JP6632510B2 - 蒸気タービンの排気室、蒸気タービン排気室用のフローガイド、及び、蒸気タービン - Google Patents

蒸気タービンの排気室、蒸気タービン排気室用のフローガイド、及び、蒸気タービン Download PDF

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Description

本開示は、蒸気タービンの排気室、蒸気タービン排気室用のフローガイド、及び、蒸気タービンに関する。
蒸気タービンのタービン車室からの蒸気は、通常、排気室を介して蒸気タービンから排出される。排気室内では、蒸気流れの性状や内部構造物の形状等によって流体損失が生じるため、排気室における流体損失を低減するための構成が提案されている。
例えば、特許文献1には、排気室のディフューザ流路を形成するフローガイドに偏向部材を設けて、ディフューザ流路内においてチップフローに旋回を付与し、チップフローと蒸気主流とが混合する際の損失を低減するようにした蒸気タービンが記載されている。
また、特許文献2には、排気室を画定するタービンの外車と内車のうち、内車の下半部の下側に整流手段を設け、排気室下方の出口に向かう蒸気の流れが内車の下側で剥離しないようにした蒸気タービンが記載されている。
特開2011−220125号公報 特開2003−27905号公報
特許文献1及び2に記載の蒸気タービンでは、排気室内に設けた偏向部材や整流手段により、排気室内の損失を低減できることが期待される。
しかしながら、蒸気タービンの排気室内での流体損失を低減するためのさらなる方策が望まれる。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、排気室内における流体損失を低減可能な蒸気タービンの排気室、蒸気タービン排気室用のフローガイド、及び、蒸気タービンを提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る蒸気タービンの排気室は、
ケーシングと、
前記蒸気タービンの最終段翼出口に連通するディフューザ通路の外側の境界を画定するように前記ケーシング内に設けられる内側フローガイド部と、
前記ケーシング内において前記内側フローガイド部の外周側に設けられる外側フローガイド部と、を備え、
前記排気室は、下方側に排気室出口を有し、
前記外側フローガイド部は、少なくとも前記内側フローガイド部の上半領域の周囲に設けられる。
ディフューザ通路を通過する蒸気流れは、ディフューザ通路を形成する内側フローガイド部の裏側(内側フローガイド部を挟んでディフューザ通路とは反対側)に剥離渦を形成することがある。この点、上記(1)の構成によれば、少なくとも内側フローガイド部の上半領域の周囲に外側フローガイド部を設けたので、ディフューザ通路を通過して内側フローガイド部の上半領域の裏側へ回り込もうとする蒸気流れを外側フローガイド部で案内することにより、該蒸気流れの剥離渦を低減できる。よって、排気室内における流体損失を低減することができ、蒸気タービン全体としての効率を向上させることができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記内側フローガイド部の前記上半領域と前記外側フローガイド部との接続部の少なくとも一部は、前記内側フローガイド部の軸方向に沿った断面内において湾曲形状である。
上記(2)の構成によれば、内側フローガイド部の上半領域の裏側へ回り込もうとする蒸気流れは、湾曲形状の接続部を経由して外側フローガイド部へと流れるので、該蒸気流れの剥離渦をより一層低減できる。よって、排気室内における流体損失をより効果的に低減することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、
前記外側フローガイド部は、前記内側フローガイド部の全周に亘って前記内側フローガイド部の外周側に設けられる。
上記(3)の構成によれば、内側フローガイド部の全周に亘って外側フローガイド部が設けられるので、ディフューザ通路を通過して内側フローガイド部の上半領域の裏側へ回り込んだ後、外側フローガイド部に沿って下方に向かう蒸気流れの剥離渦をも抑制することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(3)の構成において、
前記内側フローガイド部の中心軸から径方向に延ばした線分が前記内側フローガイド部と交差する第1交点と、前記線分が前記外側フローガイド部と交差する第2交点と、の間の前記径方向における距離が最大となる前記中心軸周りの角度位置が、前記中心軸を含む水平面よりも下側の角度範囲に含まれる。
上述の排気室は下方側に排気室出口を有するため、排気室内には、全体として下方に向かう流れが主として形成される。この点、上記(4)の構成によれば、内側フローガイド部と外側フローガイド部との間の間隔(第1交点と第2交点との間の距離)が下半領域において最大となるようにしたので、排気室内における下方に向かう流れに対応して剥離渦を効果的に抑制できる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(4)の構成において、
前記距離が最大となる前記角度位置は、前記中心軸を通る鉛直下方の角度位置よりも前記排気室の排気室入口における蒸気流れの旋回方向の下流側にずれている。
排気室内の流れは、タービンロータの回転の影響を受けるため、旋回成分を有する場合がある。この場合、旋回成分に起因した流れの偏りが排気室内に生じる。この点、上記(5)の構成によれば、内側フローガイド部と外側フローガイド部との間の間隔(第1交点と第2交点との間の距離)が最大となる角度位置を旋回方向の下流側にオフセットすることで、流れの偏りを考慮した外側フローガイド部の形状となり、圧力損失を低減することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(3)乃至(5)の何れかの構成において、
前記内側フローガイド部の下方において、前記内側フローガイド部の下半領域から前記外側フローガイド部の下半領域に向かって垂下するように設けられ、前記内側フローガイド部の前記下半領域と前記外側フローガイド部の前記下半領域とを接続する中間フローガイド部をさらに備える。
上記(6)の構成によれば、内側フローガイド部の下半領域と外側フローガイド部の下半領域とを接続する中間フローガイド部により、内側フローガイド部の下半領域から流出した下方に向かう流れを適切に案内し、内側フローガイド部の下方における剥離渦を効果的に抑制することができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(6)の構成において、
前記中間フローガイド部は、前記内側フローガイド部の軸方向に沿った断面内において、下方に向かうにつれて前記ディフューザ通路内における蒸気流れの上流側に向かうように鉛直方向に対して斜めになっている。
上記(7)の構成によれば、中間フローガイド部により形成される蒸気の流路の断面積が下方に向かうにつれて徐々に拡大されるので、排気室内における静圧回復が促進される。これにより、排気室における損失をより効果的に低減することができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(3)乃至(7)の何れかの構成において、
前記外側フローガイド部の下端部は、前記内側フローガイド部の中心軸の直交面に沿った断面内において、
前記ケーシングの第1側壁の内面に対向する前記外側フローガイド部の第1表面上の第1不連続点と、
前記第1側壁とは反対側の前記ケーシングの第2側壁の内面に対向する前記外側フローガイド部の第2表面上の第2不連続点と、
を有する。
上記(8)の構成によれば、外側フローガイド部の下端部の第1不連続点及び第2不連続点において、それぞれ、外側フローガイド部に案内されて下方に向かう流れが剥離しやすくなる。このため、外側フローガイド部の下端部における流れの剥離位置が固定(安定化)され、非定常損失を低減することができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(8)の構成において、
前記第1不連続点と前記第2不連続点とは、高さ位置が互いに異なる。
上記(9)の構成によれば、第1不連続点と第2不連続点とが異なる高さ位置に設けられるので、外側フローガイド部の下端部における流れの剥離位置が非対称となり、非定常渦の発生を抑制することができる。よって、非定常損失をより効果的に低減できる。
(10)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(9)の何れかの構成において、
前記外側フローガイド部の上半領域は、前記排気室の排気室入口における蒸気流れの旋回方向の上流側に比べて、該旋回方向の下流側における前記ケーシングの内壁面と前記外側フローガイド部の前記上半領域との距離が大きくなるように、前記内側フローガイド部の中心軸に対してオフセットして配置される。
排気室においては、上半領域における旋回方向の下流側に蒸気流れが偏る傾向がある。この点、上記(10)の構成によれば、排気室の上半領域において、蒸気流れの旋回方向の下流側の流路断面積が広くなるように、外側フローガイド部の上半領域が、内側フローガイド部の中心軸に対してオフセットして配置される。これにより、排気室内における流体の圧力損失を低減することができ、蒸気タービン全体としての効率をより効果的に向上させることができる。
(11)本発明の少なくとも一実施形態に係る蒸気タービンは、
蒸気(1)乃至(10)の何れかに記載の排気室と、
前記排気室の上流側に設けられる動翼と、
前記排気室の上流側に設けられる静翼と、
を備える。
上記(11)の構成によれば、少なくとも内側フローガイド部の上半領域の周囲に外側フローガイド部を設けたので、ディフューザ通路を通過して内側フローガイド部の上半領域の裏側へ回り込もうとする蒸気流れを外側フローガイド部で案内することにより、該蒸気流れの剥離渦を低減できる。よって、排気室内における流体損失を低減することができ、蒸気タービン全体としての効率を向上させることができる。
(12)本発明の少なくとも一実施形態に係る蒸気タービンの排気室用のフローガイドは、
蒸気タービンの排気室のためのフローガイドであって、
内側フローガイド部と、
前記内側フローガイド部の外周側に設けられる外側フローガイド部と、を備え、
前記外側フローガイド部は、前記内側フローガイド部の全周に亘って前記内側フローガイド部の外周側に設けられる。
上記(12)の構成によれば、内側フローガイド部の全周に亘って外側フローガイド部が設けられるので、フローガイドを蒸気タービンの排気室に適用したときに、ディフューザ通路を通過して内側フローガイド部の上半領域の裏側へ回り込もうとする蒸気流れを外側フローガイド部で案内することにより、該蒸気流れの剥離渦を低減できるとともに、ディフューザ通路を通過して内側フローガイド部の上半領域の裏側へ回り込んだ後、外側フローガイド部に沿って下方に向かう蒸気流れの剥離渦をも抑制することができる。よって、排気室内における流体損失を効果的に低減することができ、蒸気タービン全体としての効率を向上させることができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、排気室内における流体損失を低減可能な蒸気タービンの排気室、蒸気タービン排気室用のフローガイド、及び、蒸気タービンが提供される。
一実施形態に係る蒸気タービンの軸方向に沿った概略断面図である。 (A)は、一実施形態に係る排気室の内側フローガイド部の軸方向に沿った断面図であり、(B)は、(A)におけるB−B断面図である。 (A)は、一実施形態に係る排気室の内側フローガイド部の軸方向に沿った断面図であり、(B)は、(A)におけるB−B断面図である。 一実施形態に係る排気室の概略断面図である。 一実施形態に係る排気室の概略断面図である。 (A)は、一実施形態に係る排気室の内側フローガイド部の軸方向に沿った断面図であり、(B)は、(A)におけるB−B断面図である。 (A)は、一実施形態に係る排気室の内側フローガイド部の軸方向に沿った断面図であり、(B)は、(A)におけるB−B断面図である。 (A)は典型的な排気室のフローガイドの軸方向に沿った断面図であり、(B)は、(A)におけるB−B断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
まず、幾つかの実施形態に係る蒸気タービンの全体構成について説明する。
図1は、一実施形態に係る蒸気タービンの軸方向に沿った概略断面図である。図1に示すように、蒸気タービン1は、軸受部6によって回転自在に支持されるロータ2と、ロータ2に取付けられた複数段の動翼8と、ロータ2及び動翼8を収容する内側ケーシング10と、動翼8に対向するように内側ケーシング10に取付けられた複数段の静翼9と、を備える。また、内側ケーシング10の外側には、外側ケーシング12が設けられている。
このような蒸気タービン1において、蒸気入口3から内側ケーシング10に蒸気が導入されると、蒸気が静翼9を通過する際に膨張して増速され、動翼8に対して仕事をしてロータ2を回転させるようになっている。
また、蒸気タービン1は排気室14を備える。排気室14は、動翼8及び静翼9の下流側に位置する。すなわち、動翼8及び静翼9は、排気室14の上流側に設けられる。内側ケーシング10内にて動翼8及び静翼9を通過した蒸気(蒸気流れS)は、排気室入口11から排気室14に流入し、排気室14の内部を通って、排気室14の下方側に設けられた排気室出口13から蒸気タービン1の外部に排出されるようになっている。
なお、排気室14の下方には、復水器(不図示)が設けられていてもよい。蒸気タービン1で動翼8に対して仕事をし終えた蒸気は、排気室14から排気室出口13を介して復水器に流入するようになっていてもよい。
次に、図1〜図7を参照して、幾つかの実施形態に係る排気室14の構成について、より具体的に説明する。
図2〜図7は、それぞれ、一実施形態に係る排気室の概略断面図である。
図2、図3、図6及び図7の(A)は、一実施形態に係る排気室の内側フローガイド部の軸方向に沿った断面図であり、図2、図3、図6及び図7の(B)は、各図の(A)におけるB−B断面図である。また、図4及び図5は、それぞれ、一実施形態に係る排気室のフローガイド部の軸方向に直交する面に沿った断面図であり、図2、図3、図6及び図7の(B)に示す断面図に相当する図である。
図1に示すように、幾つかの実施形態に係る排気室14は、ケーシング15と、ケーシング15内において、軸受部6を覆うように設けられるベアリングコーン16と、ケーシング15内においてベアリングコーン16の外周側に設けられるフローガイド20と、を備える。すなわち、ベアリングコーン16は、ケーシング15内において、フローガイド20の内周側に設けられている。また、ベアリングコーン16の下流端は、ケーシング15の内壁面に接続されている。
なお、排気室14のケーシング15は、図1に示すように、蒸気タービン1の外側ケーシング12の少なくとも一部を形成していてもよい。
排気室14は下方側に排気室出口13を有し、この排気室出口13を介して、蒸気タービン1から蒸気が排出されるようになっている。
ケーシング15の内部には、ベアリングコーン16とフローガイド20とによって、環状のディフューザ通路18(蒸気流路)が形成されている。
ディフューザ通路18は、蒸気タービン1の最終段翼出口17に連通するとともに、断面積が徐々に大きくなる形状を有する。そして、蒸気タービン1の最終段の動翼8Aを通過した高速の蒸気流れSが最終段翼出口17を介してディフューザ通路18に流入すると、蒸気流れSが減速されて、その運動エネルギーが圧力へと変換(静圧回復)されるようになっている。
図2〜図7に示すように、幾つかの実施形態に係る排気室14において、フローガイド20は、内側フローガイド部22と、外側フローガイド部24と、を含む。内側フローガイド部22は、ディフューザ通路18の外側の境界を画定するようにケーシング15内に設けられる。また、外側フローガイド部は、ケーシング15内において、内側フローガイド部22の外周側に設けられる。
内側フローガイド部22は、その内表面22a(ベアリングコーン16と対向してディフューザ通路18を形成する面;図2参照)によって蒸気流れSを案内し、外側フローガイド部24は、その外表面24a(ケーシング15に対向する面;図2参照)によって蒸気流れSを案内するように構成される。
そして、外側フローガイド部24は、少なくとも内側フローガイド部22の上半領域22Aの周囲に設けられる。すなわち、図2〜図7に示す例示的な実施形態では、内側フローガイド部22の上半領域22Aの周囲に、外側フローガイド部24の上半領域24Aが設けられている。
なお、本明細書において、内側フローガイド部22の中心軸Oよりも上側の領域を上半領域と称し、内側フローガイド部22の中心軸Oよりも下側の領域を下半領域と称する。また、内側フローガイド部22の上半領域22A及び下半領域22Bは、内側フローガイド部22のうち、それぞれ、上述の上半領域及び下半領域に位置する部分のことであり、外側フローガイド部24の上半領域24A及び下半領域24Bは、外側フローガイド部24のうち、それぞれ、上述の上半領域及び下半領域に位置する部分のことである。
なお、図2等に示すように、内側フローガイド部22の中心軸Oは、ロータ2の中心軸と同一の直線上に存在してもよく、あるいは、ベアリングコーン16の中心軸と同一の直線上に存在していてもよい。
ここで、図8は、典型的な排気室の概略断面図の一例であり、図8の(A)は典型的な排気室のフローガイドの軸方向に沿った断面図であり、図8の(B)は、図8の(A)におけるB−B断面図である。図8において、図2〜図7に示す実施形態と同一の符号を有する部材についてはその説明を省略する。
図8に示す典型的な排気室14に設けられたフローガイド20は、図2〜図7に示す実施形態における内側フローガイド部22に相当する部分を含むが、外側フローガイド部24に相当する部分を含まない。
このような典型的な排気室14の上半領域においては、例えば図8に示すように、ディフューザ通路18を通過する蒸気流れSは、ディフューザ通路18を形成するフローガイド20(図2〜図7に示す内側フローガイド部22に相当する部分)の上半領域20Aの裏側(フローガイド20を挟んでディフューザ通路18とは反対側)に回り込んで、剥離渦Vを形成することがある。
この点、図2〜図7に示す実施形態では、少なくとも内側フローガイド部22の上半領域22Aの周囲に設けられた外側フローガイド部24(外側フローガイド部24の上半領域24Aを含む)により、内側フローガイド部22に案内されてディフューザ通路18を流れ、内側フローガイド部22の上半領域22Aの裏側へ回り込もうとする蒸気流れSを案内することができる。これにより、図2〜図7に示す実施形態では、図8に示す例に比べて、内側フローガイド部22の上半領域22Aの裏側へ回り込もうとする蒸気流れSにより生成される剥離渦Vを低減可能である。例えば、図2、図3、図6及び図7では、図8に示す典型的な例に比べて、排気室14の上半領域において、剥離渦Vが小さくなる、あるいは少なくなることが示されている。よって、排気室14内における流体損失を低減することができ、蒸気タービン1全体としての効率を向上させることができる。
幾つかの実施形態では、内側フローガイド部22の上半領域22Aと外側フローガイド部24との接続部25の少なくとも一部は、前記内側フローガイド部の軸方向に沿った断面内において湾曲形状である。図3に示す実施形態では、図3(A)に示すように、内側フローガイド部22の上半領域22Aと外側フローガイド部24とが、湾曲形状の接続部25を介して滑らかに接続されている。
なお、幾つかの実施形態では、内側フローガイド部22は、フローガイド20のうち、軸方向において、排気室入口11からケーシング15の壁面に近づくにつれて、徐々に拡径する部分であってもよい。
このように、湾曲形状の接続部25を介して内側フローガイド部22の上半領域22Aと外側フローガイド部24とが接続されていることにより、内側フローガイド部22の上半領域22Aの裏側へ回り込もうとする蒸気流れSは、湾曲形状の接続部25を経由して外側フローガイド部24へと流れる。このため、蒸気流れSの剥離渦Vをより一層低減でき、排気室14内における流体損失をより効果的に低減することができる。
幾つかの実施形態では、図2〜図7に示すように、外側フローガイド部24は、内側フローガイド部22の全周に亘って内側フローガイド部22の外周側に設けられる。すなわち、図2〜図7に示す実施形態では、内側フローガイド部22の上半領域22Aの周囲に、外側フローガイド部24の上半領域24Aが設けられているとともに、内側フローガイド部22の下半領域22Bの周囲に、外側フローガイド部24の下半領域24Bが設けられている。
例えば図8に示すように、外側フローガイド部24に相当する部分を含まない典型的な排気室14では、上半領域のみならず、下半領域においても蒸気流れSの剥離渦Vが形成されることがある。すなわち、ディフューザ通路18を通過する蒸気流れSは、ディフューザ通路18を形成するフローガイド20(図2〜図7に示す内側フローガイド部22に相当する部分)の下半領域20Bの裏側(フローガイド20を挟んでディフューザ通路18とは反対側)に回り込んで、剥離渦Vを形成することがある。
また、上半領域のみに外側フローガイド部24の上半領域24Aを設けたとしても、ディフューザ通路18を通過して内側フローガイド部22の上半領域22Aの裏側へ回り込んだ後、外側フローガイド部24に沿って下方に向かう蒸気流れは、内側フローガイド部22の下半領域20Bの裏側に回り込んで、剥離渦Vを形成することがある。
この点、図2〜図7に示す実施形態では、内側フローガイド部22の全周に亘って設けられた外側フローガイド部24により、ディフューザ通路18を通過して内側フローガイド部22の上半領域22Aの裏側へ回り込んだ後、外側フローガイド部24に沿って下方に向かう蒸気流れSの剥離渦V(下半領域における剥離渦V)をも抑制することができる。
図2〜図7に示す実施形態では、内側フローガイド部22の中心軸Oから径方向に延ばした線分Sが内側フローガイド部22と交差する第1交点Pと、線分Sが前記外側フローガイド部と交差する第2交点Pと、の間の前記径方向における距離Dが最大値Dmaxとなる中心軸O周りの角度位置が、前記中心軸Oを含む水平面Hよりも下側の角度範囲に含まれる。
例えば、図2に示す実施形態では、中心軸O周りの角度位置が、中心軸Oから鉛直下向きである位置において、中心軸Oから径方向(鉛直下向き)に伸ばした線分Sと、内側フローガイド部22及び外側フローガイド部24とそれぞれ交差する第1交点P1d及び第2交点P2dとの間の距離が最大値Dmaxとなる。すなわち、上述の距離Dが最大値Dmaxとなる中心軸O周りの角度位置である鉛直下向きの位置は、中心軸Oを含む水平面Hよりも下側の角度範囲に含まれる。
排気室14は下方側に排気室出口13を有するため、排気室14内には、全体として下方に向かう流れが主として形成される。この点、図2〜図7に示す実施形態のように、内側フローガイド部22と外側フローガイド部24との間の距離D(第1交点Pと第2交点Pとの間の距離D)が下半領域において最大値Dmaxとなるようにしたので、排気室14内における下方に向かう流れに対応して剥離渦Vを効果的に抑制できる。
なお、外側フローガイド部24を下方に設けない場合、例えば図8に示すように、内側フローガイド部22に相当するフローガイド20の下方において、広範な領域で剥離が生じやすくなる。よって、外側フローガイド部24を下側のほうに伸ばした形状とすることで、側方で下に向かう蒸気流れSを外側フローガイド部24に沿わせて流すことができ、剥離を抑制することができる。
幾つかの実施形態では、上述の距離Dが最大値Dmaxとなる角度位置は、中心軸Oを通る鉛直下方の角度位置よりも排気室14の排気室入口11における蒸気流れSの旋回方向の下流側にずれている。
例えば図4に示す実施形態では、上述の距離Dが最大値Dmaxとなる角度位置(図4において線分Sで示される)は、中心軸Oを通る鉛直下方の角度位置(図4において線分Sで示される)よりも、蒸気流れSの旋回方向(図4において反時計回りの方向)の下流側に角度θだけずれている。
排気室14内の流れは、ロータ2の回転の影響を受けるため、旋回成分を有する場合がある。この場合、旋回成分に起因した流れの偏りが排気室14内に生じる。
この点、例えば図4に示す実施形態のように、内側フローガイド部22と外側フローガイド部24との間の間隔(上述の第1交点Pと第2交点Pとの間の距離D)が最大となる角度位置を旋回方向の下流側にオフセットすることで、流れの偏りを考慮した外側フローガイド部24の形状となり、排気室14における圧力損失を低減することができる。
幾つかの実施形態では、図2(A)、図3(A)、図6(A)及び図7(A)に示すように、フローガイド20は、内側フローガイド部22及び外側フローガイド部24に加えて、内側フローガイド部22の下半領域22Bと外側フローガイド部24の下半領域24Bとを接続する中間フローガイド部26をさらに備える。
図示するように、中間フローガイド部26は、内側フローガイド部22の下方において、内側フローガイド部22の下半領域22Bから外側フローガイド部24の下半領域24Bに向かって垂下するように設けられる。
内側フローガイド部22の下半領域22Bと外側フローガイド部24の下半領域24Bとを接続する中間フローガイド部26により、内側フローガイド部22の下半領域22Bから流出した下方に向かう流れを適切に案内し、内側フローガイド部22の下方における剥離渦Vを効果的に抑制することができる。
図3に示す例示的な実施形態では、中間フローガイド部26は、軸方向に沿った断面内において、下方に向かうにつれてディフューザ通路18内における蒸気流れSの上流側に向かうように鉛直方向に対して斜めになっている。
この場合、中間フローガイド部26及びケーシング15の内壁面により形成される蒸気の流路の断面積が下方に向かうにつれて徐々に拡大されるので、排気室14内における静圧回復が促進される。これにより、排気室14における損失をより効果的に低減することができる。
幾つかの実施形態では、例えば図5に示すように、外側フローガイド部24の上半領域24Aは、排気室14の排気室入口11における蒸気流れSの旋回方向の上流側に比べて、該旋回方向の下流側におけるケーシング15の内壁面15aと外側フローガイド部24の上半領域24Aとの距離が大きくなるように、内側フローガイド部22の中心軸Oに対してオフセットして配置される。
図5に示す断面図において、外側フローガイド部24の中心Cを通る垂直方向の直線Lは、内側フローガイド部22の中心軸Oを通る垂直方向の直線L1から、距離Goffだけ、上半領域における旋回方向の上流側にずれている。
すなわち、図5に示す例示的な実施形態では、外側フローガイド部24の上半領域24Aは、内側フローガイド部22の中心軸Oに対して距離Goffだけオフセットして配置されており、上半領域において、蒸気流れSの旋回方向の上流側におけるケーシング15の内壁面15aと外側フローガイド部24の上半領域24Aとの距離Kに比べて、旋回方向の下流側におけるケーシング15の内壁面15aと外側フローガイド部24の上半領域24Aとの距離Kが大きくなっている。
排気室14においては、上半領域における旋回方向の下流側に蒸気流れSが偏る傾向がある。
この点、図5に示す実施形態のように、排気室14の上半領域において、蒸気流れSの旋回方向の下流側の流路断面積が広くなるように、外側フローガイド部24の上半領域24Aを、内側フローガイド部22の中心軸Oに対してオフセットして配置することにより、排気室14内における流体の圧力損失を低減することができる。
図6及び図7に示す実施形態では、外側フローガイド部24の下端部24bは、内側フローガイド部22の中心軸Oの直交面に沿った断面内において(図6(B)及び図7(B)参照)、ケーシング15の第1側壁28の内面28aに対向する外側フローガイド部24の第1表面32上の第1不連続点PDと、第1側壁28とは反対側のケーシング15の第2側壁30の内面30aに対向する外側フローガイド部24の第2表面34上の第2不連続点PDと、を有する。
図6及び図7に示す実施形態では、外側フローガイド部24の下端部24bの第1不連続点PD及び第2不連続点PDにおいて、それぞれ、外側フローガイド部24に案内されて下方に向かう流れが剥離しやすくなる。このため、外側フローガイド部24の下端部24bにおける流れの剥離位置が固定(安定化)され、非定常損失を低減することができる。
幾つかの実施形態では、図7に示す実施形態のように、第1不連続点PDと第2不連続点PDとは、高さ位置が互いに異なっていてもよい。
このように、第1不連続点PDと第2不連続点PDとが異なる高さ位置に設けられることで、外側フローガイド部24の下端部24bにおける流れの剥離位置が非対称となり、非定常渦の発生を抑制することができる。よって、非定常損失をより効果的に低減できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
本明細書において、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
また、本明細書において、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
また、本明細書において、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
1 蒸気タービン
2 ロータ
3 蒸気入口
6 軸受部
8 動翼
8A 最終段動翼
9 静翼
10 内側ケーシング
11 排気室入口
12 外側ケーシング
13 排気室出口
14 排気室
15 ケーシング
15a 内壁面
16 ベアリングコーン
17 最終段翼出口
18 ディフューザ通路
20 フローガイド
20A 上半領域
20B 下半領域
22 内側フローガイド部
22A 上半領域
22B 下半領域
22a 内表面
24 外側フローガイド部
24A 上半領域
24B 下半領域
24a 外表面
24b 下端部
25 接続部
26 中間フローガイド部
28 第1側壁
28a 内面
30 第2側壁
30a 内面
32 第1表面
34 第2表面
O 中心軸

Claims (12)

  1. 蒸気タービンの排気室であって、
    ケーシングと、
    前記蒸気タービンの最終段翼出口に連通するディフューザ通路の外側の境界を画定するように前記ケーシング内に設けられる内側フローガイド部と、
    前記ケーシング内において前記内側フローガイド部の外周側に設けられる外側フローガイド部と、を備え、
    前記排気室は、下方側に排気室出口を有し、
    前記外側フローガイド部は、前記内側フローガイド部の全周に亘って前記内側フローガイド部の外周側に設けられ、
    前記外側フローガイド部の上半領域は、前記排気室の排気室入口における蒸気流れの旋回方向の上流側に比べて、該旋回方向の下流側における前記ケーシングの内壁面と前記外側フローガイド部の前記上半領域との距離が大きくなるように、前記内側フローガイド部の中心軸に対してオフセットして配置される
    ことを特徴とする蒸気タービンの排気室。
  2. 前記内側フローガイド部の前記上半領域と前記外側フローガイド部との接続部の少なくとも一部は、前記内側フローガイド部の軸方向に沿った断面内において湾曲形状であることを特徴とする請求項1に記載の蒸気タービンの排気室。
  3. 前記内側フローガイド部の中心軸から径方向に延ばした線分が前記内側フローガイド部と交差する第1交点と、前記線分が前記外側フローガイド部と交差する第2交点と、の間の前記径方向における距離が最大となる前記中心軸周りの角度位置が、前記中心軸を含む水平面よりも下側の角度範囲に含まれることを特徴とする請求項1又は2に記載の蒸気タービンの排気室。
  4. 前記距離が最大となる前記角度位置は、前記中心軸を通る鉛直下方の角度位置よりも前記排気室の排気室入口における蒸気流れの旋回方向の下流側にずれていることを特徴とする請求項に記載の蒸気タービンの排気室。
  5. 前記内側フローガイド部の下方において、前記内側フローガイド部の下半領域から前記外側フローガイド部の下半領域に向かって垂下するように設けられ、前記内側フローガイド部の前記下半領域と前記外側フローガイド部の前記下半領域とを接続する中間フローガイド部をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の蒸気タービンの排気室。
  6. 前記中間フローガイド部は、前記内側フローガイド部の軸方向に沿った断面内において、下方に向かうにつれて前記ディフューザ通路内における蒸気流れの上流側に向かうように鉛直方向に対して斜めになっていることを特徴とする請求項に記載の蒸気タービンの排気室。
  7. 前記外側フローガイド部の下端部は、前記内側フローガイド部の中心軸の直交面に沿った断面内において、
    前記ケーシングの第1側壁の内面に対向する前記外側フローガイド部の第1表面上の第1不連続点と、
    前記第1側壁とは反対側の前記ケーシングの第2側壁の内面に対向する前記外側フローガイド部の第2表面上の第2不連続点と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の蒸気タービンの排気室。
  8. 前記第1不連続点と前記第2不連続点とは、高さ位置が互いに異なることを特徴とする請求項に記載の蒸気タービンの排気室。
  9. 蒸気タービンの排気室であって、
    ケーシングと、
    前記蒸気タービンの最終段翼出口に連通するディフューザ通路の外側の境界を画定するように前記ケーシング内に設けられる内側フローガイド部と、
    前記ケーシング内において前記内側フローガイド部の外周側に設けられる外側フローガイド部と、を備え、
    前記排気室は、下方側に排気室出口を有し、
    前記外側フローガイド部は、前記内側フローガイド部の全周に亘って前記内側フローガイド部の外周側に設けられ、
    前記内側フローガイド部の中心軸から径方向に延ばした線分が前記内側フローガイド部と交差する第1交点と、前記線分が前記外側フローガイド部と交差する第2交点と、の間の前記径方向における距離が最大となる前記中心軸周りの角度位置が、前記中心軸を含む水平面よりも下側の角度範囲に含まれ
    前記距離が最大となる前記角度位置は、前記中心軸を通る鉛直下方の角度位置よりも前記排気室の排気室入口における蒸気流れの旋回方向の下流側にずれている
    蒸気タービンの排気室。
  10. 蒸気タービンの排気室であって、
    ケーシングと、
    前記蒸気タービンの最終段翼出口に連通するディフューザ通路の外側の境界を画定するように前記ケーシング内に設けられる内側フローガイド部と、
    前記ケーシング内において前記内側フローガイド部の外周側に設けられる外側フローガイド部と、を備え、
    前記排気室は、下方側に排気室出口を有し、
    前記外側フローガイド部は、前記内側フローガイド部の全周に亘って前記内側フローガイド部の外周側に設けられ、
    前記外側フローガイド部の下端部は、前記内側フローガイド部の中心軸の直交面に沿った断面内において、
    前記ケーシングの第1側壁の内面に対向する前記外側フローガイド部の第1表面上の第1不連続点と、
    前記第1側壁とは反対側の前記ケーシングの第2側壁の内面に対向する前記外側フローガイド部の第2表面上の第2不連続点と、
    を有する
    蒸気タービンの排気室。
  11. 前記第1不連続点と前記第2不連続点とは、高さ位置が互いに異なることを特徴とする請求項10に記載の蒸気タービンの排気室。
  12. 請求項1乃至11の何れか一項に記載の排気室と、
    前記排気室の上流側に設けられる動翼と、
    前記排気室の上流側に設けられる静翼と、
    を備えることを特徴とする蒸気タービン。
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