JP2011137748A - 変位センサ装置及び転がり軸受装置 - Google Patents

変位センサ装置及び転がり軸受装置 Download PDF

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Abstract

【課題】フレキシブルプリント基板を用いる変位センサ装置において、基板の幅を大きくすることなく、コイルのインダクタンスを一挙に増大させる。
【解決手段】渦巻状に形成された導電部の渦巻面を検出対象物と対向させるコイル3をフレキシブルプリント基板に設け、当該コイルを有する基板部位を、複数枚互いに重ね合わせて複合コイル基板部22wとする。そして、信号処理回路17は、重ね合わせられた複数のコイル3を、電流の巻き方向が同一になるように直列接続した2つのコイルのインダクタンス、及び、検出対象物との間に現れるキャパシタンスに基づく出力信号を抽出する。
【選択図】図15

Description

本発明は、回転体等を検出対象物として、その変位を検出する変位センサ装置及びこれを用いた転がり軸受装置に関する。
金属製対象物の変位を検出する変位センサ装置においては、積層鋼板の鉄心にコイルを巻いたセンサが使用されてきた。このような変位センサ装置では、対象物の変位を、インダクタンスの変化として捉えることができる。しかし、このようなセンサの構成は、体積・重量が大きく、構成部品数も多いので、材料コストが高く、組立工数も多い。
一方、フレキシブルプリント基板と呼ばれる柔軟で薄い基板の平面上に、渦巻状のコイルを構成し、インダクタとしたものが提案されている(例えば、特許文献1,2参照。)。このような平面コイルの構造は、積層鋼板にコイルを巻く構造に比べて、軽量・コンパクト化に大きく寄与するものと期待される。
一方、近年、自動車の分野においては、走行の際の運転制御を行うために、車輪に作用する荷重の情報が必要とされている。かかる情報を得るため、車輪用の転がり軸受装置(ハブユニット)に変位センサ装置が設けられる(例えば、特許文献3参照。)。この変位センサ装置として、上述の平面コイルを使用したものを採用する場合、その薄さを生かして内外輪間の隙間に配置することが可能である。すなわち、このような変位センサ装置は、例えば固定輪である外輪に取り付けられ、車輪と共に回転する内軸の変位を検出する。
フレキシブルプリント基板は薄くて柔らかいので、これを所定形状に保持するための骨格となる支持部(ハウジング)が必要である。この支持部は例えばリング状であり、その内周面にフレキシブルプリント基板が装着される。コイルは、周方向へ90度間隔で4組配置され、それぞれが内軸に近接して対向する。
特表2006−509189号公報(図1) 特開2005−303106号公報(段落[0005]) 特開2007−127253号公報
上記のような、フレキシブルプリント基板を使用した変位センサ装置において、コイルのインダクタンスは主としてターン数に支配される。センサ感度を向上させるべくインダクタンスを大きくしたい場合、ターン数を増やす必要があるが、渦巻の径を大きくするとフレキシブルプリント基板の幅や、支持部の幅(軸方向への長さ)が大きくなるので好ましくない。基板を複層化して立体的にコイルを構成することも可能ではあるが、限界がある。
かかる従来の問題点に鑑み、本発明は、フレキシブルプリント基板を用いる変位センサ装置において、基板の幅を大きくすることなく、コイルのインダクタンスを一挙に増大させることを目的とする。
(1)本発明は、検出対象物の変位を非接触で検出する変位センサ装置であって、折り曲げが可能なフレキシブルプリント基板に、渦巻状に形成された導電部の渦巻面を前記検出対象物と対向させるコイルを有し、当該コイルを有する基板部位を、複数枚互いに重ね合わせて成る複合コイル基板部と、前記フレキシブルプリント基板を沿わせて支持する支持部と、重ね合わせられた複数のコイルを、電流の巻き方向が同一になるように直列接続した全コイルのインダクタンス、及び、前記検出対象物との間に現れるキャパシタンスに基づく出力信号を抽出する信号処理回路とを備えたものである。
上記のように構成された変位センサ装置においては、複合コイル基板部で複数のコイルが互いに重ね合わせられ、信号処理回路が、これらのコイルについて電流の巻き方向が同一になるように直列接続することにより、個々のコイルの渦巻は大きくすることなく、全コイル直列の大きなインダクタンスを得ることができる。
(2)また、上記変位センサ装置において、支持部は、全体としてリング状若しくは枠状の形状であり、フレキシブルプリント基板は、支持部の外周側に装着されるベルト状の回路基板部と、当該回路基板部の長手方向と直交する両方向に両袖状に突出して形成され、コイルが設けられた一対のコイル基板部とを有し、各コイル基板部を支持部の内周側に折り返して互いに重ねることにより複合コイル基板部を形成するものであってもよい。
この場合、一対のコイル基板部は支持部の内周面上で重ね合わせられるので、コイルの位置が安定し、検出の精度を安定させることができる。また、コイル基板部を支持部の軸方向両側から重ね合わせることになるので、重ね合わせた状態で接着等により固定すれば、フレキシブルプリント基板全体を支持部に確実に装着することができる。なお、回路基板部は支持部の外周側に配置されるので、回路の他、電子部品の実装が可能である。
(3)また、上記変位センサ装置において、支持部は、全体としてリング状若しくは枠状の形状であり、フレキシブルプリント基板は、支持部の外周側に装着されるベルト状の回路基板部と、当該回路基板部の長手方向と直交する一方向に片袖状に突出して形成され、コイルが2組設けられたコイル基板部とを有し、コイル基板部を支持部の内周側で折り返して2組を互いに重ねることにより複合コイル基板部を形成するものであってもよい。
この場合、コイル基板部は支持部の内周面上で折り返して(2つ折りにして)重ね合わせられるので、コイルの位置が安定し、検出の精度を安定させることができる。また、片袖状のコイル基板部を折って重ねることで容易に、渦巻の位置を合わせて重ね合わせることができる。なお、回路基板部は支持部の外周側に配置されるので、回路の他、電子部品の実装が可能である。
(4)一方、本発明の転がり軸受装置は、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の変位センサ装置を固定輪側に取り付けて、検出対象物としての回転体の変位を検出するものである。
このような転がり軸受装置は、基板の幅を大きくすることなくコイルのインダクタンスを一挙に増大させた変位センサ装置によって、回転体の変位を検出することができる。
本発明の変位センサ装置によれば、基板の幅を大きくすることなく、コイルのインダクタンスを一挙に増大させることができる。また、このような変位センサ装置は、回転体を検出対象物としてその変位を検出する転がり軸受装置の一部とすることができる。
本発明の変位センサ装置に使用する平面コイルの原理を説明する図である。 LC回路の周波数特性の一例を示すグラフである。 コイルの巻き方の他の例(実用的な例)を示す斜視図である。 (a)は基板形センサの展開図、(b)は基板形センサを円筒状に丸めた状態を示す斜視図である。 丸めた状態のフレキシブルプリント基板を円筒状の支持部の内周面上に取り付ける状態を示す斜視図である。 (a)は、支持部の図示を省略して、フレキシブルプリント基板の内側に回転体が挿通されている状態の基板形センサを示す斜視図であり、(b)は、これを回転体の軸方向から見た図である。 基板形センサのコイルに信号処理回路を接続した変位センサ装置の回路構成の一例を示す回路図である。 転がり軸受装置の一種であるハブユニットの断面図である。 第1実施形態に係る変位センサ装置におけるフレキシブルプリント基板の展開図である。 フレキシブルプリント基板に搭載されるコイルその他のセンサ回路要素の回路図である。 支持部の斜視図、及び、支持部に装着される際のフレキシブルプリント基板の形態を示す斜視図である。 フレキシブルプリント基板を支持部に装着することにより完成した状態の変位センサ装置を示す斜視図である。 図12におけるXIII-XIII線断面図である。 2枚のコイル基板部の重ね合わせの要領を示す斜視図である。 2つのコイルの直列接続を示す接続図である。 第2実施形態に係る変位センサ装置における、フレキシブルプリント基板の展開図である。 第2実施形態の変形例としての、フレキシブルプリント基板の展開図である。 その他の実施形態としての、支持部の内周側に装着されるフレキシブルプリント基板の2つの例を示す展開図である。 図18に示すフレキシブルプリント基板が支持部の内周側に装着される状態を示す斜視図である。
《原理》
図1は、本発明の変位センサ装置に使用する平面コイルの原理を説明する図である。この平面コイル1は、(a)に示すように、フレキシブルプリント基板(FPC)2上に、導電部を渦巻状に形成して成るコイル3を設けたものである。このような平面コイル1は、例えばポリイミド製の基板に銅やアルミニウム等の金属箔が貼着されたフレキシブルプリント基板からエッチングを行って、渦巻のパターンを残すことにより製作することができる。なお、コイル3の渦巻中心の端部は、例えばスルーホールで裏面へ導出することができる。コイル3は、渦巻のターン数(渦を巻いている回数)、コイルの断面積、コイルの長さ等に依存するインダクタンスLを有するが、ターン数は2乗で関与するため、最も支配的な要素である。従って、ターン数を確保することによって、所望のインダクタンスを得ることが可能である。
(b)は、平面コイル1を、変位の検出対象物4と近接対向させた状態を示す斜視図である。検出対象物4は金属製(例えば鉄系金属)であり、導電性を有する。コイル3のインダクタンスは、この検出対象物4によって影響を受ける。また、交流信号に対して、コイル3のパターンと検出対象物4との間に、パターン面積や相互間の距離に依存したキャパシタンスが現れる。従って、このような平面コイル1は、等価的に、(c)に示すような並列のLC回路となる。ここで、インダクタンスLやキャパシタンスCの値は、検出対象物4と平面コイル1とのギャップによって変化する。
上記ギャップが増大すると、交流信号に対するインダクタンスL及びキャパシタンスCが共に低下し、逆に、ギャップが減少すると、インダクタンスL及びキャパシタンスCが共に上昇する。従って、ギャップの変化により、LC回路の自己共振周波数f(=1/(2π(L・C)1/2))が変化する。
図2は、LC回路の周波数特性の一例を示すグラフである。周波数特性は、例えば自己共振周波数f1でピークとなる実線の曲線であるが、自己共振周波数が低下してf2になると、周波数特性は破線の曲線となる。この結果、LC回路に一定の発振周波数f0を供給している場合において、LC回路の出力(振幅)は、V1からV2に変化する。このようにして、ギャップの変化を出力の変化として検出することができる。
図3は、コイル3の巻き方の他の例(実用的な例)を示す斜視図である。この例では、フレキシブルプリント基板2の表裏両面に、コイル3が設けられ、スルーホールの導電路5を介して互いに接続されている。なお、図を見易くするために2つのコイル3を互いに上下に引き離して表しているが、実際には、薄いフレキシブルプリント基板2を挟んで背中合わせになっている。なお、フレキシブルプリント基板2を複層化して、最上面、層間、及び、最下面にそれぞれ、コイル3を設けることも可能である。
2つのコイル3は、同じ方向(例えば上方)から見ると互いに逆の渦巻であるが、電流という視点から見ると、同じ方向に巻いている。すなわち、仮に、上のコイル3の外側の巻端から電流が流れ込むとすると、電流は右巻きに渦の中心へ向かい、下のコイル3に抜けると、今度は、右巻きに渦の外側へ向かい、下のコイル3の外側の巻端に達する。従って、電流は常に右巻きに流れており、右巻きのターン数が累積される。電流が逆に流れるときは、電流は常に左巻きに流れ、左巻きのターン数が累積される。このようにして、厚さ方向には極めて薄い平面コイル1でありながら、コイル3は全体として多くのターン数を確保することができる。
《原理的構成》
次に、上記のような平面コイル1を複数個使用した基板形センサの原理的構成について説明する。
図4の(a)は、基板形センサ10の展開図である。この基板形センサ10においては、フレキシブルプリント基板2上に、4個のコイル3(総称符号)が2段に、合計8個設けられている。なお、図ではコイル3を簡略化して同心円のように描いているが、実際は、図1や図3に示したような渦巻である(以下、同様。)。
ここで、各コイル個別の符号は、後述の回転体の軸方向をY方向とした場合に、Y方向に直交し、かつ、互いに直交するX方向・Z方向に対応し、数字はY軸上の組番号、+、−はX,Z方向の組を表している。すなわち、変位を検出するためのコイルの組み合わせは、以下のようになる。
X方向変位:(X1+,X1−)、(X2+,X2−)
Z方向変位:(Z1+,Z1−)、(Z2+,Z2−)
各コイル3における2つの巻端(図示せず。)は、フレキシブルプリント基板2の表裏両面の導電路6を経て、端子電極部2aに導出されている。
このような基板形センサ10を円筒状に丸めると、(b)に示すようになり、コイルX1+及びX1−、並びに、X2+及びX2−は、それぞれ、X方向に2個1組の存在となる。また、コイルZ1+及びZ1−、並びに、Z2+及びZ2−は、それぞれ、Z方向に2個1組の存在となる。また、上段側及び下段側の各4個のコイルは、周方向の位相90度ごとに配置されている。
図5は、丸めた状態のフレキシブルプリント基板2を支持し、かつ、その円筒形状を維持すべく、例えば、円筒状の支持部11の内周面上に取り付ける状態を示す斜視図である。支持部11は、樹脂製であってもよいが、ここでは金属製とする。金属製の場合、機械的強度を容易に確保することができるので、樹脂製に比べて薄肉の支持部とすることができる。このことは、コンパクト化に寄与する。なお、支持部が金属製であっても、高周波信号(100kHz〜500kHz)でLC回路を駆動することにより、変位検出に影響がないことが確認された。
支持部11の内周面に固定されたフレキシブルプリント基板2の内側には、径方向の微小な隙間を確保して、検出対象物としての回転体12が挿入される。この回転体12とは例えば自動車の車軸である。その場合、支持部11は転がり軸受装置の固定輪に取り付けられ、回転輪に回転体(車軸)12が取り付けられている。そして、上記の隙間は、転がり軸受装置によって維持される。
図6の(a)は、支持部11の図示を省略して、フレキシブルプリント基板2の内側に回転体12が挿通されている状態の基板形センサ10を示す斜視図である。(b)は、これを回転体12の軸方向から見た図である。フレキシブルプリント基板2と回転体12の表面との間には径方向へのギャップがあり、このギャップの変化によって、前述のインダクタンスL,キャパシタンスCが変化する。従って、車輪に荷重が作用した際に発生する車軸の径方向の変位を、前述の出力の変化として検出することができる。
図7は、基板形センサ10のコイル3に信号処理回路17を接続した変位センサ装置20の回路構成の一例を示す回路図である。このような信号処理回路17は、フレキシブルプリント基板2に実装することが可能である。
各コイルは前述のように等価的にはLC回路であり、発振回路13から抵抗14を介して所定の発振周波数f0の交流信号が供給される。LC回路の出力はインピーダンス変換を行うバッファ回路(電圧フォロワ回路)15を経て、差動増幅回路16に入力される。
差動増幅回路16は、対を成す2つのLC回路からの信号電圧の差をとることで信号の線形化を行い、かつ、増幅を行う。線形化によって、回転体12の径方向への変位を正確に検出することができる。すなわち、軸方向に直交する方向にコイルを2個1組で設け、出力の差をとることで、回転体12の径方向への変位を正確に検出することができる。差動増幅後の信号は、X方向の2出力(X1,X2)と、Z方向の2出力(Z1,Z2)として出力される。これらの4出力に基づいて、ECU(図示せず。)は車輪に作用する荷重を求める。また、同じ方向の2出力に基づいて、モーメント荷重を求めることができる。
以上の変位センサ装置20によれば、コイル3のインダクタンスは、フレキシブルプリント基板2上に形成された渦巻のターン数によって、ほぼ決まる。但し、上記の原理的構成のみでは現実的にはターン数の確保に限界があるので、以下の述べる実施形態の構成によって一挙にインダクタンスを増大させる。
なお、コイル3の導電部と回転体12との間にはキャパシタンスが現れるので、別途、回路部品としてのコンデンサを用意することなく、LC回路を構成することができる。
《転がり軸受装置》
次に、転がり軸受装置の固定輪と回転輪との間に取り付けられる変位センサ装置について説明する。
図8は、転がり軸受装置の一種であるハブユニットの断面図である。このハブユニット100は車両に取り付けられるものであり、取り付けた状態では、図8における右側が車両のアウター側(車両の外側)であり、左側が車両のインナー側(車両の内側)である。図8において、ハブユニット100の中心軸Cに沿った方向をY方向とし、これに直交する紙面に垂直な方向をX方向とし、Y方向及びX方向の双方に直交する鉛直方向をZ方向とする。従って、このハブユニット100が自動車に取り付けられた状態においてX方向は車輪の前後水平方向となり、Y方向は車輪の左右水平方向(軸方向)となり、Z方向は上下方向となる。
このハブユニット100は、主たる構造部分として、外輪101、内軸102、内輪部材103、ナット104、及び、転動体105を備えている。外輪101は、筒状部101aと、この筒状部101aの一部の外周面から径方向外方へ伸びたフランジ部101bとを有している。このフランジ部101bは、車体側の固定部材(図示せず。)に固定され、これによってハブユニット100が車体に固定される。内軸102は、外輪101内に挿通される主軸部102aと、車両アウター側にあって径方向外方へ延びるフランジ部102bとを有している。このフランジ部102bが、車輪のホイールやブレーキディスクの取付部となる。なお、円柱状の主軸部102aは、前述の回転体12(図5,図6)に相当する部分である。
内軸102の車両インナー側には、筒状の内輪部材103が外嵌され、さらに、内軸102の端部に形成された雄ねじ部102dにナット104が螺着されることにより、内輪部材103が内軸102に固定されている。転動体105は、周方向に複数個配置された玉からなる複列の構成となっている。各列の玉は保持器(図示せず。)によって周方向に所定間隔で保持されている。
このハブユニット100において、外輪101は、車体側の固定部材に固定される固定輪である。また、内軸102と内輪部材103とは、外輪101に転動体105を介して回転自在に支持された回転輪である。外輪101、内軸102及び内輪部材103は、互いに同軸(中心軸C)に配置されている。
このように構成されたハブユニット100においては、外輪101の内周面上に取り付けられた変位センサ装置20により、検出対象物である内軸102(主軸部102a)の変位を非接触で検出することができる。この場合、固定輪たる外輪101と、回転輪たる内軸102の主軸部102aとの間の狭い径方向隙間に、変位センサ装置20を設けることができる。
《変位センサ装置:第1実施形態》
図9〜14は、第1実施形態に係る変位センサ装置20を示す図であり、このうち、図9はフレキシブルプリント基板22の展開図であり、図10はフレキシブルプリント基板22に搭載されるコイルその他のセンサ回路要素の回路図である。
まず、図9において、フレキシブルプリント基板22は、コイル3以外のセンサ回路要素を含む横長のベルト状の回路基板部22eと、この回路基板部22eの上下辺の各4箇所から紙面の上方及び下方へ、いわば両袖状に延伸して形成された合計8片のコイル基板部22dと、長手方向の一端部(図の右端)から少し幅を狭くして延伸するように形成された引出し部22cとを一体に有するものである。各コイル基板部22dには、一対のコイル3が設けられている。なお、前述のように、コイル3は、基板の表裏や、多層基板の場合には層間にも設けることができるが、ここでは簡素な例として、図9の紙面の表面側にのみ設けられているものとする。
図10の回路図は、図9の展開図と外形的に概ね対応する回路配置を示している。この回路図の内容は、図7から、基板の外部に設けられる発振回路13を省いたものに相当し、コイル3と、その他の信号処理回路17とによって構成されている。すなわち、図10において、フレキシブルプリント基板22には、16個のコイル3と、電子部品(抵抗14,バッファ回路15,差動増幅器16)と、導電路のパターンによる回路とが搭載されている。信号処理回路17内の短絡路Sによって互いに接続された各一対のコイル3は、2個直列で1つのコイルとしての機能を構成しており(詳細後述)、従って、機能的には8個のコイル(X1+,Z1+,X1−,Z1−,X2+,Z2+,X2−,Z2−)に相当する。
図9に戻り、回路基板部22eには複数の領域があり、電子部品は領域a1(4箇所)及び/又は領域a2(3箇所)に実装される。回路基板部22eは、電子部品が外側になるように、リング状に丸められる。また、残りの領域a3(6箇所)及びa1(1箇所)は、電子部品が実装されず、導電路のパターンのみが設けられる。電子部品が実装される領域a1,a2は、半田の剥がれを防止するため、平面を保つことが好ましい。その他の領域a3,a4は、折っても、湾曲させてもよい。なお、導電路や、電子部品の導電部には絶縁のためのコーティングが、適宜施される。
図11は、支持部21の斜視図、及び、支持部21に装着される際のフレキシブルプリント基板22の形態を示す斜視図である。また、図12は、フレキシブルプリント基板22を支持部21に装着することにより完成した状態の変位センサ装置20を示す斜視図である。なお、支持部21は、前述の支持部11と同様に金属製で、具体的には、温度特性を合わせる観点から、外輪101(図8)と同じ鉄系材料が好ましい。
まず、図11において、支持部21は、全体としては概ねリング状の物体(リング体)であるが、詳細には、内周が略円筒である筒体部21tの外周は、多角形と円弧とを組み合わせたような断面形状となっている。すなわち当該筒体部21tは、周方向に90度ごとに設けられる4箇所の平面部21eと、平面部21eに対して45度ずれて、かつ、同様に90度ごとに設けられる平面部21fと、これらの平面部21e,21fの残りの部分としての8箇所の円筒面部21gとによって構成されている。また、筒体部21tの軸方向両端には、鍔状部21hが形成されている。各鍔状部21hには、平面部21eに対応する周方向に90度ごとの位置で切り欠くスリット21jが形成されている。また、各スリット21jに対応する周方向位置の内周側に、浅い溝21kが形成されている。
フレキシブルプリント基板22は、領域a1が平面部21eの真上に、かつ、領域a2が平面部21fの真上にそれぞれくるように、支持部21の筒体部21tに巻き付けられ、引出し部22cを除いて、支持部21に接着される。このとき、8箇所のコイル基板部22dをスリット21jに通すことで周方向へのフレキシブルプリント基板22の位置決めとなり、また、一対の鍔状部21hの存在は、軸方向への位置決めに寄与する。従って、装着が容易である。また、8箇所の円筒面部21gの存在によって、フレキシブルプリント基板22の折り曲げが容易となり、曲げ易くするための工夫(例えば折り曲げ部分を薄くして曲げ易くする。)は特に不要である。
スリット21jに通されたコイル基板部22dは内周側に折り返され、溝21k上で、軸方向の両側から折り返されてきた2枚のコイル基板部22dが互いに重ね合わせられ、かつ、支持部21に接着される。こうして、図14に示すようにフレキシブルプリント基板22が支持部21に装着される。なお、スリット21jから側面に露出しているフレキシブルプリント基板22や、コイル基板部22dの内周面には、最終的な仕上げとして、樹脂モールドを施してもよい。これにより、コイル基板部22dやフレキシブルプリント基板22全体を、グリース・金属摩耗粉等から保護することができる。
図13は、図12におけるXIII-XIII線断面図である。図示のように、2枚のコイル基板部22dは互いに重ね合わせられ、密着している。これにより、複合コイル基板部22wが構成されている。なお、この図では軸方向右側からのコイル基板部22dが上になっているが、重ね方は、左右のコイル基板部22dのどちらが上になってもよい。
図14は、2枚のコイル基板部22dの重ね合わせの要領を示す斜視図である。重ね合わせは、上のコイル3と、下のコイル3との渦巻の中心を合わせるように行われる。重ね合わせても2つのコイル3は互いに短絡することはなく、独立した2個のコイルである。なお、仮に、コイル基板部22dの両面にコイル3が設けられている場合(図3参照。)であっても、絶縁コーティングにより、絶縁を維持する。
図15は、2つのコイル3の直列接続を示す接続図である。重ねた状態で一対のコイル基板部22dにおけるコイル3の渦巻の形が互いに逆巻きであれば、(a)に示すように短絡路Sを用いて接続する。これにより、例えば上のコイル3の外側巻端へ電流が流入する方向に流れた場合、電流は左巻きに流れて渦巻の内側巻端から下のコイル3の内側巻端に流れ込む。そして、やはり左巻きに電流が流れて外側巻端から接地部に流れる。従って、2つのコイル3は共に電流が左巻きに流れ、2つのコイル3によるインダクタンスは基本的に、1個のコイル3の2倍となる。電流が逆向きに流れた場合も同様である。
一方、重ねた状態で一対のコイル基板部22dにおけるコイル3の渦巻の形が互いに逆巻きであれば、(b)に示すように短絡路Sを用いて接続する。これにより、例えば上のコイル3の外側巻端へ電流が流入する方向に流れた場合、電流は左巻きに流れて渦巻の内側巻端から下のコイル3の外側巻端に流れ込む。そして、やはり左巻きに電流が流れて内側巻端から接地部に流れる。従って、2つのコイル3は共に電流が左巻きに流れ、2つのコイル3によるインダクタンスは基本的に、1個のコイル3の2倍となる。電流が逆向きに流れた場合も同様である。
以上のように、上記の変位センサ装置20においては、重ね合わせられた2枚のコイル基板部22dからなる複合コイル基板部22wで、2つのコイル3が互いに重ね合わせられ、信号処理回路17が、これらのコイル3について電流の巻き方向が同一になるように直列接続することにより、個々のコイルの渦巻は大きくすることなく、2コイル直列の大きなインダクタンスを得ることができる。従って、基板の幅を大きくすることなく、コイルのインダクタンスを一挙に増大させることができる。
また、図4と比較すれば明らかなように、図9のコイル3を回路基板部22eから放出して、折り込まれるコイル基板部22dに設けたことにより、図12の軸方向に並んでいる2個のコイル3は、フレキシブルプリント基板22の回路基板部22eの幅(軸方向寸法)内に収めずとも変位センサ装置20としての全体幅内に収めることができればよい。従って、結果的に、フレキシブルプリント基板22の幅及び変位センサ装置20全体の幅を、より小さくすることができる。
また、一対のコイル基板部22dは支持部21の内周面(の溝21k)上で重ね合わせられるので、コイル3の位置が安定し、検出の精度を安定させることができる。さらに、コイル基板部22dを支持部21の軸方向両側から重ね合わせることになるので、重ね合わせた状態で接着等により固定すれば、フレキシブルプリント基板22全体を支持部21に確実に装着することができ、剥がれや脱落を防止することができる。なお、前述のように、回路基板部22eは支持部21の外周側に配置されるので、回路の他、電子部品の実装が可能である。
《変位センサ装置:第2実施形態》
図16は、第2実施形態に係る変位センサ装置20における、フレキシブルプリント基板22の展開図である。
図16において、フレキシブルプリント基板22は、コイル3以外のセンサ回路要素を含む横長のベルト状の回路基板部22eと、この回路基板部22eの上辺の各4箇所から紙面の上方へ、いわば片袖状に延伸して形成された合計4片のコイル基板部22dと、長手方向の一端部(図の右端)から少し幅を狭くして延伸するように形成された引出し部22cとを一体に有するものである。各コイル基板部22dには、一対2組(4個)のコイル3が設けられている。回路基板部22eの領域a1〜a4は、第1実施形態(図9)と同様である。すなわち、図9との違いは、コイル基板部22dを両袖状ではなく、片袖状にして一対2組のコイル3を並べた点であり、その他の構成は、第1実施形態の変位センサ装置20と同様である。
図16に示すフレキシブルプリント基板22の場合、図中の点線Lでコイル基板部22dを折り(例えば山折り)、さらにこれを、リング状に丸めた回路基板部22eの内周側に折り返すことにより、第1実施形態と同様に(図12参照。)、支持部21にフレキシブルプリント基板22を装着することができる。
この場合も、第1実施形態と同様に、コイル基板部22dは支持部21の内周面(の溝21k)上で折り返して(2つ折りにして)重ね合わせられるので、コイル3の位置が安定し、検出の精度を安定させることができる。また、片袖状のコイル基板部22dを折って重ねることで容易に、渦巻の位置を合わせて重ね合わせることができる。回路基板部22eは支持部21の外周側に配置されるので、回路の他、電子部品の実装が可能である。
なお、図16に示すフレキシブルプリント基板22の場合、支持部21のスリット21jは、片方の鍔状部21hにのみ形成すれば足りるが、製造上は、装着の向きを問わない点で両方の鍔状部21hにスリット21jを形成しておく方が便利である。
図17は、第2実施形態の変形例としての、フレキシブルプリント基板22の展開図である。コイル基板部22dが片袖状である点は図16と同じであるが、2組のコイルが横に(回路基板部22eの長手方向に)並んでおり、点線Lで折ることによりコイル3を重ね合わせれば、後は同様に、支持部21へ装着することができる。
《変位センサ装置:その他の実施形態》
なお、上記各実施形態では、支持部21の外周側に回路基板部22eが装着される構成を示したが、図5に示したように、支持部の内周側にフレキシブルプリント基板全体を装着することも可能である。以下、その場合のフレキシブルプリント基板及び支持部の構成について簡単に説明する。
図18は、支持部の内周側に装着されるフレキシブルプリント基板22の2つの例を示す展開図である。(a)に示すフレキシブルプリント基板22は、コイル3以外のセンサ回路要素を含む横長のベルト状の回路基板部22eと、この回路基板部22eの上下2辺の各4箇所から紙面の上方及び下方へ、両袖状に延伸して形成された合計8片のコイル基板部22dとを一体に有するものである。各コイル基板部22dには、一対のコイル3が設けられている。このようなフレキシブルプリント基板22では、図中の点線でコイル基板部22dを折って、回路基板部22e上で互いに重ね合わせる。また、回路基板部22eをリング状に丸めて両端部を合わせる。このようなフレキシブルプリント基板22は、図19に示すように、円筒状の支持部21の内周側に装着することができる。
また、図18の(b)に示すフレキシブルプリント基板22は、一部(半数)のコイル3及びセンサ回路要素を含む横長のベルト状の回路基板部22eと、この回路基板部22eの上辺の4箇所から紙面の上方へ、片袖状に延伸して形成された合計4片のコイル基板部22dとを一体に有するものである。各コイル基板部22dには、一対のコイル3が設けられている。このようなフレキシブルプリント基板22においては、図中の点線でコイル基板部22dを折って、回路基板部22e上でコイル3同士を互いに重ね合わせる。また、回路基板部22eをリング状に丸めて両端部を合わせる。このようなフレキシブルプリント基板22は、図19に示すように、円筒状の支持部21の内周側に装着することができる。回路基板部22eにコイル3を設けると、回路基板部22eの幅(図18の紙面の上下方向)が、(a)の回路基板部22eよりも広くなる。但し、展開状態での全体の幅寸法は、むしろ(b)の方が小さい。
《その他》
なお、上記各実施形態における変位センサ装置20は、転がり軸受装置のみならず、スピンドル装置にも適用でき、その他、検出対象となる物体(特に回転体)の変位を検出する装置として広く使用可能である。
また、このような変位センサ装置は、回転体以外の検出対象物にも適用可能である。例えば、軸方向へ移動する直動軸部材の径方向への微小な変位を検出する場合に、適用可能である。このような場合の支持部は、必ずしもリング状でなくてもよく、直動軸部材の外形状に合わせた枠状であってもよい。
また、上記各実施形態において、装着完了時のフレキシブルプリント基板22のコイル基板部22dは2個を1組とする複列のコイル3を備え、フレキシブルプリント基板22全体としては周方向へ4等配にコイル3を備えているが、これは出力の必要性に対応したもので、コイルの数や配置は、図示したものに限定されない。すなわち、インダクタンスを増大させるために、コイルを有する基板部位を、複数枚互いに重ね合わせて複合コイル基板部を構成することは、コイルの数や配置に関係なく適用が可能である。
また、上記各実施形態におけるコイル基板部22dの重ね枚数は2であるが、必要により、3枚以上を重ねることも可能である。
なお、上記各実施形態では、信号処理回路17(図10)をフレキシブルプリント基板22に搭載するものとしたが、基板外に信号処理回路17を設けることも可能である。例えば、図4に示した原理的構成のフレキシブルプリント基板2は、信号処理回路を基板外に設けることを前提として説明したものである。
2:フレキシブルプリント基板、3:コイル、4:検出対象物、11:支持部、12:回転体、17:信号処理回路、20:変位センサ装置、21:支持部、22:フレキシブルプリント基板、22d:コイル基板部、22e:回路基板部、100:ハブユニット(転がり軸受装置)、101:外輪(固定輪)、102a:主軸部(回転体)

Claims (4)

  1. 検出対象物の変位を非接触で検出する変位センサ装置であって、
    折り曲げが可能なフレキシブルプリント基板に、渦巻状に形成された導電部の渦巻面を前記検出対象物と対向させるコイルを有し、当該コイルを有する基板部位を、複数枚互いに重ね合わせて成る複合コイル基板部と、
    前記フレキシブルプリント基板を沿わせて支持する支持部と、
    重ね合わせられた複数のコイルを、電流の巻き方向が同一になるように直列接続した全コイルのインダクタンス、及び、前記検出対象物との間に現れるキャパシタンスに基づく出力信号を抽出する信号処理回路と
    を備えたことを特徴とする変位センサ装置。
  2. 前記支持部は、全体としてリング状若しくは枠状の形状であり、
    前記フレキシブルプリント基板は、前記支持部の外周側に装着されるベルト状の回路基板部と、当該回路基板部の長手方向と直交する両方向に両袖状に突出して形成され、前記コイルが設けられた一対のコイル基板部とを有し、
    各コイル基板部を前記支持部の内周側に折り返して互いに重ねることにより前記複合コイル基板部を形成する請求項1記載の変位センサ装置。
  3. 前記支持部は、全体としてリング状若しくは枠状の形状であり、
    前記フレキシブルプリント基板は、前記支持部の外周側に装着されるベルト状の回路基板部と、当該回路基板部の長手方向と直交する一方向に片袖状に突出して形成され、前記コイルが2組設けられたコイル基板部とを有し、
    前記コイル基板部を前記支持部の内周側で折り返して2組を互いに重ねることにより前記複合コイル基板部を形成する請求項1記載の変位センサ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の変位センサ装置を固定輪側に取り付けて、前記検出対象物としての回転体の変位を検出する転がり軸受装置。
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