JP2011141445A - プロジェクタ装置 - Google Patents

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JP2011141445A JP2010002251A JP2010002251A JP2011141445A JP 2011141445 A JP2011141445 A JP 2011141445A JP 2010002251 A JP2010002251 A JP 2010002251A JP 2010002251 A JP2010002251 A JP 2010002251A JP 2011141445 A JP2011141445 A JP 2011141445A
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知美 足永
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Abstract

【課題】従来のプロジェクタ装置では、吸気口又は排気口の前面側の空間を広くするために装置全体として広いスペースを確保した状態のものが必要となり、装置全体が大型化される。
【解決手段】光源からの光により画像形成素子を照明して画像を被投射面に投射するプロジェクタ装置に関する。プロジェクタ装置1には、装置筐体2と、ダクト筐体3と、一面側シロッコファン13,14と、他面側シロッコファン15とを設ける。装置筐体2は、空気を取り入れる吸気窓6を有する。ダクト筐体3は、内部を2つに仕切ることにより一面側に第1の吸気路24と排気路25を形成し、他面側に第2の吸気路26を形成する。一面側シロッコファン13,14は、第1の吸気路24に吸気口34を臨ませ、排気路25に排気口35を臨ませた状態でダクト筐体3に固定される。また、他面側シロッコファン15は、第2の吸気路26に吸気口34を臨ませ、排気路25に排気口35を臨ませた状態でダクト筐体に固定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶パネルやブラウン管等で作られた小型の表示装置の画像を、光学的に拡大して被投射面(スクリーン)に投射することで大画面を表示するプロジェクタ装置に関する。特に、装置内部に大量の空気を流通させるために複数のシロッコファンを使用する場合において、装置全体が大型化されるのを抑制し、装置全体の小型化を図ることができるプロジェクタ装置に関する。
従来のプロジェクタ装置の第1の例としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、内部を冷却するための吸気口及び排気口を備えたプロジェクタに関するものが記載されている。この特許文献1に記載されたプロジェクタは、使用するときに内部を冷却する冷却風の吸気口又は排気口の前面側を覆うケースの少なくとも一部が、前面側に移動して吸気口又は排気口とケースとの間に形成される空間を拡大する、ことを特徴としている。
この特許文献1に記載されたプロジェクタでは、本体に対して可動ケースを移動可能に支持すると共に、可動ケースに経路分離板を回動可能に支持している。プロジェクタの使用時には、可動ケースを本体から離して吸気口又は排気口の前面側の空間を広くする一方、不使用時には、可動ケースを本体に近づけて吸気口又は排気口の前面側の空間を狭くする構成となっている。これにより、使用時における吸気口又は排気口の前面側の空間を十分に大きく確保し、大量の空気を吸気又は排気できるようにして、吸気又は排気の効率を高め、冷却性能の改善を図っている。
また、従来のプロジェクタ装置の第2の例としては、例えば、特許文献2に記載されているようなものもある。特許文献2には、ライトバルブ手段の冷却に好適な冷却装置を備えた光学装置に関するものが記載されている。この光学装置は、光をライトバルブ手段に照射し、そのライトバルブ手段から出射された光を投射する光学装置に関する。光学装置は、筐体と、その筐体側面に設けられた吸入口と、その吸入口から取り入れ、送風するための送風手段と、その送風手段とライトバルブ手段との間に設けられ、複数の流路からなる送風路とから構成されている。そして、送風手段による送風によってライトバルブ手段を冷却する、ことを特徴としている。
この特許文献2に記載された光学装置では、吸入口及び排気口は筐体の側面に設けられており、その吸入口に吸入側の面を対向させて吸入ファンを配置し、また、排気口に排気側の面を対向させて排気ファンを配置している。そして、送風路は、送風手段の近傍からライトバルブ手段の近傍までの間に設置された案内部材により分割された複数の流路から構成されている。
特開2009−115967号公報 特開2007−58242号公報
しかしながら、特許文献1に記載された第1の従来例の場合には、プロジェクタの使用時には、可動ケースを本体から離して吸気口又は排気口の前面側の空間を広くするため、装置全体として広いスペースを確保したものが必要になる。そのため、携帯時には一時的に小型化を図ることができるが、大きさを変更できない装置の場合には、空間を広くした状態で装置を構成する必要があり、装置全体が大型化されるという問題があった。
また、特許文献2に記載された第2の従来例の場合には、吸入口に吸入側の面を対向させて吸入ファンを配置し、排気口に排気側の面を対向させて排気ファンを配置する構成となっていた。そのため、装置の高さ(厚さ)として少なくとも吸入ファン又は排気ファンの吸入側又は排気側の面の大きさが必要となり、その風量を増加させようとすると、装置の高さが更に高くなり、装置全体が大型化されるという問題があった。更に、使用するファンの数が多い場合には、流路の数が多くなるためダクト筐体が大きくなり、装置全体が更に大型化されるという問題があった。
解決しようとする問題点は、従来のプロジェクタ装置では、吸気口又は排気口の前面側の空間を広くするために装置全体として広いスペースを確保した状態のものが必要となり、装置全体が大型化されることである。また、使用するシロッコファンの数が多くなると、流路の数が多くなるためダクト筐体が大きくなり、装置全体が更に大型化されるという点である。
本発明のプロジェクタ装置は、光源からの光により画像形成素子を照明して画像を被投射面に投射するプロジェクタ装置に関する。プロジェクタ装置には、装置筐体と、ダクト筐体と、一又は二以上の一面側シロッコファンと、一又は二以上の他面側シロッコファンとを設ける。装置筐体は、光源及び画像形成素子が収納されると共に、空気を取り入れる吸気窓を有する。ダクト筐体は、装置筐体内に収納されると共に、内部を2つに仕切ることにより一面側に第1の吸気路と排気路を形成し、且つ、他面側に第2の吸気路を形成する。一又は二以上の一面側シロッコファンは、第1の吸気路に吸気口を臨ませると共に、排気路に排気口を臨ませた状態でダクト筐体に固定される。また、一又は二以上の他面側シロッコファンは、第2の吸気路に吸気口を臨ませると共に、排気路に排気口を臨ませた状態でダクト筐体に固定される。
本発明のプロジェクタ装置によれば、複数のシロッコファンを使用して、装置全体が小型でありながら風量の大きな冷却システムを実現することができる。即ち、ダクト筐体の内部を2つに仕切って空気の流路を2つ設け、2つの吸気路及び排気路に関連して複数のシロッコファンの配置を工夫することにより、ダクト筐体を小型化させて、装置全体の小型化を図ることができる。
本発明のプロジェクタ装置の実施の形態の概略構成を示す説明図である。 本発明のプロジェクタ装置に係るダクト筐体の実施の形態の例を示す組立斜視図である。 本発明のプロジェクタ装置に係るダクト筐体の実施の形態の例を示す分解斜視図である。 本発明のプロジェクタ装置に係るダクト筐体を構成する第1のダクト部材の平面図である。 図2に示す組立状態のダクト筐体を縦方向に断面した説明図である。 本発明のプロジェクタ装置の実施の形態の例を示す説明図である。
吸気窓を有する装置筐体と、一面側に第1の吸気路と排気路を形成し且つ他面側に第2の吸気路を形成するダクト筐体と、一又は二以上の一面側シロッコファンと、一又は二以上の他面側シロッコファンと、を設ける。一面側シロッコファンの吸気口を第1の吸気路に臨ませると共に排気口を排気路に臨ませ、他面側シロッコファンの吸気口を第2の吸気路に臨ませると共に排気口を排気路に臨ませることにより、装置全体の小型化を、比較的簡単な構成によって実現した。
図6は、本発明のプロジェクタ装置(画像投射装置)の実施の形態の一例を示すものである。このプロジェクタ装置1は、外装ケースを構成する装置筐体2と、この装置筐体2内に収納されるダクト筐体3等を備えている。
装置筐体2は、上下に重ね合わされる上部筐体4と下部筐体5とからなり、両筐体4,5が上下に重ね合わされた状態で、図示しない固定ねじによって締付固定されている。上部筐体4及び下部筐体5の一方の側面には、外部の空気を装置筐体2内に取り入れるための吸気窓6が設けられている。装置筐体2の内部には、ダクト筐体3及び投射レンズユニット7の他に、図示しない光源ユニット、光学ユニット、電源ユニット等が収納されている。上部筐体4の正面部には貫通穴8が設けられており、その貫通穴8を貫通する投射レンズユニット7の先端部が、装置筐体2の正面から前方へ突出されている。
投射レンズユニット7は、図示しない光源ユニットの光源からの光(画像)を、図示しないスクリーン(被投射面)に拡大して投射する。光源ユニットは、例えば、高圧水銀放電ランプ、ハロゲンランプ等の光源ランプを備えている。光学ユニットは、例えば、光源ランプからの光束を平行光束に変換する偏光変換素子と、平行光束を赤、緑、青の各色光束R、G、Bに分解して変調する画像形成素子としての3枚の液晶パネルと、変調された色光束を合成するプリズム合成体等を備えている。電源ユニットは、光源ユニットや光学ユニット等に電力を供給し、光源ランプを点灯制御すると共に、液晶パネルを駆動制御し、その他の装置・機器にも電力を供給し動作させて制御する。
ダクト筐体3は、図1〜図5に示すような構成を有している。即ち、ダクト筐体3は、第1のダクト部材11と、これに重ね合わされる第2のダクト部材12とによって構成されている。第1のダクト部材11と第2のダクト部材12は、互いに重ね合わされた状態で、図示しない複数本の固定ねじにより締め付け固定され、組立、分解可能とされている。第1のダクト部材11は、ベースとなる部材の機能を果たしており、この第1のダクト部材11に3個のシロッコファン13〜15が固定されている。第2のダクト部材12は、第1のダクト部材11の一面側を覆う蓋体のような機能を果たしており、この第2のダクト部材12にダクト側吸気口16とダクト側排気口17とが設けられている。
図3〜図5に示すように、第1のダクト部材11は、平面方向に段差をもって展開されたベース面部21と、このベース面部21の外縁を囲うように連続して形成された側面部22と、ベース面部21を複数の領域に仕切る仕切り壁部23等を有している。側面部22はベース面部21の両側に突出されており、ベース面部21の一方の面が一面側とされ、他方の面が他面側とされている。ベース面部21の第3の領域21cと反対側には、一面側と他面側を連通する連通口18が設けられている。この第1のダクト部材11の一面側に第2のダクト部材12が重ね合わされ、両ダクト部材11,12間に形成された空間部に第1の吸気路24と排気路25が形成されている。
第1の吸気路24及び排気路25の高さFは、ファンの性能を最大限に活かせる最小高さ、即ち、シロッコファンの高さH(吸気口と直交する方向)より少し高い程度に設定している(図1、図5を参照)。これに対して、第1のダクト部材11の他面側は、装置筐体2の下部筐体5によって覆われ、この第1のダクト部材11の他面側と下部筐体5との間に形成された空間部によって第2の吸気路26が形成されている。第2の吸気路26の高さRは、シロッコファンの吸気に必要な空気量を充分に確保できる高さに設定されている。これにより、使用するシロッコファンの吸気に必要な吸気量を確保しつつ、ダクト筐体3の小型化を図ることができる。
第1のダクト部材11のベース面部21は、第1のシロッコファン13が配置される第1の領域21aと、第2のシロッコファン14が配置される第2の領域21bと、第3のシロッコファン15が配置される第3の領域21cとが設けられている。3つの領域21a〜21cは、それらの中心を結ぶ形状が三角形をなすように配置されており、第1の領域21aと第2の領域21bに第1の吸気路24が設定されている。そして、これら3つの領域21a〜21cの内側に、装置筐体2内の1箇所に排気を集中させる目的で3つの排気路25A,25B,25Cが設定されている。この3つの排気路25A〜25Cは、第1のダクト部材11の一面側に設けた仕切り壁部23によって形成されており、同じく3つの開口部からなるダクト側排気口17A,17B,17Cに連通されている。
仕切り壁部23は、第1のシロッコファン13の排気路25Aを形成する第1区画部23aと、第2のシロッコファン14の排気路25Bを形成する第2区画部23bと、第3のシロッコファン15の排気路25Cを形成する第3区画部23cとを有している。これら第1〜第3区画部23a〜23cのそれぞれの基端部は、第1〜第3の領域21a〜21cにそれぞれ個別に設定されている。第1〜第3区画部23a〜23cの各基端部には、第1〜第3のシロッコファン13〜15の排気口側を位置決めするための位置決め部27がそれぞれ設けられている。
これに対し、第1〜第3区画部23a〜23cのそれぞれの先端部は、3つの領域21a〜21cの内側に設定された特定の1箇所に集めるように形成されており、その特定箇所の近傍に、各流路を閉じるように設定されている。3つの排気路25を1箇所に集めているが、それらを連通させない理由は、それらを連通させると、3個のシロッコファン13〜15の排気が互いに打消し合うように作用することになり、ファンとしての機能を果たさなくなるからである。従って、3個のシロッコファン13〜15から吐出された空気は、第1〜第3区画部23a〜23cのそれぞれの先端部から第1〜第3の排気口17A〜17Cに連通されて個別に排気される。
図1及び図3に示すように、第1のダクト部材11のベース面部21の第3の領域21cには、一面側と他面側とを連通する連通穴28が設けられている。この連通穴28により、一面側と他面側の第2の通気路26とが連通されている。なお、ベース面部21の第1の領域21aと第2の領域21bには貫通穴29がそれぞれ設けられている。これらの貫通穴29は、第1及び第2のシロッコファン13,14の背面側に突出した部分との接触を避けるために設けたものである。
3個のシロッコファン13〜15は、同一の形状及び大きさを有する同一のものを用いている。図1及び図3に示すように、第1〜第3のシロッコファン13〜15は、ファンケース31と、このファンケース31内に収納されている電動モータ32と、この電動モータ32の回転部に設けられている羽根車33とを有している。ファンケース31は、所定の間隔をあけて互いに平行に設けられた正面部31a及び背面部31bと、これら正面部31a及び背面部31bの周囲を囲うように設けられた周面部31cとを有している。正面部31aの中央には、直径の大きな円形の吸気口34が設けられている。そして、周面部31cの1箇所で、正面部31aと直交する部分に排気口35が設けられている。
ファンケース31の背面部31bの内側に電動モータ32の固定部が固定され、その電動モータ32の回転部に羽根車33が設けられている。羽根車33は、その正面側が正面部31aに設けた吸気口34に対向され、その側面部が周面部31cに設けた排気口35に対向されている。電動モータ32を駆動すると、ファンケース31の正面部31aと背面部31bの間に介在された羽根車33が回転駆動され、これによりファンケース31の内部に負圧が発生する。このファンケース31内に発生する負圧によって外部の空気が吸気口34から吸い込まれ、羽根車33の回転により90度方向変換されて加圧された状態で、吸気方向と垂直をなす接線方向に移動して排気口35から加圧された空気が吐出される。
第1のシロッコファン13は、背面部31bをベース面部21に接触させた状態で、第1の領域21aの所定位置に、図示しないダンパーを介して取り付けられている。このとき、排気口35を第1区画部23aの位置決め部27に係合させ、第1のシロッコファン13の位置決めを行う。これにより、第1のシロッコファン13が、第1の吸気路24に吸気口34を臨ませると共に、その排気口35を第1の排気路25Aに臨ませた状態で、第1のダクト部材11に固定される。
第2のシロッコファン14は、同じく背面部31bをベース面部21に接触させた状態で、第2の領域21bの所定位置に、図示しないダンパーを介して取り付けられている。このとき、排気口35を第2区画部23bの位置決め部27に係合させ、第2のシロッコファン14の位置決めを行う。これにより、第2のシロッコファン14が、第1の吸気路24に吸気口34を臨ませると共に、その排気口35を第2の排気路25Bに臨ませた状態で、第1のダクト部材11に固定される。これら第1のシロッコファン13と第2のシロッコファン14とが一面側シロッコファンを構成している。
第3のシロッコファン15は、正面部31aをベース面部21に接触させた状態で、一面側の第3の領域21cの所定位置に、図示しないダンパーを介して取り付けられている。このとき、吸気口34をベース面部21の連通穴28に位置合わせすると共に、排気口35を第3の区画部23cの位置決め部27に係合させ、第3のシロッコファン15の位置決めを行う。これにより、第3のシロッコファン15が、ベース面部21の他面側に設定された第2の吸気路26に吸気口34を臨ませると共に、その排気口35を一面側に設定された第3の排気路25Cに臨ませた状態で、第1のダクト部材11の一面側に固定される。この第3のシロッコファン15が他側シロッコファンを構成している。
この実施例では、一面側シロッコファンを2個設け、他側シロッコファンを1個設けた例について説明した。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、一面側シロッコファンを1個設け、他側シロッコファンを2個設けてもよく、また、一面側シロッコファンと他側シロッコファンを共に1個設ける構成としてもよい。更に、一面側シロッコファンと他側シロッコファンを共に2個以上設ける構成としてもよいことは勿論である。
図1〜図3に示すように、第2のダクト部材12は、平面方向に段差をもって展開された平面部41と、この平面部41の外縁を囲うように連続して形成された側面部42と、平面部41の一側に連続して設けた吸気部43等を有している。第2のダクト部材12の平面形状は、第1のダクト部材11の平面形状に見合う形状とされていて、その一側に、吸気部43が設けられている。吸気部43には横長とされた2つの吸気口16A,16Bが横並びに配置されており、これらによってダクト側吸気口16が構成されている。2つの吸気口16A,16Bは、第2のダクト部材12の排気口17とは反対の上面に開口されている。そして、2つの吸気口16A,16Bの下部開口は、第1のダクト部材11の第1領域21a及び第2領域21bにそれぞれ連通されている。
第2のダクト部材12の3つのダクト側排気口17A,17B,17Cは、第1のダクト部材11の3つの排気路25A,25B,25Cと対応する位置に設けられている。第2のダクト部材12の平面部41のうち、第1のダクト部材11の第1の領域21aと第2の領域21bとに対応する部分は、他の部分よりも高くして吸気スペースSを設けている。これにより、第1及び第2のシロッコファン13,14の吸気側の空間部を広くして、各吸気口34から十分な量の空気を吸引できるようにしている。一方、第1のダクト部材11の第3の領域21cに対応する部分は、第3のシロッコファン15の背面部31bに対向されるため、十分に低く設定して、ダクト筐体3の小型化に寄与させている。
このような構成を有するプロジェクタ装置1は、例えば、次のようにして組み立てることができる。まず、ダクト筐体3を組み立てる場合について説明する。第1のダクト部材11の一面側の第1〜第3の領域21a〜21cに第1〜第3のシロッコファン13〜15を配置する。このとき、第1及び第2のシロッコファン13,14は、吸気口34を上に向けて背面部31bをベース面部21に接触させる一方、第3のシロッコファン15は、吸気口34を下にして正面部31aをベース面部21に接触させる。そして、それぞれの排気口35を位置決め部27に係合させて位置合わせした状態で、ダンパーを介して各シロッコファン13〜15をベース面部21に固定する。
次に、第1のダクト部材11の上に第2のダクト部材12を重ね合わせ、両ダクト部材11,12をねじ止めする。これにより、ダクト筐体3の組み立てが完了する。次に、このように組み立てられたダクト筐体3を装置筐体2に組み立てる。これは、例えば、ダクト筐体3と投射レンズユニット7、図示しない光源ユニット、光学ユニット、電源ユニット等を、下から重ね合わせ、或いは横並びに配置して順序良く組み立てるようにする。その結果、図6に示すように、装置筐体2の所定位置にダクト筐体3等が組み立てられたプロジェクタ装置1を得ることができる。
このように組み立てられたプロジェクタ装置1の作用は、例えば、次の通りである。電源ユニットからダクト筐体3内の3つのシロッコファン13〜15に電力を供給すると、各シロッコファン13〜15において電動モータ32が駆動され、それぞれの回転部に設けた羽根車33が回転駆動される。これにより、各シロッコファン13〜15において、排気口35側と吸気口34側の間に圧力差が生じ、吸気口34側の空気がファンケース31内に吸気される。その結果、図6に示すように、装置筐体2の外部に存在する空気が、吸気窓6から装置筐体2内に入り込み、更に、ダクト側吸気口16からダクト筐体3内に入り込む。
図1に示すように、ダクト筐体3内に入り込んだ空気は、第1のダクト部材11に設けた連通口18によって2つに分岐され、一方の空気が一面側に設けた第1の通気路24内に入り込み、他方の空気が他面側に設けた第2の通気路26内に入り込む。第1の通気路24内に入り込んだ空気は、第1及び第2のシロッコファン13,14では、それぞれ吸気口34から吸気され、羽根車33によって加圧された状態で排気口35から第1及び第2の排気路25A,25B内にそれぞれ吐出される。そして、各排気路25A,25Bからダクト側排気口17A,17Bを経て、装置筐体2内の所定位置に吐出される。
一方、第2の通気路26内に入り込んだ空気は、第3のシロッコファン15において、その吸気口34から吸気され、羽根車33によって加圧された状態で一面側に設けた排気口35から第3の排気路25C内に吐出される。そして、第3の排気路25Cからダクト側排気口17Cを経て、装置筐体2内の所定位置に吐出される。
これら3つのシロッコファン13〜15から吐出される外部の空気は、装置筐体2内において、光学ユニットや光源ユニット等に吹き付けられる。これにより、光学ユニットや光源ユニット等が冷やされ、その温度上昇が抑制される。その結果、光学ユニットの光学素子や画像形成素子等を冷却して劣化を抑制し、長寿命化を図ることができる。また、光源ユニットの光源ランプを冷却して劣化を抑制し、長寿命化を図ることができる。
特に、本実施例の場合には、第1のダクト部材11の両面に2つの通気路を設定すると共にシロッコファンの配置を工夫して、吸気側の空気を2系統に分けて複数個のシロッコファンに供給する構成とした。そのため、各シロッコファンに対して1度に大量の空気を供給することができ、その大量の空気を用いて発熱部位や発熱部品等を効率的に冷却することができる。しかも、空気が流通するダクトの高さを、使用するシロッコファンの性能を最大限に活かすことができる幅寸法と同程度にして、最小高さに設定することができ、ダクト高さの最適化を図ることができる。これにより、プロジェクト装置1の幅、奥行き、高さの全ての寸法面において小型化が可能となった。
以上説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で各種の変形実施が可能である。例えば、前記実施例では、3個のシロッコファンを用いた例について説明したが、使用するシロッコファンは2個であってもよく、また、4個以上であってもよい。
1…プロジェクタ装置(画像投射装置)、 2…装置筐体、 3…ダクト筐体、 4…上部筐体、 5…下部筐体、 6…吸気窓、 7…投射レンズユニット、 11…第1のダクト部材、 12…第2のダクト部材、 13,14,15…シロッコファン、 16,16A,16B…ダクト側吸気口、 17,17A,17B、17C…ダクト側排気口、 18…連通口、 21…ベース面部、 21a,21b,21c…領域、 22…側面部、 23…仕切り壁部、 23a,23b,23c…区画部、 24…第1の吸気路、 25,25A,25B,25C…排気路、 26…第2の吸気路、 27…位置決め部、 28…連通穴、 31…ファンケース、 31a…正面部、 31b…背面部、 31c…周面部、 32…電動モータ、 33…羽根車、 34…吸気口、 35…排気口、 43…吸気部

Claims (4)

  1. 光源からの光により画像形成素子を照明して画像を被投射面に投射するプロジェクタ装置であって、
    前記光源及び前記画像形成素子が収納されると共に空気を取り入れる吸気窓を有する装置筐体と、
    前記装置筐体内に収納されると共に内部を2つに仕切ることにより一面側に第1の吸気路と排気路を形成し且つ他面側に第2の吸気路を形成するダクト筐体と、
    前記第1の吸気路に吸気口を臨ませると共に前記排気路に排気口を臨ませた状態で前記ダクト筐体に固定される一又は二以上の一面側シロッコファンと、
    前記第2の吸気路に吸気口を臨ませると共に前記排気路に排気口を臨ませた状態で前記ダクト筐体に固定される一又は二以上の他面側シロッコファンと、を設けた
    プロジェクタ装置。
  2. 前記ダクト筐体に、前記第1の吸気路と前記第2の吸気路とに連通されたダクト側吸気口を設けた
    請求項1記載のプロジェクタ装置。
  3. 前記ダクト筐体の前記排気口は、前記装置筐体内の1箇所に集中させて排気させるように設けた
    請求項1記載のプロジェクタ装置。
  4. 前記ダクト筐体の一面側又は他面側に、前記一面側シロッコファンと前記他面側シロッコファンを、互いの吸気口を逆向きに配置して取り付けた
    請求項1記載のプロジェクタ装置。
JP2010002251A 2010-01-07 2010-01-07 プロジェクタ装置 Pending JP2011141445A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2541552A1 (en) 2011-06-27 2013-01-02 Sony Corporation Two-point editing device, method, and program.
WO2017130506A1 (ja) * 2016-01-27 2017-08-03 日立マクセル株式会社 プロジェクタ
JP2018119721A (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 株式会社富士通ゼネラル 天井埋込型空気調和機

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