JP2011141697A - 制御装置の処理方法及び制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 既に実行済みのジョブの実行結果の詳細を後続するジョブに適用可能とする。
【手段】 制御装置が、複数のジョブを連携させてジョブ連携として実行する際に、先行するジョブが実行した結果に応じて、該ジョブに後続するジョブの実行を制御する。先行する先行ジョブを実行させた実行結果を保持し、保持された実行結果を取得し、取得した実行結果に応じて、先行ジョブに後続するジョブの実行を制御する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複数のジョブを連携させてジョブ連携として実行する際に、先行するジョブが実行した結果に応じて、該ジョブに後続するジョブの実行を制御する制御装置の処理方法及び制御装置に関する。
従来、先行するジョブを実行した実行結果の詳細を後続するジョブに適用するジョブの管理方法や実行方法として、UNIX(登録商標)のシェルやDOSのコマンドのパイプ処理を挙げることができる。ここで、パイプ処理とは、先行ジョブの出力するジョブの実行結果の詳細を後続するジョブの入力に接続するものである。
このパイプ処理の考え方をネットワーク上の複数のコンピュータで実行されるジョブに適用したものも提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−102449号公報
しかしながら、従来のジョブの管理方法では、パイプ処理を使用して先行ジョブの出力を後続するジョブの入力に接続するため、次のような問題があった。先行ジョブの成功や失敗などの実行結果に従って、次に実行するジョブを決定するようなジョブ管理方法には適用することができない。また、既に実行が終了している先行ジョブの実行結果の詳細を後続するジョブに適用することができない。
本発明は、既に実行済みのジョブの実行結果の詳細を後続するジョブに適用可能な方法及び装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明による制御装置の処理方法は以下の構成を有する。
即ち、複数のジョブを連携させてジョブ連携として実行する際に、先行するジョブが実行した結果に応じて、該ジョブに後続するジョブの実行を制御する制御装置の処理方法であって、
前記制御装置の保持手段が、前記先行する先行ジョブを実行させた実行結果を保持する保持工程と、
前記制御装置の取得手段が、前記保持工程において保持された前記実行結果を取得する取得工程と、
前記制御装置の制御手段が、前記取得工程において取得された前記実行結果に応じて、前記先行ジョブに後続するジョブの実行を制御する制御工程と、
を有することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するために、本発明による制御装置の処理方法は以下の構成を有する。
即ち、複数のタスクによるワークフローサービスを実行する際に、先行するタスクが実行した結果に応じて、該タスクに後続するタスクの実行を制御する制御装置の処理方法であって、
前記制御装置の保持手段が、前記先行する先行タスクを実行させた実行結果を保持する保持工程と、
前記制御装置の取得手段が、前記保持工程において保持された前記実行結果を取得する取得工程と、
前記制御装置の制御手段が、前記取得工程において取得された前記実行結果に応じて、前記先行タスクに後続する後続タスクの実行を制御する制御工程と、
を有する。
より好ましくは、前記ワークフローサービスはRESTを利用したのWebサービスであり、各タスクは各タスクを指定するURIにより起動され、前記先行タスクと前記後続タスクを非同期で実行可能とする。
本発明によれば、既に実行済みのジョブの実行結果の詳細を後続するジョブに適用することが可能となる。
第1の実施形態によるジョブ管理方法の構成の概念を示すブロック図。 図1に示すジョブ管理方法を実行するホストコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図。 図2に示すホストコンピュータと複数のネットワークデバイスとで構成されるネットワークシステムの構成を示す図。 図1に示す概念図を実装に即して詳細に記述し直したブロック図。 ジョブに関連する部分の統一モデリング言語(UML)のクラス図。 各ジョブ処理部が実装するインターフェイスを示すUMLのクラス図。 ジョブ起動処理の流れを示すUMLのシーケンス図。 実行したジョブの実行結果詳細を返す処理の流れを示すUMLのシーケンス図。 実行結果詳細取得のRESTのWebサービスによりネットワークデバイス管理ソフトウェアにより返されるジョブの実行結果詳細を含むXMLの一例を示す図。 ジョブ連携処理部401が複数のジョブを実行させる実行方法を定義するUIの例を示す図。 図10に示すUIの例で実行される2つのジョブの処理を示すフローチャート。 複数のジョブの実行方法を定義するUIの別の例を示す図。 (A)は、データベース104に保存されたジョブ連携を定義するデータ(ジョブ連携定義データ)を示す図、(B)は、第2の実施形態におけるジョブ連携を定義するデータベースに保存されるデータの例を示す図、(C)は、システムIDを定義するデータベース内のデータの例を示す図。 複数のジョブの実行を制御するジョブ連携処理部401のジョブ連携処理を示すフローチャート。 ジョブA実行処理部102やジョブB実行処理部103の処理の流れを示すフローチャート。 図12の複数のジョブの実行方法を定義するUIを、異なるネットワークデバイス管理ソフトウェア上の登録ジョブも指定可能なように拡張した図。 実行済みジョブの一覧を表示する画面の一例を示す図。 第4の実施形態によるワークフローシステムの構成を示す図。
以下、図面を参照しながら発明を実施するための形態について詳細に説明する。まず、ネットワーク上のコンピュータのコンピュータ処理をネットワーク経由でサービスとして利用できるクラウドコンピューティングの実施形態として、デバイス連携のジョブ管理について説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態によるジョブ管理方法の構成の概念を示すブロック図である。図1において、ジョブ実行制御部101は、複数のジョブの実行を制御する。ジョブ実行制御部101により制御されるジョブA処理部102とジョブB処理部103とは、別の種類のジョブを処理する。例えば、ジョブA処理部102はデジタル複合機のアドレス帳のバックアップ処理を行い、ジョブB処理部103はプリンタへのファームウェアの配信処理を行う。データベース104には、複数のジョブの実行条件や各ジョブの実行内容の詳細、及び各ジョブの実行結果の詳細などが格納される。
RESTインターフェイス105は、RESTのWebサービス呼び出しを受け取り、ジョブA処理部102、ジョブB処理部103に対応する関数を呼び出す。ここで、RESTとは、SOAPを利用せずにURIによりリソースを指定し、HTTPやHTTPSを利用して情報を取得又は設定するための手法である。そして、HTTPサーバ106は、HTTPやHTTPS要求を受信し、必要に応じてRESTインターフェイス105を呼び出す。
SOAPは拡張性が高いが、拡張性が高い分、開発が複雑であり、また動作保証の確認にも時間がかかる。一方、RESTはHTTPのGET、POST、PUT、DELETEの4つのメソッドを利用し、リソース毎に固有のURIを持たせる。よって、リソースの数だけURIを使い分ける必要があるが、SOAPと比較して開発し易く、動作確認もし易いというメリットがある。また、一般的なHTTP通信は、処理の応答を待つ場合にコネクション(接続)を確立し続ける必要があるが、RESTを利用してその必要を無くすことができる。
即ち、RESTにおいて非同期処理の状態を1リソースとして捉えて、リソースを作成すれば良い。よって処理のリクエストとその応答のタイミングを一致(同期)させずに、任意のタイミング(非同期)で実行できることになる。つまりRESTを利用して、リソースの記述により非同期処理を比較的容易に実行可能となる。本発明はデバイス連携のジョブ管理やクラウド・コンピューティングのワークフローにRESTを利用した非同期処理を特徴的構成とするものである。
図2は、図1に示すジョブ管理方法を実行するホストコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。ホストコンピュータ201は、CPU202、RAM203、ROM204、外部記憶装置(FD/HD)209を含む。ここで、ホストコンピュータ201はROM204又は外部記憶装置209に記憶されたソフトウェアをRAM203に読み出して実行し、システムバス205に接続された各デバイスを総括的に制御する。RAM203は、CPU202の主メモリ或いはワークエリアなどとして機能する。
外部記憶装置209は、ハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)などからなる。外部記憶装置209は、ブートプログラム、オペレーティングシステム、認証サーバ、認証クライアントを含む各種のアプリケーション、データベースデータ、ユーザファイルなどを記憶する。
システムバス205には、キーボード(KBD)205やマウスなどのポインティングデバイス(不図示の)からの入力情報をCPU202に出力するキーボードコントローラ(KBDC)206が接続される。また、システムバス205には、CRTや液晶パネルなどからなる表示装置207の表示を制御するビデオコントローラ(VC)208や外部記憶装置209へのアクセスを制御するディスクコントローラ(DKC)210が接続される。そして、システムバス205には、ローカルエリアネットワーク(LAN)213との接続を制御する通信コントローラ(COMMI/F)212が接続される。
図3は、図2に示すホストコンピュータと複数のネットワークデバイスとで構成されるネットワークシステムの構成を示す図である。図3に示すように、ネットワークシステムのLAN213には複数のホストコンピュータ301、302、303とデジタル複合機304、印刷装置305とが接続される。
ここで、ホストコンピュータ301、302はネットワークデバイス管理ソフトウェアが動作する。ホストコンピュータ303はネットワークデバイス管理ソフトウェアを操作するためのWebブラウザが動作する。ネットワーク管理者などのネットワークデバイス管理ソフトウェアのユーザは、ホストコンピュータ303上で動作するWebブラウザを経由してホストコンピュータ301、302で動作するネットワークデバイス管理ソフトウェアを利用する。また、ネットワークデバイス管理ソフトウェアはLAN213に接続されたデジタル複合機304や印刷装置305と通信し、装置の監視や設定を行うものである。
図4は、図1に示す概念図を実装に即して詳細に記述し直したブロック図である。図4において、ジョブ連携処理部401は、ジョブ実行制御部101と同等である。ここでは「複数のジョブの実行を制御するジョブ」として実装しており、「ジョブ連携処理部」と呼んでいる。ネットワークデバイス管理ソフトウェアの共通ライブラリ402は、データベース104へのアクセスやWebユーザインターフェイスの共通部品などを提供するライブラリである。ジョブスケジューラ403は、システムに常駐され、指定された時刻に指定されたジョブを起動する。
RESTインターフェイス105内のジョブ起動部404は、HTTPサーバ106を経由して受信されたジョブ起動用のRESTのWebサービスを解釈し、ジョブの起動を行うモジュールである。また、実行結果取得部405は、ジョブの実行結果の詳細取得用のRESTのWebサービスを解釈し、ジョブの実行結果の詳細取得を行うモジュールである。
ジョブスケジューラ403は、データベース104内に保存されたスケジュール情報を定期的に監視し、実行時刻を過ぎた登録ジョブを起動する。登録ジョブの起動は、WebサーバがHTTP経由で行うか、ジョブ起動部404がRESTインターフェイス105経由で行う。その際、登録ジョブIDがURIのパラメータやHTTP要求の本文に格納される。RESTのWebサービスを使用したジョブ起動用のURIの例を以下に記す。
https://192.168.0.12/NDM/ExecuteJob/10
ここで、“192.168.0.12”はネットワークデバイス管理ソフトウェアの動作するホスト301のIPアドレス、“10”は起動するジョブの登録ジョブIDである。また“NDM”はネットワークデバイス管理ソフトウェアの基本パス、“ExecuteJob”はジョブの実行を指示するRESTのWebサービスのパスである。
尚、これだけでは、第三者が容易にジョブ起動のためのHTTP要求を簡単に作成可能であるため、要求がネットワークデバイス管理ソフトウェアから発行されたものであること、及び内容が改竄されていないことを保障するための仕組みが導入されている。また、必要に応じて、更にURIパラメータが付加される。
ジョブの起動要求は、HTTPサーバ106によりRESTインターフェイス105に渡される。RESTインターフェイス105は、要求がジョブの起動であることを判断し、ジョブ起動部404に処理を委譲し、ジョブ起動部404が要求に従ってジョブの起動処理を開始する。また、ジョブ起動部404は、実行した登録ジョブの実行ジョブIDを呼び出し元に返し、更にRESTインターフェイス105は、その値をHTTPの応答として、HTTP要求の送信元に返す。
次に、ジョブに関連する部分の統一モデリング言語(UML)のクラスを、図5を用いて説明する。登録ジョブ情報クラス501は、ネットワークデバイス管理ソフトウェアが保持する登録されたジョブの共通項目を保持し、登録ジョブの処理を実装するクラスである。登録ジョブの共通項目はデータベース104に保存される。共通項目には、登録されたジョブを一意に識別する登録ジョブID、ユーザが付けたジョブのジョブ名、ジョブの実行日時を指定するスケジュール情報、ジョブを実際に処理する処理クラスに関するジョブクラス情報(図6を参照)などが含まれる。
処理クラスは、登録ジョブ情報クラス501のジョブクラスの作成メソッドを呼び出すことにより動的に生成される。スケジュール情報は、例えば2009年10月13日午前8時30分のような指定日時や毎週金曜日の午後10時20分のような定期実行の指定が可能である。また、ジョブ連携処理部401により間接的に実行されるジョブの場合は、スケジュール情報を持たないこともある。登録ジョブ情報クラス501は、登録ジョブIDで示されるジョブを実行するためのメソッドも更に実装している。
登録ジョブ詳細情報クラス502は、例えばジョブA処理部102内の登録ジョブの詳細情報を保持し、ジョブの実行を実際に行うためのクラスである。この登録ジョブ詳細情報クラス502は、それぞれのジョブを実装する提供者が独自に用意するクラスである。例えば、ジョブAとジョブBとでは異なる登録ジョブ詳細情報のクラスを実装する。登録ジョブ詳細情報クラス502は、例えば、登録ジョブIDと登録ジョブIDに関連付けられたジョブの詳細情報を保持する。ジョブの詳細情報は、例えばそのジョブが対象とするネットワークデバイスを一意に識別する識別子のリストと各ネットワークデバイスに設定する設定内容のリストである。これらの情報はデータベース104に保存される。更に、ジョブの実行メソッドを呼び出すことによりジョブの詳細情報に従ってジョブを実行する。例えば、この例では、リスト内のネットワークデバイスのそれぞれに対して設定内容を配信する。
実行ジョブ情報クラス503は、既に実行されたジョブに関するネットワークデバイス管理ソフトウェアに共通な情報を保持し、実行ジョブに関する処理を実装するクラスである。これらの情報はデータベース104に保存される。保存される情報には、実行したジョブの登録ジョブID、実行したジョブを一意に識別する実行ジョブID、ジョブを実行した日時、ジョブの実行結果などが含まれる。この実行ジョブ情報クラス503は、実行ジョブIDで示される実行したジョブの実行結果詳細を取得するためのメソッドも実装している。
実行ジョブ詳細情報クラス504は、例えばジョブA処理部102内の実行したジョブの実行結果詳細を保持し、実行結果詳細を返すためのクラスである。この実行ジョブ詳細情報クラス504は、それぞれのジョブの提供者が独自に用意するクラスである。例えば、ジョブAとジョブBとでは異なる実行ジョブ詳細情報のクラスを実装する。実行ジョブ詳細情報クラス504は、例えば実行ジョブを一意に識別する実行ジョブIDと実行結果の詳細を保持する。実行ジョブの実行結果詳細は、例えば設定に成功したデバイスの一覧や失敗したデバイスの一覧とその原因などで、データベース104内に保存される。
図6は、各ジョブ処理部が実装するインターフェイスを示すUMLのクラス図である。各ジョブ処理部は必ずJobIFインターフェイス601を実装するクラスを含む必要がある。クラス602、603、604は、ジョブA処理部102、ジョブB処理部103、ジョブ連携処理部401が含む、JobIFインターフェイスクラス601を実装したクラスである。これらのクラスに関する情報が、図5の登録ジョブ情報クラス501内のジョブを実際に処理するクラスに関する情報に記載される。JobIFインターフェイスクラス601で定義されるジョブの実行メソッドは、引数で指定される登録ジョブIDのジョブを実行し、実行したジョブを一意に識別する実行ジョブIDを返す。
またJobIFインターフェイスクラス601で定義される結果取得メソッドは、引数で指定された実行ジョブIDのジョブの実行結果詳細をXML形式で返す。各メソッドは、それぞれ登録ジョブ詳細情報クラス502及び実行ジョブ詳細情報クラス504のインスタンスを作成し、これらのクラスにそれぞれの処理を委譲することを示している。
図7は、ジョブ起動処理の流れを示すUMLのシーケンス図である。まずジョブ起動部404がS701においてURIやHTTP要求を解析し、登録ジョブIDを取得する。S702で、ジョブ起動部404は取得した登録ジョブIDを引数にして登録ジョブ情報クラス501を作成する。作成された登録ジョブ情報クラス501は、クラスの作成処理中のS703において、登録ジョブIDに関連した登録ジョブに関する共通情報をデータベース104から取得する。
次に、ジョブ起動部404はS704において、作成した登録ジョブ情報クラス501に対してジョブの実行を指示する。登録ジョブ情報クラス501は、S705において、登録ジョブ情報クラス501中のジョブを実際に処理するクラスに関する情報より、登録ジョブIDのジョブを実行するためにJobIFインターフェイスクラス601を実装したクラスを生成する。この例の場合、実行ジョブIDで示されるのはジョブAのジョブであるため、登録ジョブ情報クラス501はジョブAクラス602を生成する。
ジョブAクラス602を生成した登録ジョブ情報クラス501は次いでS706にて、作成したジョブAクラス602が実装するJobIFインターフェイス601のジョブの実行メソッドを呼び出す。このジョブ実行の呼び出しを受けたジョブAクラス602は、S707においてジョブの実行を実装する登録ジョブ詳細情報クラス502を作成する。作成された登録ジョブ詳細情報クラス502はS708において、登録ジョブ詳細情報をデータベース104から取得する。そして、S709において、ジョブAクラス602は生成した登録ジョブ詳細情報クラス502のジョブの実行メソッドを呼び出すことにより、指定された登録ジョブの実行を開始する。
以上が、RESTインターフェイス105がジョブ実行のためにHTTP要求を受信してから、実際にジョブが実行されるまでの処理の流れである。尚、以上のシーケンス図では、エラー時の処理は省略している。
図8は、実行したジョブの実行結果詳細を返す処理の流れを示すUMLのシーケンス図である。RESTのWebサービスを使用したジョブ実行結果詳細取得用のURIの一例を以下に記す。
https://192.168.0.12/NDM/JobResult/38
ここで、“192.168.0.12”はネットワークデバイス管理ソフトウェアの動作するホストコンピュータ301のIPアドレス、“38”は実行結果詳細を取得する実行ジョブの実行ジョブIDである。また、“NDM”はネットワークデバイス管理ソフトウェアの基本パス、“JobResult”は、ジョブの実行結果詳細取得を指示するRESTのWebサービスのパスである。このHTTP要求を受信すると、HTTPサーバ106はRESTインターフェイス105に処理を委譲する。RESTインターフェイス105は、HTTP要求のURIのパスを検査し、これがジョブの実行結果詳細を指示するものである場合、実行結果取得部405に処理を委譲する。
実行結果取得部405は、最初にS801において、URIやHTTP要求を解析し、実行ジョブIDを取得する。この例の場合、実行ジョブIDは“38”である。次に、実行結果取得部405はS802において、実行結果取得部405が取得した実行ジョブIDを持つ実行ジョブ情報クラス503を作成する。実行ジョブ情報クラス503の作成部はS803において、指定された実行ジョブIDに関連する実行ジョブの共通情報をデータベース104より取得する。共通情報には、実行したジョブに関連した登録ジョブID、ジョブを実行した日時、ジョブの実行結果などが含まれる。
実行結果取得部405はS804において、作成した実行ジョブ情報クラス503の実行結果取得用のメソッドを呼び出す。実行ジョブ情報クラス503は、S805のクラス作成時に取得した登録ジョブIDに関連した登録ジョブ情報クラス501を作成する(作成した登録ジョブ情報クラスは図示しない)。実行ジョブ情報クラス503は、S806において、先に作成した登録ジョブ情報クラスのジョブクラスの作成メソッドを呼び出すことにより、指定された実行ジョブに関連したJobIFインターフェイス601を実装するジョブAクラス602を作成する。
次いで、実行ジョブ情報クラス503は、S807において、作成したジョブAクラス602が実装するJobIFインターフェイス601の結果取得メソッドを呼び出す。呼び出されたジョブAクラス602の結果取得メソッドは先ずS808において、指定された実行ジョブIDに関連した実行ジョブ詳細情報クラス504を作成する。実行ジョブ詳細情報クラス504は、その作成時に、S809において、与えられた実行ジョブIDに関連したジョブの実行結果詳細をデータベース104から取得する。
ジョブAクラス602はS810において、作成した実行ジョブ詳細情報クラス504の実行結果の詳細取得メソッドを呼び出す。実行ジョブ詳細情報クラス504は、実行結果の詳細取得メソッドに対して、実行結果の詳細をXML形式の文字列にして返す。ここで返された実行結果詳細のXML文字列は、そのまま実行ジョブ情報クラス504、実行結果取得部405に戻され、実行結果取得部405がこれをHTTP要求の送信元に返信する。
以上が、RESTインターフェイス105がジョブの実行結果詳細取得のためにHTTP要求を受信し、実際にジョブの実行結果詳細が返却されるまでの処理の流れである。尚、以上のシーケンス図では、エラー時の処理は省略してある。
図9は、実行結果詳細取得のRESTのWebサービスによりネットワークデバイス管理ソフトウェアにより返されるジョブの実行結果詳細を含むXMLの一例である。例では、ネットワークデバイスを一意に識別するデバイス識別子が、00008523cd4dと000085437822のデバイスに対する処理が成功し、00008572dc23のデバイスに対する処理が失敗したことを示している。
即ち、XMLのTaskResult/SucceededDevices/Deviceパスの中のId要素が成功したデバイスの識別子を示している。また、XMLのTaskResult/FailedDevices/Deviceパスの中のId要素が失敗したデバイスの識別子を示している。
個々のジョブの実行結果詳細取得メソッドは、これ以外のXML要素を任意に追加することが可能である。この例では、TaskInformationノードとDeviceノード中のIPAddressが追加された情報である。
ここで、ジョブ連携処理部401が複数のジョブを実行させる実行方法を定義するUIの例を、図10を用いて説明する。また、図11は、図10に示すUIの例で実行される2つのジョブの処理を示すフローチャートである。S1101において、ジョブ連携処理部401は、アドレス帳のバックアップジョブを実行する。その後、S1102において、ジョブの実行結果を判定する。判定の結果、処理が正常終了、若しくは部分終了(一部のデバイスに対する処理は成功したが、残りのデバイスに対する処理は失敗した)場合、S1103へ処理を進め、次のアドレス帳の設定ジョブを実行する。その際、アドレス帳の設定ジョブは、先行ジョブであるアドレス帳のバックアップジョブが成功したデバイスに対してのみ、アドレス帳の設定処理を行う。また、S1102において、エラー終了や中止終了と判定された場合は、この連携ジョブ処理を終了する。
ここでアドレス帳とは、例えばデジタル複合機304内に保存されているファクシミリ送信時の電話番号やスキャンした画像を電子メールで送信する場合の電子メールアドレスなどである。また、ネットワーク上のホストからこれらデジタル複合機内のアドレス帳の読み書きができるものとする。この例のアドレス帳のバックアップとかアドレス帳の設定が、例えばジョブA処理部102やジョブB処理部103で実行されるジョブである。
図10に示すUIの「次のジョブの実行条件」で「実行結果にかかわらず次のジョブを実行する」が選択されている場合、ジョブ連携処理部401はジョブ1の実行結果にかかわらずジョブ2を実行する。また、「次のジョブの対象」で「このジョブとは無関係」が選択されている場合、ジョブ連携処理部401はジョブ2が独自に定義している対象デバイスがジョブの対象となるように、ジョブ2として指定されたジョブに指示する。
尚、UIの「ジョブの追加」ボタンの押下を検出すると、ボタンが配置されたジョブの後ろに、新たにジョブの設定UIを挿入する。この例では、ジョブ2の後ろにジョブ3の設定用のUIを追加する。
図12は、複数のジョブの実行方法を定義するUIの別の例である。この例では、ファームウェアの配信を行った後に、ファームウェアの配信に成功したデバイスに対してアドレス帳のバックアップを行う。そして、同じくファームウェアの配信に成功したデバイスに対して、配信したファームウェアを有効にするためにデバイスの再起動を行う、という一連の流れを指示している。
図13に示す(A)は、データベース104に保存されたジョブ連携を定義するデータ(ジョブ連携定義データ)を示す図である。ジョブ番号は、ジョブ連携内の登録ジョブの順番を意味する。登録ジョブIDは、連携する各ジョブの登録ジョブIDである。この例の場合、各ジョブの登録ジョブIDはファームウェアの配信が23、アドレス帳のバックアップが42、デバイスの再起動が13である。次ジョブ実行条件は、次の登録ジョブを実行するための条件である。この例では、登録ジョブID23のジョブの実行結果が正常終了(N)又は部分終了(P)のとき、ジョブ番号が“2”の登録ジョブを実行することを意味する。他の条件として、エラー終了(E)と中止終了(A)を指定することも可能である。この欄が空の場合は、ジョブの実行結果にかかわらず次のジョブを実行することを意味する。
対象デバイスには、このジョブの処理対象となるデバイスを指定する。指定可能な値はこの登録ジョブで指定されているデバイス(J)、対象デバイスのジョブ番号で示されるジョブの実行が成功したデバイス(S)、又は失敗したデバイス(F)、ジョブの対象となっていたデバイスの全て(A)の何れか一つである。この例では、各ジョブの対象デバイスは、ジョブ番号が“1”のジョブが指定されているデバイス、ジョブ番号の“2”と“3”のジョブが共にジョブ番号が“1”のジョブの実行に成功したデバイスとなる。
図14は、複数のジョブの実行を制御するジョブ連携処理部401のジョブ連携処理を示すフローチャートである。この説明には、図13に示す(A)のジョブ連携定義データを便宜上使用する。
ジョブ連携処理部401はS1401において、データベース104から、指定されたジョブ連携を定義するデータ(ジョブ連携定義データ)を取得する。そして、ジョブ連携処理部401はS1402において、取得したジョブ連携定義データから最初のジョブに関するデータに基づき、このジョブの実行を指示する。この例の場合、最初に実行されるジョブは、登録ジョブIDが“23”のファームウェアの配信ジョブである。ジョブ連携処理部401は、例えば以下のURIを呼び出すことによりジョブの実行を指示する。
https://192.168.0.12/NDM/ExecuteJob/23
呼び出しの結果、ジョブ起動部404は、指定した登録ジョブを起動し、実行したジョブを一意に識別する実行ジョブIDを呼び出し元に返し、ジョブ連携処理部401はこの実行ジョブIDを受け取る。ジョブ連携処理部401はS1403において、データベース104から受け取った実行ジョブIDに関連する実行ジョブ情報クラス503を定期的に取得し、ジョブの実行の終了を検出する。ジョブの実行終了を確認すると、ジョブ連携処理部401はS1404において、ジョブ連携定義データを調べ、次のジョブが存在しない場合は、このジョブ連携処理を終了する。
また、次のジョブが存在する場合は、ジョブ連携処理部401はS1405において、ジョブの実行結果と、ジョブ連携定義データの中の次のジョブの実行条件とを比較する。比較の結果、次のジョブの実行条件に合致しない場合、ジョブ連携処理部401はジョブ連携処理を終了する。
一方、次のジョブの実行条件に合致する場合、ジョブ連携処理部401はS1406において、ジョブ連携定義データから次の登録ジョブに関する情報を取り出す。ジョブ連携処理部401はS1407において、取り出した次の登録ジョブの対象デバイスに関する情報を設定し、S1408において、次の登録ジョブの起動を行う。図13に示す(A)のジョブ連携定義データを用いて2番目のジョブを実行する場合、一番目のジョブの実行ジョブIDが152であれば、2番目の登録ジョブの実行のためのURIは以下のようになる。
https://192.168.0.12/NDM/ExecuteJob/42?uri=https%3A%2F%2F192.168.0.12%2FNDM%2FJobResult%2F152&target=s
このURIのパラメータは、uriがhttps://192.168.0.12/NDM/JobResult/152、targetがsである。これは、https://192.168.0.12/NDM/JobResult/152から実行ジョブの結果を取得し、成功したデバイス(s)に対して、登録ジョブIDが42で指定されるジョブを実行することを意味している。ここで、targetがfの場合は失敗したデバイスを意味し、aの場合は全てのデバイスを意味する。また、URIのパラメータであるtarget又はuriが存在しない場合は、登録ジョブIDで示されるジョブが独自に定義しているデバイスをジョブの対象とすることを意味する。
S1408において、ジョブの起動を行った後、ジョブ連携処理部401はS1403に戻り、起動したジョブの終了を待ち、同様の処理を続ける。
図15は、ジョブA実行処理部102やジョブB実行処理部103の処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、図7に示すS709においてジョブの実行メソッドの呼び出しで実行される登録ジョブ詳細情報クラス502の処理である。図7では、呼び出し時の引数は明記されていないが、上述のジョブの結果詳細を取得するためのURIとジョブの結果詳細中のどのデバイスをジョブの対象とするかの別が引数として指定されているものとする。また、S706の呼び出しにおいても、これらの引数が登録ジョブIDに加えて指定されているものとする。
登録ジョブ詳細情報クラス502はS1501において、既に実行した前ジョブの実行結果の詳細を利用するか否かを検査する。そして、登録ジョブ詳細情報クラス502はS1502において、利用するか否かを判定する。ここで、実行結果詳細を取得するためのURIが指定されており、且つ、対象デバイスの別を示す値がs、f又はaの場合、登録ジョブ詳細情報クラス502は、既実行ジョブの実行結果を利用すると判定する。
即ち、利用する場合、登録ジョブ詳細情報クラス502はS1503において、既実行ジョブの実行結果詳細を取得するためのURIに要求を出すことにより、既実行ジョブの実行結果詳細を取得する。一方、既実行ジョブの実行結果を利用しない場合、登録ジョブ詳細情報クラス502はS1506において、この登録ジョブで指定されているデバイスをジョブの対象デバイスとする。
次に、登録ジョブ詳細情報クラス502はS1504において、取得した実行結果詳細から、与えられた対象デバイス種別に応じて、処理に成功したデバイス、処理に失敗したデバイス、処理の対象となったデバイスを抽出し、ジョブの対象デバイスとする。最後に、登録ジョブ詳細情報クラス502はS1504或いはS1506で求めた対象デバイスに対して、指定された処理を実行し、ジョブを終了する。
以上の手順により、既に実行したジョブに関する情報を次に実行するジョブに指示し、次に実行するジョブは既に実行したジョブの実行結果詳細を取得することが可能となる。また、既に実行したジョブの実行結果詳細の利用法を指定し、次に実行するジョブは指示に従って、実行結果詳細から指定された利用法に合致したデータを抽出することが可能となる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、ジョブ連携処理部401とジョブ連携処理部401に呼び出される登録ジョブを実行するジョブ処理部(ジョブA処理部102、ジョブB処理部103)は同じホストコンピュータ上で動作している。第1の実施形態での登録ジョブを実行するための方法及び、実行ジョブの詳細結果取得のための方法は共に、HTTPによるURI呼び出しである。従って、ジョブ連携処理部とジョブ処理部とが別のホストコンピュータ上に存在していてもこれらの呼び出しは可能である。
例えば、図3に示すホストコンピュータ301、302上でネットワークデバイス管理ソフトウェアがそれぞれ動作しているとする。また、ネットワーク上で動作している別のネットワークデバイス管理ソフトウェアを記憶する記憶装置と、互いのネットワーク管理ソフトウェア上に登録されている登録ジョブの一覧を取得する装置が存在するものとする。次のURIに対するHTTP要求により、IPアドレスが192.168.0.38のホスト上で動作するネットワークデバイス管理ソフトウェアに登録されている登録ジョブの一覧が取得できるものとする。尚、取得した登録ジョブの一覧には、登録ジョブIDと、登録ジョブ名が少なくとも含まれている。
https://192.168.0.38/NDM/RegisteredJob/
図16は、図12の複数のジョブの実行方法を定義するUIを、異なるネットワークデバイス管理ソフトウェア上の登録ジョブも指定可能なように拡張したものである。図16において、「システム名」で示されるリストは、記憶しているネットワーク上で動作している自身を含むネットワークデバイス管理ソフトウェアの一覧である。ユーザがシステム名から目的のネットワークデバイス管理ソフトウェアを選択し、選択されたネットワークデバイス管理ソフトウェアに登録されている登録ジョブの一覧をジョブ名の選択リストに設定する。
図13に示す(B)は、第2の実施形態におけるジョブ連携を定義するデータベースに保存されるデータの例である。図13に示す(A)に加えてシステムID列が追加されている。また、図13に示す(C)は、システムIDを定義するデータベース内のデータの例である。図13に示す(B)及び(C)を組み合わせることにより、例えばジョブ番号が“2”の登録ジョブを起動することができる。
具体的には、https://192.168.9.38/NDM/ExecuteJob/42に対してHTTP要求を送信する。ここでは簡略化のため、実行済みのジョブの実行結果詳細を取得するためのURIと実行結果詳細の適用方法を示すtargetのURIパラメータは省略している。
以上の手順により、複数のジョブの実行を制御するジョブ実行制御部は、異なるホスト上の登録ジョブ同士を連携することが可能となる。
[第3の実施形態]
第1の実施形態では、ジョブ連携処理部が提供するUI(図10や図11)により指定した登録ジョブの実行結果詳細を次の登録ジョブへ適用するジョブ連携を実現している。既に実行済みのジョブの実行結果詳細を登録ジョブに指示し、登録ジョブが実行時に既に実行済みのジョブの実行結果詳細を取得する方法は、既実行ジョブがジョブ連携処理内で実行したジョブである場合に限定されない。即ち、任意の既に実行したジョブの実行結果詳細を任意の登録ジョブに適用することが可能である。
第3の実施形態では、既に実行済みのジョブの実行結果詳細を登録ジョブに適用する例として、既に実行済みのジョブにおいて処理に失敗したデバイスに対して、同じジョブを実行する機能を実現するための方法を説明する。ここでは、この処理を「リカバリー」と呼ぶことにする。
図17は、実行済みジョブの一覧を表示する画面の一例を示す図である。図17では、ジョブの名前、状態、実行日時がリストされている。状態欄には、実行結果とリカバリーのリンクが表示されている。ユーザによる実行結果リンクのクリックを検出すると、実行ジョブ一覧表示部は、指定されたジョブの実行結果の詳細を表示する。ユーザによるリカバリーリンクのクリックを検出すると、実行ジョブ一覧表示部は、指定された実行ジョブIDに関連した実行ジョブ情報クラス503から登録ジョブIDを取得する。実行ジョブ一覧表示部は、取得した登録ジョブIDと実行ジョブIDとから、指定された実行ジョブIDの実行結果詳細の失敗したデバイスに対して登録ジョブを実行するために、以下のURIに対してHTTP要求を送信する。
https://localhost/NDM/ExecuteJob/62?uri=https%3A%2F%2Flocalhost%2FNDM%2FJobResult%2F142&target=f
ここで、登録ジョブID及び実行ジョブIDは62及び142である。この処理により、実行済みジョブが処理に失敗したデバイスに対して同じジョブを繰り返すことが可能となる。
[第4の実施形態]
上述した実施形態では、クラウドコンピューティングの実施形態として、デバイス連携のジョブ管理について説明したが、第4の実施形態ではワークフローを非同期で実行する場合を例に挙げて説明する。また、第4の実施形態におけるワークフローを実行する装置は汎用コンピュータ(例えば図2)で構成され、コンピュータがネットワーク上で複数のデバイスと接続されている(例えば図3)ものとする。
図18は、第4の実施形態によるワークフローシステムの構成を示す図である。図18において、ワークフロー処理部1801は、複数のタスクによるワークフローサービスの実行を制御する。ワークフロー処理部1801により制御されるタスクA処理部1802とタスクB処理部1802とは、異なる種類のWebサービスを提供するタスクである。ここで、Webサービスは一般的に公開されているリソース指向のサービスであり、特に限定されるものではない。データベース104には、複数のタスクの実行条件や各タスクの実行内容の詳細、及び各タスクの実行結果の詳細などが格納される。
RESTインターフェイス1805内のタスク起動部1809は、HTTPサーバ1806を経由して受信されたタスク起動用のRESTのWebサービスを解釈し、タスクの起動を行うモジュールである。実行結果取得部1810は、タスクの実行結果の詳細取得用のRESTのWebサービスを解釈し、タスクの実行結果の詳細取得を行うモジュールである。
共通ライブラリ1807は、データベース1804へのアクセスやWebユーザインターフェイスの共通部品などを提供するライブラリである。タスクスケジューラ1808は、データベース1804内に保存されたスケジュール情報を定期的に監視し、実行時刻を過ぎた登録タスクを起動する。ここで登録タスクの起動は、WebサーバがHTTP経由で行うか、タスク起動部1809がRESTインターフェイス105経由で行う。
以上の構成において、ワークフロー処理部1801は、先行タスクが実行した実行結果を取得し、実行結果が予め定義されている後続タスクの実行条件に合致する場合に、後続タスクを実行させる。
第4の実施形態によれば、既に実行したタスクに関する情報を次に実行するタスクに指示し、次に実行するタスクは既に実行したタスクの実行結果詳細を取得することが可能となる。また、既に実行したタスクの実行結果詳細の利用法を指定し、次に実行するタスクは指示に従って、実行結果詳細から指定された利用法に合致したデータを抽出することが可能となる。
また、第4の実施形態における構成を第2及び第3の実施形態に適用することも可能である。これにより、異なるコンピュータ上のタスク同士を起動させることが可能となり、更に実行済みタスクが処理に失敗したデバイスに対して同じタスクを繰り返すことが可能となる。
[他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (12)

  1. 複数のジョブを連携させてジョブ連携として実行する際に、先行するジョブが実行した結果に応じて、該ジョブに後続するジョブの実行を制御する制御装置の処理方法であって、
    前記制御装置の保持手段が、前記先行する先行ジョブを実行させた実行結果を保持する保持工程と、
    前記制御装置の取得手段が、前記保持工程において保持された前記実行結果を取得する取得工程と、
    前記制御装置の制御手段が、前記取得工程において取得された前記実行結果に応じて、前記先行ジョブに後続するジョブの実行を制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする制御装置の処理方法。
  2. 前記制御工程では、前記実行結果が正常終了か部分終了の場合、前記先行ジョブに後続するジョブを実行するように制御することを特徴とする請求項1に記載の制御装置の処理方法。
  3. 各ジョブは、前記ジョブ連携を定義するジョブ連携定義データに基づいて、各ジョブを指定するURIにより起動されることを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置の処理方法。
  4. 前記ジョブ連携定義データには、前記先行ジョブが対象とするネットワークデバイスを一意に識別する識別子と各ネットワークデバイスに設定する設定内容とが含まれることを特徴とする請求項3に記載の制御装置の処理方法。
  5. 前記制御装置の指示手段が、前記後続するジョブに前記実行結果の適用方法を指示する指示工程を更に有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の制御装置の処理方法。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の制御装置の処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  7. 複数のジョブを連携させてジョブ連携として実行する際に、先行するジョブが実行した結果に応じて、該ジョブに後続するジョブの実行を制御する制御装置であって、
    前記先行する先行ジョブを実行させた実行結果を保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された前記実行結果を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記実行結果に応じて、前記先行ジョブに後続するジョブの実行を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする制御装置。
  8. 複数のタスクによるワークフローサービスを実行する際に、先行するタスクが実行した結果に応じて、該タスクに後続するタスクの実行を制御する制御装置の処理方法であって、
    前記制御装置の保持手段が、前記先行する先行タスクを実行させた実行結果を保持する保持工程と、
    前記制御装置の取得手段が、前記保持工程において保持された前記実行結果を取得する取得工程と、
    前記制御装置の制御手段が、前記取得工程において取得された前記実行結果に応じて、前記先行タスクに後続する後続タスクの実行を制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする制御装置の処理方法。
  9. 前記ワークフローサービスはRESTを利用したWebサービスであり、各タスクは各タスクを指定するURIによって起動され、前記先行タスクと前記後続タスクを非同期で実行可能とすることを特徴とする請求項8に記載の制御装置の処理方法。
  10. 請求項8または9に記載の制御装置の処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  11. 複数のタスクによるワークフローサービスを実行する際に、先行するタスクが実行した結果に応じて、該タスクに後続するタスクの実行を制御する制御装置であって、
    前記先行する先行タスクを実行させた実行結果を保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された前記実行結果を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記実行結果に応じて、前記先行タスクに後続する後続タスクの実行を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする制御装置。
  12. 前記ワークフローサービスはRESTを利用したWebサービスであり、各タスクは各タスクを指定するURIによって起動され、前記先行タスクと前記後続タスクを非同期で実行可能とすることを特徴とする請求項11に記載の制御装置。
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