JP2008217299A - ジョブネット実行システムおよびジョブネット実行方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ジョブネット実行システムにおいて、ジョブ実行対象の計算機のハードウェアリソース情報およびプログラムのインストール情報を管理し、必要に応じてプログラムをジョブ実行対象の計算機にインストールすることで、適切なプログラムを効率的にインストールし、ジョブを正しく実行できるようにすることを目的とする。
【解決手段】ジョブネット実行システムにおいて、複数台数のジョブ実行計算機を備え、実行すべきジョブまたはシェルスクリプトがインストールされているジョブ実行計算機を検索し、そのようなジョブ実行計算機が存在しなかった場合は、そのプログラムまたはシェルスクリプトをインストール可能なジョブ実行計算機に、それらのプログラムまたはシェルスクリプトを配布してインストールさせる。インストール後、当該ジョブ実行計算機に、前記実行すべきジョブまたはシェルスクリプトの実行を指示する。
【選択図】図1
【解決手段】ジョブネット実行システムにおいて、複数台数のジョブ実行計算機を備え、実行すべきジョブまたはシェルスクリプトがインストールされているジョブ実行計算機を検索し、そのようなジョブ実行計算機が存在しなかった場合は、そのプログラムまたはシェルスクリプトをインストール可能なジョブ実行計算機に、それらのプログラムまたはシェルスクリプトを配布してインストールさせる。インストール後、当該ジョブ実行計算機に、前記実行すべきジョブまたはシェルスクリプトの実行を指示する。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数のジョブの実行順序に関連を付けて実行するジョブネットワーク運用システムにおいてジョブ実行のためのプログラムをインストールして実行する技術に関する。
計算機システム上で実行するジョブの実行順序を定義し実行する機能を持つジョブネットワーク(以下、単に「ジョブネット」という)運用システムでは、あらかじめジョブが実行される計算機にジョブを実行するためのプログラムをインストールしておく必要がある。従来、このようなプログラムのインストールは、手作業もしくはプログラムのリモートインストールシステムなどを利用し事前に行っていた。しかし、手作業などで行っているため、ジョブを実行する計算機へのインストールが漏れたり、ジョブを実行するのに適切でないバージョンのプログラムがインストールされることがあり、ジョブ実行の失敗の要因となっていた。
ネットワークを介したプログラムの配布やインストールの技術としては、下記特許文献1および下記特許文献2に記載のものが知られている。下記特許文献1に記載の技術は、一般利用者が情報端末を用いて特定のデータファイルを表示等する場合に、必要なプログラムをサーバから動的にダウンロードしインストールするものである。下記特許文献2に記載の技術は、ネットワーク上の或る装置に設けられたファイル管理エージェントが他の装置に設けられたファイル管理エージェントと協働して、自動的に互いのファイルを更新することにより、各装置間でのファイルの整合性を自動的に維持するものである。
特開2003−22189号公報
特開平10−289142号公報
特許文献1に記載の技術では、プログラムのバージョン管理を行い、常に最新のプログラムを利用することを可能としている。しかし、本発明で対象とするジョブネット運用システムにおいては、さまざまなジョブを扱うため、同じプログラムの異なるバージョンを利用しなければならない場合もあり、特許文献1に記載の技術のように常に最新のプログラムのみ利用するだけでは不十分である。
また、特許文献2に記載の技術も、プログラムを最新状態にするために有効であるが、同一のファイルを複数の計算機で別のバージョンで管理することはできない。
本発明は、ジョブネットを実行する運用システムにおいて、ジョブ実行対象の計算機のハードウェアリソース情報およびプログラムのインストール情報を管理し、必要に応じてプログラムをジョブ実行対象の計算機にインストールすることで、適切なプログラムを効率的にインストールし、ジョブを正しく実行できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るジョブ実行システムは、プログラムやシェルスクリプトなどの実行単位からなるジョブを複数関連付けて定型的な業務処理を実行するジョブネットワーク(以下、「ジョブネット」と略す)を実行するジョブネット実行システムであって、複数台数のジョブ実行コンピュータを備えるとともに、実行すべきジョブネットに定義されている順序に従って、実行すべきジョブまたはシェルスクリプトを決定し、該ジョブまたはシェルスクリプトを実行するために必要なプログラムを特定する手段と、前記特定したプログラムまたはシェルスクリプトがインストールされているジョブ実行コンピュータを検索する手段と、前記検索の結果、当該ジョブ実行コンピュータが存在しなかった場合は、前記特定したプログラムまたはシェルスクリプトをインストール可能なジョブ実行コンピュータに対して、前記特定したプログラムまたはシェルスクリプトを配布してインストールさせる手段と、前記インストール後、当該ジョブ実行コンピュータに、前記実行すべきジョブまたはシェルスクリプトの実行を指示する手段とを備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係るジョブネット実行方法は、プログラムやシェルスクリプトなどの実行単位からなるジョブを複数関連付けて定型的な業務処理を実行するジョブネットワーク(以下、「ジョブネット」と略す)を定義・実行指示する第1の計算機と、第1の計算機からの要求によりジョブを実行する第2の計算機と、第2の計算機で実行されるプログラムやシェルスクリプトおよびそれらの属性を管理する第3の計算機と、第2の計算機のハードウェアリソース情報およびプログラムのインストール情報を管理する第4の計算機とを有するコンピュータシステムにおけるジョブネットの実行方法であって、前記第1の計算機が、実行すべきジョブネットに定義されている順序に従って、実行すべきジョブを決定する工程と、前記第1の計算機が、前記第3の計算機から前記実行すべきジョブの属性情報を取得する工程と、前記第1の計算機が、取得した属性情報を利用して、前記第4の計算機から前記実行すべきジョブを実行するためのプログラムまたはシェルスクリプトがインストールされている前記第2の計算機を検索する工程と、前記第1の計算機が、前記検索の結果、前記実行すべきジョブを実行するためのプログラムまたはシェルスクリプトがインストールされている前記第2の計算機が無かった場合、前記第2の計算機に対して、前記実行すべきジョブを実行するためのプログラムまたはシェルスクリプトを配布してインストールを指示する工程と、前記第2の計算機が、前記インストールの指示に応じて、配布されたプログラムまたはシェルスクリプトをインストールする工程と、前記第1の計算機から前記第2の計算機に、前記実行すべきジョブの実行を指示する工程と、前記第2の計算機が、前記ジョブの実行指示に応じて、前記インストールしたプログラムまたはシェルスクリプトを用いて、指示されたジョブを実行する工程とを備えることを特徴とする。
なお、前記検索の結果、当該ジョブ実行コンピュータが存在した場合は、そのジョブ実行コンピュータに前記実行すべきジョブまたはシェルスクリプトの実行を指示するようにするとよい。また、前記検索の結果、当該ジョブ実行コンピュータが存在しなかった場合は、まず前記特定したプログラムまたはシェルスクリプトをインストール可能なジョブ実行コンピュータを探索し、そのようなジョブ実行コンピュータがあったとき、そのジョブ実行コンピュータに対して、前記特定したプログラムまたはシェルスクリプトを配布してインストールさせるようにしてもよい。前記プログラムまたはシェルスクリプトとしては、同じ名称で別バージョンのものは、異なるプログラムまたはシェルスクリプトとして取り扱うようにする。
本発明によれば、プログラムやシェルスクリプトなどの実行単位からなるジョブを複数関連付けて定型的な業務を実行するジョブネット運用システムでのジョブ実行において、適切なプログラムによってジョブが実行でき、かつ効率のよいジョブ実行プログラムのインストールが可能となる。また、従来は実行される可能性のあるプログラムやシェルスクリプトの全てを事前にインストールしておく必要があったが、本発明により、必要なときにのみ適切なプログラムやシェルスクリプトをインストールすることができ、ハードウェア資源の有効活用およびインストール作業の削減が可能となる。このため、ジョブが実行するプログラムの前提条件やジョブを実行する計算機のハードウェアリソース情報およびプログラムのインストール情報を関連付けて管理し、動的にジョブを実行するプログラムを配布・インストールすることで、ジョブ実行を確実に実行することができる。
以下、本発明を実施する場合の一形態を図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態の構成を表すブロック図である。この実施形態のジョブネット運用システムは、ジョブネットを定義・実行指示するジョブネット管理コンピュータ1と、ジョブを実行するジョブ実行コンピュータ2および22と、ジョブとして実行されるプログラムまたはシェルスクリプトが格納されるプログラム管理コンピュータ3と、ジョブ実行コンピュータに関する情報が格納されるシステム構成管理コンピュータ4とが、ネットワークで接続されて構成されている。
なお、ここでは2台のジョブ実行コンピュータ2,22が接続された例で説明するが、ジョブ実行コンピュータの数は任意である。また、ここではジョブネット管理コンピュータ1とプログラム管理コンピュータ3とシステム構成管理コンピュータ4とが別コンピュータとなっている例で説明するが、全て同じコンピュータであってもよい。
ジョブネット管理コンピュータ1は、ジョブネット運用マネージャ11を備える。ジョブネット運用マネージャ11は、ジョブネットおよびジョブを定義したり、ジョブ実行コンピュータ2,22にジョブの実行指示を行ったり、プログラム管理コンピュータ3からプログラムおよび該プログラムに係る各種の情報を受信したり、システム構成管理コンピュータ4からジョブ実行コンピュータ2,22に関する情報を取得する処理を実行する。101は、利用者が作成したジョブネット定義を保存するデータベースである。102は、ジョブネットを構成するジョブの定義を保存するデータベース(ジョブ定義テーブル)である。
プログラム管理コンピュータ3は、ジョブネット運用マネージャ11からのプログラムの検索要求および取得要求を実行するためのプログラム管理マネージャ31を備える。301は、ジョブを実行するときに利用されるプログラムやシェルスクリプトおよびそれらの属性情報を保存するデータベース(プログラム情報テーブル)である。
システム構成管理コンピュータ4は、ジョブネット運用マネージャ11からのジョブ実行ホスト情報の検索要求および取得要求を実行するためのシステム構成マネージャ41を備える。401は、ジョブ実行コンピュータ2,22のハードウェアリソース情報およびプログラムのインストール情報を保存するデータベース(システム構成テーブル)である。
ジョブ実行コンピュータ2は、ジョブネット運用マネージャ11からのジョブ実行要求を処理するためのジョブ実行エージェント201を備える。211および212は、ジョブネット運用マネージャ11からのジョブ実行要求によってインストールされたプログラムである。ジョブ実行コンピュータ22は、ジョブネット運用マネージャ11からのジョブ実行要求を処理するためのジョブ実行エージェント202を備える。ジョブ実行コンピュータは、初期状態においては(すなわち、当該ジョブ実行コンピュータに対してジョブネット運用マネージャ11からのジョブ実行要求が未だ無いとき)、ジョブ実行エージェントを備えるだけであり(すなわち、図1のジョブ実行コンピュータ22の状態)、ジョブ実行のためのプログラムはインストールされていない。ジョブネット運用マネージャ11からのジョブ実行要求があると、当該ジョブのためのプログラムが自動的にインストールされる。
図2は、ジョブネット定義を保存するデータベース101に保存されているジョブネットの具体的な例である。ジョブネットXでは、ジョブA2を実行することを定義している。ジョブネットYでは、ジョブAを実行後、正常終了ならジョブBを、異常終了ならジョブCを、それぞれ実行することを定義している。
図3は、ジョブ定義テーブル102の具体的な内容例である。ジョブ定義テーブル102には、「ジョブ名」と「プログラム名」と「プログラムバージョン」の各項目のデータが格納される。これは、「ジョブ名」で特定されるジョブが、どの「プログラム名」のどの「プログラムバージョン」により実行される必要があるかを示している。例えば、「ジョブA」を実行するには、「プログラム名」が「受注処理」で、「プログラムバージョン」が「1.0」のプログラムを、実行する必要があることが分かる。なお、「プログラムバージョン」が「最新」とあるのは、最新のバージョンのプログラムを実行すべきことを示している。
図4は、プログラム情報テーブル301の具体的な内容例である。プログラム情報テーブル301には、「プログラム名」と「プログラムバージョン」と「ファイル名」と「ファイル」と「インストール条件」の各項目のデータが格納される。「ファイル名」は、「プログラム名」と「プログラムバージョン」で特定されるバージョンのプログラムのファイル名を示す。「ファイル」は、そのバージョンのプログラムのバイナリデータそのものである。「インストール条件」は、そのバージョンのプログラムをインストールする際の条件を示す。例えば、「受注処理」のバージョン「1.0」のプログラムの「インストール条件」は、「OSがWINDOWS(登録商標)」であり、該OSの「バージョンは2000より上」であり、「ハードディスクの空き容量は5MBより上」であり、「メインメモリは128MBより上」である必要があることを示している。
図5は、システム構成テーブル401の具体的な内容例である。システム構成テーブル401には、「ホスト名」と「OS」と「OSバージョン」と「HD容量」と「メモリ」と「インストール済みプログラム」の各項目のデータが格納される。「OS」と「OSバージョン」は、「ホスト名」で特定されるジョブ実行コンピュータにインストールされているOSおよびそのバージョンを示す。「HD容量」は、当該ジョブ実行コンピュータのハードディスクの現在の空き容量を示す。「メモリ」は、当該ジョブ実行コンピュータのメインメモリの容量を示す。「インストール済みプログラム」は、当該ジョブ実行コンピュータに現在インストール済みのプログラムを示す。
図6は、ジョブネット運用マネージャ11がジョブネット定義101を実行する手順を示すフローチャートである。ジョブネット運用マネージャ11は、例えばジョブネット定義101に定義されているジョブネットX(図2)の実行要求を受け付けると、ステップA601において、ジョブネットXに定義されている最初のジョブ定義を取得する。次にステップA602で、実行するジョブ定義が存在するか判定する。ここではジョブA2のジョブ定義が存在するため、ステップA603においてジョブA2を実行する。ジョブA2の実行が終了すると、ステップA601に戻り、次のジョブ定義を取得する。次のジョブ定義は存在しないため、ステップA602の判定により終了する。
図7は、ジョブネット運用マネージャ11がジョブネット定義101に定義された個々のジョブ定義102を実行する手順(すなわち、図6のステップA603)を示すフローチャートである。ここでは、ジョブA2を実行するものとして説明する。まずステップA701において、ジョブネット運用マネージャ11は、図3のジョブ定義テーブル102からジョブA2がプログラム名「受注処理」のバージョン「最新」により実行されるべきジョブであることを検出し、プログラム管理マネージャ31に対して当該ジョブA2の実行プログラムであるプログラム名「受注処理」、バージョン「最新」のプログラム情報取得要求を行う。プログラム管理マネージャ31は、該要求に応じてプログラム情報テーブル301(図4)を検索する。プログラム情報テーブル301には、プログラム「受注処理」のバージョン「1.0」と「1.1」が存在するが、バージョン「最新」の取得要求が行われているため、プログラム管理マネージャ31は結果として「受注処理」のバージョン「1.1」のプログラムに関する「ファイル名」、「ファイル」、および「インストール条件」を返却する。
次に、ステップA702において、ジョブネット運用マネージャ11は、システム構成マネージャ41に対して、プログラム名「受注処理」でバージョン「1.1」のプログラムが既にインストールされているジョブ実行コンピュータが存在するかを問い合わせる。システム構成マネージャ41は、図5のシステム構成テーブル401から「受注処理」バージョン「1.1」が既にインストールされているジョブ実行コンピュータが存在するか検索し、検索結果をジョブネット運用マネージャ11に返却する。ここでは当該バージョンの当該プログラムがインストールされているジョブ実行コンピュータは存在しないので、結果として、存在しないことが返却される。プログラム「受注処理」バージョン「1.1」のプログラムがインストールされているジョブ実行コンピュータは存在しないため、ジョブネット運用マネージャ11では、ステップA703からステップA704に遷移する。なお、当該プログラムがインストールされているジョブ実行コンピュータが存在する場合は、ステップA708に進む。
ステップA704では、プログラム「受注処理」バージョン「1.1」が実行可能なジョブ実行コンピュータを取得するために、システム構成マネージャ41に対して、プログラム「受注処理」バージョン「1.1」の「インストール条件」を検索条件として検索要求を行う。システム構成マネージャ41は、図5のシステム構成テーブル401から該インストール条件を満たし、かつ同一プログラムがインストールされていないジョブ実行管理コンピュータを返却する。この例では、ホスト名「Host22」のジョブ実行コンピュータが検索結果として返却されたとする。ステップA705では、「インストール条件」を満たすジョブ実行管理コンピュータが存在したか判定する。存在したらステップA706に進み、存在しなければ終了する。この例では、「Host22」が存在したので、ステップA706に遷移する。
ステップA706において、ジョブネット運用マネージャ11は、ジョブ実行先となるホスト名「Host22」のジョブ実行管理コンピュータ22内のジョブ実行エージェント202に対して、プログラム「受注処理」バージョン「1.1」のファイルをインストール要求とともに送信する。これを受けたジョブ実行コンピュータ22のジョブ実行エージェント202は、受信したファイルのプログラムをインストールし、結果を返信する。
ステップA707において、ジョブネット運用マネージャ11は、システム構成マネージャ41に対して、ジョブ実行コンピュータ22に対してプログラム「受注処理」バージョン「1.1」をインストールしたことを通知する。システム構成マネージャ41は、システム構成テーブル401(図5)を通知された内容で更新する。ここでは、「ホスト名」が「Host22」の「インストール済みプログラム」の欄に、「受注処理 1.1」が登録されることになる。
次にステップA708において、ジョブネット運用マネージャ11は、ジョブ実行のためのプログラムがインストールされているジョブ実行コンピュータのジョブ実行エージェントに対してプログラムを指定してジョブ実行要求を行う。ジョブ実行エージェントは、指定されたプログラムにより指定されたジョブを実行する。ここでは、ステップA706においてインストールされたプログラムを利用してジョブA2を実行することになる。
図8は、上述の処理によりジョブ実行コンピュータ22にプログラム受注処理のバージョン1.1がインストールされた後の状態を示す。ほぼ図1と同じ構成であるが、ジョブ実行コンピュータ22にプログラム受注処理221がインストールされている。
図9は、上述の処理でジョブ実行コンピュータ22にプログラム受注処理221がインストールされた後のシステム構成テーブル401の内容を示す。図5に示した内容とほぼ同じであるが、「ホスト名」が「Host22」の「インストール済みプログラム」の欄に「受注処理 1.1」が記載されている。
次に、既にジョブ実行コンピュータにジョブを実行するためのプログラムがインストール済みの場合に、不要なインストール処理が実行されないことを説明する。
ジョブネット運用マネージャ11が、例えばジョブネット定義101に定義されているジョブネットY(図2)の実行要求を受け付けたとする。該実行要求は、上述した図6の手順で処理される。まず、ステップA601において、ジョブネットYに定義されている最初のジョブ定義を取得する。ジョブ定義が存在するため、ステップA602からA603に進み、ステップA603においてジョブAを実行する。ジョブAの実行が終了すると、ステップA601に戻り、ジョブAの実行結果に基づき次のジョブ定義を取得する。ジョブAが正常終了した場合、ジョブBの定義を取得し、ステップA603においてジョブBを実行する。ジョブBの実行が終了すると、ステップA601に戻り、次のジョブ定義を取得する。次のジョブ定義は存在しないため、ステップA602の判定により終了する。なお、ジョブAが異常終了した場合は、ジョブCが実行されることになる。
各ジョブの実行は、上述した図7の手順による。ジョブAの実行では、ステップA701においてジョブネット運用マネージャ11は、プログラム管理マネージャ31に対してジョブAの実行プログラムであるプログラム名「受注処理」、バージョン「1.0」のプログラム情報取得要求を行う。プログラム管理マネージャ31は、図4のプログラム情報テーブル301から、プログラム名「受注処理」、バージョン「1.0」の情報を返却する。次に、ステップA702において、ジョブネット運用マネージャ11は、システム構成マネージャ41に対して、プログラム「受注処理」バージョン「1.0」が既にインストールされているジョブ実行コンピュータが存在するかを問い合わせる。システム構成マネージャ41は、図5のシステム構成テーブル401から「受注処理」バージョン「1.0」が既にインストールされているジョブ実行コンピュータが存在するか検索し、結果として「Host2」が存在することを返却する。
プログラム「受注処理」バージョン「1.0」のプログラムがインストールされているジョブ実行コンピュータ2が存在するため、ステップA703からステップA708に遷移する。ステップA708において、ジョブネット運用マネージャ11は、ジョブ実行エージェント201に対してジョブ実行要求を行う。ジョブ実行エージェント201は、既にインストール済みのプログラム211を利用してジョブAを実行する。ジョブBについても同様である。以上のようにして、不要なインストールを実行せず、最低限のインストールでジョブが実行されることが保証される。
なお、ジョブAが異常終了しない限り、ジョブCに関する定義の取得および実行は行われず、ジョブCの実行に必要なプログラムのインストールは行われない。従って、ジョブネット定義上の実行されない経路のジョブに対するプログラムの配布・インストールは抑止されるものである。
1…ジョブネット管理コンピュータ、2,22…ジョブ実行コンピュータ、3…プログラム管理コンピュータ、4…システム構成管理コンピュータ、11…ジョブネット運用マネージャ、31…プログラム管理マネージャ、41…システム構成マネージャ、101…ジョブネット定義テーブル、102…ジョブ定義テーブル、201,202…ジョブ実行エージェント、211…プログラム受注処理バージョン1.0、212…プログラム出荷処理バージョン1.0、221…プログラム受注処理バージョン1.1、301…プログラム情報テーブル、401…システム情報テ−ブル。
Claims (4)
- プログラムやシェルスクリプトなどの実行単位からなるジョブを複数関連付けて定型的な業務処理を実行するジョブネットワーク(以下、「ジョブネット」と略す)を実行するジョブネット実行システムであって、
複数台数のジョブ実行コンピュータを備えるとともに、
実行すべきジョブネットに定義されている順序に従って、実行すべきジョブまたはシェルスクリプトを決定し、該ジョブまたはシェルスクリプトを実行するために必要なプログラムを特定する手段と、
前記特定したプログラムまたはシェルスクリプトがインストールされているジョブ実行コンピュータを検索する手段と、
前記検索の結果、当該ジョブ実行コンピュータが存在しなかった場合は、前記特定したプログラムまたはシェルスクリプトをインストール可能なジョブ実行コンピュータに対して、前記特定したプログラムまたはシェルスクリプトを配布してインストールさせる手段と、
前記インストール後、当該ジョブ実行コンピュータに、前記実行すべきジョブまたはシェルスクリプトの実行を指示する手段と
を備えることを特徴とするジョブネット実行システム。 - 請求項1に記載のジョブネット実行システムにおいて、
前記検索の結果、当該ジョブ実行コンピュータが存在した場合は、そのジョブ実行コンピュータに前記実行すべきジョブまたはシェルスクリプトの実行を指示する手段を、さらに備えることを特徴とするジョブネット実行システム。 - プログラムやシェルスクリプトなどの実行単位からなるジョブを複数関連付けて定型的な業務処理を実行するジョブネットワーク(以下、「ジョブネット」と略す)を定義・実行指示する第1の計算機と、
第1の計算機からの要求によりジョブを実行する第2の計算機と、
第2の計算機で実行されるプログラムやシェルスクリプトおよびそれらの属性を管理する第3の計算機と、
第2の計算機のハードウェアリソース情報およびプログラムのインストール情報を管理する第4の計算機と
を有するコンピュータシステムにおけるジョブネットの実行方法であって、
前記第1の計算機が、実行すべきジョブネットに定義されている順序に従って、実行すべきジョブを決定する工程と、
前記第1の計算機が、前記第3の計算機から前記実行すべきジョブの属性情報を取得する工程と、
前記第1の計算機が、取得した属性情報を利用して、前記第4の計算機から前記実行すべきジョブを実行するためのプログラムまたはシェルスクリプトがインストールされている前記第2の計算機を検索する工程と、
前記第1の計算機が、前記検索の結果、前記実行すべきジョブを実行するためのプログラムまたはシェルスクリプトがインストールされている前記第2の計算機が無かった場合、前記第2の計算機に対して、前記実行すべきジョブを実行するためのプログラムまたはシェルスクリプトを配布してインストールを指示する工程と、
前記第2の計算機が、前記インストールの指示に応じて、配布されたプログラムまたはシェルスクリプトをインストールする工程と、
前記第1の計算機から前記第2の計算機に、前記実行すべきジョブの実行を指示する工程と、
前記第2の計算機が、前記ジョブの実行指示に応じて、前記インストールしたプログラムまたはシェルスクリプトを用いて、指示されたジョブを実行する工程と
を備えることを特徴とするジョブ実行方法。 - 請求項3に記載のジョブネット実行方法において、
前記検索の結果、当該ジョブ実行コンピュータが存在した場合は、そのジョブ実行コンピュータに前記実行すべきジョブまたはシェルスクリプトの実行を指示する工程を、さらに備えることを特徴とするジョブネット実行方法。
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