JP2011144570A - 鉄筋篭における分割ユニットの編成方法及び装置 - Google Patents

鉄筋篭における分割ユニットの編成方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】鉄筋篭における3分割ユニットの製造において、鉄筋篭の大きさによって主筋とフープ筋の本数や間隔が違っても、撓みや捩れが生じないように機械的に配設維持して結束できるようにする。
【解決手段】分割ユニットの編成方法並びに編成装置は、鉄筋篭の外径に対応させて本体部に設けた鉄筋支持部材8とフープ筋支持部材9を伸縮させて設定し、フープ筋支持部材9に鉄筋篭の外径の曲率に合わせて湾曲させたフープ筋22を所要間隔をもって複数載置し、鉄筋支持部材8にフープ筋22を横切る方向に主筋を載置する、鉄筋篭の主筋とフープ筋22との各交差部を結束線で結束して一体化する、撓みや捩れが生じることがなく精度の高い鉄筋篭を編成でき、一人の作業員だけでも簡単に大径の鉄筋篭を精度良く、しかも効率よく編成でき、サイズの異なる鉄筋篭でも、その外径に合わせて鉄筋支持部材8とフープ筋支持部材9を設定しさえすれば直ちに変更できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄筋コンクリート構造物で、特に、大径(800〜3000mm)のアロンパイルの内部に配筋される太く(30〜45mm)て長い(8m以上)主筋と、フープ筋(15〜25mm)との交点を所要の番線または結束線で結束された円筒状の鉄筋篭であって、該鉄筋篭を3分割したユニットで構成するものであり、該分割ユニットの編成方法および装置に関するものである。
この種の鉄筋篭については、同一発明者による複数の発明が公知になっている。その第1の公知例は、周方向に適宜間隔毎に主筋が配設され、該主筋の外側で周方向に沿って且つ当該主筋の長手方向へ適宜間隔毎に帯筋(フープ筋)が配設されるとともに固着されてなる場所打ち杭の鉄筋篭において、前記主筋及び帯筋(フープ筋)が周方向において複数個に分割され、前記帯筋端部に円筒状に連結させるためのフックを有して分割体に形成されるとともに、前記主筋の内側で周方向に沿って前記分割体の形状を維持する補強筋が当該主筋に固着されてなる組立式鉄筋篭であり、前記主筋と補助筋との固着は交点部分をスポット溶接手段により溶着固定したものである(特許文献1)。
しかしながら、前記鉄筋篭においては、主筋と補助筋とをスポット溶接手段により溶接結合させたものであるため、その溶接結合部分は加熱によって弱くなっており、地震などによる振幅で強い外力が加わった時に溶接結合部分に亀裂が入って剥がれ、主筋と補助筋との溶接が解離し、それによってコンクリートが崩壊するという問題点を有している。
その問題点を解決したのが、同一発明者による第2の公知例である。この第2の公知例は、直線状の縦筋と、円弧状の横筋(帯筋)とを縦横に組んだ少なくとも3個の円弧面状の組立体を形成し、各組立体を構成する横筋(帯筋)の一方の端部には隣接する組立体の他方の端部の縦筋に係合する鈎部を形成し、これら鈎部をそれぞれ縦筋に係合させて組立体を円筒状にした後に、複数のループ筋を円筒状の内側に配設して固定する組立式の鉄筋篭であって、前記縦筋は、該縦筋の上部または下部の端部寄りに配設する2本の横筋(帯筋)とのそれぞれの交点を溶接して接合し、他の横筋(帯筋)とのそれぞれの交点を結束して係止するようにした鉄筋篭である(特許文献2)。
そして、縦筋と横筋との交点の大部分を番線または結束線で結束したことにより、地震などによる振幅で強い外力が加わっても、番線または結束線は切れないので主筋と横筋との強固な結合が維持されるのであり、コンクリートの崩壊が免れるのである。
特開2003−166238号公報 特開2006−104792号公報
ところで、前記特許文献1、2に記載の鉄筋篭においては、鉄筋篭の構成については具体的に説明されているが、その鉄筋篭を製造するための装置や方法についての具体的な構成が示されていないし説明もされていないのである。特に、太く(30〜45mm)て長い(8m以上)複数本の主筋と、一定のピッチで配設される多数本のフープ筋(帯筋または横筋)(15〜25mm)とをどのように支持して、両者の交点をどのように結合するのかについては不明である。
また、アロンパイルが大径(800〜3000mm)であることから、その内部に配筋される主筋の本数は、例えば、径が小径の800mmの場合は細い径(30〜35mm)の主筋が9〜12本で、大径の3000mmでは太い径(40〜45mm)の主筋が30本必要であり、フープ筋のピッチも径が800mmの場合は略300mmピッチで、3000mmでは略100mmピッチで配設されるものである。
このように形成される鉄筋篭において、例えば、大径の3000mmで30本の主筋について、3分割のユニットに形成する場合に、径が40〜45mmで長さが8mを超える10本の主筋と、径が20〜25mmで長さが3mを超える円弧状の80本近いフープ筋とをそれぞれ均等間隔で整然と配設維持し、両者の各交点をどのように結束固定するかについては言及されていないのである。
特に、1つのユニットでもこれだけの主筋とフープ筋とを使用するのであるから、これら鉄筋の総重量だけでも1トンを超える重量になるのであり、これらを整然と並べて且つ撓みや捩れが生じないように配設維持して各交点を結束することは極めて困難であり、ましてや径の異なる鉄筋篭を製造するとなると、主筋とフープ筋の本数や間隔がそれぞれ異なるのであり、多人数による人海戦術でしかもメジャーで測りながらでないと実質的に製造できないという問題点を有している。
従って、前記公知技術に係る鉄筋篭における3分割ユニットの製造において、鉄筋篭の大きさによって主筋とフープ筋の本数や間隔が違っても、それに対応して撓みや捩れが生じないように機械的に整然と配設維持して効率よく結束できるようにすることに解決課題を有している。
本発明の一つの方法は、鉄筋篭における3分割ユニットの編成方法であって、長方形状に枠組みしたベース部材上に長さ方向に沿って直交する方向に所要間隔をもって円弧状の本体部を複数配設すると共に、該本体部に伸縮可能な鉄筋支持部材とフープ筋支持部材とを所要間隔をもってそれぞれ複数配設し、編成しようとする鉄筋篭の外径に対応させて前記鉄筋支持部材とフープ筋支持部材とを伸縮させて設定し、前記フープ筋支持部材に編成しようとする鉄筋篭の外径の曲率に合わせて湾曲させたフープ筋を所要間隔をもって複数載置し、前記鉄筋支持部材に前記フープ筋を横切る方向に複数の主筋を載置し、該主筋とフープ筋との各交差部を結束線で結束して一体化することを特徴とする鉄筋篭における分割ユニットの編成方法を提供するものである。
本発明の他の方法は、鉄筋篭における3分割ユニットの編成方法であって、長方形状に枠組みしたベース部材上に長さ方向に沿って直交する方向に所要間隔をもって半円形状の本体部を複数配設すると共に、該本体部に伸縮可能な鉄筋支持部材を所要間隔をもって複数配設し、編成しようとする鉄筋篭の外径に対応させて前記鉄筋支持部材を伸縮させて設定し、該設定した鉄筋支持部材に複数の主筋を載置し、該配設した主筋の上に該主筋を横切る方向に編成しようとする鉄筋篭の外径の曲率に合わせて湾曲させたフープ筋を所要間隔をもって複数載置し、該フープ筋と主筋との各交差部を結束線で結束して一体化することを特徴とする鉄筋篭における分割ユニットの編成方法を提供するものである。
前記編成方法に係る発明においては、少なくとも前記鉄筋支持部材は、本体部に対して放射状に配設され、その放射方向の角度位置が変更できるように移動可能に配設され、編成しようとする鉄筋篭の大きさに対応して複数の鉄筋支持部材を移動させること;および
前記フープ筋は両端部にフック部を形成し、一方の端部に形成したフック部を配設した一方の端部側の主筋に係合させること;を付加的な要件として含むものである。
また、本発明の一つの装置は、鉄筋篭における3分割ユニットの編成装置であって、長方形状に枠組みしたベース部材上に長さ方向に沿って直交する方向に所要間隔をもって複数配設した円弧状の本体部と、該本体部に所要間隔をもってそれぞれ移動可能に配設した複数の伸縮可能な鉄筋支持部材とフープ筋支持部材と、前記フープ筋支持部材には複数のフープ筋を所要間隔に配設するための位置決め手段を設けたことを特徴とする鉄筋篭における分割ユニットの編成装置を提供するものである。
本発明の他の装置は、鉄筋篭における3分割ユニットの編成装置であって、長方形状に枠組みしたベース部材上に長さ方向に沿って直交する方向に所要間隔をもって複数配設した半円形状の本体部と、該本体部に所要間隔をもって移動可能に配設した複数の伸縮可能な鉄筋支持部材とを設け、該鉄筋支持部材に載置される主筋の少なくとも1本にフープ筋の載置位置を示す間隔目盛りが付されていることを特徴とする鉄筋篭における分割ユニットの編成装置を提供するものである。
前記編成装置に係る発明においては、前記本体部に、該本体部の円弧に沿って形成したガイド溝を設け、該ガイド溝に沿って鉄筋支持部材の移動角度を視認できる角度目盛りを設けたこと; 前記鉄筋支持部材は、編成しようとする鉄筋篭の大きさに対応して使用される主筋の数によって複数ある鉄筋支持部材の中から選択して使用すること;前記鉄筋支持部材は、移動と定着とが行える取付部材を介して前記本体部に取り付けられること;および使用されるフープ筋は編成される鉄筋篭の外周長の1/3よりも長く、且つ両端部にフック部を形成してあること;を付加的な要件として含むものである。
本発明に係る分割ユニットの編成方法は、編成しようとする鉄筋篭の外径に対応させて本体部に設けた前記鉄筋支持部材とフープ筋支持部材とを伸縮させて設定し、前記フープ筋支持部材に編成しようとする鉄筋篭の外径の曲率に合わせて湾曲させたフープ筋を所要間隔をもって複数載置し、前記鉄筋支持部材に前記フープ筋を横切る方向に複数の主筋を載置することによって、編成しようとする鉄筋篭の主筋とフープ筋とが予定した正確な位置関係をもって位置し、その主筋とフープ筋との各交差部を結束線で結束して一体化するだけであるから、撓みや捩れが生じることがなく精度の高い鉄筋篭を編成でき、一人の作業員だけでも簡単に大径の鉄筋篭を精度良く、しかも効率よく編成できるばかりでなく、サイズの異なる鉄筋篭でも、その外径に合わせて鉄筋支持部材とフープ筋支持部材とを伸縮させて設定しさえすれば直ちに変更ができるのであり、サイズの違ったものでも簡単に対応できるので量産性に優れるという効果を奏する。
また、本発明に係る分割ユニットの編成装置においては、上記方法の発明と同様に編成しようとする鉄筋篭の外径に対応させて移動可能で且つ伸縮可能な鉄筋支持部材を設けた構成であるので、鉄筋支持部材を鉄筋篭の外径に合わせて正確に設定でき、前記同様に撓みや捩れが生じない精度の高い鉄筋篭を編成できるとともに、サイズが違った鉄筋篭でもそれに合わせて精度良く簡単に設定できるので、本発明の編成装置があれば、多種類の鉄筋篭を効率よく編成できるという優れた効果を奏する。
本発明に係る第1の実施の形態に係る鉄筋篭ユニットの編成装置を略示的に示した正面図である。 同実施の形態に係る鉄筋篭ユニットの編成装置の一部を省略して示した平面図である。 同実施の形態に係る鉄筋篭ユニットの編成装置における鉄筋支持部材の一例を示す斜視図である。 同鉄筋支持部材の要部における伸縮構造の一つの部所の一例を示す略示的断面図である。 同鉄筋支持部材の要部における伸縮構造の他の部所の一例を示す略示的断面図である。 同実施の形態に係る鉄筋篭ユニットの編成装置におけるフープ筋支持部材の一例を示す一部の斜視図である。 同実施の形態に係る鉄筋篭ユニットの編成装置におけるフープ筋支持部材の他の例を示す一部の斜視図である。 同実施の形態に係る鉄筋篭ユニットの編成装置において使用されるフープ筋を略示的に示した側面図である。 同実施の形態に係る鉄筋篭ユニットの編成装置を使用して鉄筋篭ユニットを編成する状況を略示的に示した一部の斜視図である。 同実施の形態に係る鉄筋篭ユニットの編成装置を使用して鉄筋篭ユニットを編成する場合の主筋とフープ筋との結束状況を略示的に示した一部の斜視図である。 同実施の形態に係る鉄筋篭ユニットの編成装置を使用して編成した鉄筋篭ユニットを略示的に示した斜視図である。 本発明に係る第2の実施の形態に係る鉄筋篭ユニットの編成装置を略示的に示した正面図である。 同実施の形態に係る鉄筋篭ユニットの編成装置の一部を省略して示した平面図である。
次に本発明を図示の具体的な実施の形態に基づいて詳しく説明する。まず、第1の実施例に係る図1〜図11において、図1及び図2に示した鉄筋篭ユニットの編成装置1は、例えば、アロンパイル用の大径の円筒状鉄筋篭を3分割したユニットとして製造するものであって、平面から見て長方形の枠状に組んだベース部材2に対して所要間隔をもって複数の円弧状の本体部3を取り付けたものである。
ベース部材2は、長方形の枠組みとして両側にH鋼材4が配設され、該H鋼材4の間隔を維持する複数の繋ぎ板5が少なくとも前端部側と後端部側とに配設されていると共に、前後方向の中央部分にも繋ぎ板5が配設されている。そして、前記本体部3は、好ましくは固定部材4aによりH鋼材4に取り付けた方が良い。
円弧状の本体部3は、円筒状鉄筋篭の3分割ユニットを形成するものであるから、円筒の360°の1/3よりも僅かに長い、略130°の角度範囲に渡って所要厚さの板材を所要幅の円弧状に形成したものを使用する。現段階で要求されている円筒状鉄筋篭の最大径は3mであるから、中心点OからA点までの長さを1500mmとし、中心点OからB点までを1000mmとし、中心点OからC点までを400mmに設定できるようにしてある。つまり、直径が0.8mから3mまでの鉄筋篭を編成することができるのである。
そのために、板状を呈する円弧状の本体部3には、その円弧に沿ってスリット状の少なくとも1条のガイド溝、好ましくは2条のガイド溝6、7を平行状態に形成し、該ガイド溝6、7に沿って移動可能に且つ円弧面の内側に、円弧面に沿って放射状または円弧の焦点に対して集光状に所要長さに渡って伸縮または出没可能な複数の鉄筋支持部材8と複数のフープ筋支持部材9とが設けられている。
そして、円弧状の本体部3は、前記ベース部材2のH鋼材4に対して円弧面の内側、すなわち、鉄筋支持部材8とフープ筋支持部材9とが上方を向くように適宜の固定部材4aを介して取り付けられる。なお、円弧状の本体部3については、略65°の角度範囲で形成したものを2個つなぎ合わせても良い。その場合には、つなぎ合わせ位置にもH鋼材4を配設し、該H鋼材4につなぎ合わせ部分を溶接して安定した状態で支持させる。
鉄筋支持部材8は、図3に示したように、基部8aと第1のスライド部8bと第2のスライド部材8cと、該第2のスライド部材8cの自由端部に設けた角型の鉄筋受け部材8dとからなり、これら第1及び第2のスライド部材8b、8cは基部8aに対して引き出しまたは押し込みができる構成になっており、それによって鉄筋支持部材8の長さ(高さ)が複数段に調整できるようになっている。なお、角型の鉄筋受け部材8dは、鉄筋支持部材8が取り付けられる位置によって、仮想線で示したように、全体が鈎型に変形されたもの(変形の度合いが違うもの)が使用される。
鉄筋支持部材8は、基部8aに設けた取付部材10を介して本体部3に対して移動と定着とが行えるように取り付けられる。該取付部材10の1例としては、本体部3に設けた円弧状のガイド溝6、7にそれぞれ個別にスライド自在に嵌合するスライドブロック10aと、該スライドブロック10aの中央部から突出形成されたネジ部10bと、該ネジ部10bに遊嵌状態で装着される力板10cと、ネジ部10bに螺着される蝶ネジ10dとから構成されている。そして、蝶ネジ10dを締め付けることにより力板10cを介して鉄筋支持部材8が本体部3に定着固定され、蝶ネジ10dを緩めることによって、スライドブロック10aが円弧状のガイド溝6、7に沿ってスライド自在の状態になり、それによって鉄筋支持部材8を任意の位置に移動させることができるのである。なお、鉄筋支持部材8の移動に関しては、角度的な設定に基づくものであるから、ガイド溝6が設けられた近傍に分度器と同様の角度目盛11が設けられている。
さらに、鉄筋支持部材8の取付部材10は、必ずしも2ヶ所に設ける必要がなく、例えば、ガイド溝6に対応する位置の1ヶ所に設けるだけでも取付状態の固定が安定する。この場合に、ガイド溝7に対応する位置には、単に、スライドブロック10aに類する構造のものを設けておけば、スライド移動がスムーズに行えるだけでなく、鉄筋支持部材8に掛かる荷重を支える上で有効である。
また、鉄筋支持部材8の長さ(高さ)が調整できるスライド調整機構については、例えば、基部8aに対して第1のスライド部材8bが引き出しまたは押し込みできるように、基部8aを角筒又はチャンネル形状に形成し、その側面上部寄りにバネ付勢されたクリップ状のストッパー部材12が設けられ、該ストッパー部材12の先端部12aが嵌り込む貫通孔13が設けられている。そして、前記貫通孔13と対応する第1のスライド部材8bの側面には所定間隔をもって複数の係合孔14が設けられている。
前記第1のスライド部材8bのスライド調整機構については、その1例を図4に示してある。基部8aに設けたストッパー部材12は、軸部15でシーソー運動する状態で取り付けられ、該軸部15に設けたスプリング16により先端部12a側が常に貫通孔13に嵌り込む方向に付勢されている。そして、ストッパー部材12の先端部12a側は内側に少し傾斜し湾曲した状態に形成されており、先端部12aはスライド部材8bに設けられた係合孔14に嵌って係合し、その内側に位置する第2のスライド部材8cの平滑な側面に当接している。このように構成されていることにより、スライド部材8bを引き上げるときは、先端部12aの湾曲面の内側が係合孔14のエッジによってスプリング16の付勢に抗して外側に押し出されるので、ストッパー部材12を操作することなくスライド部材8bを簡単に引き上げることができる。
上記とは逆に、スライド部材8bを押し込もうとしたときには、ストッパー部材12の先端部12aが係合孔14の上部側の水平面に突き当たって係合しているので、押し込むことはできない。この場合には、ストッパー部材12の後端側を押して先端部12aを係合孔14から離脱させ、その離脱状態を維持して押し込まなければならないのである。これらのことからして、スライド部材8bに相当な荷重が掛かってもそれを支えることができる反面、鉄筋支持部材8としての突出長さを変えようとしたときには、簡単に引き出して調整することができるのである。
また、第2のスライド部材8cのスライド調整機構については、図5に示したように、原理的には前記第1のスライド部材8bのスライド調整機構と略同じである。
即ち、第1のスライド部材8の上端部寄りにバネ付勢されたストッパー部材17を軸部18を介してシーソー運動可能に取り付け、該ストッパー部材17の先端部17aが嵌る貫通孔19を設け、該貫通孔19に対応させて第2のスライド部材8cの側面に係合凹部20を所要間隔をもって複数形成させてある。係合凹部20の形成に当たっては、凹部の上面が平坦で下面側はテーパー面に形成した方が好ましい。また、軸部18にはスプリング21が設けられ、該スプリング21によりストッパー部材17の先端部17aが常に貫係合凹部20に嵌り込む方向に付勢されている。
このスライド調整機構においても、スライド部材8cを引き出すときは容易であり、押し込むときはストッパー部材17を操作して先端部17aを係合凹部20から離脱させないと押し込むことができないのであり、スライド部材8cに相当な荷重が掛かってもそれを支えることができる。鉄筋支持部材8を構成するスライド部材のスライド調整機構については、あくまでも一例であって、要するに複数のスライド部材が伸縮可能な構成であれば良いのである。
また、フープ筋支持部材9においても前記鉄筋支持部材8とほとんど同一構成、即ち、基部と、第1のスライド部材と、第2のスライド部材とを有すると共にスライド調整機構を有するものであり、鉄筋支持部材8における第2のスライド部材の自由端部に設けた鉄筋受け部に代えて、フープ筋受け部材を設けた点が相違するのみであるため、その相違する構成について説明し、その他の構成部分については重複するので説明は省略する。
フープ筋支持部材9は、その一例を図6に示したように、第2のスライド部材9cの自由端部にフープ筋を受けるためのフープ筋受け部材9dを設けてある。このフープ筋受け部材9dは、編成装置1の前端部から後端部まで連続する状態で設けられるものであり、例えば、撓みの少ないチャンネル材が使用され、該チャンネル材の開口部を下向きにしスライド部材9cの端部を装着して固定し、そのチャンネル材の上面にフープ筋を所要間隔に配設するための位置決め手段である角型を呈する受け部材9eを、例えば、10cm間隔をもって多数個取り付けた構成である。この取り付けに関しては、例えば、溶接手段により行う。
また、フープ筋受け部材9dとしての他の例は、図7に示したように、フープ筋を所要間隔に配設する位置決め手段である受け部材9eとして、長尺な板材を規則正しく、例えば、10cm間隔の波形に折り曲げたものをチャンネル材の上面に取り付けたものであっても良い。このように形成した波形に形成した板材をチャンネル材に取付る場合には、両端部と中間付近の複数ヶ所を溶接すればよいので作業性に優れる。要するに、フープ筋が載置される位置をずれないように支持出来れば良いのであるから、これらの実施例に限定されることはない。なお、鉄筋支持部材8及びフープ支持部材9は、図1の中心点Oから外側に向かってそれぞれ伸縮または出没可能になるのである。
本発明の編成装置1に使用されるフープ筋22は、図8に示したように、編成しようとする鉄筋篭の外径の曲率に合わせて湾曲させて形成するものであり、鉄筋篭の大きさに基づいてその太さと長さが異なるのであり、あくまでも鉄筋篭を3分割したユニットとして形成するのであり、3分割ユニットを連結するために両端部に小径のフック部22aと、やや大きめのフック部22bとを形成してあり、全体の長さは形成される鉄筋篭の外径の1/3よりも僅かに長く形成してある。
このように構成した本発明の編成装置1を用いて鉄筋篭のユニットを編成する方法について説明する。
例えば、直径が最大径の3000mmの鉄筋篭を編成する場合に、鉄筋支持部材8とフープ支持部材9は、図1と図9に示したように、本体部3に対して一番縮小した位置(Aで示した位置)に設定する。この場合に、実質的な鉄筋篭は30本の主筋と、80本のフープ筋とで構成されるものであるが、これを長さ方向に3分割されたユニットとして編成するのであるから、主筋の本数は10本であるが、10個の鉄筋支持部材8の角度的な間隔は、図1の0点から見て、12°(360°÷30=12°)の角度間隔をもって配設しているのである。
また、フープ筋支持部材9は、鉄筋支持部材8の邪魔にならないように、図1に示したように、右寄りと左寄りと略中央部とにそれぞれ設定する。そして、最初にフープ筋22を10cm間隔で並列にフープ筋支持部材9の受け部材9eに位置決めされた状態で載置して支持させる。この場合に、フープ筋22はフープ筋支持部材9によって3点支持されるので安定した状態で支持される。
次ぎに、主筋23を鉄筋支持部材8上に載置する。この場合に、まず、1本目の主筋23は、図1と図9において、右端の鉄筋支持部材8上に載置し、先に載置されているフープ筋22の一方の端部における小径のフック部22aと係合させる。この係合のさせ方については種々考えられるが、例えば、主筋23を鉄筋支持部材8に載せた段階ではまだフック部22aと係合しないが、主筋23を載せた後にフープ筋22のフック部22aの端部側を押圧することにより、フープ筋22が左側に押し出されることにより、図9において右端の主筋23にフック部22aが係合するようになれば良いのである。
また、例えば、先に1本の主筋23を右端の鉄筋支持部材8上に載置し、その主筋23にフープ筋22のフック部22aを係合させながら設定された間隔に順次複数のフープ筋22をフープ筋支持部材9に載置するようにしても良いのである。いずれにしても右側の端部において、主筋23とフープ筋22のフック部22aが先に係合していることが要件である。
このように右端側の主筋23とフープ筋22の小径のフック部22aが係合した後に、残りの9本の主筋23をそれぞれ鉄筋支持部材8上に載置し、図10に示したように、各フープ筋22と主筋23との各交差部の全てを適宜の結束線24で結束する。なお、この結束については、同じ方向からでもよいが、好ましくは交互に異なる方向から結束した方が良い。
このように結束線で結束することにより、図11に示したように、鉄筋篭の1/3ユニットが完成するのである。完成したユニットは、その左側においては各フープ筋22の他方の端部のフック部22bが設定した長さにおいて揃って突出した状態になっている。そして、完成したユニットは、適宜のクレーンにより引き上げることにより、簡単に編成装置1から離脱させることができる。
さらに、例えば、直径が2000mmの鉄筋篭を編成する場合に、鉄筋支持部材8とフープ筋支持部材9は、図1と図9に示したように、本体部3に対して二番目の位置(Bで示した位置)まで引き出して設定する。この場合に、実質的な鉄筋篭は24本の主筋と、40本のフープ筋とで構成されるものであるが、これを長さ方向に3分割されたユニットとして編成するのであるから、主筋の本数は8本となり、8個の鉄筋支持部材8の角度的な間隔は、図1の0点から見て、15°(360°÷24=15°)の角度間隔をもって配設する。
この場合に、10個ある鉄筋支持部材8の内、2個は使用しないのであるから、図1において、まず、右端の鉄筋支持部材8を基準にして2番目の鉄筋支持部材8を15°の角度間隔になるように、最初の位置から左側に3°の角度間隔だけ移動させる。続いて3番目の鉄筋支持部材8を左側に6°の角度間隔移動させ、4番目の鉄筋支持部材8はそのままにしておいて、5番目の鉄筋支持部材8を右側に3°の角度間隔だけ移動させる。そして、6番目の鉄筋支持部材8はそのままで、7番目の鉄筋支持部材8を左側に3°の角度間隔だけ移動させ、8番目の鉄筋支持部材8を左側6°移動させ、9番目の鉄筋支持部材8はそのままにしておいて10番目の鉄筋支持部材8を右側3°移動させる。この状態で使用しないのは4番目と9番目の鉄筋支持部材8であり、角度間隔を調整してから二番目の位置まで引き延ばして設定するのである。
この場合の鉄筋支持部材8における角度間隔の調整及び移動については、図3に示したように、蝶ネジ10dを緩めることで力板10cの本体部3に対する締め付けが緩み、鉄筋支持部材8が本体部3に対しガイド溝6、7に沿って自由に移動できる状態になり、その状態で本体部3に表示してある角度目盛11に沿って鉄筋支持部材8を設定した角度範囲で正確に移動させることができるのである。そして、その移動位置において、再度蝶ネジ10dを締めることにより鉄筋支持部材8を定着させる。また、フープ筋支持部材9も同様にして移動させて設定した位置で定着させることができる。
次ぎに、図12と図13に示した第2の実施の形態について説明する。この実施の形態に係る鉄筋篭ユニットの編成装置31は、前記第1の実施の形態と同様に、アロンパイル用の大径の円筒状鉄筋篭を3分割したユニットとして製造するものであって、平面から見て長方形の枠状に組んだベース部材32に対して所要間隔をもって複数の半円形状の本体部33を取り付けたものである。
ベース部材32は、長方形の枠組みとして両側と中央部とにH鋼材34が配設され、該H鋼材34の間隔を維持する複数の繋ぎ板35が少なくとも前端部側と後端部側と中間部付近にも複数ヶ所に渡って配設されている。好ましくは、半円形状の本体部33が配設される位置に設けられている。
半円形状の本体部33は、前記第1の実施の形態とは逆に上方に出っ張らせて繋ぎ板35上に取り付けてあり、その本体部33の半円形状の外周縁に沿う位置が円筒状鉄筋篭の3分割ユニットにおける最小径(800mm)を形成するものである。そして、半円形状の本体部33はその外周が180°であるが、仮想線で示したように、その内の略120〜130°の角度範囲に渡って利用する。また、前記第1の実施の形態と同様に、円筒状鉄筋篭の最大径は3mであるから、中心点OからA点までの長さを1500mmとし、中心点OからB点までを1000mmとし、中心点OからC点までを400mmに設定できるようにしてある。つまり、直径が0.8mから3mまでの鉄筋篭を編成することができるのである。
そのために、板状を呈する半円形状の本体部33には、その外周縁の円弧に沿ってスリット状の少なくとも1条のガイド溝、好ましくは2条のガイド溝36、37を平行状態に形成し、該ガイド溝36、37に沿って前記第1の実施の形態と同様の角度目盛11を施すと共に、ガイド溝36、37に沿って移動可能に且つ半円形状の内側面または外側面若しくは内側面と外側面との交互に所要長さに渡って伸縮または出没可能な複数(10個)の鉄筋支持部材8が半円形状の円弧に沿って放射状に設けられている。この鉄筋支持部材8については、前記第1の実施の形態で説明したものと略同じものが使用できるので、同一符合を付してその詳細は省略する。なお、この第2の実施の形態に係る編成装置31おいては、フープ筋支持部材を不要とした構造である。
この実施例に係る編成装置31は、本体部33の外周縁に沿う状態に鉄筋支持部材8の先端が位置しているとき、即ち、鉄筋支持部材8を縮小したときに最小径の800mmの鉄筋篭を編成するのであり、例えば、鉄筋篭の径が800mm〜1000mmまでは、主筋23の本数が12本であり、それを3分割ユニットとして編成するのであるから、4本の主筋を使用する。この場合に、主筋23を30°(360°÷12=30°)の角度間隔をもって配設する。
ところで、120°の角度範囲の中に10個の鉄筋支持部材8が設けられているので、その配設間隔は12°であることから、1つ飛ばしでも24°にしかならないので、右側を基準にして右側から3番目の鉄筋支持部材8を角度目盛り11に沿って6°左側に移動させて1番目の鉄筋支持部材8との間隔幅を30°にし、3番目の鉄筋支持部材8が6°左側に移動しているので、3番目と6番目の間隔は既に30°の間隔になっており、6番目は移動させないでそのままで、8番目の鉄筋支持部材8を左側に6°移動させるか、または、9番目の鉄筋支持部材8を右側に6°移動させて6番目の鉄筋支持部材8との間を30°に設定する。
このように鉄筋支持部材8を設定した後に、まず最初に4本の主筋23を配設してからフープ筋22を配設する。この場合に、主筋23を鉄筋支持部材8に30°の角度間隔をもって配設すると、図示したように、2番目、4番目、5番目、7番目、8番目と10番目の鉄筋支持部材8は使用しないのである。このように配設した主筋23に対してフープ筋22を所要の間隔をもって主筋23に乗せて配設するので、フープ筋支持部材は不要になる。
この場合に、主筋23に対してフープ筋22をただ乗せるのではなく、図において、右端部の主筋23に対してフープ筋22のフック部22aを係合させて乗せることにより安定した位置決めができるのである。そのために、少なくとも1本の主筋23(好ましくは図において右端部に乗せる主筋)には、フープ筋22を乗せて取り付ける位置(間隔毎)に例えばチョークなどで予め目印が施されている。
主筋23に対してフープ筋22を乗せた後に、主筋23とフープ筋22との各交差部の全てを、図10に示したように、適宜の結束線24で結束する。この場合も、結束方向は同じ方向からでもよいが、好ましくは交互に異なる方向から結束した方が良い。
いずれにしても本発明に係る鉄筋篭における分割ユニットの編成方法においては、編成しようとする鉄筋篭の外径に対応させて本体部に設けた前記鉄筋支持部材とフープ筋支持部材とを伸縮させて設定し、前記フープ筋支持部材に編成しようとする鉄筋篭の外径の曲率に合わせて湾曲させたフープ筋を所要間隔をもって複数載置し、前記鉄筋支持部材に前記フープ筋を横切る方向に複数の主筋を載置することによって、編成しようとする鉄筋篭の主筋とフープ筋とが予定した正確な位置関係をもって位置し、その主筋とフープ筋との各交差部を結束線で結束して一体化するだけであるから、撓みや捩れが生じることがなく精度の高い鉄筋篭を編成でき、一人の作業員だけでも簡単に大径の鉄筋篭を精度良く、しかも効率よく編成できるばかりでなく、サイズの異なる鉄筋篭でも、その外径に合わせて鉄筋支持部材とフープ筋支持部材とを伸縮させて設定しさえすれば直ちに変更ができるのであり、サイズの違ったものでも簡単に対応できるので工場での量産性に優れ、この種鉄筋篭の編成に広く利用できる。
また、鉄筋篭における分割ユニットの編成装置においても、上記方法の発明と同様に編成しようとする鉄筋篭の外径に対応させて移動可能で且つ伸縮可能な鉄筋支持部材を設けた構成であるので、鉄筋支持部材を鉄筋篭の外径に合わせて正確に設定でき、前記同様に撓みや捩れが生じない精度の高い鉄筋篭を編成できるとともに、サイズが違った鉄筋篭でもそれに合わせて精度良く簡単に設定できるので、本発明の編成装置があれば、多種類の鉄筋篭を効率よく編成でき、多種類の鉄筋編組体の製造に広く利用できる。
1、31 鉄筋篭ユニットの編成装置
2、32 ベース部材
3 円弧状の本体部
4、34 H鋼材
4a 固定部材
5、35 繋ぎ板
6、7、36、37 ガイド溝
8 鉄筋支持部材
8a 基部
8b、8c スライド部材
8d 鉄筋受け部材
9 フープ筋支持部材
9c 第2のスライド部材
9d フープ筋受け部材
9e 受け部材
10 取付部材
10a スライドブロック
10b ネジ部
10c 力板
10d 蝶ネジ
11 角度目盛
12 ストッパー部材
13、19 貫通孔
14 係合孔
15、18 軸部
16、21 スプリング
17 ストッパー部材
17a 先端部
18 結束装置
18a 結束線供給機構
18b 結束線巻締機構
19a、19b レール部材
19c〜19f 段差部
20 係合凹部
22 フープ筋
22a 小径のフック部
22b やや大きめのフック部
23 主筋
33 半円形状の本体部

Claims (10)

  1. 鉄筋篭における3分割ユニットの編成方法であって、
    長方形状に枠組みしたベース部材上に長さ方向に沿って直交する方向に所要間隔をもって円弧状の本体部を複数配設すると共に、該本体部に伸縮可能な鉄筋支持部材とフープ筋支持部材とを所要間隔をもってそれぞれ複数配設し、
    編成しようとする鉄筋篭の外径に対応させて前記鉄筋支持部材とフープ筋支持部材とを伸縮させて設定し、
    前記フープ筋支持部材に編成しようとする鉄筋篭の外径の曲率に合わせて湾曲させたフープ筋を所要間隔をもって複数載置し、
    前記鉄筋支持部材に前記フープ筋を横切る方向に複数の主筋を載置し、
    該主筋とフープ筋との各交差部を結束線で結束して一体化すること
    を特徴とする鉄筋篭における分割ユニットの編成方法。
  2. 鉄筋篭における3分割ユニットの編成方法であって、
    長方形状に枠組みしたベース部材上に長さ方向に沿って直交する方向に所要間隔をもって半円形状の本体部を複数配設すると共に、該本体部に伸縮可能な鉄筋支持部材を所要間隔をもって複数配設し、
    編成しようとする鉄筋篭の外径に対応させて前記鉄筋支持部材を伸縮させて設定し、
    該設定した鉄筋支持部材に複数の主筋を載置し、
    該配設した主筋の上に該主筋を横切る方向に編成しようとする鉄筋篭の外径の曲率に合わせて湾曲させたフープ筋を所要間隔をもって複数載置し、
    該フープ筋と主筋との各交差部を結束線で結束して一体化すること
    を特徴とする鉄筋篭における分割ユニットの編成方法。
  3. 少なくとも前記鉄筋支持部材は、本体部に対して放射状に配設され、その放射方向の角度位置が変更できるように移動可能に配設され、編成しようとする鉄筋篭の大きさに対応して複数の鉄筋支持部材を移動させること
    を特徴とする請求項1乃至2に記載の分割ユニットの編成方法。
  4. 前記フープ筋は両端部にフック部を形成し、一方の端部に形成したフック部を配設した一方の端部側の主筋に係合させること
    を特徴とする請求項1乃至2に記載の分割ユニットの編成方法。
  5. 鉄筋篭における3分割ユニットの編成装置であって、
    長方形状に枠組みしたベース部材上に長さ方向に沿って直交する方向に所要間隔をもって複数配設した円弧状の本体部と、
    該本体部に所要間隔をもってそれぞれ移動可能に配設した複数の伸縮可能な鉄筋支持部材とフープ筋支持部材と、
    前記フープ筋支持部材には複数のフープ筋を所要間隔に配設するための位置決め手段を設けたこと
    を特徴とする鉄筋篭における分割ユニットの編成装置。
  6. 鉄筋篭における3分割ユニットの編成装置であって、
    長方形状に枠組みしたベース部材上に長さ方向に沿って直交する方向に所要間隔をもって複数配設した半円形状の本体部と、
    該本体部に所要間隔をもって移動可能に配設した複数の伸縮可能な鉄筋支持部材とを設け、
    該鉄筋支持部材に載置される主筋の少なくとも1本にフープ筋の載置位置を示す間隔目盛りが付されていること
    を特徴とする鉄筋篭における分割ユニットの編成装置。
  7. 前記本体部に、該本体部の円弧に沿って形成したガイド溝を設け、
    該ガイド溝に沿って鉄筋支持部材の移動角度を視認できる角度目盛りを設けたこと
    を特徴とする請求項5乃至6に記載の分割ユニットの編成装置。
  8. 前記鉄筋支持部材は、編成しようとする鉄筋篭の大きさに対応して使用される主筋の数によって複数ある鉄筋支持部材の中から選択して使用すること
    を特徴とする請求項5乃至7に記載の分割ユニットの編成装置。
  9. 前記鉄筋支持部材は、移動と定着とが行える取付部材を介して前記本体部に取り付けられること
    を特徴とする請求項5乃至8に記載の分割ユニットの編成装置。
  10. 使用されるフープ筋は編成される鉄筋篭の外周長の1/3よりも長く、且つ両端部にフック部を形成してあること
    を特徴とする請求項5乃至6に記載の分割ユニットの編成装置。
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