JP5865119B2 - 鉄筋篭における分割ユニットの編成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄筋コンクリート構造物で、特に、大径(800〜3000mm)のアロンパイルの内部に配筋される太く(径が25〜50mm)て長い(6m以上)主筋と、フープ筋(13〜25mm)との交点を所要の番線または結束線で結束された円筒状の鉄筋篭であって、該鉄筋篭を3分割したユニットで構成するものであり、該分割ユニットの編成装置に関するものである。
この種の鉄筋篭については、同一発明者による発明が公知になっている。まず、従来のスポット溶接の問題点を全面的に解決したものであって、第1の公知例は、直線状の縦筋と、円弧状の横筋(帯筋)とを縦横に組んだ少なくとも3個の円弧面状の組立体を形成し、各組立体を構成する横筋(帯筋)の一方の端部には隣接する組立体の他方の端部の縦筋に係合する鈎部を形成し、これら鈎部をそれぞれ縦筋に係合させて組立体を円筒状にした後に、複数のループ筋を円筒状の内側に配設して固定する組立式の鉄筋篭であって、前記縦筋は、該縦筋の上部または下部の端部寄りに配設する2本の横筋(帯筋)とのそれぞれの交点を溶接して接合し、他の横筋(帯筋)とのそれぞれの交点を結束して係止するようにした鉄筋篭である(特許文献1)。
そして、縦筋と横筋との交点の大部分を番線または結束線で結束したことにより、地震などによる振幅で強い外力が加わっても、番線または結束線は切れないので主筋と横筋との強固な結合が維持されるのであり、コンクリートの崩壊が免れるというものである。
また、第2の公知例は、鉄筋篭における3分割ユニットの編成方法であって、長方形状に枠組みしたベース部材上に長さ方向に沿って直交する方向に所要間隔をもって円弧状の本体部を複数配設すると共に、該本体部に伸縮可能な鉄筋支持部材とフープ筋支持部材とを所要間隔をもってそれぞれ複数配設し、編成しようとする鉄筋篭の外径に対応させて前記鉄筋支持部材とフープ筋支持部材とを伸縮させて設定し、前記フープ筋支持部材に編成しようとする鉄筋篭の外径の曲率に合わせて湾曲させたフープ筋を所要間隔をもって複数載置し、前記鉄筋支持部材に前記フープ筋を横切る方向に複数の主筋を載置し、該主筋とフープ筋との各交差部を結束線で結束して一体化することを特徴とする鉄筋篭における分割ユニットを編成する方法である(特許文献2)。
そして、編成しようとする鉄筋篭の主筋とフープ筋とが予定した正確な位置関係をもって位置し、その主筋とフープ筋との各交差部を結束線で結束して一体化するだけであるから、撓みや捩れが生じることがなく精度の高い鉄筋篭を編成でき、一人の作業員だけでも簡単に大径の鉄筋篭を精度良く、しかも効率よく編成できるばかりでなく、サイズの異なる鉄筋篭でも、その外径に合わせて鉄筋支持部材とフープ筋支持部材とを伸縮させて設定しさえすれば直ちに変更ができるのであり、サイズの違ったものでも簡単に対応できるので量産性に優れるというものである。
特開2006−104792号公報 特開2011−144570号公報
ところで、前記特許文献1、2に記載の鉄筋篭においては、いずれもスポット溶接の問題点を全面的に解決したものであるが、アロンパイルは大径(800〜3000mm)であることから、その内部に配筋される主筋とフープ筋の太さと本数、及びピッチとが違ってくるのである。例えば、径が小径の800mmの場合は細い径(30〜35mm)の主筋が9〜12本で、大径の3000mmでは太い径(40〜45mm)の主筋が27〜36本必要であり、フープ筋のピッチも径が800mmの場合は略300mmピッチで、3000mmでは略100mmピッチで配設されるものである。
しかしながら、編成しようとする鉄筋篭の大きさに対応して、自動的に調整することが出来ていなかったのである。つまり、アロンパイルの径は使用される場所によってそれぞれ複数の径が決められており、それらの径に適合するように鉄筋篭の大きさ(径)が決定されるのであるが、主筋を支持する鉄筋支持部材が長さ方向において、所要間隔をもって5箇所に配設されていると、例えば、大径の鉄筋篭を編成しようとした場合に、3分割ユニット篭であるから、1箇所に12本の鉄筋支持部材が配設されており、装置全体として12本×5=60本の鉄筋支持部材が存在するので、編成しようとする鉄筋篭の大きさが変わる毎に、それらの1本づつの高さをメジャーで測りながら変えて調整しなければならないので、調整のための時間が掛かり作業性が悪いという問題点を有している。
従って、前記公知技術に係る鉄筋篭における3分割ユニットの製造において、鉄筋篭の大きさによって主筋とフープ筋の本数や間隔が違っても、それに対応して撓みや捩れが生じないように鉄筋支持部材を簡単にかつ自動的に調整できるようにすることに解決課題を有している。
本発明に係る第1の発明は、鉄筋篭における3分割ユニットの編成装置であって、長方形状に枠組みした基台上の少なくとも前面側に所要間隔をもって配設した複数のリフト部材と、該リフト部材によって上下動するチェーン部材と、該チェーン部材上に係合させて配設し、所用間隔をもって複数の主筋受を取り付けた湾曲し易い薄板で帯状に形成した主筋受部材と、前記リフト部材の上下動を駆動する少なくとも主駆動軸と各個別駆動軸とを備え、該主駆動軸と各個別駆動軸との間に任意に結合・離脱可能な駆動伝達手段を設けたことを特徴とする鉄筋篭における分割ユニットの編成装置を提供するものである。
本発明に係る第2の発明は、鉄筋篭における3分割ユニットの編成装置であって、長方形状に枠組みした基台上の少なくとも前面側に所要間隔をもって配設した複数のリフト部材と、該リフト部材によって上下動するチェーン部材と、該チェーン部材上に係合させて配設し、所用間隔をもって複数の主筋受を取り付けた湾曲し易い薄板で帯状に形成した主筋受部材と、前記リフト部材の上下動を駆動する少なくとも各個別駆動軸とを備え、該各個別駆動軸を駆動するサーボモータを設け、該サーボモータは制御装置により制御駆動されることを特徴とする鉄筋篭における分割ユニットの編成装置を提供するものである。
本発明に係る第3の発明は、鉄筋篭における3分割ユニットの編成装置であって、長方形状に枠組みした基台上の少なくとも前面側に所要間隔をもって配設した複数のリフト部材と、該リフト部材によって上下動するチェーン部材と、該チェーン部材上に係合させて配設し、所用間隔をもって複数の主筋受を取り付けた湾曲し易い薄板で帯状に形成した主筋受部材とを備え、前記リフト部材として伸縮するエアー又は油圧シリンダーを設け、該エアー又は油圧シリンダーは制御装置により制御駆動されることを特徴とする鉄筋篭における分割ユニットの編成装置を提供するものである。
本発明に係る第1及び第2の発明において、分割ユニットの編成装置は、リフト部材は、チャンネル状案内部材と、所要長さの支持板と、屈曲可能に所要長さに連結した複数のピース部材とからなり、上記支持板の上方部分を角度変更可能なユニバーサルジョイントに形成されたこと、並びに、前記各個別駆動軸は、中央部を基準にして左右対称位置にある各個別駆動軸同士が同一回転するように歯付きプーリーとチェーンとにより連結されていること;を付加的な要件として含むものである。
本発明の第1乃至第3の発明に係る鉄筋篭における3分割ユニットの編成装置は、チェーン部材上に係合させて配設し、所用間隔をもって複数の主筋受を取り付けた湾曲し易い薄板で帯状に形成した主筋受部材を設けたことにより、編成しようとする鉄筋篭の大きさに合わせてリフト部材によりチェーン部材と主筋受部材とを上下動させて位置決めしても、チェーン部材は多少の歪が生ずるが、主筋受部材は湾曲し得る薄板で形成されているので、歪が全く生じないのであり、編成しようとする鉄筋篭の外径に対応した歪のない円弧状を形成できるのであり、それによって寸法制度の良い鉄筋篭を速やかに編成することができるという優れた効果を奏する。
また、本発明の第2の発明に係る3分割ユニットの編成装置は、リフト部材の上下動を駆動する少なくとも各個別駆動軸とを備え、該各個別駆動軸を駆動するサーボモータを設け、該サーボモータは制御装置により制御駆動される構成にしたことにより、編成しようとする鉄筋篭の外径寸法に対して、主筋受部材を自動的に速やかに円弧状に位置決めすることができ、作業性が著しく向上すると共に、寸法制度の良い鉄筋篭を速やかに編成することができるという優れた効果を奏する。
更に、本発明の第3の発明に係る3分割ユニットの編成装置は、編成しようとする鉄筋篭の外径に対応させてチェーン部材と主筋受部材とを上下動させて位置決めするリフト部材を伸縮するエアー又は油圧シリンダーにし、該エアー又は油圧シリンダーは制御装置により制御駆動される構成にしたことにより、自動的に設定した位置への位置決めが行えるのであり編成装置としての構成が著しく簡単になり、操作も簡単になるので、作業性が著しく向上すると共に、寸法制度の良い鉄筋篭を速やかに編成することができるという優れた効果を奏する。
また、前記第1及び第2の発明においては、前記各個別駆動軸は、中央部を基準にして左右対称位置にある各個別駆動軸同士が同一回転するように歯付きプーリーとチェーンとにより連結されている構成にしたことによって、編成装置が簡単になると共に、チェーン部材と主筋受部材との上下動が正確に行われるという優れた効果を奏する。
本発明に係る第1の実施の形態に係る鉄筋篭ユニットの編成装置を略示的に示した正面図である。 同実施の形態に係る鉄筋篭ユニットの編成装置に係る基台部分の一部を省略して示した平面図である。 同実施の形態に係る鉄筋篭ユニットの編成装置における鉄筋支持状況を示す装置の一部を省略して示した斜視図である。 同実施の形態に係る鉄筋篭ユニットの編成装置におけるリフト部材の要部を略示的に示した正面図である。 同実施の形態に係る鉄筋篭ユニットの編成装置におけるリフト部材の要部を略示的に示した側面図である。 同実施の形態に係る鉄筋篭ユニットの編成装置で編成される主筋とフープ筋との結束状況を略示的に示した一部の斜視図である。 本発明に係る第2の実施の形態に係る鉄筋篭ユニットの編成装置におけるリフト部材の要部を略示的に示した正面図である。 同実施の形態に係る鉄筋篭ユニットの編成装置における制御モジュールを示す説明図である。 本発明に係る第3の実施の形態に係る鉄筋篭ユニットの編成装置におけるリフト部材の要部を略示的に示した正面図である。
次に本発明を図示の具体的な実施の形態に基づいて詳しく説明する。まず、図1〜図5に示した第1の実施の形態に係る鉄筋篭ユニットの編成装置1は、例えば、アロンパイル用の大径の円筒状鉄筋篭を3分割したユニットとして製造するものであって、平面から見て長方形の枠状に組んだベース部材2を形成し、該ベース部材2は長さ方向に沿う両側面に配設したH鋼材3と、該H鋼材3を枠状に維持する幅方向に配した複数の繋ぎ板4とから構成されている。この場合の繋ぎ板4は上下一対で少なくとも前端部と後端部及び中間位置とに配設されて装置としての基台が形成される。
両側面に配設されたH鋼材3の上面で、繋ぎ版4が配設された位置にそれぞれガイド部材5を垂直に起立させて設け、該ガイド部材5間に摺動管6と支持杆7とを介してチェーン状部材8が上下動可能に張設され、該チェーン状部材8の上部に湾曲し易い薄い板で帯状に形成した主筋受部材9を係合させて載置し、該主筋受部材9に所要の間隔を持って角状を呈する複数の主筋受9aを取り付けると共に、編成装置1の長さ方向に沿って所要間隔をもって複数のフープ筋支持バー10を取り付ける。なお、主筋受部材9は、主筋の間隔(ピッチ)を変えることができるように、例えば、蛇腹状に形成することができる。
チェーン状部材8の下側には、所要間隔をもって複数の上下動する位置決め用のリフト部材11が配設され、該リフト部材11は、適宜のモーターによって駆動される主駆動軸12と、該主駆動軸12に連動して駆動される個別駆動軸13とによって、設定された位置に上下動して位置決めがなされるのである。
主駆動軸12は、編成装置1の両側に設けた軸受部材14によって回転自在に支持されると共に、正面側の端部に設けられ、個別駆動軸13は編成装置1の前後と中間部とに設けた軸受部材15によって回転自在に支持されると共に、編成装置1の下方で主筋受部材9の主筋受9aと略対応する位置の長さ方向に設けられている。そして、主駆動軸12と個別駆動軸13との間には適宜の駆動伝達手段16が配設され、駆動伝達のために、主駆動軸12には駆動伝達用の傘歯車12aが複数設けられ、個別駆動軸13の端部にも傘歯車13aが設けられている。
本発明は、例えば、円筒状鉄筋篭の1/3篭(3分割ユニット)を形成するものであるから、円筒の360°の1/3よりも僅かに大きい略130°の角度範囲に渡って円弧状の鉄筋篭を編成できるようにするのであって、現段階で要求されている円筒状鉄筋篭の最大径は3mであるから、円周の長さが9.42mであり、チェーン状部材8の長さは支持杆7を含めて3.5m程度とする。そして、チェーン状部材8の中心を通る垂線OからA点までの長さを1500mmとし、中心点OからB点までを1000mmとし、中心点OからC点までを400mmに設定できるようにしてある。つまり、直径が0.8mから3mまでの鉄筋篭を編成することができるのである。
そこで、円弧状の鉄筋篭として、例えば、最大で主筋を11本、最小で5本程度使用するとした場合に、チェーン状部材8をそれに合わせて円弧状に位置決めしなければならない。そのために、円弧の中央部に位置する主筋は上下方向に移動させる必要がないが、その両サイドに等間隔に位置する複数の主筋を上下動させて全体を円弧状に位置決めするのであるから、両サイドの各1番目同士から各4番目同士のそれぞれの高さは左右対称で同じであるから、それぞれ左右対称の個別駆動軸13に同じ回転数が与えられれば良いので、各1番目同士から各4番目同士の個別駆動軸13間はそれぞれ歯付プーリ13bを介してチェーン17により連結してある。このように構成することで、主駆動軸12と個別駆動軸13との間の駆動伝達手段16は個別駆動軸13の半数設ければ良いのである。
駆動伝達手段16としては、例えば、図4に示したように、クラッチ機構が採用できる。このクラッチ機構は、主駆動軸12の傘歯車12aと噛合する傘歯車17の軸18に取り付けた一方の結合部19と、該結合部と結合・離脱可能な他方の結合部20と、該結合部が一方の端部にスライド自在に支持される軸21と、該軸21の他端部に取り付けられた傘歯車22と、前記他方の結合部20の凹部20aに係合して結合部を結合・離脱操作をするハンドル23とからなり、傘歯車22は個別駆動軸13の端部に設けられた傘歯車24と噛合させてある。
このように、クラッチ機構による駆動伝達手段16を設けることにより、主駆動軸12からの駆動伝達が、クラッチ機構の選択的な結合・離脱によって、各個別駆動軸13が選択的に回転駆動されるのであり、該回転駆動によってそれぞれ駆動されるギア25がそれぞれに設けた別の傘歯車(図示せず)と軸26を介して支持され、該各ギア25によってリフト部材11を介してチェーン状部材8を部分的に上下動させる構成になっている。
リフト部材11は、チャンネル状案内部材27と、上方部分29が角度変更可能なユニバーサルジョイントに形成された所要長さの支持板28と、屈曲可能に所要長さに連結した複数のピース部材30とからなるものであり、前記各ギア25は、チャンネル状案内部材27によってガイドされるリフト部材11のピース部材30と係合し、該リフト部材11の上下動によってチェーン状部材8を上下動させて鉄筋篭の大きさ、即ち、主筋の位置決めをするのである。なお、支持板28は、少なくとも前記チャンネル状案内部材27と略同じ長さで形成されると共に、上方部分29の頂部にはチェーン部材8を取り付けるための取付部材31がシーソ運動可能に設けてある。
さらに、図5に示したように、前記ピース部材30は、相互に連結ピン32を介して屈曲可能に連結されており、片側の面にギア25と係合する歯部30aが形成されると共に、他方の面側に上下動を容易にする送り板33が取り付けられており、該送り板33側に当接する送りローラー34が設けられ、対抗する下側に歯部30a側が当接し屈曲して送られる滑り台状のガイド板35がそれぞれ配設されている。
このように構成された第1の実施の形態において、所要のモータにより主駆動軸12を回転駆動することにより、各駆動伝達手段16を介して各個別駆動軸13が回転駆動され、該個別駆動軸13の回転駆動によって各リフト部材11が上方に持ち上げられ、それによってチェーン部材8は中央部を除いて一斉に上方に持ち上げられる。
この持ち上げ動作中に、中央部の両側に位置するチェーン部材8の高さが予め設定された高さに位置に来た時に、まず最初に中央部側の駆動伝達手段16、即ち、クラッチのハンドル23を操作してオフにすることによって、中央部の両側に位置するリフト部材11の上昇が停止し、その停止した両側のリフト部材11の頂部に位置するチェーン部材8の上昇が停止する。次に、隣接するチェーン部材8の高さが設定された高さに位置に来た時に、それに対応する駆動伝達手段16のクラッチを同様にオフにすることによって、先に停止したリフト部材11の両外側のリフト部材11が上昇した位置で停止する。このように、順次、隣接する駆動伝達手段16をオフにすることによって、中央部から外側に位置するチェーン部材8が全体的に円弧状になって停止するのであり、その円弧状の径を、例えば、中心線0のA点から1500mmに設定すれば、直径が3mの鉄筋篭用の1/3篭が編成できる。なお、チェーン部材8の上昇に伴ってフープ筋支持バー10も上昇して所定位置で停止する。
この場合に、チェーン部材8の中央部は上昇させる必要がないので、基台上面に位置したままであって、その中央部から両外側を順次上昇させて一定の間隔で止めることによって、特に、両側のリフト部材11の上方部分9aがユニバーサルジョイントになっているので、全体が無理なく円弧状になるのであり、そのために個別駆動軸13は、中央部を境にして両側に配設した等距離同士をチェーン17で連結し、同時に回転駆動及び停止するように構成したことによって、主筋を位置決めするチェーン部材8を所定の半径を有する円弧状に設定でき、それに伴って主筋支持部材9が湾曲して歪のないスッキリした円弧状にすることができるのである。また、例えば、直径が2.4mの鉄筋篭用の1/3篭を編成する場合には、中心線0のB点から1200mmに設定して円弧状にするのであり、両外側の対を成すリフト部材11は上昇させる必要がないので、その両外側の個別駆動軸13は回転駆動させないように、外側から2又は3番目の駆動伝達手段16をオフにする際に一緒にオフにすれば良いのである。要するに、編成しようとする鉄筋篭の外側位置のチェーン部材8の高さが決まった段階で、それよりも外側位置にある駆動伝達手段16は全てオフにしたほうが良いのである。
そして、一旦設定された径の鉄筋篭を編成する状態の円弧状に位置決めすれば、その位置決め状態は変更しない限り安定した状態で維持されるのである。このように円弧状に位置決めされた、主筋支持部材9に対して、まず、最初にフープ筋支持バー10上に所要間隔をもって横方向に複数のフープ筋40を並べてセットし、その後に複数の主筋41を長さ方向にセットし、図6に示したように、従来例と同様にフープ筋40と主筋41との各交点部分をそれぞれ結束線42で結束して予定した鉄筋篭の1/3篭を編成するのである。
次に、本発明に係る第2の実施の形態については、図7と図8に示してある。
この実施の形態に係る発明は、前記第1の実施の形態に係る主駆動軸12と駆動伝達手段16との構成を省略し(無くし)て、各個別駆動軸13をそれぞれ個別のサーボモータ36により直接駆動して回転させ、それによって個別にリフト部材11を適正な位置まで上昇させる構成にしたものである。その他の構成部分については同じであり、説明が重複するので省略する。
複数設けられた個別駆動軸13の内、中央部から一方の側、即ち、図1において右側に設けられた各個別駆動軸13の端部にギア又は傘歯車24が設けられ、該ギア又は傘歯車24と係合させてサーボモータ36を取り付けた構成にしたものであり、編成しようとする鉄筋篭の径によって各サーボモータ36の回転を設定した回転に制御することにより、各リフト部材11の上下動を正確に制御し、チェーン部材8の円弧状の位置決めを行って主筋支持部材9を歪のないスッキリした円弧状にすることができるのである。
即ち、図8に示したように、個別駆動軸13のギアに係合させて配列した複数のサーボモータ36に、例えば、配列のサーボモータの順位36a〜36g…を決めて、タッチパネル式のコントロールパネルを供えた制御装置37に接続してあり、該制御装置37においては、例えば、直径が3mの鉄筋篭を編成する制御として、予め、モニタリングして、中心寄りの個別駆動軸を駆動するサーボモータ36aの回転をどの程度にしたらリフト部材11が設定した位置まで上昇するかを確認すると共に、次の個別駆動軸13についても、それぞれリフト部材11の設定位置までの上昇に必要な回転数を確認し、プログラミングして記憶させて置けば良いのである。
そして、操作するときには、単に、編成しようとする鉄筋篭の直径について、例えば、パネル上の3mと表示した位置をタッチすることで、制御装置37がプログラミングして有る通りに各サーボモータの順位36a〜36gを駆動して、リフト部材11を設定した高さまでそれぞれ上昇させてチェーン部材8を円弧状にセットし、それによって主筋支持部材9を歪みのない適正な円弧状に自動的にセットするのである。また、鉄筋篭の径が異なる場合でも、パネル上でその径に対応する数値部分をタッチすることで簡単に変更することができるのである。なお、制御装置37には、編成しようとする鉄筋篭の径の数値を自由に変更することができるのである。例えば、800mm〜3200mmの範囲まで変更することができるように、計算式をインプットしてあるのである。
更に、本発明に係る第3の実施の形態について、図9に示してある。
この実施の形態に係る発明は、前記第1の実施の形態に係る主駆動軸12と駆動伝達手段16のみならず、個別駆動軸13の構成とサーボモータとを省略し(無くし)て、リフト部材11として伸縮自在なエアー又は油圧シリンダー38を使用してチェーン部材8を直接上下動させて設定された円弧状にセットし、主筋支持部材を適正にセットする構成にした装置である。その他の構成部分については同じであり、説明が重複するので省略する。
この場合に、エアー又は油圧シリンダー38は、それぞれホース39を介して適宜のエアーポンプ又は油圧ポンプに接続してあり、これらのポンプの作動についても、前記第2の実施の形態と同様に、制御装置を設けてあり、各リフト部材11が設定された位置に来る作動時間を個別にモニターしてプログラミングして記憶させて置くのであり、パネル上で編成しようとする鉄筋篭を選択して操作するだけで、チェーン部材8並びに主筋支持部材9を自動的に適正な円弧状にセットできるのである。
いずれにしても本発明に係る鉄筋篭における1/3分割篭(3分割ユニット)の編成装置においては、主としてリフト部材11により上下動するチェーン部材8とその上部に設けた帯状で湾曲し易い板材で形成した主筋支持部材9とを設けたものであって、編成しようとする鉄筋篭の外径の曲率に合わせてリフト部材11を所定の駆動装置により駆動することでチェーン部材8と主筋支持部材9とを円弧状に位置決めすることができ、撓みや捩れが生じることがなく精度の高い鉄筋篭を簡単にかつ高精度をもって編成できるばかりでなく、サイズの異なる鉄筋篭でも、その外径に合わせて直ちに変更ができるのであり、サイズの違った鉄筋篭でも簡単に対応できるので工場での量産性に優れ、この種鉄筋篭の編成に広く利用できる。
1、鉄筋篭ユニットの編成装置
2 ベース部材
3 H鋼材
4 繋ぎ板
5 ガイド部材
6 摺動管
7 支持杆
8 チェーン部材
9 主筋受部材
9a 主筋受
10 フープ筋支持バー
11 リフト部材
12 主軸駆動軸
12a、13a、17、22、24 傘歯車
13 個別駆動軸
13b 歯付きプーリ
14、15 軸受部材
16 駆動伝達手段
18、21、26 軸
19 一方の結合部
20 他方の結合部
20a 凹部
23 ハンドル
25 ギア
27 チャンネル状案内部材
28 支持板
29 上方部分
30 ピース部材
30a 歯部
32 連結ピン
33 送り板
34 ローラー
35 ガイド板
36 サーボモータ
36a〜36g サーボモータの順位
37 制御装置
38 エアー又は油圧シリンダー
39 ホース
40 プープ筋
41 主筋
42 結束線

Claims (5)

  1. 鉄筋篭における3分割ユニットの編成装置であって、
    長方形状に枠組みした基台上の少なくとも前面側に所要間隔をもって配設した複数のリフト部材と、
    該リフト部材によって上下動するチェーン部材と、
    該チェーン部材上に係合させて配設し、所用間隔をもって複数の主筋受を取り付けた湾曲し易い薄板で帯状に形成した主筋受部材と、
    前記リフト部材の上下動を駆動する少なくとも主駆動軸と各個別駆動軸とを備え、
    該主駆動軸と各個別駆動軸との間に任意に結合・離脱可能な駆動伝達手段を設けたこと
    を特徴とする鉄筋篭における分割ユニットの編成装置。
  2. 鉄筋篭における3分割ユニットの編成装置であって、
    長方形状に枠組みした基台上の少なくとも前面側に所要間隔をもって配設した複数のリフト部材と、
    該リフト部材によって上下動するチェーン部材と、
    該チェーン部材上に係合させて配設し、所用間隔をもって複数の主筋受を取り付けた湾曲し易い薄板で帯状に形成した主筋受部材と、
    前記リフト部材の上下動を駆動する少なくとも各個別駆動軸とを備え、
    該各個別駆動軸を駆動するサーボモータを設け、該サーボモータは制御装置により制御駆動されること
    を特徴とする鉄筋篭における分割ユニットの編成装置。
  3. 鉄筋篭における3分割ユニットの編成装置であって、
    長方形状に枠組みした基台上の少なくとも前面側に所要間隔をもって配設した複数のリフト部材と、
    該リフト部材によって上下動するチェーン部材と、
    該チェーン部材上に係合させて配設し、所用間隔をもって複数の主筋受を取り付けた湾曲し易い薄板で帯状に形成した主筋受部材とを備え、
    前記リフト部材として伸縮するエアー又は油圧シリンダーを設け、該エアー又は油圧シリンダーは制御装置により制御駆動されること
    を特徴とする鉄筋篭における分割ユニットの編成装置。
  4. リフト部材は、チャンネル状案内部材と、所要長さの支持板と、屈曲可能に所要長さに連結した複数のピース部材とからなり、
    上記支持板の上方部分を角度変更可能なユニバーサルジョイントに形成されたこと
    を特徴とする請求項1乃至2に記載の分割ユニットの編成装置。
  5. 前記各個別駆動軸は、中央部を基準にして左右対称位置にある各個別駆動軸同士が同一回転するように歯付きプーリーとチェーンとにより連結されていること
    を特徴とする請求項1乃至2に記載の分割ユニットの編成装置。
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