JP2011144605A - 建設機械の防振構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】建設機械に搭載される電気機器を防振するのに好適な防振構造を提供することを目的とする。
【解決手段】走行体(1)と、この走行体上に設けられた架台(4)と、この架台(4)の前部に配置される作業装置(3)と、架台(4)の後部に上下方向に移動可能に配置される中空のカウンタウエイト(5)とを備えた建設機械の防振構造であって、電気機器(10)を搭載したラック(11)をカウンタウエイト(5)の内部空間に配置し、ラック(11)の下面と架台(4)とをバネ(12a)で結合し、ラック(11)の上面とカウンタウエイト(5)をバネ(12b)で結合することにより、ラック(11)を主系とし、カウンタウエイト(5)を付加系とした動吸振器構造が構成されるようなっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、建設機械の電動化・ハイブリッド化のため、新たに搭載する電気機器の防振構造に関するものであり、特に油圧ショベルなどカウンタウエイトを備えた建設機械の防振構造に関する。
近年、排気ガスが少ない、周囲への騒音が小さい、燃費が良いなど、環境に与える影響を配慮して、建設機械の電動化・ハイブリッド化が進められている。例えば特許文献1では、エンジンと電気モータを搭載したハイブリッドシステムの油圧ショベルが報告されており、電気モータへの電力供給のために、電気モータ専用の高圧バッテリを搭載することが提案されている。また、例えば特許文献2においても、エンジンと電気モータを搭載したハイブリッドシステムの油圧ショベルが報告されており、電気モータに電力を供給するため、カウンタウエイト内部のスペースにバッテリを収納する方法について提案されている。
特開2001−99103号公報 特開2007−205097号公報
上述の特許文献に記載されているように、建設機械のハイブリッド化には、複数の電気機器を新たに搭載しなければならない。例えば油圧ショベルにおいては、バッテリの他に、インバータ、キャパシタ、チョッパを新たに搭載する。しかしながら、これらの電気機器は、建設作業中に加わる加速度下での使用を想定しておらず、搭載にあたっては電気機器の許容加速度を越えないように、新たな防振構造を開発しなければならない。
本発明は、上述の課題を解決するため、建設機械に搭載される電気機器を防振するのに好適な防振構造を提供することを目的とする。
前述の目的を達成するために、本発明は、走行体と、この走行体上に設けられた架台と、この架台の前部に配置される作業装置と、前記架台の後部に上下方向に移動可能に配置される中空のカウンタウエイトとを備えた建設機械の防振構造であって、電気機器を搭載したラックを前記カウンタウエイトの内部空間に配置し、前記ラックの下面と前記架台とをバネで結合し、前記ラックの上面と前記カウンタウエイトをバネで結合することにより、前記ラックと前記カウンタウエイトとが動吸振器構造を成すことを特徴とするものである。
本発明によれば、従来は重量バランスのために配置されたカウンタウエイトを動吸振器の付加系、電気機器を搭載したラックを主系とし、動吸振器の効果によって、搭載した電気機器を防振することができる。
また、本発明は、走行体と、この走行体上に設けられた架台と、この架台の前部に配置される作業装置と、前記架台の後部に上下方向に移動可能に配置される中空のカウンタウエイトとを備えた建設機械の防振構造であって、前記架台は、上下方向に弾性変形する板バネとしての機能を備え、電気機器を搭載したラックの下面を、前記カウンタウエイトの内部であって前記架台上にリジッドに固定し、前記ラックの上面を前記カウンタウエイトとバネで結合することにより、前記ラックと前記カウンタウエイトとが動吸振器構造を成すことを特徴とするものである。
ここで、「板バネとして機能する」構成には、架台を所望の長さにすることにより上下方向に弾性変形する(撓む)構成や、架台を所望の板厚にすることにより上下方向に弾性変形する(撓む)構成が含まれる。
本発明によれば、従来は重量バランスのために配置されたカウンタウエイトを動吸振器の付加系、電気機器を搭載したラックを主系とし、動吸振器の効果によって、搭載した電気機器を防振することができる。
また、本発明は、走行体と、この走行体上に設けられた架台と、この架台の前部に配置される作業装置と、前記架台の後部に配置される中空のカウンタウエイトとを備えた建設機械の防振構造であって、前記カウンタウエイトは、前記架台に固定された外側壁部と、この外側壁部の内側に沿うようにして前記架台に固定された内側壁部と、前記外側壁部と前記内側壁部とで挟むようにして取り付けられ、上下方向に移動可能な天井壁部とを有し、電気機器を搭載したラックの下面を前記架台とバネで結合し、前記ラックの上面を前記天井壁部とバネで結合することにより、前記ラックと前記カウンタウエイトの前記天井壁部とが動吸振器構造を成すことを特徴とするものである。
本発明によれば、従来は重量バランスのために配置されたカウンタウエイトを動吸振器の付加系、電気機器を搭載したラックを主系とし、動吸振器の効果によって、搭載した電気機器を防振することができる。
また、本発明は、上記構成において、前記カウンタウエイトが水平方向に移動することを防止するための第1のガイド機構を備えたことを特徴としている。
この構成によれば、回転運動および水平方向の横揺れを防止することができ、鉛直方向の振動を効率よく防振することができる。特に、油圧ショベル等の建設機械は作業中に頻繁に旋回動作が行われるが、本発明の構成を備えているため、旋回動作に伴う水平方向の移動(回転)を防止できるので、動吸振器として非常に優れた効果を発揮することとなる。
また、本発明は、上記構成において、前記第1のガイド機構は、前記架台から上方に突出する第1のガイド棒と、前記カウンタウエイトの下面に形成され、前記第1のガイド棒が挿入される第1のガイド穴とで構成されることを特徴としている。この構成によれば、構造を簡単にすることができる利点がある。
また、本発明は、上記構成において、前記ラックが水平方向に移動することを防止するための第2のガイド機構を備えたことを特徴としている。
この構成によれば、回転運動および水平方向の横揺れを防止することができ、鉛直方向の振動を効率よく防振することができる。特に、油圧ショベル等の建設機械は作業中に頻繁に旋回動作が行われるが、本発明の構成を備えているため、旋回動作に伴う水平方向の移動(回転)を防止できるので、動吸振器として非常に優れた効果を発揮することとなる。
また、本発明は、上記構成において、前記第2のガイド機構は、前記架台から上方に突出する第2のガイド棒と、前記ラックの側面に設けられ、前記第2のガイド棒が挿入される第2のガイド穴とで構成されることを特徴としている。この構成によれば、構造を簡単にすることができる利点がある。
また、本発明は、上記構成において、前記第1のガイド機構は、前記第1のガイド棒を挟み込むための第1のパッドを備え、前記第1のパッドはフッ素系樹脂(例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE))からなることを特徴としている。この構成によれば、第1のガイド棒がフッ素系樹脂パッドで挟み込まれた構造とすることによって、接触面の摩擦効果を高めることができ、振動の減衰を大きくできる。
ここで、上記した接触面の摩擦効果について具体的に説明すると、例えば、第1のガイド棒と第1のパッドが共に鉄からなり、鉄と鉄とが摩擦する構造とした場合には、振動開始時に0.3程度であった摩擦係数は、0.7程度まで徐々に上昇し、さらに振動が続くと全く動かなくなってしまうこととなる。ところが、本発明のように第1のパッドをフッ素系樹脂からなり、鉄とフッ素系樹脂とが摩擦する構造とすることにより、長期間に亘って摩擦係数が0.05程度の安定した値が得られるため、接触面の摩擦効果を高めることができ、安定して振動の減衰効果を得ることができるのである。
また、本発明は、上記構成において、前記第1のガイド棒の先端部には、前記第1のパッドと当接することにより前記第1のガイド棒が前記第1のガイド穴から外れるのを防止するための第1のストッパが設けられていることを特徴としている。この構成によれば、簡単な構成でカウンタウエイトが架台から外れることを防止できる。
また、本発明は、上記構成において、前記第1のストッパの外周面には、前記第1のガイド穴内の空気を通過させるための空気溝が設けられていることを特徴としている。この構成によれば、振動の減衰を大きくでき、電気機器の防振に非常に優れた効果を発揮することとなる。
また、本発明は、上記構成において、前記第1のストッパには、前記第1のガイド穴内の空気を通過させるための空気孔が、上下方向に貫通するように設けられていることを特徴としている。この構成によれば、振動の減衰を大きくでき、電気機器の防振に非常に優れた効果を発揮することとなる。
また、本発明は、上記構成において、前記第2のガイド機構は、前記第2のガイド棒を挟み込むための第2のパッドを備え、前記第2のパッドはフッ素系樹脂(例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE))からなることを特徴としている。この構成によれば、第2のガイド棒がフッ素系樹脂パッドで挟み込まれた構造とすることによって、接触面の摩擦効果を高めることができ、振動の減衰を大きくできる。
ここで、上記した接触面の摩擦効果について具体的に説明すると、例えば、第2のガイド棒と第2のパッドが共に鉄からなり、鉄と鉄とが摩擦する構造とした場合には、振動開始時に0.3程度であった摩擦係数は、0.7程度まで徐々に上昇し、さらに振動が続くと全く動かなくなってしまうこととなる。ところが、本発明のように第2のパッドをフッ素系樹脂からなり、鉄とフッ素系樹脂とが摩擦する構造とすることにより、長期間に亘って摩擦係数が0.05程度の安定した値が得られるため、接触面の摩擦効果を高めることができ、安定して振動の減衰効果を得ることができるのである。
また、本発明は、上記構成において、前記第2のガイド棒の先端部には、前記第2のパッドと当接することにより前記第2のガイド棒が前記第2のガイド穴から外れることを防止するための第2のストッパが設けられていることを特徴としている。この構成によれば、簡単な構成でラックが架台から外れるのを防止できる。
また、本発明は、上記構成において、前記天井壁部と接触する前記外側壁部の表面および前記天井壁部と接触する前記内側壁部の表面の少なくとも一方の表面は、樹脂でコーティングされていることを特徴としている。
また、本発明は、上記構成において、前記ラックと前記カウンタウエイトの質量比μが1.0〜2.0であることを特徴としている。この構成によれば、付加系にカウンタウエイトを用いることで、主系であるラックに比べて付加系の質量を大きくでき、広範囲の周波数成分の振動を防振することができる。
ここで、質量比μが1.0より小さいと、図11に示すように周波数のピークとピークが近づいてしまい、動吸振器としての十分な効果が得難くなる。一方、質量比が2.0より大きくするには、カウンタウエイトを必要以上に重くしなければならず、製造やコストの観点から好ましくない。そこで、質量比μは、1.0〜2.0の範囲するのが好ましいのである。
また、本発明は、上記構成において、前記カウンタウエイトには通気口が形成されていることを特徴としている。この構成によれば、電気機器を搭載したラックへの風通しを良くし、発熱による電気機器周辺部の温度上昇を防止することができる。
本発明によれば、従来は重量バランスのために配置されたカウンタウエイトを動吸振器の付加系、電気機器を搭載したラックを主系とし、動吸振器の効果によって、搭載した電気機器を防振することができる。
本発明の建設機械の防振構造が適用される建設機械の一例である油圧ショベルの外観斜視図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る建設機械の防振構造の外観斜視図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る建設機械の防振構造の正面図である。 本発明の第2の実施の形態例に係る建設機械の防振構造の外観斜視図である。 本発明の第2の実施の形態例に係る建設機械の防振構造の正面図である。 本発明の第3の実施の形態例に係る建設機械の防振構造の外観斜視図である。 本発明の第3の実施の形態例に係る建設機械の防振構造の正面図である。 図6に示すカウンタウエイトのストッパの詳細を示した部分拡大図である。 図2に示す第1のガイド機構の詳細を示した斜視図である。 図9に示す第1のガイド機構の変形例を示した斜視図である。 図2に示す第2のガイド機構の詳細を示した斜視図である。 本発明を適用した場合の質量比と防振可能な周波数範囲の関係を示す図である。 本発明を建設機械に適用した場合の防振効果を示す図である。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態例について説明する。まず、本発明の建設機械の防振構造が適用される建設機械の代表的な例である油圧ショベルについて図1を参照しながら簡単に説明する。
図1に示す油圧ショベルは、内燃機関であるエンジンと電気モータを併用したハイブリッドショベルであり、走行装置を備えた下部走行体(走行体)1と、下部走行体1上に旋回可能に結合された上部旋回体(旋回体)2と、上部旋回体2の前部に装着された作業装置3から構成されている。上部旋回体2は、架台となるスイングフレーム4を有し、スイングフレーム4の後端部には、カウンタウエイト5を有する。カウンタウエイト5の前方には、エンジン、油圧ポンプおよび電気モータ等を収めるエンジンルーム6が備えられている。作業装置3は、一般にブーム7、アーム8及びバケット9からなる。このカウンタウエイト5の内部には電気機器が搭載されたラック11が配置され、カウンタウエイト5とラック11とにより動吸振器が構成される。
次に、本発明の第1の実施の形態例に係る建設機械の防振構造について図2および図3を用いて説明する。図2は、カウンタウエイト5を斜方上方より見た斜視図であり、図3は、カウンタウエイト5の正面図を示す。カウンタウエイト5は内部が中空の構造となっており、バッテリやキャパシタなどの電気機器10が搭載されたラック11が配置されている。ラック11の下面とスイングフレーム4は、例えば防振バネ12aによってバネ結合されており、同様にラック11の上面とカウンタウエイト5も例えば防振バネ12bによってバネ結合されている。このように配置することで、カウンタウエイト5を付加系、電気機器10を搭載したラック11を主系として動吸振器構造を形成でき、電気機器10を防振することができる。本実施形態のようにカウンタウエイト5を付加系とすることによって、主系に比べて付加系の質量を大きくすることができる。そのため、後述するように広範囲の周波数成分に亘る振動を防振することができる。
また、油圧ショベルは、作業中は、凸凹のある地面を走行するために上下方向に振動するうえ、上部旋回体2が頻繁に旋回するために、カウンタウエイト5も上下方向に振動するのみならず、上部旋回体2の旋回に伴って水平方向に移動する(回転する)こととなる。そこで、本実施形態では、カウンタウエイト5が水平方向に移動する(回転する)のを防止するための第1のガイド機構を設けている。この第1のガイド機構は、カウンタウエイト5の下面に形成された複数の大ガイド穴13と、スイングフレーム4から上方に突出して設けられ、大ガイド穴13に挿入可能な複数の大ガイド棒14とで構成されている。この大ガイド穴13に大ガイド棒14が挿入されることにより、上部旋回体2が旋回しても、カウンタウエイト5が水平方向に移動するのが防止される。これにより、カウンタウエイト5の振動する方向を上下方向(鉛直方向)のみに抑えることができるようになっているのである。つまり、第1のガイド機構が、水平方向への横揺れおよび回転運動を防止しているのである。
同様に、本実施形態では、ラック11の側面に設けられたが上部旋回体2の旋回に伴って水平方向に移動する(回転する)のを防止するための第2のガイド機構も設けられている。この第2のガイド機構は、ラック11の側面に設けられた複数の小ガイド穴20と、スイングフレーム4から上方に突出して設けられ、小ガイド穴20に挿入可能な複数の小ガイド棒21とで構成されている。この小ガイド穴20に小ガイド棒が挿入されることにより、上部旋回体2が旋回してもラック11が水平方向に移動するのが防止される。これにより、ラック11の振動する方向を上下方向(鉛直方向)のみに抑えることができるようになっているのである。つまり、第2のガイド機構により、ラック11の振動方向は鉛直方向のみ許容されることになり、水平方向への横揺れおよび回転運動が防止されるのである。
また、詳しくは後述するが、大ガイド穴13の開口部には、PTFE(フッ素系樹脂)からなる大パッド17が組み込まれている(図9参照)。この大パッド17は、大ガイド棒14を挟み込むようにして取り付けられており、大ガイド棒14が上下方向の移動する際に大パッド17と摩擦することにより、大ガイド棒14の振動が減衰するようになっている。よって、樹脂パッドがない場合と比較して大ガイド穴13と大ガイド棒14との間で摩擦が大きくなり、高い減衰効果が得られる。なお、カウンタウエイト5には、電気機器周辺温度低減のため、通気口24が設けられている。この通気孔24には図示しないが、ゴミや埃の侵入を防止するためのフィルタが設けられている。
次に、本発明の第2の実施の形態例に係る建設機械の防振構造について図4および図5を用いて説明するが、先に述べた第1の実施の形態例に係る建設機械の防振構造と同一の構成については、同一の符号を付すことにより、その説明は省略する。図4は、カウンタウエイト5を斜方上方より見た斜視図であり、図5は、カウンタウエイト5の正面図を示す。第2の実施の形態例に係る建設機械の防振構造では、ラック11の下面は、スイングフレーム104に例えばボルトによってリジッドに結合されており、ラック11の上面とカウンタウエイト5は例えば防振バネ12bによって結合されている。つまり、第1の実施の形態例に係る建設機械の防振構造との相違点は、スイングフレーム104を板ばねとして利用する点である。
より具体的に説明すると、本実施形態に係るスイングフレーム104は、第1の実施の形態例に係るスイングフレーム4に比べて長さLだけ長い寸法になっている。長さLだけ長い形状であるため、このスイングフレーム104は振動により上下方向に弾性変形する(撓む)ことができる。この弾性変形を板ばねとして利用することにより、ラック11とスイングフレーム104とを防振バネで結合しなくても、ラック11を主系とし、カウンタウエイト5を付加系とする動吸振器を構成することができるのである。
また、例えばカウンタウエイト5下のスイングフレーム104の長さLを変えることにより、板ばねのバネ定数を調節する。これによってラック11とスイングフレーム104をリジッドに固定しながら、カウンタウエイト5を付加系、電気機器10を搭載したラック11を主系として動吸振器構造を形成できる。
なお、スイングフレーム104の長さLだけ長くする構成に代えて、スイングフレーム104の板厚を好適な薄さにして、スイングフレーム104が撓み易くするようにしても良い。また、長さLだけ長くした上に、板厚を調整して板ばねのバネ定数を調整することもできる。
次に、本発明の第3の実施の形態例に係る建設機械の防振構造について図6および図7を用いて説明するが、先に述べた第1および第2の実施の形態例に係る建設機械の防振構造と同一の構成については、同一の符号を付すことにより、その説明は省略する。図6は、カウンタウエイト105を斜方上方より見た斜視図、図7は、カウンタウエイト105の正面図を示す。第3の実施の形態例に係るカウンタウエイト105は、第1および第2の実施の形態例に係るカウンタウエイト5と構造が異なっている。
具体的に言うと、第3の実施の形態例に係るカウンタウエイト105は、スイングフレーム4の後端部に沿ってコの字状に設けられた外側壁部105aと、この外側壁部105aに沿うようにして内側に間隔を空けて設けられたコの字状の内側壁部105bと、外側壁部105aと内側壁部105bとの間で挟むようにして取り付けられた天井壁部105cとで形成されている。天井壁部105cは外側壁部105aと内側壁部105bとで挟まれた状態で上下方向に移動可能になっている。
また、スイングフレーム4と内側壁部105bと天井壁部105cとにより内部空間が形成されている。つまり、カウンタウエイト105は、中空構造となっている。そして、このカウンタウエイト105の内部にはバッテリやキャパシタなどの電気機器10が搭載されたラック11が配置されている。ラック11の下面とスイングフレーム4は、例えば防振バネ12aによってバネ結合されており、ラック11の上面と天井壁部105cも例えば防振バネ12bによってバネ結合されている。
このように配置することで、カウンタウエイト105を付加系、電気機器10を搭載したラック11を主系として動吸振器構造を形成する。カウンタウエイト105の外側壁部105aおよび内側壁部105bは、スイングフレーム4に直接固定されており、天井壁部105cを外側壁部105aと内側壁部105bの間に挟み込むことで、第1および第2の実施の形態例に係る第1のガイド機構と同様の効果が得られる。
また、外側壁部105aが設けられているため、外部から可動部となる天井壁部105cへの接触を防止することができる。つまり、外側壁部105aが安全カバーとして機能するようになっているのである。なお、外側壁部105aの表面のうち天井壁部105cと接触する部分および内側壁部105bのうち天井壁部105cと接触する部分は樹脂コーティングされている。これにより、樹脂コーティングがない場合と比較して天井壁部105cと外側壁部105aとの間、および天井壁部105cと内側壁部105bとの間でそれぞれ摩擦が大きくなり、高い減衰効果を得ることができる。
ここで、本実施形態では、カウンタウエイト105の天井壁部105cが外側壁部105aと内側壁部105cとの間から抜け落ちることを防止するためのストッパを設けている。このカウンタウエイト用のストッパは、図8に示すように、外側壁部105aと内側壁部105bとに形成された凹部25と、天井壁部105cの下端に形成された凸部26とを備えている。凸部26は、凹部25で仕切られた空間の内部に位置しており、天井壁部105cが上下方向に移動した場合に、この凸部26が凹部25と当接することにより、天井壁部105cが外側壁部105aと内側壁部105cとの間から外れない(抜けない)ようになっている。また、外側壁部105aに形成された凹部25および内側壁部105bに形成された凹部25はいずれも貫通していないので、このようなストッパを設けても、上下移動する天井壁部105cを作業者が直接触れることはないので安全である。なお、このストッパの数は1つに限らず、また、ストッパの構造もこれに限定しない。
次に、上記した第1および第2の実施の形態例に係る建設機械の防振構造に用いられる第1のガイド機構の詳細について説明する。図9は、カウンタウエイト5に形成した第1のガイド機構の斜視図を示す。第1のガイド機構は、カウンタウエイト5に形成した大ガイド穴13と、スイングフレーム4から上方に突出するように形成された大ガイド棒14とを備えて構成されている。大ガイド棒14の先端にはストッパ15が形成されており、この大ストッパ15が大ガイド穴13と接触しながら大ガイド棒14が上下方向(鉛直方向)に移動する構成となっている。
また、大ストッパ15の周面部(側面部)には空気溝16が形成されており、大ガイド棒14が上下に移動した際に大ガイド穴13内で圧縮された空気がこの空気溝16を通過するようになっている。よって、大ガイド棒14が上下移動する動作が、空気圧によって妨げられることはない。より詳しく説明すると、円筒形状の大ガイド穴13の内部を大ガイド棒14の大ストッパ15がピストンの如き上下方向に往復動する。大ガイド棒14が上方向に移動すると、大ガイド穴13内の空気を大ストッパ15が圧縮することとなる。しかし、大ストッパ15の周面に設けられた空気溝16によって、圧縮された空気が大ガイド棒14の移動する方向と逆方向、即ち、下方向に向かって流れる。よって、大ガイド棒14の動作は空気圧によって妨げられることがないのである。大ガイド棒14が下方向に移動する場合も同様である。
しかも、大ストッパ15に空気溝16が形成されていることにより、大ガイド棒14が移動する方向、即ち、鉛直方向の振動を減衰させることができるのである。また、大ガイド穴13にはPTFE(フッ素系樹脂)性の大パッド17が大ガイド棒14を挟み込むように配置されており、この大パッド17は樹脂性の補助ストッパ18によって、大ガイド穴13から抜け落ちないように取り付けられている。この構成により、大ガイド棒14が下方向に移動しても大ストッパ15が大パッド17と当接することにより、大ガイド棒14が大ガイド穴13から外れることはない。
このように、カウンタウエイト5に大ガイド穴13を、スイングフレーム4に大ガイド棒14をそれぞれ設けて第1のガイド機構を形成することで、カウンタウエイト5の振動方向を上下方向に限定し、動吸振器を効果的に使用した防振が可能となる。さらに、フッ素系樹脂パッド17でガイド棒14を挟み込む構造によって、大ガイド穴13と大ガイド棒14の間で大きな摩擦力が発生し、高い減衰効果が得られる。
ここで、より高い減衰効果を得るために、上記した空気溝16の構成に代えて、図10に示すようなガイド機構にすることもできる。即ち、図10に示すように、第1のガイド機構の変形例として、空気溝16の代わりに多数の空気孔19を使用するようにしても良い。第1のガイド機構の変形例の構成について詳しく説明すると、大ガイド棒14の先端に設けられた大ストッパ115は、その外周面が大ガイド穴13の内部と摺動するピストンリング形状を成している。この大ストッパ115には、大ガイド棒14が往復動する方向、即ち、図10における上下方向(鉛直方向)に貫通する空気孔19が複数設けられている。この構成によれば、大ガイド棒14が大ガイド穴13内を上下方向に移動しても、圧縮した空気はこの空気孔19を介して逃げるため、大ガイド棒14の動作が空気圧によって妨げられることはないのである。さらに、ストッパ115に形成する空気孔19の径を変更することで、大ガイド棒14の動作時の空気圧をコントロールし、より高い減衰効果が得られる。
次に、上記した第1および第3の実施の形態例に係る建設機械の防振構造に用いられる第2のガイド機構の詳細について説明する。図11は、ラック11とスイングフレーム4とに形成された第2のガイドの斜視図を示す。第2のガイド機構は、ラック11の側面に形成した小ガイド穴20と、スイングフレーム4から上方に突出して形成された小ガイド棒21とにより構成されている。また、小ガイド棒21の先端部には小ストッパ22が形成されており、この小ストッパ22が小ガイド穴20と当接することにより、小ガイド棒21が小ガイド穴20から外れるのを防止している。また、小ガイド穴20の内部にはPTFE(フッ素系樹脂)性の小パッド23が、小ガイド棒21を挟み込むようにして嵌め込まれている。
このように、ラック11に小ガイド穴20を、スイングフレーム4に小ガイド棒21をそれぞれ設けて第2のガイド機構を形成することで、ラック11の振動方向を上下方向に限定し、動吸振器を効果的に使用した防振が可能となる。さらに、フッ素系樹脂性の小パッド23で小ガイド棒21を挟み込むことによって、小ガイド穴20と小ガイド棒21の間で大きな摩擦力が発生し、高い減衰効果が得られる。
次に、油圧ショベルに本発明を適用した際の防振効果について説明する。図12は、第1〜第3の実施の形態例において、主系と付加系の質量比μと防振可能な周波数範囲の関係を示す。横軸は、入力加速度の周波数成分、縦軸が入力に対する応答倍率である。なお、応答倍率は減衰効果を無視した値であり、実際のピーク値は有限である。動吸振器による防振効果が得られる範囲は、図12中のピークとピークに挟まれた周波数範囲であり、質量比μが大きいほど広範囲の周波数を防振できる。したがって、本発明のように、質量が大きなカウンタウエイトを動吸振器の付加系に使用することは、広範囲に亘る周波数成分の防振に有効である。
ここで、図12から、質量比μが1.0より小さいと、周波数のピークとピークが近づいてしまい、動吸振器としての十分な効果が得難くなる。そのため、質量比μは1.0以上であることが好ましいことが確認できる。一方、質量比が2.0より大きくするには、カウンタウエイトを必要以上に重くしなければならず、製造やコストの観点から好ましくない。この点から、質量比μの上限は2.0が好ましい値である。
次に、図13にラフロード走行時に加わる入力加速度とラックに加わる振幅加速度の関係を示す。図13より質量比μ=1.0〜2.0として動吸振器を形成することにより、ラフロード走行時に加わる加速度を大幅に低減できることが分かる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、カウンタウエイトを動吸振器の付加系、電気機器を搭載したラックを主系とし、動吸振器の効果によって、搭載した電気機器を防振することができる。また、第1のガイド機構および/または第2のガイド機構を備えたことにより、振動する方向を上下方向(鉛直方向)に限定できるため、頻繁に旋回動作する油圧ショベルなどの建設機械において、特に優れた防振効果を発揮することとなる。さらに、第1のガイド機構および/または第2のガイド機構にダンパ機能を持たせる構成とすることにより、より一層減衰効果を高めることができる。
なお、上記した実施の形態例では、第1のガイド機構としてカウンタウエイトに大ガイド穴を設け、スイングフレームに大ガイド棒を設ける構成とし、第2のガイド機構としてラックに小ガイド穴を設け、スイングフレームに小ガイド棒を設ける構成としたが、カウンタウエイトやラックの重量に応じて適宜第1のガイド機構と第2のガイド機構を使い分けるようにすれば良い。
また、上記した実施の形態例では、大パッド17および小パッド23がポリテトラフルオロエチレン(PTFE)で形成されているものを例に挙げて説明したが、この材料に代えて、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、アラミドFRP(Fiber Reinforced Plastics)などの材料を大パッドおよび小パッドの材料として採用することもできる。これらの代替材料も、長期間に亘って安定した摩擦係数が得られるため、安定した減衰効果を得ることができることとなる。
1 下部走行体(走行体)
3 作業装置
4 スイングフレーム(架台)
5 カウンタウエイト
10 電気機器
11 ラック
12a、12b 防振ばね(ばね)
13 大ガイド穴(第1のガイド機構)
14 大ガイド棒(第1のガイド機構)
15 大ストッパ(第1のストッパ)
16 空気溝
17 大パッド(第1のパッド)
18 補助ストッパ
19 空気孔
20 小ガイド穴(第2のガイド機構)
21 小ガイド棒(第2のガイド機構)
22 小ストッパ(第2のストッパ)
23 小パッド(第2のパッド)
24 通気口
105 カウンタウエイト
105a 外側壁部
105b 内側壁部
105c 天井壁部
115 大ストッパ(第1のストッパ)

Claims (16)

  1. 走行体と、この走行体上に設けられた架台と、この架台の前部に配置される作業装置と、前記架台の後部に上下方向に移動可能に配置される中空のカウンタウエイトとを備えた建設機械の防振構造であって、
    電気機器を搭載したラックを前記カウンタウエイトの内部空間に配置し、前記ラックの下面と前記架台とをバネで結合し、前記ラックの上面と前記カウンタウエイトをバネで結合することにより、前記ラックと前記カウンタウエイトとが動吸振器構造を成すことを特徴とする建設機械の防振構造。
  2. 走行体と、この走行体上に設けられた架台と、この架台の前部に配置される作業装置と、前記架台の後部に上下方向に移動可能に配置される中空のカウンタウエイトとを備えた建設機械の防振構造であって、
    前記架台は、上下方向に弾性変形する板バネとしての機能を備え、
    電気機器を搭載したラックの下面を、前記カウンタウエイトの内部であって前記架台上にリジッドに固定し、前記ラックの上面を前記カウンタウエイトとバネで結合することにより、前記ラックと前記カウンタウエイトとが動吸振器構造を成すことを特徴とする建設機械の防振構造。
  3. 走行体と、この走行体上に設けられた架台と、この架台の前部に配置される作業装置と、前記架台の後部に配置される中空のカウンタウエイトとを備えた建設機械の防振構造であって、
    前記カウンタウエイトは、前記架台に固定された外側壁部と、この外側壁部の内側に沿うようにして前記架台に固定された内側壁部と、前記外側壁部と前記内側壁部とで挟むようにして取り付けられ、上下方向に移動可能な天井壁部とを有し、
    電気機器を搭載したラックの下面を前記架台とバネで結合し、前記ラックの上面を前記天井壁部とバネで結合することにより、前記ラックと前記カウンタウエイトの前記天井壁部とが動吸振器構造を成すことを特徴とする建設機械の防振構造。
  4. 請求項1または2の記載において、前記カウンタウエイトが水平方向に移動することを防止するための第1のガイド機構を備えたことを特徴とする建設機械の防振構造。
  5. 請求項4の記載において、前記第1のガイド機構は、前記架台から上方に突出する第1のガイド棒と、前記カウンタウエイトの下面に形成され、前記第1のガイド棒が挿入される第1のガイド穴とで構成されることを特徴とする建設機械の防振構造。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項の記載において、前記ラックが水平方向に移動することを防止するための第2のガイド機構を備えたことを特徴とする建設機械の防振構造。
  7. 請求項6の記載において、前記第2のガイド機構は、前記架台から上方に突出する第2のガイド棒と、前記ラックの側面に設けられ、前記第2のガイド棒が挿入される第2のガイド穴とで構成されることを特徴とする建設機械の防振構造。
  8. 請求項5の記載において、前記第1のガイド機構は、前記第1のガイド棒を挟み込むための第1のパッドを備え、前記第1のパッドはフッ素系樹脂からなることを特徴とする建設機械の防振構造。
  9. 請求項8の記載において、前記第1のガイド棒の先端部には、前記第1のパッドと当接することにより前記第1のガイド棒が前記第1のガイド穴から外れるのを防止するための第1のストッパが設けられていることを特徴とする建設機械の防振構造。
  10. 請求項9の記載において、前記第1のストッパの外周面には、前記第1のガイド穴内の空気を通過させるための空気溝が設けられていることを特徴とする建設機械の防振構造。
  11. 請求項9の記載において、前記第1のストッパには、前記第1のガイド穴内の空気を通過させるための空気孔が、上下方向に貫通するように設けられていることを特徴とする建設機械の防振構造。
  12. 請求項7の記載において、前記第2のガイド機構は、前記第2のガイド棒を挟み込むための第2のパッドを備え、前記第2のパッドはフッ素系樹脂からなることを特徴とする建設機械の防振構造。
  13. 請求項12の記載において、前記第2のガイド棒の先端部には、前記第2のパッドと当接することにより前記第2のガイド棒が前記第2のガイド穴から外れることを防止するための第2のストッパが設けられていることを特徴とする建設機械の防振構造。
  14. 請求項3の記載において、前記天井壁部と接触する前記外側壁部の表面および前記天井壁部と接触する前記内側壁部の表面の少なくとも一方の表面は、樹脂でコーティングされていることを特徴とする建設機械の防振構造。
  15. 請求項1〜3のいずれか1項の記載において、前記ラックと前記カウンタウエイトの質量比μが1.0〜2.0であることを特徴とする建設機械の防振構造。
  16. 請求項1〜3のいずれか1項の記載において、前記カウンタウエイトには通気口が形成されていることを特徴とする建設機械の防振構造。
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