JP2011134059A - 電圧安定化装置及びそれを用いた半導体装置並びに電圧安定化方法 - Google Patents

電圧安定化装置及びそれを用いた半導体装置並びに電圧安定化方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011134059A
JP2011134059A JP2009292316A JP2009292316A JP2011134059A JP 2011134059 A JP2011134059 A JP 2011134059A JP 2009292316 A JP2009292316 A JP 2009292316A JP 2009292316 A JP2009292316 A JP 2009292316A JP 2011134059 A JP2011134059 A JP 2011134059A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
output
generation unit
channel mos
vwell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009292316A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5475435B2 (ja
Inventor
Masao Kuriyama
正男 栗山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Electronics Co Ltd
Priority to JP2009292316A priority Critical patent/JP5475435B2/ja
Priority to KR1020100027453A priority patent/KR101415227B1/ko
Priority to US12/971,339 priority patent/US8493795B2/en
Publication of JP2011134059A publication Critical patent/JP2011134059A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5475435B2 publication Critical patent/JP5475435B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/30Power supply circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/56Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency
    • G11C11/5621Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency using charge storage in a floating gate
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C5/00Details of stores covered by group G11C11/00
    • G11C5/14Power supply arrangements, e.g. power down, chip selection or deselection, layout of wirings or power grids, or multiple supply levels
    • G11C5/143Detection of memory cassette insertion or removal; Continuity checks of supply or ground lines; Detection of supply variations, interruptions or levels ; Switching between alternative supplies
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C5/00Details of stores covered by group G11C11/00
    • G11C5/14Power supply arrangements, e.g. power down, chip selection or deselection, layout of wirings or power grids, or multiple supply levels
    • G11C5/147Voltage reference generators, voltage or current regulators; Internally lowered supply levels; Compensation for voltage drops

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】第1の電圧≧第2の電圧の関係を保証しつつ、第2の電圧の高速な電位切り替えを可能にする電圧安定化装置を提供する。
【解決手段】第1の電圧(Vwell)を生成する第1の電圧生成部10と、第1の電圧が予め定められる基準電圧より低い第1の状態と、基準電圧より高い第2の状態を判定する判定部20と、第1の状態にあるとき第1の電圧が供給され、第1の電圧以下の第2の電圧(Vwl)を生成する第2の電圧生成部30と、第2の状態にあるとき第1の電圧より高い電圧(Vh)が供給され、第2の電圧生成部30の出力において第2の電圧を生成する第3の電圧生成部40とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置で内部電圧を生成する際に用いて好適な電圧安定化装置及びそれを用いた半導体装置並びに電圧安定化方法に関する。
不揮発性半導体の1種であるNOR(ノア)フラッシュメモリには、1セル(cell)に例えば2bitを記憶する、多値化を実現するものがある。多値化を実現する際には、データを記憶するセルトランジスタのスレッショルド電圧Vtが、図5に示されるように、各データの状態に応じた分布にセットされる。図5は、縦軸を度数、横軸をスレッショルド電圧Vtとして、多値NORフラッシュメモリにおけるスレッショルド電圧Vtの度数分布を表した図である。データ“11”にセットされたセルは電圧値R1以下のスレッショルド電圧Vtに調整されている。データ“10”にセットされたセルは電圧値R1〜R2間のスレッショルド電圧Vtに調整されている。データ“01”にセットされたセルは電圧値R2〜R3間のスレッショルド電圧Vtに調整されている。そして、データ“00”にセットされたセルは電圧値R3以上のスレッショルド電圧Vtに調整されている。
この多値にセットされたセルからデータを読み出すときには、セルアレイのワード線(WL)に印加する電圧を多段階に制御し、アクセスするセルの値を判定する。図6は、ワード線の駆動電圧(すなわちセルトランジスタのゲート(コントロールゲート)の印加電圧)Vgの時間変化を表す図である。電圧Vg1は、センスアンプが、“11”のスレッショルド電圧Vtにセットされたセルと“10”のスレッショルド電圧Vt以上にセットされたセルを判定できるワード線電圧となる。電圧Vg2は、センスアンプが、“10”のスレッショルド電圧Vt以下のセルと“01”のスレッショルド電圧Vt以上のセルを判定できるワード線電圧となる。電圧Vg3は、センスアンプが、“01”のスレッショルド電圧Vt以下のセルと“00”のスレッショルド電圧Vtにセットされたセルを判定できるワード線電圧となる。
この多値NORフラッシュメモリを実現するためには、メモリセルを駆動するワード線デコーダを読出し時に高速多段階動作させる必要がある。この動作時間が読み出し速度を決める大きな要因の1つとなる。
高速化の1つの方法として、以下のようなワード線デコーダが用いられる。図7で示すセルアレイ110のワード線デコーダ(ロウデコーダ120)では、ウェル電圧(Vwell)とソース電圧(Vwl)を分離し、電圧Vwlで駆動される容量を最小化している。これによりワード線レベルを図6に示すようなステップで変化させたときの電圧駆動速度を高速化している。この構成では、ロウデコーダ120内のpn順方向電流の発生を抑えるために、常にVwell≧Vwlの電位関係が必要となる。ここで、図8は、読み出し時のワード線の駆動電圧Vg、ウェル電圧Vwell及びソース電圧Vwlの時間変化の一例を表す図である。図8に示す例では、ウェル電圧Vwellが一定値に制御されるとともに、ソース電圧Vwlが段階的に変化するよう制御されている。このようにウェル電圧Vwellを一定値に制御するとともに、駆動容量が小さいソース電圧Vwlのみを変化させることで、動作に必要な時間を短縮している。
なお、図7に示す半導体チップ(半導体装置)100は、それぞれが複数の多値記憶の不揮発性メモリセル111からなるセルアレイ110を含む複数のブロック0〜i(101−0〜101−i)と、それらの付随回路としてのグローバルビット線セレクトゲートブロック102及びセンスアンプブロック103とを有して構成されている。各ブロック0〜i(101−0〜101−i)には、セルアレイ110と、ロウデコーダ120と、ローカルビット線セレクトゲートブロック130とが含まれている。
セルアレイ110は、格子状に配置された複数の多値記憶の不揮発性メモリセル111を有して構成されている。各不揮発性メモリセル111は、複数のワード線WLのいずれかにゲートが接続されるとともに、複数のローカルビット線LBLのいずれかにドレインが接続されている。ロウデコーダ120は、PチャネルMOS(metal oxide semiconductor)トランジスタ121とNチャネルMOSトランジスタ122からなるワード線WLのドライバを複数有して構成されている。この場合、PチャネルMOSトランジスタ121のソースとウェルには、独立した電圧Vwlと電圧Vwellがそれぞれ印加されるようになっている。ローカルビット線セレクトゲートブロック130は、ローカルビット線LBLのいずれかを選択してグローバルビット線GBL0、GBL1、…に接続する複数のNチャネルMOSトランジスタ131、131、…を有して構成されている。この場合、NチャネルMOSトランジスタ131、131、…のゲートには信号YL0、YL1等が入力される。
グローバルビット線セレクトゲートブロック102は、グローバルビット線GBL0、GBL1、…のいずれかを選択する複数のNチャネルMOSトランジスタ141、141、…を有して構成されている。この場合、NチャネルMOSトランジスタ141、141、…のゲートには信号YG0、YG1等が入力される。センスアンプブロック103は、グローバルビット線セレクトゲートグループ102で選択されたグローバルビット線GBL0、GBL1、…上のデータを増幅する複数のセンスアンプ151を有して構成されている。
一方、読み出し時に対し、セルの書き込み時にはワード線WLのレベルを読出し電位より高電位にセットする必要がある。そのため、例えば読み出し状態から書き込み状態へと変化させる場合、ソース電圧Vwlとともにウェル電圧Vwellも高い電圧となるように駆動し、電位を遷移させる必要がある。このとき、ソース電圧Vwlに対しウェル電圧Vwellの容量(負荷容量)が格段に大きいため、同一制御・同一駆動能力のレギュレータでは、例えば図9に示すようにVwell<Vwlの状態が容易に発生してしまう。すなわち、pn電位の逆転が容易に発生してしまうことになる。このpn電位の逆転がVf(ダイオード順方向電位)を超えるとラッチアップなどの深刻なデバイス不良を引き起こすため、設計時には細心の注意が必要である。なお、図9は、書き込み時のワード線の駆動電圧Vg、ウェル電圧Vwell及びソース電圧Vwlの時間変化の一例を表している。
Vwell≧Vwlの関係を保ちながら、Vwl、Vwellの電位レベルを切替える手法には例えば以下の手法1と手法2が考えられる。
[手法1] 図10に示すように、Vwellを先行して充電する。そして、Vwellの充電が終了した後、Vwlの充電動作を開始する。この方法では、Vwl及びVwellの充電完了に時間余裕が必要になる。
[手法2] 図11に示すように、Vwlが駆動する容量、配線遅延とVwellが駆動する容量、配線遅延を勘案し、Vwell≧Vwlを常に守るようにVwlを出力するレギュレータやVwellを出力するレギュレータの駆動能力を設計する。この手法では、Vwl・Vwellのさまざまな動作条件、外部温度、供給電圧チップ内の素子の製造ばらつきなどの変動要因全てを満たす必要があるため、回路設定が困難となる。結果として高速な電源電位切り替えにつながらない。
なお、図10及び図11は、手法1及び手法2による書き込み時のワード線の駆動電圧Vg、ウェル電圧Vwell及びソース電圧Vwlの時間変化の一例をそれぞれ表している。
ここで、図12を参照して、手法1や手法2を実現するための電源回路の構成例について説明する。図12は、電圧安定化装置(以下、レギュレータと称する)50の構成を示す回路図である。レギュレータ50は、オペアンプ(演算増幅器)51、PチャネルMOSトランジスタ52、抵抗53、抵抗54、PチャネルMOSトランジスタ55及びレベルシフト回路56から構成されている。オペアンプ51の非反転入力には基準電圧(比較電圧)Vref5が印加され、反転入力は互いに直列に接続されている抵抗53と抵抗54の接続点(すなわち各一端間の節点)が接続されている。オペアンプ51の出力は、PチャネルMOSトランジスタ52のゲートに接続されている。PチャネルMOSトランジスタ52のソースは電圧Vhの電源(電圧源)に接続され、ドレインが抵抗53の他端に接続されている。このPチャネルMOSトランジスタ52が、電源出力Vwlに対する能動負荷となる。すなわち、PチャネルMOSトランジスタ52のドレインは、電圧Vwlの電源出力の出力端子となる。抵抗54の他端はグランドに接続されている。レベルシフト回路56は、抵抗53の印加電圧(=電圧Vwl)を電源電圧としてTrim信号のレベルをシフトさせ、Trim信号のレベルに応じてPチャネルMOSトランジスタ55をオン(Trim信号=Hレベルでオン)またはオフ(Trim信号=Lレベルでオフ)状態に制御する。PチャネルMOSトランジスタ55は、そのドレイン及びソースが、抵抗53を形成する素子パターン上の所定の2点に接続されている。このPチャネルMOSトランジスタ55をオンまたはオフすることで抵抗53と抵抗54による抵抗分圧比(あるいは抵抗分割比とも呼ばれる)が変更される。
レギュレータ50では、オペアンプ51によって、基準電圧Vref5と、出力電圧Vwlを抵抗分圧した電圧との差分に応じて、PチャネルMOSトランジスタ52のゲート電圧を調節することで、Vwl電圧が一定に保たれる。この出力電圧Vwlを変化させる場合、Trim信号によって抵抗分圧比を変更する。[手法2]でVwl出力による充電能力を調整する場合、PチャネルMOSトランジスタ52のゲート幅を調整して充電能力を調整する。他方、[手法1]では、出力Vwlが活性化されるタイミング(ただし、図12では活性化のための構成を省略している)もしくは抵抗分圧比を変化させるタイミング(Trim信号の切り替えタイミング)を調整することで実現する。
このような[手法1]や[手法2]を用いてpn電位の逆転が発生しないような設計では、電源を短時間に制御することが困難であった。
なお、本発明に関連する技術を開示するものとして、特許文献1〜4がある。これらのうち、特許文献1には、ウェルに印加される内部電圧VI1と、ソースに印加される内部電圧VI2とを生成する際に、第1の降圧回路によって内部電圧VI1を生成するともに、第2の降圧回路によって内部電圧VI1を降圧することで内部電圧VI2を生成するようにした構成が記載されている(特許文献1の図1、図6(B)等)。また、特許文献1の図2及び段落0028〜0031には、内部電圧VI2が基準電圧以下で、第1の降圧回路の動作開始時から所定時間が経過するまでの間、第2の降圧回路の出力に並列に接続されたトランジスタをオンすることで、内部電圧VI2による負荷容量に対する充電時間を短縮する技術が示されている。
特開平11−145413号公報 特開2008−172946号公報 特開2008−305499号公報 特開2002−237187号公報
上述した[手法1]や[手法2]を用いてpn電位の逆転が発生しないような設計を行う場合には、電源を短時間に制御することが困難であった。
また、特許文献1に記載されているように、2つの降圧回路うちの1つの出力(第1の電圧とする)を他の降圧回路の電源として用いる場合、他の降圧回路の出力(第2の電圧とする)を第1の電圧に近づけようとすると、第1の電圧に近づくにつれ、第2の電圧による充電能力が低下し、第2の電圧を高速に変化させることができないという課題があった。
本発明は、上記の事情を考慮してなされたものであり、第1の電圧≧第2の電圧の関係を保証しつつ、第2の電圧の高速な電位切り替えを可能にする電圧安定化装置及びそれを用いた半導体装置並びに電圧安定化方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、第1の電圧を生成する第1の電圧生成部と、前記第1の電圧が予め定められる基準電圧より低い第1の状態と、前記基準電圧より高い第2の状態を判定する判定部と、前記第1の状態にあるとき前記第1の電圧が供給され、前記第1の電圧以下の第2の電圧を生成する第2の電圧生成部と、前記第2の状態にあるとき前記第1の電圧より高い電圧が供給され、前記第2の電圧生成部の出力において前記第2の電圧を生成する第3の電圧生成部とを備えることを特徴とする電圧安定化装置である。
この構成によれば、第1の電圧生成部によって生成された第1の電圧が予め定められる基準電圧より低い第1の状態にある場合には、第1の電圧が供給される第2の電圧生成部によって、第1の電圧以下の第2の電圧が生成される。他方、第1の電圧生成部によって生成された第1の電圧が予め定められる基準電圧より高い第2の状態にある場合には、第1の電圧より高い電圧が供給される第3の電圧生成部によって、第2の電圧生成部の出力において第2の電圧が生成される。この基準電圧を、第1の電圧が負荷容量等を充分充電した状態の電圧に設定することで、第1の電圧より高い電圧が供給される第3の電圧生成部によって生成される第2の電圧を、第1の電圧以下に容易に制御することができる。また、第3の電圧生成部に第1の電圧より高い電圧を供給することで、第2の電圧の充電能力を高めることができる。
この発明によれば、第1の電圧≧第2の電圧の関係を保証しつつ、第2の電圧の高速な電位切り替えを可能にする電圧安定化装置を提供することができる。
本発明によるレギュレータの実施形態の構成を示す回路図である。 図1のレギュレータ1の出力の時間変化を示す図である。 本発明によるレギュレータの他の実施形態を示す回路図である。 本発明によるレギュレータの他の実施形態を示す回路図である。 多値NORフラッシュメモリにおけるVt分布の一例を示す図である。 多値記憶におけるワード線駆動例を示す図である。 不揮発性メモリアレイとその付随回路を示すブロック図である。 多値読出し時のVwellとVwlの電圧制御例を示す図である。 書き込み時(Program時)のVwellとVwlの電圧制御例を示す図である。 [手法1]による電圧制御例を示す図である。 [手法2]による電圧制御例を示す図である。 レギュレータの構成の一例を示す回路図である。
以下、図面を参照して本発明によるレギュレータの実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態としてのレギュレータ1の構成を示す回路図である。図1に示すレギュレータ1は、第1のレギュレータ2と、第2のレギュレータ3とから構成されている。第1のレギュレータ2は、電圧Vhを電源として、図7のPMOSトランジスタ121のウェルに印加されるウェル電圧Vwellを生成する。第2のレギュレータ3は、電圧Vh、又は第1のレギュレータ2によって生成された電圧Vwellを電源として、図7のPMOSトランジスタ121のソースに印加されるソース電圧Vwlを生成する。
この場合、第1のレギュレータ2は、第1の電圧生成部10と、判定部20とから構成されている。第1の電圧生成部10は、オペアンプ11、PチャネルMOSトランジスタ12、抵抗13、抵抗14、PチャネルMOSトランジスタ15及びレベルシフト回路16から構成されている。オペアンプ11の非反転入力には基準電圧Vref1が印加され、反転入力は互いに直列に接続されている抵抗13と抵抗14の各一端間の節点が接続されている。オペアンプ11の出力は、PチャネルMOSトランジスタ12のゲートに接続されている。PチャネルMOSトランジスタ12のソースは電圧Vhの電源に接続され、ドレインが抵抗13の他端に接続されている。このPチャネルMOSトランジスタ12が、電圧Vwellの電圧出力に対する能動負荷となる。すなわちPチャネルMOSトランジスタ12のドレインは、電圧Vwellの電源出力の出力端子となる。抵抗14の他端はグランドに接続されている。レベルシフト回路16は、抵抗13の印加電圧(=電圧Vwell)を電源電圧としてTrim信号のレベルをシフトさせ、Trim信号のレベルに応じてPチャネルMOSトランジスタ15をオン(Trim信号=Hレベルでオン)またはオフ(Trim信号=Lレベルでオフ)状態に制御する。PチャネルMOSトランジスタ15は、そのドレイン及びソースが、抵抗13を形成する素子パターン上の所定の2点に接続されている。このPチャネルMOSトランジスタ15をオンまたはオフすることで抵抗13と抵抗14による抵抗分圧比が変更される。第1の電圧生成部10では、オペアンプ11によって、基準電圧Vref1と、出力電圧Vwellを抵抗分圧した電圧との差分に応じて、PチャネルMOSトランジスタ12のゲート電圧を調節することで、Vwell電圧が一定に保たれる。この出力電圧Vwellを変化させる場合、Trim信号によって抵抗分圧比を変更する。この場合、Trim信号をLレベルとすることで、電圧Vwellが高電圧に変化される。
判定部20は、抵抗21、抵抗22、PチャネルMOSトランジスタ23、レベルシフト回路24、コンパレータ25及びインバータ26から構成されている。抵抗21の一端は、PチャネルMOSトランジスタ15のドレイン、すなわち、電圧Vwellの電源出力の出力端子に接続されている。抵抗21の他端は、抵抗22の一端に接続されている。抵抗22の他端はグランドに接続されている。レベルシフト回路24は、抵抗21の印加電圧(=電圧Vwell)を電源電圧としてTrim_OK信号のレベルをシフトさせ、Trim_OK信号のレベルに応じてPチャネルMOSトランジスタ23をオン(Trim_OK信号=Hレベルでオン)またはオフ(Trim_OK信号=Lレベルでオフ)状態に制御する。PチャネルMOSトランジスタ23は、そのドレイン及びソースが、抵抗21を形成する素子パターン上の所定の2点に接続されている。コンパレータ25は、電圧Vwellを抵抗21及び抵抗22で分圧した電圧と、基準電圧Vref2とを比較して、出力電圧Vwellを抵抗分圧した電圧が基準電圧Vref2より大きくなった場合にLレベルとなる信号を出力する。インバータ26は、コンパレータ25の出力を反転する。このインバータ26の出力が信号Reg2_OKとなる。このReg2_OK信号は、電圧Vwellが所定のレベルを超えた場合にHレベルとなる信号である。
第2のレギュレータ3は、第2の電圧生成部30と、第3の電圧生成部40とから構成されている。第2の電圧生成部30は、オペアンプ31、PチャネルMOSトランジスタ32、抵抗33、抵抗34、PチャネルMOSトランジスタ35及びレベルシフト回路36から構成されている。オペアンプ31の非反転入力には基準電圧Vref3が印加され、反転入力は互いに直列に接続されている抵抗33と抵抗34の各一端間の節点が接続されている。オペアンプ31の出力は、PチャネルMOSトランジスタ32のゲートに接続されている。PチャネルMOSトランジスタ32のソースは、第1の電圧生成部10の出力、すなわち、電圧Vwellの電源に接続され、ドレインが抵抗33の他端に接続されている。このPチャネルMOSトランジスタ32が、電圧Vwlの電圧出力に対する能動負荷となる。PチャネルMOSトランジスタ32のドレインは、電圧Vwlの電源出力の出力端子となる。抵抗34の他端はグランドに接続されている。レベルシフト回路36は、抵抗33の印加電圧(=電圧Vwl)を電源電圧としてTrim信号のレベルをシフトさせ、Trim信号のレベルに応じてPチャネルMOSトランジスタ35をオン(Trim信号=Hレベルでオン)またはオフ(Trim信号=Lレベルでオフ)状態に制御する。PチャネルMOSトランジスタ35は、そのドレイン及びソースが、抵抗33を形成する素子パターン上の所定の2点に接続されている。このPチャネルMOSトランジスタ35をオンまたはオフすることで抵抗33と抵抗34による抵抗分圧比が変更される。第2の電圧生成部30では、オペアンプ31によって、基準電圧Vref3と、出力電圧Vwlを抵抗分圧した電圧との差分に応じて、PチャネルMOSトランジスタ32のゲート電圧を調節することで、Vwl電圧が一定に保たれる。この出力電圧Vwlを変化させる場合、Trim信号によって抵抗分圧比を変更する。この場合、Trim信号をLレベルとすることで、電圧Vwlが、電圧Vwellと同一の高電圧に変化される。
第3の電圧生成部40は、レベルシフト回路41、PチャネルMOSトランジスタ42、PチャネルMOSトランジスタ43及びオペアンプ44から構成されている。レベルシフト回路41は、電圧Vhを電源電圧としてReg2_OK信号のレベルをシフトさせ、Reg2_OK信号のレベルに応じてPチャネルMOSトランジスタ42をオン(Reg2_OK信号=Hレベルでオン)またはオフ(Reg2_OK信号=Lレベルでオフ)状態に制御する。PチャネルMOSトランジスタ42は、ソースが電源Vh、ドレインがPチャネルMOSトランジスタ43のソースに接続されている。オペアンプ44の非反転入力には基準電圧Vref3が印加され、反転入力は互いに直列に接続されている抵抗33と抵抗34の各一端間の節点が接続されている。オペアンプ44の出力は、PチャネルMOSトランジスタ43のゲートに接続されている。このPチャネルMOSトランジスタ43が、電圧Vwlの電圧出力に対する能動負荷となる。PチャネルMOSトランジスタ43のドレインは、PチャネルMOSトランジスタ32のドレインに接続されていて、電圧Vwlの電源出力の出力端子となる。第3の電圧生成部40では、オペアンプ44によって、基準電圧Vref3と、出力電圧Vwlを抵抗分圧した電圧との差分に応じて、PチャネルMOSトランジスタ43のゲート電圧を調節することで、Vwl電圧が一定に保たれる。
次に、第1のレギュレータ2及び第2のレギュレータ3の制御電位の切り替え時の動作(充電の場合)について説明する。
(1)充電初期には第2のレギュレータ3の出力駆動電源として第1のレギュレータ2の出力(Vwell)が用いられる。この電源構成によりVwell≧Vwlを確実に守りつつ、Vwellを高速に充電することが可能になる。しかし、電源の上限がVwellであるためVwlレベルがVwellに近づくと、第2のレギュレータ3は充電能力が極端に落ちるデメリットがある。
(2)第2のレギュレータ3は、第1のレギュレータ2の出力が一定電圧以上の電圧に到達したことを示す検知信号Reg2_OK信号がHレベルと成った後は、第2のレギュレータ3の出力駆動電源として、Vwellよりも高い別電源Vhを用いる。図1の構成では、Reg2_OK信号がHレベルとなるとPチャネルMOSトランジスタ42がオンする。このPチャネルMOSトランジスタ42がオンすることで、PチャネルMOSトランジスタ43のソースが電圧Vhの電源に接続される。PチャネルMOSトランジスタ43は、オペアンプ44によって制御され、PチャネルMOSトランジスタ43のドレインから電圧Vwlが出力される。この場合、Reg2_OK信号がHレベルと成った後にVwellを電源とする第2の電圧生成部20を使用し続けていても、電圧Vwlは第3の電圧生成部40によって一定値に制御される。
Reg2_OK信号がHレベルと成った段階では、Vwell電圧は充分に上昇しており、VwellとVwlの電位逆転は起こらない。もしくはラッチアップなどのバイポーラアクションを起こすような電位逆転量には至らない。逆に言えば、Reg2_OK信号の検知レベルは、以後のVhを電源とする電流パスでの充電が行われても、VwellとVwlの電位逆転が起こらない電圧値に設定することとなる。
また、Vh電源を用いる第3の電圧生成部40による充電系を動作させる(Enable)とすることで、Vwl電圧を目的の電圧に充電するために必要な電流供給能力を確保することができる。このことにより、Vwell及びVwlの電位を同時に切替える場合においてもVwell≧Vwlの関係を保ちつつ高速な電源切替を可能にすることができる。
(3)また、第1のレギュレータ2から出力された出力電圧検知信号(Reg2_OK信号)を用いることで、Vwl電圧の検出によらない切り替え制御が可能となる。これと逆に第2のレギュレータ3の出力電圧を検知して第2のレギュレータ3の電源電圧をVwellからVhへ切替える場合でも、VwellとVwl電位逆転を確実に回避するためにはVwell電圧のモニタが必要になる。もしくはVwlの検知レベルを高く設定しなければならず、Vwl電圧の高速な切り替えにつながらない。
図2は、図1のレギュレータ1におけるVwell及びVwl充電波形の概念図である。ここで、図2は、第1のレギュレータ2の出力電圧Vwellと、第2のレギュレータ3の出力電圧Vwlの時間変化を示している。電圧切替時には、まず、第2のレギュレータ3では、第2の電圧生成部30によってVwlが生成される。この時点では、第3の電圧生成部40は活性化されていない。その後、Vwellが、Vhを電源とする電流パスでの充電が行われても、VwellとVwlの電位逆転が起こらない電圧値となったところで、Reg2_OK信号がLレベルからHレベルへと変化する。ここで第3の電圧生成部40が活性化され、以後、第2のレギュレータ3では、第3の電圧生成部40によってVwlが生成される。
なお、図1のレギュレータ1については、第1のレギュレータ2の出力及び第2のレギュレータ3の出力がそれぞれ図7の電圧Vwell及び電圧Vwlの電源として用いられることとして説明を行った。しかし、これに限らず、第1のレギュレータ2の出力及び第2のレギュレータ3の出力は、記憶素子もしくはその駆動素子等に供給される他の電源電圧や制御信号の電圧として用いることが可能である。
また、上記では、図1のレギュレータ1について、電圧を高電圧に変化させる際に第2のレギュレータ3の出力電圧Vwlが最終的に第1のレギュレータ2の出力電圧Vwellと等しくなることとして説明を行った。しかし、Vwl電圧がVwell電圧より(わずかに)低い場合やわずかに高い場合(すなわちダイオード順方向電位を超えない程度の高さ)としても同様の作用効果を得ることができる。
図1に示す本発明の実施形態によれば、Vwell(第1の電圧)≧Vwl(第2の電圧)の関係を確実に保証しつつ、Vwell(第1の電圧)及びVwl(第2の電圧)の高速な電位切り替えを可能にするレギュレータの実現が可能となる。
次に、図3及び図4を参照して、本発明の他の実施形態について説明する。図3のレギュレータ1aは、図1のReg2_OK信号検知用の抵抗を電圧検知抵抗(抵抗13及び抵抗14)と共通化した例である。図4のレギュレータ1bは、図1の第3の電圧生成部40(すなわち第2のレギュレータ3におけるVh系充電パス)の制御をオペアンプの活性化信号(Enable信号)で行った例である。なお、図3及び図4において、図1と同一の構成には同一の符号を付け、説明を省略する。
図3に示すレギュレータ1aでは、図1の第1のレギュレータ2に対応する第1のレギュレータ2a内に、図1の判定部20に代えて判定部20aが設けられている。この場合、判定部20aは、コンパレータ26とインバータ27とから構成されている。コンパレータ26の2つの入力端子には、抵抗13のパターンの所定の位置に接続されている配線と、基準電圧Vref4に接続されている配線とが接続されている。コンパレータ26は、電圧Vwellを抵抗13の一部とその残部及び抵抗14とを用いて分圧した電圧と、基準電圧Vref4とを比較して、出力電圧Vwellを抵抗分圧した電圧が基準電圧Vref4より大きくなった場合にLレベルとなる信号を出力する。インバータ27は、コンパレータ26の出力を反転する。このインバータ27の出力が信号Reg2_OKとなる。このReg2_OK信号は、電圧Vwellが所定のレベルを超えた場合にHレベルとなる信号である。
図4に示すレギュレータ1bでは、図1の第2のレギュレータ3に対応する第2のレギュレータ3b内に、図1の第3の電圧生成部40に代えて第3の電圧生成部40bが設けられている。この場合、第3の電圧生成部40bは、オペアンプ45及びPチャネルMOSトランジスタ46から構成されている。オペアンプ45の非反転入力には基準電圧Vref3が印加され、反転入力は互いに直列に接続されている抵抗33と抵抗34の各一端間の節点が接続されている。オペアンプ45の出力は、PチャネルMOSトランジスタ46のゲートに接続されている。このオペアンプ45は、活性化信号端子(端子Enable)を有していて、この活性化信号端子に信号Reg2_OKが入力される。オペアンプ45は、活性化信号端子がHレベルの場合、反転及び非反転入力のレベルに応じて出力のレベルを変化させ、活性化信号端子がLレベルの場合、出力を電源Vhの電圧レベルに固定する。すなわち、信号Reg2_OKがHレベルの場合にPチャネルMOSトランジスタ46のゲート電圧の制御が行われ、信号Reg2_OKがLレベルの場合にPチャネルMOSトランジスタ46がオフ状態に制御される。このPチャネルMOSトランジスタ46のソースは電源Vhに接続されている。PチャネルMOSトランジスタ46が電圧Vwlの電圧出力に対する能動負荷となる。PチャネルMOSトランジスタ46のドレインは、PチャネルMOSトランジスタ32のドレインに接続されていて、電圧Vwlの電源出力の出力端子となる。第3の電圧生成部40bでは、オペアンプ45によって、基準電圧Vref3と、出力電圧Vwlを抵抗分圧した電圧との差分に応じて、PチャネルMOSトランジスタ46のゲート電圧を調節することで、Vwl電圧が一定に保たれる。
以上のように、本発明は、内部の回路ブロックに電圧を供給する複数のレギュレータをもつ半導体装置において、第2のレギュレータが制御する第2の電圧VA(Vwlに対応)が、第1のレギュレータが制御する第1の電圧VB(Vwellに対応)に対しVB≧VAの関係が求められているという前提条件の下、第2のレギュレータの制御電圧の切り替え(充電の場合に限定)において、次の(1)及び(2)の特徴を有している。
(1)充電初期には第2のレギュレータの出力駆動電源として第1のレギュレータの出力(VB)を用いる。(2)第2のレギュレータは、第1のレギュレータが一定電圧以上の電圧に到達したことを示す検知信号Reg2_OK信号がHレベルと成った後は、第2のレギュレータの出力駆動電圧としてVBよりも高い別電源を用いる。
このことにより、VA及びVBの電位を同時に切替える場合においてもVB≧VAの関係を保ちつつ高速な電源切替を可能としている。
なお、本発明は、上述した実施形態の構成との対応関係を明確にした上で記述すると次のような態様となる。
本発明の態様は、第1の電圧(Vwell)を生成する第1の電圧生成部(第1の電圧生成部10)と、第1の電圧が予め定められる基準電圧(基準電圧Vref2を抵抗21と抵抗22の分圧比の逆数倍した電圧)より低い第1の状態と、基準電圧より高い第2の状態を判定する判定部(判定部20)と、第1の状態にあるとき(信号Reg2_OKがLレベルの場合)第1の電圧が供給され、第1の電圧以下の第2の電圧(Vwl)を生成する第2の電圧生成部(第2の電圧生成部30)と、第2の状態にあるとき(信号Reg2_OKがHレベルの場合)第1の電圧より高い電圧(電圧Vh)が供給され、第2の電圧生成部の出力において第2の電圧を生成する第3の電圧生成部(第3の電圧生成部40)とを備えることを特徴とする電圧安定化装置(レギュレータ1)である。
他の態様は、第3の電圧生成部(第3の電圧生成部40)が、第1の電圧(Vwell)の変化にしたがった判定部(判定部20)の判定結果に応じて、活性化される(PチャネルMOSトランジスタ42がオン状態とされる)ことを特徴とする。
他の態様は、第3の電圧生成部(第3の電圧生成部40)は、判定部(判定部20)の判定結果に応じて、第1の電圧(Vwell)より高い電圧(Vh)が供給される(PチャネルMOSトランジスタ42がオン状態とされる)ことを特徴とする。
他の態様は、判定部(判定部20a)が、第1の電圧生成部(第1の電圧生成部10)が出力する第1の電圧(Vwell)の分圧回路(抵抗13及び抵抗14からなる分圧回路)を第1の電圧生成部と共有することを特徴とする。
他の態様は、第1の電圧生成部(第1の電圧生成部10)が、第1の電圧(Vwell)を第1の分圧比(PチャネルMOSトランジスタ15をオンまたはオフした状態での抵抗13及び抵抗14による分圧比)で分圧した入力に応じ、第1の基準電圧(Vref1)を基準として第1の出力トランジスタ(PチャネルMOSトランジスタ12)を駆動する第1の演算増幅回路(オペアンプ11)と、第1の分圧比を所定の制御信号(Trim信号)に応じて変化させる第1の分圧比変化部(PチャネルMOSトランジスタ15及びレベルシフト回路16)とを有していることを特徴とする。
他の態様は、第2の電圧生成部(第2の電圧生成部30)が、第2の基準電圧(基準電圧Vref3)を基準として第2の出力トランジスタ(PチャネルMOSトランジスタ32)を駆動する第2の演算増幅回路(オペアンプ31)を有して構成され、第3の電圧生成部(第3の電圧生成部40)が、第2の基準電圧を基準として第3の出力トランジスタ(PチャネルMOSトランジスタ43)を駆動する第3の演算増幅回路(オペアンプ44)を有して構成され、第2の出力トランジスタの出力端(ドレイン)と第3の出力トランジスタの出力端(ドレイン)とが接続されていることを特徴とする。
他の態様は、第2の電圧生成部(第2の電圧生成部30)が、第2の電圧(Vwl)を第2の分圧比(PチャネルMOSトランジスタ35をオンまたはオフした状態での抵抗33及び抵抗34による分圧比)で分圧した入力に応じ、第2の基準電圧(基準電圧Vref3)を基準として第2の出力トランジスタ(PチャネルMOSトランジスタ32)を駆動する第2の演算増幅回路(オペアンプ31)を有して構成され、第3の電圧生成部(第3の電圧生成部40)が、第2の電圧を第2の分圧比で分圧した入力に応じ、第2の基準電圧を基準として第3の出力トランジスタ(PチャネルMOSトランジスタ43)を駆動する第3の演算増幅回路(オペアンプ44)を有して構成され、第2の出力トランジスタの出力端(ドレイン)と第3の出力トランジスタの出力端(ドレイン)とが接続され、さらに、第2の分圧比を所定の制御信号(Trim信号)に応じて変化させる第2の分圧比変化部(PチャネルMOSトランジスタ35及びレベルシフト回路36)を備えることを特徴とする。
他の態様は、記憶素子(不揮発性メモリセル111)と、記憶素子に供給される電源電圧又は制御信号の電圧(Vwell、Vwl)が、上記の電圧安定化装置によって供給されることを特徴とする半導体記憶装置である。
他の態様は、記憶素子が、多値記憶の不揮発性半導体素子(不揮発性メモリセル111)であり、第1の電圧(Vwell)が複数の不揮発性半導体素子に接続されたワード線(WL)を駆動するPチャネルMOSトランジスタ(PチャネルMOSトランジスタ121)のウェル電位であり、第2の電圧(Vwl)がソース電位であることを特徴とする。
他の態様は、第1の電圧生成部(第1の電圧生成部10)が、第1の電圧(Vwell)を生成し、判定部(判定部20)が、第1の電圧が予め定められる基準電圧より低い第1の状態と、基準電圧より高い第2の状態を判定し、第2の電圧生成部(第2の電圧生成部30)が、第1の状態にあるとき第1の電圧が供給され、第1の電圧以下の第2の電圧(Vwl)を生成し、第3の電圧生成部(第3の電圧生成部40)が、第2の状態にあるとき第1の電圧より高い電圧(Vh)が供給され、第2の電圧生成部の出力において第2の電圧を生成することを特徴とする電圧安定化方法である。
なお、本発明の実施の形態は上記のものに限定されず、例えば、第1のレギュレータ2及び第2のレギュレータ3に加えて他の同様な構成の1または複数のレギュレータを第1のレギュレータ2や第2のレギュレータ3に対して並列に設けるようにしたり、第3のレギュレータ40が活性化された際に第2のレギュレータ30を比活性化する構成を追加したりする変更等を適宜行うことができる。
1、1a、1b レギュレータ(電圧安定化装置)
2、2a 第1のレギュレータ
3、3b 第2のレギュレータ
10 第1の電圧生成部
20、20a 判定部
30 第2の電圧生成部
40、40b 第3の電圧生成部
13、14、21、22 抵抗
12、15、32、35、42、43、121 PチャネルMOSトランジスタ
11、31、44、45 オペアンプ
16、36 レベルシフト回路
100 半導体チップ(半導体装置)
111 不揮発性メモリセル

Claims (10)

  1. 第1の電圧を生成する第1の電圧生成部と、
    前記第1の電圧が予め定められる基準電圧より低い第1の状態と、前記基準電圧より高い第2の状態を判定する判定部と、
    前記第1の状態にあるとき前記第1の電圧が供給され、前記第1の電圧以下の第2の電圧を生成する第2の電圧生成部と、
    前記第2の状態にあるとき前記第1の電圧より高い電圧が供給され、前記第2の電圧生成部の出力において前記第2の電圧を生成する第3の電圧生成部と
    を備えることを特徴とする電圧安定化装置。
  2. 前記第3の電圧生成部は、
    前記第1の電圧の変化にしたがった前記判定部の判定結果に応じて、活性化される
    ことを特徴とする請求項1に記載の電圧安定化装置。
  3. 前記第3の電圧生成部は、
    前記判定部の判定結果に応じて、前記第1の電圧より高い電圧が供給される
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電圧安定化装置。
  4. 前記判定部は、前記第1の電圧生成部が出力する第1の電圧の分圧回路を前記第1の電圧生成部と共有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の電圧安定化装置。
  5. 前記第1の電圧生成部が、
    前記第1の電圧を第1の分圧比で分圧した入力に応じ、第1の基準電圧を基準として第1の出力トランジスタを駆動する第1の演算増幅回路と、
    前記第1の分圧比を所定の制御信号に応じて変化させる第1の分圧比変化部と
    を有している
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の電圧安定化装置。
  6. 前記第2の電圧生成部が、第2の基準電圧を基準として第2の出力トランジスタを駆動する第2の演算増幅回路を有して構成され、
    前記第3の電圧生成部が、前記第2の基準電圧を基準として第3の出力トランジスタを駆動する第3の演算増幅回路を有して構成され、
    前記第2の出力トランジスタの出力端と前記第3の出力トランジスタの出力端とが接続されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の電圧安定化装置。
  7. 前記第2の電圧生成部が、前記第2の電圧を第2の分圧比で分圧した入力に応じ、第2の基準電圧を基準として第2の出力トランジスタを駆動する第2の演算増幅回路を有して構成され、
    前記第3の電圧生成部が、前記第2の電圧を第2の分圧比で分圧した入力に応じ、前記第2の基準電圧を基準として第3の出力トランジスタを駆動する第3の演算増幅回路を有して構成され、
    前記第2の出力トランジスタの出力端と前記第3の出力トランジスタの出力端とが接続され、
    さらに、前記第2の分圧比を所定の制御信号に応じて変化させる第2の分圧比変化部を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の電圧安定化装置。
  8. 記憶素子と、
    前記記憶素子に供給される電源電圧又は制御信号の電圧が、請求項1から請求項7のいずれかに記載の電圧安定化装置によって供給される
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 前記記憶素子が、多値記憶の不揮発性半導体素子であり、
    前記第1の電圧が複数の前記不揮発性半導体素子に接続されたワード線を駆動するPチャネルMOSトランジスタのウェル電位であり、
    前記第2の電圧が前記PチャネルMOSトランジスタのソース電位である
    ことを特徴とする請求項8に記載の半導体記憶装置。
  10. 第1の電圧生成部が、第1の電圧を生成し、
    判定部が、前記第1の電圧が予め定められる基準電圧より低い第1の状態と、前記基準電圧より高い第2の状態を判定し、
    第2の電圧生成部が、前記第1の状態にあるとき前記第1の電圧が供給され、前記第1の電圧以下の第2の電圧を生成し、
    第3の電圧生成部が、前記第2の状態にあるとき前記第1の電圧より高い電圧が供給され、前記第2の電圧生成部の出力において前記第2の電圧を生成する
    ことを特徴とする電圧安定化方法。
JP2009292316A 2009-12-24 2009-12-24 電圧安定化装置及びそれを用いた半導体装置並びに電圧安定化方法 Active JP5475435B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009292316A JP5475435B2 (ja) 2009-12-24 2009-12-24 電圧安定化装置及びそれを用いた半導体装置並びに電圧安定化方法
KR1020100027453A KR101415227B1 (ko) 2009-12-24 2010-03-26 전압 안정화 장치 및 그것을 포함하는 반도체 장치 및 전압 생성 방법
US12/971,339 US8493795B2 (en) 2009-12-24 2010-12-17 Voltage stabilization device and semiconductor device including the same, and voltage generation method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009292316A JP5475435B2 (ja) 2009-12-24 2009-12-24 電圧安定化装置及びそれを用いた半導体装置並びに電圧安定化方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011134059A true JP2011134059A (ja) 2011-07-07
JP5475435B2 JP5475435B2 (ja) 2014-04-16

Family

ID=44346729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009292316A Active JP5475435B2 (ja) 2009-12-24 2009-12-24 電圧安定化装置及びそれを用いた半導体装置並びに電圧安定化方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5475435B2 (ja)
KR (1) KR101415227B1 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11145413A (ja) * 1997-11-13 1999-05-28 Nec Corp 半導体集積回路装置
JPH11265225A (ja) * 1998-03-16 1999-09-28 Toyota Motor Corp エンジン制御装置用の電源装置
JP2000331478A (ja) * 1999-05-18 2000-11-30 Fujitsu Ltd メモリデバイス
JP2002237187A (ja) * 2001-12-13 2002-08-23 Mitsubishi Electric Corp 半導体集積回路の内部電圧発生装置
JP2007517298A (ja) * 2003-12-30 2007-06-28 インフィネオン テクノロジーズ アクチエンゲゼルシャフト 電圧制御システム
JP2007334400A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Toshiba Corp 電源電圧制御回路および半導体集積回路
JP2008009683A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Sanyo Electric Co Ltd 電源回路
JP2009177909A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 Denso Corp 電子制御装置及び電源装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008172946A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Mitsubishi Electric Corp 電力変換装置
US7795848B2 (en) * 2007-05-09 2010-09-14 Freescale Semiconductor, Inc. Method and circuit for generating output voltages from input voltage

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11145413A (ja) * 1997-11-13 1999-05-28 Nec Corp 半導体集積回路装置
JPH11265225A (ja) * 1998-03-16 1999-09-28 Toyota Motor Corp エンジン制御装置用の電源装置
JP2000331478A (ja) * 1999-05-18 2000-11-30 Fujitsu Ltd メモリデバイス
JP2002237187A (ja) * 2001-12-13 2002-08-23 Mitsubishi Electric Corp 半導体集積回路の内部電圧発生装置
JP2007517298A (ja) * 2003-12-30 2007-06-28 インフィネオン テクノロジーズ アクチエンゲゼルシャフト 電圧制御システム
JP2007334400A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Toshiba Corp 電源電圧制御回路および半導体集積回路
JP2008009683A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Sanyo Electric Co Ltd 電源回路
JP2009177909A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 Denso Corp 電子制御装置及び電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5475435B2 (ja) 2014-04-16
KR20110074407A (ko) 2011-06-30
KR101415227B1 (ko) 2014-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8379452B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory device
US7948809B2 (en) Regulator and semiconductor device
US9589657B2 (en) Internal power supply voltage auxiliary circuit, semiconductor memory device and semiconductor device
US20080304349A1 (en) Voltage supply circuit and semiconductor memory
JP2007035088A (ja) 半導体記憶装置の読み出し回路
JP2005190626A (ja) 半導体読み出し回路
JP2006294144A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
KR20070121507A (ko) 전압 발생 회로
JP2010009728A (ja) データ処理装置及びトリミングデータ読み出し方法
US8243505B2 (en) Phase change memory device having write driving control signal corresponding to set/reset write time
JP4989927B2 (ja) 負電位放電回路
US7576523B2 (en) Power supply circuit and semiconductor memory
KR101157023B1 (ko) 반도체 메모리 장치 및 그 워드라인 디스차지방법
US9047946B2 (en) Read circuit and non-volatile memory using the read circuit
US20140104915A1 (en) Semiconductor memory device
KR20180008173A (ko) 음의 전압 생성 장치를 포함하는 메모리 장치
JP5475435B2 (ja) 電圧安定化装置及びそれを用いた半導体装置並びに電圧安定化方法
JP2010152986A (ja) 半導体装置
US7538584B2 (en) Sense amplifier
JP2015149108A (ja) 半導体装置及び記憶装置並びにその制御方法
JP5259279B2 (ja) 半導体装置及びその制御方法
JP2013222474A (ja) 不揮発性メモリ回路、半導体装置、及び読出し方法
JP6201646B2 (ja) 半導体記憶装置
JP5322457B2 (ja) 電圧比較装置、電子システム
JP2008077750A (ja) 不揮発性半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5475435

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250