JP2011143563A - 昇華性転写シート - Google Patents
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Abstract
【課題】基体シートのガラス転移温度が低い場合であっても、被転写物に鮮映性の高い加飾を施すことができると同時に、所望のパターン形状を被転写物に転写できる昇華性転写シートを提供することにある。
【解決手段】昇華性転写シートが、基体シートと、前記基体シートの上に形成されるマスキング層と、前記マスキング層の上に形成される昇華性インキ層とを備える昇華性転写シートであって、前記マスキング層のガラス転移温度が100℃〜170℃、分子量が20000〜100000であるセルロースアセテートブチレートから構成されるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】昇華性転写シートが、基体シートと、前記基体シートの上に形成されるマスキング層と、前記マスキング層の上に形成される昇華性インキ層とを備える昇華性転写シートであって、前記マスキング層のガラス転移温度が100℃〜170℃、分子量が20000〜100000であるセルロースアセテートブチレートから構成されるようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、昇華性転写技術に関し、より詳しくは、被転写物に所望の印刷パターンを形成することのできる昇華性転写シートに関する。
昇華性転写シートを用いてプラスチック部品や金属部材、またはセラミックからなる被転写物の表面を加飾する方法は従来から知られている。昇華性転写シートは、ペットフィルムなどからなる基体シート上に昇華性インキ層が設けられた構成であり、上記昇華性インキ層が被転写物に転写されることにより、上記被転写物の表面に加飾が施される。
昇華性転写シートとしては、基体シートと、バインダー樹脂層と、昇華性インキ層とを備えたものが従来から知られている。
例えば、特許文献1には、基体シートと、バインダー樹脂層と、昇華性インキ層からなる昇華性転写シートが記載されている。
また、この昇華性転写シートでは、バインダー樹脂層によって、昇華性インキ層が昇華性転写シートに固定されている。
しかし、上記昇華性転写シートを用いると、昇華性インキ層が、基体シートや、基体シートが接している機材(例えば、金型のキャビティー面)にも転写されてしまう。その結果、被転写物に十分な量の昇華性インキ層を転写させることができないので、鮮映性の高い加飾を被転写物に施すことが困難となるという問題があった。
特許文献2には、上記問題を解決するために、マスキング層を備えた昇華性転写シートが記載されている。この転写シートは、マスキング層を備えているため、昇華性インキ層が被転写物以外の物品に転写されることを抑制することができる。その結果、特許文献1の昇華性転写シートを使用した場合と比較して、鮮映性の高い加飾を被転写物に施すことができる。
しかし、上記転写シートにおいて、基体シートがガラス転移温度の低い材料から構成される場合、昇華性インキ層の一部が基体シートにも転写されてしまう。その結果、十分な量の昇華性インキ層が被転写物に転写されないため、鮮映性の高い加飾を被転写物に施すことができないという問題があった。
また、特許文献3には、セルロースアセテートブチレートと、昇華性インキと、ポリビニルアセタール樹脂とからなる昇華性インキ層を備えた昇華性転写シートが記載されている。ここでポリビニルアセタール樹脂は、昇華性インキとセルロースアセテートブチレートとの親和性を向上させる部材として上記昇華性インキ層に入れられている。
しかし、ポリビニルアセタール樹脂は熱に弱いため、特許文献3の転写シートを使用して被転写物に転写を行うと、転写時にかかる熱でポリビニルアセタール樹脂が変質してしまう。その結果、変質したポリビニルアセタール樹脂が、昇華性インキの被転写物への転写を阻害するので、所望のパターンを被転写物に転写することができないという問題があった。
本発明は、上記問題を解決するものであり、その目的とするところは、基体シートのガラス転移温度が低い場合であっても、被転写物に鮮映性の高い加飾を施すことができると同時に、所望のパターン形状を上記被転写物に転写できる昇華性転写シートを提供することにある。
本発明に係る昇華性転写シートの第1の特徴構成は、基体シートと、上記基体シートの上に形成されるマスキング層と、上記マスキング層の上に形成される昇華性インキ層とを備える昇華性転写シートであって、上記マスキング層のガラス転移温度が100℃〜170℃、分子量が20000〜100000であるセルロースアセテートブチレートから構成される点にある。
このように昇華性転写シートが構成されることにより、マスキング層が昇華性インキ層の基体シート等への転写を抑制するので、被転写物に鮮映性の高い加飾を施すことができる。
本発明に係る昇華性転写シートの第2の特徴構成は、上記マスキング層が、セルロースアセテートブチレートとフィラーから構成され、上記セルロースアセテートブチレートのマスキング層に占める割合が50重量%〜70重量%、フィラーの占める割合が30重量%〜50重量%から構成される点にある。
このように昇華性転写シートが構成されることにより、マスキング層の緻密性が向上する。その結果、昇華性インキ層がマスキング層に転写するのを抑制することができるので、全ての昇華性インキ層を被転写物に転写できるようになる。その結果、この昇華性転写シートを用いて被転写物に転写を行うと、被転写物に極めて鮮映性の高い加飾を行うことができる。
本発明に係る昇華性転写シートの第3の特徴構成は、上記マスキング層の厚さが10〜40μmとなるよう構成される点にある。
このように昇華性転写シートが構成されることにより、マスキング層が一定の柔軟性を有するようになる。よって、昇華性転写シートを被転写物の形状に追従させることができるようになるので、昇華性インキ層を被転写物の形状に合わせて転写することができる。その結果、被転写物の形状が3次元形状のような複雑な形状であっても、昇華性インキ層を被転写物に転写することができる。
本発明に係る昇華性転写シートの第4の特徴構成は、上記マスキング層と上記昇華性インキ層との間にバインダー層が形成されるよう構成される点にある。
このように昇華性転写シートが構成されることにより、昇華性インキ層をバインダー層で保持することができるようになる。よって、昇華性インキ層にパターン形状が形成された場合であっても、そのパターン形状をバインダー層で確実に保持することができるようになるので、所望のパターン形状を被転写物に施すことができる。その結果、本発明の昇華性転写シートを使用すると、極めて鮮映性の高い加飾を所望のパターン形状で被転写物に行うことができる。
昇華性転写シート
図1は本発明の一実施形態である昇華性転写シート100の構造を示す断面図である。図1を参照して、基体シート1の片面にマスキング層2が形成されており、マスキング層2の上には昇華性インキ層3が形成されている。
図1は本発明の一実施形態である昇華性転写シート100の構造を示す断面図である。図1を参照して、基体シート1の片面にマスキング層2が形成されており、マスキング層2の上には昇華性インキ層3が形成されている。
基体シート
基体シート1は、マスキング層2、昇華性インキ層3を昇華性転写シート100上に固定するためのものである。この基体シートは、熱可塑性で、ある程度の耐熱性と強度を有すれば公知材料のものを使用できる。例えばポリエチレンテレフタレート、1.4ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフェニレンサルファイド、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリサルホン、アラミド、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、セロハン、ポリエチレン、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ナイロン、ポリイミド、アイオノマー等の樹脂フィルムが使用される。その他に、コンデンサー紙、パラフィン紙等の紙類や不織布等、または紙や不織布と樹脂との複合体を使用してもよい。
基体シート1は、マスキング層2、昇華性インキ層3を昇華性転写シート100上に固定するためのものである。この基体シートは、熱可塑性で、ある程度の耐熱性と強度を有すれば公知材料のものを使用できる。例えばポリエチレンテレフタレート、1.4ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフェニレンサルファイド、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリサルホン、アラミド、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、セロハン、ポリエチレン、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ナイロン、ポリイミド、アイオノマー等の樹脂フィルムが使用される。その他に、コンデンサー紙、パラフィン紙等の紙類や不織布等、または紙や不織布と樹脂との複合体を使用してもよい。
基体シートとしては、機械的強度、耐熱性等の観点から、特にポリエチレンテレフタラートフィルムが好ましい。また、基体シートのマスキング層を形成する面には、マスキング層のレベリング性や密着性を向上させるため、ポリエステルやアクリル等の樹脂を主成分とする易接着層を設けたり、コロナ放電、プラズマ放電等による表面改質等を行ったりしてもよい。基体シートの厚さとしては、10〜200μm、好ましくは50〜125μmである。
マスキング層
マスキング層は、昇華性インキ層が、基体シートや基体シートが接している機材などに転写されるのを抑制する層である。
マスキング層は、昇華性インキ層が、基体シートや基体シートが接している機材などに転写されるのを抑制する層である。
マスキング層は、耐熱性樹脂からなることが好ましい。マスキング層が耐熱性樹脂からなると、マスキング層が密となる。その結果、転写するときに昇華インキ層がマスキング層を透過して、昇華インキ層がマスキング層の下に形成されている基体シートなどに転写されるのを、マスキング層が効率的に抑制することができるからである。
耐熱性樹脂としては、ガラス転移温度(Tg)が100〜170℃の範囲である必要がある。好ましくは140〜170℃であり、より好ましくは150〜160℃である。
これは、マスキング層を構成する耐熱性樹脂のガラス転移温度(Tg)が、100℃より低いと、昇華性転写シートに熱をかけて被転写物に昇華性インキ層を転写するときに、昇華性インキ層がマスキング層にも転写されてしまう。その結果、十分な量の昇華性インキ層を被転写物に転写できなくなるため、被転写物に鮮映性の高い加飾を施せなくなるという問題が生じるからである。また、反対にガラス転移温度(Tg)が170℃より高いと、昇華性転写シートを被転写物の形状に追従させて被転写物に昇華性インキ層を転写するときに、マスキング層が被転写物の形状に追従できず割れてしまう。その結果、この割れによって、昇華性インキ層内に濃淡のムラが生じてしまい、均一に昇華性インキ層を被転写物に転写できないという問題が生じるからである。
すなわち、ガラス転移温度(Tg)を100〜170℃の耐熱性樹脂をマスキング層に使用することによって、被転写物の形状に合わせて、十分な量の昇華性インキ層を被転写物に形成することができる。その結果、この昇華性転写シートを使用して被転写物に加飾をすると、被転写物がどのような形状であっても、その被転写物に鮮映性の高い加飾を施すことができる。
なお、本明細書におけるガラス転移温度(Tg)とは、JIS K7121(1987年)に準拠して、加熱速度10℃/minの昇温条件で熱流束DSCにより求めた中間点ガラス転移温度(℃)をいい、試験片の状態調節については「一定の熱処理を行なった後、ガラス転移温度を測定する場合」を採用するものとする。なお、使用装置は、示差走査熱量計(DSC6200、セイコー社製)である。
また、マスキング層を構成する樹脂は、その分子量が20000〜1000000の範囲である必要がある。好ましくは40000〜700000、より好ましくは50000〜600000である。
これは、マスキング層を構成する樹脂の分子量が20000より小さいとブロッキング層の密度が疎になるため、転写する時に昇華性インキ層がブロッキング層内に侵入してしまう。その結果、この昇華性転写シートを用いても、被転写物に十分な量の昇華性インキ層を形成できないので、鮮映性の高い加飾を被転写物に施せないという問題が生じるためである。また、反対に100000を超えると、マスキング層を構成する樹脂が溶剤に溶けなくなるので、マスキング層を基体シートの上に形成するときに、マスキング層の厚みを均一に形成できなくなる。その結果、マスキング層と昇華性インキ層との界面が粗くなるので、昇華性インキ層に所望のパターン形状を形成するのが困難となるという問題が生じるためである。
すなわち、分子量が20000〜100000の樹脂をマスキング層に使用することによって、ブロッキング層が昇華性インキ層内に侵入するのを抑制することができるとともに、昇華性インキ層に所望のパターン形状を形成することができる。その結果、被転写物に鮮映性の高い、所望のパターン形状を形成することができる。
マスキング層にては、ニトロセルロース、セルロースアセテート(CA)、セルロースアセテートブチレート(CAB)、セルロースアセテートプロピオネート(CAP)などを用いるとよい。
セルロースアセテート(CA)の材質としては、CA−398−3、CA−398−6、CA−396−10、CA−398−30(以上、イーストマンケミカル社製)が挙げられる。また、セルロースアセテートブチレート(CAB)の材質としては、CAB551−0.01、CAB551−0.2、CAB553−0.4、CAB531−1、CAB500−5、CAB381−0.1、CAB381−0.5、CAB381−2、CAB381−2BP、CAB381−20、CAB381−20BP、CAB321−0.1(以上、イーストマンケミカル社製)が挙げられる。これらの中では、セルロースアセテートブチレート(CAB)が好ましい。
昇華性インキ層
昇華転写インキ層は、昇華性または蒸発性を有する層であって、熱転写により被転写物に転写される層である。また、上記昇華転写インク層に用いる昇華性インキとしては、水を溶媒とする染料等が挙げられる。
昇華転写インキ層は、昇華性または蒸発性を有する層であって、熱転写により被転写物に転写される層である。また、上記昇華転写インク層に用いる昇華性インキとしては、水を溶媒とする染料等が挙げられる。
染料としては、大気圧下で60℃〜280℃で昇華または蒸発するものであれば、従来技術の昇華性転写シートに用いられているものを使用することができる。染料の材質としては、ジアリールメタン系、チアゾール系等のメチン系、インドアニリン、アセトフェノンアゾメチン、イミダゾールアゾメチン、ピリドンアゾメチンに代表されるアゾメチン系、キサンテン系、オキサジン系、ジシアノスチレンに代表されるシアノメチレン系、アジン系、チアジン系、ベンゼンアゾ系、ピリドンアゾ、イソチアゾールアゾ、イミダゾールアゾ、ピロールアゾ、ジスアゾ、トリアゾールアゾ等のアゾ系、ナフトキノン系、アントラキノン系、キノフタロン系、ローダミンラクタム系、またはキレート色素等の染料が使用できる。昇華性インキ層のパターンとしては、文字、記号、模様、色彩などがある。
昇華性インキ層を基体シート上に形成する方法としては、オフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷等の印刷法、インクジェットプリンタ、バブルジェット(登録商標)プリンタ等のプリンタを用いたプリント方式等を用いることができる。
フィラー
図2を参照して、必要に応じてフィラー4がマスキング層3に添加されていてもよい。フィラー4は、マスキング層3の耐熱性を向上するために、添加するものである。
図2を参照して、必要に応じてフィラー4がマスキング層3に添加されていてもよい。フィラー4は、マスキング層3の耐熱性を向上するために、添加するものである。
フィラーとしては、無機系、有機系を問わず使用することができる。例えば、タルク、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、沈降性硫酸バリウム、二硫化モリブデン、ハイドロタルサイト、シリカ等の無機微粒子と、アクリル樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、フェノール樹脂、アセタール樹脂、ポリスチレン樹脂、ナイロン樹脂等の有機樹脂微粒子、またこれらを架橋剤と反応させた架橋樹脂微粒子等が挙げられるが、マスキング層への分散性や塗膜表面性を考慮した場合、シリカが望ましい。
特に、マスキング層の厚みからすると、コロイダルシリカや超微粒子状無水シリカ等は粒径の大きさが均一であり、しかも分散性に富んでいるので好ましい。また、ワックスや金属石けんのような粉末固体状のものを用いてもよい。
フィラーの添加量は、マスキング層100重量部当たり35〜55重量部範囲である必要がある。好ましくは40〜50重量部である。
これは、フィラーの添加量が35重量部より少ないと、十分な厚みでマスキング層を形成することができなくなる。そうすると、昇華性転写シートに熱をかけて昇華性インキ層を被転写物に転写するときに、昇華性インキ層がマスキング層を透過してしまい、マスキング層の下にある基体シートなどにまで、昇華性インキ層が転写されてしまう。その結果、被転写物に十分な量の昇華性インキ層を転写できなくなるため、鮮映性の高い加飾を成形品に施せなくなるという問題が生じるためである。
反対に、フィラーの添加量が55重量部より多いと、マスキング層を形成するとき、フィラーが溶剤に分散しなくなるので、マスキング層を基体シートの上に形成できなくなるという問題が生じるということ、またフィラーの添加量が55重量部より多いと、マスキング層と昇華性インキ層との界面が、粗くなるので、昇華性インキ層に形成されるパターン形状に歪みが生じてしまい、所望のパターン形状を有する昇華性インキ層を形成できないという問題が生じるからである
バインダー層
図2より、さらに必要に応じてマスキング層2と昇華性インキ層3との間にバインダー層5が設けられていても良い。
図2より、さらに必要に応じてマスキング層2と昇華性インキ層3との間にバインダー層5が設けられていても良い。
バインダー層は、昇華性インキ層とマスキング層との密着性を向上させる層である。このバインダー層を介して、昇華性インキ層が昇華性転写シート内に強固に保持される。よって、昇華性転写シートにバインダー層が形成されていれば、昇華性インキ層が所定のパターン形状を有する場合であっても、そのパターン形状をバインダー層で保持することができるようになる。その結果、バインダー層を有する昇華性転写シートを使用して被転写物に転写を行うと、所望のパターン形状で被転写物に行うことができる。
バインダー層の材質としては、ポリエステル系樹脂、ポリアクリル酸エステル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、スチレンアクリレート系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリビニルクロリド樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、油性ポリオール等が挙げられ、また各種樹脂が末端や側鎖に有する官能基に反応基を有するモノマー、オリゴマー等を反応させたり、アクリル樹脂のように共重合させたりすることにより得られる変性樹脂等が挙げられる。
上記樹脂のうち耐熱性や滑性、離型成分を有するインキの吸収性を考慮した場合、ポリウレタン系樹脂が望ましい。
バインダー層をマスキング層の上に形成する方法としては、オフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷等の印刷法、またはダイコーター、コンマコーター等の各種コーターを用いたコーティング方法を用いることができる。
バインダー層の厚みとしては、10μm〜50μmの範囲で形成することができる。
被転写物の加飾方法
図3は、上記発明の昇華性転写シート100を用いて被転写物10に加飾を施す工程を示した図である。図3(a)は被転写物10に加飾を施す前の図であり、図3(b)は被転写物10に加飾を施しているときの図であり、図3(c)は被転写物10に加飾を施した後の図である。
図3は、上記発明の昇華性転写シート100を用いて被転写物10に加飾を施す工程を示した図である。図3(a)は被転写物10に加飾を施す前の図であり、図3(b)は被転写物10に加飾を施しているときの図であり、図3(c)は被転写物10に加飾を施した後の図である。
図3(a)から図3(c)を参照して、昇華転写装置6は駆動機構7によって昇降する上型8と、支持台13によって固定されている下型11とから構成されている。
上型8と下型11との間には、昇華性転写シート100が配置され、この昇華性転写シート100の周縁部は、上側クランプと下側クランプとからなる成形クランプ9によって挟持されている。なお昇華性転写シート100は、所定の形に形成された枚葉シートから構成されている。
上型8は、駆動機構7の作用部に固定される上側プレート8aと、その上側プレート8aの下面に固定される型板8bと、その型板8bの下面に固定される上側セット台8cから構成されている。なお型板8bには、上側セット台を加熱するための上側ヒータ8dが内蔵されている。
下型11は、支持台13によって固定される下側プレート11aと、その下側プレート11aの上に固定される型板11bと、その型板11bの上に固定される下側セット台11cとから構成されている。また、型板11bには下側セット台11cを加熱するための下側ヒータ11fが内蔵され、下側セット台11cには、被転写物10を設置するための成形台11dが備え付けられている。
さらに、成形台11dには昇華転写シート100と被転写物10との間に存在する空気を吸引するための吸引管11eが備え付けられている。
さらに、成形台11dには昇華転写シート100と被転写物10との間に存在する空気を吸引するための吸引管11eが備え付けられている。
次に、上記構成の昇華転写装置と昇華性転写シートを用いて被転写物に加飾を施す方法(第1工程〜第3工程)について説明する。
第1工程
まず、昇華性転写シートを用いて被転写物に加飾を施す方法の第1工程について説明する。図3(a)を参照して、第1工程では、まず成形台11dの上に被転写物10が設置される。次に型板8bに内蔵されている上側ヒータ8dと、型板11bに内蔵されている下側ヒータ11dとの電源が入れられ、上側セット台8cと下側セット台11cとが温められる。その後、昇華性転写装置6に設けられたセンサ(図示しない)によって、昇華性転写シート100と、成形台11dの上に配置された被転写物10とが位置決めがなされる。
まず、昇華性転写シートを用いて被転写物に加飾を施す方法の第1工程について説明する。図3(a)を参照して、第1工程では、まず成形台11dの上に被転写物10が設置される。次に型板8bに内蔵されている上側ヒータ8dと、型板11bに内蔵されている下側ヒータ11dとの電源が入れられ、上側セット台8cと下側セット台11cとが温められる。その後、昇華性転写装置6に設けられたセンサ(図示しない)によって、昇華性転写シート100と、成形台11dの上に配置された被転写物10とが位置決めがなされる。
被加飾物10としては、従来から昇華性転写シート100によって加飾されてきたものであれば特に限定されない。各種合成樹脂、金属、ガラス、木、紙でなる部材、これらの塗装物及び加飾物は、被加飾物として用いられる。
第2工程
図3(b)を参照して、第2工程では、まず駆動機構7を駆動され上側セット台8cが下降する。その結果、上側セット台8cと下側セット台11cとがパーティングラインで当接するとともに、上側セット台8cによって、昇華性転写シート100が下側セット台方向に押し下げられ、昇華性転写シート100と被転写物10とが密着される。次に、真空ポンプ12が駆動され、昇華性転写シート100と成形台11dとの間に存在していた空気が、成形台11dに設けられた吸引管11eを介して吸引される。
図3(b)を参照して、第2工程では、まず駆動機構7を駆動され上側セット台8cが下降する。その結果、上側セット台8cと下側セット台11cとがパーティングラインで当接するとともに、上側セット台8cによって、昇華性転写シート100が下側セット台方向に押し下げられ、昇華性転写シート100と被転写物10とが密着される。次に、真空ポンプ12が駆動され、昇華性転写シート100と成形台11dとの間に存在していた空気が、成形台11dに設けられた吸引管11eを介して吸引される。
なお、昇華性転写シート100と被転写物10とを密着させるときのヒータの温度は、それぞれ160℃〜210℃であることが好ましい。210℃以上であると基体シートが熱に耐えきれず破れる。また210℃以上で行うとマスキング層及びバインダー層を構成する樹脂のガラス転移温度を越えてしまうので、マスキング層及びバインダー層が融解し始める。その結果、マスキング層、バインダー層と昇華性インキ層が渾然一体となってしまうので、昇華性インキ層がパターン形状を有していても、被転写物にそのパターン形状を表現するのが困難となるというという問題が生じるためである。また、反対に160℃以下であると昇華性インキが完全に昇華しないため、被転写物に鮮映性の高い加飾を施すことが困難となるというという問題が生じるためである。
なお、加熱時間としては3分〜5分であることが好ましい。昇華転写自体は概ね5分程度で完了する。5分以上であると被転写物の耐熱性に関係し、変形などの不具合が発生する可能性があり、反対に3分以下であると昇華性インキが完全に昇華しないため、被転写物に鮮映性の高い加飾を施すことが困難となるというという問題が生じるためである。
このように第2工程が構成されることにより、昇華性転写シート100に形成された昇華性インキ層3のほとんど全てを被転写物10に転写させることができるので、被転写物10に鮮映性の高い加飾を施すことができる。
第3工程
図3(c)を参照して、第3工程では、再び駆動機構7を駆動させて、上側セット台8cを上昇させる。その後、上側セット台8cと下側セット台11cとの間にできた空間から昇華性転写シート100と被転写物10とが一体化した一体化成形品を取り出す。最後に、この一体化成形品から基体シート1のみを剥離することによって、被転写物10に鮮映性の高い加飾が施された加飾成形品を得ることができる。
図3(c)を参照して、第3工程では、再び駆動機構7を駆動させて、上側セット台8cを上昇させる。その後、上側セット台8cと下側セット台11cとの間にできた空間から昇華性転写シート100と被転写物10とが一体化した一体化成形品を取り出す。最後に、この一体化成形品から基体シート1のみを剥離することによって、被転写物10に鮮映性の高い加飾が施された加飾成形品を得ることができる。
以下の実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。尚、実施例中「部」又は「%」で表される量は特に断りなき限り重量基準である。
(昇華性転写シートの作成)
実施例1
基体シートとして厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフイルムを準備した。次に、数平均分子量(Mn)65000、ガラス転移温度(Tg)161℃のセルロースアセテートブチレート(イーストマンケミカル社製 CAB171−15)を基体シートの上に、塗布乾燥させて、厚さ30μmのマスキング層を形成した。なお、マスキング層の形成はコンマコーターにて行った。
実施例1
基体シートとして厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフイルムを準備した。次に、数平均分子量(Mn)65000、ガラス転移温度(Tg)161℃のセルロースアセテートブチレート(イーストマンケミカル社製 CAB171−15)を基体シートの上に、塗布乾燥させて、厚さ30μmのマスキング層を形成した。なお、マスキング層の形成はコンマコーターにて行った。
最後に、上記で得られた積層シートの上に、C.I.DisperseYellow51を用いて、マスキング層の表面に昇華性インキ層を形成することにより昇華性転写シートを得た。なお、昇華性インキ層の形成はインクジェットプリンタ(Roland社製 Versa CAMM SP−540V)を用いて行った。
実施例2
基体シートとして厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフイルムを準備した。
次に、数平均分子量(Mn)65000、ガラス転移温度(Tg)161℃のセルロースアセテートブチレート(イーストマンケミカル社製 CAB171−15)と、シリカ(富士シリシア化学株式会社製 サイロホービック200)を1:1の割合で配合した樹脂を、酢酸エチル溶液に溶解させて塗料を作成した。
基体シートとして厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフイルムを準備した。
次に、数平均分子量(Mn)65000、ガラス転移温度(Tg)161℃のセルロースアセテートブチレート(イーストマンケミカル社製 CAB171−15)と、シリカ(富士シリシア化学株式会社製 サイロホービック200)を1:1の割合で配合した樹脂を、酢酸エチル溶液に溶解させて塗料を作成した。
基体シートの上に、得られた塗料を塗布乾燥させて、厚さ30μmのマスキング層を形成した。なお、マスキング層の形成はコンマコーターにて行った。
次に、上記で得られた積層シートの上に、C.I.DisperseYellow51
を用いて、マスキング層の表面に昇華性インキ層を形成することにより昇華性転写シートを得た。なお、昇華性インキ層の形成はインクジェットプリンタ(Roland社製 Versa CAMM SP−540V)を用いて行った。
を用いて、マスキング層の表面に昇華性インキ層を形成することにより昇華性転写シートを得た。なお、昇華性インキ層の形成はインクジェットプリンタ(Roland社製 Versa CAMM SP−540V)を用いて行った。
比較例1
実施例1の昇華性転写シートにおいて、マスキング層を形成しなかったこと以外は実施例1と同様にして昇華性転写シートを作製した。
実施例1の昇華性転写シートにおいて、マスキング層を形成しなかったこと以外は実施例1と同様にして昇華性転写シートを作製した。
比較例2
基体シートとして厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフイルムを準備した。次に、数平均分子量(Mn)65000、ガラス転移温度(Tg)161℃のセルロースアセテートブチレート(イーストマンケミカル社製 CAB171−15)と、シリカ(富士シリシア化学株式会社製 サイロホービック200)を1:1の割合で配合した樹脂を、酢酸エチル溶液に溶解させてマスキング層を形成するための塗料を調製した。
基体シートとして厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフイルムを準備した。次に、数平均分子量(Mn)65000、ガラス転移温度(Tg)161℃のセルロースアセテートブチレート(イーストマンケミカル社製 CAB171−15)と、シリカ(富士シリシア化学株式会社製 サイロホービック200)を1:1の割合で配合した樹脂を、酢酸エチル溶液に溶解させてマスキング層を形成するための塗料を調製した。
上記塗料に、ポリビニルアセタール樹脂(電気化学工業社製、デンカブチラールKY24)を50重量部添加し、得られた塗料をポリエチレンテレフタレートフイルムの上に塗布乾燥させて、厚さ30μmのマスキング層を形成した。なお、マスキング層の形成はコンマコーターにて行った。
最後に、上記で得られた積層シートの上に、C.I.DisperseYellow51を用いて、マスキング層の表面に昇華性インキ層を形成することにより昇華性転写シートを得た。なお、昇華性インキ層の形成はインクジェットプリンタ(Roland社製 Versa CAMM SP−540V)を用いて行った。
(加飾成形品の作成方法)
まず、昇華性転写シートと、アルミニウムにアルマイト処理が施されたアルミニウム成形品と、上型、下型及び真空ポンプからなる昇華転写装置を用意した。
まず、昇華性転写シートと、アルミニウムにアルマイト処理が施されたアルミニウム成形品と、上型、下型及び真空ポンプからなる昇華転写装置を用意した。
次に、昇華性転写シートの昇華性インキ層が形成された側と、アルミニウム成形品のアルマイト処理がされた側が対峙するよう、昇華性転写シートとアルミニウム成形品とをそれぞれ昇華転写装置の上型側と下型側に設置した。
その後、昇華転写装置の上型と下型と閉じ、180℃で5分の間、昇華性転写シートとアルミニウム成形品とを昇華転写装置内で加熱圧縮し、加熱圧縮後、昇華転写装置から昇華性インキ層が転写されたアルミニウム成形品を取出した。
実施例1〜2、及び比較例1〜2で作成した昇華性転写シートを、上記加飾成形品の作成方法に適用し、アルミニウム成形品を作成した。その後、作成されたアルミニウム成形品の鮮映性について以下のように評価した。その結果をそれぞれ表1に示す。
鮮映性評価
白色光の下、30cmの距離から、得られたアルミニウム成形品の鮮映性を目視にて、下記基準により評価した。その評価基準を図4に示し、その結果を図5に示す。
白色光の下、30cmの距離から、得られたアルミニウム成形品の鮮映性を目視にて、下記基準により評価した。その評価基準を図4に示し、その結果を図5に示す。
1…基体シート
2…マスキング層
3…昇華性インキ層
4…フィラー
5…バインダー層
6…昇華転写装置
7…駆動機構
8…上型
8a…上側プレート
8b…型板
8c…上側セット台
8d…上側ヒータ
9…成形用クランプ
10…被加飾物
11…下型
11a…下側プレート
11b…型板
11c…上側セット台
11d…成形台
11e…吸引管
11f…下側ヒータ
12…真空ポンプ
13…支持台
100…昇華性転写シート
2…マスキング層
3…昇華性インキ層
4…フィラー
5…バインダー層
6…昇華転写装置
7…駆動機構
8…上型
8a…上側プレート
8b…型板
8c…上側セット台
8d…上側ヒータ
9…成形用クランプ
10…被加飾物
11…下型
11a…下側プレート
11b…型板
11c…上側セット台
11d…成形台
11e…吸引管
11f…下側ヒータ
12…真空ポンプ
13…支持台
100…昇華性転写シート
Claims (4)
- 基体シートと、前記基体シートの片面に形成されるマスキング層と、前記マスキング層の上に形成される昇華性インキ層を備える昇華性転写シートであって、
前記マスキング層が、ガラス転移温度100℃〜170℃、分子量が20000〜100000であるセルロースアセテートブチレートを含んで成る昇華性転写シート。 - 前記マスキング層が、セルロースアセテートブチレートに対し、硬質及び透明な粒子を35重量%〜55重量%の割合で含む請求項1に記載の昇華性転写シート。
- 前記マスキング層の厚さが10〜40μmである請求項1〜2のいずれかに記載の転写シート。
- 前記マスキング層と前記昇華性インキ層との間にバインダー層が形成された請求項1〜3のいずれかに記載の転写シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010004407A JP2011143563A (ja) | 2010-01-12 | 2010-01-12 | 昇華性転写シート |
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JP2010004407A JP2011143563A (ja) | 2010-01-12 | 2010-01-12 | 昇華性転写シート |
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- 2010-01-12 JP JP2010004407A patent/JP2011143563A/ja not_active Withdrawn
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