JP2011143132A - 手乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】手を乾燥させるのに使用される手乾燥装置において、使用者の状態にかかわらず、同じ風量で運転してしまい、使用者のことを考慮していないという課題を有していたため、手の大きさを判断して風量を調整しながら運転できる手乾燥装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本体1に送風手段2を備え、手検知手段4による信号により使用者の手の大きさを判断し、手の大きさに応じて送風手段2の出力を調整するという構成にしたことにより、手を効率よく乾かすことができる構成にした手乾燥装置を得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗面所やトイレ等にて手を洗い、濡れた手を温風にて乾燥させる手乾燥装置に関するものである。
洗浄後の濡れた手を衛生的に乾燥させる装置として、高速空気流により手に付着した水滴を吹き飛ばして乾燥させる手乾燥装置が知られている。
以下、その手乾燥装置について図12を参照しながら説明する。
図12に示すように、開放シンク状の手挿入部101を形成した本体箱体102に送風機103が組み込まれた構成であり、利用者が手挿入部101に濡れた手を挿入すると、手検出部により手を検知すると本体に内蔵された送風機103が作動し、吹き出し口から乾燥室へ高速空気流が噴射して、手に付着した水分を吹き飛ばして、手を乾燥させる構成となっていた。
また、手乾燥装置は手を検知すると運転が始まるようになっており、使用者の状態に関係なく、同じ風量で運転していた(例えば特許文献1参照)。
特開2008−110240号公報
このような従来の手乾燥装置においては、使用者によって運転方法を変えるわけではなく、同一の方法で運転していた。
そのために、手の小さい人にとっては強すぎる風量で運転したり、手の大きい人にとっては物足りない風量で運転したりして、手の乾燥度合いが人によってさまざまであるという課題を有していた。
そこで、本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、手の大きさを判別することによって、手の大きさによって風量を変えて運転を行うことで、効率よく手を乾燥させることができる手乾燥装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明は差し出した手に風を送る送風手段と、本体乾燥室の手の挿入方向に少なくとも2か所に並べて配置した手検知手段とを備え、前記手検知手段からの信号に応じて手の大きさを判断する手大小検出手段を備え、前記手大小検出手段からの信号に応じて送風手段の風量を少なくとも2段階に調整する風量調整手段を備えることを特徴とした手乾燥装置としたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、少なくとも2か所に並べて配置した手検知手段の信号により、手大小検出手段が手の大きさを判断する構成にしたことにより、手の大きさに応じて風量を調整できるので、手の大きさに合わせて運転し、手を効率よく乾燥させることができるという効果を得ることができる。
本発明の実施の形態1の手乾燥装置の構成を示す断面図 同実施の形態1の手乾燥装置の構成を示すブロック図 同実施の形態1の手乾燥装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態2の手乾燥装置の構成を示す断面図 同実施の形態2の手乾燥装置の構成を示すブロック図 同実施の形態2の手乾燥装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態3の手乾燥装置の構成を示すブロック図 同実施の形態3の手乾燥装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態4の手乾燥装置の構成を示す断面図 同実施の形態4の手乾燥装置の構成を示すブロック図 同実施の形態5の手乾燥装置の構成を示す断面図 同実施の形態5の手乾燥装置の構成を示すブロック図 同実施の形態6の手乾燥装置の動作を示すフローチャート 従来の手乾燥装置の構成を示す断面図
本発明の請求項1記載の手乾燥装置は、差し出した手に風を送る送風手段と、本体乾燥室の手の挿入方向に少なくとも2か所に並べて配置した手検知手段とを備え、前記手検知手段からの信号に応じて手の大きさを判断する手大小検出手段を備え、前記手大小検出手段からの信号に応じて送風手段の風量を少なくとも2段階に調整する風量調整手段を備えるものである。
これにより、挿入された手を2か所に並べて配置した手検知手段により検知し、この検知手段からの信号を受けた手大小検出手段により手の大きさを判断することとなり、手の大きさに応じて送風手段の風量を調整することができ、効率よく手を乾燥させることができるという効果を奏する。
また、請求項2記載の手乾燥装置は、手の挿入方向に少なくとも2ヶ所に並べて配置した手検知手段は、乾燥室の開口側に第1の手検知手段を備え、制御部は、前記第1の手検知手段の信号を受け取り、所定の時間が経過した時の前記手検知手段の信号により手の大きさの判断を行う手大小検出手段を備えたものである。
これにより、第1の手検知手段が手を検知して、手が本体乾燥室の中まで十分に挿入された後に手大小検出手段は、少なくとも2か所にならべて配置した手検知手段の検知状態により手の大きさを判断し、効率よく手を乾燥させることができるという効果を奏する。
また、請求項3記載の手乾燥装置は、制御部は、第1の手検知手段が手を検知した後に他の検知手段の動作を開始させる給電制御部を備えたものである。
これにより、給電制御部は、手が本体乾燥室に挿入されていない場合には、少なくとも2か所に並べて配置した手検知手段のうち第1の手検知手段のみを給電しておき手検知手段には給電せず、第1の手検知手段が手を検知した後の他の検知手段に給電を開始させることとなり、待機時の省エネギー化が図れる。
また、請求項4記載の手乾燥装置は、手大小検出手段は、送風手段運転開始前の信号のみを用いて手の大きさの判断を行うものである。
これにより、送風手段が運転をしている間は乾燥室に挿入した手は手の乾燥を促進するために使用者が動かしていることがあり、手大小検出手段は、送風手段運転開始前の信号のみを用いて手の大きさの判断を行い、送風手段の運転中は手の大きさの判断を行わないことで誤動作を防ぐという効果を奏する。
また、請求項5記載の手乾燥装置は、風量制御手段は、手の大きさが小の時は、前記送風手段の風量を最も弱い状態で運転を始めるものである。
これにより、手が小さい時は子供や老人と判断し、風量の弱い状態から運転を開始することで快適に使用できるという効果を奏する。
また、請求項6記載の手乾燥装置は、制御部は、第1の手検知手段の信号を用いて、手が抜かれた時の判断を行い、送風手段を停止させる停止手段を備えたものである。
これにより、本体乾燥室の開口側に配置した手検知手段で手が抜かれたことを検知して乾燥装置の運転を確実停止させることができるという効果を奏する。
また、請求項7記載の手乾燥装置は、本体乾燥室に挿入された手の首の位置を確定させる手首位置確定手段を備えたものである。
これにより、手首位置確定手段の作用により手首を所定の位置に位置させることができ、手の大きさを正確に判断することができるという効果を奏する。
また、請求項8記載の手乾燥装置は、手首位置確定手段は、本体乾燥室の開口部に手の幅を検出して手首まで挿入されたことを検出する手首検知手段と、手首が検出されたことを伝える手挿入表示部を備えたものである。
これにより、手首検知手段が乾燥室開口部に手首までが挿入されたことを検出すると手相入部により表示をすることで使用者に所定の位置まで手が挿入されたことを知らすことができ、この状態で手の大きさ正確に判断することができるという効果を奏する。
また、請求項9記載の手乾燥装置は、手首検出手段は、本体乾燥室に挿入する手の方向に対して横断するように配置した複数の検知素子と、制御部に備え前記複数の検知素子の検知信号により手首を判別する手首判断手段とで構成され、乾燥室に手首が挿入されたことを検知するものである。
これにより、手の方向に対して横断するように配置した複数の検知素子により複数の検知素子の検知信号を検出して手首判断手段は手首が本体乾燥室に挿入されたこと検知することができるという効果を奏する。
また、請求項10記載の手乾燥装置は、手大小検出手段は、手首検知手段の検知後に前記手検知手段の信号により手の大きさの判断を行うことを特徴としたものである。
これにより、手首検知手段により、本体乾燥室の開口部に手首が位置した後に手検知手段の信号により手の大きさの判断を行うこととなり、挿入された手の大きさを正確に判断することができるという効果を奏する。
また、請求項11記載の手乾燥装置は、制御部は、所定の時間がたっても手首検知手段からの信号を受信しない場合は、前記手検知手段の信号により手の大きさの判断を行うことを特徴としたものである。
これにより、手首を検知できなかった場合でも手の大きさの判断を行えるという効果を奏する。
また、請求項12記載の手乾燥装置は、手の大きさや風量の現在の使用状況を表示する表示部を設けたものである。
これにより、これにより、使用者が使用状況を把握することができ、使用感を向上させるという効果を奏する。
また、請求項13記載の手乾燥装置は、表示部により運転中の手の位置を指定するものである。
これにより、手の位置を指定することで、より効率的に乾かすことができるという効果を奏する。
また、請求項14記載の手乾燥装置は、人感センサを備え、人を検知した時に音声案内手段によりアナウンスを加え、手首を所定の位置に入れるように案内するものである。
これにより、音声案内を加えることで使用者がより使いやすくなり、使用感を向上するという効果を奏する。特に音声での案内により、手首の位置を正確に使用者にあわせてもらうことができ、使用者の手の大きさを正確に判断して、手の大きさに合った風量で送風することができる。
また、請求項15記載の手乾燥装置は、手の大きさが小の時は音声で使用方法をアナウンスする音声案内手段を備えたものである。
これにより、手乾燥装置の使用方法をあまり理解していない子供や老人に対して、音声での案内を加えて使用感を向上させるという効果を奏する。
また、請求項16記載の手乾燥装置は、運転後、手検知手段の検知が終わって一定時間後に手の大きさをリセットするものである。
これにより、現在の使用者が使い終わったことを確認して次の使用者の手の大きさの判断に入り、誤動作を防ぐという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように本体1内には、空気を吹き出す送風手段2を備え、本体1上部には、上方へと開口した乾燥室3があり、乾燥室3の内側面には、手の挿入方向に少なくとも2か所に並べて配置して、乾燥室3に挿入された手を検知する手検知手段4が取り付けられている。本実施の形態では手検知手段4は乾燥室の開口側から奥へ向かって二つ並べて配置し、この手検知手段4のうち乾燥室3の開口側に近い位置に配置した手検知手段4を第1の手検知手段4aとして開口側から遠い位置に配置した手検知手段4を第2の手検知手段4bとして説明をする。
また、この手検知手段4は、例えば反射型赤外線センサまたは透過型の赤外線センサを用いることができる。そして本実施の形態では、透過型の赤外線センサを用いている。すなわち、発光部と受光部を一対にして対向させて配置したもので、これを遮ることで手が挿入されたことを検知するものである。そして、これら手検知手段4は本体1の下部に取り付けられた制御部5と接続されている。
また送風手段2としては、例えば高静圧の送風機を用いる。この送風機は、交流の整流子モータで駆動させる構成を有する。
乾燥室3の下方には、送風手段2から吹出された風により吹き飛ばされた水滴や濡れた手より落下した水滴を受ける水受け部6を備えている。
そして、図2に示すように制御部5には、乾燥室3へ挿入された使用者の手の大きさを判断する手大小検出手段7と、前記手大小検出手段7からの信号に応じて、送風手段2の風量を少なくとも2段階(最も強い状態の強、最も弱い状態の弱)に調整する風量調整手段8を備えている。前記風量調整手段8は、前記手大小検出手段7からの信号を受けて、送風手段2の前記交流の整流子モータへの電源の通電比率(duty)を調整するものである。
また、手大小検出手段7は、第1の手検知手段4aが手を検知しての信号を発したことを判定する第1ステップ7aと、第1の手検知手段4aが手を検知して信号が発せられたことを判定してから第1タイマをスタートさせて所定の時間を計測する第2ステップ7bと、第2の手検知手段4bが手を検知しているか否かを判定する第3ステップ7cとを有するものである。そして、この第3ステップ7cの判定を受けて前記風量調整手段8は、送風手段2の風量を調節するものである。
また、制御部5には、第1の手検知手段4aの検出信号が無くなったことを判定する第4ステップ7dと、この第4ステップ7dの結果によって送風手段2の通電を停止する停止手段9とを設ける。
なお、第4ステップ7dは、第1の手検知手段4aが手を検知していないことを判定するものであるが、少なくとも第1ステップ7aの後に実行されるように配置することで、前記のように第1の手検知手段4aの検出信号が無くなったことを判定することで送風手段2の通電の停止を容易に行うことができる。
そして、制御部5は、手大小検出手段7、風量調整手段8、第4ステップ7d、停止手段9の順番にステップが並べられ構成している。
上記構成により、図3のフローチャートに示すように、乾燥室3に手が挿入されると、第1の手検知手段4aを構成する赤外線センサの発光部と受光部の間を遮ることなり第1の手検知手段4aがこれを検知することとなる。そして図の第1ステップ7aにより、第1の手検知手段4aが乾燥室3に挿入された手を検知したと判定されると、第2ステップ7bによって第1タイマがスタートされタイムアップされるまで、所定に時間を計測することとなる。この第1タイマがタイムアップされると、第3ステップにより第1の手検知手段4aよりも乾燥室3の奥側に配置した第2の手検知手段4bが手を検知しているか否かが判定される。そして、第2の手検知手段4bが手を検知していると判定されたとき、すなわち手大小検出手段7が手の大きさを大と判定したときには、風量調整手段8は、送風手段2の風量を強として手乾燥装置の運転を開始することとなる。また、第2の手検知手段4bが手を検知していないと判定された場合には、手の長さが第2の手検知手段4bまで達していないことから手の大きさを小と判定して、風量調整手段8は、送風手段2の風量を弱として手乾燥装置の運転を開始することとなる。
つまり、手大小検出手段7からの信号に応じて送風手段2の風量を変えて運転することができる。
また、乾燥室3に挿入された手の乾燥が終了して、手が抜き去られたときには、第4のステップ7dにより第1の手検知手段4aの手検知信号があるか無いかを判定して無いことが判定され、手の検知が無い場合には停止手段9にて送風手段2の運転を停止することとなる。
また、手の乾燥が終了せず、乾燥室3に手を挿入した状態が続いていれば、手の検知があると判定され、送風手段2の運転が継続される。
以上のように、手検知手段4は、開口側に近い位置に配置した第1の手検知手段4aと開口側から遠い位置に配置した第2の手検知手段4bを備え、これら第1の手検知手段4aと第2の手検知手段4bの信号を受けた手大小検出手段7判断結果に応じた信号をもとに風量を変えて運転することにより、使用者の手の大きさに応じた運転ができ、効率よく手を乾燥させることができるという効果を奏する。
また、運転中は手の大きさの判断は行わず、1番目の手検知手段4の信号がなくなったときに送風手段2を停止する。これにより、手を乾燥しているときに手を動かされて、手大小検出手段7の判定結果が変更され送風手段2の送風風量が頻繁に変更されることが防止され安定した風量手の乾燥がおこなえる。
また、手の大きさをより細かく判別するためには、手検知手段4を3か所以上設置して、第1タイマがカウントアップした時に、第3ステップ7cは何番目の手検知手段4からの信号を受信したかによって、手の大きさを判断し、手の大きさに応じた風量で運転するようにすればよい。
(実施の形態2)
以上のように、手の長さから大きさを判定して、手の大きさに対応させて送風手段2を運転させる技術について説明をした。実施の形態2では、その手の大きさをより正確に判定する実施の形態について説明をする。
なお、実施の形態1で既に説明した部分については理解を容易にするために、同一番号を付し、説明は簡略化する。
実施の形態2の手乾燥装置においては、実施の形態1の構成に加えて、乾燥室3に手が挿入されたときに手首の位置を所定の位置に確定させる構成を備えたものである。
すなわち、図4、図5に示すように、制御部5は、乾燥室3の開口部3aに挿入された手の首の位置を確定させる手首位置確定手段10を備えたものである。この手首位置確定手段10は、本体の乾燥室3の開口部3aに手の幅を検出する手首検出手段11と、手首が検出されたことを使用者へ伝える手挿入表示部12とを備え、制御部5に手首検出手段11の検出した手の幅の信号により開口部3aに手首まで挿入されたことを検出する手首判断手段13とを備え構成される。手挿入表示部12は例えば、LEDを備えたものである。
また手首検出手段11は、本体の乾燥室3に挿入する手の方向に対して横断するように配置した複数の検知素子14で構成される。そして、手首判断手段13は、検知素子14の検知信号をうける構成とする。すなわち、手首判断手段13は、乾燥室3の開口部に手の挿入方向に対して交差する方向(直角に交差する方向がより良い)に並べて配置した複数の検知素子14により手の幅の変化を検知して、手首が乾燥室3の開口部3aに挿入されたことを判別するものである。また、複数の検知素子14は透過型または反射型の赤外線センサを用いることができる。
そして、本実施の形態では、手大小検出手段15は、実施の形態1の手大小検出手段7の第2ステップ7bに換えて、手首判断手段13と手挿入表示部12へ信号を送る第5ステップ7eを備えたものである。つまり、手大小検出手段15は、第1ステップ7aと、手首判断手段13と、第5ステップ7eと、第2の手検知手段4bが手を検知しているか否かを判定する第3ステップ7cとを順番に備えたものである。
上記構成により、手の大きさを判断する際に手首を所定の位置に確定させることができる。そして、手の大きさをより正確に判定することができる。
以下、その詳細について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
使用者が手を挿入すると、1番目の手検知手段4が反応する。このとき手首位置確定手段10は、手首検出手段11の複数の検知素子14が、挿入されていく手の幅を時系列的に検知することとなり、この信号を受けた手首判断手段13は、検出した幅が大から小へ変化して安定したところで、手首が乾燥室3の開口部3aに位置していることを検知することができる。そして、第5のステップ7eにより手挿入表示部12のLEDを転送させることとなる。使用者はこの手挿入表示部12の表示により手首の位置が正しく挿入されていることを知ることとなる。そして、手をそのまま静止させて、手を乾燥させる準備をすることとなる。次に、ステップは第3ステップ7cに移り第2の手検知手段4bの信号がある否かを判定して、実施の形態1と同様に手大小検出手段15は、挿入された手の長さから大きさを判断することとなる。
このようにして、手大小検出手段は、第1の手検知手段4aの検知信号が確認されると、まず手首判断手段13の検知を行い、手首判断手段13の検知後に前記手検知手段4の信号により手の大きさの判断を行うことで、挿入された手の大きさを正確に判断することができる。つまり、手首位置確定手段10の作用により、乾燥室3に挿入された手首の位置を所定の位置、本実施の形態では、開口部3aに確定させることができるため、手の長さは開口部3aを基準により正確に判断することができる。そして、このようにして判断した手の長さから大きさを判断させることができる。
以上のようにして手の大きさが判断されると、風量調整手段8により手の大きさに応じた風量で運転を行う。
以上のように、手首位置確定手段10を用いて手首を基点させて、手大小検出手段7にて大きさを判断することで、手の大きさの判断をより精度よく行うことができ、使用者の手の大きさに応じた運転ができ、効率よく手を乾燥させることができるとともに、使用感を向上させることができるという効果を奏する。
(実施の形態3)
実施の形態2では、手首位置確定手段10の作用により、手首の位置を確定させて、その後手の大きさを判断する実施の形態を説明した。
本実施の形態では、図7に示すように実施の形態2の手大小検出手段15に加えて、手首の判断を行うステップに組み合わせた時間制限手段17を設けた手大小検出手段16を備えたものである。
なお、理解を容易にするために、実施の形態1または実施の形態2と同じ構成については、同一の符号を付しその詳細な説明は簡略化する。
前記手大小検出手段16は、図8に示すように、第1の手検知手段4aが手を検知して信号が発せられたことを判定してから第1タイマをスタートさせる第6ステップ7fと手首の判断ができたか否かを確認しながら所定の時間に達したことを判定する第7ステップ7gとから構成するものである。
つまり、手大小検出手段16は、第1ステップ7aと、第6ステップ7fと、手首判断手段13と、第7ステップ7gと、第5ステップ7eと、第3ステップ7cとを順番に備えたものである。
上記構成により、図8のフローチャートに示すように、第1の手検知手段4aが乾燥室3に挿入された手を検知すると、第1のステップ7aで手検知信号が有りと判定される。そして、第6ステップ7fにより第1タイマがスタートされる。そして挿入された手は、開口部3aに設けた手首検出手段11を通過し、乾燥室の奥へ入る。そこで手首検出手段11は、実施の形態2と同様に、挿入されていく手の幅を時系列的に検知することとなり、この信号を受けた手首判断手段13は、検出した幅が大から小へ変化して安定したところで、手首が乾燥室3の開口部3aに位置していることを検知することができる。ところが、手首判断手段13の分解能と挿入された手の状態、例えば手をつぼめて挿入した場合や、手首の位置に衣服の袖や時計やブレスレットがつけられていた場合に、検出した幅が大から小へと変化することが検知できないことがある。そこで、本実施の形態のように、手大小検出手段16は、手首の判断ができたか否かを確認しながら所定の時間に達したことを判定する第7ステップ7gにて手首の判断ができなかった時には、第6ステップ7fでスタートさせた第1タイマの時間が所定の時間を経過したか否かを判定する。そして所定の時間を経過していれば、第3ステップ7cにて第2の手検知手段4bの検知信号の有り無しを判定して、挿入された手の長さが判定を行い手の大きさを判断することとなる。また、第7ステップ7g所定の時間を経過していなければ、そのまま手首の判断を続けることとなる。
以上のようにすることで、手首を検知できなかった場合でも手の大きさの判断を行えるという効果を奏する。
(実施の形態4)
実施の形態1で説明した同一部分は同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
実施の形態3の手乾燥装置においては、使用状況を把握することができる機能を追加したものである。
図9、10に示すように本実施の形態の本体に、使用状況を表示する表示部11aと、制御部5に手検知手段4の手の位置情報から理想的な手の位置を計算する手誘導手段12aを加えて設けた構成とした。理想的な手の位置とは手を速く乾燥させることができる位置を言う。
上記構成により、使用状況を見ながら本体を使用することができる。
前記表示部11aは、手大小検出手段7の信号により判断された手の大きさと風量調整手段8により調整された風量を表示する。
また、運転中に手検知手段4からの信号を用いて現在の手の位置を把握し、手誘導手段12aにより計算された手の理想位置を表示部11aにより表示する。
以上のように、表示部11aにより使用状況を表示することで、使用者が使用状況を把握することができ、挿入した手の位置を移動させて手をより早く乾燥させることができる。つまり、手乾燥装置の使用感が向上できるという効果を奏する。
また、表示部11aにより運転中の手の位置を指定することで、効率よく手を乾燥させることができるという効果を奏する。
(実施の形態5)
実施の形態1で説明した同一部分は同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
実施の形態4の手乾燥装置においては、音声案内を加える機能を追加したものである。
図11、12に示すように、本実施の形態の本体に、本体を使用する人を検知する人検知手段13aと、音声で使用方法をアナウンスする音声案内手段14aと、運転時間から理想的な使用状況を前記音声案内手段14aに伝える使用状況報知手段15aを加えて設ける構成とした。
上記構成により、本体の使用方法を音声によって導くことができる。
使用者が手を挿入する前に前記人検知手段13aからの信号を受け取ると、前記音声案内手段14aにより、「手を挿入してください」というアナウンスが入る。
また、実施の形態2のように手首を検出する構成の場合には、「手首を所定の位置にセットしてください」というアナウンスを入れることで、手首の検出をより精度よく行うことができる。
また、前記手大小検出手段7が手の大きさを小と判断した時には、前記使用状況報知手段15aが使用時間に応じた理想的な使用状況を計算し、前記音声案内手段14aにより使用者に伝える。アナウンスの例としては、「手もみを行ってください」、「ゆっくり手を抜いてください」などがある。
以上のように、本体を使用する際に音声案内を加えることで使用者がより使いやすくなり、使用感を向上するという効果を奏する。
(実施の形態6)
実施の形態1で説明した同一部分は同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
実施の形態5の手乾燥装置においては、手挿入時の判断は1番目の手検知手段4を用い、1番目以外の手検知手段4への給電を絶つ機能と、運転後、一定時間経過後に手の大きさをリセットする機能を追加したものである。
以下、その詳細について、図13に示すフローチャートを用いて説明する。
使用者が手を挿入すると、1番目の手検知手段4が反応し、1番目以外の手検知手段4への給電をONする。実施の形態1と同じフローをたどり運転をし、1番目の手検知手段4の信号がなくなったときに第2タイマをスタートさせる。この第2タイマがアップする前に再度1番目の手検知手段4の信号を受信したら、前記第2タイマをリセットする。第2タイマがアップしたら、手の大きさをリセットし、1番目以外の手検知手段4の給電をOFFする。
以上のように、手が挿入されると判断するまで、1番目の手検知手段4以外の手検知手段4への給電を絶つことで、省エネルギー化することができるという効果を奏する。
また、運転後、一定時間経過後に手の大きさをリセットすることで、現在の使用者が使い終わったことを確認して次の使用者の手の大きさの判断に入り、本体の誤動作を防ぐという効果を奏する。
本発明の手乾燥装置は、レストランやホテルなどの洗面所やトイレに設置され、また病院や手術室や調理場においても適用できる。
1 本体
2 送風手段
3 乾燥室
3a 開口部
4 手検知手段
4a 第1の手検知手段
4b 第2の手検知手段
5 制御部
6 水受け部
7 手大小検出手段
7a 第1ステップ
7b 第2ステップ
7c 第3ステップ
7d 第4ステップ
7e 第5ステップ
7f 第6ステップ
7g 第7ステップ
8 風量調整手段
9 停止手段
10 手首位置確定手段
11 手首検出手段
12 手挿入表示部
13 手首判断手段
14 検知素子
15 手大小検出手段
16 手大小検出手段
17 時間制限手段

Claims (16)

  1. 差し出した手に風を送る送風手段と、本体乾燥室の手の挿入方向に少なくとも2か所に並べて配置した手検知手段とを備え、前記手検知手段からの信号に応じて手の大きさを判断する手大小検出手段と、前記手大小検出手段からの信号に応じて前記送風手段の風量を少なくとも2段階に調整する風量調整手段とを備えた制御部を設けた手乾燥装置。
  2. 手の挿入方向に少なくとも2ヶ所に並べて配置した手検知手段は、乾燥室の開口側に第1の手検知手段を備え、制御部は、前記第1の手検知手段の信号を受け取り、所定の時間が経過した時の前記手検知手段の信号により手の大きさの判断を行う手大小検出手段を備えた請求項1記載の手乾燥装置。
  3. 制御部は第1の手検知手段が手を検知した後に他の検知手段の動作を開始させる給電制御部を備えた請求項2記載の手乾燥装置。
  4. 手大小検出手段は送風手段運転開始前の信号のみを用いて手の大きさの判断を行うことを特徴とした請求項1記載の手乾燥装置。
  5. 風量調整手段は、手の大きさが小の時は、送風手段の風量を最も弱い状態で運転を始めることを特徴とした請求項1記載の手乾燥装置。
  6. 制御部は、第1の手検知手段の信号を用いて、手が抜かれた時の判断を行い、送風手段を停止させる停止手段を備えた請求項1記載の手乾燥装置。
  7. 本体乾燥室に挿入された手の首の位置を確定させる手首位置確定手段を備えた請求項1記載の手乾燥装置。
  8. 手首位置確定手段は、本体乾燥室の開口部に手の幅を検出して手首まで挿入されたことを検出する手首検知手段と、手首が検出されたことを伝える手挿入表示部を備えた請求項7記載の手乾燥装置。
  9. 手首検出手段は、本体乾燥室に挿入する手の方向に対して横断するように配置した複数の検知素子と、制御部に備え前記複数の検知素子の検知信号により手首を判別する手首判断手段とで構成され、乾燥室に手首が挿入されたことを検知する請求項7記載の手乾燥装置。
  10. 手大小検出手段は、手首検知手段の検知後に前記手検知手段の信号により手の大きさの判断を行うことを特徴とした請求項1または7記載の手乾燥装置。
  11. 制御部は、所定の時間がたっても手首検知手段からの信号を受信しない場合は、前記手検知手段の信号により手の大きさの判断を行うことを特徴とした請求項1または7記載の手乾燥装置。
  12. 手の大きさや風量の現在の使用状況を表示する表示部を設けることを特徴とした請求項1から11のいずれか一つに記載の手乾燥装置。
  13. 表示部により運転中の手の位置を指定することを特徴とした請求項12記載の手乾燥装置。
  14. 人感センサを備え、人を検知した時に音声案内手段によりアナウンスを加え、手首を所定の位置に入れるように案内することを特徴とした請求項8記載の手乾燥装置。
  15. 手の大きさが小の時は音声で使用方法をアナウンスする音声案内手段を備えた請求項1記載の手乾燥装置。
  16. 運転後、手検知手段の検知が終わって一定時間後に手の大きさをリセットすることを特徴とした手乾燥装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014200281A (ja) * 2013-04-01 2014-10-27 三菱電機株式会社 手乾燥装置
CN106913272A (zh) * 2015-12-25 2017-07-04 北京奇虎科技有限公司 智能烘手设备及烘手处理方法
WO2018037553A1 (ja) * 2016-08-26 2018-03-01 三菱電機株式会社 手乾燥装置

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