JP2011138357A - 検査システム、検査装置、および検査方法 - Google Patents

検査システム、検査装置、および検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】上位コンピュータから受信した、所定の処理に関する処理条件を示す制御パラメータ(レシピ)が、製造装置(例えば、半導体・電子部品製造装置)の装置コントローラに正常に格納されているか否かの確認を正確に行うことが可能な検査システム、検査装置、および検査方法を提供すること。
【解決手段】本発明の一実施形態に係る検査装置2は、基準データである検査用レシピデータをレシピファイル36として保持し、該検査用レシピデータを検査対象装置3のPC4へ送信する検査用レシピ送信部34と、検査対象装置3のPLC5のデータ格納領域に格納された検査用レシピデータを受信し、上記レシピファイル36に出力された基準データである検査用レシピデータとPLC5から受信した検査用レシピデータとを比較照合する照合部33とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体・電子部品製造装置といった製造装置のコントローラにて格納された製造物の処理手順(処理条件)を記述した制御パラメータ(例えば、プロセスレシピ)を検査する検査システム、検査装置、および検査方法に関する。
半導体・電子部品製造装置と上位コンピュータ(例えば、工場内生産管理ホストコンピュータ)とを接続して、オンライン通信を用いて半導体・電子部品製造装置の自動制御を行うシステムにおいて、その処理方法、処理温度や処理圧力などの処理条件を示す制御パラメータ(レシピ)を上位コンピュータから上記製造装置に設定することにより、レシピ設定のミスを削減するのが一般的である。また、上位コンピュータからレシピを受信した半導体・電子部品製造装置では、レシピを処理可能なデータに変換して上記製造装置を制御するための装置制御コントローラに送信する(特許文献1参照)。
上記システムにおいて装置側のシステムを設計する際、上位コンピュータから送られてきたレシピを上記製造装置が正しく装置制御コントローラに送ったかを検査する工程が必要となってくる。
レシピが正しく装置制御コントローラに送られたかを検査する従来の検査システムとしては、PC上で起動する専用のソフトウェアからなるホストシミュレータを検査対象の半導体・電子部品製造装置にオンライン接続し、そのホストシミュレータから検査用のレシピを検査対象の装置に通信で送り、装置制御コントローラに接続されたメンテナンス用端末画面でそのレシピが正しく装置コントローラ内のデータ格納領域に格納されたかを確認していた。
特開平8−167547号公報
従来では、その装置制御コントローラ内部のデータ格納領域にレシピが正しく送られたかを検査する際は、ホストシミュレータから送ったテスト用に設定したレシピと、装置制御コントローラ内のデータ格納領域に格納されたレシピとを作業者が装置制御コントローラに接続されたメンテナンス用端末画面において目視で比較照合していたので、検査作業に時間を要し、また検査ミスも発生しやすいという問題があった。
また、限られた期間内で検査を終える為、全てのレシピパラメータのチェックは不可能で、検査するレシピパラメータを抜き出して、検査の量を絞ったテストとなっていた。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、上位コンピュータから受信した、所定の処理に関する処理条件を示す制御パラメータ(レシピ)が、製造装置(例えば、半導体・電子部品製造装置)の装置コントローラに正常に格納されているか否かの確認を正確に行うことが可能な検査システム、検査装置、および検査方法を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明は、所定のコンピュータから製造装置の装置コントローラ内へ送信した制御パラメータであるレシピが正常に前記装置コントローラ内部のデータ格納領域に正しく送られたか否かを検査する検査システムであって、基準データである検査用レシピデータを保持し、該検査用レシピを前記製造装置に送信し、前記データ格納領域に格納された前記検査用レシピデータを読み出して該読み出された検査用レシピデータと前記保持された基準データである検査用レシピデータとを比較照合する検査装置と、前記検査装置とデータ授受を可能に構成された前記製造装置の制御装置であって、前記検査装置から受信した検査用レシピデータを必要に応じてデータ形式を変換して前記装置コントローラに転送する制御装置と、前記制御装置から転送された検査用レシピデータを、前記データ格納領域に格納する装置コントローラとを備えることを特徴とする。
また、本発明は、自身から製造装置へ送信した制御パラメータであるレシピが前記製造装置の装置コントローラ内部のデータ格納領域に正しく格納されたか否かを検査する検査装置であって、基準データである検査用レシピデータを保持するためのデータ保持部と、前記検査用レシピデータを前記製造装置の制御装置へ送信する送信部と、前記装置コントローラから前記データ格納領域に格納された前記検査用レシピデータを受信する受信部と、前記データ保持部に保持されている基準データである検査用レシピデータと前記受信部にて受信した検査用レシピデータとを比較照合する検査部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、検査装置から製造装置の装置コントローラ内へ送信した制御パラメータであるレシピが正常に前記装置コントローラ内部のデータ格納領域に正しく送られたか否かを検査する検査方法であって、前記検査装置が、基準データである検査用レシピデータを該検査装置が有するデータ保持部に保持し、前記検査用レシピデータを前記製造装置の制御装置に送信する工程と、前記制御装置が、前記検査装置から受信した検査用レシピデータを必要に応じてデータ形式を変換して前記装置コントローラに転送する工程と、前記装置コントローラが、前記転送された検査用レシピデータを前記データ格納領域に格納する工程と、前記検査装置が、前記格納領域に格納された前記検査用レシピデータを読み出して該読み出された検査用レシピデータと前記データ保持部に保持された基準データである検査用レシピデータとを比較照合する工程とを有することを特徴とする。
さらに、本発明は、検査装置から製造装置へ送信した制御パラメータであるレシピが前記製造装置の装置コントローラ内部のデータ格納領域に正しく格納されたか否かを検査する検査方法であって、所定の情報を取得して検査用レシピデータを生成する工程と、前記生成された検査用レシピデータを基準データとしてデータ保持部に保持する工程と、前記生成された検査用レシピデータを前記製造装置の制御装置へ送信する工程と、前記送信した検査用レシピデータを前記制御装置から前記装置コントローラへと転送させる工程と、前記装置コントローラから前記データ格納領域に格納された前記検査用レシピデータを受信する工程と、前記データ保持部に保持されている基準データである検査用レシピデータと前記装置コントローラから受信した検査用レシピデータとを比較照合する工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、装置コントローラが上位コンピュータから受信した(ダウンロードした)レシピが、該装置コントローラに正しく格納されているか否かの検査をより正確に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る検査システムの概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る検査装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る検査装置のブロック図、および該検査装置と検査対象装置との関係を示す図である。 本発明の一実施形態に係るテスト条件設定ファイルの一構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る検査用レシピデータの例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る検査結果の表示画面例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下で説明する図面で、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本実施形態の概要を説明する図である。
図1において、符号10は、上位コンピュータから検査対象装置に入力され、該検査対象装置が有する装置コントローラのデータ格納領域に格納された(ダウンロードされた)、所定の処理に関する処理条件を示す制御パラメータ(以下、単に“レシピ”とも呼ぶ)が、正しく格納されているか否かを検査する検査システムである。検査システム10は、検査用PCに実装された検査装置2と、該検査装置2とネットワークを介して接続された検査対象装置(例えば、半導体・電子部品製造装置といった製造装置等)3とを備えている。該検査対象装置3は、該検査対象装置3の制御装置としてのPC4と装置コントローラとしてのプログラマコントローラ(PLC)5とを有している。
なお、上記検査装置2と検査対象装置3との通信は、LANやWANといったネットワークを介して接続することに限らず、直接配線接続等の有線接続、または、赤外線等を用いた無線接続を介して行っても良い。このように、本実施形態では、ネットワーク、有線接続、無線接続のように、検査装置2と検査対象装置3との間で所定のデータの授受が可能であれば、いずれの形態で接続しても良い。また、本実施形態では、検査装置2と検査対象装置3との接続において、検査装置2と検査対象装置3が有するPC4との接続と、検査装置2と検査対象装置3が有するPLC5との接続とを別個の形態で行っても良い。
上記検査対象装置3は、上位コンピュータから所定の処理に関するレシピの入力を受け付けることができる。すなわち、上位コンピュータから上記所定のレシピを受けると、PC4は、該所定のレシピのデータ形式がPLC5の形式と異なる場合は、上記所定のレシピをPLC5に適合するように変換する。PC4は、正しく変換されたレシピをPLC5に送信すると、PLC5は、自身が有するデータ格納領域(例えば、メモリ)に受信したレシピを格納する。このように、PLC5には、所定の処理に関するレシピが格納されている。
このようなPC4におけるPLC5への適合のためのデータ変換の際に、PC4の該データ変換機能(ソフトウェア)に不具合があると、変換後のレシピの内容(例えば、具体的な値)が、変換前のレシピの内容と異なることがある。この場合、作業者が正しくレシピを設定したつもりでも、PLC5のデータ格納領域に格納されているレシピは作業者が設定したパラメータと異なることになり、所望の処理を実現できなくなる。
そこで、本実施形態に係る検査システム10は、作業者が設定したレシピが正確にPLC5のデータ格納領域に格納されているか否かを検査するように構成する。このとき、本発明では、該検査に係る作業者の手間や時間を低減し、かつより正確に上記検査が行えるように検査装置2を構成することが特徴の1つである。
図1に示す例の場合、作業者1が検査装置2に対してテストの設定を行う(ステップS1)。検査装置2は、このテストの設定に基づいて検査用レシピを生成し、該生成された検査用レシピを基準データとして検査装置2の記憶装置に保存し、さらに上記検査用レシピをネットワークを介して検査対象装置3搭載のPC4に送信する(ステップS2)。
検査装置2からの指令で、装置コントローラであるPLC5から装置搭載のPC4に対してレシピ転送要求を送ることにより、装置搭載のPC4は、ステップ2にて検査装置2から送信された検査用レシピを示すレシピデータをPLC5に転送する(ステップS3)。このように、検査装置2は、上記指令によりステップS2にて送信した検査用レシピをPLC5に転送するようにPC4を制御する。このとき、検査装置2から送信された検査用レシピのデータ形式がPLC5のデータ形式と異なる場合は、PC4は、検査装置2から送信された検査用レシピをPLC5に適合するように変換して、PLC5に送信する。その後、PC4は、レシピデータをPLC5に転送を完了した旨をネットワークを介して検査装置2に通知する。例えば、検査装置2による装置搭載のPC4からPLC5へレシピデータが転送された事の検出を、PC4側から送信される書き込み終了の信号を検査装置2が受信することで実行することができる。
検査装置2は、装置搭載のPC4からPLC5へレシピデータが転送された事を検出すると、PLC5に格納された上記レシピデータをPLC5のネットワーク回線を利用(例えば、PLC5が三菱電機社製シーケンサ(登録商標)であればMELSEC NET/10など)して読み出す(ステップS4)。次いで、検査装置2は、ステップS4にて読み出したレシピデータ(読み取りデータ)と、ステップS2にて作成した検査装置2から検査対象装置3へと通信で送信した検査用レシピ(基準データ)とを比較照合し、比較結果(検査結果)を電子ファイルに出力する。作業者はこの電子ファイルを参照することでテスト結果を参照可能である(ステップS5)。
なお、ステップS2にて送信された検査用レシピが異常値の場合、PC4は、検査用レシピが異常であると判断し、その旨をネットワークを介して検査装置2に通知する。すなわち、検査装置2は、検査用レシピに異常値を含めることによって、検査対象装置3からの異常応答を検出する(ステップS3−1)。このように、検査用レシピに異常値を含めてPC4に送信し、PC4が異常応答した場合は、検査装置2にて設定された異常をPC4が異常として認識していることになるので、PC4が正常に作動していることを確認することができる。
上記検査結果のファイルにおいて、オンライン通信で送信したレシピ(検査用レシピ)とPLC5から読み出したレシピとが不一致のレシピパラメータは特定されているので、作業者はそのレシピパラメータを取り扱う装置(PC4)の制御ソフトウェアを調査・修正すればよい。このように修正した後は、実際にPLC5のデータ格納領域にレシピを格納する際に、上位コンピュータ(検査装置2であっても良いし、他のコンピュータであってもよい)にて検査装置2における検査用レシピと同一のデータ形式でレシピを作成し、PC4に送信すると、検査用レシピと同一のデータ形式についてはPLC5用のデータ形式の変換を正確に行うようにPC4が構成されているので、PLC5のデータ格納領域には所望のレシピが正確に格納できる。
このように、本実施形態では、検査装置2にて検査用レシピを生成し、該検査用レシピをPC4に送信してPC4に取得させる。このとき、検査用レシピデータのデータ形式がPLC5に適合しない場合は、PC4は、PLC5に適合するように検査用レシピを変換してPLC5に送信し、PLC5のデータ格納領域に格納させる。そして、該PLC5に格納されたレシピデータ(読み取りデータ)を、検査装置2が取得し、上記検査装置2にて作成された検査用レシピデータ(基準データ)と比較する。このとき、これらレシピデータが一致すれば、PC4からPLC5へのデータ変換に問題は無いことを意味し、一致しなければ、上記データ変換に不具合が生じていることになる。
本実施形態では、検査装置2が、該検査装置2にて作成された検査用レシピを比較照合用として保持すると共に、検査対象装置3側に送信し、PC4にて所定の変換を行わせてPLC5に適合するように検査用レシピを変換してPLC5に保持させる。その後、検査装置2が、自身が保持する変換前の検査用レシピ(基準データ)とPLC5が保持する変換後の検査用レシピ(読み取りデータ)とを取得してそれらを比較照合する。このように検査装置2が、検査用レシピと該検査用レシピから変換されてPLC5に格納されたレシピデータとを比較照合しているので、PLC5に接続されたディスプレイといった表示部にPLC5に格納されたレシピを表示し、該表示を作業者が目視により検査すること無しに、PLC5のデータ格納領域に格納されたレシピが正常に格納されているか否かの検査を行うことができる。すなわち、本実施形態では、PLC5のデータ格納領域に格納されたレシピの検査を、作業者ではなく検査装置2が行うので、検査ミスを抑制することができる。
なお、検査用レシピデータのデータ形式がPLC5に適合する場合においても、PC4は、所定の変換を行わずにステップS2にて受信した検査用レシピをPLC5に送信してPLC5のデータ格納領域に格納し、該格納されたレシピデータを検査装置2が保持する検査用レシピと比較照合する。
このように、本実施形態では、検査装置2が、該検査装置2にて作成された検査用レシピデータと、PLC5に格納されたレシピデータ(検査装置2にて作成された検査用レシピデータに対応するレシピデータ)とを取得し、それらを比較照合して検査を行っており、実際の検査をコンピュータで実行することができる。従って、検査装置2、PC4、およびPLC5のそれぞれの間のデータのやり取りを自動で行うことによって、検査システム10は、自動でレシピの検査を行うことができる。
図2は、検査装置2の制御系の概略構成を示すブロック図である。
図2において、検査装置2は、種々の演算、制御、判別などの処理動作を実行するCPU20と、このCPU20によって実行される種々の制御プログラムなどを格納するROM21と、CPU20の処理動作中のデータや入力データなどを一時的に格納するRAM22と、不揮発性メモリ23などを有する。また、検査装置2は、インタフェース部24を有しており、該インタフェース部、および所定のネットワークを介してPC4およびPLC5と通信することができる。また、この検査装置2には、所定の指令あるいはデータなどを入力するキーボードあるいは各種スイッチなどを含む入力操作部25、および検査用レシピに関する各項目などをはじめとする種々の表示を行う表示部26が接続されている。
検査装置2は、ROM21からRAM22やハードディスク記憶装置(HDD)(不図示)に各種アプリケーションや本発明に係る制御プログラムをロードして、CPU20がそれらを実行する。これにより、CPU20を図3に示すような各構成として機能させることになる。
図3は、検査装置2の構成をより詳細に示すブロック図、および該検査装置2と検査対象装置3との関係を示す図であるである。
図3において、テスト条件設定部31は、作業者1からのテスト(検査用レシピの各項目)の設定を受付ける。本実施形態では、検査用レシピの生成条件、比較照合時の照合条件の設定情報を取得して、テスト条件設定ファイル35をデータベースに出力する。すなわち、作業者1が、入力操作部25を介して所定の情報を入力すると、テスト条件設定部31は、該作業者による入力を受け付け、該入力に基づいてテスト条件設定ファイル35を生成する。さらに、作業者1がテスト条件設定ファイル35に含まれている検査項目(レシピ項目)のうち、所望の検査項目を入力操作部25を介して入力すると、テスト条件設定部31は、どのテスト(検査項目)を実行するかの指定(ここではテスト番号)を作業者1から取得し、該指定された検査項目を検査用レシピ生成部32に出力する。
図4は、テスト条件設定ファイルの構成例を示す図である。
図4の例では、検査項目であるレシピ項目ごとに、検査用レシピの生成条件(ここでは、異常値、正常値など)、照合条件(ここでは、PLCアドレス、照合処理、データ型)の設定がなされている。すなわち、検査装置2は、表示部5において、テスト条件設定ファイル35の設定用のユーザインタフェースを表示し、作業者1に入力操作部25を介して所定の項目を入力させる。
このうち、テスト番号は、図4の例ではレシピ項目ごとに設定され、本実施形態では、どのテストを実行するかの指定をこのテスト番号の指定により行う。従って、レシピ項目単位で正常、異常のテストを行う。具体的には、検査装置2は、表示部26に図4に示すユーザインタフェースを表示する。このとき、作業者1は、検査対象のレシピ項目を選択し、該選択されたレシピ項目に対応するテスト番号を入力操作部25を介して入力する。例えば、作業者1がプリスパッタタイムに関するレシピの検査を行いたい場合は、入力操作部25を介してテスト番号2を指定する。該指定に伴い、テスト条件設定部31は、指定されたテスト番号“2”を、作業者が検査対象として指定したレシピ項目を特定する識別子として検査用レシピ生成部32に送信する。
図4において、レシピ項目は、レシピに含まれる制御パラメータの種類(制御項目)を規定する項目である。テスト条件設定ファイルには、テスト対象(検査対象)となるレシピ項目について検査用レシピの生成条件、比較照合時の照合条件が規定される。レシピは、製造装置といった検査対象装置3が備える各要素(真空ポンプ、ガス導入系、基板ヒータ、放電用電極、ゲートバルブ等)を処理中にどのように動作させるかを指定するものであるため、通常、多数種のパラメータを含む。
図4において、異常値は、当該レシピ項目に対する制御パラメータとして許容されない値であって、テスト対象とする異常値を規定する。正常値も同様に、テスト対象とする当該レシピ項目の正常値を規定する。デフォルト値は、後述するが、検査用レシピを生成する際に使用される。
図4において、PLCアドレスは、PLC5から取得した読み取りデータ(PLC5に格納されたレシピデータ)における当該レシピ項目の設定位置を特定可能な情報であり、検査装置2が保持する検査用レシピとPLC5に格納されたレシピとを照合する際に使用する。データ型は、該照合時における読み取りデータの解釈に利用される。照合処理は、検査用レシピデータと読み取りデータ(PLC5に格納されたレシピデータ)とを比較照合する際に、読み取りデータ又は検査用レシピデータを比較可能なデータに変換する際の処理を規定する。例えば、図4の例では、プリスパッタタイムは、PLC5に格納されたレシピデータである読み取りデータを数値化した後、1/10して、検査用レシピデータのプリスパッタタイムと比較する。
図3の検査用レシピ生成部32は、テスト条件設定部31で設定された情報(テスト条件設定ファイル35、および指定されたテスト番号)に基づき、検査用レシピデータを生成する。本実施形態では、検査用レシピ生成部32は、テスト番号による、テスト対象のレシピ項目の指定に基づき、当該レシピ項目の異常値を含む異常な検査用レシピデータと、正常値を含む正常な検査用レシピデータを生成する。すなわち、検査用レシピ生成部32は、テスト条件設定部31から送信された、作業者1により指定されたテスト番号に基づいてテスト条件設定ファイル35を参照して、該テスト番号に対応する異常値を含む検査用レシピデータと、該テスト番号に対応する正常値を含む正常な検査用レシピデータの各々を生成する。検査用レシピ生成部32は、上記生成された検査用レシピデータをレシピファイル36としてファイル出力し検査装置2が有する記憶装置(例えば、RAM22やHDDなど)に記憶させる。このようにして、検査装置2にて生成された検査用レシピデータは、検査装置2に保持される。
図5は、テスト番号‘2’(プリスパッタタイム)のテストが指定された場合のPC4に送信する検査用レシピデータ(TXT)の例を示す図である。図5では、プリスパッタタイムのパラメータとして、図4のテスト条件設定ファイルに規定された異常値‘−1’が設定され、残りの項目には異常のない値(ここでは、テスト条件設定ファイルのデフォルト値を使用)が設定された、1つ目の検査用レシピデータの例が示されている。この検査用レシピデータは、プリスパッタタイムのテスト対象に設定された他の異常値(図4の例では‘4999’)、正常値(図4の例では‘0’、‘4999.9’)についても夫々生成され、当該レシピ項目の値が異なる4つの検査用レシピデータが生成される。これら検査用レシピデータは、レシピファイル36としてRAM22にて保持される。生成された検査用レシピデータは、基準データとしてのレシピファイル36としてデータベースに出力される。
なお、PC4は、各レシピ項目毎に正常値を保持している。すなわち、PC4の記憶装置には、予め各レシピ項目毎に正常値が格納されている。従って、PC4は、検査装置2から送信された検査用レシピデータを解析し、該検査用レシピデータが対応するレシピ項目についての正常値を読み出し、検査用レシピデータの正常値と比較し、一致する場合は、検査用レシピデータを必要に応じてデータ変換してPLC5に送信する。一方、一致しない場合は、PC4は、検査用レシピデータが異常値を含んでいると判断して、検査装置2に対して異常応答する。
図3の検査用レシピ送信部34は、検査用レシピ生成部33で生成した検査用レシピデータを検査対象装置3にインタフェース部24およびネットワークを介して送信する。このとき、検査用レシピ送信部34は、検査用レシピデータをPC4からPLC5に転送させるための転送指令もPC4に対して送信する。検査対象装置3が有するPC4が上記検査用レシピデータおよび転送指令を受信すると、PC4は、該転送指令に基づいて検査用レシピ送信部34(検査装置2)から受信した検査用レシピデータをPLC5に転送する。このとき、PC4は、上記受信した検査用レシピデータのデータ形式が、PLC5に適合しない場合と判断する場合は、上記検査用レシピデータをPLC5に適合するように変換し、該変換後のデータをPLC5に送信する。PLC5は、上記転送された検査用レシピデータを、PLC5が有するデータ格納領域としての記憶装置に記憶させる。
なお、本実施形態では、上位コンピュータから実際にPLC5に格納すべきレシピをPC4が受信した際に、該レシピが正常値を含んでいる場合には、該レシピデータをPLC5に転送し、異常値を含んでいる場合には、上記レシピデータをPLC5に転送しないようにPC4を構成している。よって、各レシピ項目ごとに、検査装置2から受信した検査用レシピデータが正常値を含んでいる場合には、該検査用レシピデータをPLC5に転送し、該正常値以外である異常値を含んでいる場合には、PLC5への転送を行わずに、検査装置2に対して異常があった旨を通知するように構成することにより、PLC5のデータ格納領域へのレシピデータの格納が正確に行えているか否かの検査と同時に、PC4が、異常値を含むレシピデータを受信した際に、異常であると判断しているか否かの検査も行うことができる。
本実施形態では、例えば、検査対象(テスト対象)のレシピ項目が「プリスパッタタイム」である場合は、検査用レシピデータは、異常値として、‘−1’、‘4999’を含むものと、正常値として、‘0’、‘4999.9’を含むものの4つのデータが用いられる。このとき、PC4には、「プリスパッタタイム」については正常値として‘0’、‘4999.9’が保持されているので、異常値‘−1’または‘4999’を含む検査用レシピデータをPC4が受信すると、PC4は受信した異常値を含む検査用レシピデータと上記保持された正常値とを比較する。そして、PC4は、これら2つのデータが一致していないので、検査装置2から受信した検査用レシピデータは異常値を含むと判断し、検査装置2に対して異常応答を行う。これにより、作業者1は、PC4の異常値を選別する機能が良好に作動していることを認識することができる。
一方、正常値‘0’、‘4999.9’を含む検査用レシピデータをPC4が受信すると、PC4は受信した正常値を含む検査用レシピデータと上記保持された正常値とを比較する。そして、PC4は、これら2つのデータが一致しているので、検査装置2から受信した検査用レシピデータは正常値を含むと判断し、変換が必要な際には検査用レシピデータを変換して、受信した検査用レシピデータをPLC5へと転送するのである。
なお、本実施形態では、PC4からPLC5への検査用レシピデータの転送指示を、検査装置2からのコマンド(転送指令)によって行っているが、この形態に限定されないことは言うまでもない。他の例としては例えば、PC4が検査装置2から検査用レシピデータを受信すると、該受信した検査用レシピデータをPLC5に転送するように、PC4を構成するようにしても良い。
PC4は、検査用レシピデータのPLC5への転送が完了すると、その旨をネットワークを介して検査装置2に通知する。該転送完了の通知を受信すると、検査装置2は、PLC5に検査用レシピデータが保持している状態になったことを認識できる。照合部33は、PLC5から読み取りデータとしてのPLC5に格納された検査用レシピデータを取得し、テスト条件設定ファイル35に設定された照合条件に基づき、レシピファイル36を参照して照合を行い、該照合の結果を検査結果ファイル37として出力する。すなわち、照合部33は、例えば、PLC5がシーケンサ(登録商標)である場合は、MELSEC NET/10等のネットワークを介して、PLC5のデータ格納領域に格納されている検査用レシピデータを検査装置2に送信させるための送信指令を送信し、PLC5から該PLC5が保持する検査用レシピデータを検査装置2に送信させて、該検査用レシピデータを読み取る。
例えば、テスト条件設定部31にて指定されたテスト番号が‘2’であり、現在のテスト対象であるレシピ項目がプリスパッタタイムである場合は、図4に示すテスト条件設定ファイル35から分かるように、レシピ項目“プリスパッタタイム”は、PLCアドレス‘5’で特定されている。従って、照合部33は、PLC5から読み取った検査用レシピデータのうち、テスト対象のPLCアドレス‘5’である検査用レシピデータの値(正常値)と、レシピファイル36中のPLCアドレス‘5’である検査用レシピデータの値とを比較照合する。
この比較照合の際において、PLC5は、検査装置2に対して、読み取りデータである、自身が格納している検査用レシピデータを送信する前に、検査装置2が格納している検査用レシピデータ(レシピファイル36)と比較可能にするために、上記読み取りデータである検査用レシピデータを、検査装置2に適合するようにデータ変換しても良い。この場合、例えば、PC4がPLC5への検査用レシピデータの転送の際にデータ変換を行った場合は、PC4は、変換前のデータ形式(すなわち、検査装置2が対応するデータ形式)をPLC5に送信する。従って、PLC5は、検査装置2の読み取り指令である送信指令を受けて検査装置2に、自身が格納している検査用レシピデータ(読み取りデータ)を送信する際に、上記PC4から受信したデータ形式に基づいて上記自身が格納している検査用レシピデータを検査装置2に適合するデータ形式に変換して検査装置2に送信する。
あるいは、検査装置2は、PLC5から受信した読み取りデータとしての検査用レシピデータが検査装置2のデータ形式ではない場合、検査装置2が、上記読み取りデータを検査装置2に適合するようにデータ変換しても良い。
このように、PLC5に格納された検出用レシピデータ(読み取りデータ)を、検査装置2に保持された検査用レシピデータ(基準データとしてのレシピファイル)と比較可能なデータに変換すること、すなわちPC4からPLC5に転送する際のデータ変換と逆の変換を行うことにより、検査装置2は比較照合において同一の形式のデータで比較することができ、検査ミスを抑制することができる。
この動作を、指定されたテストで生成された検査用レシピデータの全てについて繰り返す。検査装置2は、レシピ項目毎に検査結果を検査結果ファイル37として記憶装置に記憶させる。
検査装置2は、全ての検査用レシピデータの検査を終了すると、作業者1に対して、この検査結果ファイル37に基づき、表示部26において画面表示を行う。該画面表示の例を図6に示す。
図6は、検査対象であるレシピ項目が「プリスパッタタイム」である場合の、検査結果の画面表示例である。例えば、プリスパッタタイムの正常値を‘0’、‘4999.9’であるとすると、検査用レシピデータの作成において正常値として‘0’、‘4999.9’を入力すると、正常値としてそれらを含む検査用レシピデータが生成される。また、異常値として、‘−1’、‘8640’を入力すると、異常値としてそれらを含む検査用レシピデータが生成される。
例えば、検査装置2からPC4に対して、設定値である異常値‘−1’を含む検査用レシピデータが送信された場合は、PC4は異常値を含むと判断し、検査装置2に対してネットワークを介して異常応答する。検査装置2は、PC4から異常応答を受けると、設定値‘−1’についてはPC4が異常であると判断したことを認識し、検査結果ファイル37において、「検査レシピ項目:プリスパッタタイム」の「設定値:−1」については、「PC(PC4)応答:失敗」であることを出力する。そして、上記異常値について異常応答することは、PC4が正常に動作していることを意味しているので、上記検査結果ファイル37において、「照合結果:OK」であることをさらに出力する。
また、検査装置2からPC4に対して、設定値である正常値‘0’を含む検査用レシピデータが送信された場合は、PC4は検査用レシピデータは正常値を含むと判断し、検査装置2から受信した検査用レシピデータを必要であればデータ形式を変換して、PLC5に転送する。そして、検査装置2からの送信指令に基づいてPLC5が、自身が格納する検査用レシピデータを検査装置2に送信すると、照合部33は、検査装置2が保持している検査用レシピデータ(基準データ)とPLC5から受信した検査用レシピデータ(読み取りデータ)との比較を行う。該比較が完了すると、照合部33は、検査結果ファイル37において、「検査レシピ項目:プリスパッタタイム」の基準データである「設定値:0」については、「PC(PC4)応答:成功」であり読み取りデータである「PLC値:0」であることを出力する。そして、基準データと読み取りデータとが一致しているので、照合部33は、「照合結果:OK」を検査結果ファイル37に出力する。
なお、PC4からPLC5への転送の際に、何かしらの不具合があって基準データと読み取りデータとが一致しない場合は、図6の「設定値」と「PLC値」とが異なる値になり、「照合結果」には、例えば「NG」といった照合が一致していない旨が示される。
上述の例では、1つのレシピ項目のテストを指定した場合について説明したが、もちろん1度に複数又は全てのテスト(レシピ項目)を指定してテストを行ってもよい。
また、説明の簡便のため、正常値の値によってPC側の処理内容が異なるような場合には、照合処理の内容を正常値ごとに設定してもよい。
以上の構成により、作業者1は、テストしたい正常値、異常値の値を入力するだけで、検査用レシピデータを生成できるので、検査用レシピデータの生成に要する膨大な時間を省くことができ、かつ検査ミスを防げる。また、膨大の量のデータ生成と照合を統合的に行うことで、作業時間及び検査ミスの抑制効果は一層高まる。
また、基準データと読み取りデータとも用いて、PLC5に格納されたレシピデータが正常か否かの検査を少なくとも自動で行うので、目視チェックで発生していたヒューマンエラーは生じない。また、従来では、作業量が膨大になるため、手作業では不可能だった装置のレシピパラメータ全点チェックが可能となる。また、上述のように目視チェックを必要としないので、検査時間の短縮ができる。また、上述のように上記検査を少なくとも検査装置2が行うので、該検査の実行中、作業者1は別の作業をすることができる。さらに、検査結果を自動的にファイルとして記録に残すことができる。
(その他の実施形態)
前述した実施形態の機能を実現するように前述した実施形態の構成を動作させるプログラムを記憶媒体に記憶させ、該記憶媒体に記憶されたプログラムをコードとして読み出し、コンピュータにおいて実行する処理方法も上述の実施形態の範疇に含まれる。即ちコンピュータ読み取り可能な記憶媒体も実施例の範囲に含まれる。また、前述のコンピュータプログラムが記憶された記憶媒体はもちろんそのコンピュータプログラム自体も上述の実施形態に含まれる。
かかる記憶媒体としてはたとえばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD―ROM、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROMを用いることができる。
また前述の記憶媒体に記憶されたプログラム単体で処理を実行しているものに限らず、他のソフトウエア、拡張ボードの機能と共同して、OS上で動作し前述の実施形態の動作を実行するものも前述した実施形態の範疇に含まれる。
2 検査装置
3 検査対象装置
4 PC
5 プログラマコントローラ
10 検査システム
31 テスト条件設定部
32 検査用レシピ生成部
33 照合部
34 検査用レシピ送信部
35 テスト条件設定ファイル
36 レシピファイル
37 検査結果ファイル

Claims (19)

  1. 所定のコンピュータから製造装置の装置コントローラ内へ送信した制御パラメータであるレシピが正常に前記装置コントローラ内部のデータ格納領域に正しく送られたか否かを検査する検査システムであって、
    基準データである検査用レシピデータを保持し、該検査用レシピを前記製造装置に送信し、前記データ格納領域に格納された前記検査用レシピデータを読み出して該読み出された検査用レシピデータと前記保持された基準データである検査用レシピデータとを比較照合する検査装置と、
    前記検査装置とデータ授受を可能に構成された前記製造装置の制御装置であって、前記検査装置から受信した検査用レシピデータを必要に応じてデータ形式を変換して前記装置コントローラに転送する制御装置と、
    前記制御装置から転送された検査用レシピデータを、前記データ格納領域に格納する装置コントローラと
    を備えることを特徴とする検査システム。
  2. 前記検査用レシピデータは、前記レシピとして正常である正常値または異常値を含んでおり、
    前記制御装置は、前記検査装置から受信した検査用レシピデータが正常値を含んでいる場合に、該正常値を含んでいる検査用レシピデータを前記装置コントローラに転送することを特徴とする請求項1に記載の検査システム。
  3. 前記制御装置は、前記検査装置から受信した検査用レシピデータが異常値を含んでいる場合は、前記検査装置に、前記検査用レシピデータが異常値を含むことを通知する応答を行うことを特徴とする請求項2に記載の検査システム。
  4. 前記検査装置は、前記比較照合の結果を、該検査装置が有する記憶装置にファイル出力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の検査システム。
  5. 前記検査装置が前記装置コントローラから前記データ格納領域に格納された前記検査用レシピデータを読み出す際に、前記装置コントローラは、該装置コントローラが対応するデータ形式が前記検査装置が対応するデータ形式と異なる場合、前記読み出しの前に前記データ格納領域に格納された前記検査用レシピデータを前記検査装置に適合するようにデータ変換することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の検査システム。
  6. 自身から製造装置へ送信した制御パラメータであるレシピが前記製造装置の装置コントローラ内部のデータ格納領域に正しく格納されたか否かを検査する検査装置であって、
    基準データである検査用レシピデータを保持するためのデータ保持部と、
    前記検査用レシピデータを前記製造装置の制御装置へ送信する送信部と、
    前記装置コントローラから前記データ格納領域に格納された前記検査用レシピデータを受信する受信部と、
    前記データ保持部に保持されている基準データである検査用レシピデータと前記受信部にて受信した検査用レシピデータとを比較照合する検査部と
    を備えることを特徴とする検査装置。
  7. 前記制御装置に送信した検査用レシピデータを前記装置コントローラに転送するように前記制御装置を制御する手段をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の検査装置。
  8. 前記制御する手段は、前記制御装置に対してコマンドを送信して、前記制御装置に送信した検査用レシピデータを前記装置コントローラに転送させることを特徴とする請求項7に記載の検査装置。
  9. 前記検査部による比較照合した結果を前記検査装置が備える記憶装置にファイル出力する出力部をさらに備えることを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の検査装置。
  10. 前記検査用レシピデータを生成するレシピ生成部をさらに備えることを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の検査装置。
  11. 前記レシピ生成部は、前記レシピとして正常である正常値を含む検査用レシピデータと異常値を含む検査用レシピデータとを夫々生成することを特徴とする請求項10に記載の検査装置。
  12. 前記レシピ生成部は、制御項目単位で該制御項目に対する制御パラメータの正常値及び異常値の指定を取得し、前記制御項目に対して設定された前記正常値を含む正常な検査用レシピデータ、および前記制御項目に対して設定された前記異常値を含む検査用レシピデータを夫々生成することを特徴とする請求項10に記載の検査装置。
  13. 前記送信部により前記異常値を含む検査用レシピデータを前記制御装置に送信した結果、前記制御装置から異常である旨を通知された場合は、前記制御装置が前記異常値を異常であると判断している旨を表示する表示部をさらに備えることを特徴とする請求項11または12に記載の検査装置。
  14. 前記検査部は、前記受信した検査用レシピデータが前記検査装置のデータ形式と異なる場合に、該受信した検査用レシピデータを比較可能なデータに変換し、データ保持部に保持されている基準データである検査用レシピデータと比較することを特徴とする請求項6乃至13のいずれかに記載の検査装置。
  15. 前記検査部は、レシピに設定すべき各制御項目と、前記受信部にて受信した検査用レシピデータを前記データ保持部に保持されている基準データである検査用レシピデータと比較するための変換の処理内容との対応を規定したテーブルを記憶した記憶部を備えることを特徴とする請求項6乃至14のいずれかに記載の検査装置。
  16. 検査装置から製造装置の装置コントローラ内へ送信した制御パラメータであるレシピが正常に前記装置コントローラ内部のデータ格納領域に正しく送られたか否かを検査する検査方法であって、
    前記検査装置が、基準データである検査用レシピデータを該検査装置が有するデータ保持部に保持し、前記検査用レシピデータを前記製造装置の制御装置に送信する工程と、
    前記制御装置が、前記検査装置から受信した検査用レシピデータを必要に応じてデータ形式を変換して前記装置コントローラに転送する工程と、
    前記装置コントローラが、前記転送された検査用レシピデータを前記データ格納領域に格納する工程と、
    前記検査装置が、前記格納領域に格納された前記検査用レシピデータを読み出して該読み出された検査用レシピデータと前記データ保持部に保持された基準データである検査用レシピデータとを比較照合する工程と
    を有することを特徴とする検査方法。
  17. 検査装置から製造装置へ送信した制御パラメータであるレシピが前記製造装置の装置コントローラ内部のデータ格納領域に正しく格納されたか否かを検査する検査方法であって、
    所定の情報を取得して検査用レシピデータを生成する工程と、
    前記生成された検査用レシピデータを基準データとしてデータ保持部に保持する工程と、
    前記生成された検査用レシピデータを前記製造装置の制御装置へ送信する工程と、
    前記送信した検査用レシピデータを前記制御装置から前記装置コントローラへと転送させる工程と、
    前記装置コントローラから前記データ格納領域に格納された前記検査用レシピデータを受信する工程と、
    前記データ保持部に保持されている基準データである検査用レシピデータと前記装置コントローラから受信した検査用レシピデータとを比較照合する工程と
    を有することを特徴とする検査方法。
  18. コンピュータを請求項6乃至15のいずれかに記載の検査装置として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  19. コンピュータにより読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、請求項18に記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
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