JP2004132715A - カレンダー時計 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】文字板1上にカレンダー窓2を設け、前記文字板1の下面に、周辺部に1〜31までの日付文字4を記した日車3を設置し、前記日車3を日毎に回転させ、前記カレンダー窓2に、前記日付文字4を覗かせることによって、日付表示を行うカレンダー時計において、日車3に、十位の桁の数字の幅より、一位の桁の数字の幅を、数字の横幅のみ少なくとも1.1倍広く記した日付文字4を含ませた。また、縦幅は、すべての日付文字4について、同じ幅にした。
また、表示される日付を、規則性によってグループ付けし、これらのグループのうち、少なくとも1つのグループについて、他のグループと異なる表示形態で、日車3上に記した。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、日付表示を有するカレンダー時計に関し、特に日付の視認性に優れたカレンダー時計に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の、文字板上のカレンダー窓から、文字板の下面で日毎に回転する日車上に記された日付文字を覗かせ、日付を表示するタイプのカレンダー時計は、その構造上、日付文字がやや小さめとなり、日付文字が見にくく、特に、高齢者など視力の弱い方においては、判読できないと言う問題があった。そのため、レンズを設置し、日付文字を大きく見せようと、視認性向上のための工夫がなされていた。しかし、その分、部品点数が増えてしまい、また、外観的にも良くはなかった。
【0003】
それら問題を解決すべく、部品点数を増加させず、日付文字を見やすい大きなものにするための手段として、特許文献1において、以下のような開示がある。図7に示すように、窓(カレンダー窓)21形状を、縦方向の二辺が平行である、四辺の長さの異なる近似菱形形状とする。このような窓形状にすることで、日車22上における、日文字(日付文字)23記入のための有効面積を増すことが可能である。
【0004】
また、文字板の3時〜5時の位置に、窓21を設置するにすることによって、日付文字23の右側のスペースが、特に大きく増える。このとき、10〜31までの数にあっては、十位の桁の1,2,3の数について、一位の桁よりやや小さめになるが、このことはかえって一位の数を強調することになり、例えば、今日が13日か14日か判読する場合、人間工学的には十位の1については無意識に見ており、3か4かが判別できれば、全体として13日か14日かを咄嗟に知ることができる。そのため、日文字23が見やすく、日付の視認性が非常に向上する。
【0005】
一方、文字や数字と比較して、色調や模様などはイメージデータとして瞬時に認識することができることもある。特許文献2において、日毎に文字板上の表示色が変わるという開示がある。
【0006】
図8に示すように、文字板20の時刻指示目盛り位置に穴24を開け、この穴24にカレンダー表示用の車(日車)25の一部回転軌跡部分26が臨まれるように構成し、前記回転軌跡部分26には、図9に示すように、色彩が施されている。回転軌跡部分26に施された色彩は、少なくとも7つの色調に区分されている。そのため、日車25が毎日一回変わる度に、時刻指示の目盛りの色が変わる。
【0007】
【特許文献1】
特開昭51−91759号公報
【特許文献2】
実公昭56−46236号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示されている技術については、窓(カレンダー窓)形状が、縦方向の二辺が平行で、四辺の長さの異なる近似菱形形状であるという、非常に特異な形状をしている。そのため、デザインに制約がなされ、汎用性に欠ける。また、一位に桁の数字に比べ、十位の桁の数字の縦幅が狭く、両数字の縦方向に対するバランスが悪く表示されるため、全体的に日付文字が極めて読みにくい。
【0009】
また、特許文献2に開示されている技術では、日毎に色彩が変わることは、デザイン的に斬新である。しかし、それから日付を判読するためには、回転軌跡部分に施された色彩は、31の色調に区分されていなくてはならない。そして、毎日変わる31もの色彩と、それに対応する日付を覚える必要があり、実用性には欠けたものとなってしまう。
【0010】
本発明は、係る課題を解決し、第1の目的として、日付の視認性に優れたカレンダー時計を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、カレンダー窓のデザインに制約がなく、カレンダー窓のデザインに汎用性のあるカレンダー時計を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本発明におけるカレンダー時計は、請求項1に記載された通り、文字板上にカレンダー窓を設け、前記文字板の下面に、周辺部に1〜31までの日付文字を記した日車を設置し、前記日車を日毎に回転させ、前記カレンダー窓に、前記日付文字を覗かせることによって、日付表示を行うカレンダー時計において、前記日車に記された日付文字の10〜31に、十位の桁の数字より、一位の桁の数字を、数字の横幅のみ広く表示し、縦幅は変わらない日付文字含まれている。
【0012】
これにより、本発明におけるカレンダー時計は、十位の桁の数字と一位の桁の数字と縦幅は変わらないので、十位の桁の数字も一位の桁の数字と同様に、大きく表示されるので、日付文字が読みやすい。かつ、十位の桁の数字より、一位の桁の数字を、数字の横幅のみ広く表示したので、一位の桁の数字がより大きく表示されるので日付文字が読みやすい。
【0013】
また、十位の桁の数字と、一位の桁の数字の縦幅が同じであるので、特異な形状のカレンダー窓にする必要がなく、一般に用いられている矩形、丸形の窓についても充分使用可能である。従って、カレンダー窓のデザイン的に制約がなく、カレンダー窓のデザインに汎用性がある。
【0014】
また、前記日車に記された日付文字で、一位の桁の数字は、十位の桁の数字と比較して、少なくとも1.1倍横幅が広くなっている。このようにすると、一位の桁の数字の視認性が向上する。
【0015】
しかしながら、十位の桁の数字に対する一位の桁の数字の横幅の倍率を大きくしすぎると、十位の桁の数字の横幅が小さくなりすぎるので、かえって十位の桁の数字が読み取りにくくなる。よって、この倍率は10倍までであることが好ましい。さらに、この倍率は、好ましくは、1.2〜3倍、最も好ましくは1.25〜2倍程度である。
【0016】
また、上述の課題を解決するために、本発明におけるカレンダー時計は、請求項5に記載された通り、文字板上にカレンダー窓を設け、前記文字板の下面に、周辺部に1〜31までの日付文字を記した日車を設置し、前記日車を日毎に回転させ、前記カレンダー窓に、前記日付文字を覗かせることによって、日付表示を行うカレンダー時計において、表示される日付を、規則性によってグループ付けし、これらのグループのうち、少なくとも1つのグループが、他のグループと異なる表示形態で、日車上に記されている。
【0017】
文字や数字と比較した場合、表示形態の方がイメージデータとして瞬時に確認しやすい。そのため、表示された日付の表示形態によって、どのグループに属する日付が表示されているか、日付のグループが変わったなど、日付を判断するために有効な情報が瞬時に得られ、日付が読みとりやすい。
【0018】
ここでグループ付けをする規則性とは、例えば、1週間ごと(1〜7/8〜14/15〜21/22〜28/29〜31)、曜日別(1・8・15・22・29/2・9・16・23・30/3・10・17・24・31/・・・・)などの暦に起因する暦起因規則性、また、偶数/奇数(2・4・6・8・10・・・・/1・3・5・7・9・11・・・・)、5日ごと(1〜5/6〜10/11〜15/16〜20/21〜25/26〜30/31)、一位の桁の数別(1・11・21・31/2・12・22/3・13・23/4・14・24/・・・・)など数字に起因する数字起因規則性などのことである。
【0019】
また、請求項13に記載された通り、前記日付文字にグループ付けをする規則性とは、1〜9、10〜19、20〜29、30〜31とグループ付けされるように、十位の桁の数字である、それぞれ0、1、2、3に起因する数字起因規則性であってもよい。
【0020】
また、表示形態が変わる箇所としては、確認させたい日付文字を直接的に変化させ、印象づけることで、日付を判断するために有効な情報を与えることができる。また、確認させたい日付文字の背景を変化させることで、間接的に日付を判断するために有効な情報を印象づけることもできる。また、日付文字と日付文字の背景の両方を同時に変化させ、より強烈に日付の変化を印象づけることもできる。
【0021】
もしくは、日付を2種類の規則性でグループ付けし、一方のグループ付けでは日付文字の表示形態を、もう一方のグループ付けでは日付文字の背景の表示形態を、それぞれ対応させて変化させることもできる。このように、タイミングをずらして、日付文字と、日付文字の背景の表示形態を変化させることによって、日付を判断するために有効な情報を、より多く与えることもできるので、日付が読みとりやすい。
【0022】
また、前記異なる表示形態が、色彩系である場合、色調によって、どのグループに属する日付が表示されているか、日付のグループが変わった等の日付を判断するために有効な情報が、カラーイメージとして瞬時に得られるため、日付が読み取りやすい。例えば、日付を十位の桁の数字に起因する1〜9、10〜19、20〜29、30〜31とグループ付けした場合、20〜29のグループのみ、日付文字を赤で日車に記し、他のグループの日付文字を黒で記す。このようにすることによって、比較的混乱しやすい20日代の数字を、隣接する10日代、30日代の数字から、はっきり区別化することができる。
【0023】
また、前記異なる表示形態が、模様である場合も同様に、模様によって、どのグループに属する日付が表示されているか、日付のグループが変わった等の日付を判断するために有効な情報が、画像イメージとして瞬時に得られるため、日付が読み取りやすい。例えば、日付を十位の桁の数字に起因する1〜9、10〜19、20〜29、30〜31とグループ付けした場合、日付文字の背景を1〜9のグループは白地無地とし、10〜19のグループは白地に青の太線を縦方向に1本引き、20〜29のグループは白地無地にし、30〜31のグループは白地に青の細かい水玉模様とする。このようにグループごとに変化を持たせて、日車に記すことによって、表示されている日付が、どのグループに属する日付が表示されているか、日付のグループが変わった等の日付を判断するために有効な情報が、画像イメージとして瞬時に得られるため、日付が読みとりやすい。
【0024】
また、前記異なる色彩系は、同グループ内で、同色または、同系色である。異なる色彩系は、同グループ内で、同色である場合、これまでに述べたように、色調によって、日付を判断するために有効な情報が、カラーイメージとして瞬時に得られるため、日付が読み取りやすい。さらに、前記異なる色彩系が、同グループ内で、同系色である場合、同グループ内で、濃淡の変化、または、赤み、青みまたは、暖色系から寒色系へなど、色調を寒暖的に変化させることによって、日付を判断するために有効な情報を、より多く与えることができる。
【0025】
例えば、日付を十位の桁の数字に起因する1〜9、10〜19、20〜29、30〜31とグループ付けした場合、日付文字の背景を1〜9のグループは水色系、10〜19のグループは桃色系、20〜29のグループは黄緑色系、30〜31のグループは紫色系の色彩系で、さらにそれぞれのグループで日付が大きくなるほど色調が濃くなっていくように、日車に記す。このように、グループごとに色彩系は統一して記されているため、表示されている色調によって、どのグループの日付が表示されているかが、瞬時に判断できる。また、それぞれのグループで日付が大きくなるほど色調が濃くなっていくように記すことで、比較的薄目の色調の表示であれば、グループ内で比較的前の方の日付が表示されている、逆に、比較的濃い目の色調の表示であれば、グループ内で比較的後の方の日付が表示されているということが、瞬時に判断することができるので、日付が読みとりやすい。
【0026】
また、日付文字と日付文字の背景の色調が、補色関係にあると日付文字が強調され、よりいっそう日付の視認性が向上する。
【0027】
また、これまでに述べたように、日付をグループ付けしたグループ群の中に、異なる表示形態で表示されるグループがあり、さらに、日付文字の十位の桁の数字と比較して、一位の桁の数字を、横幅のみ広く表示する事によって、よりいっそう日付が読みとりやすくなる。また、十位の桁の数字と、一位の桁の数字の縦幅が同じであるので、特異な形状のカレンダー窓にする必要がなく、一般に用いられている矩形、丸形の窓についても充分使用可能である。従って、カレンダー窓のデザイン的に制約がなく、カレンダー窓のデザインに汎用性がある。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のカレンダー時計の実施例1〜2について図を参考に詳細に説明する。
【0029】
(実施例1)
実施例1のカレンダー時計は、図1に示す以下のような構成部分を有し、日付表示を行う。文字板1上の3時方向に、矩形のカレンダー窓2を設け、文字板1の下面に、周辺部に1〜31までの日付文字4を記した日車3(図2に示す)を設置する。日車3を日毎に回転させ、前記カレンダー窓2に、前記日付文字4を覗かせることによって、日付表示を行う。
【0030】
日車3に記した日付文字4のうち、23〜29の日付数字については、図3に示すように、特に意識して、十位の桁の数字の幅W1より、一位の桁の数字の幅W2を、数字の横幅のみ約1.5倍広くした。また、縦幅は、すべての日付文字について、同じ幅にした。
【0031】
このとき、十位の桁の数字が1のときは、1という数字は構図上、自然と幅が狭く表示されるので、あえて意識しなくとも、一位の桁の数字の幅が幅広に記される。また、20と30は、十位の桁の数字が変わったことを強調するために、一位の桁の数字を幅広に記さずに、十位、一位の桁の数字を同じ幅に記した。また、21と31は、やはり1という数字は構図上、自然と幅が狭く表示されるので、幅広に記すことは、見ためにも良くはなく、日付の視認性もおちる。また、22は、同じ数字を並列させ、片方のみ幅広に記すと、バランスが悪く、違和感を覚えるため、美観を損なう。以上の理由のため、実施例2においては、23〜29のみ、意識して、十位の桁の数字の幅W1より、一位の桁の数字の幅W2を、数字の横幅のみ約1.5倍広く記した。
【0032】
このように日付文字を日車に記すことによって、十位の桁の数字と一位の桁の数字と縦幅は変わらないので、十位の桁の数字も一位の桁の数字と同様に、大きく表示され、日付文字が読みやすい。かつ、十位の桁の数字より、一位の桁の数字を、数字の横幅のみ広く表示したので、一位の桁の数字がより大きく表示されるので、一位の桁の数字読みやすい。
【0033】
また、十位の桁の数字と、一位の桁の数字の縦幅が同じであるので、特異な形状のカレンダー窓にする必要がなく、実施例1に記載されている矩形のカレンダー窓と同様に、一般的に用いられている丸形のカレンダー窓についても、充分使用可能である。従って、カレンダー窓のデザインに制約がなく、カレンダー窓のデザインに汎用性がある。
【0034】
(実施例2)
実施例2として、日付をグループ付けし、グループごとに、表示形態である表示文字の背景の色調を、変化させて表示したカレンダー時計について説明する。表示部分の基本的な構造は、実施例1と同様のため、詳細は省略する。
【0035】
日車3上に記す日付を、十位の桁の数字に起因する1〜9、10〜19、20〜29、30〜31とグループ付けし、図4に示すように、日付文字の背景を1〜9のグループは水色系6、10〜19のグループは桃色系7、20〜29のグループは黄緑色系8、30〜31のグループは紫色系9の色彩系で記した。また、日付文字は統一して、黒で記した。
【0036】
このように日車3に記すことによって、日付文字の背景の色調によって、どのグループに属する日付が表示されているか、日付のグループが変わった等の、日付を判断するために有効な情報が、カラーイメージとして瞬時に得られるため、日付が読み取りやすい。
【0037】
さらに、図5に示すように、それぞれのグループで日付が大きくなるほど色調が濃くなっていくように、日車3上に記すことによって、比較的薄目の色調の表示であれば、グループ内で比較的前の方の日付が表示されている、逆に、比較的濃い目の色調の表示であれば、グループ内で比較的後の方の日付が表示されているということが、瞬時に判断することができるので、さらに日付が読みとりやすくなる。
【0038】
なお、上記の同グループ内での色調の変化が、濃淡の変化のみならず、赤み、青みなど色調を寒暖的に変化させることによっても、同様の効果が得られることは言うまでもなく容易である。
【0039】
なお、表示形態として、模様を変化させる場合においても同様に、模様によって、どのグループに属する日付が表示されているか、日付のグループが変わった等の日付を判断するために有効な情報が、画像イメージとして瞬時に認識できるため、日付が読み取りやすい。
【0040】
またここでは、日車3上に記す日付を、十位の桁の数字に起因すると言う規則性によって、1〜9、10〜19、20〜29、30〜31とグループ付けしたが、規則性として、1週間ごと(1〜7/8〜14/15〜21/22〜28/29〜31)、曜日別(1・8・15・22・29/2・9・16・23・30/3・10・17・24・31/・・・・)などの暦に起因する暦起因規則性、また、偶数/奇数(2・4・6・8・10・・・・/1・3・5・7・9・11・・・・)、5日ごと(1〜5/6〜10/11〜15/16〜20/21〜25/26〜30/31)、一位の桁の数別(1・11・21・31/2・12・22/3・13・23/4・14・24/・・・・)など数字に起因する数字起因規則性などによって、グループ付けしても同様の効果が得られることは言うまでもなく容易である。
【0041】
また、すべてのグループについて、異なる表示形態で記さずに、グループごとに交互に表示形態を変化させる、または、特に強調したいグループのみ、他のグループと異なる表示形態で記すことによっても、同様の効果が得られることは言うまでもなく容易である。
【0042】
また、表示形態が変わる箇所は、日付文字の背景のみに限らず、日付文字のみ、または日付文字と日付文字の背景の両方であっても、同様の効果が得られることは言うまでもなく容易である。
【0043】
また、日付文字と日付文字の背景の色調が、補色関係にあると日付文字が強調され、よりいっそう日付の視認性が向上する。
【0044】
また、図6の日車のように、日付をグループ付けしたグループ群の中に、異なる表示形態である色調が異なるグループがあり、さらにグループ内で色調を濃淡の変化をさせ、さらに、日付文字の十位の桁の数字と比較して、一位の桁の数字を、横幅のみ広く表示する事によって、よりいっそう日付が読みとりやすくなる。また、十位の桁の数字と、一位の桁の数字の縦幅が同じであるので、特異な形状のカレンダー窓にする必要がなく、一般に用いられている矩形、丸形の窓についても充分使用可能である。従って、カレンダー窓のデザインに制約がなく、カレンダー窓のデザインに汎用性がある。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によるカレンダー時計は、日付文字の十位の桁の数字と比較して、一位の桁の数字を、横幅のみ広く表示する事によって、日付の視認性に優れたカレンダー時計を提供することができる。
【0046】
また、表示される日付を、規則性によってグループ付けし、これらのグループのうち、少なくとも1つのグループが、他のグループと異なる表示形態で、日車上に記されていることによって、日付の視認性に優れたカレンダー時計を提供することができる。
【0047】
また、カレンダー窓形状を、特異な形状にする必要がないので、カレンダー窓のデザインにも制約がない、カレンダー窓のデザインに汎用性のあるカレンダー時計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における、カレンダー時計の表示部分の正面図である。
【図2】実施例1における、カレンダー時計の日車の正面図である。
【図3】実施例1における、カレンダー時計の日車上に記された日付文字。
【図4】実施例2における、カレンダー時計の日車の正面図。
【図5】実施例2のカレンダー時計の日車について、日付文字の背景の色調に濃淡の変化を持たせた場合の正面図である。
【図6】実施例2のカレンダー時計の日車について、日付文字の背景の色調に濃淡の変化を持たせ、日付文字に日付文字の十位の桁の数字と比較して、一位の桁の数字を、横幅のみ広く表示した場合の正面図である。
【図7】従来例における、カレンダー時計の表示部分の正面図である。
【図8】従来例における、カレンダー時計の組立正面図である。
【図9】従来例における、カレンダー時計の日車の正面図である。
【符号の説明】
1 文字板
2 カレンダー窓
3 日車
4 日付文字
5 日付文字の背景
6 水色系
7 桃色系
8 黄緑色系
9 紫色系
20 文字板
21 窓(カレンダー窓)
22 日車
23 日文字(日付文字)
24 穴(カレンダー窓)
25 カレンダー表示用の車(日車)
26 回転軌跡部分
Claims (25)
- 文字板上にカレンダー窓を設け、前記文字板の下面に、周辺部に1〜31までの日付文字を記した日車を設置し、前記日車を日毎に回転させ、前記カレンダー窓に、前記日付文字を覗かせることによって、日付表示を行うカレンダー時計において、前記日車に記された日付文字の10〜31に、十位の桁の数字より、一位の桁の数字を、数字の横幅のみ広く表示し、縦幅は変わらない日付文字が含まれているカレンダー時計。
- 請求項1記載のカレンダー時計であって、
前記日車に記された日付文字で、一位の桁の数字は、十位の桁の数字と比較して、少なくとも1.1倍横幅が広くなっていることを特徴とするカレンダー時計。 - 請求項1または請求項2記載のカレンダー時計であって、
前記日車に記された日付文字で、一位の桁の数字は、十位の桁の数字と比較して、1.2〜3倍横幅が広くなっているカレンダー時計。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のカレンダー時計であって、前記日車に記された日付文字で、一位の桁の数字は、十位の桁の数字と比較して、1.25〜2倍横幅が広くなっているカレンダー時計。
- 文字板上にカレンダー窓を設け、前記文字板の下面に、周辺部に1〜31までの日付文字を記した日車を設置し、前記日車を日毎に回転させ、前記カレンダー窓に、前記日付文字を覗かせることによって、日付表示を行うカレンダー時計において、表示される日付を、規則性によってグループ付けし、これらのグループのうち、少なくとも1つのグループが、他のグループと異なる表示形態で、日車上に記されているカレンダー時計。
- 請求項5記載のカレンダー時計であって、
前記規則性とは、暦起因規則性であるカレンダー時計。 - 請求項6記載のカレンダー時計であって、
前記暦起因規則性とは、日付文字に1週間ごとである(1〜7)(8〜14)(15〜21)(22〜28)(29〜31)の5つのグループとして、グループ付けをすることであるカレンダー時計。 - 請求項6記載のカレンダー時計であって、
前記暦起因規則性とは、日付文字に曜日別である(1・8・15・22・29)(2・9・16・23・30)(3・10・17・24・31)(4、11、18、25)(5、12、19、26)(6、13、20、27)(7、14、21、28)の7つのグループとして、グループ付けをすることであるカレンダー時計。 - 請求項5記載のカレンダー時計であって、
前記規則性とは、数字起因規則性であるカレンダー時計。 - 請求項9記載のカレンダー時計であって、
前記数字起因規則性とは、偶数(2・4・6・8・10・・・・)、奇数(1・3・5・7・9・11・・・・)の2つのグループとして、グループ付けをすることであるカレンダー時計。 - 請求項9記載のカレンダー時計であって、
前記数字起因規則性とは、5日ごとである(1〜5)(6〜10)(11〜15)(16〜20)(21〜25)(26〜30)(31)の7つのグループとして、グループ付けをすることであるカレンダー時計。 - 請求項9記載のカレンダー時計であって、
前記数字起因規則性とは、一位の桁の数字別である(1・11・21・31)(2・12・22)(3・13・23)(4・14・24)(5・15・25)(6・16・26)(7・17・27)(8・18・28)(9・19・29)(10・20・30)の10のグループとして、グループ付けをすることであるカレンダー時計。 - 請求項9記載のカレンダー時計であって、
前記数字起因規則性とは、十位の桁の数字別である(1〜9)(10〜19)(20〜29)(30〜31)の4つのグループとして、グループ付けをすることであるカレンダー時計。 - 請求項5記載のカレンダー時計であって、
前記表示形態が異なる箇所は、日付文字であることを特徴とするカレンダー時計。 - 請求項5記載のカレンダー時計であって、
前記表示形態が異なる箇所は、日付文字の背景であることを特徴とするカレンダー時計。 - 請求項5記載のカレンダー時計であって、
前記異なる表示形態とは、色彩系であるカレンダー時計。 - 請求項5記載のカレンダー時計であって、
前記異なる表示形態とは、模様であることを特徴とするカレンダー時計。 - 請求項16記載のカレンダー時計であって、
前記色彩系は、同グループ内で、同一色であるカレンダー時計。 - 請求項16記載のカレンダー時計であって、
前記色彩系は、同グループ内で、同系色であるカレンダー時計。 - 請求項19記載のカレンダー時計であって、
前記同グループ内で同系色とは、同グループ内で、色の系列は同じで、色調に濃淡の変化があるカレンダー時計。 - 請求項19記載のカレンダー時計であって、
前記同グループ内で同系色とは、同グループ内で、色の系列は同じで、色調に寒暖的な変化があるカレンダー時計。 - 請求項5、14、15のいずれか一項に記載のカレンダー時計であって、
前記日付文字は、十位の桁の数字より、一位の桁の数字を、数字の横幅のみ広く表示し、縦幅は変わらないカレンダー時計。 - 請求項5、14、15、22いずれか一項に記載のカレンダー時計であって、
前記日車に記された日付文字で、一位の桁の数字は、十位の桁の数字と比較して、少なくとも1.1倍の横幅が広くなっているカレンダー時計。 - 請求項5、14、15、22、23のいずれか一項に記載のカレンダー時計であって、
前記日車に記された日付文字で、一位の桁の数字は、十位の桁の数字と比較して、好ましくは、1.2〜3倍横幅が広くなっているカレンダー時計。 - 請求項5、14、15、22、23、24のいずれか一項に記載のカレンダー時計であって、
前記日車に記された日付文字で、一位の桁の数字は、十位の桁の数字と比較して、最も好ましくは1.25〜2倍横幅が広くなっているカレンダー時計。
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