JPH10133860A - Os配布・更新方法 - Google Patents

Os配布・更新方法

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JPH10133860A
JPH10133860A JP8286217A JP28621796A JPH10133860A JP H10133860 A JPH10133860 A JP H10133860A JP 8286217 A JP8286217 A JP 8286217A JP 28621796 A JP28621796 A JP 28621796A JP H10133860 A JPH10133860 A JP H10133860A
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JP
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Application number
JP8286217A
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Inventor
Satoshi Matsumoto
智 松本
Atsushi Nitta
淳 新田
Makoto Kitagawa
誠 北川
Takuya Shimakawa
卓也 島川
Takayuki Suzuki
隆行 鈴木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のインストール先コンピュータ上の旧O
Sを上書きして新規OSのインストールを行うことが可
能な技術を提供する。 【解決手段】 新規OSのインストールを行うセットア
ッププログラムをインストールサーバからネットワーク
に接続された複数のインストール先コンピュータにコピ
ーし、前記複数のインストール先コンピュータ上で前記
セットアッププログラムを実行するセットアップ用OS
を生成し、前記複数のインストール先コンピュータを前
記生成されたセットアップ用OSで再起動して前記コピ
ーしたセットアッププログラムを実行し、前記セットア
ッププログラムにより前記インストールサーバに格納さ
れた新規OSのカーネル及び各種ドライバから新規OS
を前記複数のインストール先コンピュータ上に生成し、
前記複数のインストール先コンピュータを前記生成され
た新規OSで再起動するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークで接
続されたコンピュータのオペレーティングシステム(O
S)の配布または更新を行うOS配布・更新方法に関
し、特に、コンピュータ群中の1台以上のインストール
サーバからネットワークに接続された複数のインストー
ル先コンピュータ上にOSをインストールするOS配布
・更新方法に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコンピュータでは、基本ソフトウ
ェアであるOSを始め、各種ドライバ及びアプリケーシ
ョン等の種々のソフトウェアがインストールされ、前記
複数のソフトウェアを実行することにより特定の処理を
実行している。
【0003】前記従来のコンピュータでは、新規に開発
されたソフトウェアのインストールや、インストール済
みのソフトウェアを新しいバージョンのソフトウェアに
更新するバージョンアップが頻繁に行われている。
【0004】従来のコンピュータにおいて、情報機器に
おける機能拡張などのための種々のプログラムの追加を
容易に実現できるネットワークシステムについては、特
開平8−55069号に記載されている。
【0005】その概要は、プログラムモジュール及びそ
のプログラムモジュールをインストールするプログラム
を他の情報機器に転送するプログラム転送手段を備えた
情報機器と、転送されたプログラムモジュール及びイン
ストールプログラムを受信するプログラムレシーバ、受
信されたインストールプログラムを呼び出すプログラム
ローダとを備え、呼び出したインストールプログラムに
よって、受信したプログラムモジュールを備え付け、そ
のプログラムモジュールを実行させることにより、プロ
グラムのインストールを行うものである。
【0006】また、計算機システムのOS入れ替えや管
理を自動的に行い、操作者の負担を軽減し、計算機シス
テムの保守性を向上するオペレーティングシステムの自
動入れ替え方法及びそれを利用した計算機システムにつ
いては、特開平7−28632号に記載されている。
【0007】その概要は、演算処理装置と、新OS及び
現OSを含む複数のOSを格納する為のOS格納領域を
備えた補助記憶装置と、その補助記憶装置に格納された
複数のOSの中から1つを計算機システムを制御するO
Sとしてローディングするローディング手段と、それら
補助記憶装置内に格納されたOSを管理する為の管理テ
ーブルとを備えた主記憶装置からなるシステムにおい
て、新OSを自動的にインストールした場合には、主記
憶装置は新OSを自動的に生成した後、新OSを補助記
憶装置のOS格納領域内へ格納し、同時に管理テーブル
へそのアドレスを登録することにより、OSの自動イン
ストールを行うものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
技術を検討した結果、以下の問題点を見い出した。
【0009】すなわち、前記従来のコンピュータにおい
て情報機器における機能拡張などのための種々のプログ
ラムの追加を容易に実現できるネットワークシステムで
は、新しいプログラムのインストールでは特に問題ない
が、OSのインストールとなると以下の様な問題が出て
くる。
【0010】一般のOSは、プログラムの実行時に対応
する補助記憶内のファイルが書き換わらない様に当該フ
ァイルにロックを掛けており、OS自身もプログラムで
あると共に常時実行中である為、前記ネットワークシス
テムでは、OSのファイルを書き換える必要のあるOS
のインストールはできない。
【0011】また、前記計算機システムのOS入れ替え
や管理を自動的に行い、操作者の負担を軽減し、計算機
システムの保守性を向上するオペレーティングシステム
の自動入れ替え方法及びそれを利用した計算機システム
では、実行中のOSに対応するファイルの上書きはして
いないが、補助記憶装置の別の場所にOSファイルをイ
ンストールしている為、通常運用時の補助記憶装置を無
駄に使用することになる。
【0012】本発明の目的は、複数のインストール先コ
ンピュータ上の旧OSを上書きして新規OSのインスト
ールを行うことが可能な技術を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、個々のインストール
先コンピュータからの通知を受信することにより複数の
インストール先コンピュータでの新規OSのインストー
ルの終了を検出することが可能な技術を提供することに
ある。
【0014】本発明の他の目的は、個々のインストール
先コンピュータ上のインストール中フラグを監視するこ
とにより複数のインストール先コンピュータでの新規O
Sのインストールの終了を検出することが可能な技術を
提供することにある。
【0015】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明かにな
るであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願によって開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0017】(1)ネットワークに接続されたインスト
ールサーバから複数のインストール先コンピュータへO
Sの配布または更新を行うOS配布・更新方法におい
て、各インストール先コンピュータに配布された、新規
OSのインストールを行うセットアッププログラム及び
前記セットアッププログラムを実行するセットアップ用
OSにより、新規OSを生成するものである。
【0018】前記OS配布・更新方法では、まず、新規
OSのインストール処理を実行するセットアッププログ
ラムを格納したインストールサーバから、前記複数のイ
ンストール先コンピュータに前記セットアッププログラ
ムを配布する。
【0019】次に、前記インストールサーバに格納され
ているセットアップ用OS生成プログラムを前記複数の
インストール先コンピュータ上で実行する。
【0020】前記セットアップ用OS生成プログラム
は、前記インストールサーバに格納されたセットアップ
用OSのカーネル及び各種ドライバを使用して、前記セ
ットアッププログラムを実行するセットアップ用OSを
前記複数のインストール先コンピュータ上に生成する。
【0021】次に、前記複数のインストール先コンピュ
ータを前記生成されたセットアップ用OSで再起動し、
前記セットアップ用OSで再起動されたインストール先
コンピュータ上で、前記配布されているセットアッププ
ログラムを実行する。
【0022】前記セットアッププログラムは、前記イン
ストールサーバに格納された新規OSのカーネル及び各
種ドライバを使用して、新規OSを前記複数のインスト
ール先コンピュータ上に生成する。
【0023】前記セットアッププログラムの実行によ
り、前記複数のインストール先コンピュータ上の旧OS
は、前記生成された新規OSに置き換えられる。
【0024】前記の新規OSの生成が完了した後に、前
記複数のインストール先コンピュータを前記生成した新
規OSで再起動する。
【0025】以上の様に、前記OS配布・更新方法によ
れば、ネットワークに接続された複数のインストール先
コンピュータをセットアップ用OSで再起動した後に前
記ネットワークに接続されたインストールサーバ上の新
規OSのカーネル及び各種ドライバを使用して新規OS
のインストールを行うので、複数のインストール先コン
ピュータ上の旧OSを上書きして新規OSのインストー
ルを行うことが可能である。
【0026】(2)前記(1)に記載されたOS配布・
更新方法において、前記複数のインストール先コンピュ
ータからインストールサーバへネットワークを介してイ
ンストールの終了を通知するものである。
【0027】前記OS配布・更新方法のインストールサ
ーバは、インストール先コンピュータ上でセットアップ
プログラムが実行されると、インストール終了待ちプロ
グラムを起動してインストール終了待ちの状態に入り、
インストール先コンピュータからインストールの終了が
報告されるのを待つ。
【0028】一方、インストール先コンピュータのセッ
トアッププログラムは、新規OSのインストールを行っ
た後、インストールサーバのインストール終了通知プロ
グラムをインストール先コンピュータ上にコピーする。
【0029】その後、インストール先コンピュータは、
インストール終了通知プログラムを実行して、インスト
ール先コンピュータからインストールサーバへインスト
ールの終了を報告する。
【0030】インストール終了待ちの状態にあったイン
ストールサーバは、前記インストール終了待ちプログラ
ムによりインストール先コンピュータからの報告を受信
し、インストール先コンピュータのインストール終了を
検出する。
【0031】前記OS配布・更新方法では、新規OSの
立ち上げが完了するまでに、インストール先コンピュー
タの再起動が2回行われる為、単にインストール先コン
ピュータの立ち上げ状態を調べるだけではインストール
の終了を検出することができない。
【0032】この為、前記OS配布・更新方法のインス
トール先コンピュータは、新規OSの立上げが行われた
後にインストール終了通知プログラムを実行して、イン
ストール先コンピュータからインストールサーバへイン
ストールの終了を報告している。
【0033】以上の様に、前記OS配布・更新方法によ
れば、新規OSのインストールが完了した後にインスト
ール先コンピュータからインストール終了の通知を行う
ので、個々のインストール先コンピュータからの通知を
受信することにより複数のインストール先コンピュータ
での新規OSのインストールの終了を検出することが可
能である。
【0034】(3)前記(1)に記載されたOS配布・
更新方法において、前記インストールサーバは前記複数
のインストール先コンピュータを監視してインストール
の終了を検出するものである。
【0035】前記OS配布・更新方法のインストールサ
ーバは、インストール処理を開始したときに、インスト
ール先コンピュータにインストール中であることを示す
インストール中フラグを生成し、インストール終了監視
プログラムにより、定期的にインストール先コンピュー
タ上のインストール中フラグの有無をチェックする。
【0036】一方、インストール先コンピュータのセッ
トアッププログラムは、新規OSの生成を行った後に前
記インストール中フラグを削除する。
【0037】インストールサーバのインストール終了監
視プログラムは、インストール先コンピュータ上のイン
ストール中フラグがなくなったのを検出したときに、イ
ンストール先コンピュータでのインストールが終了した
ものとみなす。
【0038】以上の様に、前記OS配布・更新方法によ
れば、インストール先コンピュータ上にインストール中
であることを示すインストール中フラグを設定するの
で、個々のインストール先コンピュータ上のインストー
ル中フラグを監視することにより複数のインストール先
コンピュータでの新規OSのインストールの終了を検出
することが可能である。
【0039】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のOS配布・更新
方法において、ネットワークに接続されたインストール
サーバから複数のインストール先コンピュータへOSの
配布または更新を行う一実施形態のOS配布・更新方法
を実施する実施装置について説明する。
【0040】図1は、本実施形態のOS配布・更新方法
を実施する実施装置の概略構成を示す図である。図1に
おいて、100はインストールサーバ、101はインス
トーラ、102はセットアッププログラム、103は遠
隔プログラム実行要求部、104はセットアップ用OS
生成プログラム、105はセットアップ用OSカーネ
ル、106は各種ドライバ、107はインストールOS
カーネル、200はインストール先コンピュータ、20
1はOSローダ、202はOS格納場所指定ファイル、
203はコンピュータ再起動プログラム、204は遠隔
プログラム実行受付部、205はセットアッププログラ
ム、206は立上げ時実行バッチファイル、207はイ
ンストール用システムディレクトリ、208はセットア
ップ用OS、209はシステムディレクトリ、210は
インストールOS、211はテンポラリディレクトリ、
212はインストールOSである。
【0041】図1に示す様に、本実施形態のOS配布・
更新方法を実施する実施装置は、インストールサーバ1
00と、インストーラ101と、セットアッププログラ
ム102と、遠隔プログラム実行要求部103と、セッ
トアップ用OS生成プログラム104と、セットアップ
用OSカーネル105と、各種ドライバ106と、イン
ストールOSカーネル107と、インストール先コンピ
ュータ200と、OSローダ201と、OS格納場所指
定ファイル202と、コンピュータ再起動プログラム2
03と、遠隔プログラム実行受付部204と、セットア
ッププログラム205と、立上げ時実行バッチファイル
206と、インストール用システムディレクトリ207
と、セットアップ用OS208と、システムディレクト
リ209と、インストールOS210と、テンポラリデ
ィレクトリ211と、インストールOS212とを有し
ている。
【0042】また、図1に示す様に、本実施形態のOS
配布・更新方法を実施する実施装置では、インストール
サーバ100からの指示によりインストール先コンピュ
ータ200をセットアップ用OS208で再起動し、セ
ットアッププログラム205によって、新規のOSまた
は新しいバージョンのOSであるインストールOS21
0のインストールを行っている。
【0043】本実施形態のOS配布・更新方法を実施す
る実施装置のインストールサーバ100は、OSのイン
ストールを一括して処理するインストーラ101と、イ
ンストールOS210をインストール先コンピュータ2
00上でセットアップするセットアッププログラム10
2と、リモートのコンピュータであるインストール先コ
ンピュータ200上で指定したプログラムの実行を要求
する遠隔プログラム実行要求部103と、セットアップ
プログラム102の実行時にセットアップ用OS208
を生成するセットアップ用OS生成プログラム104と
を備えている。
【0044】また、本実施形態のOS配布・更新方法を
実施する実施装置のインストールサーバ100は、セッ
トアップ用OS208のハードウェア非依存部であるセ
ットアップ用OSカーネル105と、セットアップ用O
S208とインストールOS210の両方に共通するハ
ードウェア依存部である各種ドライバ106と、インス
トールOS210のハードウェア非依存部であるインス
トールOSカーネル107とを格納している。
【0045】本実施形態のOS配布・更新方法を実施す
る実施装置のインストール先コンピュータ200は、コ
ンピュータが立上がったときに最初に起動されるプログ
ラムモジュールでありOS格納場所指定ファイル202
に記載されているOSをロードして実行させるOSロー
ダ201と、OSローダ201がロードするOSの格納
場所を指定するOS格納場所指定ファイル202と、O
Sをシャットダウンしてインストール先コンピュータ2
00を再起動するコンピュータ再起動プログラム203
と、遠隔プログラム実行要求部103からの要求によ
り、指定されたプログラムを実行する遠隔プログラム実
行受付部204とを備えている。
【0046】また、本実施形態のOS配布・更新方法を
実施する実施装置のインストール先コンピュータ200
は、OS立上げ終了後に参照され、その中に記載されて
いるプログラムモジュールを実行する立上げ時実行バッ
チファイル206と、インストール時に使用するセット
アップ用OS208を格納するインストール用システム
ディレクトリ207と、最終的にインストールOS21
0を格納するシステムディレクトリ209とを備えてい
る。
【0047】図1に示す様に、本実施形態のOS配布・
更新方法を実施する実施装置のインストール先コンピュ
ータ200では、インストールOS212を一時的に格
納するテンポラリディレクトリ211を設定しておいて
も良い。
【0048】本実施形態のOS配布・更新方法を実施す
る実施装置のインストール先コンピュータ200には、
インストールOSカーネル107と各種ドライバ106
を組合わせてインストール先コンピュータ200上にイ
ンストールOS210を構築するセットアッププログラ
ム205がインストールサーバ100からコピーされ
る。
【0049】また、本実施形態のOS配布・更新方法を
実施する実施装置のインストール先コンピュータ200
には、セットアップ用OS生成プログラム104により
生成され、インストール時に使用するセットアップ用O
S208が格納される。
【0050】本実施形態のOS配布・更新方法を実施す
る実施装置のインストールサーバ100及びインストー
ル先コンピュータ200の各モジュールは、それぞれの
コンピュータのハードディスクに格納されており、実行
時に主記憶にロードされる。
【0051】図2は、本実施形態のOS配布・更新方法
を実施する実施装置のシステム構成の一例を示す図であ
る。
【0052】図2に示す様に、本実施形態のOS配布・
更新方法を実施する実施装置のシステム構成では、イン
ストールサーバ100とインストールOS210のイン
ストールが行われる複数のインストール先コンピュータ
200とがネットワークを介して接続されており、イン
ストールサーバ100からの指示により、複数のインス
トール先コンピュータ200へインストールOS210
のインストールが行われる。
【0053】本実施形態のOS配布・更新方法を実施す
る実施装置におけるインストールサーバ100とインス
トール先コンピュータ200は、搭載されているソフト
ウェアが違うだけでハードウェア構成は同じであっても
良い。
【0054】図3は、本実施形態のOS配布・更新方法
を実施する実施装置のコンピュータのハードウェア構成
の一例を示す図である。図3において、301はCP
U、302は主記憶装置、303はシステムバス、30
4はビデオインタフェース、305はディスプレイ、3
06はキーボードインタフェース、307はキーボー
ド、308はマウスインタフェース、309はマウス、
310はハードディスクインタフェース、311はハー
ドディスク、312はネットワークインタフェースであ
る。
【0055】図3に示す様に、本実施形態のOS配布・
更新方法を実施する実施装置のコンピュータのハードウ
ェア構成は、CPU301と、主記憶装置302と、シ
ステムバス303と、ビデオインタフェース304と、
ディスプレイ305と、キーボードインタフェース30
6と、キーボード307と、マウスインタフェース30
8と、マウス309と、ハードディスクインタフェース
310と、ハードディスク311と、ネットワークイン
タフェース312とを有している。
【0056】また、図3に示す様に、本実施形態のOS
配布・更新方法を実施する実施装置のコンピュータのハ
ードウェア構成では、CPU301及び主記憶装置30
2を接続するシステムバス303に、ビデオインタフェ
ース304、キーボードインタフェース306、マウス
インタフェース308及びハードディスクインタフェー
ス310を介して、ディスプレイ305、キーボード3
07、マウス309及びハードディスク311が接続さ
れており、また、ネットワークインタフェース312を
介してLAN等のネットワークが接続されている。
【0057】本実施形態のOS配布・更新方法を実施す
る実施装置において、この様なハードウェア構成の上で
動作するソフトウェアの基本構成も、インストールサー
バ100とインストール先コンピュータ200とで同じ
であっても良い。
【0058】図4は、本実施形態のOS配布・更新方法
を実施する実施装置のソフトウェア階層の一例を示す図
である。図4において、411〜41mはアプリケーシ
ョン、420はカーネル、431〜43nはドライバで
ある。
【0059】図4に示す様に、本実施形態のOS配布・
更新方法を実施する実施装置のソフトウェア階層は、ア
プリケーション411〜41mと、カーネル420と、
ドライバ431〜43nとを有している。
【0060】また、図4に示す様に、本実施形態のOS
配布・更新方法を実施する実施装置のソフトウェア階層
では、ワードプロセッサや表計算ソフトウェア等のアプ
リケーション411〜41mは、カーネル420及びド
ライバ431〜43nを介してハードウェアにアクセス
している。
【0061】本実施形態のOS配布・更新方法を実施す
る実施装置のカーネル420は、OSのハードウェア非
依存部であり、複数のアプリケーション411〜41m
を時分割で動作させたり、複数のアプリケーション41
1〜41m間の通信機能を提供したり、複数のアプリケ
ーション411〜41mからのハードウェアへのアクセ
スを排他制御したりするモジュールである。
【0062】本実施形態のOS配布・更新方法を実施す
る実施装置のドライバ431〜43nは、OSのハード
ウェア依存部であり、ハードウェア非依存部であるカー
ネル420に対してハードウェアの違いを吸収するモジ
ュールである。
【0063】図1に示したインストーラ101、セット
アッププログラム102、遠隔プログラム実行要求部1
03、セットアップ用OS生成プログラム104、コン
ピュータ再起動プログラム203及び遠隔プログラム実
行受付部204は、図4に示したアプリケーション41
1〜41mに相当している。
【0064】図1のセットアップ用OSカーネル105
及びインストールOSカーネル107は、カーネル42
0に相当し、各種ドライバ106は、ドライバ431〜
43nに相当し、セットアップ用OS208、インスト
ールOS210及びインストールOS212は、カーネ
ル420とドライバ431〜43nが組合わせられたも
のに相当している。
【0065】また、図4のハードウェアは、図3に示し
たビデオインタフェース304、ディスプレイ305、
キーボードインタフェース306及びキーボード307
等の装置に相当している。
【0066】以下に、本実施形態のOS配布・更新方法
を実施する実施装置において、インストールサーバ10
0がインストール先コンピュータ200にインストール
OS210をインストールする手順について、図5のフ
ローチャートを用いて説明する。
【0067】図5は、本実施形態のOS配布・更新方法
を実施する実施装置の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【0068】図5に示す様に、本実施形態のOS配布・
更新方法を実施する実施装置では、インストールサーバ
100がインストール先コンピュータ200にインスト
ールOS210をインストールする際の、インストール
サーバ100での処理手順とインストール先コンピュー
タ200での処理手順を表している。
【0069】本実施形態のOS配布・更新方法を実施す
る実施装置において、インストール処理を開始する前の
最初の状態では、インストールサーバ100及びインス
トール先コンピュータ200は、通常の稼動状態にあ
り、OSの共有ディスク機能を用いてお互いのハードデ
ィスク311の内容を読み書きできるものとする。
【0070】本実施形態のOS配布・更新方法を実施す
る実施装置において、オペレータがインストールサーバ
100のインストーラ101を起動すると、インストー
ルサーバ100のインストーラ101は、以下の手順で
複数のインストール先コンピュータ200に一括してイ
ンストールOS210のインストールを行う。
【0071】まず、ステップ501の処理で、インスト
ールサーバ100のインストーラ101は、インストー
ル先コンピュータ200のハードディスク311にセッ
トアッププログラム102をコピーし、インストール先
コンピュータ200上にセットアッププログラム205
を生成する。
【0072】そして、ステップ502の処理で、インス
トールサーバ100のインストーラ101は、インスト
ール先コンピュータ200の立上げ時実行バッチファイ
ル206にセットアッププログラム205の名前を登録
する。
【0073】次に、ステップ503の処理で、インスト
ールサーバ100のインストーラ101は、遠隔プログ
ラム実行要求部103に、セットアップ用OS生成プロ
グラム104をインストール先コンピュータ200上で
実行させる様に要求する。
【0074】すると、インストール先コンピュータ20
0の遠隔プログラム実行受付部204は、インストール
サーバ100の遠隔プログラム実行要求部103からの
要求を受付け、セットアップ用OS生成プログラム10
4をインストール先コンピュータ200上で実行させ
る。
【0075】ステップ511の処理で、インストール先
コンピュータ200上で実行されたセットアップ用OS
生成プログラム104は、インストール先コンピュータ
200に接続された周辺機器構成を検出する。
【0076】尚、インストール先コンピュータ200に
接続された周辺機器構成の検出方法は後に述べる。
【0077】次に、ステップ512の処理で、インスト
ール先コンピュータ200で実行されたセットアップ用
OS生成プログラム104は、インストールサーバ10
0から、セットアップ用OSカーネル105と、各種ド
ライバ106の内のインストール先コンピュータ200
の周辺機器構成に必要な特定ドライバを取り出し、イン
ストール先コンピュータ200上のインストール用シス
テムディレクトリ207に、OSのインストールに必要
最小限のセットアップ用OS208を生成する。
【0078】ここで、OSのインストールに必要最小限
のOSとは、例えば、ハードディスク311及びネット
ワークに対応した特定ドライバとセットアップ用OSカ
ーネル105とを組み合わせた、共有ディスク機能を備
えたOSのことである。
【0079】また、インストール先コンピュータ200
は、この時点でインストールOSカーネル107と各種
ドライバ106中のインストール先コンピュータ200
に必要な特定ドライバを取り出して、テンポラリディレ
クトリ211にインストールOS212を構築しておい
ても良い。
【0080】ステップ504の処理で、インストールサ
ーバ100のインストーラ101は、インストール先コ
ンピュータ200のOS格納場所指定ファイル202中
のOS格納ディレクトリをインストール用システムディ
レクトリ207に書き直し、ステップ505の処理で、
遠隔プログラム実行要求部103にコンピュータ再起動
プログラム203を非同期に実行する様に要求する。
【0081】ここで、非同期に実行とは、起動したプロ
グラムが終了するのを待たずに起動元プログラムに制御
を返すことを指す。
【0082】そして、ステップ506の処理で、インス
トールサーバ100のインストーラ101は、インスト
ール先コンピュータ200がインストール処理を終了す
るのを待つ。
【0083】尚、インストールサーバ100のインスト
ーラ101が、インストール先コンピュータ200のイ
ンストール処理の終了を検出する方法は後に示す。
【0084】ステップ505の処理で遠隔プログラム実
行要求部103により実行が要求されたコンピュータ再
起動プログラム203は、ステップ521の処理で、イ
ンストール先コンピュータ200の再起動を行う。
【0085】その後、ステップ531の処理で、インス
トール先コンピュータ200は、コンピュータ再起動プ
ログラム203の実行により再起動され、ステップ53
2の処理でOSローダ201が実行される。
【0086】ステップ533の処理で、インストール先
コンピュータ200のOSローダ201は、OS格納場
所指定ファイル202に記載されているインストール用
システムディレクトリ207上のセットアップ用OS2
08を起動する。
【0087】ステップ534の処理で、インストール先
コンピュータ200のセットアップ用OS208は、立
上がり後立上げ時実行バッチファイル206に記載され
ているセットアッププログラム205を起動する。
【0088】ステップ541の処理で、インストール先
コンピュータ200のセットアッププログラム205
は、インストール先コンピュータ200に接続された周
辺機器構成を検出し、ステップ542の処理で、インス
トールサーバ100上の各種ドライバ106中の前記検
出した周辺機器構成に対応する特定ドライバと、インス
トールOSカーネル107とを共有ディスク機能を用い
て組み合わせ、インストール先コンピュータ200のシ
ステムディレクトリ209上にインストールOS210
をインストールする。
【0089】また、ステップ512の処理でOSのイン
ストールに必要最小限のセットアップ用OS208を生
成したときに、インストールOSカーネル107と各種
ドライバ106中の特定ドライバを取り出して、インス
トール先コンピュータ200のテンポラリディレクトリ
211にインストールOS212を構築しておいた場合
には、ステップ542の処理で、インストール先コンピ
ュータ200のテンポラリディレクトリ211からシス
テムディレクトリ209上にOSをインストールする。
【0090】次に、ステップ543の処理で、インスト
ール先コンピュータ200のセットアッププログラム2
05は、OS格納場所指定ファイル202中のOS格納
ディレクトリをシステムディレクトリ209に戻す。
【0091】ステップ544の処理で、インストール先
コンピュータ200のセットアッププログラム205
は、立上げ時実行バッチファイル206の中からセット
アッププログラム205の名前を削除し、ステップ54
5の処理でコンピュータ再起動プログラム203を起動
して、ステップ551の処理でインストール先コンピュ
ータ200の再立上げを行う。
【0092】その後、ステップ535の処理で、インス
トール先コンピュータ200は、コンピュータ再起動プ
ログラム203の実行により再起動され、ステップ53
6の処理でOSローダ201が実行される。
【0093】ステップ537の処理で、インストール先
コンピュータ200のOSローダ201は、OS格納場
所指定ファイル202に記載されているシステムディレ
クトリ209上のインストールOS210を起動し、イ
ンストール先コンピュータ200は、ステップ538の
処理でインストール終了通知を行う。
【0094】ステップ506の処理で、インストールサ
ーバ100のインストーラ101は、インストール先コ
ンピュータ200のOSのインストールが完了したのを
検出すると、ステップ507の処理で、インストール先
コンピュータ200上のインストール用システムディレ
クトリ207上のセットアップ用OS208と、必要な
らばテンポラリディレクトリ211上のインストールO
S212を削除し、インストールOS210のインスト
ールを完了する。
【0095】前記の様に、本実施形態のOS配布・更新
方法を実施する実施装置では、インストールサーバ10
0からの要求により生成されたセットアップ用OS20
8をインストール先コンピュータ200で起動し、イン
ストール先コンピュータ200のシステムディレクトリ
209にインストールOS210のインストールを行う
ので、インストールサーバ100から複数のインストー
ル先コンピュータ200のOSのバージョンアップを行
うことが可能である。
【0096】前記の様に、本実施形態のOS配布・更新
方法を実施する実施装置では、インストール処理時に生
成したセットアップ用OS208やテンポラリディレク
トリ211上のインストールOS212を削除するの
で、通常運用時に無駄なディスクスペースを取ることな
くOSのバージョンアップを行うことが可能である。
【0097】次に、本実施形態のOS配布・更新方法を
実施する実施装置のインストールサーバ100上のイン
ストーラ101が、インストール先コンピュータ200
でのインストール処理の終了を検出する方法について説
明する。
【0098】前記の様に、本実施形態のOS配布・更新
方法を実施する実施装置のOSのインストールでは、イ
ンストール先コンピュータ200を2回再起動する必要
がある為、インストールサーバ100でインストール先
コンピュータ200におけるOSのインストールの終了
を検出するには特別な手段を用いる必要がある。
【0099】本実施形態のOS配布・更新方法を実施す
る実施装置において、インストールサーバ100が、イ
ンストール先コンピュータ200でのOSのインストー
ルの終了を検出する方法には2つの方法がある。
【0100】その1つはインストール先コンピュータ2
00がインストールサーバ100にインストールの終了
を非同期に報告する方法であり、もう1つはインストー
ルサーバ100がインストール先コンピュータ200を
ポーリングしてインストールの終了を検出する方法であ
る。
【0101】図6は、本実施形態のOS配布・更新方法
においてインストール先コンピュータ200がインスト
ールの終了を非同期に報告する処理の概要を示す図であ
る。図6において、108はインストール終了待ちプロ
グラム、109及び213はインストール終了通知プロ
グラムである。
【0102】図6に示す様に、本実施形態のOS配布・
更新方法を実施する実施装置のインストール先コンピュ
ータ200がインストールの終了を非同期に報告する処
理では、インストールサーバ100からコピーされたイ
ンストール終了通知プログラム213により、インスト
ール先コンピュータ200からインストールサーバ10
0のインストール終了待ちプログラム108にインスト
ールの終了を通知する処理を表している。
【0103】本実施形態のOS配布・更新方法を実施す
る実施装置のインストールサーバ100のインストール
終了待ちプログラム108は、インストール先コンピュ
ータ200からインストールの終了が通知されるまで待
つプログラムであり、インストール終了通知プログラム
109及び213は、インストール先コンピュータ20
0からインストールサーバ100へインストールの終了
を通知するプログラムである。
【0104】本実施形態のOS配布・更新方法を実施す
る実施装置のインストールサーバ100は、図5に示し
たステップ506の処理でインストール終了待ちの状態
に入ると、インストールサーバ100のインストーラ1
01がインストール終了待ちプログラム108を起動し
て、インストール先コンピュータ200のOSのインス
トールの終了が報告されるのを待つ。
【0105】一方、インストール先コンピュータ200
のセットアッププログラム205は、ステップ542の
処理でインストールOS210のインストールを行った
後、ステップ545の処理でコンピュータ再起動プログ
ラム203を実行してインストール先コンピュータ20
0を再起動する前に、インストールサーバ100のイン
ストール終了通知プログラム109をインストール先コ
ンピュータ200にコピーしてインストール終了通知プ
ログラム213を生成し、立上げ時実行バッチファイル
206にインストール終了通知プログラム213の名前
を登録する。
【0106】その後、ステップ535の処理でインスト
ール先コンピュータ200が再起動すると、ステップ5
37の処理でインストールOS210の立上げが行われ
た後、ステップ538の処理で、立上げ時実行バッチフ
ァイル206に記載されているインストール終了通知プ
ログラム213が起動され、インストール終了通知プロ
グラム213によりインストール先コンピュータ200
からインストールサーバ100へインストールの終了が
報告される。
【0107】すると、ステップ506の処理で、インス
トールサーバ100のインストール終了待ちプログラム
108がインストール先コンピュータ200のOSのイ
ンストール終了を検出し、インストールサーバ100の
インストーラ101に制御を戻す。
【0108】インストールサーバ100のインストーラ
101は、インストール終了待ちプログラム108から
制御が戻ると、ステップ507の処理で、インストール
先コンピュータ200の立上げ時実行バッチファイル2
06からインストール終了通知プログラム213の名前
を削除し、インストール終了通知プログラム213を削
除し、その他前述の後始末処理をして、OSのバージョ
ンアップを終了する。
【0109】図7は、本実施形態のOS配布・更新方法
においてインストールサーバ100がポーリングしてイ
ンストールの終了を検出する処理の概要を示す図であ
る。図7において、110はインストール終了監視プロ
グラム、214はインストール中フラグファイルであ
る。
【0110】図7に示す様に、本実施形態のOS配布・
更新方法を実施する実施装置のインストールサーバ10
0がポーリングしてインストールの終了を検出する処理
では、インストールサーバ100のインストール終了監
視プログラム110により、インストール先コンピュー
タ200のインストール中フラグファイル214を調べ
てインストールの終了を検出する処理を表している。
【0111】本実施形態のOS配布・更新方法を実施す
る実施装置のインストールサーバ100のインストール
終了監視プログラム110は、インストール先コンピュ
ータ200が現在インストール中であることを示すイン
ストール中フラグファイル214が存在しているかどう
かを定期的に調べ、インストール先コンピュータ200
のOSのインストールが終了するのを監視するプログラ
ムである。
【0112】本実施形態のOS配布・更新方法を実施す
る実施装置のインストールサーバ100のインストーラ
101は、ステップ501の処理でインストール処理を
開始したときに、インストール先コンピュータ200の
インストール用システムディレクトリ207にインスト
ール中フラグファイル214を生成し、インストール終
了監視プログラム110により、定期的にインストール
先コンピュータ200のインストール中フラグファイル
214がなくなるのをチェックする。
【0113】一方、インストール先コンピュータ200
のセットアッププログラム205は、ステップ542の
処理でインストールOS210のインストールを行った
後、インストール中フラグファイル214のあるディス
クの共有を解除し、インストール中フラグファイル21
4を削除する。
【0114】インストールサーバ100のインストール
終了監視プログラム110は、インストール先コンピュ
ータ200のインストール中フラグファイル214がな
くなったのを検出したときにインストール先コンピュー
タ200でのインストールが終了したものとみなす。
【0115】ただし、インストール先コンピュータ20
0のパワーオフまたは接続失敗は、インストールの終了
とはみなさないものとする。
【0116】前記の様に、本実施形態のOS配布・更新
方法を実施する実施装置において、前記2つの方法の内
の何れかを用いることにより、インストールサーバ10
0がインストール先コンピュータ200でのOSのイン
ストールが終了したことを検出することが可能である。
【0117】次に、本実施形態のOS配布・更新方法を
実施する実施装置において、インストール先コンピュー
タ200に接続された周辺機器を検出する方法の一例に
ついて説明する。
【0118】図8は、本実施形態のOS配布・更新方法
を実施する実施装置の周辺機器のインタフェースの概要
を示す図である。図8において、800はI/Oアドレ
ス空間、801〜804はアドレス空間、810は周辺
装置、811はインデックスレジスタ、812〜814
はデータレジスタ、820は周辺装置、821はインデ
ックスレジスタ、822〜824はデータレジスタであ
る。
【0119】図8に示す様に、本実施形態のOS配布・
更新方法を実施する実施装置の周辺機器のインタフェー
スは、I/Oアドレス空間800と、アドレス空間80
1〜804と、周辺装置810と、インデックスレジス
タ811と、データレジスタ812〜814と、周辺装
置820と、インデックスレジスタ821と、データレ
ジスタ822〜824とを有している。
【0120】また、図8に示す様に、本実施形態のOS
配布・更新方法を実施する実施装置の周辺機器のインタ
フェースでは、インストール先コンピュータ200に接
続された周辺機器ハードウェアの各レジスタのI/Oア
ドレス空間800へのマッピングを表している。
【0121】本実施形態のOS配布・更新方法を実施す
る実施装置のインストール先コンピュータ200では、
周辺装置810のインデックスレジスタ811をI/O
アドレス空間800のアドレス空間801にマッピング
すると共に、インデックスレジスタ811が指すデータ
レジスタ812〜814の内容をアドレス空間802に
マッピングしている。
【0122】同様にして、本実施形態のOS配布・更新
方法を実施する実施装置のインストール先コンピュータ
200では、周辺装置820のインデックスレジスタ8
21をI/Oアドレス空間800のアドレス空間803
にマッピングすると共に、インデックスレジスタ821
が指すデータレジスタ822〜824の内容をアドレス
空間804にマッピングしている。
【0123】また、本実施形態のOS配布・更新方法を
実施する実施装置のインストール先コンピュータ200
に接続された周辺装置810のデータレジスタ812〜
814や周辺装置820のデータレジスタ822〜82
4には、ソフトウェアが周辺装置810にアクセスした
ときに読み書きされる情報が格納されている。
【0124】従って、本実施形態のOS配布・更新方法
を実施する実施装置では、I/Oアドレス空間800の
アドレス空間801またはアドレス空間803のインデ
ックスの値を、アクセスしようとする当該データレジス
タを指す値に変更した後、アドレス空間802またはア
ドレス空間804の内容にアクセスすることにより、当
該データレジスタにアクセスして周辺装置810または
周辺装置820を制御することが可能である。
【0125】図8に示す様に、本実施形態のOS配布・
更新方法を実施する実施装置のインストール先コンピュ
ータ200において、データレジスタ812に周辺装置
810のメーカID及び製品IDが格納され、データレ
ジスタ822に周辺装置820のメーカID及び製品I
Dが格納されている場合には、インストール先コンピュ
ータ200で実行されたセットアップ用OS生成プログ
ラム104またはセットアッププログラム205は、ス
テップ511の処理またはステップ541の処理で、以
下の様にしてインストール先コンピュータ200に接続
された周辺機器の検出を行う。
【0126】すなわち、本実施形態のOS配布・更新方
法を実施する実施装置において、インストール先コンピ
ュータ200で実行されたセットアップ用OS生成プロ
グラム104またはセットアッププログラム205は、
まず、I/Oアドレス空間800のアドレス空間801
のインデックスの値を「1」に変更し、読み書きしたい
データレジスタ812を指すレジスタの番号「1」をイ
ンデックスレジスタ811に書き込む。
【0127】すると、周辺装置810のデータレジスタ
812の内容がアドレス空間802にマッピングされ、
セットアップ用OS生成プログラム104またはセット
アッププログラム205は、アドレス空間802の内容
を読み出すことにより、周辺装置810のメーカID及
び製品IDを取得することができる。
【0128】同様にして、インストール先コンピュータ
200で実行されたセットアップ用OS生成プログラム
104またはセットアッププログラム205は、I/O
アドレス空間800のアドレス空間803のインデック
スの値を「1」に変更し、読み書きしたいデータレジス
タ822を指すレジスタの番号「1」をインデックスレ
ジスタ821に書き込む。
【0129】周辺装置820のデータレジスタ822の
内容がアドレス空間804にマッピングされ、セットア
ップ用OS生成プログラム104またはセットアッププ
ログラム205は、アドレス空間804の内容を読み出
すことにより、周辺装置820のメーカID及び製品I
Dを取得することができる。
【0130】前記の様にして、I/Oアドレス空間80
0にマッピングされたインデックスの値を順次設定し、
インストール先コンピュータ200に接続された全ての
周辺機器のメーカID及び製品IDを読み出すことによ
り、インストール先コンピュータ200の周辺機器構成
が検出される。
【0131】以上説明した様に、本実施形態のOS配布
・更新方法を実施する実施装置によれば、ネットワーク
に接続された複数のインストール先コンピュータをセッ
トアップ用OSで再起動した後に前記ネットワークに接
続されたインストールサーバ上の新規OSのカーネル及
び各種ドライバを使用して新規OSのインストールを行
うので、複数のインストール先コンピュータ上の旧OS
を上書きして新規OSのインストールを行うことが可能
である。
【0132】また、本実施形態のOS配布・更新方法を
実施する実施装置によれば、新規OSのインストールが
完了した後にインストール先コンピュータからインスト
ール終了の通知を行うので、個々のインストール先コン
ピュータからの通知を受信することにより複数のインス
トール先コンピュータでの新規OSのインストールの終
了を検出することが可能である。
【0133】また、本実施形態のOS配布・更新方法を
実施する実施装置によれば、インストール先コンピュー
タ上にインストール中であることを示すインストール中
フラグを設定するので、個々のインストール先コンピュ
ータ上のインストール中フラグを監視することにより複
数のインストール先コンピュータでの新規OSのインス
トールの終了を検出することが可能である。
【0134】以上、本発明を前記実施形態に基づき具体
的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々
変更可能であることは勿論である。
【0135】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0136】(1)ネットワークに接続された複数のイ
ンストール先コンピュータをセットアップ用OSで再起
動した後に前記ネットワークに接続されたインストール
サーバ上の新規OSのカーネル及び各種ドライバを使用
して新規OSのインストールを行うので、複数のインス
トール先コンピュータ上の旧OSを上書きして新規OS
のインストールを行うことが可能である。
【0137】(2)新規OSのインストールが完了した
後にインストール先コンピュータからインストール終了
の通知を行うので、個々のインストール先コンピュータ
からの通知を受信することにより複数のインストール先
コンピュータでの新規OSのインストールの終了を検出
することが可能である。
【0138】(3)インストール先コンピュータ上にイ
ンストール中であることを示すインストール中フラグを
設定するので、個々のインストール先コンピュータ上の
インストール中フラグを監視することにより複数のイン
ストール先コンピュータでの新規OSのインストールの
終了を検出することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のOS配布・更新方法を実施する実
施装置の概略構成を示す図である。
【図2】本実施形態のOS配布・更新方法を実施する実
施装置のシステム構成の一例を示す図である。
【図3】本実施形態のOS配布・更新方法を実施する実
施装置のコンピュータのハードウェア構成の一例を示す
図である。
【図4】本実施形態のOS配布・更新方法を実施する実
施装置のソフトウェア階層の一例を示す図である。
【図5】本実施形態のOS配布・更新方法を実施する実
施装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】本実施形態のOS配布・更新方法においてイン
ストール先コンピュータ200がインストールの終了を
非同期に報告する処理の概要を示す図である。
【図7】本実施形態のOS配布・更新方法においてイン
ストールサーバ100がポーリングしてインストールの
終了を検出する処理の概要を示す図である。
【図8】本実施形態のOS配布・更新方法を実施する実
施装置の周辺機器のインタフェースの概要を示す図であ
る。
【符号の説明】
100…インストールサーバ、101…インストーラ、
102…セットアッププログラム、103…遠隔プログ
ラム実行要求部、104…セットアップ用OS生成プロ
グラム、105…セットアップ用OSカーネル、106
…各種ドライバ、107…インストールOSカーネル、
200…インストール先コンピュータ、201…OSロ
ーダ、202…OS格納場所指定ファイル、203…コ
ンピュータ再起動プログラム、204…遠隔プログラム
実行受付部、205…セットアッププログラム、206
…立上げ時実行バッチファイル、207…インストール
用システムディレクトリ、208…セットアップ用O
S、209…システムディレクトリ、210…インスト
ールOS、211…テンポラリディレクトリ、212…
インストールOS、301…CPU、302…主記憶装
置、303…システムバス、304…ビデオインタフェ
ース、305…ディスプレイ、306…キーボードイン
タフェース、307…キーボード、308…マウスイン
タフェース、309…マウス、310…ハードディスク
インタフェース、311…ハードディスク、312…ネ
ットワークインタフェース、411〜41m…アプリケ
ーション、420…カーネル、431〜43n…ドライ
バ、108…インストール終了待ちプログラム、109
及び213…インストール終了通知プログラム、110
…インストール終了監視プログラム、214…インスト
ール中フラグファイル、800…I/Oアドレス空間、
801〜804…アドレス空間、810…周辺装置、8
11…インデックスレジスタ、812〜814…データ
レジスタ、820…周辺装置、821…インデックスレ
ジスタ、822〜824…データレジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島川 卓也 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報・通信開発本部内 (72)発明者 鈴木 隆行 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続されたインストール
    サーバから複数のインストール先コンピュータへOSの
    配布または更新を行うOS配布・更新方法において、 新規OSのインストールを行うセットアッププログラム
    をインストールサーバからネットワークに接続された複
    数のインストール先コンピュータにコピーし、前記イン
    ストールサーバからの要求により前記複数のインストー
    ル先コンピュータ上で前記セットアッププログラムを実
    行するセットアップ用OSを生成し、前記複数のインス
    トール先コンピュータを前記生成されたセットアップ用
    OSで再起動して前記コピーしたセットアッププログラ
    ムを実行し、前記セットアッププログラムにより前記イ
    ンストールサーバに格納された新規OSのカーネル及び
    各種ドライバから新規OSを前記複数のインストール先
    コンピュータ上に生成し、前記複数のインストール先コ
    ンピュータを前記生成された新規OSで再起動すること
    を特徴とするOS配布・更新方法。
  2. 【請求項2】 前記複数のインストール先コンピュータ
    は新規OSを生成した後にインストール先コンピュータ
    からインストールサーバへインストールの終了を通知
    し、前記インストールサーバは前記インストール先コン
    ピュータからの通知を受信してインストールの終了を検
    出することを特徴とする請求項1に記載されたOS配布
    ・更新方法。
  3. 【請求項3】 前記インストールサーバはOSのインス
    トールを開始する前にインストール中であることを示す
    インストール中フラグを前記複数のインストール先コン
    ピュータ上に生成し、前記複数のインストール先コンピ
    ュータは新規OSを生成した後に前記インストール中フ
    ラグを削除し、前記インストールサーバは前記複数のイ
    ンストール先コンピュータ上のインストール中フラグを
    監視して前記インストール中フラグが削除されたときに
    インストールの終了を検出することを特徴とする請求項
    1に記載されたOS配布・更新方法。
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