JP2011133358A - 第一日車と第二日車を含むカレンダ機構付き時計 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のカレンダ機構付き時計は、一の位を表示する第一日車512と、第一日ジャンパ514と、十の位を表示することができ、単独で1桁の日付を表示する第二日車522と、第二日ジャンパ524とを備える。第一日文字表示面512fには、日付のうちの一の位を表示する数字が設けられる。第二日文字表示面522fには、単独で1桁の日付を表示する数字が設けられ、かつ、十の位だけを表示する数字が設けられる。第二日車522には窓部が形成される。第二日文字表示面522fは、第一日文字表示面512fよりも文字板404に近い位置に配置される。
【選択図】 図1
Description
従来の第一タイプのカレンダ機構においては、日付のうちの一の位を表示する第一日車と、第一日車の回転方向の位置を規正するための第一日ジャンパと、日付のうちの十の位を表示する第二日車と、第二日車の回転方向の位置を規正するための第二日ジャンパと、第一日車の回転に基づいて回転して第二日車を回転させることができる日中間車とを備えている。第一日車は、内歯として形成された31個の第一日車歯部と、内歯として形成された4個のカレンダ送り歯)とを含む。カレンダ送り歯は、基準となる第1カレンダ送り歯と、第2カレンダ送り歯と、第3カレンダ送り歯と、第4カレンダ送り歯とからなり、それぞれのカレンダ送り歯は、第一日車を第一方向に送るための正転送り部と、第一日車を、前記第一方向と反対の第二方向に送るための逆転送り部とを備えている(下記特許文献1参照)。
従来の第二タイプのカレンダ機構においては、「0」から「3」までの、または「1」から「3」までに空白を加えた目盛りを記した4位置を有し、10日毎に進んで10の位を表示する部材と、24時間毎に進んで1の位を表示する部材とを含む。1の位を表示する部材は、31位置を取ることができ、「0」から「9」まで連続して並ぶ目盛りが、3つ連続して取付けられている。その目盛りの1つは、「0」と「1」の間に追加の「1」が挿入されている(下記特許文献2参照)。
従来の第三タイプのカレンダ機構においては、大型窓を有する文字盤と、1つの「1」の数字と、3組の「1」から「9」および「0」の数字を含む31個の数字を配置し、かつ4本の歯を設けた1の位用回転体(すなわち、第一日車)を備え、さらに、4本の歯を有する10の位用星形板と、「0」、「1」、「2」、「3」の数字を配置した10の位用回転体(すなわち、第二日車)を備えている。1の位用回転体(すなわち、第一日車)が、直接、10の位用回転体(すなわち、第二日車)を回転させている(下記特許文献3参照)。
従来の第四タイプのカレンダ機構においては、「0」から「9」の連続数字を周縁環上に配置した日付の一の位を表示する回転ディスクと、「0」、「1」、「2」、「3」、「3」の順番に並ぶ数字を周縁環上に配置した日付の十の位を表示する回転ディスクとを備えている。日付の十の位を表示する回転ディスクは、9日の夜、19日の夜、29日の夜、30日の夜、及び31日の夜に、その時点の位置から次の位置に移動する。日付の一の位を表示する回転ディスクは、31日の夜以外の毎日の夜に、ある位置から次の位置に移動する(下記特許文献4参照)。
従来の第五タイプのカレンダ機構においては、日付の一の位を表示する第一表示装置と、日付の十の位を表示する第二表示装置とを備えている。第一表示装置と第二表示装置はプログラム歯車セットにより駆動され、日にち歯車はワンステップ前進する。プログラム歯車セットの日にち歯車は、日にちが変わる間、レバーのピークにより駆動される。日にちが変わる間の期間は、前記ピークは、日にち歯車の第1歯と第2歯との間に係合する。日にちが変わる時は、前記ピークは、日にち歯車の第1歯と第2歯の係合から外れ、日にち歯車の第2歯と第3歯の間に入り、日にち歯車はワンステップ前進する(下記特許文献5参照)。
従来の第六タイプのカレンダ機構においては、第一の動体が日付の一の位、ならびに完全な1から9までの日付を表示し、第二の動体が日付の十の位、ならびに完全なままの30日および/または31日を表示するように構成されている。一の位のリングの動体は、駆動用突起部を備える。この駆動用突起部により、十の位のリングの動体を作動させることができる(下記特許文献6参照)。
従来の第七タイプのカレンダ機構においては、十位日付表示孔にのみ十位の数字を表示させる通常十位目盛と、十位日付表示孔に十位の数字を表示させるとともに、一位日付表示孔に一位の数字を表示させる双表示目盛とを備えている。一位日板は、5つの十位駆動歯を備える。十位日車は、十位駆動歯により回転駆動される(下記特許文献7参照)。
また、本発明により、カレンダ機構付き時計を製造するためにベースとなるムーブメントを変更する規模を小さくすることが可能となり、多くのムーブメントの構成部品を兼用で使用することができる。
さらに、本発明のカレンダ機構付き時計は、ムーブメントの構成部品の構造が簡単であり、部品の製造と組み立てが容易である。
(1)本発明のカレンダ機構付き時計の構造
(1・1)ムーブメントの全体構成
図1〜図3、図22を参照すると、本発明のカレンダ機構付き時計の実施形態において、ムーブメント400はアナログ電子時計で構成される。ムーブメント400は、ムーブメント400の基板を構成する地板402と、日車押え502とを含む。文字板404がムーブメント400に取付けられる。文字板404はムーブメント400のガラス側に取付けられる。ムーブメント400において、「表側」とは、地板402の両面のうちで、文字板404から遠い方の側、すなわち、「裏蓋側」を示す。ムーブメント400において、「裏側」とは、地板402の両面のうちで、文字板404に近い方の側、すなわち、「文字板側」を示す。日車押え502は、ムーブメント400において、「裏側」に配置される。巻真410が、地板402に回転可能に組み込まれる。つづみ472が巻真410の回転軸線と同一の回転軸線を有するように配置される。切換装置・規正装置は、巻真410と、規正レバー468と、電池プラス端子662の巻真位置決め部662fとを含む。切換装置は、ムーブメント400において、「表側」に配置される。切換装置は、ムーブメント400において、「裏側」に配置することもできる。
以下に、ムーブメントの表側の構成について説明する。図2、図3、図21を参照すると、ムーブメント400において、時計の動力源を構成する電池440が、地板402の裏蓋側(表側)に配置される。時計の源振を構成する水晶ユニット650が地板402の裏蓋側に配置される。例えば、32,768ヘルツで発振する水晶振動子が、水晶ユニット650に収容されている。水晶振動子の振動に基づいて基準信号を出力する発振部(オシレータ)602と、発振部602の出力信号を分周して、ステップモータの動作の制御を行う分周制御部604と、分周制御部604の出力信号に基づいてステップモータを駆動するモータ駆動信号を出力するモータ駆動部(ドライバ)606とが、集積回路(IC)654に内蔵されている。集積回路654は、例えば、C−MOS又はPLAで構成される。集積回路654をC−MOSで構成した場合には、発振部602と、分周制御部604と、モータ駆動部606とは、集積回路654に内蔵される。集積回路(IC)654をPLAで構成した場合には、発振部602と、分周制御部604と、モータ駆動部606とは、PLAに記憶されているプログラムにより動作するように構成される。
以下に、時表示輪列の構成について説明する。図1、図3、図21を参照すると、ムーブメント400において、筒車480は筒歯車480aと、日送り歯車480bとを含む。筒車480は12時間に1回転するように構成される。時針464が筒車480に取付けられる。筒車480に取り付けた時針464により、1周が12時間となる「12時制」で「時」を表示する。
以下に、切換機構、針合わせ機構の構成について説明する。図2および図22を参照すると、ムーブメント400において、巻真410が、地板402に回転可能に組み込まれる。巻真410は、先端側から順に形成された先端軸部410aと、第1角部410bと、第1軸部410cと、規正作動軸部410dと、第2軸部410eと、第2角部410fと、第3軸部410gと、第1そろばん玉部410hと、第2そろばん玉部410jと、元軸部410kとを含む。巻真410の先端軸部410aは、地板402の巻真先端穴に対して回転可能なように組み込まれる。巻真410の元軸部410kは、地板402の巻真元穴に対して回転可能なように組み込まれる。第1そろばん玉部410hの外径は、第2そろばん玉部410jの外径より大きいように構成するのがよい。
以下に、第一日車送り機構の構成について説明する。図1〜図4および図21を参照すると、ムーブメント400において、日送り機構は、日回し車510と、第一日ジャンパ514とを含む。日回し車510は、日回し歯車510cと、日回し爪510dとを含む。筒車480の日送り歯車480bは、日回し歯車510cと噛み合う。筒車480が回転することにより、日回し車510が24時間で1回転するように構成される。第一日車512が地板402に回転可能に組み込まれる。第一日ジャンパ514は地板402に組み込まれる。第一日ジャンパ514は、ばね部514bと、ばね部の先端に設けられた規正部514c、514dとを含む。第一日ジャンパ514の規正部514c、514dは第一日車512の歯部を規正する。日回し車510が回転することにより、第一日車512が、1日に1度、1ピッチ(1歯)分だけ回転するように構成される。
(1・6・1)第一日車、第二日車の構成
以下に、本発明のカレンダ機構付き時計のカレンダ機構の構成について説明する。
(あ)カレンダ機構の配置
図4は、本発明のカレンダ機構付き時計において、第一日車512を正方向(反時計回り方向)に回転させようとしている状態における、文字板側から見たムーブメント400の裏側の構造を示す部分平面図である。図3、図4および図21を参照すると、ムーブメント400は、筒車480の回転により回転する日回し車510と、日付のうちの一の位を表示する第一日車512と、第一日車512の回転方向の位置を規正するための第一日ジャンパ514と、日付のうちの十の位を表示する第二日車522と、第二日車522の回転方向の位置を規正するための第二日ジャンパ524と、第一日車512の回転に基づいて回転して第二日車522を回転させることができる日中間車530とを備える。
図5を参照すると、文字板404の12時位置に日窓404fが形成される構成の場合、第一日車512はリング形状の第一日文字表示面512fを備える。第一日車512は、内歯として形成された31個の第一日車歯部516と、内歯として形成された12個のカレンダ送り歯518とを含む。第一日車歯部516の歯先円の直径は、カレンダ送り歯518の歯先円の直径より小さい。第一日車歯部516は、等しい角度の間隔、すなわち(360/31)度の間隔で形成される。
図9を参照すると、文字板404の6時位置に日窓404gが形成される構成の場合、第一日車552はリング形状の第一日文字表示面552fを備える。第一日車552は、内歯として形成された31個の第一日車歯部556と、内歯として形成された12個のカレンダ送り歯558とを含む。第一日車歯部556は、等しい角度の間隔、すなわち(360/31)度の間隔で形成される。カレンダ送り歯558は、(360/31)度の角度間隔で形成された10個のカレンダ送り歯、即ち、第1カレンダ送り歯558bから第10カレンダ送り歯558kと、第10カレンダ送り歯558kを基準として、第1カレンダ送り歯558bが配置された方向と反対の第1の方向(すなわち、時計回り方向)に(360*10/31)度の角度間隔で形成された第11カレンダ送り歯558mと、第11カレンダ送り歯558mを基準として、前記第1の方向(すなわち、時計回り方向)に(360*10/31)度の角度間隔で形成された第12カレンダ送り歯(558a)とを含む。
図13を参照すると、文字板404の3時位置に日窓404hが形成される構成の場合、第一日車572はリング形状の第一日文字表示面572fを備える。第一日車572は、内歯として形成された31個の第一日車歯部576と、内歯として形成された12個のカレンダ送り歯578とを含む。第一日車歯部576は、等しい角度の間隔、すなわち(360/31)度の間隔で形成される。
図17は、本発明のカレンダ機構付き時計において、第一日車512を回転させる前の状態(すなわち、日送り前の状態)における、文字板側から見たムーブメント400の裏側の構造を示す部分平面図である。図17を参照すると、第二日ジャンパ524の規正部524c、524dが、第二日車522の位置決め歯部526を規正している。日回し車510は1個の日回し爪510dを含む。日回し車510は矢印で示す方向(反時計回り方向)に回転することができる。日中間車530は外歯として形成された9個の日中間歯530aを含む。第二日車522により日窓404fから表示されている日文字は「3」であり、第二日車522の窓部を通して見ることができる第一日車512の日文字は「1」である。すなわち、第二日車522と第一日車512により日窓404fから現在の日付、「31」日を表示している。
図18は、本発明のカレンダ機構付き時計において、第一日車512を正方向(反時計回り方向)に回転させようとしている状態(すなわち、日送りを開始した状態)における、文字板側から見たムーブメント400の裏側の構造を示す部分平面図である。図18を参照すると、第二日ジャンパ524の規正部524c、524dが、第二日車522の位置決め歯部526を規正している。日回し車510が矢印で示す方向(反時計回り方向)に回転することにより、日回し爪510dは第一日車歯部516を送り始め、第一日車512を反時計回り方向に回転させる。第一日車512が反時計回り方向に回転し、第2カレンダ送り歯518cは日中間歯530aを回転させる。
図19は、本発明のカレンダ機構付き時計において、第一日車512を正方向(反時計回り方向)に回転させている途中の状態で、第一日車512が正方向に回転して、第一日車512の歯部516の先端部と、第一日ジャンパ514の規正部514cと514dが交差する先端部とが接触している状態における、文字板側から見たムーブメント400の裏側の構造を示す部分平面図である。図19を参照すると、日回し車510は矢印で示す方向に回転することにより、日回し爪510dは第一日車歯部516を送り続け、日中間歯530eが第二日車522の送り歯528を回転させて、第二日車522を時計回り方向に回転させる。すると、第二日車522により日窓404fから表示される日文字は、「31」を表示した状態から回転して、第二日車522が単独で表示する「1」が日窓404fに配置される状態になろうとする。
図20は、本発明のカレンダ機構付き時計において、第一日車512が正方向(反時計回り方向)に1ピッチ(第一日車の1歯分、すなわち、(360/31)度だけ)回転した状態における、文字板側から見たムーブメント400の裏側の構造を示す部分平面図である。図20を参照すると、図19に示す状態からさらに日回し車510が矢印で示す方向に回転して、日回し爪510dが第一日車512を矢印で示す方向に回転させると、第一日ジャンパ514の弾性力により、第一日車512は、図18に示す状態から反時計回り方向に(360/31)度回転した位置に位置決めされる。また、第二日ジャンパ524の弾性力により、第二日車522は、図18に示す状態から時計回り方向に30度回転した位置に位置決めされる。その結果、第二日車522の表示は、「31」を表示した状態から回転して、第二日車522が単独で表示する「1」が日窓404fに配置される状態になる。すなわち、図20に示す状態では、カレンダ機構付き時計の文字板の日窓404fには、「1日」が表示される。
図1、図17、図22を参照すると、ムーブメント400において、カレンダ修正機構は、第一カレンダ修正車590と、第二カレンダ修正車591と、日修正レバー593とを含む。第二カレンダ修正車591は、地板402に設けられた第二カレンダ修正車ピンを回転中心として回転できるように構成される。日修正レバーピン593bが、第二カレンダ修正車591に固定される。日修正レバーピン593bの回転中心軸線は、第二カレンダ修正車591の回転中心軸線から偏心した位置に配置される。日修正レバー593は、前記日修正レバーピン593bの軸部に対して回転できるように構成される。
(1・7・1)通常運針の作動
次に、本発明のカレンダ機構付き時計の通常運針の作動について説明する。図1〜図3、図21を参照すると、電池440が時計の動力源を構成する。水晶ユニット650に収容された水晶振動子が、例えば、32,768ヘルツで発振する。この水晶振動子の振動に基づいて、集積回路654に内蔵されている発振部602が基準信号を出力し、分周制御部604が発振部602の出力信号を分周する。モータ駆動部606が分周制御部604の出力信号に基づいて、ステップモータを駆動するモータ駆動信号をコイルブロック630に出力する。コイルブロック630がモータ駆動信号を入力すると、ステータ632が磁化して、ロータ634を回転させる。ロータ634は、例えば、1秒ごとに180度回転する。ロータ634の回転に基づいて、五番車441の回転を介して四番車442が回転する。四番車442は1分間に1回転する。四番車442に取付けられた秒針460により、時刻情報のうちの「秒」を表示する。
次に、本発明のカレンダ機構付き時計のカレンダ送りの作用について説明する。図1〜図4、図17、図21を参照すると、日回し車510は、筒車480の回転に基づいて回転する。日回し車510が回転することにより、日回し車510の日回し爪510dは第一日車512を回転させる。図17を参照すると、日回し車510が矢印で示す方向(反時計回り方向)に回転することにより、日回し爪510dは第一日車歯部516を送り、1日に1度、第一日車512を時計回り方向に回転させる。
次に、本発明のカレンダ機構付き時計において、針合わせを行う場合の作動について説明する。図1〜図3、図22を参照すると、ムーブメント400において、巻真410が2段目にあるとき、つづみ車472の連動角穴が巻真410の第1角部410bと嵌め合い、巻真410の回転に基づいて、つづみ車472は回転することができる。すなわち、巻真410を2段目に引き出した状態で、巻真410を回転させると、つづみ車472の回転に基づいて小鉄車449が回転する。小鉄車449の回転に基づいて、日の裏車448が回転する。
次に、本発明のカレンダ機構付き時計において、日修正を行う場合の作動について説明する。図1、図22を参照すると、ムーブメント400において、巻真410が1段目にあるとき、第一カレンダ修正車590の連動丸穴が巻真410の第2角部410fと嵌め合い、巻真410の回転に基づいて第一カレンダ修正車590は回転することができる。すなわち、巻真410を1段目に配置した状態で、巻真410を第1の方向(左回転させる方向)に回転させると、第一カレンダ修正車590の回転に基づいて、第二カレンダ修正車591が回転する。
(2・1)機械式時計の実施形態
上述した本発明の実施形態は、カレンダ機構付き時計をアナログ電子時計で構成したときの実施形態であるが、本発明は、アナログ電子時計だけでなく、機械式時計にも適用することができる。すなわち、本明細書における「カレンダ機構付き時計」という概念は、「機械式時計」も含み、「アナログ電子時計」も含み、かつ、他のすべての作動原理のアナログ時計も含む概念である。
上述した本発明の実施形態において、第二日車が第二日文字表示面を有し、第二日文字表示面には、単独で1桁の日付を表示するための「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」の数字と、日付のうちの十の位を表示するための「1」、「2」、「3」の数字が等しい角度間隔で設けられ、十の位を表示するための「1」の数字と十の位を表示するための「2」の数字との間には窓部が形成され、十の位を表示するための「2」の数字と前記十の位を表示するための「3」の数字との間には窓部が形成され、十の位を表示するための「1」の数字と単独で1桁の日付表示するための「9」の数字との間には窓部が形成される構造を説明した。
402 地板
404 文字板
410 巻真
442 四番車
444 三番車
446 二番車
480 筒車
510 日回し車
512 第一日車
514 第一日ジャンパ
522 第二日車
524 第二日ジャンパ
530 日中間車
Claims (6)
- 2つの日車を含むカレンダ機構付き時計において、
日付のうちの一の位を表示することができる第一日車(512)と、
前記第一日車(512)の回転方向の位置を規正するための第一日ジャンパ(514)と、
日付のうちの十の位を表示することができ、かつ、単独で1桁の日付を表示することができる第二日車(522)と、
前記第二日車(522)の回転方向の位置を規正するための第二日ジャンパ(524)とを備え、
前記第一日車(512)は、第一日文字表示面(512f)を有し、
前記第一日文字表示面(512f)には、日付のうちの一の位を表示するための「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」の数字が設けられており、
前記第二日車(522)は、第二日文字表示面(522f)を有し、
前記第二日文字表示面(522f)には、単独で1桁の日付を表示するための数字が設けられ、かつ、日付のうちの十の位だけを表示するための数字が設けられており、
前記第二日車(522)には、前記第一日文字表示面(512f)に設けられた数字により、日付のうちの一の位を表示するための窓部が形成されており、
前記第二日文字表示面(522f)は、前記第一日文字表示面(512f)よりも文字板(404)に近い位置に配置されている、
ことを特徴とするカレンダ機構付き時計。 - 請求項1に記載のカレンダ機構付き時計において、
前記第一日文字表示面(512f)には、日付のうちの一の位を表示するための「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」、「0」、「1」の数字が設けられ、
前記第二日文字表示面(522f)には、単独で1桁の日付表示するための「1」から「9」の数字と、日付のうちの十の位を表示するための「1」、「2」、「3」の数字が等しい角度間隔で設けられ、
前記十の位を表示するための「1」の数字と前記十の位を表示するための「2」の数字との間には窓部が形成され、
前記十の位を表示するための「2」の数字と前記十の位を表示するための「3」の数字との間には窓部が形成され、
前記十の位を表示するための「1」の数字と前記単独で1桁の日付表示するための「9」の数字との間には窓部が形成されており、
前記十の位を表示するための「1」の数字と、前記十の位を表示するための「2」の数字と、前記十の位を表示するための「3」の数字は、等しい角度間隔で形成され、
前記3つの窓部は、等しい角度間隔で形成されている、
ことを特徴とするカレンダ機構付き時計。 - 請求項2に記載のカレンダ機構付き時計において、
前記第一日文字表示面(512f)には、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」、「0」、「1」の数字が(360/31)度の角度間隔で設けられており、
前記第二日文字表示面(522f)には、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」の数字が(360/12)度の角度間隔で設けられ、かつ、「1」の数字と第1の窓部からなる第1の数字と窓部の組、「2」の数字と第2の数字と窓部の組、および、「3」の数字と第3の窓部からなる第3の数字と窓部の組が(360/12)度の角度間隔で設けられており、
1日から9日の表示は、前記第二日文字表示面(522f)に設けられている前記数字のみで表示するように構成され、
10日から31日の表示は、前記第二日車(522)の窓部を通して前記第一日文字表示面(512f)に設けられている前記数字により1の位を表示し、かつ、前記第二日文字表示面(522f)に設けられている前記数字により10の位を表示するように構成される、
ことを特徴とするカレンダ機構付き時計。 - 請求項3に記載のカレンダ機構付き時計において、
前記第一日車(512)は、内歯として形成された31個の第一日車歯部(516)と、内歯として形成された12個のカレンダ送り歯(518a〜518k、518m)とを含み、前記第一日車歯部(516)は、(360/31)度の角度間隔で形成されており、
前記カレンダ送り歯(518a〜518k、518m)は、
(360/31)度の角度間隔で形成された10個のカレンダ送り歯、即ち、第1カレンダ送り歯(518b)から第10カレンダ送り歯(518k)と、
前記第10カレンダ送り歯(518k)を基準として、前記第1カレンダ送り歯(518b)が配置された方向と反対の第1の方向に(360*10/31)度の角度間隔で形成された第11カレンダ送り歯(518m)と、
第11カレンダ送り歯(518m)を基準として、前記第1の方向に(360*10/31)度の角度間隔で形成された第12カレンダ送り歯(518a)とを含む、
ことを特徴とするカレンダ機構付き時計。 - 請求項1に記載のカレンダ機構付き時計において、
前記第一日車(512)の回転中心と、前記第二日車(522)の回転中心とは同じ位置に配置され、
前記第一日車(512)の回転に基づいて回転して、前記第二日車(522)を回転させることができる日中間車(530)を備える、
ことを特徴とするカレンダ機構付き時計。 - 請求項1に記載のカレンダ機構付き時計において、前記第二日文字表示面(522f)には、さらに、単独で2桁の日付を表示するための数字が設けられていることを特徴とするカレンダ機構付き時計。
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