JP2011144866A - スラストころ軸受 - Google Patents

スラストころ軸受 Download PDF

Info

Publication number
JP2011144866A
JP2011144866A JP2010005634A JP2010005634A JP2011144866A JP 2011144866 A JP2011144866 A JP 2011144866A JP 2010005634 A JP2010005634 A JP 2010005634A JP 2010005634 A JP2010005634 A JP 2010005634A JP 2011144866 A JP2011144866 A JP 2011144866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
outer diameter
diameter side
pocket
thrust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010005634A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Waseda
義孝 早稲田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Corp
Original Assignee
JTEKT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JTEKT Corp filed Critical JTEKT Corp
Priority to JP2010005634A priority Critical patent/JP2011144866A/ja
Publication of JP2011144866A publication Critical patent/JP2011144866A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/46Cages for rollers or needles
    • F16C33/54Cages for rollers or needles made from wire, strips, or sheet metal
    • F16C33/542Cages for rollers or needles made from wire, strips, or sheet metal made from sheet metal
    • F16C33/543Cages for rollers or needles made from wire, strips, or sheet metal made from sheet metal from a single part
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/46Cages for rollers or needles
    • F16C33/54Cages for rollers or needles made from wire, strips, or sheet metal
    • F16C33/541Details of individual pockets, e.g. shape or roller retaining means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/22Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
    • F16C19/30Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for axial load mainly
    • F16C19/305Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for axial load mainly consisting of rollers held in a cage

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

【課題】ポケットの外径側の内壁面に対するころの端面の摺動抵抗を良好に低減することができるスラストころ軸受を提供する。
【解決手段】内、外径の両環状部21、22と、これら両環状部21、22を連結すると共に、ころを転動可能に保持するための複数のポケット40を区画形成する複数の柱部24とを有する保持器20を備える。ポケット40の内、外径側の両内壁面41、45のうち、少なくとも外径側内壁面45には、ころ11の端面の中心部を越える位置まで曲げられた曲げ部46が形成される。曲げ部46にころ11の端面に接触可能なころ接触部47が形成されている。
【選択図】図2

Description

この発明はスラストころ軸受に関する。
従来、スラストころ軸受の保持器は、内、外径の両環状部と、これら両環状部を連結すると共に、ころを転動可能に保持するための複数のポケットを区画形成する複数の柱部とを有する。
このような保持器においては、保持器素材の円環部にポケット金型によってポケットが打ち抜かれて形成されることから、ポケットの内外径側の両内壁面は剪断面となり面粗度が悪い(粗い)。
このため、軸受け回転時において、ポケットの内外径側のいずれかの内壁面にころの端面が摺接しながら転動する際、ポケットの内外径側のいずれかの内壁面に対するころの端面の摺動抵抗(摺動摩擦力)が大きくなり、トルク損失をまねくことになる。
特に、高速回転時の遠心力の作用を受けると、ポケットの外径側の内壁面に対するころの端面の摺動抵抗(摺動摩擦力)が著しく大きくなることが想定される。
そこで、前記したころの摺動抵抗を抑制するために、例えば、特許文献1に開示されたような構造をもつスラストころ軸受がある。
これにおいては、ポケットの内、外径側の内壁面に、ころの端面の回転中心に向けて突出すると共に、保持器の回転面に対して鉛直方向に角度を持たせて折り曲げられ、先端頂点がころの端面の回転中心に対して点接触するようにした凸部が設けている。
特開2008−175310号公報
ところで、特許文献1に開示されたものにおいては、ポケットの内、外径側の内壁面に設けられた凸部の先端頂点がころの端面の回転中心に対して点接触することによって、ころの摺動抵抗が低減される。
しかしながら、特許文献1においては、凸部の先端縁が打ち抜きエッジとなるため、摺動抵抗の低減効果が小さくなることが想定される。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、ポケットの外径側の内壁面に対するころの端面の摺動抵抗を良好に低減することができるスラストころ軸受を提供することである。
前記課題を解決するために、この発明の請求項1に係るスラストころ軸受は、内、外径の両環状部と、これら両環状部を連結すると共に、ころを転動可能に保持するための複数のポケットを区画形成する複数の柱部とを有する保持器を備えたスラストころ軸受であって、
前記ポケットの内、外径側の両内壁面のうち、少なくとも外径側内壁面には、前記ころの端面の中心部を越える位置まで曲げられた曲げ部が形成され、
前記曲げ部に前記ころの端面に接触可能なころ接触部が形成されていることを特徴とする。
前記構成によると、ポケットの外径側内壁面の曲げ部にころ接触部を形成することによって、高速回転時の遠心力の作用を受けてころの端面がころ接触部に摺接する際の摺動抵抗を打ち打ち抜きエッジの場合と比較して小さく抑えることができる。
請求項2に係るスラストころ軸受は、内、外径の両環状部と、これら両環状部を連結すると共に、ころを転動可能に保持するための複数のポケットを区画形成する複数の柱部とを有する保持器を備えたスラストころ軸受であって、
前記外径側環状部の内周面のころの端面に対向する複数箇所には、前記ころの端面に向けて接触可能に突出するころ接触部が形成され、
前記ころ接触部は、スラスト方向及び円周方向の両方向で曲面又は屈曲面をなしていることを特徴とする。
前記構成によると、外径側環状部の内周面にスラスト方向及び円周方向の両方向で曲面又は屈曲面をなすころ接触部を形成することによって、高速回転時の遠心力の作用を受けてころの端面がころ接触部に摺接する際の摺動抵抗を小さく抑えることができる。
請求項3に係るスラストころ軸受は、請求項2に記載のスラストころ軸受であって、
ころ接触部は、外径側環状部が根元側から先端側に向けてしだいに小径に絞られたテーパ円筒状に形成された後、前記外径側環状部の内周面の先端部が外周面と逆テーパに切除されることによってスラスト方向に屈曲面をなし、さらに、保持器素材の円環部にポケット打抜き金型によってポケットが打ち抜かれる同時に、前記ポケット打抜き金型によって前記外径側環状部の内周面の突出部分が円弧状又は湾曲状に打ち抜かれることによって円周方向に曲面をなしていることを特徴とする。
前記構成によると、スラスト方向及び円周方向の両方向で曲面又は屈曲面をなすころ接触部を容易に形成することができ、コスト低減に効果が大きい。
この発明の実施例1に係るスラストころ軸受の保持器を示す側断面図である。 同じく保持器の曲げ部ところとの接触部分を拡大して示す側断面図である。 同じく保持器のポケットを打ち抜き加工すると同時にそのポケットの内外径側の両内壁面に曲げ部を形成するための突片が形成された状態を示す平面図である。 同じく突片を折り曲げて曲げ部を形成した状態を示す側断面である。 同じく端面が球面をなすころがポケットに配置された実施態様を示す側断面図である。 同じく曲げ部が直線状に形成された実施態様を示す側断面図である。 同じく直線状の曲げ部に球面状のころ接触部が形成された実施態様を示す側断面図である。 同じく保持器のポケットの打ち抜き加工時に曲げ部を形成するための突片と球面状のころ接触部とが形成された状態を示す平面図である。 この発明の実施例2に係るスラストころ軸受の保持器を示す側断面図である。 同じく保持器用の円環素材(一次加工品)にポケットの外径側部分に対応する位置に下孔が形成された状態を示す平面図である。 同じく保持器用の一次加工品が絞り加工されると共に、外径側環状部がテーパ円筒状に形成されて二次加工品が形成された状態を示す側断面図である。 同じく保持器用の二次加工品の外径側環状部の内周面の先端部が外周面と逆テーパに切除されて三次加工品が形成された状態を示す側断面図である。 同じくポケット打抜き金型の一部を示す説明図である。 同じくポケット打抜き金型によって三次加工品の所定位置にポケットが打ち抜かれると同時に外径側環状部の内周面の突出部分が円弧状又は湾曲状に打ち抜かれて保持器が形成された状態を示す斜視図である。
この発明を実施するための形態について実施例にしたがって説明する。
この発明の実施例1を図1〜図4にしたがって説明する。
図1と図2に示すように、スラストころ軸受(スラスト針状ころ軸受も含む)は、複数のころ11と保持器20とを備えている。
保持器20は、鋼板のプレス加工によって形成され、内径側環状部(円筒部)21と、外径側環状部(円筒部)22と、これら内、外径側の両環状部21、22の周方向に所定間隔を隔てて掛け渡されてポケット40を区画形成する複数の柱部24とを備えて断面略M字状をなしている。
図3に示すように、保持器20の柱部24は、内径側部26と、径方向中間部25と、外径側部27と、これら各部を連結する傾斜連結部28とを有している。
さらに、各ポケット40は隣接する柱部24の間に、プレスのポケット打抜き金型によって打ち抜き加工されることで形成される。そして、各ポケット40にはころ11が転動可能に保持される。
また、ポケット40内のころ11を抜け止めするために、隣接する柱部24の相対する面の径方向中間部25及び内外径の両側部26、27の端面には、ポケット40内に向けて対向状に突出する中間爪部30と内外径側の両爪部31、32がそれぞれ形成されている。
ポケット40の内、外径側の両内壁面41、45のうち、少なくとも外径側内壁面45には、ころ11の端面の中心部を越える位置まで曲げられた曲げ部46が形成されている。
この実施例1において、ポケット40の内、外径側の両内壁面41、45に、ころ11の端面の中心部を越える位置まで曲げられた曲げ部42、46がそれぞれ形成されている。これら両曲げ部42、46は、その各中央部にポケット40内に向けて突出する側断面くの字状に折り曲げられ、その各屈曲部をころ接触部43、47としてころ11の両端面に接触可能となっている。
また、曲げ部42、46は、内、外径側の両環状部21、22よりも薄肉をなして弾性変形可能に形成されている。
図3と図4に示すように、ポケット40内の曲げ部42、46は、ポケット40をポケット打抜き金型によって打ち抜き加工すると同時に、そのポケット40の内外径側の両内壁面41、45に曲げ部42、46を形成するための薄肉の突片42a、46aがそれぞれ形成される。
これら両突片42a、46aは、その根元部(両内壁面41、45との接続部)が幅広で先端に向かってしだいに幅が狭くなる台形状に形成されている。
また、この実施例1において、両突片42a、46aの根元部は、ポケット40の両内壁面41、45の幅方向中央部に接続されると共に、両突片42a、46aの根元部の幅寸法は、ポケット40の幅寸法よりも小さく設定されている(例えば、半分以下に設定されている)。
そして、図4に示すように、両突片42a、46aがその長さ方向の中間部(ころ11の端面の中心部に対応する部分)において、ポケット40の径方向中央部に向けて突出するようにくの字状に屈曲され、その屈曲部をころ11の端面に接触可能なころ接触部43、47としている。
この実施例1に係るスラストころ軸受は上述したように構成される。
したがって、軸受け回転時において、ころ11は、その端面がポケット40の内外径側のいずれかのころ接触部43、47に摺接しながら転動する。
ころ接触部43、47は、曲げ部42、46の屈曲部に設けられるため、ころ接触部43、47に摺接する際の摺動抵抗を、打ち打ち抜きエッジの場合と比較して小さく抑えることができる。
しかも、ころ接触部43、47は、ころ11の端面の中心部に接触するため、摺動抵抗の低減に効果が大きい。
また、この実施例1において、高速回転時の遠心力の作用を受けてころ11が外径側の曲げ部46に衝突したとしても、その衝撃力が薄肉の曲げ部46の弾性変形によって良好に吸収することができる。
この結果、ころ11の衝突による保持器20の変形や損傷を防止することができ、耐久性に優れる。
なお、前記実施例1においては、ころ11の両端面が平坦面に形成される場合を例示したが、図5に示すように、両端面が半球面に形成された球面ころ11aを用いてもよい。
また、球面ころ11aを用いた場合には、図6に示すように、保持器20のポケット40の内、外径側の両内壁面41、45に、球面ころ11aの端面の中心部を越える位置まで曲げられた曲げ部142、146がスラスト方向に直交する面に平行な平坦面に形成されてもよい。
また、図7に示すように、曲げ部242、246のころ11の端面の中心部に対応する位置に球面状をなして突出するころ接触部243、247を形成してもよい。
この場合、図8に示すように、ポケット打抜き金型(図示しない)によってポケット40を打ち抜き加工すると同時に、そのポケット40の内外径側の両内壁面41、45に曲げ部242、246を形成するための薄肉の突片242a、246a及び球面状のころ接触部243、247がそれぞれ形成される。
その後、両突片242a、246aがスラスト方向に直交する面に平行して曲げ加工されることで曲げ部242、246が形成される。
また、曲げ部242、246に球面状のころ接触部243、247が形成される場合には、両端面が平坦面に形成されたころ11を用いることができる。
次に、この発明の実施例2を図9〜図14にしたがって説明する。
図9に示すように、この実施例2においても、保持器520は、内、外径の両環状部(円筒部)521、522と、これら両環状部521、522を連結すると共に、ころ511を転動可能に保持するための複数のポケット540を区画形成する複数の柱部524とを有する。
特に、この実施例2において、外径側環状部522の内周面のころ511の端面に対向する複数箇所には、ころ511の端面に向けて接触可能に突出するころ接触部547がそれぞれ形成されている。
これら複数のころ接触部547は、スラスト方向及び円周方向の両方向で曲面又は屈曲面をなしている(図14参照)。
この実施例2のスラストころ軸受に用いられる保持器520は、次に述べるブランク加工工程と、絞りプレス工程と、切除工程と、ポケット打抜き工程との順を経て製造される。
先ず、ブランク加工工程において、図10に示すように、プレスのブランク加工によって、鋼板(素材)が円環状に打ち抜かれ、保持器用の一次加工品(円環素材)520aが形成される際に、一次加工品520aの複数のポケット540に対応する外径側部分に、角孔状の下孔540aが同時に打ち抜き加工される。これら下孔540aは、その外径側端部がポケット540の外径端部を越え、内径側端部がポケット540内に位置し、幅寸法は、ポケット540の幅寸法よりも若干小さく設定される。
次に、絞りプレス工程において、図11に示すように、保持器用の一次加工品が絞り加工され、内径側環状部(円筒部)521と外径側環状部(円筒部)522と、これら内、外径側の両環状部521、522を連結する円環部524aとが形成されると共に、外径側環状部22が先端に向けてしだいに小径に形成されたテーパ円筒状に形成されて二次加工品520bが形成される。
次に、切除工程において、図12に示すように、二次加工品520bの外径側環状部522の内周面の先端部が、プレスの切除刃600によって外径側環状部522の外周面と逆テーパに切除されて三次加工品520cが形成される。
これによって、三次加工品520cの外径側環状部522の内周面の先端部がスラスト方向に屈曲面をなす突出部分(ころ接触部547を形成するための部分)547aが形成される。
次に、ポケット打抜き工程において、図13に示すように、ポケット打抜き金型の打抜刃601は、ポケット540に対応する形状に形成されると共に、この打抜刃601の外径側端部には、三次加工品520cの突出部分547aを周方向に円弧状又は湾曲状に打ち抜くための円弧状又は湾曲状の打抜部602が形成される。この打抜部602は、下孔540aの幅寸法よりも小さく設定されている。言い換えると、下孔540aの幅寸法は、打抜部602の幅寸法よりも大きく設定されている。
そして、ポケット打抜き金型の打抜刃601によって、三次加工品520cの円環部524aの所定位置に複数のポケット540が打ち抜かれると同時に、外径側環状部522の内周面の突出部分547aが、下孔540aの幅寸法内において、円弧状又は湾曲状に打ち抜かれる。これによって、外径側環状部22の内周面に、スラスト方向及び円周方向の両方向で曲面又は屈曲面をなすころ接触部547を有する保持器520が製造される。
この実施例2に係るスラストころ軸受は上述したように構成される。
したがって、この実施例2においては、保持器520の内周面に、スラスト方向及び円周方向の両方向で曲面又は屈曲面をなすころ接触部547を形成することによって、高速回転時の遠心力の作用を受けてころ511の端面がころ接触部547に摺接する際の摺動抵抗を小さく抑えることができる。
また、ころ接触部547は、三次加工品520cの外径側環状部522の内周面に形成されたスラスト方向に屈曲面をなす突出部分547aが、ポケット打抜き工程において、ポケット打抜き金型の打抜刃601によって円弧状又は湾曲状に打ち抜かれることによって容易に形成することができ、コスト低減に効果が大きい。
なお、この発明は前記実施例1及び2に限定するものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。
11 ころ
20 保持器
21 内径側環状部
22 外径側環状部
24 柱部
40 ポケット
41 内径側内壁面
45 外径側内壁面
42 曲げ部
43 ころ接触部
46 曲げ部
47 ころ接触部

Claims (3)

  1. 内、外径の両環状部と、これら両環状部を連結すると共に、ころを転動可能に保持するための複数のポケットを区画形成する複数の柱部とを有する保持器を備えたスラストころ軸受であって、
    前記ポケットの内、外径側の両内壁面のうち、少なくとも外径側内壁面には、前記ころの端面の中心部を越える位置まで曲げられた曲げ部が形成され、
    前記曲げ部に前記ころの端面に接触可能なころ接触部が形成されていることを特徴とするスラストころ軸受。
  2. 内、外径の両環状部と、これら両環状部を連結すると共に、ころを転動可能に保持するための複数のポケットを区画形成する複数の柱部とを有する保持器を備えたスラストころ軸受であって、
    前記外径側環状部の内周面のころの端面に対向する複数箇所には、前記ころの端面に向けて接触可能に突出するころ接触部が形成され、
    前記ころ接触部は、スラスト方向及び円周方向の両方向で曲面又は屈曲面をなしていることを特徴とするスラストころ軸受。
  3. 請求項2に記載のスラストころ軸受であって、
    ころ接触部は、外径側環状部が根元側から先端側に向けてしだいに小径に絞られたテーパ円筒状に形成された後、前記外径側環状部の内周面の先端部が外周面と逆テーパに切除されることによってスラスト方向に屈曲面をなし、さらに、保持器素材の円環部にポケット打抜き金型によってポケットが打ち抜かれる同時に、前記ポケット打抜き金型によって前記外径側環状部の内周面の突出部分が円弧状又は湾曲状に打ち抜かれることによって円周方向に曲面をなしていることを特徴とするスラストころ軸受。
JP2010005634A 2010-01-14 2010-01-14 スラストころ軸受 Pending JP2011144866A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010005634A JP2011144866A (ja) 2010-01-14 2010-01-14 スラストころ軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010005634A JP2011144866A (ja) 2010-01-14 2010-01-14 スラストころ軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011144866A true JP2011144866A (ja) 2011-07-28

Family

ID=44459899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010005634A Pending JP2011144866A (ja) 2010-01-14 2010-01-14 スラストころ軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011144866A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012215740A1 (de) * 2012-09-05 2014-03-06 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Axialkäfig für zylindrische Wälzkörper
WO2015104946A1 (ja) * 2014-01-10 2015-07-16 Ntn株式会社 スラストころ軸受の保持器、およびその製造方法
WO2016080206A1 (ja) * 2014-11-18 2016-05-26 Ntn株式会社 スラストころ軸受の保持器、およびその製造方法
JP2016098841A (ja) * 2014-11-18 2016-05-30 Ntn株式会社 スラストころ軸受の保持器、およびその製造方法
JP2016114154A (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 Ntn株式会社 スラストころ軸受の保持器、およびその製造方法
JP2016128709A (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 Ntn株式会社 スラストころ軸受の保持器、およびその製造方法
JP2016128712A (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 Ntn株式会社 スラストころ軸受の保持器、およびその製造方法
JP2016128711A (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 Ntn株式会社 スラストころ軸受の保持器、およびその製造方法
JP2016128713A (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 Ntn株式会社 スラストころ軸受の保持器、およびその製造方法
DE102017120758A1 (de) * 2017-09-08 2019-03-14 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Axialkäfig für zylindrische Wälzkörper
DE102022133442A1 (de) 2022-12-15 2024-06-20 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Axialwälzlager mit einem ausgestellten Führungsmittel

Cited By (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012215740A1 (de) * 2012-09-05 2014-03-06 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Axialkäfig für zylindrische Wälzkörper
JP2015528553A (ja) * 2012-09-05 2015-09-28 シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲーSchaeffler Technologies AG & Co. KG 円筒状の転動体のためのスラスト保持器
US9404537B2 (en) 2012-09-05 2016-08-02 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Axial cage for cylindrical rolling bodies
WO2015104946A1 (ja) * 2014-01-10 2015-07-16 Ntn株式会社 スラストころ軸受の保持器、およびその製造方法
US10060476B2 (en) 2014-01-10 2018-08-28 Ntn Corporation Thrust roller bearing cage and method for manufacturing the same
JP2016098841A (ja) * 2014-11-18 2016-05-30 Ntn株式会社 スラストころ軸受の保持器、およびその製造方法
WO2016080206A1 (ja) * 2014-11-18 2016-05-26 Ntn株式会社 スラストころ軸受の保持器、およびその製造方法
WO2016080211A1 (ja) * 2014-11-18 2016-05-26 Ntn株式会社 スラストころ軸受の保持器、およびその製造方法
WO2016080207A1 (ja) * 2014-11-18 2016-05-26 Ntn株式会社 スラストころ軸受の保持器、およびその製造方法
CN107002754B (zh) * 2014-11-18 2019-11-26 Ntn株式会社 推力滚子轴承护圈及其制造方法
US10352359B2 (en) 2014-11-18 2019-07-16 Ntn Corporation Thrust roller bearing cage and method for manufacturing the same
US10260555B2 (en) 2014-11-18 2019-04-16 Ntn Corporation Thrust roller bearing cage and method for manufacturing the same
US10190625B2 (en) 2014-11-18 2019-01-29 Ntn Corporation Thrust roller bearing cage and method for manufacturing the same
US10190626B2 (en) 2014-11-18 2019-01-29 Ntn Corporation Thrust roller bearing cage and method for manufacturing the same
WO2016080208A1 (ja) * 2014-11-18 2016-05-26 Ntn株式会社 スラストころ軸受の保持器、およびその製造方法
CN107002754A (zh) * 2014-11-18 2017-08-01 Ntn株式会社 推力滚子轴承护圈及其制造方法
CN107002753A (zh) * 2014-11-18 2017-08-01 Ntn株式会社 推力滚子轴承护圈及其制造方法
CN107110220A (zh) * 2014-11-18 2017-08-29 Ntn株式会社 推力滚子轴承护圈及其制造方法
CN107110219A (zh) * 2014-11-18 2017-08-29 Ntn株式会社 推力滚子轴承护圈及其制造方法
CN107110217A (zh) * 2014-11-18 2017-08-29 Ntn株式会社 推力滚子轴承护圈及其制造方法
CN107110218A (zh) * 2014-11-18 2017-08-29 Ntn株式会社 推力滚子轴承护圈及其制造方法
US20170314620A1 (en) * 2014-11-18 2017-11-02 Ntn Corporation Thrust roller bearing cage and method for manufacturing the same
US9939010B2 (en) 2014-11-18 2018-04-10 Ntn Corporation Thrust roller bearing cage and method for manufacturing the same
US9939019B2 (en) 2014-11-18 2018-04-10 Ntn Corporation Thrust roller bearing cage and method for manufacturing the same
WO2016080209A1 (ja) * 2014-11-18 2016-05-26 Ntn株式会社 スラストころ軸受の保持器、およびその製造方法
JP2016114154A (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 Ntn株式会社 スラストころ軸受の保持器、およびその製造方法
JP2016128713A (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 Ntn株式会社 スラストころ軸受の保持器、およびその製造方法
JP2016128711A (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 Ntn株式会社 スラストころ軸受の保持器、およびその製造方法
JP2016128712A (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 Ntn株式会社 スラストころ軸受の保持器、およびその製造方法
JP2016128709A (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 Ntn株式会社 スラストころ軸受の保持器、およびその製造方法
DE102017120758A1 (de) * 2017-09-08 2019-03-14 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Axialkäfig für zylindrische Wälzkörper
DE102022133442A1 (de) 2022-12-15 2024-06-20 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Axialwälzlager mit einem ausgestellten Führungsmittel
DE102022133442B4 (de) 2022-12-15 2024-10-10 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Axialwälzlager mit einem ausgestellten Führungsmittel

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011144866A (ja) スラストころ軸受
JP6540687B2 (ja) スラスト玉軸受用もみ抜き保持器、及びその設計方法、並びに該保持器を備えたスラスト玉軸受
JP2013015200A (ja) 円すいころ軸受
JP2005090740A (ja) ころ軸受用保持器の製造方法及びころ軸受用保持器
CN104565021A (zh) 圆锥滚子轴承
CN105899827B (zh) 推力滚子轴承护圈及其制造方法
JP2005233317A (ja) ラジアルニードル軸受用保持器とその製造方法
EP2123925A1 (en) Thrust roller bearing
JP2007040449A (ja) ころ軸受の保持器、ころ軸受およびころ軸受の製造方法
JP2009041757A (ja) 金属製保持器の製造方法
JP6816605B2 (ja) 円錐ころ軸受用保持器
JP6007559B2 (ja) 円すいころ軸受
JP2006342883A (ja) ラジアルニードル軸受用保持器とラジアルニードル軸受
JP2007278414A (ja) スラストころ軸受用保持器とその製造方法
JP2009097601A (ja) 打抜き保持器及び分離型ころ軸受
CN110486378A (zh) 推力滚子轴承
JP4578441B2 (ja) スラストころ軸受
JP2010053886A (ja) スラストころ軸受の保持器
JP2009168180A (ja) ころ軸受用保持器
JP2010116970A (ja) スラスト軸受用保持器およびスラスト軸受
JP2010031935A (ja) スラストころ軸受およびその保持器
JP2013100886A (ja) 転がり軸受用保持器及び転がり軸受
JP2004293698A (ja) 円錐ころ軸受
JP2008002538A (ja) スラストころ軸受
JP2015148278A (ja) スラストニードル軸受用保持器及びスラストニードル軸受