JP2003215992A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003215992A
JP2003215992A JP2002014458A JP2002014458A JP2003215992A JP 2003215992 A JP2003215992 A JP 2003215992A JP 2002014458 A JP2002014458 A JP 2002014458A JP 2002014458 A JP2002014458 A JP 2002014458A JP 2003215992 A JP2003215992 A JP 2003215992A
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JP2002014458A
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Takamitsu Aida
孝光 相田
Tatsuya Kobayashi
達也 小林
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置において、安価な合成樹脂から
なる中間転写ベルトを使用した場合に、その伸びに起因
する寿命を精度よく検知して交換が遅れることによる画
像不良や早すぎることによる無駄を防止する。 【解決手段】 中間転写ベルト6aを駆動ローラ6b、
張架ローラ6c等に掛け渡す。中間転写ベルト6aの表
面に位置検知部材5aを設け、中間転写ベルト6aを矢
印R6方向に回転させて、光学センサ5が検知部5bに
て一度検知した位置検知部材5aを次に検知するまでの
時間を制御手段21により計測する。その回転周期に基
づいて、中間転写ベルト6aの伸びを推定する。中間転
写ベルト6aを直接検知するので、伸びについての精度
を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体上に形成
されたトナー像が転写される中間転写ベルトを有する、
複写機,プリント,ファクシミリ等の画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図9に、従来の画像形成装置の概略構成
を示す。同図に示す画像形成装置は、電子写真方式の4
色フルカラーのプリンタであり、中間転写ベルトを使用
している。
【0003】感光ドラム1は、矢印R1方向に回転駆動
され、その表面が帯電装置2によって均一に帯電された
後、露光装置3の露光によって静電潜像が形成される。
この静電潜像は、矢印R4方向に回転する回転体4に搭
載されたブラック,マゼンタ,シアン,イエローの現像
装置4a,4b,4c,4dのうちのブラックの現像装
置4aによったトナーが付着されてトナー像として現像
される。このトナー像は、駆動ローラ6b,二次転写対
向ローラ6d,張架ローラ6fに掛け渡された中間転写
ベルト6aに、一次転写ローラ7aによって転写され
る。トナー像転写後の感光ドラム1は、表面の残ったト
ナー(残留トナー)がクリーニング装置13によって除
去される。
【0004】同様の一連の画像形成プロセス、すなわち
帯電,露光,現像,転写,クリーニングの各画像形成プ
ロセスを、マゼンタ,シアン,イエローについても繰り
返して、中間転写ベルト6a上に4色のトナー像を重ね
合わせる。こうして中間転写ベルト6a上に形成された
4色のトナー像は、二次転写ローラ9によって転写材P
(紙、透明フィルム)に一括で転写され、その後、定着
装置11によって転写材P表面に定着され、4色のフル
カラー画像が得られる。一方、トナー像転写後の中間転
写ベルト6aは、表面に残ったトナー(残留トナー)が
中間転写ベルトクリーナ12によって除去される。
【0005】上述の中間転写ベルト6aは、一般に、E
PDM(エチレンプロピレンゴム),NBR(ニトリル
ゴム),VR(ウレタン),Si(シリコーンゴム)な
どの合成ゴムによって形成されている。この中間転写ベ
ルト6aには、光学センサ(第1のセンサ)5が対向配
置されている。光学センサ5は、中間転写ベルト6a上
に設けられた位置検知部材5aが、検知部5bを通過し
たことを検知するものであり、中間転写ベルト6aの回
転状態を検知するものである。
【0006】上述の感光ドラム1,帯電ローラ2,クリ
ーニング装置13は、一体化されてユニットAを構成し
ている。また、中間転写ベルト6a,駆動ローラ6b,
二次転写対向ローラ6d,張架ローラ6f,一次転写ロ
ーラ7aは、一体化されてユニットBを構成している。
そして、ユニットAには、感光ドラム1の積算回転数を
保存するメモリMdが、またユニットBには、中間転写
ベルト6aの積算回転数を保存するメモリMbが設けら
れている。
【0007】上述のユニットA,Bは、画像形成装置本
体(不図示)に対して簡単に着脱できるように構成され
ていて、寿命に達したときに簡単に交換できるようにな
っている。
【0008】上述のユニットBは、使用による中間転写
ベルト6aの汚れに伴って画像劣化が進行するため、メ
モリMbに記憶された積算回転数を画像形成装置本体側
で読み込み、積算回転数が所定値を超えたときには、例
えば画像形成装置本体の操作パネル(不図示)にユニッ
トBが寿命となったことを警告する。一方、ユニットA
は、使用による感光ドラム1の感光特性の低下に伴って
画像劣化が進行するため、メモリMdに記憶された積算
回転数を画像形成装置本体側で読み込み、積算回転数が
所定値を超えたときには、同様に操作パネルにユニット
Bが寿命となったことを警告(寿命警告)する。また、
それぞれについて寿命が近いことを早めに知らせ、ユー
ザが前もってユニットA,Bの交換の準備ができるよう
に、寿命に達するまでの残りの積算回転数が所定の値に
達していたら、寿命予告をするようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の画像形成
装置においては、中間転写ベルト6aは、ゴム製のベル
トであってそれ自体が弾性力に富んでいるため、上述の
3本のローラ(駆動ローラ6b,二次転写対向ローラ6
d,張架ローラ6f)による張架した場合でも、長期に
わたって適宜な張力を維持することができ、したがっ
て、長期にわたって安定した回転を実現することができ
る。
【0010】これに対して、中間転写ベルト6aとし
て、上述のゴム製のベルトよりも価格的に安価な合成樹
脂製のベルトを使用した場合には、この合成樹脂製のベ
ルトは、ゴム製のものと比較して弾性力に劣り、長期の
使用によって塑性変形による伸びが発生する。そして、
伸びが発生すると、中間転写ベルト6aと駆動ローラ6
bとの間にすべりが生じることになる。したがって、従
来のように、メモリMbに記憶された中間転写ベルト6
aの積算回転数に基づいて、中間転写ベルト6aひいて
はユニットBの寿命を検知する場合には、精度の高い検
知ができないという問題があった。すなわち、メモリM
bの積載回転数に基づく寿命検知によれば、まだ寿命に
達していないのにかかわらず、中間転写ベルト6aの伸
びに起因する色ずれなどの画像不良が発生したり、逆
に、メモリMbの積載回転数に基づく寿命検知によれ
ば、既に寿命に達しているのにかかわらず、実際にはま
だ充分に中間転写ベルト6aを使用することができるも
のを不要に交換してしまうなどの問題が発生することに
なる。
【0011】なお、合成樹脂製のベルトとしては、例え
ば、PI(ポリイミド),PC(ポリカーボネート),
PVDF(ポリフッ化ビニリデン),ETFE(四フッ
化エチレン−エチレン共重合体),PET(ポリエチレ
ンテレフタレート)、PC/PAT,ETFE/PC,
ETFE/PAT,PC/PATなどのベルトがあげら
れる。
【0012】本発明は、上述事情に鑑みてなされたもの
であり、使用に伴って伸びが発生しやすい中間転写ベル
トを使用した場合であっても、その伸びを精度よく検知
して適宜な時期に寿命予告、寿命警告を出すようにした
画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
複数のローラに掛け渡された無端状の中間転写ベルトを
備え、像担持体上に形成されたトナー像が前記中間転写
ベルトに一旦、転写された後、前記中間転写ベルトから
転写材Pに転写される画像形成装置において、使用に伴
う前記中間転写ベルトの伸び量を検知する伸び検知手段
と、前記伸び検知手段が検知した前記伸び量が、あらか
じめ設定されている閾値に達したときにこのことを報知
する報知手段と、を備える、ことを特徴とする。
【0014】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
画像形成装置において、前記閾値が第1の閾値と第2の
閾値とを有し、前記報知手段は、前記伸び量が前記第1
の閾値に達したときに、前記中間転写ベルトの寿命が近
いことを報知する寿命予告を行い、前記伸び量が第2の
閾値に達したときに、前記中間転写ベルトが寿命に達し
たことを報知する寿命警告を行う、ことを特徴とする。
【0015】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
記載の画像形成装置において、前記伸び検知手段は、前
記中間転写ベルトに設けられた検知基準と、前記検知基
準を検知する第1のセンサと、前記中間転写ベルトの回
転に伴って前記第1のセンサが前記検知基準を検知して
から次に検知するまでの時間間隔に基づいて前記中間転
写ベルトの伸び量を推定する第1の制御手段と、を備え
る、ことを特徴とする。
【0016】請求項4に係る発明は、請求項1又は2に
記載の画像形成装置において、前記伸び検知手段は、前
記中間転写ベルトに当接されるとともに前記中間転写ベ
ルトの伸びに対応して移動する可動部材と、前記可動部
材の移動量を検知する第2のセンサと、前記第2のセン
サが検知する前記可動部材の移動量に基づいて前記中間
転写ベルトの伸び量を推定する第2の制御手段と、を備
える、ことを特徴とする。
【0017】請求項5に係る発明は、請求項1又は2に
記載の画像形成装置において、前記伸び検知手段は、前
記中間転写ベルトに当接されるとともに前記中間転写ベ
ルトの伸びに対応して移動する可動部材と、前記可動部
材に接続されるとともに前記可動部材の移動量に応じて
加圧力が変化する加圧部材と、前記加圧部材の加圧を検
知する第3のセンサと、前記第3のセンサが検知する前
記加圧部材の加圧力に基づいて前記中間転写ベルトの伸
び量を推定する第3の制御手段と、を備える、ことを特
徴とする。
【0018】請求項6に係る発明は、請求項1ないし5
のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記中
間転写ベルトは、前記中間転写ベルトが掛け渡される前
記複数のローラとともに、画像形成装置本体に対して着
脱自在な第1のユニットを構成する、ことを特徴とす
る。
【0019】請求項7に係る発明は、請求項1ないし5
のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記中
間転写ベルトは、前記中間転写ベルトが掛け渡される前
記複数のローラ及び前記像担持体とともに、画像形成装
置本体に対して着脱自在な第2のユニットを構成する、
ことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。なお、各図面において同一
の符号を付したものは、同一の構成又は作用をなすもの
であり、これらについての重複説明は適宜省略した。
【0021】<実施の形態1>図1に、本発明に係る画
像形成装置の一例を示す。同図に示す画像形成装置は、
中間転写体方式の4色フルカラーのプリンタであり、同
図はその概略構成を示す縦断面図である。
【0022】同図に示すプリンタ(以下「画像形成装
置」という。)は、第1の像担持体としてドラム型の電
子写真感光体(以下「感光ドラム」という。)1を備え
ている。感光ドラム1は、例えば、アルミニウム等で形
成された円筒状の導電性の基体の外周面に、光導電体を
塗布して構成されている。ここで、光導電体としては、
OPC(有機光半導体)、A−Si(アモルファスシリ
コン)、CdS(硫化カドミウム)、Se(セレン)等
を使用することができる。
【0023】感光ドラム1の下方には、第2の像担持体
としての中間転写ベルト(中間転写体)6aが配設され
ている。中間転写ベルト6aは、EPDM、NBR、ウ
レタン、シリコンゴムなどのゴムによって無端状に形成
されている。図1中における感光ドラム1の右方、及び
中間転写ベルト6aの上方には、それぞれ感光ドラム
1、中間転写ベルト6aの積載回転数を保存できるメモ
リMd,Mbが配設されている。
【0024】上述の感光ドラム1は、帯電ローラ2、ク
リーニング装置13、メモリMdとともに一体化されて
ユニットAを構成している。一方、転写ベルト6aは、
一次転写ローラ7a、駆動ローラ6b、張架ローラ6
c、二次転写対向ローラ6dに張架されるとともに、こ
れらのローラ及び上述のメモリMbとともに一体化され
てユニット(第1のユニット)Bを構成している。この
ユニットBは、中間転写ベルト6aの寿命による交換等
に備えて画像形成装置本体に対して簡単に着脱できるよ
うな構成となっている。また、中間転写ベルト6aは、
周方向に1箇所、周方向に垂直な方向(幅方向)の端部
に、光学センサ5によって中間転写ベルト6aの表面と
識別できる位置検知部材(検知基準)5aが設けてあ
る。中間転写ベルト6aの回転によって位置検知部材5
aが検知部5bを通過するのを光学センサ5で検知し、
その検知タイミングからの時間を第1の制御手段21で
カウントすることによって、中間転写ベルト6aの回転
状態を認識することができるようになっている。
【0025】図1中の符号3は露光装置(露光手段)、
4は回転体、4a,4b,4c,4dはこの順にブラッ
ク,マゼンタ,シアン,イエローの各色のトナーで現像
を行う現像装置、9は二次転写ローラ、11は定着装
置、12は中間転写ベルトクリーナ、Pは転写材をそれ
ぞれ示している。
【0026】以下、図1に沿って画像形成プロセスを説
明する。
【0027】感光ドラム1は、画像形成装置本体(不図
示)側に配設されている駆動手段(不図示)によって、
矢印R1方向に所定のプロセススピード(周速度)で回
転駆動される。感光ドラム1は、その表面が帯電ローラ
2により所定の極性・電位に均一に帯電される。帯電後
の感光ドラム1表面は、露光装置3によりブラックの画
像模様に従った信号による光が走査され、露光部分の電
荷が除去されて静電潜像が形成される。この静電潜像
は、感光ドラム1がさらに矢印R1方向に回転すると、
回転体4に支持された現像装置4a,4b,4c,4d
のうち、ブラックのトナーが入った現像装置4aが感光
ドラム1に対向するように回転体4が回転し、現像装置
4aによってブラックのトナーが付着されてブラックの
トナー像として現像される。
【0028】現像されたトナー像は、中間転写ベルト6
a上に一次転写される。中間転写ベルト6aは、駆動ロ
ーラ6b、張架ローラ6c、二次転写対向ローラ6dの
3本のローラ上に張架され、駆動ローラ6bがモータ
(不図示)により図1中の時計回りに回転することによ
り、矢印R6方向に回転駆動される。中間転写ベルト6
aの裏面側には、感光ドラム1に対応する位置に、一次
転写ローラ7aが配設されている。この一次転写ローラ
7aは、軸上に導電性スポンジ層を設けたローラであ
り、中間転写ベルト6aをその裏面側から感光ドラム1
に向けて押圧している。一次転写ローラ7aには、感光
ドラム1の芯金を対向電極として、高圧電源(不図示)
から一次転写バイアスが印加され、これにより感光ドラ
ム1上のトナー像は中間転写ベルト6a上に一次転写さ
れる。このとき中間転写ベルト6aに転写されないで感
光ドラム1表面に残ったトナー(残留トナー)は、クリ
ーニング装置13によって除去される。
【0029】以上の工程をブラック以外の3色、すなわ
ちマゼンタ,シアン,イエローの各色について行うこと
によって中間転写ベルト6a上で4色のトナー像が重ね
合わされる。このとき、光学センサ5によって中間転写
ベルト6aの回転状態を認識し、潜像形成開始時間を、
4色のトナー像を中間転写ベルト6aの所定の位置に一
次転写できるように決めることによって、4色のトナー
像のレジストレーション(位置合わせ)を取っている。
4色のトナー像が中間転写ベルト6a上に転写される
と、中間転写ベルト6aの移動と同期を取って転写材P
(例えば、紙、透明フィルム)が搬送され、一次転写ロ
ーラ7aとほぼ同様な構成の二次転写ローラ9が転写材
Pを介して中間転写ベルト6aに当接し、二次転写対向
ローラ6dを対向電極として、高圧電源(不図示)から
二次転写バイアスが印加される。これによって、中間転
写ベルト6a上の4色のトナー像は、一括して転写材P
上に二次転写される。
【0030】4色のトナー像が転写された転写材Pは、
定着装置11によって加熱・加圧され、表面にトナー像
が溶融固着されて定着される。これにより、4色フルカ
ラーのカラー画像が得られる。一方、トナー像転写後の
中間転写ベルト6aは、転写材Pに転写されないで表面
に残ったトナー(残留トナー)が、中間転写ベルトクリ
ーナ12によって除去される。この中間転写ベルトクリ
ーナ12は、接離可能なファーブラシ,ウェブ等によっ
て形成されている。
【0031】上述の画像形成装置においては、中間転写
ベルト6aは、例えば、PI(ポリイミド),PC(ポ
リカーボネート),PVDF(ポリフッ化ビニリデ
ン),ETFE(四フッ化エチレン−エチレン共重合
体),PET(ポリエチレンテレフタレート)、PC/
PAT(ポリアルキレンテレフタレート),ETFE/
PC,ETFE/PAT,PC/PATなどの合成樹脂
によって形成することができる。これら合成樹脂製のベ
ルトは、前述のゴム製のベルトよりも価格的に安価であ
る。張架ローラ6cには、基端部がユニットBのフレー
ム(不図示)に固定された張架バネ(圧縮バネ)14の
先端が取り付けられていて、この張架ローラ6cを中間
転写ベルト6aの外側に向けて付勢、つまり中間転写ベ
ルト6aを張る方向に付勢している。すなわち、本実施
の形態においては、張架ローラ6cは、ほぼ水平方向に
移動可能に配設されていて、中間転写ベルト6aの伸縮
に応じて図1中の矢印K方向に中心の位置が変動するよ
うになっている。
【0032】本実施の形態においては、中間転写ベルト
6aの回転周期の変化に基づいて寿命の予告・警告が必
要な状態を検知するようにしている。
【0033】中間転写ベルト6aの寿命は、初期(画像
形成装置の使用開始時)に対して、中間転写ベルト6a
の伸長に合わせて張架バネ14が伸び、テンションが低
下し、この現象によってレジストレーションのずれ(レ
ジずれ)が所定の程度悪化したとき、すなわち、初期に
対するある時点での伸長度を、それぞれについて計測し
た回転周期の比較によって導出し、伸長度が第2の所定
値(第2の閾値)に達したときを寿命警告の必要状態と
する。また、伸長度が寿命警告を同様の現象によってレ
ジストレーションのずれが上述の第2の所定値ほどでは
ないがそれよりも幾分程度のよい第1の所定値(第1の
閾値)に達したときを寿命予告の必要状態とする。
【0034】回転周期の計測は、中間転写ベルト6aの
回転時に光学センサ5が位置検知部材5aを一度検知し
てから次に検知するまでの時間を計測することにより行
う。回転周期の初期値はメモリMbに記憶しておき、そ
れ以後においては、メモリMbに記憶された初期値を読
み込み、その値を用いて初期値に対して所定の伸長度が
達成されるような回転周期を計算し、その計算値以上の
回転周期が計測された時点を寿命警告の必要状態とす
る。
【0035】具体的には、中間転写ベルト6a単体の寿
命は、4色間の色ずれの最大値が200μmになり、画
像部と非画像部との境界におけるレジストレーションの
ずれが目視で確認できるようになったときとする。ま
た、4色間の色ずれの最大値が150μmになり、細線
の画像が色ずれによって分離するようになった時点で予
告を出す。中間転写ベルトの初期に対する伸び率と4色
間のレジストレーションのずれの最大値の関係の一例を
図5に示す。図5にしたがって中間転写ベルト6aが初
期値に対して1.0%伸びた時点、すなわち回転周期が
初期値に対して1.0%増えた時を寿命警告の必要状態
とし、中間転写ベルト6aが初期値に対して0.6%伸
びた時点、すなわち回転周期が初期値に対して0.6%
増えた時点を寿命予告の必要状態とする。
【0036】これら寿命警告、寿命予告の必要状態にな
った場合には、例えば、第1の制御手段21により、画
像形成装置本体の操作パネル(不図示)にその旨を表示
(報知)するようにする。本実施の形態においては、第
1の制御手段21の一部と、操作パネルとによって報知
手段を構成している。
【0037】本実施の形態においては、伸び検知手段
は、位置検知部材5aと、光学センサ5と、第1の制御
手段21とを備えている。
【0038】本実施の形態によると、中間転写ベルト6
aの伸びを従来に比して高い精度で検知し、その検知結
果に基づいて寿命予告や寿命警告を行うので、中間転写
ベルト6aの実際の交換時期を好適に決定することがで
き、中間転写ベルト6aの伸びに起因する不測な画像不
良(例えばレジずれ)や、中間転写ベルト6aの無駄な
交換を有効に防止することができる。さらに、伸び検知
手段を構成する位置検知部材5aや光学センサ5は、中
間転写ベルト6aの回転と露光装置3による画像書き出
しとの同期を取るべく、一般にこの種の画像形成装置に
装着されている部材を流用することができるので、その
分、伸び検知手段の構成を簡略化することができる。
【0039】<実施の形態2>図2に、本実施の形態に
係る画像形成装置の一例を示す。なお、同図では、上半
部に本実施の形態の画像形成装置の全体構成を示す縦断
面図を、また下半部に伸び検知手段の拡大図を図示して
いる。本実施の形態は、上述の実施の形態1とは、中間
転写ベルト6aの伸びを検知するための伸び検知手段が
異なる。以下では異なる構成である伸び検知手段の説明
を主に行い、他の同様な構成については、同じ符号を付
して適宜省略するものとする。
【0040】本実施の形態においては、伸び検知手段
は、可動部材を構成する張架ローラ6c及び張架バネ1
4と、第2のセンサとしての光学センサ8と、第2の制
御手段22とによって構成されている。
【0041】中間転写ベルト6aが掛け渡されているロ
ーラのうちの一つである張架ローラ6cは、前述のよう
に矢印K方向に移動可能となっており、張架バネ14に
よって同図中の左方、つまり中間転写ベルト6aを引っ
張る方向に付勢されている。
【0042】光学センサ8は、中間転写ベルト6aの外
側における、張架ローラ6cに対応する位置に配置され
ている。この光学センサ8は、発光素子と、PSD(Po
sition-Sensitive-Detector)受光素子とを有する測距
用の光学センサであり、中間転写ベルト6aの伸縮を、
それに伴う張架ローラ6cの位置の変位から計測できる
ように、画像形成装置本体に対するユニットBの装着時
に張架ローラ6cの変位方向の延長上に位置するよう
に、画像形成装置本体側に設置してある。この光学セン
サ8には、第2の制御手段22が接続されている。
【0043】上述構成の伸び検知手段の動作について説
明する。
【0044】中間転写ベルト6aの寿命は、初期(画像
形成装置の使用開始時)に対して、中間転写ベルト6a
の伸長に合わせて張架バネ14が伸び、テンションが低
下し、この現象によってレジストレーションのずれ(レ
ジずれ)が所定の程度悪化したとき、すなわち、初期に
対するある時点での伸長度を、それぞれについて光学セ
ンサ8が計測した距離の比較によって導出し、伸長度が
第2の所定値(第2の閾値)に達したときを寿命警告の
必要状態とする。また、伸長度が上述の第2の所定値ほ
どではないがそれよりも幾分程度のよい第1の所定値
(第1の閾値)に達したときを寿命予告の必要状態とす
る。
【0045】光学センサ8は、発光素子から照射されて
中間転写ベルト6aから反射された反射光をPSD受光
素子で受光すると、受光距離に応じて異なる大きさの電
流を発生させることができ、光学センサ8から中間転写
ベルト6aまでの距離を検知することができる。初期値
はメモリMbに記憶しておき、それ以後においては、メ
モリMbに記憶された初期値を読み込み、その値を用い
て初期値に対して所定の伸長度が達成されるような距離
を計算し、その計算値以上の距離が計測された時点を寿
命警告の必要状態とする。
【0046】具体的には、中間転写ベルト6a単体の寿
命は、4色間の色ずれの最大値が200μmになり、画
像部と非画像部の境界におけるレジずれが目視で確認で
きるようになったときとする。また、4色間の色ずれの
最大値が150μmになり、細線の画像が色ずれによっ
て分離するようになった時点で寿命予告を出すようにす
る。張架ローラ6cの、初期に対する中間転写ベルトが
伸びる方向への変位と4色間のレジずれの最大値の関係
の一例を図6に示す。図6に従って張架ローラが初期に
対して3.0mm変位した時点、すなわち光学センサ8
からの距離が初期に対して3.0mm縮まった時点を寿
命警告の必要状態とし、張架ローラ6cが初期値に対し
て1.8mm変位した時点、すなわち光学センサ6cか
らの距離が初期値に対して1.8mm縮まった時点を寿
命予告の必要状態とする。
【0047】なお、下半部の図中の符号a1,a2,a
3は、この順に、中間転写ベルト6aの初期の位置、寿
命予告を発するときの位置、寿命警告を発するときの位
置をそれぞれ示している。
【0048】なお、本実施の形態においては、張架ロー
ラ6cを可動部材として兼用しているが、張架ローラ6
cとは別個に、可動部材を設けるようにしてもよい。こ
の場合には、例えば、張架ローラ6cは、その中心位置
が移動しないように配置し、可動部材がテンションロー
ラの作用をなすものとする。ローラを使用することがで
きるのはもちろんであるが、これに限らず、回転しない
棒状の部材を使用することも可能である。ただし、この
場合には、中間転写ベルト6aとの摩擦抵抗が小さくな
るようにする。また、このときの可動部材は、中間転写
ベルト6aの内側からこれを外側に向けて付勢するに限
らず、中間転写ベルトの外側からこれを内側に向けて付
勢するようにしてもよい。
【0049】本実施の形態によると、前述の実施の形態
1と同様、中間転写ベルト6aの伸びを精度よく検知し
て、中間転写ベルト6aの実際の交換時期を好適に決定
することができる。
【0050】<実施の形態3>図3に、本実施の形態に
係る画像形成装置の一例を示す。なお、同図では、上述
の図2と同様、上半部に本実施の形態の画像形成装置の
全体構成を示す縦断面図を、また下半部に伸び検知手段
の拡大図を図示している。本実施の形態は、上述の実施
の形態1,2とは、中間転写ベルト6aの伸びを検知す
るための伸び検知手段が異なる。以下では異なる構成で
ある伸び検知手段の説明を主に行い、他の同様な構成に
ついては、同じ符号を付して適宜省略するものとする。
【0051】本実施の形態においては、伸び検知手段
は、可動部材としての張架ローラ6cと、加圧部材とし
ての張架バネ14と、第3のセンサとしての圧力センサ
10と、第3の制御手段23とによって構成されてい
る。
【0052】中間転写ベルト6aが掛け渡されているロ
ーラのうちの一つである張架ローラ6cは、前述のよう
に矢印K方向に移動可能となっており、張架バネ14に
よって同図中の左方、つまり中間転写ベルト6aを引っ
張る方向に付勢されている。
【0053】圧力センサ10は、張架バネ14の基端部
と、ユニットBのフレーム(不図示)との間に介装され
ていて、張架バネ14の加圧力を測定するものである。
この圧力センサ10には、第3の制御手段23が接続さ
れている。
【0054】上述構成の伸び検知手段の動作について説
明する。
【0055】中間転写ベルト6aの寿命は、初期に対し
て、中間転写ベルト6aの伸長に合わせて張架バネ14
が伸び、テンションが低下し、この現象によってレジず
れが所定の程度悪化したとき、すなわち、初期に対する
ある時点の張力の減少度を、それぞれについて計測した
張架バネ14の張力の比較によって導出し、張力の減少
分が第2の所定値(第2の閾値)に達するような張力を
計測した時点で寿命警告の必要状態とする。また、張力
の減少分が上述の第2の所定値ほどではないがそれより
も幾分程度のよい第1の所定値(第1の閾値)に達した
ときを寿命予告の必要状態とする。
【0056】圧力センサ10により計測した張架バネ1
4の張力の初期値はメモリMbに記憶しておき、それ以
後においては、メモリMbに記憶された初期値を読み込
み、その値を用いて初期に対して張力が所定の値だけ減
少したときの張架バネ14の張力を計算し、その計算値
以下の張力が計測された時点を寿命警告必要状態とする
ものである。
【0057】具体的には、中間転写ベルト6a単体の寿
命は、4色間の色ずれの最大値が200μmになり、画
像部と非画像部の境界におけるレジずれが目視で確認で
きるようになったときとする。また、4色間の色ずれの
最大値が150μmになり、細線の画像が色ずれによっ
て分離するようになった時点で寿命予告を出す。バネ定
数100(N/m)の張架バネ14の初期に対する張力
の減少分と4色間のレジずれの最大値の関係の一例を図
7に示す。図7に従って張架バネ14の張力が初期に対
して0.30N減少した時点を警告必要状態とし、張架
バネ14の張力が初期に対して0.18N減少した時点
を寿命予告必要状態とする。
【0058】なお、本実施の形態では、ユニットB内に
圧力センサ10を設けたが、この圧力センサ10の代わ
りに、張架ローラ6cの伸縮に合わせて伸縮するバネ
と、その張力を検知する圧力センサとを画像形成装置本
体側に設けることもできる。この場合には、ユニットB
を交換した場合でも、圧力センサを交換する必要がなく
なる。
【0059】本実施の形態によると、前述の実施の形態
1,2と同様、中間転写ベルト6aの伸びを精度よく検
知して、中間転写ベルト6aの実際の交換時期を好適に
決定することができる。
【0060】<実施の形態4>図4に、本実施の形態に
係る画像形成装置の一例を示す。なお、同図では、上述
の図2,図3と同様、上半部に本実施の形態の画像形成
装置の全体構成を示す縦断面図を、また下半部に伸び検
知手段の拡大図を図示している。本実施の形態は、上述
の実施の形態1,2,3とは、中間転写ベルト6aの伸
びを検知するための伸び検知手段、及びユニットDの構
成が異なる。以下では異なる構成の説明を主に行い、他
の同様な構成については、同じ符号を付して適宜省略す
るものとする。
【0061】本実施の形態においては、伸び検知手段
は、可動部材を構成する張架ローラ6c及び張架バネ1
4と、第4のセンサとしての光学センサ8と、第4の制
御手段24とによって構成されている。
【0062】図4に示す画像形成装置において、中間転
写ベルト6eは、PI,PC,PVDF,ETFE,P
ET,PC/PAT,ETFE/PC,ETFE/PA
T,PC/PATなどの合成樹脂を無端状に形成したも
のである。中間転写ベルト6eの上方に配置されたメモ
リMcは、後述の光学センサ8aによる計測結果の情報
と、感光ドラム1の積算回転数とを保存するメモリであ
る。
【0063】本実施の形態では、感光ドラム1,帯電ロ
ーラ2,クリーニング装置13,中間転写ベルト6e,
一次転写ローラ7a,駆動ローラ6b,張架ローラ6
c,メモリMcは一体化されてユニット(第2のユニッ
ト)Dを構成している。このユニットDは、寿命による
交換等に備えて、画像形成本体に対して着脱が容易な構
成となっている。
【0064】中間転写ベルト6eは、駆動ローラ6b
と、張架バネ14によって中間転写ベルト6eを張る方
向に付勢された張架ローラ6cとを含む、2本のローラ
に張架されており、中間転写ベルト6eが環境や使用時
間などによって伸縮すると、それに合わせて張架ローラ
6cの位置が変動する構成となっている。光学センサ8
は、前述の実施の形態2(図2)のものと同様であり、
中間転写ベルト6eの伸縮を、それに伴う張架ローラ6
cの変位から計測できるように、画像形成装置本体に対
するユニットDの装着時に張架ローラ6cの変位方向の
延長上に位置するように、画像形成装置本体側に配設さ
れている。また、光学センサ8は、第4の制御手段24
に接続されている。なお第4の制御手段24は、図2に
示す実施の形態2の第2の制御手段22と同様である。
【0065】上述構成の伸び検知手段の動作について説
明する。
【0066】中間転写ベルト6eの寿命は、初期に対し
て、中間転写ベルト6eの伸長に合わせて張架バネ14
が伸び、テンションが低下し、この現象によってレジず
れが所定の程度悪化した時点、すなわち、ある時点の初
期に対する伸長度を、それぞれについて計測した光学セ
ンサ8からの距離の比較によって導出し、伸長度が第2
の所定値(第2の閾値)に達した時点を寿命警告必要状
態とする。また、伸長度が上述の第2の所定値ほどでは
ないがそれよりも幾分程度のよい第1の所定値(第1の
閾値)に達したときを寿命予告の必要状態とする。
【0067】光学センサ8は、実施の形態2と同様に、
光学センサ8から中間転写ベルト6eまでの距離を検知
することができる。初期値はメモリMcに記憶してお
き、それ以後においては、メモリMcに記憶された初期
値を読み込み、その値を用いて初期に対して所定の伸長
度が達成されるような距離を計算し、その計算値以上の
距離が計測された時点を警告必要状態とする。
【0068】具体的には、中間転写ベルト6e単体の寿
命は、4色間の色ずれの最大値が200μmになり、画
像部と非画像部の境界におけるレジずれが目視で確認で
きるようになったときとする。また、4色間の色ずれの
最大値が150μmになり、細線の画像が色ずれによっ
て分離するようになった時点で予告を出す。中間転写ベ
ルト6eの初期に対する伸びと4色間のレジずれの最大
値の関係の一例を図8に示す。図8に従って中間転写ベ
ルト6eが初期値に対して5.0mm伸びた時点、すな
わち光学センサ8からの距離が初期値に対して2.5m
m縮まった時点を警告必要状態とし、中間転写ベルト6
eが初期値に対して3.8mm伸びた時点、すなわち光
学センサ8からの距離が初期値に対して1.9mm縮ま
った時点を予告必要状態とする。
【0069】なお、中間転写ベルト6eの寿命が感光ド
ラム1の寿命に対して短くなるように、例えば長寿命な
A−Siからなる感光体(光導電体)を用いた感光ドラ
ムと、ETFEからなる中間転写ベルトとを採用する
と、感光ドラムを寿命に対して十分使いきることなく交
換してしまうことになり、無駄である。この逆に、感光
ドラムの寿命よりも中間転写ベルトの寿命の方が長い場
合も同様の無駄である。
【0070】そこで本実施の形態では、中間転写ベルト
の寿命が感光ドラムのそれと同等あるいは少し長くなる
ように、感光ドラムとして比較的短寿命なOPCからな
る光導電体を用いた感光ドラムと、ETFEからなる中
間転写ベルトとを採用することによって、どちらも寿命
に対して無駄なく使いきれるようにした。
【0071】また、中間転写ベルトの寿命を検知する手
段として実施の形態1,3で採用した手段を用いること
によっても、本実施の形態は実現することができる。
【0072】本実施の形態によると、上述の実施の形態
1〜3と同様に、中間転写ベルトの伸びを精度よく検知
して、中間転写ベルトの実際の交換時期を好適に決定す
ることができる、という効果に加えて、さらに中間転写
ベルトと感光ドラムとが同じユニットDを構成している
ので、これらを同時に交換することができ、それぞれが
別なユニットを構成している場合に比して、交換頻度を
少なくすることができる、という効果を奏する。
【0073】以上では、中間転写ベルトがユニットB又
はユニットDの一部を構成する場合を例に説明したが、
必ずしもユニットB又はユニットDを構成する必要はな
い。この場合でも、中間転写ベルトの寿命を精度よく検
知してこれを報知することが可能であり、極めて有効で
ある。
【0074】以上の説明では、画像形成装置が4色フル
カラーの場合を例に説明したが、本発明は、これに限定
されるものではなく、例えば黒と赤の2色の画像形成装
置、さらには黒のみ(単色)の画像形成装置に対しても
適用することができる。さらに、以上の説明では、本発
明が中間転写ベルト6aを有する画像形成装置に適用さ
れた例を説明したが、本発明はこれに限らず、中間転写
ベルトに代えて搬送ベルトを有する画像形成装置にも、
適用することが可能である。すなわち、画像形成対象と
なる転写材Pを搬送ベルト表面に担持して、この転写材
Pに感光ドラム(像担持体)上のトナー像を直接的に転
写する方式の画像形成装置に対しても基本的な構成はほ
ぼそのままで適用することができる。この場合において
も、上述とほぼ同様の効果を奏することができる。
【0075】このように、本発明は、中間転写ベルトや
搬送ベルトを有する画像形成装置であれば、いずれの画
像形成装置の対しても適用することができる。例えば、
電子写真方式の複写機,プリンタ,ファクシミリはもち
ろん、静電記録方式の画像形成装置に対しても有効であ
る。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
使用に伴って伸びが発生しやすい中間転写ベルトを使用
した場合であっても、その伸びを精度よく検知して適宜
な時期に寿命予告、寿命警告を出すようにすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図である。
【図2】実施の形態2の画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図である。
【図3】実施の形態3の画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図である。
【図4】実施の形態4の画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図である。
【図5】中間転写ベルトの初期に対する伸び率と4色間
のレジずれの最大値との関係を示す図である。
【図6】張架ローラの初期に対する変位と4色間のレジ
ずれの最大値との関係を示す図である。
【図7】中間転写ベルトの張架バネの張力の初期に対す
る減少分と4色間のレジずれの最大値との関係を示す図
である。
【図8】中間転写ベルトの初期に対する伸びと4色間の
レジずれの最大値との関係を示す図である。
【図9】従来の、中間転写ベルトの回転数を検知するこ
とで中間転写ベルトの寿命検知を行っていた画像形成装
置の概略構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 像担持体(感光ドラム) 5 第1のセンサ(光学センサ) 5a 検知基準(位置検知部材) 6a,6e 中間転写ベルト 6b ローラ(駆動ローラ) 6c 可動部材(張架ローラ) 14 加圧部材(張架バネ) 21 第1の制御手段 22 第2の制御手段 23 第3の制御手段 24 第4の制御手段 B 第1のユニット(ユニット) D 第2のユニット(ユニット) P 転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA38 DA45 DE02 DE03 DE07 DE09 DE10 EB06 GB07 HB02 HB15 2H200 FA12 GA16 GA18 GA23 GA34 GA47 GA49 GB11 GB22 GB25 HA02 HA28 HB12 JA02 JC03 JC07 JC09 JC12 JC13 JC15 JC19 JC20 LA17 LA38 LB02 LB12 MA04 MA20 PA27 PB15 PB24 PB25 PB26 PB33 PB34 PB37 PB39

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のローラに掛け渡された無端状の中
    間転写ベルトを備え、像担持体上に形成されたトナー像
    が前記中間転写ベルトに一旦、転写された後、前記中間
    転写ベルトから転写材Pに転写される画像形成装置にお
    いて、 使用に伴う前記中間転写ベルトの伸び量を検知する伸び
    検知手段と、 前記伸び検知手段が検知した前記伸び量が、あらかじめ
    設定されている閾値に達したときにこのことを報知する
    報知手段と、を備える、ことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記閾値が第1の閾値と第2の閾値とを
    有し、 前記報知手段は、前記伸び量が前記第1の閾値に達した
    ときに、前記中間転写ベルトの寿命が近いことを報知す
    る寿命予告を行い、前記伸び量が第2の閾値に達したと
    きに、前記中間転写ベルトが寿命に達したことを報知す
    る寿命警告を行う、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記伸び検知手段は、前記中間転写ベル
    トに設けられた検知基準と、前記検知基準を検知する第
    1のセンサと、前記中間転写ベルトの回転に伴って前記
    第1のセンサが前記検知基準を検知してから次に検知す
    るまでの時間間隔に基づいて前記中間転写ベルトの伸び
    量を推定する第1の制御手段と、を備える、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記伸び検知手段は、前記中間転写ベル
    トに当接されるとともに前記中間転写ベルトの伸びに対
    応して移動する可動部材と、前記可動部材の移動量を検
    知する第2のセンサと、前記第2のセンサが検知する前
    記可動部材の移動量に基づいて前記中間転写ベルトの伸
    び量を推定する第2の制御手段と、を備える、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記伸び検知手段は、前記中間転写ベル
    トに当接されるとともに前記中間転写ベルトの伸びに対
    応して移動する可動部材と、前記可動部材に接続される
    とともに前記可動部材の移動量に応じて加圧力が変化す
    る加圧部材と、前記加圧部材の加圧を検知する第3のセ
    ンサと、前記第3のセンサが検知する前記加圧部材の加
    圧力に基づいて前記中間転写ベルトの伸び量を推定する
    第3の制御手段と、を備える、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記中間転写ベルトは、前記中間転写ベ
    ルトが掛け渡される前記複数のローラとともに、画像形
    成装置本体に対して着脱自在な第1のユニットを構成す
    る、 ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記
    載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記中間転写ベルトは、前記中間転写ベ
    ルトが掛け渡される前記複数のローラ及び前記像担持体
    とともに、画像形成装置本体に対して着脱自在な第2の
    ユニットを構成する、 ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記
    載の画像形成装置。
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