JP2011134813A - 車両用電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御端子と制御回路基板とのはんだ付け部及び、パワー端子とバスバーとの溶接部の寿命を長くすることができる車両用電力変換装置を提供する。
【解決手段】車両用電力変換装置1は、複数個の半導体モジュール2と複数個の冷却チューブ3とを積層した積層体4を備える。また、パワー端子20にバスバー10が溶接されている。また、制御端子21に制御回路基板7がはんだ付けされている。積層体4は、収納ケース5に収納されている。積層体4は、積層方向Xの両端から積層方向Xに押圧された状態で収納ケース5に保持されている。積層体4の積層方向Xにおける中央部11に、パワー端子20または制御端子21の突出方向Yに積層体4を固定する固定部材6が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体モジュールと冷却チューブとを積層した積層体を有する車両用電力変換装置に関する。
従来から、直流電力と交流電力との間で電力変換を行う車両用電力変換装置が知られている(下記特許文献1参照)。従来の車両用電力変換装置は、図11、図12に示すごとく、スイッチング素子を内蔵した半導体モジュール91と、該半導体モジュール91を冷却する冷却チューブ92とを積層した積層体93を備える。この積層体93は、ばね部材94によって積層方向xに押圧された状態で、収納ケース95に収納されている。
個々の半導体モジュール91は、図12に示すごとく、スイッチング素子に導通したパワー端子97と制御端子96を備える。パワー端子97には、直流電源の正電極に接続された正極端子と、直流電源の負電極に接続されて負極端子と、交流負荷に接続された交流端子とがある。パワー端子97にはバスバー99が溶接されている。
また、制御端子96には制御回路基板98が接続されている。この制御回路基板98は、スイッチング素子の動作を制御している。これにより、上述した正極端子と負極端子との間に印加された直流電圧を交流電圧に変換し、交流端子から出力する。
特開2009−94257号公報
しかしながら従来の車両用電力変換装置90は、車両の走行に伴って、パワー端子97または制御端子96の突出方向yへ積層体93が振動するという問題があった。この振動は、図12の曲線(定常波w)にて表すように、積層体93の積層方向xの両端を節として発生し、積層方向xにおける中央部分が振動の腹に相当するため、特に中央部分が大きく変位する。そのため、パワー端子97とバスバー99との溶接部990に応力が加わりやすく、クラック等が生じやすい。そのため、溶接部990の寿命が短くなりやすいという問題があった。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、パワー端子とバスバーとの溶接部の寿命を長くすることができる車両用電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明は、車両に搭載される車両用電力変換装置であって、
電力変換回路を構成するスイッチング素子を内蔵した本体部を有し、上記スイッチング素子に導通したパワー端子と制御端子とが上記本体部から互いに反対方向に、かつ該本体部の主面に平行な方向に突出した複数個の半導体モジュールと、該半導体モジュールを上記本体部の両主面から冷却する複数個の冷却チューブとを積層した積層体と、
上記パワー端子に溶接されたバスバーと、
上記積層体を収納する収納ケースとを備え、
上記積層体は、積層方向の両端から該積層方向に押圧された状態で上記収納ケースに保持されており、
上記積層体の上記積層方向における中央部に、上記パワー端子または上記制御端子の突出方向に上記積層体を固定する固定部材を設けたことを特徴とする車両用電力変換装置にある(請求項1)。
本発明の作用効果について説明する。本発明では、積層体の積層方向における中央部に、該積層体を上記突出方向に固定する固定部材を設けた。これにより、積層体の中央部を振動の節にすることができ、この中央部における、積層体の上記突出方向への変位を小さくすることができる。上述したように、積層体は積層方向における両端を節とした振動をしている。そのため、中央部を固定することにより、積層体は両端の節と中央部の節との、合計3個の節を有する振動をすることになる。この場合、中央部の節と、両端の節との間が腹になるが、節と節の間隔が狭くなっているため、腹の振幅が小さくなる。その結果、パワー端子とバスバーとの溶接部に応力が加わりにくくなり、クラック等が生じなくなって、溶接部の寿命を長くすることが可能になる。
以上のごとく、本発明によれば、パワー端子とバスバーとの溶接部の寿命を長くすることができる車両用電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、車両用電力変換装置の断面図であって、図2のC−C断面図。 図1のA−A断面図。 図1のB−B断面図。 実施例1における、車両用電力変換装置の断面図であって、固定部材に切欠部を形成したもの。 実施例2における、車両用電力変換装置の断面図であって、図6のE−E断面図。 図5のD−D断面図。 実施例3における、車両用電力変換装置の断面図。 実施例4における、車両用電力変換装置の断面図。 実施例5における、車両用電力変換装置の断面図であって、図10のG−G断面図。 図9のF−F断面図。 従来例における、車両用電力変換装置の断面図であって、図12のI−I断面図。 図11のH−H断面図。
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明において、上記収納ケースは、上記突出方向の一端側から上記積層体を支承する支承部を有し、上記固定部材は、上記突出方向の他端側から上記積層体を上記一端側へ押さえていることが好ましい(請求項2)。
このようにすると、固定部材と支承部を使って、積層体を上記突出方向に押さえることができる。これにより、積層体を収納ケースにしっかりと固定することができ、積層体の、突出方向への変位をより小さくできる。そのため、溶接部に加わる応力を小さくでき、この溶接部の寿命をより長くすることが可能になる。
また、上記固定部材は、上記積層方向と上記突出方向との双方に直交する方向における、上記積層体の一方の端部から他方の端部まで繋がった一個の部材として構成され、該固定部材が、上記積層体を上記一方の端部から上記他方の端部にわたって固定していることが好ましい(請求項3)。
このようにすると、固定部材を使って、積層体を上記一方の端部から上記他方の端部にわたって固定できる。これにより、積層体をしっかりと固定でき、積層体の、上記突出方向への変位をより小さくすることができる。そのため、溶接部に加わる応力を小さくでき、この溶接部の寿命をさらに長くすることが可能になる。
また、上記固定部材に、上記パワー端子または上記制御端子との干渉を避けるための貫通孔または切欠部が形成されていることが好ましい(請求項4)。
このようにすると、積層部品の公差や半導体モジュールの発熱によるパワー端子や制御端子の位置ずれによる、固定部材との干渉を避けることができるため、より広い範囲で固定部材が積層体を固定することが可能となる。これにより、積層体をより安定して固定しやすくなる。
また、上記積層方向と上記突出方向との双方に直交する方向における、上記積層体の一方の端部を固定する第1固定部材と、他方の端部を固定する第2固定部材との2個の固定部材を備えていてもよい(請求項5)。
このようにすると、積層体の、上記一方の端部と上記他方の端部のみを固定すればよいので、固定部材を構成する材料を少なくすることができる。これにより、固定部材の製造コストを下げることができる。
また、上記固定部材は、平板状に形成されていてもよい(請求項6)。
このようにすると、固定部材を折り曲げ加工等する必要がなくなるため、固定部材の製造コストを下げることができる。
また、上記スイッチング素子の動作制御をする制御回路基板が上記制御端子に接続されており、上記固定部材は、上記制御回路基板を固定する基板固定ブラケットを兼ねていることが好ましい(請求項7)。
このようにすると、固定部材が基板固定ブラケットを兼ねているため、車両用電力変換装置を構成する部品の点数を減らすことができる。そのため、車両用電力変換装置の製造コストを下げることができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる車両用電力変換装置につき、図1〜図4を用いて説明する。
図1に示すごとく、本例の車両用電力変換装置1は、複数個の半導体モジュール2と複数個の冷却チューブ3とを積層した積層体4を備える。図2、図3に示すごとく、個々の半導体モジュール2は、電力変換回路を構成するスイッチング素子を内蔵した本体部23を有し、スイッチング素子に導通したパワー端子20と制御端子21とが該本体部23から互いに反対方向に、かつ本体部23の主面24に平行な方向に突出している。また、冷却チューブ3は、半導体モジュール2を本体部23の両主面から冷却している。
また、図2に示すごとく、車両用電力変換装置1は、パワー端子20に溶接されたバスバー10と、積層体4を収納する収納ケース5とを備える。
積層体4は、図1に示すごとく、積層方向Xの両端から積層方向Xに押圧された状態で収納ケース5に保持されている。
図1〜図3に示すごとく、積層体4の積層方向Xにおける中央部11に、パワー端子20または制御端子21の突出方向Yに積層体4を固定する固定部材6が設けられている。
以下、詳説する。
図1に示すごとく、本例の車両用電力変換装置1は、隣り合う2個の冷却チューブ3の間に、2個の半導体モジュール2を介在させている。また、図2に示すごとく、半導体モジュール2は、それぞれ2個のパワー端子20を備えている。パワー端子20には、直流電源の正電極に接続される正極端子20aと、直流電源の負電極に接続される負極端子20bと、交流負荷に接続される交流端子20cとがある。正極端子20aと負極端子20bには、それぞれ板状のバスバー10が溶接されている。また、交流端子20cにも、図示しないバスバーが溶接されている。
制御端子21には、制御回路基板7が接続されている。制御回路基板7は、半導体モジュール2内のスイッチング素子の動作制御をする。これにより、正極端子20aと負極端子20bとの間に印加される直流電圧を交流電圧に変換し、交流端子20cから出力する。この交流電圧を使って三相交流モータ(図示しない)を駆動し、車両を走行させている。
図1に示すごとく、収納ケース5内には、電力変換回路を構成する部品であるリアクトル13と、ばね部材12が収納されている。積層体4は、リアクトル13または収納ケース5の壁部13aとばね部材12とによって挟持されており、ばね部材12の付勢力によって、積層方向Xに押圧されている。
また、冷却チューブ3はZ方向に長く、長手方向に冷媒15が流れる。X方向に隣り合う冷却チューブ3は長手方向の両端部付近において、連結管30によって接続されている。導入管31から冷媒15を導入すると、連結管30を通って全ての冷却チューブ3内に冷媒15が流れる。これにより、半導体モジュール2を冷却している。
図2に示すごとく、収納ケース5は、突出方向Yの一端側から積層体4を支承する支承部50を有し、固定部材6は、突出方向Yの他端側から積層体4を押さえている。
支承部50は、収納ケース5の、相対向する2つの壁部5a,5bの内面にそれぞれ突出形成されたリブであり、積層方向Xに壁部5a,5bの全体にわたって延びている(図3参照)。この支承部50に、積層体4のZ方向における両端部40a,40bが載置されている。また、固定部材6は、積層体4を支承部50に向けて押さえている。
図1、図2に示すごとく、固定部材6は、積層方向Xと突出方向Yとの双方に直交する方向Zにおける、積層体4の一方の端部40aから他方の端部40bまで繋がった一個の部材として構成され、固定部材6が、積層体4を一方の端部40aから他方の端部40bにわたって固定している。
支承部50は、冷却チューブ3の長手方向(Z方向)の両端を支えることで、積層体4を支承している。固定部材6は半導体モジュール2の本体部23の端面に接触することで、支承部50と共に積層体4を固定している。積層体4は、ばね部材12により積層方向Xに大きな加圧力で保持されているため、Y方向の一端側が冷却チューブ3において支承され、他端側が半導体モジュール2において支承されていても、振動によって、冷却チューブ3と半導体モジュール2とがY方向にずれることはない。そのため、積層体4を確実にY方向に固定できる。
図2に示すごとく、固定部材6は、一方の支承部50aに支承される第1部分60aと、該第1部分60aから制御回路基板7に向かって延びる第2部分60bと、該第2部分60bからZ方向に延びる第3部分60cと、該第3部分60cから他方の支承部50bに向かって延びる第4部分60dと、該第4部分60dからZ方向に延び、他方の支承部50bに支承される第5部分60eとからなる。また、収納ケース5の壁部5bには凹部500が形成されている。この凹部500に、固定部材6の第1部分60aが係合している。また、固定部分6の第5部分60eは、他方の支承部50bに、ボルト14によって固定されている。
また、本例の車両用電力変換装置1は、図1〜図3に示すごとく、固定部材6に、パワー端子20または制御端子21との干渉を避けるための貫通孔63が形成されている。
貫通孔63は2個形成され、それぞれの貫通孔63に、1つの半導体モジュール2の5本の制御端子21が挿通されている。
なお、図1〜図3の車両用電力変換装置1は、制御端子21を挿通するための貫通孔63を固定部材6に形成したが、図4に示すごとく、固定部材6に切欠部61を設けてもよい。図4では、固定部材6の側部62に4箇所の切欠部61を設け、この切欠部61によって、半導体モジュール2の制御端子21が固定部材6に干渉しないようにしている。
次に、本例の作用効果について説明する。
本例の車両用電力変換装置1では、積層体4の積層方向Xにおける中央部11に、積層体4を突出方向Yに固定する固定部材6を設けた。これにより、図3の曲線(定常波W)にて表すように、中央部11を振動の節にすることができ、この中央部11における、積層体4の突出方向Yへの変位を小さくすることができる。また、積層体4は積層方向Xにおける両端401,402を節とした振動をしている。そのため、中央部11を固定することにより、積層体は両端401,402の節と中央部11の節との、合計3個の節を有する振動をすることになる。この場合、中央部11の節と、両端401,402の節との間が腹になるが、節と節の間隔が狭くなっているため、中央部11を固定しない場合(図12参照)の振幅aよりも腹の振幅Aが小さくなる。その結果、パワー端子20とバスバー10との溶接部16に応力が加わりにくくなり、クラック等が生じなくなって、該溶接部16の寿命を長くすることが可能になる。
また、本例では、図2に示すごとく、収納ケース5は、突出方向Yの一端側から積層体4を支承する支承部50を有し、固定部材6は、突出方向Yの他端側から積層体4を一端側へ押さえている。
このようにすると、固定部材6と支承部50を使って、積層体4を突出方向Yに押さえることができる。これにより、積層体4を収納ケース5にしっかりと固定することができ、積層体4の、突出方向Yへの変位をより小さくできる。そのため、溶接部16に加わる応力を小さくでき、この溶接部16の寿命をより長くすることが可能になる。
また、図2に示すごとく、本例では、固定部材6が、Z方向の一方の端部40aから他方の端部40bにわたって積層体4を固定している。
このようにすると、固定部材6を使って、積層体4を一方の端部40aから他方の端部40bにわたって固定できる。これにより、積層体4をしっかりと固定でき、積層体4の、突出方向Yへの変位をより小さくすることができる。そのため、溶接部16に加わる応力を小さくでき、この溶接部16の寿命をさらに長くすることが可能になる。
また、本例では、固定部材6に、パワー端子20または制御端子21との干渉を避けるための貫通孔63または切欠部61が形成されている。
このようにすると、パワー端子20や制御端子21と、固定部材6との干渉を避けることができるため、より広い範囲で固定部材6が積層体4を固定することが可能となる。これにより、積層体4をより安定して固定しやすくなる。
以上のごとく、本例によれば、パワー端子20とバスバー10との溶接部16の寿命を長くすることができる車両用電力変換装置1を提供することができる。
(実施例2)
本例は、固定部材6の形状を変更した例である。図5、図6に示すごとく、本例では、積層方向Xと突出方向Yとの双方に直交する方向Zにおける、積層体4の一方の端部40aを固定する第1固定部材6aと、他方の端部40bを固定する第2固定部材6bとの2個の固定部材6を備える。
第1固定部材6a,第2固定部材6bは、図6に示すごとく、支承部50にボルト14で固定される第1部分60aと、該第1部分60aから制御回路基板7側に突出する第2部分60bと、該第2部分60bからZ方向に伸び、半導体モジュール2の端面を押さえる第3部分60cとを各々備える。そして、第1固定部材6aの第3部分60cと、第2固定部材6bの第3部分60cとの間に、半導体モジュール2の制御端子21が位置している。
その他、実施例1と同様の構成を備える。
本例の作用効果について説明する。
上記構成にすると、積層体4の、Z方向における一方の端部40aと他方の端部40bのみを固定すればよいので、固定部材6を構成する材料を少なくすることができる。これにより、固定部材6の製造コストを下げることができる。また、半導体モジュール2のパワー端子20や制御端子21が固定部材6と干渉しないので、積層方向Xの寸法が大きい固定部材6を使用することができる。これにより、積層体4を固定しやすくなる。
その他、実施例1と同様の作用効果を備える。
(実施例3)
本例は、固定部材6の形状を変更した例である。図7に示すごとく、本例では、収納ケース5は支承部50を有さず、第1固定部材6aと第2固定部材6bを、収納ケース5の壁部に固定している。第1固定部材6a,第2固定部材6bは、積層体4のZ方向における両端部40a,40bを突出方向Yに挟持する第1部分60a及び第3部分60cと、該第1部分60aと第3部分60cを繋ぐ第2部分60bとをそれぞれ備える。第2部分60bは、ボルト14により、収納ケース5の壁部に固定されている。
その他、実施例1と同様の構成を備える。
本例の作用効果について説明する。
上記構成にすると、積層体4の、Y方向における一方の端部40aと他方の端部40bのみを固定すればよいので、固定部材6を構成する材料を少なくすることができる。そのため、固定部材6の製造コストを下げることができる。また、半導体モジュール2のパワー端子20や制御端子21が固定部材6と干渉しないので、積層方向Xの寸法が大きい固定部材6を使用することができる。そのため、積層体4を固定しやすい。
また、本例では、収納ケース5に支承部50を形成する必要がないので、少ない材料で収納ケース5を製造でき、収納ケース5の製造コストを下げることもできる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例4)
本例は、固定部材6の形状を変更した例である。図8に示すごとく、本例の固定部材6は、平板状に形成されている。この固定部材6は、収納ケース5の端面501にボルト14を使って固定されている。また、固定部材6には貫通孔63が形成されており、半導体モジュール2の制御端子21が貫通孔63を通っている。
このように平板状にすると、固定部材6を折り曲げ加工等する必要がなくなるため、固定部材6の製造コストを下げることができる。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を有する。
(実施例5)
本例は、固定部材6の形状を変更した例である。本例では、図9、図10に示すごとく、固定部材6は、制御回路基板7を固定する基板固定ブラケットを兼ねている。本例では、図10に示すごとく、一方の半導体モジュール2aを固定する第1固定部材6aと、他方の半導体モジュール2bを固定する第2固定部材6bとの2個の固定部材6を備える。個々の固定部材6は、積層方向Xに延び(図9参照)、支承部50に立設する支柱502(図10参照)の先端に固定された第1部分65と、該第1部分65の中央部にてZ方向に延出する第2部分66と、該第2部分66から半導体モジュール2側に突出し(図10参照)、半導体モジュール2に当接する第3部分67とからなる。また、図9に示すごとく、第1部分65には、ボルト14を使って制御回路基板7を固定するためのボルト挿通孔650が複数箇所、形成されている。制御回路基板7にも複数箇所の貫通孔(図示しない)が形成されており、この貫通孔とボルト挿通孔650を位置合わせして、ボルト14を挿入することにより、制御回路基板7を固定部材6に固定する。
その他、実施例1と同様の構成を有する。
本例の作用効果について説明する。
本例では、固定部材6と基板固定ブラケットとを共通化できるため、車両用電力変換装置1を構成する部品の点数を減らすことができる。そのため、車両用電力変換装置1の製造コストを下げることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
1 車両用電力変換装置
2 半導体モジュール
20 パワー端子
21 制御端子
3 冷却チューブ
4 積層体
5 収納ケース
6 固定部材

Claims (7)

  1. 車両に搭載される車両用電力変換装置であって、
    電力変換回路を構成するスイッチング素子を内蔵した本体部を有し、上記スイッチング素子に導通したパワー端子と制御端子とが上記本体部から互いに反対方向に、かつ該本体部の主面に平行な方向に突出した複数個の半導体モジュールと、該半導体モジュールを上記本体部の両主面から冷却する複数個の冷却チューブとを積層した積層体と、
    上記パワー端子に溶接されたバスバーと、
    上記積層体を収納する収納ケースとを備え、
    上記積層体は、積層方向の両端から該積層方向に押圧された状態で上記収納ケースに保持されており、
    上記積層体の上記積層方向における中央部に、上記パワー端子または上記制御端子の突出方向に上記積層体を固定する固定部材を設けたことを特徴とする車両用電力変換装置。
  2. 請求項1において、上記収納ケースは、上記突出方向の一端側から上記積層体を支承する支承部を有し、上記固定部材は、上記突出方向の他端側から上記積層体を上記一端側へ押さえていることを特徴とする車両用電力変換装置。
  3. 請求項1または請求項2において、上記固定部材は、上記積層方向と上記突出方向との双方に直交する方向における、上記積層体の一方の端部から他方の端部まで繋がった一個の部材として構成され、該固定部材が、上記積層体を上記一方の端部から上記他方の端部にわたって固定していることを特徴とする車両用電力変換装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項において、上記固定部材に、上記パワー端子または上記制御端子との干渉を避けるための貫通孔または切欠部が形成されていることを特徴とする車両用電力変換装置。
  5. 請求項1または請求項2において、上記積層方向と上記突出方向との双方に直交する方向における、上記積層体の一方の端部を固定する第1固定部材と、他方の端部を固定する第2固定部材との2個の固定部材を備えることを特徴とする車両用電力変換装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項において、上記固定部材は、平板状に形成されていることを特徴とする車両用電力変換装置。
  7. 請求項1〜請求項5のいずれか1項において、上記スイッチング素子の動作制御をする制御回路基板が上記制御端子に接続されており、上記固定部材は、上記制御回路基板を固定する基板固定ブラケットを兼ねていることを特徴とする車両用電力変換装置。
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