JP2011133719A - 電子写真画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンドレスベルトに関する光反射特性の検知及び張力の検知を1つの検知手段で検知可能な構成とし、画像形成装置の低価格化及び小型化を実現する。
【解決手段】 感光体ドラム1と、中間転写ベルト13と、テンションローラ17と、中間転写ベルト13の回転を支持する駆動ローラ14と、駆動ローラ14に張架される中間転写ベルト13に対向して配置され、中間転写ベルト13の表面の光反射特性を検知可能な光学式センサ42と、テンションローラ17が中間転写ベルト13に負荷する張力の変化に基づいて、光学式センサ42及び駆動ローラ14の間の距離を可変可能な距離可変機構70と、距離可変機構70が光学式センサ42及び駆動ローラ14の間の距離を変化させると変化する光学式センサ42が検知する光反射特性の変化に基づいて、中間転写ベルト13の張力を判断するコントローラ60と、を備える画像形成装置100を構成した。
【選択図】 図5

Description

本発明は、発光手段と受光手段とを有する光学式センサと、光学式センサから光を照射されるエンドレスベルトと、を備える電子写真画像形成装置に関するものである。
画像形成装置において、記録媒体すなわち転写材へ転写される画像の色ズレ、濃度、色度などの補正を行う手段として光学式センサを用いる方法が知られている。このような光学式センサを備える電子写真画像形成装置に関する発明として特許文献1に記載の発明がある。
特許文献1に記載の画像形成装置では、中間転写ベルトの表面に転写したトナー像に対して光学式センサの発光部から光が照射され、その正反射光又は乱反射光が第1光検出部又は第2光検出部で検出されるようになっている。そして、光照射検出ユニットが、出力電圧に基づいてトナー像のトナー濃度を測定すると共に、第1光検出部及び第2光検出部の出力電圧に基づいて転写材の種類を判定する。こうした構成によれば、トナー像の濃度の測定及びシートの種類の判定が共通の検知手段の検知結果に基づいて行われることから、画像形成装置の構成が簡略化される。
また、特許文献1に記載の画像形成装置とは別に、従来の画像形成装置には、中間転写ベルト又は搬送ベルトは長期間の放置による伸び及び巻き癖を回避するために、画像形成時と待機時とでベルトに付与する張力を増減させる張力可変手段が設けられる構成がある。こうした構成では、装置本体の電源を入れた直後等に、中間転写ベルト又は搬送ベルトの張力を張力検知手段で検知させ、張力検知手段の検知結果に基づいて、画像形成に適正な張力になるように張力可変手段の駆動を制御するようにする必要がある。
特開平11−153888号公報
しかしながら、前述の特許文献1及び従来技術の画像形成装置では、画像の濃度を検知する検知手段、中間転写ベルト又は搬送ベルトの張力を検知する検知手段が、それぞれ必要であったことから、装置のコストアップ及びサイズアップを招来する虞があった。
本発明は、上記実情に鑑み、エンドレスベルトに関する光反射特性の検知及び張力の検知を1つの検知手段で検知可能な構成とし、電子写真画像形成装置の低価格化及び小型化が実現される電子写真画像形成装置を提供することを課題とする。
上記課題を達成するために、本発明の電子写真画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体から転写されるトナー像が転写されるエンドレスベルトと、前記エンドレスベルトに付与する張力を可変可能な張力可変手段と、前記エンドレスベルトの回転を支持する駆動ローラと、前記駆動ローラに張架される前記エンドレスベルトに対向して配置され、前記エンドレスベルトの表面に向かって光を照射して光反射特性を検知可能な光学式センサと、前記張力可変手段が前記エンドレスベルトに負荷する張力の変化に基づいて、前記光学式センサ及び前記ローラの間の距離を可変可能な距離可変機構と、前記距離可変機構が前記光学式センサ及び前記駆動ローラの間の距離を変化させると変化する前記光学式センサが検知する光反射特性の変化に基づいて、前記エンドレスベルトの張力を判断するコントローラと、を備えることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、エンドレスベルトに関する光反射特性の検知及び張力の検知を1つの検知手段で検知可能な構成とし、電子写真画像形成装置の低価格化及び小型化が実現される。
本発明の実施例1に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。 光学式センサ、及び、その周辺装置の構成を示すブロック図等である。 距離可変機構の構成を示す斜視図である。 中間転写ベルトユニットの構成を示す斜視図である。 距離可変機構の構成を示す一部端面図である。 実施例2に係る画像形成装置が備える距離可変機構の構成を示す一部端面図である。 実施例3に係る画像形成装置が備える中間転写ベルトユニットの構成を示す斜視図である。 距離可変機構の構成を示す一部端面図等である。 実施例4に係る画像形成装置が備える中間転写ベルトユニットの構成を示す斜視図である。 距離可変機構の構成を示す一部端面図である。
以下、図面を参照し、本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対位置等は、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるから、特に特定的な記載が無い限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1に係る画像形成装置100の構成を示す断面図である。画像形成装置100は、電子写真画像形成プロセスを利用した画像形成装置である。図1に示されるように、画像形成装置100は画像形成装置本体(以下、単に装置本体という)100Aを有し、この装置本体100Aの内部には、画像を形成する画像形成部が設けられる。画像形成部は、像担持体である電子写真感光体ドラムとしての感光体ドラム1と転写装置である1次転写ローラ18等によって形成される。少なくとも感光体ドラム1は、プロセスカートリッジであるカートリッジPY、PM、PC、PKに含まれ、カートリッジPY〜PKとして装置本体100Aに組み込まれる構成となっている。この画像形成装置100は、電子写真プロセスを用いた、4色フルカラーのレーザプリンタである。画像形成装置100は、パソコン、イメージリーダ、相手方ファクシミリ装置等の外部ホスト装置(不図示)から入力する電気的画像信号に基いて記録媒体P(例えば用紙)(転写材)に対する画像形成を実行する。
以下の説明において、前側とは図1中で右方であって開閉ドア31が設けられた側である。後側とは図1中で左方であって後述する定着装置24が設けられた側である。前後方向とは、装置本体100Aの前側に向かう方向(前方向)と、装置本体100Aの後側に向かう方向(後方向)と、である。また、左側とは図1の表面側であって装置本体100Aの前側から見て左の側である。右側とは図1の裏面側であって装置本体100Aの前側から見て右の側である。左右方向とは、装置本体100Aの右側から左側に向かう方向(左方向)と、装置本体100Aの左側から右側に向かう方向(右方向)と、を意味する。
装置本体100Aの内部には、後側から前側にかけて、複数のプロセスカートリッジ、例えば4つのプロセスカートリッジであるカートリッジPY、PM、PC、PK、が水平方向に並べて配設されている。各々のカートリッジPY〜PKは、収容させたトナーの色が異なるだけで、互いに同様の構成のものである。各々のカートリッジPY〜PKは、像担持体である第1像担持体としての感光体ドラム1と、このドラムに作用するプロセス手段としての帯電装置2、現像装置3、クリーニング装置4をカートリッジ枠体5の内部に一体的に組み付けたものである。帯電装置2は接触帯電ローラにしてある。現像装置3は現像ローラ3aを有し、現像剤容器の内部には現像剤(トナー)を収容させてある。クリーニング装置4はブレード式のものである。
第1カートリッジPYは、現像装置3にイエロー(Y)のトナーを収容させてあり、感光体ドラム1の面にY色トナー像を形成する。第2カートリッジPMは、現像装置3にマゼンタ(M)のトナーを収容させてあり、感光体ドラム1の面にM色トナー像を形成する。第3カートリッジPCは、現像装置3にシアン(C)のトナーを収容させてあり、感光体ドラム1の面にC色トナー像を形成する。第4カートリッジPKは、現像装置3にブラック(K)のトナーを収容させてあり、感光体ドラム1の面にK色トナー像を形成する。
カートリッジPY〜PKの上方には、レーザを照射するスキャナユニット11が配設されている。このスキャナユニット11は、外部ホスト装置から入力する各色の画像情報に対応して変調したレーザ光Lを出力し、カートリッジ枠体5の上面に設けた露光窓6を通して、各カートリッジPY〜PKの感光体ドラム1のドラム面を操作露光する。
カートリッジPY〜PKの下方部には、中間転写ベルトユニット12が配設されている。この中間転写ベルトユニット12は、感光体ドラム1から転写されるトナー像を記録材に転写するためのエンドレスベルトである第2像担持体としての中間転写体すなわち中間転写ベルト13を備える。中間転写ベルト13は、誘電体製で可撓性を有する。また、中間転写ベルトユニット12は、この中間転写ベルト13の張力を調節して循環移動させる駆動ローラ14、従動ローラ15、補助ローラ16、及び、テンションローラ17を有する。張力可変手段を構成するテンションローラ17は、中間転写ベルト13の内面から外面に向かって付与する張力を可変可能である。駆動ローラ14は、中間転写ベルト13の回転を支持する。従動ローラ15と補助ローラ16は装置本体100Aの内部の後側に配設されている。駆動ローラ14とテンションローラ17は装置本体100Aの内部の前側に配設されている。各々のカートリッジPY〜PKの感光体ドラム1の下面は、中間転写ベルト13のうちの図1の右方へと向かう右方向移動部位の上面に接するように配置されている。中間転写ベルト13の内側には、前述の右方向移動部位を介して各カートリッジPY〜PKの感光体ドラム1に対向して4個の1次転写ローラ18が配設されている。従動ローラ15には、中間転写ベルト13を介して2次転写ローラ23が対向するように配置されている。
中間転写ベルトユニット12の下方には、給送ユニット19が配設されている。この給送ユニット19は、給送トレイ20、給送ローラ21、分離パッド22等を有する。給送トレイ20は装置本体100Aの前側から出し入れ自由である。
装置本体100Aの内部の後側の上部には、定着装置24と、排送ローラ対25を配設してある。装置本体100Aの上面は排送トレイ27にしてある。定着装置24は定着フィルムアセンブリ24aと加圧ローラ24bを有するものを用いている。排送ローラ対25は排送ローラ25aと排送コロ25bである。
装置本体100Aの内部の装着位置に装着されている状態にある各カートリッジPY〜PKは、図示しない押圧部材により押圧されて所定の位置決め部に固定された状態に保持されている。また、そのカートリッジPY〜PKの駆動入力部に対して装置本体100Aの側の駆動出力部が結合している。また、そのカートリッジPY〜PKの電気接点に対して装置本体100A側の給電系統が導通化している。
フルカラー画像を形成するための動作は次のとおりである。第1〜第4の各カートリッジPY〜PKの感光体ドラム1が矢印の反時計方向に所定の制御速度で回転駆動される。中間転写ベルト13も矢印の時計方向(ドラム回転に順方向)に感光体ドラム1の速度に対応した速度で回転駆動される。スキャナユニット11も駆動される。この駆動に同期して、各カートリッジPY〜PKにおいてそれぞれ所定の制御タイミングで帯電装置2が感光体ドラム1の表面を所定の極性及び電位に一様に帯電する。スキャナユニット11は各感光体ドラム1の表面を各色の画像信号に応じて変調されたレーザ光Lで走査露光する。これにより、各感光体ドラム1の表面に対応色の画像信号に応じた静電像が形成される。形成された静電像が現像装置3によりトナー像として現像される。
上記のような電子写真画像形成プロセス動作により、第1カートリッジPYの感光体ドラム1にはフルカラー画像のイエロー成分に対応するY色トナー像が形成され、そのトナー像が中間転写ベルト13上に1次転写される。第2カートリッジPMの感光体ドラム1にはフルカラー画像のマゼンタ成分に対応するM色トナー像が形成され、そのトナー像が、中間転写ベルト13上に既に転写されているY色トナー像に重畳されて1次転写される。第3カートリッジPCの感光体ドラム1にはフルカラー画像のシアン成分に対応するC色トナー像が形成され、そのトナー像が、中間転写ベルト13上に既に転写されているY色+M色トナー像に重畳されて1次転写される。第4カートリッジPCの感光体ドラム1にはフルカラー画像のブラック成分に対応するK色トナー像が形成され、そのトナー像が、中間転写ベルト13上に既に転写されているY色+M色+C色トナー像に重畳されて1次転写される。かくして、中間転写ベルト13上にY色+M色+C色+K色の4色フルカラーの未定着トナー像が合成形成される。各カートリッジにおいて、中間転写ベルト13に対するトナー像の1次転写後の感光体ドラム1面に残留した転写残トナーはクリーニング装置4により除去される。
一方、所定の制御タイミングで給送ローラ21が駆動される。これにより、給送ローラ21と分離パッド22との協働で、給送トレイ20上に積載されている記録媒体Pが1枚分離給送されて、2次転写ローラ23と中間転写ベルト13とのニップ部(2次転写ニップ部)に導入される。これにより、記録媒体Pがニップ部で挟持搬送されていく過程で中間転写ベルト13上の4色重畳のトナー像が記録媒体Pの面に順次に一括転写される。
記録媒体Pは中間転写ベルト13の面から分離されて定着装置24へ導入され、定着ニップ部で加熱及び加圧される。これにより、各色トナー像の混色及び記録媒体Pへの定着がなされる。そして記録媒体Pは、定着装置24を出て、フルカラー画像形成物として排送ローラ対25で排送トレイ27上に排出される。
記録媒体Pの分離後の中間転写ベルト13の表面に残留した2次転写残トナーは、例えば第1カートリッジPYの1次転写部において感光体ドラム1の表面に静電的に付着し、クリーニング装置4にて除去される。
図2(a)は、光学式センサ42、及び、その周辺装置の構成を示すブロック図である。図2(a)に示されるように、光学式センサ42とその周辺装置は、発光素子101、受光素子102、A/Dコンバータ104、制御手段であるコントローラとしてのCPU121を備える。発光素子101は光学式センサ42の光源であり、検知対象物103へと光が入射する。すると、検知対象物103において光が反射し、その反射光は、光をアナログ電気信号へ変換する受光素子102へ入射する。さらにアナログ電気信号は、A/Dコンバータ104によりディジタル電気信号へと変換される。そして、ディジタル電気信号はCPU121に取り込まれ、CPU121では補正のための演算が行われる。後述するが、コントローラ60は、前述のCPU121を含み、距離可変機構70が光学式センサ42及び駆動ローラ14の間の距離を変化させると変化する光学式センサ42が検知する光反射特性の変化に基づいて、中間転写ベルト13の張力を判断することとなる。
図2(b)は、光学式センサ42の構成を示す断面図である。図2(c)は、図2(c)の電荷蓄積型センサ131aを下方から見た受光部131bの表面を示す平面図である。図2(b)に示されるように、光学式センサ42には、発光素子101として白色LED130、受光素子102としてRGB等の3色以上のオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ131aを使用されている。白色LED130を定着後の検知パッチ132が形成された中間転写ベルト13に対して斜め45度より入射させ、0度方向への乱反射光強度をRGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ131aにより検知する。RGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ131aの受光部131b(図2(c)参照)ではRGBが独立した画素となっている。受光素子102は、フォトダイオードでも良い。RGBの3画素のセットが、複数セット並んでいるものでも良い。また、入射角が0度、反射角が45度の構成でも良い。更には、RGB等の3色以上の発光するLEDとフィルタ無しセンサにより構成しても良い。また、色度の補正を行わず、色ズレ、濃度などの補正のみを行う場合には、発光素子101は赤外発光LEDなどでも良く、受光素子102にはRGBオンチップフィルタが付いてなくても良い。光学式センサ42により、中間転写ベルト13に形成されたY色、M色、C色、K色のトナー像による検知パッチ132と中間転写ベルト13の表面の反射光強度を検出し、色ズレ、濃度、色度などの補正を行う。この際、画像形成装置100は、キャリブレーションモードとされ、記録媒体Pは搬送経路に搬送されない。
図3は、距離可変機構70の構成を示す斜視図である。図3に示されるように、距離可変機構70は、装置本体100Aの駆動機構から駆動力が伝達される第1ギア141aを備える。また、距離可変機構70は、この第1ギア141aから伝達される駆動力が伝達される第2ギア141b、第3ギア141c、第4ギア141dを備える。第4ギア141dに設けられたカム(図示なし)によりスライド部材141eが矢印方向に移動することができ、アーム部材141fが押される。そうすると、テンションローラ17を保持する保持部材45が回動することで、テンションローラ17が中間転写ベルト13(図1参照)に負荷する張力が変化する。
装置本体100Aに装着した中間転写ベルト13が長期間使用されない場合には距離可変機構70により張力を減少もしくは解除することにより、中間転写ベルト13の伸びや巻き癖を回避することができる。装置本体100Aの電源を入れた直後などには中間転写ベルト13の張力が、どのような状態にあるか、従来では個別にもうけられた張力検知手段としての張力検知センサによって検知していた。こういった情報をCPU121に認識させて、画像形成に適正な張力になるように距離可変機構70により再び復帰させる必要がある。
図4は、中間転写ベルトユニット12の構成を示す斜視図である。図4に示されるように、中間転写ベルトユニット12は中間転写ベルト13を有する。また、中間転写ベルトユニット12はフレーム41を有する。フレーム41は右側フレーム41R及び左側フレーム41Lを有する。この右側フレーム41R及び左側フレーム41Lは、駆動ローラ14、従動ローラ15及び補助ローラ16を支持する。これらの駆動ローラ14、従動ローラ15、補助ローラ16、テンションローラ17(図1参照)によって、前述の中間転写ベルト13は懸架され、この中間転写ベルト13には、画像形成に適正な張力が付与されるようになっている。
張力検知手段である光学式センサ42は、フレーム41に支持された駆動ローラ14に張架される中間転写ベルト13の部位に対向して配置され、中間転写ベルト13の表面に向かって光を照射して光反射特性を検知可能になっている。ただし、光学式センサ42は、駆動ローラ14に対向する位置に限定されず、従動ローラ15、補助ローラ16に対向する位置に配置されても良い。
右側フレーム41R及び左側フレーム41Lにおける駆動ローラ14を支持する部位には、中間転写ベルト13に付与される張力が解除されたときに自重で移動する方向に長穴41pが形成されている。この長穴41pには、駆動ローラ14の軸14aが挿入されている。この長穴41pは、駆動ローラ14及び光学式センサ42の間の距離を変化させるために、又は、駆動ローラ14の角度を変化させるためのものである。このように、距離可変機構70は、テンションローラ17が中間転写ベルト13に負荷する張力の変化に基づいて、光学式センサ42及び駆動ローラ14の間の距離を可変可能となっている。
この光学式センサ42及び駆動ローラ14の間の距離は、光学式センサ42及び駆動ローラ14の間が平行状態で両者間の距離を指す他、光学式センサ42及び駆動ローラ14の間が平行でない状態における駆動ローラ14の軸方向の位置毎の距離も指す。すなわち、光学式センサ42及び駆動ローラ14の間が傾斜している場合における光学式センサ42及び駆動ローラ14の間の距離も含むのである。
図5(a)は、距離可変機構70の構成を示す一部端面図である。図5(a)に示されるように、距離可変機構70は、装置本体100Aのフレーム41に設けられて駆動ローラ14の動作を案内するガイドとしての長穴41p(図4参照)を備える。そして、テンションローラ17が中間転写ベルト13の張力を増加させると、駆動ローラ14が長穴41pに案内されて『一方向』すなわち上方向及び内側方向に動作するようになっている。テンションローラ17が中間転写ベルト13の張力を減少させると、駆動ローラ14が長穴41pに案内されて『逆方向』すなわち下方向及び外側方向に動作するようになっている。駆動ローラ14は、自重によって長穴41pに案内されて下方へと移動しながら光学式センサ42に接近し、中間転写ベルト13に負荷される張力によって長穴41pに案内されて上方へと移動しながら光学式センサ42から離間する。以下、このことについて、更に詳述する。
図5(a)に示されるように、中間転写ベルト13には、画像形成に適当な張力が付与されている。すなわち、前述のように、中間転写ベルト13は、フレーム41に支持された駆動ローラ14、従動ローラ15(図1参照)、補助ローラ16(図1参照)に張架されている。さらに、中間転写ベルト13は、距離可変機構70で回転させられるテンションローラ17に張架されており、このテンションローラ17によって画像形成に必要な適正な張力が付与されている。そのために、駆動ローラ14には、中間転写ベルト13の張力によって力が働いている。その駆動ローラ14は、フレーム41に対して右上側に移動して、長穴41pの右側に突き当たって固定されている。このときに、光学式センサ42及び中間転写ベルト13の間の距離及び角度の関係は、光学式センサ42によって画像補正するのに適正な状態に維持されている。
図5(b)は、距離可変機構70の構成を示す一部端面図である。図5(b)に示されるように、中間転写ベルト13には、画像形成に適当な張力が付与されていない。すなわち、中間転写ベルト13の伸びや巻き癖を回避するために、距離可変機構70は、中間転写ベルト13に付与する張力を解除している状態である。距離可変機構70の駆動によってテンションローラ17が中間転写ベルト13から離間しており、中間転写ベルト13には張力が付与されていない。そのために、駆動ローラ14にも力が働かなくなっている。その結果、駆動ローラ14は自重によって移動してフレーム41の長穴41pの左下側に突き当たっている。なお、中間転写ベルト13の張力が解除されていなくても、所定の張力よりも減少しており、駆動ローラ14に働く長穴41pの長手方向の力が、自重で働く長穴41pの長手方向の力よりも小さければ良い。したがって、光学式センサ42と駆動ローラ14に巻き付いた中間転写ベルト13との距離もしくは角度は画像補正を行うのに適当ではなくなるため、反射光強度は著しく小さくなる。この反射光強度の変化により、光学式センサ42により中間転写ベルト13に付与されている張力を検知できる。
(実施例2)
図6(a)は、実施例2に係る画像形成装置が備える距離可変機構270の構成を示す一部端面図である。実施例2の距離可変機構270の構成のうち実施例1の距離可変機構70と同一の構成及び効果に関しては、同一の符号を用いて説明を適宜省略する。実施例2においても、実施例1と同様の画像形成装置に適用することができるため、画像形成装置の説明は省略する。
実施例2の距離可変機構270が実施例1の距離可変機構70と異なる点は、距離可変機構270は、テンションローラ17及び駆動ローラ14の間を連結する連結部材である第1リンク47も備える点である。そして、テンションローラ17が中間転写ベルト13の張力を増加させると、テンションローラ17の動作に連動して駆動ローラ14が動作し、駆動ローラ14が長穴41pに案内されて一方向すなわち上方向及び内側方向に動作する。また、テンションローラ17が中間転写ベルト13の張力を減少させると、テンションローラ17の動力に連動して駆動ローラ14が動作し、駆動ローラ14が長穴41pに案内されて他方向すなわち下方向及び外側方向に動作する。
実施例1は、光学式センサ42が対向する駆動ローラ14は中間転写ベルト13の張力の状態により、自重によりフレーム41の長穴41pの範囲を移動する例であったが、実施例2は、距離可変機構270に連動して駆動ローラ14は移動する例と言える。
図6(a)に示されるように、中間転写ベルト13には、画像形成に適正な張力が付与されている。中間転写ベルト13は、フレーム41に固定された従動ローラ15、補助ローラ16、回動するテンションローラ17、第1リンク47に連結されて回動可能な駆動ローラ14により、張力が付与される。この張力は画像形成に必要な適正な張力である。第1リンク47は、距離可変機構270のテンションローラ17とも連結されており、回転中心46を中心に回動可能である。このとき、光学式センサ42と対向する駆動ローラ14に巻き付いている中間転写ベルト13の部位との距離は、光学式センサ42により画像補正を行うのに適正な距離に配置されている。
図6(b)は、距離可変機構270の構成を示す一部端面図である。図6(b)に示されるように、中間転写ベルト13の伸びや巻き癖を回避するために、中間転写ベルト13に付与される張力は、距離可変機構270により張力を解除されている。距離可変機構70により回動されたテンションローラ17は中間転写ベルト13から離間しており、中間転写ベルト13に張力は付与されない。テンションローラ17が回動することにより、第1リンク47は回転中心46を中心として回動し、第1リンク47に連結された駆動ローラ14が回動する。このとき、中間転写ベルト13の張力は解除されていなくても、適正な張力より減少していれば良い。したがって、光学式センサ42と駆動ローラ14に巻き付いた中間転写ベルト13との距離は画像補正を行うのに適正な距離ではなくなるため、反射光強度は著しく小さくなる。この反射光強度の変化により、光学式センサ42により中間転写ベルト13に付与されている張力を検知できる。
(実施例3)
図7は、実施例3に係る画像形成装置が備える中間転写ベルトユニット312の構成を示す斜視図である。実施例2の距離可変機構370の構成のうち実施例1の距離可変機構70と同一の構成及び効果に関しては、同一の符号を用いて説明を適宜省略する。実施例2においても、実施例1と同様の画像形成装置に適用することができるため、画像形成装置の説明は省略する。
実施例3の距離可変機構370が実施例1の距離可変機構70と異なる点は、以下の点である。すなわち、実施例3では、距離可変機構370は、駆動ローラ14及び光学式センサ42の間に配置され、光学式センサ42が駆動ローラ14に向かって照射する光を遮蔽する遮蔽部材である第1遮蔽部材51を備える点である。また、距離可変機構370は、テンションローラ17が中間転写ベルト13に負荷する張力の変化に基づいて、光学式センサ42及び第1遮蔽部材51の間の距離を変化させる点である。さらに、コントローラ60が、距離可変機構70が光学式センサ42及び第1遮蔽部材51の間の距離を変化させることによって、光学式センサ42が検知する光反射特性の変化に基づいて、中間転写ベルト13の張力を判断する点である。
この光学式センサ42及び第1遮蔽部材51の間の距離は、光学式センサ42及び第1遮蔽部材51の間が平行状態で両者間の距離を指す他、光学式センサ42及び第1遮蔽部材51の間が平行でない状態における駆動ローラ14の軸方向の位置毎の距離も指す。すなわち、光学式センサ42及び第1遮蔽部材51の間が傾斜している場合における光学式センサ42及び第1遮蔽部材51の間の距離も含むのである。
距離可変機構370は、テンションローラ17及び駆動ローラ14を連結するリンク53を備える(図8参照)。第1遮蔽部材51は、リンク53に設けられる。テンションローラ17が中間転写ベルト13の張力を増加させると、第1遮蔽部材51が光学式センサ42の対向位置から退避する。テンションローラ17が中間転写ベルト13の張力を減少させると、第1遮蔽部材51が光学式センサ42の対向位置に移動する。
実施例1及び2は、光学式センサ42と対向する位置に配置された駆動ローラ14の移動により、中間転写ベルト13の反射光強度が変化することで中間転写ベルト13の張力を検知する例であった。これに対して、実施例3では、距離可変機構370に連動すると共に反射光を遮蔽する第1遮蔽部材51により、張力を検知する。
図7に示されるように、第1遮蔽部材51は、光学式センサ42に対向に配置される駆動ローラ14との光路を遮蔽する遮蔽位置と退避する退避位置とを回動可能にフレーム41に固定されている。光学式センサ42に対向に配置されるローラは、従動ローラ15、補助ローラ16でも良い。
図8(a)は、距離可変機構370の構成を示す一部端面図である。図8(a)に示されるように、中間転写ベルト13には、画像形成に適正な張力が付与されている。第1遮蔽部材51のリンク53の端部は距離可変機構370のテンションローラ17の軸に連結されており、回転中心52を中心に回動可能である。中間転写ベルト13はフレーム41に固定された駆動ローラ14、従動ローラ15(図1参照)、補助ローラ16(図1参照)及び距離可変機構370により回動されたテンションローラ17により、画像形成に必要な適正な張力が付与されている。このとき、第1遮蔽部材51は光学式センサ42と駆動ローラ14に巻き付いた中間転写ベルト13との光路を妨げない退避した位置にある。
図8(b)は、距離可変機構370の構成を示す一部端面図である。図8(b)に示されるように、中間転写ベルト13の伸びや巻き癖を回避するために、中間転写ベルト13に付与される張力が、距離可変機構370により張力を解除されている。距離可変機構370により回動されたテンションローラ17は中間転写ベルト13から離間している。そして、距離可変機構370のテンションローラ17に連結された第1遮蔽部材51は、回転中心52を中心に回動し、光学式センサ42と対向する位置に配置された駆動ローラ14に巻き付いた中間転写ベルト13の部位との光路を、遮蔽する位置に移動する。このとき、中間転写ベルト13の張力は解除されていなくても、適正な張力より減少していれば良い。したがって、光学式センサ42と中間転写ベルト13の間を反射する光は遮蔽されるため、反射光強度は著しく小さくなる。この反射光強度の変化により、光学式センサ42により中間転写ベルト13に付与されている張力を検知できる。
(実施例4)
図9は、実施例4に係る画像形成装置が備える中間転写ベルトユニット412の構成を示す斜視図である。実施例4の距離可変機構470の構成のうち実施例3の距離可変機構370と同一の構成及び効果に関しては、同一の符号を用いて説明を適宜省略する。実施例4においても、実施例1と同様の画像形成装置に適用することができるため、画像形成装置の説明は省略する。
実施例4の距離可変機構470が実施例3の距離可変機構370と異なる点は、距離可変機構470は、テンションローラ17及び駆動ローラ14を連結する駆動ローラリンク54を備える点である。加えて、距離可変機構470は、光学式センサ42及び駆動ローラ14を連結して光学式センサ42を移動可能なセンサリンクであるステイ55を備える点である。遮蔽部材である第2遮蔽部材56は、中間転写ベルト13が張った状態の場合に、光学式センサ42及び駆動ローラ14の間から外れた位置に固定されている点でも異なる。この場合には、第2遮蔽部材56は例えばフレーム41に固定されている。さらに、テンションローラ17が中間転写ベルト13の張力を増加させると、光学式センサ42が第2遮蔽部材56の対向位置から退避する点でも異なる。また、テンションローラ17が中間転写ベルト13の張力を減少させると、光学式センサ42が第2遮蔽部材56の対向位置に移動する点でも異なる。
実施例1から3では、光学式センサ42と対向する位置に配置された駆動ローラ14の移動、もしくは、距離可変機構に連結された第1遮蔽部材51の移動により、反射光強度が変化することで中間転写ベルト13の張力を検知する例について説明した。実施例4では、距離可変機構470に連動して光学式センサ42が移動することで、張力を検知する例について説明する。
図9に示すように、光学式センサ42が取り付けられたステイ55は、駆動ローラリンク54に連結されている。ステイ55はフレーム41に回動可能に固定されている。光学式センサ42に対向に配置され、光路を遮蔽される駆動ローラ14は従動ローラ15、補助ローラ16でも良い。
図10(a)は、距離可変機構470の構成を示す一部端面図である。図10(a)に示されるように、中間転写ベルト13には、画像形成に適正な張力が付与されている。ステイ55は駆動ローラ14の中心を回転中心に回動可能である。駆動ローラリンク54は距離可変機構470のテンションローラ17に連結されている。中間転写ベルト13はフレーム41に固定された駆動ローラ14、従動ローラ15、補助ローラ16及び距離可変機構70により回動されたテンションローラ17により、画像形成に必要な適正な張力が付与されている。このとき、第2遮蔽部材56は光学式センサ42と駆動ローラ14に巻き付いた中間転写ベルト13との光路を妨げない退避した位置にある。
図10(b)は、距離可変機構470の構成を示す一部端面図である。図10(b)に示されるように、中間転写ベルト13の伸びや巻き癖を回避するために、中間転写ベルト13に付与される張力が、距離可変機構470により張力を解除されている。距離可変機構70により回動されたテンションローラ17は中間転写ベルト13から離間しており、テンションローラ17に連結された駆動ローラリンク54は駆動ローラ14の中心を回転中心に回動し、ステイ55を回動させる。ステイ55は回転中心52を中心に回動し、第2遮蔽部材56の位置が光学式センサ42と対向する位置に配置された駆動ローラ14に巻き付いた中間転写ベルト13との光路を遮蔽する位置になる。このとき、中間転写ベルト13の張力は解除されていなくても、適正な張力より減少していれば良い。したがって、光学式センサ42と中間転写ベルト13の間を反射する光は遮蔽されるため、反射光強度は著しく小さくなる。この反射光強度の変化により、光学式センサ42により中間転写ベルト13に付与されている張力を検知できる。このとき、ステイ55の回転中心は駆動ローラ14の中心を回転中心でなくてもよく、第2遮蔽部材56を設けず、ステイ55が回動したとき、光学式センサ42と中間転写ベルト13の角度、もしくは距離が変化するようにしても良い。
実施例1〜4に記載の画像形成装置によれば、中間転写ベルト13に関する光反射特性の検知及び張力の検知を1つの検知手段で検知可能な構成とし、画像形成装置100の低価格化及び小型化が実現される。
実施例1及び2に記載の画像形成装置によれば、駆動ローラ14がガイドである長穴41pに案内されて移動する構成である。その結果、駆動ローラ14に張架される中間転写ベルト13の部位の光反射特性が安定する。仮に、テンションローラ17に張架される中間転写ベルト13の部位で、光学式センサ42で光反射特性を検知しようとすると、テンションローラ17を案内するためにフレーム41の他に別のフレームが必要となってしまう。そのために、構成が複雑になり、コストがアップする虞がある。なお、『ガイド』としては、長穴41pに代替してフレーム41に形成される傾斜面等とする構成であっても良い。
実施例1及び2に記載の画像形成装置によれば、駆動ローラ14は、自重又は張力によって長穴41pに案内されて下方又は上方へと移動しながら光学式センサ42に対して接近又は離間する。その結果、中間転写ベルト13が弛んでいる場合には、光学式センサ42は、自重によって接近した駆動ローラ14の表面の中間転写ベルト13を確実に検知することができる。そのために、自重で移動する場合には、保持部材45を回転させるための駆動力は不要となる。
実施例1〜4では、エンドレスベルトは、中間転写ベルト13であり、感光体ドラム1に形成されたトナー像が中間転写ベルト13に1次転写され、中間転写ベルト13に形成された1次転写像が記録媒体Pに2次転写されて画像が形成される構成であった。この構成に限定されなくても良い。すなわち、エンドレスベルトは、記録媒体Pを搬送する搬送ベルトであり、感光体ドラム1に形成されたトナー像が搬送ベルトで搬送される記録媒体Pに転写されて画像が形成される構成であっても良い。
1 感光体ドラム(像担持体)
13 中間転写ベルト(エンドレスベルト)
14 駆動ローラ(駆動ローラ)
17 テンションローラ(張力可変手段)
42 光学式センサ
60 コントローラ(制御手段)
70 距離可変機構

Claims (9)

  1. 像担持体と、
    トナー像を前記像担持体から転写材に転写するためのエンドレスベルトと、
    前記エンドレスベルトを張架するローラと、
    前記エンドレスベルトの内面から外面に向かって前記ベルトに付与する張力を可変可能な張力可変手段と、
    前記ローラに張架される前記エンドレスベルトに対向して配置され、前記エンドレスベルトの表面に向かって光を照射して光反射特性を検知可能な光学式センサと、
    前記張力可変手段による前記エンドレスベルトに付与する張力の変化に基づいて、前記光学式センサ及び前記ローラの間の距離を可変可能な距離可変機構と、
    前記距離可変機構が前記光学式センサ及び前記ローラの間の距離を変化させると変化する前記光学式センサが検知する光反射特性の変化に基づいて、前記エンドレスベルトに付与される張力を判断するコントローラと、
    を備えることを特徴とする電子写真画像形成装置。
  2. 前記距離可変機構は、画像形成装置本体に設けられて前記ローラの動作を案内するガイドを備え、
    前記張力可変手段が前記エンドレスベルトに付与する張力を増加させると、前記ローラが前記ガイドに案内されて一方向に動作し、
    前記張力可変手段が前記エンドレスベルトに付与する張力を減少させると、前記ローラが前記ガイドに案内されて他方向に動作することを特徴とする請求項1に記載の電子写真画像形成装置。
  3. 前記ローラは、自重によって前記ガイドに案内されて下方へと移動しながら光学式センサに接近し、前記エンドレスベルトに付与される張力によって前記ガイドに案内されて上方へと移動しながら光学式センサから離間することを特徴とする請求項2に記載の電子写真画像形成装置。
  4. 前記距離可変機構は、前記張力可変手段及び前記ローラの間を連結する連結部材を備え、
    前記張力可変手段が前記エンドレスベルトに付与する張力を増加させると、前記張力可変手段の動作に連動して前記ローラが動作し、前記ローラが前記ガイドに案内されて一方向に動作し、
    前記張力可変手段が前記エンドレスベルトに付与する張力を減少させると、前記張力可変手段の動力に連動して前記ローラが動作し、前記ローラが前記ガイドに案内されて他方向に動作することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の電子写真画像形成装置。
  5. 像担持体と、
    トナー像を前記像担持体から転写材に転写するためのるエンドレスベルトと、
    前記エンドレスベルトを張架するローラと、
    前記エンドレスベルトの内面から外面に向かって前記ベルトに付与する張力を可変可能な張力可変手段と、
    前記ローラに張架される前記エンドレスベルトに対向して配置され、前記エンドレスベルトの外面に向かって光を照射して光反射特性を検知可能な光学式センサと、
    前記ローラ及び前記光学式センサの間に配置され、前記光学式センサが前記ローラに向かって照射する光を遮蔽する遮蔽部材と、
    前記張力可変手段による前記エンドレスベルトに付与する張力の変化に基づいて、前記光学式センサ及び前記遮蔽部材の間の距離を変化させる距離可変機構と、
    前記距離可変機構が前記光学式センサ及び前記遮蔽部材の間の距離を変化させることによって、前記光学式センサが検知する光反射特性の変化に基づいて、前記エンドレスベルトに付与される張力を判断するコントローラと、
    を備えることを特徴とする電子写真画像形成装置。
  6. 前記距離可変機構は、前記張力可変手段及び前記ローラを連結するリンクを備え、
    前記遮蔽部材は、前記リンクに設けられ、
    前記張力可変手段が前記エンドレスベルトに付与する張力を増加させると、前記遮蔽部材が前記光学式センサの対向位置から退避し、
    前記張力可変手段が前記エンドレスベルトに付与する張力を減少させると、前記遮蔽部材が前記光学式センサの対向位置に移動することを特徴とする請求項5に記載の電子写真画像形成装置。
  7. 前記距離可変機構は、前記張力可変手段及び前記ローラを連結するローラリンクと、前記光学式センサ及び前記ローラを連結して前記光学式センサを移動可能なセンサリンクと、を備え、
    前記遮蔽部材は、エンドレスベルトが張った状態の場合に、光学式センサ及びローラの間から外れた位置に固定され、
    前記張力可変手段が前記エンドレスベルトに付与する張力を増加させると、前記光学式センサが前記遮蔽部材の対向位置から退避し、
    前記張力可変手段が前記エンドレスベルトに付与する張力を減少させると、前記光学式センサが前記遮蔽部材の対向位置に移動することを特徴とする請求項5に記載の電子写真画像形成装置。
  8. 前記エンドレスベルトは、中間転写ベルトであり、
    前記像担持体に形成されたトナー像が前記中間転写ベルトに1次転写され、前記中間転写ベルトに転写されたトナー像が転写材に2次転写されることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の電子写真画像形成装置。
  9. 前記エンドレスベルトは、転写材を搬送する搬送ベルトであり、
    トナー像が前記像担持体から前記搬送ベルトで搬送される転写材に転写されることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の電子写真画像形成装置。
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