマスを粉砕する第2の竪型粉砕機20が故障したとしても、石炭を粉砕する第1の竪型粉砕機10の運転には影響しないので、石炭を燃料として供給することは可能であるから、燃焼装置に全く燃料が遅れない状態になることはなく、燃焼装置の停止という非常事態は回避できる。
5 粉砕ローラ
10 第1の竪型粉砕機
10 粉砕機
13 原料投入シュート
14 分級機
15 ダムリング
16 コーン
20 第2の竪型粉砕機
30 環状通路
33 ガス供給口
41 エキゾーストファン
45 エキゾーストファン
50 ディストリビュータ
51 第1のライン
52 第2のライン
55 バーナ
100 粉砕システム
135 原料投入口
139 上部取出口
239 上部取出口
200 ボイラ
201 ホッパ(石炭用)
202 ホッパ(バイオマス)
235 原料投入口
Claims (2)
- 回転テーブル上に投入した石炭を粉砕ローラによって粉砕する第1の竪型粉砕機、及び回転テーブル上に投入したバイオマスを粉砕ローラによって粉砕する第2の竪型粉砕機を備えて、
第1の竪型粉砕機で粉砕した石炭を燃焼装置に供給する第1のラインと、第2の竪型粉砕機で粉砕したバイオマスを燃焼装置に供給する第2のラインと、を合流させた後、分配して燃焼装置のバーナへ送る燃料供給用の粉砕システム。 - 前記第1のラインが複数本ある場合に、前記第2のラインを分配して合流させる請求項1記載の燃料供給用の粉砕システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010003692A JP2011144943A (ja) | 2010-01-12 | 2010-01-12 | 粉砕システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010003692A JP2011144943A (ja) | 2010-01-12 | 2010-01-12 | 粉砕システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011144943A true JP2011144943A (ja) | 2011-07-28 |
Family
ID=44459963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010003692A Pending JP2011144943A (ja) | 2010-01-12 | 2010-01-12 | 粉砕システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011144943A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102541099A (zh) * | 2012-01-13 | 2012-07-04 | 抚州孙氏兄弟实业有限公司 | 一种燃烧炉料位控制设计方法及控制装置和控制方法 |
WO2014038437A1 (ja) | 2012-09-04 | 2014-03-13 | 富士通株式会社 | サンプリング治具、定量分析方法、および分析システム |
CN104832942A (zh) * | 2015-05-11 | 2015-08-12 | 浙江尚鼎工业炉有限公司 | 一种进料机构及应用该机构的生物质燃烧机 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007101135A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Ube Ind Ltd | 微粉炭とバイオマスの混焼方法 |
JP2008082651A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 石炭・バイオマス混焼システム及び混焼方法 |
JP2008101882A (ja) * | 2006-10-20 | 2008-05-01 | Ube Ind Ltd | 固体燃料搬送管 |
JP2009079830A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Babcock Hitachi Kk | 固体燃料粉砕供給装置と方法 |
-
2010
- 2010-01-12 JP JP2010003692A patent/JP2011144943A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007101135A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Ube Ind Ltd | 微粉炭とバイオマスの混焼方法 |
JP2008082651A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 石炭・バイオマス混焼システム及び混焼方法 |
JP2008101882A (ja) * | 2006-10-20 | 2008-05-01 | Ube Ind Ltd | 固体燃料搬送管 |
JP2009079830A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Babcock Hitachi Kk | 固体燃料粉砕供給装置と方法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102541099A (zh) * | 2012-01-13 | 2012-07-04 | 抚州孙氏兄弟实业有限公司 | 一种燃烧炉料位控制设计方法及控制装置和控制方法 |
WO2014038437A1 (ja) | 2012-09-04 | 2014-03-13 | 富士通株式会社 | サンプリング治具、定量分析方法、および分析システム |
CN104832942A (zh) * | 2015-05-11 | 2015-08-12 | 浙江尚鼎工业炉有限公司 | 一种进料机构及应用该机构的生物质燃烧机 |
CN104832942B (zh) * | 2015-05-11 | 2018-05-22 | 浙江尚鼎工业炉有限公司 | 一种进料机构及应用该机构的生物质燃烧机 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4576365B2 (ja) | 石炭・バイオマス混焼システム及び混焼方法 | |
JP5645468B2 (ja) | バイオマス粉砕装置及びバイオマス・石炭混焼システム | |
JP4939145B2 (ja) | バイオマス粉砕装置およびその制御方法 | |
KR101622582B1 (ko) | 불활성 작동 또는 비불활성 작동으로 석탄을 분쇄하기 위한 방법 및 설비 | |
US20130061787A1 (en) | Biomass pulverizing apparatus and biomass/coal mixed-combustion system | |
JP5511619B2 (ja) | バイオマス粉砕装置及びバイオマス・石炭混焼システム | |
JP4876465B2 (ja) | バイオマス燃料の供給システム | |
KR102045781B1 (ko) | 분쇄 및 건조 플랜트 | |
JP2003334460A (ja) | 石炭木屑混合粉砕装置の運転方法 | |
JP2003268394A (ja) | 木質燃料とその製造方法 | |
JP2007091893A (ja) | 木質系バイオマスの燃料供給システム | |
JP6057146B2 (ja) | 粉砕システム | |
JP2011144943A (ja) | 粉砕システム | |
JP2012024652A (ja) | 竪型粉砕装置およびそれを備えた石炭・バイオマス焚きボイラプラント | |
JP2008208360A (ja) | 固体燃料およびその製造方法 | |
JP2007169534A (ja) | バイオマス炭化装置 | |
JP5634800B2 (ja) | 固体燃料の製造方法及び竪型ローラミル | |
JP7116365B2 (ja) | 竪型粉砕機 | |
JP2015171680A (ja) | 竪型粉砕機 | |
JP6549062B2 (ja) | 縦型ミル | |
JP4984688B2 (ja) | 竪型粉砕機の運転方法 | |
JP2011251223A (ja) | バイオマス粉砕装置及びバイオマス・石炭混焼システム | |
KR20190050284A (ko) | 분쇄기 및 분쇄기의 운전 방법 | |
JP2021130095A (ja) | 竪型粉砕機 | |
JP5569767B2 (ja) | 竪型粉砕機の運転方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121005 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130919 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131004 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131129 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140418 |