JP2011133628A - 眼鏡 - Google Patents
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Abstract
【課題】
簡単な構造で、多焦点レンズにも対応可能な傾斜角度調整機能付きで、且つ、レンズ保護機能も有する眼鏡の提供。
【解決手段】
レンズフレーム(10)が、吊下げ支持用フレーム(20)の前方に位置し、互いに中央ワタリ部(32,30)で連結され、そして、前記レンズフレームが直立した状態から後方にほぼ180度回動し、レンズ表面(11)が裏面側(B)に来るように設け、折り畳まれたテンプル(40)によりレンズ表面が保護される様にし、更に、前記レンズフレームが直立した状態から後方にほぼ180度回動する間、任意の位置又は決められた位置で停止状態が保持出来るように設けた。
【選択図】図1
簡単な構造で、多焦点レンズにも対応可能な傾斜角度調整機能付きで、且つ、レンズ保護機能も有する眼鏡の提供。
【解決手段】
レンズフレーム(10)が、吊下げ支持用フレーム(20)の前方に位置し、互いに中央ワタリ部(32,30)で連結され、そして、前記レンズフレームが直立した状態から後方にほぼ180度回動し、レンズ表面(11)が裏面側(B)に来るように設け、折り畳まれたテンプル(40)によりレンズ表面が保護される様にし、更に、前記レンズフレームが直立した状態から後方にほぼ180度回動する間、任意の位置又は決められた位置で停止状態が保持出来るように設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、レンズ保護機能付き眼鏡及びそれに付随した傾斜角度調整機能を有する多焦点用眼鏡にも関する。
従来、レンズ保護眼鏡としてそのテンプルを使用し眼鏡レンズの表面を傷等から守る為に提案された眼鏡がある。例えば、(1)特公昭52−20270号の様に、ブリッジの中央部を回転させて、そのV型突出部を山の切込みに嵌合したものや、(2)実公平01−32024号のように、ツルをケース化し智部を支軸にして180度回動可能にしてレンズをカバーした物や、(3)特許3087175号の様に、テンプル先端部鉤型にしてテンプルを折り畳んだ時に該先端部がフロントから突出してレンズを保護するようにした物があった。
しかしながら、上記(1)の特公昭52−20270号に於いては、中央ブリッジの回転部に於いて、V型突出部と山の切り込みの回動がスムーズに廻り難く、且つ折り畳んだ時嵩張ってしまった。
又、上記(2)の実公平01−32024号に於いては、収納携帯には便利であるが、実際に掛ける場合耳掛け部分が太く掛け難く、見栄えも悪かった。
そして、上記(3)の特許3087175号の場合は、机上に置いておく場合は良いが、携帯する場合、特に衣服に入れて持ち運ぶ場合突出部が邪魔になり衣服に引っ掛かり損傷してしまう事も生じてしまった。又、上記何れの技術にもフロントフレームが傾斜して傾斜角度を調整出来る多焦点用眼鏡の機能は付いていない。
そこで本発明に於いては、上記課題を解決する為に、レンズフレームが、吊下げ支持用フレームの前方に位置し、互いに中央ワタリ部で連結され、そして、前記レンズフレームが直立した状態から後方にほぼ180度回動し、レンズ表面が裏面側に来るように設け、そして、折り畳まれたテンプルによりレンズ表面が保護される様にし、更に、前記レンズフレームが直立した状態から後方にほぼ180度回動する間、任意の位置又は決められた位置で停止状態が保持出来るように設けた。
そして、レンズフレームが、吊下げ支持用フレームの後方に位置し、互いに中央ワタリ部で連結され、そして、前記レンズフレームが直立した状態から後方にほぼ180度回動し、レンズ表面が裏面側に来るように設け、折り畳まれたテンプルによりレンズ表面が保護される様にし、更に、前記レンズフレームが直立した状態から後方にほぼ180度回動する間、任意の位置又は決められた位置で停止状態が保持出来るように設けた。
次に、少なくとも一枚以上のレンズを有するレンズフレームと該レンズフレーム長軸方向にほぼ平行に延び左右後端部にテンプルが接続可能な吊り下げ支持用フレームとが、前記レンズフレームが吊下げ支持用フレームの前方になる様な状態に配置され、そして、該吊り下げ支持用フレーム上辺中央ワタリ部で前記レンズフレームと互いに回動可能な状態に連結され、そして、前記レンズフレームが吊下げ支持用フレーム長軸方向に平行な軸を中心として前方から後方へ、ほぼ180度の範囲内で摩擦力を持って回動可能にされ、且つ、前記180度の範囲内の任意の位置、又は決められた位置で停止状態が保持出来るようにし、 そして、前記レンズフレームが回動しレンズ表面が裏面側に来るようになった時、折り畳まれたテンプルによりレンズ表面が保護される様に設けた。
上記手段を採用する事により、従来の様にレンズ裏面でテンプルを折り畳む事も可能であり、更に、レンズ表面でテンプルを折り畳み、レンズを保護する事も出来、その結果、テンプルの干渉もなく折り畳め、嵩張らずに済む。更に、衣服に入れ携帯する場合も引っ掛かる事無くスムーズに出し入れが可能で、確実にレンズの保護も出来る事となった。又、レンズフレームが直立した状態から後方にほぼ180度の範囲内で、停止状態が保持できる機能、即ち、傾斜角度調整機能が出来る事により、多焦点用眼鏡枠として大いに利用可能である。又、見栄えも悪くなく、デザインの応用範囲も広い。
レンズフレームが、吊下げ支持用フレームの前方に位置し、互いに中央ワタリ部で連結され、そして、前記レンズフレームが直立した状態から後方にほぼ180度回動し、レンズ表面が裏面側に来るように設け、折り畳まれたテンプルによりレンズ表面が保護される様にし、更に、前記レンズフレームが直立した状態から後方にほぼ180度回動する間、任意の位置又は決められた位置で停止状態が保持出来るように設けた。
図1は本発明の実施例の要部側面図であり、レンズフレーム10が、吊下げ支持用フレーム20の前方に位置し、互いに中央ワタリ部30、32で連結され、そして、前記レンズフレームが直立した状態から後方にほぼ180度回動し、レンズ表面11が裏面側Bに来るように設けられた状態を表しており、前記180度回動の際は、任意の位置、即ち、どの位置でも停止状態を保持できる様に、摩擦力を持って回動可能な様に連結部で連結されている。そして、180度回転されて、T2の位置になった時、テンプル40を折り畳むとレンズ表面11の前にテンプルが折り畳まれレンズ保護の役目を果たす。又、T1の位置で使用する場合は、多焦点レンズ用の眼鏡として下方視野の途切れが無い様に機能性を発揮する。勿論、レンズフレームが通常の直立した状態、T1の位置の場合、T2の位置の場合、それぞれの決まった位置でのみ停止状態を保持できる様にしても良い。
次に図2は、本発明の実施例の図1の要部平面図であり、レンズフレーム10,10が吊り下げ支持用フレーム20,20の前方に位置した状態から、互いに連結されているワタリ部30,32で、この場合は、レンズフレーム10,10のワタリ32を回動軸とし、吊下げ支持用フレーム20,20のワタリ部30を軸受けとして後方へ回動し、レンズ表面11が裏面側にくる様にされる。勿論、軸受けをレンズフレームのワタリ部に設け、回動軸を吊り下げ支持用フレームのワタリ部に設けても良い。そして、テンプル40,40が内側に折り畳まれる。このレンズフレームと吊下げ支持用フレームの関係は相対的であるので、テンプルを後方から前方に回転させても同じ様になる。
図3は本発明の他の実施例の要部側面図であり、この場合は、レンズフレーム10aが、吊下げ支持用フレームフロント部20aの後方に位置し、互いに中央ワタリ部で連結され、そして、前記レンズフレームが直立した状態から後方にほぼ180度回動し、レンズ表面11aが裏面側B2に来るように設けられている。そして、前記180度回動の際は、任意の位置、即ち、どの位置でも停止状態を保持できる様に、摩擦力を持って回動可能な様に連結部で連結されている。そして、180度回転されて、T2の位置になった時、テンプル40を折り畳むとレンズ表面11の前にテンプルが折り畳まれレンズ保護の役目を果たす。又、T1の位置で使用する場合は、多焦点レンズ用の眼鏡として下方視野の途切れが無い様に機能性を発揮する。
図4は図3の場合の要部平面図であり、レンズフレーム10aが、吊下げ支持用フレームフロント部20aの後方に位置し、互いに中央ワタリ部30a,32aで連結され、そして、前記レンズフレームが直立した状態から後方にほぼ180度回動し、レンズ表面11aが裏面側B2に来るように設けられている。そして、前記180度回動の際は、任意の位置、即ち、どの位置でも停止状態を保持できる様に、摩擦力を持って回動可能な様に連結部で連結されている。そして、180度回転されて、テンプル40aを折り畳むとレンズ表面11aの前にテンプルが折り畳まれレンズ保護の役目を果たす。
図5は本発明の実施例のレンズフレーム10c、10cが、吊下げ支持用フレーム20c、20cの前方に位置し、互いに中央ワタリ部30c、32cで連結され、そして、前記レンズフレームが直立した状態から後方にほぼ180度回動し、レンズ表面が裏面側に来るように設けられた場合の要部斜視図であり、この状態から矢印Q方向に回転又は回動する。又、ノーズパッド50、はレンズフレーム10c、10c側に設けられていた方が好ましい。
図6は図5の状態からレンズフレーム10cを180度回動させ、そしてテンプル40b、40bを折り畳み、レンズ表面を手前にした全体斜視図である。この状態で机上に置く場合はテンプル40b、40bにより、レンズが保護される。又、衣服に入れる場合もレンズ表面が保護される。
又、多焦点眼鏡としては、眼鏡を掛けた状態で、片手でレンズフレーム下方の左右縁どちらかを手前に少し回転させるだけで、自分の好みの角度だけ傾斜出来、読書、手元の細かい作業・仕事、書類調べ等に非常に有用である。
又、上記ワタリ部の回動機構の構造は、どのような構造でも構わない、例えば、その様な周知の技術としては、登録実用新案第3077581号の図7(本図面番号では図7)の様に、回転パイプの穴に挿通しているアーム線材を回転パイプの穴内周面との摩擦を起させ任意の位置でサングラスを停止させる回動機構や、同じく特開平10−197833号の図2、図3、図4、図5(本図面では、図8〜11)の様に円柱状の軸受けの中芯穴に線状回動体を嵌め込み停止保持を図った回動機構や、同じく特開2003−241149号の図3(本図面では、図12)の様に金属製パイプに金属線を嵌め曲げプレスにより塑性変形させ摩擦力を持って金属線を回動させる機構などの構造も周知で利用可能である。
又、回動機構としてバネとパイプ軸受け、そして線材軸等を利用しても良く、例えば、登録実用新案第3121730号の図5(本図面では図13)の様に、回転軸ホルダーと回転軸、及び弾性体で摩擦力と得て無段階可動固定動作機構のような構造でも良く、又、回動機構として丁番を使用したものとしては、実開平02−51316号や登録実用新案第3026191号(何れも図示なし)のような機構でも良い。勿論、跳ね上げの場合とは違って反対側に、即ち顔面側に回すので構造的には反対の構造になる。
そして、又、回動させる際は、段階的に停止させる様な手段を設けても良い。勿論、新しい構造の回動機構でも構わない。
多焦点用の眼鏡のみならず、車のダッシュボードに置きっ放しになるサングラスや、一寸掛けて直ぐ外しておく老眼鏡にも大いに使用出来、応用の幅は広い。
(図1〜図6迄は、以下の符号で、図7〜13は異なる)
10 レンズフレーム
11 レンズ表面
20 吊り下げ用支持フレーム
20b 吊下げ支持用フレームヨロイ部
30 軸受け
32 回動軸
40 テンプル
50 ノーズパッド
B 裏面側
10 レンズフレーム
11 レンズ表面
20 吊り下げ用支持フレーム
20b 吊下げ支持用フレームヨロイ部
30 軸受け
32 回動軸
40 テンプル
50 ノーズパッド
B 裏面側
Claims (7)
- レンズフレームが、吊下げ支持用フレームの前方に位置し、互いに中央ワタリ部で連結され、そして、前記レンズフレームが直立した状態から後方にほぼ180度回動し、レンズ表面が裏面側に来るように設けられた事を特徴とする眼鏡。
- レンズフレームが、吊下げ支持用フレームフロント部の後方に位置し、互いに中央ワタリ部で連結され、そして、前記レンズフレームが直立した状態から後方にほぼ180度回動し、レンズ表面が裏面側に来るように設けられた事を特徴とする眼鏡。
- 前記レンズフレームが回動しレンズ表面が裏面側に来るようになった時、折り畳まれたテンプルによりレンズ表面が保護される様に設けられた事を特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載の眼鏡。
- 前記レンズフレームが直立した状態から後方にほぼ180度回動する間、任意の位置又は決められた位置で停止状態が保持出来るように設けられた事を特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載の眼鏡。
- 少なくとも一枚以上のレンズを有するレンズフレームと該レンズフレーム長軸方向にほぼ平行に延び左右後端部にテンプルが接続可能な吊り下げ支持用フレームとが、前記レンズフレームが吊下げ支持用フレームの前方になる様な状態に配置され、そして、該吊り下げ支持用フレーム上辺中央ワタリ部で前記レンズフレームと互いに回動可能な状態に連結され、そして、前記レンズフレームが吊下げ支持用フレーム長軸方向に平行な軸を中心として前方から後方へ、ほぼ180度の範囲内で摩擦力を持って回動可能にされ、且つ、前記180度の範囲内の任意の位置、又は決められた位置で停止状態が保持出来るようにされた事を特徴とする眼鏡。
- 前記レンズフレームが回動しレンズ表面が裏面側に来るようになった時、折り畳まれたテンプルによりレンズ表面が保護される様に設けられた事を特徴とする請求項5に記載の眼鏡。
- ノーズ足部、ノーズパッドが前記レンズフレーム側に設けられた事を特徴とする請求項1又は2若しくは5の何れか1項に記載の眼鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009292216A JP2011133628A (ja) | 2009-12-24 | 2009-12-24 | 眼鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009292216A JP2011133628A (ja) | 2009-12-24 | 2009-12-24 | 眼鏡 |
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JP2011133628A true JP2011133628A (ja) | 2011-07-07 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018503140A (ja) * | 2014-11-24 | 2018-02-01 | ジャンフィリッポ パリアッチ | 衝撃又は摩擦からレンズを保護する閉位置を有する眼鏡フレーム |
-
2009
- 2009-12-24 JP JP2009292216A patent/JP2011133628A/ja active Pending
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JP2018503140A (ja) * | 2014-11-24 | 2018-02-01 | ジャンフィリッポ パリアッチ | 衝撃又は摩擦からレンズを保護する閉位置を有する眼鏡フレーム |
JP2021056534A (ja) * | 2014-11-24 | 2021-04-08 | ジャンフィリッポ パリアッチ | 衝撃又は摩擦からレンズを保護する閉位置を有する眼鏡フレーム |
JP7306657B2 (ja) | 2014-11-24 | 2023-07-11 | ジャンフィリッポ パリアッチ | 衝撃又は摩擦からレンズを保護する閉位置を有する眼鏡フレーム |
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