JP2011137460A - 蒸気タービン排出フードのための半径方向チャネルディフューザ - Google Patents

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プラケッシュ・ビー・ダルサニア
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Abstract

【課題】蒸気タービン排出装置を提供する。
【解決手段】本排出装置(100)は、タービン排出口の下部ディフューザセクション(151)から復水器(140)に至る第1の排出径路(180)と、タービン排気口の上部ディフューザセクション(152)から下流半径方向チャネル(170)に至って復水器(140)に排出する別個の外側排出径路(190)とを構成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、総括的には蒸気タービンに関し、より具体的には、蒸気を復水器に効果的に拡散する排出フードに関する。
軸流タービンからの排出蒸気の吐出、例えば復水器へのこの排出蒸気の吐出では、蒸気の流れを可能な限り滑らかにしかつそのような流れにおける渦、乱流及び非均一性の集積によるエネルギー損失を最小にすることが望ましい。通常、タービンからの排出流は、排出フード内に導かれ、そこからフードの吐出開口部を通してタービンの軸線に基本的に垂直な方向に復水器内に導かれる。タービンの排出口における軸方向流から排出フード内の半径方向流への滑らかな移行、従ってこのフードの吐出開口部における復水器内への滑らかな流れを達成することが望ましい。
そのような軸流タービンで使用する効果的な排出フードの構成では、それらの中で採用したあらゆるガイド手段内での加速損失を回避すること並びに排出フードの吐出開口部において比較的均一な流れ分布を達成してタービン内において最も効率的なエネルギー変換を行ないかつ該タービンに連結された復水器に排出蒸気を効果的に供給するようにすることが望ましい。
タービンからの排出に先立って、最終段バケットの出口平面内において比較的均一な円周方向及び半径方向圧力分布を達成することによって、タービンの最終段バケットにおける最適な効率を達成することもまた望ましい。通常、可能な限り短い軸方向長さを有するフードを採用しながらそれらの結果を達成して、タービントレーンの軸方向寸法を制限する試みが行われてきた。
従来技術では、タービンに連結した排出ダクト内において、該タービンからの蒸気の軸方向流をほぼ半径方向流に効果的に変更する滑らかな湾曲表面を有するベーンが採用されてきた。タービンからの排出の軸方向流を半径方向流に転換するそのような装置の実施例は、Christ他の米国特許第3552877号に示されている。Herzogの米国特許第4013378号のような軸流タービンのための従来技術の排出フードにおける更なる開発では、流れをさらに滑らかにする複数組のベーンが組入れられていた。排出フードは、その最終段バケットに隣接してタービンに連結された排出ダクト内に配置された第1の組のガイドベーンを含む。これらベーンは、軸方向からほぼ半径方向への蒸気流の比較的滑らかな移行を可能にするように湾曲している。ガイドリングが、第1の組のガイドベーンを円周方向に囲み、また複数の二次ベーンが、このガイドリングの周りに円周方向に間隔を置いて配置される。第1の組のベーンから二次ベーンに半径方向に吐出された蒸気は、該二次ベーンによって排出フードの吐出開口部に導かれる。二次ベーンは、ガイドリングの周りにほぼ等しい間隔を置いて配置されかつこれらベーンからの蒸気の吐出が異なる角度を生じるように異なる角度で湾曲している。これら吐出角度は、最終段バケットの出口平面にわたってかつ吐出開口部の平面にわたってほぼ均一な流れ分布を達成するように排出フードの吐出開口部に向けて蒸気を導くように選択される。しかしながら、そのようなベーンは1つの組の流れ条件に対して最適化させることができるが、それらベーンは、他の流れにおいては著しく有効性が低い状態で作動する可能性がある。
例えば、蒸気タービンでは、ディフューザが一般的に採用される。有効なディフューザは、タービン効率及び出力を向上させることができる。残念ながら、そのようなタービンに存在する複雑な流れパターン及びスペース制約で生じる設計上の問題によって、完全に有効なディフューザを設計することは殆ど不可能である。流れ面積の増加により蒸気速度を低下させるにつれて静圧を上昇させるというディフューザの能力を完全に又は部分的に破壊する流れ剥離を生じる結果となることが多い。軸流蒸気タービンで使用する下向き排出フードの場合には、ディフューザ吐出口から排出フード吐出口までの損失は、頂部から底部まで変化する。頂部において、流れの大部分は、それがディフューザ及び内側ケーシングの上方に位置しかつ次に下向き方向に方向転換するように180度方向転換しなければならない。従って、頂部における圧力は、側面におけるよりも高く、次に該側面における圧力は、底部におけるよりも高い。
図1は、蒸気タービンの一部分を示す複流蒸気タービンの部分断面斜視図である。その全体を参照符号10で示す蒸気タービンは、複数のタービンバケット14を取付けたロータ12を含む。複数のダイヤフラム18を取付けた内側タービンケーシング16もまた、図示している。中央に配置されたほぼ半径方向の蒸気入口20は、タービンの対向する軸方向側方におけるタービンバケット及びステータブレードの各々に蒸気を加えてロータを駆動する。ダイヤフラム18のステータブレード及び軸方向に隣接するバケット14は、様々な段を形成して流路を構成し、またタービンの最終段から蒸気を排出して下方の復水器(図示せず)内に流れるようにすることが分かるであろう。
外側排出フード21もまた図示しており、該外側排出フード21は、タービンの内側ケーシング及び軸受のような他の部品を囲みかつ支持している。タービンは、該タービンから排出された蒸気を出口26内に案内して1以上の復水器に流れるようにする蒸気ガイド(図示せず)を含む。排出フードを使用してタービン、軸受及び付属部品を支持する場合には、排出蒸気径路は、蛇行しかつ圧力損失を受け、その結果として、性能及び効率の低下を伴うことになる。排出フード21内に複数の支持構造体を設けて、排出フードを固定しかつ蒸気排出流を案内するのに役立てることができる。例示的な支持構造体30は、蒸気タービン10から蒸気排出流35を受けかつ導くように配置される。蒸気の拡散は、排出フード21内のボリュームに限定される。
排出フード21は、上部フード22及び下部フード23を含む。上部及び下部フードは、水平座面33に沿って接合される。下部フード23の上部部分は、支持フレーム36を構成した支持部材34で補強される。支持フレーム36が担う重量は、支持レッジ27において基礎40に移送される。
図2は、排出流路35を含む複流蒸気タービン10のための従来技術の排出フードの概略側面図を示している。蒸気タービンLPセクションは、入口領域20、タービン段(ノズル18及びバケット14)、並びにディフューザ25を備えた排出フード21から構成される。排出フードの主な機能の1つは、静圧を回復させかつ最終段バケット15から排出蒸気流35を下方の復水器(図示せず)への復水器蒸気出口26に案内することである。排出フード21は、上部排出フード22及び下部排出フード23を含む。半径方向に非常に高い渦流と高い流量勾配とを有する可能性がある最終段バケット15からの流れは、排出フード21を通して復水器に流入する。流れ28の一部は、下部排出フード23を通って復水器に向かって直接下方に流れ、また残りの流れ29は、上部排出フード22を通って移動する。上部排出フード22内の流れは、流れガイド32によって導かれ、かつ内側ケーシング16の上方で垂直方向上向き方向から下向き方向に180度方向転換し始めて復水器に到達する。これにより、上部排出フード内において蒸気ガイド24の後方に強力な渦形成38が生じることになり、蒸気ガイドとフードの外側壁との間の有効流れ面積が最小になり、それによって、蒸気径路の損失が一層増大することになる。この現象は、排出フードの上半分における流れ拡散を減少させ、排出フード性能の低下を引き起こし、これが、最終段バケット性能に直接的悪影響を与えることになる。
米国特許第3552877号明細書 米国特許第4013378号明細書 米国特許第6419448号明細書
従って、上部排出フード内における渦流を排除し、かつ特に上部排出フード内において流れパターン及び拡散性能の改善を行なうことが望ましい。
本発明は、タービン復水器への半径方向チャネルが、上部排出フード内における渦を部分的に排除しかつフード性能を向上させる軸流蒸気タービンのための排出装置に関する。
手短に言うと、本発明の1つの態様によると、軸流蒸気タービンのための排出装置を提供する。本排出装置は、複数のタービン段を備えかつそれを通る軸方向蒸気流路及び最終タービン段の複数のバケットからの排出流出口を構成した内側タービンケーシングを含む。タービン復水器が、蒸気タービンの下方に取付けられる。排出フードが、蒸気タービンの下流端部に取付けられ、下流端部において、排出出口流がディフューザを通ってタービン復水器への二重径路内に流れる。軸受コーン及び複数の環状蒸気ガイドが、排出出口流のためのディフューザ流路を形成する。二重径路の第1の排出径路が、ディフューザの下部セクションを通って排出フードの下部セクションに延びかつ次に基本的に下向きに復水器に延びる。排出フードの上部セクションが、ディフューザの上部セクションと流体連通状態になっている。排出フードの下流半径方向チャネルが、排出フードの上部セクションと流体連通状態になっておりかつさらに下方のタービン復水器と流体連通状態になっている。二重径路の第2の排出径路が、ディフューザの上部セクションを通って排出フードの上部セクション内に流れ、軸方向下流方向に半径方向チャネルに流れ、かつ次に該半径方向チャネル通って下向きにタービン復水器に流れる。
本発明の別の態様によると、軸流蒸気タービンを提供する。本蒸気タービンは、複数のタービン段を備えかつそれを通る軸方向蒸気流路及び最終タービン段の複数のバケットからの排出流出口を構成した内側タービンケーシングを含む。タービン復水器が、蒸気タービンの下方に取付けられる。蒸気タービンのための基礎が設けられる。蒸気タービンの下流端部における排出フードは、二重排出径路の半径方向チャネルを通して内側タービンケーシングの排出流出口からタービン復水器に至る少なくとも1つの排出径路を含む。排出フードは、内側タービンケーシングの軸方向端部において該内側ケーシングに取付けられる。内側ケーシングが基礎により直接支持される蒸気タービン用の支持手段が設けられる。
本発明のこれらの及びその他の特徴、態様並びに利点は、図面全体を通して同じ参照符号が同様な部品を表している添付図面を参照しながら以下の詳細な記述を読むことにより、一層良好に理解されるようになるであろう。
従来技術の排出フードを備えた複流蒸気タービンの部分断面斜視図。 排出流径路を備えた複流蒸気タービンのための従来技術の排出フードの概略側面図。 軸流蒸気タービンのための本発明の排出装置の第1の実施形態の概略側面図。 上部排出フードを取外した状態における蒸気タービン及び排出装置の実施形態の上面図。 半径方向チャネルを備えた排出装置構造の3次元側面図。 半径方向チャネルを備えた排出装置構造の3次元端面図。 タービン内側ケーシング端部から見た排出装置の1つの側面の斜視図。 排出装置の第2の実施形態における第2の排出径路の側面断面図。 排出装置の1つの側面の斜視図。
本発明の以下の実施形態は、低圧(LP)排出フードにおける静圧回復の改善、及びそれによる蒸気タービンの発熱率又は出力の改善を含む多くの利点を有する。さらに、本発明により非常に単純なジオメトリ構成が得られ、それによって、内側ケーシングを覆う排出フードの外側ケーシングの一部分を排除することにより重量を軽減し、従ってコストを削減するのに役立つ。
フードのためのジオメトリ構成の別の利点は、内側タービンケーシングをタービンのための基礎上に載置するのを可能にし、これが、機械の信頼性を増大させることになる。
本発明は、フードの上半分内において流れを流れ運動量方向に案内する半径方向チャネルの概念を組入れている。この流れ方向のパターンにより、上部排出フード内における渦発生を減少させ、従って流れ拡散の増大を生じさせることになる。半径方向チャネルは、図3に示すように、排出ディフューザの端部壁の後方に配置して流れを排出フードの上半分からタービン復水器に向けて導くようにすることができる。この半径方向チャネル構成は、フードの上半分内における渦発生を最小にするのに役立つことになる。半径方向チャネル内には内側ケーシングが存在していないので、流れは、タービン復水器に向けて180度以上にわたり滑らかに移行することになり、これにより、流れ拡散が向上し、従って低圧セクションの効率改善が得られることになる。また、排出フードの上部セクション内における流れのより良好な拡散は、最終段バケット(LSB)出口と排出流入口との間の均一な圧力勾配を達成するのに役立ち、このことは、LSB性能に好影響を及ぼす。
本発明の第1の実施形態は、図3に示すような軸流蒸気タービンのための排出装置121を提供する。内側タービンケーシング116は、1以上のノズル114及びバケット118のタービン段を備えて、該内側タービンケーシング116を通る軸方向蒸気流路を構成する。排出出口流は、複数の最終段バケット115から流れる。排出フード125が、内側タービンケーシング116の軸方向下流端部127に結合される。タービン復水器140が、排出フード125の下方に取付けられて、排出蒸気を凝縮(復水)させかつサブクールするようにする。複式軸流蒸気タービンでは、排出フード125が、内側ケーシング116の各軸方向下流端部127に結合されて、1以上のタービン復水器140が、排出蒸気を受けるようになる。
排出フード125は、最終段バケット118からタービン復水器140への二重排出径路を構成する。排出フード125は、水平継手135(図4)に沿って従来通りに分離された上部排出フード122及び下部排出フード123を含むことができる。排出フード125は、ディフューザ150、下部セクション155、上部セクション160及び下流半径方向チャネル170を含む。最終段バケット118から排出フード125内に吐出された蒸気のための第1の排出径路180は、ディフューザ150の下部セクション151、排出フード125の下部セクション155、及び復水器140内への下向き吐出口を含む。内側ケーシング116の最終段バケット118から流れる第2の排出径路190は、ディフューザ150の上部セクション152、排出フード125の上部セクション160、及び下方のタービン復水器140に下向きに吐出する排出フード125の下流半径方向チャネル170を含む。
ディフューザ150は、軸受コーン155の内側壁154と蒸気ガイド156、157との間に形成される。軸受コーンの軸方向下流端部は、排出フードの上部セクションを下流セクションから分離する仕切り壁と係合する。
ディフューザ150の下半分151は、排出フード125の下部セクション155内に開口する。排出フードの下部セクション155は、タービン復水器140内に下方に開口する。ディフューザ150の上半分152は、排出フード125の上部セクション160内に開口する。排出フード125の上部セクション160の軸方向下流端部161から下流半径方向チャネル170への蒸気流のための開口部161が、上部排出フードケーシング壁125と円周方向仕切り壁165の外側端部166との間に設けられる。半径方向チャネル170は、排出フードの上部セクション160を下方のタービン復水器140と連結する。半径方向チャネル170は、仕切り壁165の平面と端部壁172との間に上部空間171を含む。上部空間171は、ロータシャフト112上方に半環状空間として形成することができる。
半径方向チャネル170はまた、タービン復水器140への2つの下行排出空間173を含むことができる。下行排出空間173は、仕切り壁165の軸方向下流に配置することができ、かつ上方の半径方向チャネルの上部セクション171にまた下方のタービン復水器140に半径方向に開口することができる。2つの下行排出空間173は共に、排出装置121及び仕切り壁165を貫通して軸方向に延びるロータシャフト112の周りに形成することができる。排出空間173は、仕切り壁165と端部壁174との軸方向間に位置させることができる。2つの下行排出空間173は、タービン復水器140に向けて垂直に下行するようにほぼ平行に整列させることができる。2つの下行排出空間173は、排出装置121の一体形部分とすることができ、或いは外部配管内に収容させることができる。下行排出空間173の各々は、それらの間に開放空間176が設けられた内側側壁175(図6)を含むことができる。半径方向チャネル170の下行排出空間173間における開放空間176は、軸受コーン145領域への人の接近を可能にするのに十分な大きさとすることができる。
排出フード125は、タービン内側ケーシング116の軸方向端部127と合わされるので、タービン内側ケーシングの上方及び下方並びに周りの空間177、178は、排出フードのために利用されない。図4は、上部排出フードを取外した状態における蒸気タービン100の上面図を示している。空間177及び178は、タービン内側ケーシング116を基礎に直接取付けるのに利用可能である。タービン内側ケーシング116の各側面186からの少なくとも1つの支持アーム185が、基礎壁80上のパッド187に延びることができる。排出フード125は、これもまた基礎壁80上に着座して排出フードに対する支持を与える補強セクション135を含むことができる。
上部排出フード122を取外した状態では、蒸気ガイド157の頂部及び軸受コーン145の内側壁144の頂部表面が露出している。第2の排出径路に沿った排出流の一般的な流れパターン200を上部蒸気ガイド157と軸受コーン145の内側壁144との間に図示しており、これら流れパターン200は、内側壁144上を流れ続けかつ仕切り壁165の周り及び上方を流れ続ける。
半径方向チャネルは、図5〜図6に示すように、外側ケーシングの異なる形状及び外形として形成することができる。本発明の第2の実施形態では、半径方向チャネルの構成を修正している。半径方向チャネルの上部セクションとかつタービン復水器と流体連通状態になった該半径方向チャネルの2つの下行排出空間は、排出フードの各側面上に排出空間を含むことができる。各それぞれの側面の下行排出空間は、下方のタービン復水器への径路内において排出フードに対して半径方向外寄りに延びることができる。下行排出空間はさらに、軸方向上流に湾曲させて、該下行排出空間が下方のタービン復水器への垂直径路内において排出フードの外側半径方向ケーシングと平行に垂直方向に下行するようにすることができる。それに代えて、垂直下行排出空間は、排出フードの下部セクションからの復水器流に対して平行な径路でタービン復水器に下向きに排出する別個の閉鎖ボリューム内に収容することができる。
図5は、上部排出フードの外側ケーシングを取外した状態における排出装置構造121の3次元側面図を示している。タービン内側ケーシング116から排出された蒸気は、上部蒸気ガイド157と軸受コーン145との間の第2の排出径路190で排出フード125の上部排気セクション内に流れる。流れは、仕切り壁165の上方を該仕切り壁165と端部壁172との間の半径方向チャネル170の上部セクション171に流れ続ける。流れは、下方の復水器(図示せず)に至る半径方向チャネル170の排気セクション173を通って下向きに流れ続ける。
図6は、半径方向チャネルを備えた排出装置構造121の3次元端面図を示している。半径方向チャネル170は、その中に仕切り壁165(図3、図4、図5)の上方を通る排出蒸気流が流入する上部セクション171を含む。端部壁172のために、排出蒸気流は、下方の復水器(図3)に至る2つの下行排出空間173内に強制的に下向きに流れる。2つの下行排出空間は、内側半径方向表面(壁)175を含む。2つの下行排出空間173は、ロータシャフト112(図3、図4)の周りに折り曲がり、かつ軸受コーン領域への人の接近のための空間176をロータシャフトの下方に可能にすることができる。
図7は、タービン内側ケーシング端部から見た排出装置構造121の3次元断面斜視図を示している。排出流径路は、個々のボリューム内の破線として示している。第1の排出流径路180は、下部蒸気ガイド(図示せず)と軸受コーン(図示せず)との間のディフューザボリュームから下部排気ボリュームに流れる(至る)。第2の排出径路190は、上部蒸気ガイド(図示せず)と軸受コーン(図示せず)との間のディフューザボリュームから上部フードセクション160内に流れ、次に半径方向チャネル170の上部セクション171内に流れ、次に下方のタービン復水器(図示せず)への径路上の下行排気セクション173(その1つを図示する)内に流れる。
図8は、排出装置205の第2の実施形態における第2の排出径路の側面断面図を示している。内側ケーシング出口216の上半分からの第2の排出径路は、蒸気ガイド257と軸受コーン245の内側壁との間を排出フード205の第2の実施形態の上部セクション内に流れる。仕切り壁265は、軸受コーン245から半径方向に延びる。第2の排出流径路290は、排出フード205の上部セクション260から仕切り壁265と排出フードの外側ケーシング225との間の空間としての半径方向チャネル270に軸方向に流れる。第2の排出流径路210は、端部壁によって半径方向チャネル270の上部セクション271内に強制的に下向きに方向転換する。湾曲下行排出空間273はさらに、流れを下向きに、軸方向上流方向にかつ排出フード外側ケーシングに対して外寄りに導く。第2の排出流径路290は、排出フードの下部セクション255からの第1の排出径路280に平行な流れとして復水器に向けて下向きに流れ続ける。
図9は、タービン内側ケーシング端部から見た排出装置の1つの側面の斜視図を示している。内側ケーシング出口の下半分空間からの第1の排出流径路280は、蒸気ガイド256と軸受コーン(図示せず)の内側壁との間を排出フードの下部セクション内に流れ、次にタービン復水器に向けて下向きに流れる。内側ケーシング出口250の上半分からの第2の排出径路290は、蒸気ガイド257と軸受コーン(図示せず)の内側壁との間を排出フードの上部セクション260内に流れる。排出フードの上部セクション160からの第2の排出径路290は、仕切り壁265の上方を排出フードの半径方向チャネル270内に流れる。下流セクションの後部壁272は、流れを強制的に下向き方向にかつ湾曲下行排出空間273内に流し、この湾曲下行排出空間273は、排出フードの下部セクションからの排出径路の外寄りのかつ該排出径路に平行な空間295に向けて流れを半径方向外寄りにかつ軸方向上流方向に導く。下向き径路は、同じ空間内のものとするか又は壁で仕切った空間とすることができる。
本明細書では様々な実施形態を説明しているが、要素の様々な組合せ、変更又はその改良を行なうことができかつそれらが本発明の技術的範囲内にあることは、本明細書から分かるであろう。
10 蒸気タービン
12 ロータ
14 バケット
15 最終段バケット
16 内側ケーシング
18 ダイヤフラム
20 蒸気入口
21 排出フード
22 上部排出フード
23 下部排出フード
24 蒸気ガイド
26 出口
30 支持構造体
32 プレート
35 蒸気排出流
38 渦
100 タービン排出装置
121 排出フード
122 上部排出フード
123 下部排出フード
125 排出フードの外側壁
127 蒸気タービン内側ケーシングの軸方向下流端部
135 支持レッジ
140 タービン復水器
144 内側壁
145 軸受コーン
150 ディフューザ
152 上部ディフューザセクション
151 下部ディフューザセクション
165 仕切り壁
166 円周方向外側端部
170 半径方向チャネル
171 上部排出空間
173 下行排出空間
172 端部壁
174 端部壁
175 内側側壁
176 開放空間
177、178 上方及び下方の空間
180 第1の排出径路
185 支持アーム
190 第2の排出径路
205 タービン排出装置
216 内側排出ケーシング
225 排出フードの外側壁
245 軸受コーン
250 タービン排出口の上半分
255 下部排出フード
256 蒸気ガイド
265 仕切り壁
270 半径方向チャネル
271 半径方向チャネルの上部セクション
272 後部壁
273 湾曲下行空間
280 第1の排出径路
290 第2の排出径路
295 外寄り空間
305 第1のタービンセクション
310 入口蒸気流
315 第1のタービン出口
316 上部部分
317 下部部分
318 第1の上部部分
319 第2の上部部分
320 上部部分からの外側排出径路
321 第1の上部外側排出径路

Claims (10)

  1. 軸流蒸気タービン排出装置(100)であって、
    複数のタービン段(114、118)を備えかつ複数の最終段タービンバケット(115)から排出フード(121)内への軸方向蒸気流路(35)を構成した内側タービンケーシング(116)と、
    前記排出フード(121)の下方に取付けられたタービン復水器(140)と、を含み、
    前記排出フード(121)が、上部排出フード(122)及び下部排出フード(123)を含み、
    前記排出フード(121)が、前記タービン復水器(140)への二重排出径路(180、190)を構成し、
    軸受コーン(145)及び複数の環状蒸気ガイド(156)が、前記二重排出径路(180、190)を形成し、
    前記二重排出径路の第1の排出径路(180)が、下部ディフューザセクション(151)を通って前記下部排出フード(123)に至りかつ次に基本的に下向きに前記復水器(140)に至り、
    前記上部排出フード(122)が、上部ディフューザセクション(152)と流体連通状態になっており、
    前記排出フード(121)の半径方向チャネル(170)が、前記上部排出フード(122)と流体連通状態になっておりかつ下方の前記タービン復水器(140)と流体連通状態になっており、
    前記二重排出径路の第2の排出径路(190)が、前記上部ディフューザセクション(152)を通って前記上部排出フード(122)に至り、軸方向下流方向に前記半径方向チャネル(170)に至りかつ次に該半径方向チャネル(170)通って下流方向に前記タービン復水器(140)に至る、
    排出装置(100)。
  2. 前記排出フード(121)が、前記上部排出フード(122)と前記半径方向チャネル(170)との間に仕切り壁(165)をさらに含み、
    通路(161)が、前記仕切り壁(165)の外側端部(166)と前記排出フード(121)の外側壁(125)との間に設けられて、前記上部排出フード(122)と前記半径方向チャネル(170)との間での前記第2の排出径路(190)の流体連通を可能にする、
    請求項1記載の排出装置(100)。
  3. 前記半径方向チャネル(170)が、上部排出空間(171)及び前記タービン復水器(140)への2つの下行閉鎖排出空間(173)を含み、
    前記2つの下行閉鎖排出空間が、前記排出フード(121)の外側壁(125)の半径方向外寄りに延びる、
    請求項2記載の排出装置(100)。
  4. 前記半径方向チャネル(170)が、上部排出空間(171)及び前記タービン復水器(140)への2つの下行排出空間(173)を含み、
    前記2つの下行排出空間(173)が、前記仕切り壁(165)の軸方向下流に配置される、
    請求項2記載の排出装置(100)。
  5. 前記2つの下行排出空間(173)が、前記排出フード(121)を貫通して延びるロータシャフト(112)を部分的に囲む、請求項4記載の排出装置(100)。
  6. 前記半径方向チャネル(170)の2つの下行排出空間(173)が、平行に整列される、請求項5記載の排出装置(100)。
  7. 前記半径方向チャネル(170)の2つの下行排出空間(173)の各々が、内側側壁(175)を含み、
    開放空間(176)が、前記内側側壁(175)間に設けられる、
    請求項6記載の排出装置(100)。
  8. 前記2つの下行排出空間(173)間の前記開放空間(176)が、前記軸受コーン(145)への人の接近を可能にするのに十分な大きさになっている、請求項7記載の排出装置(100)。
  9. 前記第2の排出径路(290)の後部壁(272)が、前記復水器に向かって軸方向上流方向かつ半径方向外寄り(295)に流れる湾曲下行排出空間(273)を含む、請求項2記載の排出装置(100)。
  10. 該装置が、複式軸流蒸気タービンに設けられる、請求項1記載の排出装置(100)。
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