JP2011134422A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】1つのワード線により選択される全てのメモリセルに同時に書き込みを行う際において、過書き込みを防止可能な不揮発性半導体記憶装置。
【解決手段】メモリセルアレイ1は、2ビット以上のデータを記憶する複数のメモリセルがマトリクス状に配置され、複数のメモリセルに接続される複数のビット線、及び複数のワード線を有している。電圧発生回路9は、書き込み電圧と、書き込み電圧をステップアップさせるステップアップ電圧を生成する。制御部7は、選択されたワード線に接続された全メモリセルにデータを書き込むとき、書き込み回数が第1の書き込み回数に達するまで、書き込み電圧にステップアップ電圧を付加した書き込み電圧により書き込み動作を行い、第1の書き込み回数を超えた場合、書き込み動作毎に、ステップアップ電圧の付加の有無を制御する。
【選択図】図4
Description
本発明は、不揮発性半導体記憶装置、例えば多値データを記憶するNANDフラッシュメモリに関する。
NANDフラッシュメモリは、1つのワード線により活性化される1ページにデータを書き込んでいる。このため、同一ページ内に存在するメモリセルの書き込み、非書き込みを同時に実現する必要がある。
従来のNANDフラッシュメモリは、非書き込み動作を行うため、セルフブースト動作を用いている。セルフブースト動作は、非選択のメモリセルの書き込みを禁止するため、ビット線より内部電源電位(VDD)をNANDストリング内のチャネルに転送し、この後、選択ゲートトランジスタをオフとして、NANDストリング内をフローティング状態にする。その後、選択、非選択のワード線それぞれを所定の電位に上げることにより、NANDストリング内のチャネル電位がカップリングにより上昇する。このため、書き込み電圧(プログラム電圧とも言う)が印加されるコントロールゲートとチャネル間の電位差が低減され、非書き込みとなる。
フローティングゲートの電位は、チャネルの電位、コントロールゲートの電位、隣接するフローティングゲートの電位との容量カップリングにより決まる。チャネルの電位は、書き込みセルの場合、ビット線より接地電位VSSに設定され、非書き込みセルの場合、上記のように、ビット線より与えられたVDDを初期電位としたブースト電位に設定される。
ところで、オール・ビット・ライン (All Bit Line:ABL)技術を用いた製品は、1つのワード線により選択される全メモリセルを同時にアクセス可能としている。すなわち、データの書き込みにおいて、偶数番目のビット線と奇数番目のビット線に接続されているNANDストリングにおいて、1つのワード線により選択される全メモリセルが同時に書き込まれる。
また、NANDフラッシュメモリは、書き込み効率を上げ、さらに、閾値電圧分布の幅を精度良く制御するため、プログラム電圧を徐々にステップアップするステップアップ書き込みを行っている(例えば特許文献1参照)。このステップアップ書き込みは、1回目の書き込みにおいて、書き込みがパスしない場合、プログラム電圧を一定電圧(ステップアップ電圧)分だけ上げて再度書き込みを行うものである。この書き込みループが繰り返され、メモリセルに目的の閾値電圧が設定される。このステップアップ書き込みをABL技術に適用した場合、次のような問題点がある。
非書き込みセルは、書き込みループの最初から最後まで常に非書き込み状態となっている。これに対して、書き込みセルは、書き込みループの最初は書き込みのバイアス状態となっている。書き込みが進むに従い、N−1回目の書き込みループにおいて、書き込みがパスした場合、N回目の書き込みループにおいて、非書き込みのバイアス状態となる。ABL技術は、奇数番目のビット線と偶数番目のビット線とも書き込みを行っている。このため、書き込みを行っているメモリセル(M1)は、隣接するフローティングゲートのバイアス状態がN−1回目とN回目で異なることとなる。つまり、着目しているメモリセルにおいて、隣接するメモリセルの書き込みがパスした場合とパスしていない場合とで、フローティングゲートの電位がN回目において異なる。すなわち、パスしていない場合、隣接セルのチャネルはVSSに設定され、パスした場合、VDDを初期電圧としたブースト電位となる。このため、隣接するメモリセルがパスしたメモリセルのフローティングゲートの電位が容量カップリングで上昇することになる。
したがって、隣接するメモリセルの書き込みがパスする時点で、隣接するメモリセルのフローティングゲートの電位が上がり、その容量カップリングを受けて着目しているメモリセルのフローティングゲートの電位も上がってしまう。このため、コントロールゲートで制御しているプログラム電圧のステップアップ分よりも大きな書き込み電圧が与えられることとなり、結果として着目しているメモリセルは過書き込み(オーバープログラム)となってしまう。
本発明は、1つのワード線により選択される全てのメモリセルに同時に書き込みを行う際において、過書き込みを防止可能な不揮発性半導体記憶装置を提供しようとするものである。
本発明の不揮発性半導体記憶装置の第1の態様は、2ビット以上のデータを記憶する複数のメモリセルがマトリクス状に配置され、前記複数のメモリセルに接続される複数のビット線、及び複数のワード線を有するメモリセルアレイと、前記複数のビット線のそれぞれに接続され、前記メモリセルに書き込むためのデータを記憶するデータ記憶回路と、書き込み電圧と、前記書き込み電圧をステップアップさせるステップアップ電圧を生成する電圧発生回路と、選択されたワード線に接続された全メモリセルにデータを書き込むとき、書き込み回数が第1の書き込み回数に達するまで、前記書き込み電圧に前記ステップアップ電圧を付加した書き込み電圧により書き込み動作を行い、前記第1の書き込み回数を超えた場合、書き込み動作毎に、前記ステップアップ電圧の付加の有無を制御する制御部とを具備することを特徴とする。
本発明の不揮発性半導体記憶装置の第2の態様は、2ビット以上のデータを記憶する複数のメモリセルがマトリクス状に配置され、前記複数のメモリセルに接続される複数のビット線、及び複数のワード線を有するメモリセルアレイと、前記複数のビット線のそれぞれに接続され、前記メモリセルに書き込むためのデータを記憶するデータ記憶回路と、書き込み電圧と、前記書き込み電圧をステップアップさせるステップアップ電圧を生成する電圧発生回路と、選択されたワード線に接続された全メモリセルにデータを書き込むとき、書き込み回数が第1の書き込み回数に達するまで、前記書き込み電圧に前記ステップアップ電圧を付加した書き込み電圧により書き込み動作を行い、前記第1の書き込み回数を超えた場合、書き込み動作毎に、前記ステップアップ電圧の付加の有無を制御する制御部とを具備し、前記制御部は、書き込み電圧を第1の時間、メモリセルに印加し、前記ステップアップ電圧を前記書き込み電圧に付加しないとき、前記書き込み電圧による書き込み時間を前記第1の時間より長い第2の時間、メモリセルに印加することを特徴とする。
本発明の不揮発性半導体記憶装置の第3の態様は、2ビット以上のデータを記憶する複数のメモリセルがマトリクス状に配置され、前記複数のメモリセルに接続される複数のビット線、及び複数のワード線を有するメモリセルアレイと、前記複数のビット線のそれぞれに接続され、前記メモリセルに書き込むためのデータを記憶するデータ記憶回路と、書き込み電圧と、前記書き込み電圧をステップアップさせる第1のステップアップ電圧及び前記第1のステップアップ電圧と異なる第2のステップアップ電圧を生成する電圧発生回路と、選択されたワード線に接続された全メモリセルにデータを書き込むとき、書き込み回数が第1の書き込み回数に達するまで、前記書き込み電圧に前記第1のステップアップ電圧を付加した書き込み電圧により書き込み動作を行い、前記第1の書き込み回数を超えた場合、書き込み動作毎に、前記ステップアップ電圧に前記第2のステップアップ電圧を付加する制御部とを具備することを特徴とする。
本発明は、1つのワード線により選択される全てのメモリセルに同時に書き込みを行う際において、過書き込みを防止可能な不揮発性半導体記憶装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、メモリセルに例えば2ビット、4値のデータを記憶することが可能なNANDフラッシュメモリの構成を示している。
図1は、メモリセルに例えば2ビット、4値のデータを記憶することが可能なNANDフラッシュメモリの構成を示している。
メモリセルアレイ1は、複数のビット線と複数のワード線と共通ソース線を含み、例えばEEPROMセルからなる電気的にデータを書き換え可能なメモリセルがマトリクス状に配置されている。このメモリセルアレイ1には、ビット線を制御するためのビット制御回路2とワード線制御回路6が接続されている。
ビット線制御回路2は、ビット線を介してメモリセルアレイ1中のメモリセルのデータを読み出したり、ビット線を介してメモリセルアレイ1中のメモリセルの状態を検出したり、ビット線を介してメモリセルアレイ1中のメモリセルに書き込み制御電圧を印加してメモリセルに書き込みを行なう。ビット線制御回路2には、カラムデコーダ3、データ入出力バッファ4が接続されている。ビット線制御回路2は、後述する複数のデータ記憶回路を有し、これらデータ記憶回路はカラムデコーダ3によって選択される。データ記憶回路に読み出されたメモリセルのデータは、前記データ入出力バッファ4を介してデータ入出力端子5から外部へ出力される。
データ入出力端子5は、例えば図示せぬコントローラに接続される。コントローラは、NANDフラッシュメモリの動作を制御する各種コマンドCMD、アドレスADD、及びデータDTを出力する。データ入出力端子5はコントローラから出力されたコマンドCMD、アドレスADD、及びデータDTを受ける。データ入出力端子5に入力された書き込みデータは、データ入出力バッファ4を介して、カラムデコーダ3によって選択されたデータ記憶回路に供給され、コマンド及びアドレスは制御部7に供給される。
制御部7は、制御信号入力端子8に接続されている。制御信号入力端子8は、コントローラから出力される制御信号、例えば/CE(チップイネーブル)ALE(アドレス・ラッチ・イネーブル)、CLE(コマンド・ラッチ・イネーブル)、/WE(ライト・イネーブル)、/RE(リード・イネーブル)を受ける。
制御部7は、制御信号入力端子8から供給される各種制御信号、データ入出力バッファ4から供給されるコマンドやアドレスに応じてNANDフラッシュメモリの動作を制御する。
電圧発生回路9は、制御部7に接続されている。電圧発生回路9は。例えば図示せぬポンプ回路を有し、書き込み時の高電圧としてのプログラム電圧VPGMや、書き込み時に非選択のワード線に供給される中間電圧や、プログラム電圧VPMGを僅かに上昇させるステップアップ電圧、ベリファイ電圧、読み出し電圧、消去電圧などを生成する。電圧発生回路9により生成された電圧は、メモリセルアレイ1、ワード線制御回路6、ビット線制御回路2、カラムデコーダ6などに供給される。
ワード線制御回路6は、メモリセルアレイ1に接続されている。このワード線制御回路6は、メモリセルアレイ1中のワード線を選択し、選択されたワード線に読み出し、書き込みあるいは消去に必要な電圧を印加する。ビット線制御回路2、カラムデコーダ3やワード線制御回路6に供給される。
前記ビット線制御回路2、カラムデコーダ3、ワード線制御回路6、制御部7、電圧発生回路9は書き込み回路、及び読み出し回路を構成している。
図2は、図1に示すメモリセルアレイ1及びビット線制御回路2の構成の一例を示している。メモリセルアレイ1には複数のNANDストリングが配置されている。1つのNANDストリングは、例えば直列接続された例えば64個のEEPROMからなるメモリセルMCと、選択ゲートS1、S2とにより構成されている。選択ゲートS2はビット線BL0に接続され、選択ゲートS1はソース線SRCに接続されている。各ロウに配置されたメモリセルMCの制御ゲートはワード線WL0〜WL63に共通接続されている。また、選択ゲートS2はセレクト線SGDに共通接続され、選択ゲートS1はセレクト線SGSに共通接続されている。
ビット線制御回路2は複数のデータ記憶回路10を有している。各データ記憶回路10は、対応するビット線BL0、BL1、BL2、BL3…BLi、BLi+1、…BLn−1、BLnにそれぞれ接続されている。
書き込み動作(プログラム動作とも言う)、プログラムベリファイ動作、及びリード動作時において、データ記憶回路10に接続されているビット線BL0、BL1、BL2、BL3…BLi、BLi+1、…BLn−1、BLnは、アドレス信号YA0、YA1…YAi…YAnに応じて選択される。さらに、アドレス信号に応じて、1本のワード線が選択され、破線で示す、2ページが選択される。この2ページの切り替えはアドレスによって行われる。
各データ記憶回路10は、例えばセンスアンプS/Aと、ページバッファの一部を構成する例えば3つのデータラッチ回路DLTと、データラッチ回路DLTのデータや、メモリセルから読み出されたデータを操作するデータ制御部DCNTを有している。各データラッチ回路DLTは、1ビットのデータをラッチする。
データの書き込み時、データ記憶回路10は、外部から供給された書き込みデータをデータラッチ回路DLTに保持する。さらに、データ記憶回路10は、データラッチ回路DLTに保持された書き込みデータをデータ制御部DCNTにより操作し、メモリセルに書き込むためのデータを生成する。
また、書き込みベリファイ時、データ記憶回路10は、メモリセルから読み出されたデータをデータラッチ回路DLTに保持し、書き込み未完了の場合、例えば書き込みデータを再生するため、データ制御部DCNTにより保持したデータを操作する。また、ベリファイがパスし、書き込みが完了した場合、所定のデータラッチ回路DLTに例えばデータ“1”が設定される。尚、第2ページの書き込みベリファイの場合、2つのデータラッチ回路DLTのデータ“11”が設定される。
さらに、データの読み出し時、センスアンプS/Aにより、メモリセルから読み出されたデータは、データラッチ回路DLTに保持され、この保持されたデータは外部に出力される。
上記構成において、図1に示すように、外部よりコマンドCMD、アドレスAD、及びデータDTを入力することにより、書き込み、読み出し、消去動作が実行される。
図3は、例えば2ビット、4値の書き込みデータと閾値電圧分布の関係を示している。データの書き込みは、先ず第1ページ(lower page)のデータが書き込まれ、この後、第2ページ(upper page)のデータが書き込まれる。第1ページの書き込みにより、2値の閾値電圧分布が設定され、第2ページの書き込みにより、4値の閾値電圧分布が設定される。
すなわち、図3(a)に示すように、消去状態において、メモリセルの閾値電圧分布は“E”となっている。図3(b)に示すように、第1ページの書き込み動作において、書き込みデータが“1”である場合、メモリセルの閾値電圧分布は“E”のままである。また、第1ページの書き込みデータが“0”である場合、メモリセルの閾値電圧分布は、例えば“LM”に設定される。
この後、図3(c)に示す第2ページの書き込み動作が実行される。第2ページの書き込みは、第1ページ及び第2ページの書き込みデータにより、次のようになる。第1ページの書き込みデータが“1”で、第2ページ書き込みデータが“1”である場合、閾値電圧分布は“E”のままである。第1ページの書き込みデータが“1”で、第2ページの書き込みデータが“0”である場合、閾値電圧分布は“A”となる。また、第1ページの書き込みデータが“0”で、第2ページの書き込みデータが“0”である場合、閾値電圧分布は“B”となる。さらに、第1ページの書き込みデータが“0”で、第2ページの書き込みデータが“1”である場合、閾値電圧分布は“C”となる。
第2ページの書き込みベリファイ時、ベリファイ電圧VA,VB,VCを用いて、メモリセルに書き込まれた閾値電圧がベリファイされる。ベリファイ電圧VA,VB,VCは、各閾値電圧の読み出し電圧より若干高く設定されている。
(書き込み動作)
次に、図4、図5を参照して第1の実施形態に係る第2ページの書き込み動作について具体的に説明する。
次に、図4、図5を参照して第1の実施形態に係る第2ページの書き込み動作について具体的に説明する。
外部より書き込みのためのアドレスが入力され、データ入出力バッファ4にその情報がラッチされる。この情報をもとに、ロウアドレスが選択され、書き込みを行うブロックおよびページが選択される。その後、書き込み開始コマンドが入力されて書き込みが実行される。
第2ページのデータが外部より1つのデータラッチ回路DLTにロードされ、第2ページの書き込みシーケンスが開始される。第2ページの書き込みシーケンスにおいて、先ず、第1ページのデータが読み出され、そのデータが他の1つのデータラッチ回路DLTに転送される。次いで、データ制御部DCNTにより2つのデータラッチ回路DLTにラッチされたデータが操作され、2ビットのデータに対応する書き込みデータがセットされる。具体的には、閾値電圧分布“E”“A”“B”“C”に対応して、一つ目のデータラッチDLT(XDL)には、“1”“1”“0”“0”とラッチされ、二つ目のデータラッチDLT(LDL)には、“1”“0”“0”“1”と書き込みデータがそれぞれラッチされる(S10)。
次に、電圧発生回路9が起動され、書き込み動作に必要な書き込み高電圧VPGM、及び書き込み中間電圧が生成される(S11)。
その後、ロウ、カラムそれぞれのワード線制御回路6、ビット線制御回路2により、選択されたワード線に接続された全メモリセルが同時に書き込まれる(S12)。メモリセルの書き込みは、書き込みと非書き込みを同時に実現するため、前述したセルフブースト動作を行っている。すなわち、メモリセルにデータを書き込む場合、ビット線に接地電位VSSが供給される。また、メモリセルが非書き込みの場合、ビット線に内部電源電圧VDDが供給される。その後、選択ゲートS2の選択ゲート線SGDが内部電源電圧VDDより低い電圧に下げられる。
この後、選択ワード線に書き込み高電圧(プログラム電圧)VPGMが供給され、非選択ワード線に書き込み中間電圧VPASSが供給される。書き込みを行うメモリセルのチャネルにはビット線よりVSSが転送される。これにより、FNトンネル電流が生じてフローティングゲートに電子が注入され、書き込みが行われる。非選択のメモリセルは初期充電として内部電源電圧VDDがチャネルに転送され、その後SGDを下げることでNANDメモリセル内はフローティング状態となる。この状態で選択および非選択ワード線に書き込み高電圧、書き込み中間電圧が供給されると、カップリングによりチャネルの電位が上昇され、非選択が実現される。
尚、非書き込み効率を上げる書き込み方式として、ローカル・セルフ・ブースト(Local Self Boost : LSB)方式を適用することも可能である。このLSB方式は、選択されたメモリセルの両隣のメモリセルをカットオフさせ、選択されたメモリセルのチャネル及び拡散層を他から電気的に切り離してフローティング状態にし、昇圧するものである。
上記書き込み動作の後、全てのデータが書き込まれたかどうかが判定される(S13)。この判定は例えば次のようにして行なわれる。ベリファイ動作において、ベリファイがパスした場合、書き込みデータが記憶された2つのデータラッチ回路DLTにDLT(XDL)=“1”、DLT(LDL)=“1”が設定される。このため、全てのデータ記憶回路2の所定のデータラッチ回路DLTにデータ“11”が設定されたかどうかを判定することにより、書き込みが終了したか否かを判定することができる。
ステップS13の判定の結果、書き込みが完了していない場合、書き込みベリファイ動作が実行される(S14)。ベリファイ動作は書き込みレベル毎に行われる。具体的には、先ず、閾値電圧分布が最も低い“A”のベリファイ動作が実行される。すなわち、選択ワード線にベリファイ電圧VAが供給され、メモリセルからデータが読み出される。この読み出しの結果、閾値電圧がベリファイ電圧VAに達しているかどうかが判断される。書き込み動作の初期において、閾値電圧分布“B”、や“C”に対応するメモリセルは、未だ十分に書き込まれていない。このため、図5に示すように、ベリファイ電圧VB、VCを用いたベリファイ動作(S15、S16)はスキップされる。
また、上記ベリファイの結果、メモリセルの閾値電圧がベリファイ電圧に達している場合、ベリファイがパスしたことを示すデータ“1”が対応するデータ記憶回路2の所定のデータラッチ回路DLTに設定される。
上記ベリファイ動作の後、各データの書き込み回数が、予め規定された書き込みループ回数(規定のループ回数)の範囲内かどうかが判定される。ここで、規定のループ回数は、例えばスタートのループ回数(LP_S)、及びエンドのループ回数(LP_E)であり、これらのループ回数は、チップ毎、及び書き込みデータ毎に予め定められたパラメータであり、可変な値である。具体的には、閾値電圧分布“A”に対してスタートのループ回数(LP_SA)、エンドのループ回数(LP_EA)が設定され、閾値電圧分布“B”に対してスタートのループ回数(LP_SB)、エンドのループ回数(LP_EB)が設定される。さらに、閾値電圧分布“C”に対してスタートのループ回数(LP_SC)、エンドのループ回数(LP_EC)が設定される。
ステップS17では、書き込みループ回数LP_Nが各閾値電圧分布“A”“B”“C”に対応したスタートのループ回数とエンドのループ回数の範囲かどうかが判定される。すなわち、次の判定が実行される。
LP_SA<LP_N<LP_EA
LP_SB<LP_N<LP_EB
LP_SC<LP_N<LP_EC
上記判定の結果、書き込みループ回数LP_Nが規定ループ回数LP_SA、LP_SB、LP_SCに達していない場合、図5に示すように、書き込み電圧VPGMがΔVPGM分ステップアップされ(S18)、再度、プログラム動作が実行される(S12)。
LP_SB<LP_N<LP_EB
LP_SC<LP_N<LP_EC
上記判定の結果、書き込みループ回数LP_Nが規定ループ回数LP_SA、LP_SB、LP_SCに達していない場合、図5に示すように、書き込み電圧VPGMがΔVPGM分ステップアップされ(S18)、再度、プログラム動作が実行される(S12)。
また、ステップS17の判定の結果、書き込みループ回数LP_Nが上式で示される規定ループ回数の範囲内である場合、書き込みループ回数LP_Nが2n(nは1以上の自然数)かどうか判定される(S19)。この結果、書き込みループ回数LP_Nが2nである場合、書き込み電圧VPGMのステップアップが行われず、プログラム動作が実行される(S12)。また、書き込みループ回数LP_Nが2nでない場合、ステップS18において、書き込み電圧VPGMがステップアップされ、プログラム動作が実行される(S12)。すなわち、書き込みループ回数LP_Nが規定ループ回数の範囲である場合、2回に1回書き込み電圧VPGMがステップアップされてプログラム動作が実行される。
図5は、スタートのループ回数を例えば6回、エンドのループ回数を例えば10回に設定した場合の例を示している。閾値電圧分布“A”の書き込み、ベリファイ動作において、ループ回数が6回目から10回目の場合、ループ回数が2回に1回、プログラム電圧VPGMにΔVPGMが加算される。つまり、7回目の書き込み動作は、6回目のプログラム電圧と同じ電圧で実行される。これにより、7回目の書き込みより隣接セルのフローティングゲートの電圧が上昇した場合においても、書き込みメモリセルのフローティングゲートの電圧が上昇することを抑制できる。
上記のようにして、書き込み、ベリファイ動作が繰り返され、エンドのループ回数LP_EAが、例えば10回に達すると、ステップS17からステップS18に移行される。ステップS18において、プログラム電圧VPGMがステップアップ電圧ΔVPGMだけ増加され、再度プログラムが実行される(S12)。
図5において、閾値電圧分布“A”“B”“C”の規定ループ回数は、閾値電圧分布“A”、閾値電圧分布“B”、閾値電圧分布“C”におけるベリファイ開始回数からの値として示している。
また、閾値電圧分布“B”のベリファイは、予め設定された書き込みループ回数6回目に開始され、閾値電圧分布“C”のベリファイは、予め設定された書き込みループ回数13回目に開始される。“B”“C”のベリファイ開始ループ回数は、例えばチップのテスト結果に応じて予め定めることの出来る可変な値である。
閾値電圧分布“B”、“C”についても、ステップS17の予め規定された書き込みループ回数の範囲内において、ステップS19を介して、ループ回数が2回に1回、プログラム電圧VPGMにΔVPGMが加算される。
上記書き込み、ベリファイ動作が繰り返され、ステップS13の判定の結果、全ての書き込みが終了した場合、リカバリー動作(S20)が実行された後、書き込みシーケンスが終了される。リカバリー動作は、例えば電圧発生回路9における高電圧系ポンプ回路のリセットなどが実行される。
第1の実施形態において、各閾値電圧分布A”“B”“C”について、書き込みベリファイのループ回数が6回目から10回目の場合、プログラム電圧をステップアップする動作を1回おきに有効、又は無効に切り替えている。このため、例えば7回目の書き込み動作は、6回目のプログラム電圧と同一の電圧により実行される。これにより、7回目の書き込み動作において、隣接セルのフローティングゲートの電位が上昇したことによる注目セルのフローティングゲートの電圧の上昇を抑制することができる。したがって、過書き込みを防止することができる。
尚、規定ループ回数は、各閾値電圧分布“A”“B”“C”への書き込みが行われそうなループ回数に設定される。例えば、閾値電圧分布“A”の場合、書き込みばらつきを考慮すると、全ての閾値電圧分“A”の書き込みが終了するのに約12回の書き込みループが必要であるとした場合、大部分のメモリセルの書き込みベリファイがパスしそうなループ回数6回から10回が設定される。さらに、6回目から9回目の4回の書き込みループにおいて、プログラム電圧VPGMのステップアップ動作が1回おきに有効、又は無効に切り替えられる。
また、各閾値電圧分布“A”、“B”、“C”の規定ループ回数は、上記例に限定されるものではなく、閾値電圧分布“A”、“B”、“C”毎に別々に設定することも可能である。
上記第1の実施形態によれば、プログラム電圧をステップアップする書き込み方式を用いた書き込みシーケンスにおいて、書き込みデータに対応する閾値電圧分布“A”、“B”、“C”のそれぞれについて、書き込みループ回数の後半において、プログラム電圧のステップアップをループ回数2回に1回としている。このため、隣接するメモリセルの書込みがパスし、フローティングゲートの電位が上昇した場合においても、隣接するメモリセルのフローティングゲートからの容量カップリングによる、注目セルのフローティングゲートの電位上昇を抑えることができる。したがって、注目セルの過書き込みを抑制することができる。特に、注目セルの両側のセルに、注目セルと同一データが書き込まれる場合において、注目セルより早く両側のセルの書き込みが完了した場合、注目セルのフローティングゲートの電位が大きく変化する。しかし、プログラム電圧のステップアップをループ回数2回に1回とすることにより、注目セルの過書き込みを抑制することが可能である。
(第2の実施形態)
図6、図7は、第2の実施形態を示しており、図4、図5と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
図6、図7は、第2の実施形態を示しており、図4、図5と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
第2の実施形態において、第1の実施形態と異なるのは、プログラム電圧VPGMをステップアップしない場合のプログラム動作である。第1の実施形態において、プログラム電圧VPGMをステップアップした場合、及びしない場合ともプログラム時間は同じであった。プログラム電圧VPGMをステップアップしない場合、隣接セルのフローティングゲートの電位の影響が少ないセルは、閾値電圧の増加が少なく、トータルの書き込み時間が長くなってしまう。
そこで、第2の実施形態は、プログラム電圧VPGMをステップアップした場合と、しない場合において、プログラム時間を変えている。すなわち、プログラム電圧VPGMをステップアップした場合、第1の実施形態と同様に図6に示すステップS12において、図7に示すように、プログラム時間T1により書き込み動作が実行される。
これに対して、プログラム電圧VPGMをステップアップしない場合、ステップS20からステップS21に制御が移行され、図7に示すように、プログラム時間T2により書き込み動作が実行される。このプログラム時間T2は、プログラム時間T1より長く設定されている。このため、隣接セルのフローティングゲートの電位の影響が大きなセルについて、プログラム電圧VPGMのステップアップを行っていないため、プログラム時間を長くした場合においても、閾値電圧の大きな増加を抑制することができ、過書き込みを抑制できる。また、隣接セルのフローティングゲートの電位の影響が少ないセルは、通常のプログラム時間T1より長いT2によりプログラムされる。このため、閾値電圧を高めることができる。
上記第2の実施形態によれば、プログラム電圧VPGMをステップアップしない場合のプログラム時間T2を、ステップアップする場合のプログラム時間T1より長く設定している。このため、隣接セルのフローティングゲートの電位の影響が大きいセルの過書き込みを抑制できるとともに、隣接セルのフローティングゲートの電位の影響の少ないセルの書き込み時間を早くすることができる。したがって、トータルの書き込み時間を短縮することが可能である。
(第3の実施形態)
図8、図9は、第3の実施形態を示すものであり、第1、第2の実施形態と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
図8、図9は、第3の実施形態を示すものであり、第1、第2の実施形態と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
第1の実施形態において、書き込みループ回数が規定ループ回数の範囲内である場合、プログラム電圧VPGMを2回のループ回数について1回、一定のステップアップ電圧ΔVPGM分、ステップアップした。このステップアップ電圧ΔVPGMは、ループ回数がスタートのループ回数に達する前のステップアップ電圧ΔVPGMと同じであった。
これに対して、第3の実施形態は、ループ回数が規定ループ回数に達する前のステップアップ電圧ΔVPGM1に対して、ループ回数が規定ループ回数の範囲内である場合のステップアップ電圧をΔVPGM2に設定している。ΔVPGM2は、図9に示すように、ΔVPGM1より低い電圧である。
具体的には、図8に示すステップS17の判定の結果、書き込みループ回数LP_Nがスタートのループ回数LP_SA、LP_SB、LP_SCに達していない場合、ステップS18において、プログラム電圧VPGMがステップアップ電圧ΔVPGM1だけ増加される。この増加されたプログラム電圧VPGMで再度プログラムが実行される(S12)。
一方、ステップS17の判定の結果、書き込みループ回数LP_Nが、規定ループ回数の範囲内である場合、ステップS31において、プログラム電圧VPGMがステップアップ電圧ΔVPGM2だけ増加される。すなわち、スタートのループ回数(LP_s)、例えば6回に達すると、プログラム電圧VPGMがステップアップ電圧ΔVPGM2だけ増加される。この増加されたプログラム電圧VPGMで再度プログラムが実行される(S12)。
この動作が、図9に示すように繰り返され、エンドのループ回数LP_EAが、例えば10回に達すると、ステップS17からステップS18に移行される。ステップS18において、プログラム電圧VPGMがステップアップ電圧ΔVPGM1だけ増加され、再度プログラムが実行される(S12)。
閾値電圧分布“B”、“C”についても、ステップS17の予め規定された書き込みループ回数の範囲内において、ステップS31を介して、プログラム電圧VPGMにΔVPGM2が加算される。
上記第3の実施形態によれば、規定のループ範囲内において、プログラム電圧に付加されるステップアップ電圧ΔVPGM2を通常のステップアップ電圧ΔVPGM1より低く設定している。このため、非書き込みとなったメモリセルのフローティングゲートの電位による注目セルのフローティングゲートの電位の変動を抑えることができる。したがって、注目セルの過書き込みを抑制することができる。
尚、ステップアップ電圧ΔVPGM2は、1つに限定されるものではなく、例えばΔVPGM1よりも低く、異なる電圧のステップアップ電圧ΔVPGM2を複数個用意し、これらを選択することも可能である。
また、上記第1乃至第3の実施形態は、メモリセルに2ビット、4値のデータを記憶する場合について説明した。しかし、これに限定されるものではなく、3ビット以上のデータを記憶する場合にも本発明を適用することが可能である。
その他、本発明の要旨を変えない範囲において、種々変形実施可能なことは勿論である。
1…メモリセルアレイ、2…ビット線制御回路、6…ワード線制御回路、7…制御部、9…電圧発生回路、10…データ記憶回路、MC…メモリセル。
Claims (6)
- 2ビット以上のデータを記憶する複数のメモリセルがマトリクス状に配置され、前記複数のメモリセルに接続される複数のビット線、及び複数のワード線を有するメモリセルアレイと、
前記複数のビット線のそれぞれに接続され、前記メモリセルに書き込むためのデータを記憶するデータ記憶回路と、
書き込み電圧と、前記書き込み電圧をステップアップさせるステップアップ電圧を生成する電圧発生回路と、
選択されたワード線に接続された全メモリセルにデータを書き込むとき、書き込み回数が第1の書き込み回数に達するまで、前記書き込み電圧に前記ステップアップ電圧を付加した書き込み電圧により書き込み動作を行い、前記第1の書き込み回数を超えた場合、書き込み動作毎に、前記ステップアップ電圧の付加の有無を制御する制御部と
を具備することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - 前記第1の書き込み回数より多い第2の書き込み回数をさらに有し、
前記制御部は、前記第1の書き込み回数を超えた場合、前記第2の書き込み回数に達するまで、書き込み動作毎に、前記ステップアップ電圧の付加の有無を制御することを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 2ビット以上のデータを記憶する複数のメモリセルがマトリクス状に配置され、前記複数のメモリセルに接続される複数のビット線、及び複数のワード線を有するメモリセルアレイと、
前記複数のビット線のそれぞれに接続され、前記メモリセルに書き込むためのデータを記憶するデータ記憶回路と、
書き込み電圧と、前記書き込み電圧をステップアップさせるステップアップ電圧を生成する電圧発生回路と、
選択されたワード線に接続された全メモリセルにデータを書き込むとき、書き込み回数が第1の書き込み回数に達するまで、前記書き込み電圧に前記ステップアップ電圧を付加した書き込み電圧により書き込み動作を行い、前記第1の書き込み回数を超えた場合、書き込み動作毎に、前記ステップアップ電圧の付加の有無を制御する制御部とを具備し、
前記制御部は、書き込み電圧を第1の時間、メモリセルに印加し、前記ステップアップ電圧を前記書き込み電圧に付加しないとき、前記書き込み電圧による書き込み時間を前記第1の時間より長い第2の時間、メモリセルに印加することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - 前記制御部は、2n(nは1以上の自然数)回毎に、前記ステップアップ電圧を書き込み電圧に付加することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 2ビット以上のデータを記憶する複数のメモリセルがマトリクス状に配置され、前記複数のメモリセルに接続される複数のビット線、及び複数のワード線を有するメモリセルアレイと、
前記複数のビット線のそれぞれに接続され、前記メモリセルに書き込むためのデータを記憶するデータ記憶回路と、
書き込み電圧と、前記書き込み電圧をステップアップさせる第1のステップアップ電圧及び前記第1のステップアップ電圧と異なる第2のステップアップ電圧を生成する電圧発生回路と、
選択されたワード線に接続された全メモリセルにデータを書き込むとき、書き込み回数が第1の書き込み回数に達するまで、前記書き込み電圧に前記第1のステップアップ電圧を付加した書き込み電圧により書き込み動作を行い、前記第1の書き込み回数を超えた場合、書き込み動作毎に、前記ステップアップ電圧に前記第2のステップアップ電圧を付加する制御部と
を具備することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - 前記第2のステップアップ電圧は、前記第1のステップアップ電圧より低いことを特徴とする請求項5記載の不揮発性半導体記憶装置。
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