JP2011132773A - 鉄筋の継手構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 鉄筋同士を素早く結合可能であって、鉄筋とスリーブとの結合強度を向上できると共に、ロッキングナッの締め付けトルクを小さくできる。
【解決手段】 異形鉄筋1の端部に摩擦圧接した雄ねじ部11と、この雄ねじ部に螺合するスリーブからなる雌ねじ部2と、この雄ねじ部と雌ねじ部とを締付けるロッキングナット3とを備える。雄ねじ部11に角ねじ11aを形成すると共に、この角ねじの外周11bに、この角ねじよりサイズとピッチとが小さい雄ねじ11cを形成する。雌ねじ部2には、雄ねじ部11の角ねじ11aと螺合する角ねじ21を形成する。ロッキングナット3には、角ねじ11aの外周11bに形成したサイズとピッチとが小さい雄ねじ11cと螺合する雌ねじ31を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば鉄筋同士をスリーブを介して連結する鉄筋の継手構造に関する。
従来から、例えば図9に示すように、コンクリートに配筋する鉄筋同士を相互に長手方向に連結する手段として、端部に雄ねじ部を511形成した鉄筋501同士を、この雄ねじ部と螺合する雌ねじ部521を形成した筒状のスリーブ502にそれぞれ螺入し、この鉄筋の雄ねじ部に螺合するロッキングナット503によって、この鉄筋の雄ねじ部とスリーブとを締付けて固定する鉄筋の継手構造が多数提案されている(例えば特許文献1〜5参照。)。
特開平11―071859号公報 特開平10―061107号公報 特開平08―239953号公報 特開平07―150688号公報 特開平05―118142号公報
上述した従来技術では、いずれもスリーブとロッキングナットとには、それぞれ鉄筋の端部に形成した雄ねじ部と螺合するように、同一の雌ねじを形成している。しかるに、このようなスリーブとロッキングナットとに同一の雌ねじを形成する手段には、さらに改良すべき課題がある。
すなわち工事現場等において、鉄筋同士を素早く結合するためには、鉄筋の端部に設けた雄ねじ部と、この雄ねじ部に螺合するスリーブの雌ねじ部とのピッチは、大きくすることが望ましい。また鉄筋に設ける雄ねじ部とスリーブに設ける雌ねじ部とのねじのサイズが大きいほど、両者の結合強度が向上するため、この観点からも、これらのねじのピッチが大きくなる。しかるに鉄筋の端部に設けた雄ねじ部のピッチが大きいと、このねじのピッチが大きい雄ねじ部に螺合するロッキングナットの締め付けトルクが、大きくなってしまう。さらにロッキングナットは、ピッチが小さいほど緩み難いため、ピッチが大きいと緩み易くなる。
逆に鉄筋の端部に設けた雄ねじのピッチを小さくすると、ロッキングナットの締め付けトルクは小さくできて緩み難くなるが、鉄筋をスリーブに螺入する作業に時間が掛かると共に、ねじサイズが小さくなって、鉄筋とスリーブとの結合強度が低下してしまう。
そこで本発明の目的は、鉄筋同士を素早く結合可能であって、鉄筋とスリーブとの結合強度を向上できると共に、ロッキングナットの締め付けトルクを小さくできる鉄筋の継手構造を提供することにある。
本願発明者は、鋭意工夫を凝らした結果、鉄筋の端部に設けた雄ねじ部には、角ねじまたは台形ねじを形成して、さらにこの角ねじまたは台形ねじの外周に、この角ねじまたは台形ねじよりサイズとピッチとが小さい雄ねじを形成し、ロッキングナットは、このサイズとピッチとが小さい雄ねじと螺合させることによって、上記課題を解決できることを見出した。
すなわち本発明による鉄筋の継手構造は、鉄筋の端部に設けた雄ねじ部と、この雄ねじ部に結合する雌ねじ部と、この雄ねじ部と雌ねじ部とを締付けるロッキングナットとを備え、上記雄ねじ部には、角ねじまたは台形ねじを形成すると共に、この角ねじまたは台形ねじの外周に、この角ねじまたは台形ねじよりサイズとピッチとが小さい雄ねじが形成してある。上記雌ねじ部には、上記雄ねじ部の角ねじまたは台形ねじと螺合する角ねじまたは台形ねじが形成してある。そして上記ロッキングナットには、上記雄ねじ部の角ねじまたは台形ねじの外周に形成した雄ねじと螺合する雌ねじが形成してある。
上記鉄筋として、ねじ鉄筋を使用し、上記雄ねじ部として、このねじ鉄筋の端部の外周に、このねじ鉄筋のねじよりサイズとピッチとが小さい雄ねじを形成してもよい。すなわち、この鉄筋の継手構造は、ねじ鉄筋の端部に設けた雄ねじ部と、この雄ねじ部に結合する雌ねじ部と、この雄ねじ部と雌ねじ部とを締付けるロッキングナットとを備え、上記雄ねじ部には、上記ねじ鉄筋のねじの外周に、このねじ鉄筋のねじよりサイズとピッチとが小さい雄ねじが形成してある。そして上記雌ねじ部には、上記ねじ鉄筋のねじと螺合する雌ねじが形成してあり、上記ロッキングナットには、上記ねじ鉄筋のねじの外周に形成した雄ねじと螺合する雌ねじが形成してある。
また鉄筋の端部に角ねじまたは台形ねじからなる雌ねじ部を設け、これに螺合する雄ねじ部に、この角ねじまたは台形ねじよりサイズとピッチとが小さい雄ねじを形成してもよい。すなわち、この鉄筋の継手構造は、鉄筋の端部に設けた雌ねじ部と、この雌ねじ部に結合する雄ねじ部と、この雌ねじ部と雄ねじ部とを締付けるロッキングナットとを備え、上記雌ねじ部には、角ねじまたは台形ねじを形成してある。そして上記雄ねじ部には、上記雌ねじ部と螺合する角ねじまたは台形ねじを形成すると共に、この角ねじまたは台形ねじの外周に、この角ねじまたは台形ねじよりサイズとピッチとが小さい雄ねじが形成してあり、上記ロッキングナットには、上記雄ねじ部の角ねじまたは台形ねじの外周に形成した雄ねじと螺合する雌ねじが形成してある。
ここで上記「鉄筋」は、竹節を形成した異形鉄筋に限らず、竹節を形成しない鉄筋であってもよい。「鉄筋の端部に設けた雄ねじ部」とは、鉄筋の端部に直接雄ねじを螺設する場合の他、雄ねじを螺設した別部材を、鉄筋の端部に溶接または摩擦圧接等で接合する場合、および鉄筋の端部に圧着またはねじ構造によって結合したスリーブの外周に雄ねじを螺設する場合も含む。「雌ねじ部」とは、鉄筋の端部に設けた雄ねじ部と螺合可能な雌ねじを有するスリーブ等を意味するが、鉄筋と独立した部材の他、他方の鉄筋の端部に縮径して圧縮、あるいはねじ構造によって結合したスリーブ等の部材も含む。また2本の鉄筋同士を結合するものに限らず、3本以上の鉄筋を結合するT字型あるいは十文字型等のものも含む。
雄ねじ部の「角ねじまたは台形ねじ」は、転造加工に限らず、切削加工による場合も含む。また1条ねじに限らず、2条以上の多条ねじの場合も含む。さらにスリーブ等の雌ねじ部を介して一対の鉄筋を結合する場合には、それぞれの雄ねじ部に形成する角ねじまたは台形ねじを、互いにねじ方向が逆向き(右ねじと左ねじ)に形成し、このスリーブ等の雌ねじ部に形成する雌ねじを、このスリーブの両端から中央に向かって、それぞれ互いにねじ方向が逆向きに形成してもよい。このように逆向きの角ねじまたは台形ねじを形成すれば、継手構造をいわゆるターンバックルとして使用することが可能となる。
「角ねじまたは台形ねじの外周」とは、ねじの軸を中心とする外周面であって、角ねじまたは台形ねじの山頂を意味する。なお角ねじまたは台形ねじの外周に形成する雄ねじは、この角ねじまたは台形ねじと、ねじ方向が同じである場合に限らず、反対方向であってもよい。
「ねじ鉄筋」とは、鉄筋の外周にスパイラル状に凸条を設けたものを意味し、この凸条がねじに相当する。なお凸条の断面形状は、矩形、台形、あるいは円弧形等が該当するが、その他の断面形状であってもよい。「ねじ鉄筋のねじの外周」とは、上述した凸条の山頂を意味する。すなわち凸条の断面形状が円弧形であっても、この円弧形の山頂部分を軸に平行に削り取るようにして、細かい雄ねじを螺設することができる。
「鉄筋の端部に設けた雌ねじ部」とは、鉄筋の端部に、縮径して圧縮あるいはねじ構造によって結合したスリーブ等であって、雌ねじを形成した部材を意味する。「雄ねじ部」には、それぞれ雌ねじを設けた一対の鉄筋を結合する、鉄筋とは独立したボルト部材に限らず、他方の鉄筋の端部に雄ねじ部を形成したものも含む。なお他方の鉄筋の端部に雄ねじ部を形成したものとしては、他方の鉄筋の端部に雄ねじ部を一体的に形成したもの、別部材からなる雄ねじ部を他方の鉄筋の端部に、摩擦圧接や溶接等によって結合したもの、または他方の鉄筋の端部にスリーブを縮径して圧縮、若しくはねじ構造等によって結合し、このスリーブの外周に雄ねじを形成したものも含む。
鉄筋の端部に設けた雄ねじ部と、これに螺合する雌ねじ部とに、角ねじまたは台形ねじを使用することによって、両者を迅速に結合することができると共に、両者の結合強度を高めることができる。また上記雄ねじ部を形成する角ねじまたは台形ねじの外周に、この角ねじまたは台形ねじよりサイズとピッチとが小さい雄ねじを形成し、この雄ねじに螺合するロッキングナットを使用することによって、このロッキングナットによる締め付けトルクを小さくすることができると共に、このロッキングナットが緩み難くなる。
ねじ鉄筋のねじを雄ねじとして利用し、このねじ鉄筋のねじの外周に、このねじよりサイズとピッチとが小さい雄ねじを形成するようにすれば、大幅なコストダウンが可能となる。またねじ鉄筋のねじについて高い加工精度が期待できない場合には、このねじ鉄筋のねじ部と螺合するスリーブとの間のガタ(バックラッシュ)が大きくなる。しかるに本発明にように、サイズとピッチとが小さい雄ねじに螺合するロッキングナットにより両者を締付けることによって、小さな締め付けトルクで、このガタを防止することができる。
また鉄筋の端部に角ねじまたは台形ねじからなる雌ねじ部を設け、これに螺合する雄ねじ部の外周に、この角ねじまたは台形ねじよりサイズとピッチとが小さい雄ねじを形成することによって、上述したものと同様な作用効果を得ることができる。
鉄筋の継手構造の横断面図である。 異形鉄筋の端部に設けた雄ねじ部の横断面図及び正面図である。 スリーブの横断面図及び正面図である。 ロッキングナットの横断面図及び正面図である。 他の鉄筋の継手構造の横断面図である。 他の鉄筋の継手構造の横断面図である。 他の鉄筋の継手構造の横断面図である。 他の鉄筋の継手構造の横断面図である。 従来例による鉄筋の継手構造の横断面図である。
図1〜図8を参照しつつ、本発明による鉄筋の継手構造を説明する。さて図1に示すように、本発明による鉄筋の継手構造は、一対の異形鉄筋1の端部に、それぞれ設けた雄ねじ部11と、この雄ねじ部に結合するスリーブからなる雌ねじ部2と、この雄ねじ部と雌ねじ部とを締付けるロッキングナット3とを備えている。図2に示すように、雄ねじ部11には、角ねじを11aを形成すると共に、この角ねじの外周11bに、この角ねじよりサイズとピッチとが小さい雄ねじ11cが形成してある。なお雄ねじ部11は、異形鉄筋1の端面に、摩擦圧接によって接合されている。
図3に示すように、スリーブからなる雌ねじ部2には、雄ねじ部11に形成した角ねじ11aと螺合し、かつこのスリーブを貫通する、角ねじ21が形成してある。なおスリーブ2の外周は、両端部分23、23が円周面に形成され、中央部分22が、レンチ掛けできるように六角形の断面形状に形成してある。また図4に示すように、ロッキングナット3には、雄ねじ部11に形成したサイズとピッチとが小さき雄ねじ11cと螺合する、雌ねじ31が形成してある。
ここで図1を参照しつつ、本発明による鉄筋の継手構造の使用について説明する。最初に一対の異形鉄筋1、1の端部に設けた雄ねじ部11の外周に設けた雄ねじ11cに、それぞれロッキングナット3を螺入しておく。次に一方の異形鉄筋1の雄ねじ部11に、スリーブからなる雌ねじ部2の一端を螺入する。そして雌ねじ部2の他端に、他方の異形鉄筋1の雄ねじ部11を螺入する。したがって一対の異形鉄筋1、1とスリーブからなる雌ねじ部2とは、それぞれの角ねじ11、21が螺合することによって、迅速かつ強固に結合できる。なお、一対の異形鉄筋1の雄ねじ部11が、スリーブからなる雌ねじ部2に螺入する長さを変えることによって、据え付け間隔を容易に調整できる。
一対の異形鉄筋1、1の据え付け間隔を調整した後に、ロッキングナット3によって、雌ねじ部2の両端をそれぞれ締め付け、この一対の異形鉄筋と雌ねじ部とを固定する。ロッキングナット3は、雄ねじ部11の外周11bに形成した、サイズとピッチとが小さい雄ねじ11cと螺合するため、小さなトルクでスリーブ2の両端を締め付けることができる。
図5〜図8に、それぞれ他の実施の形態を示す。なお図1〜図4に示す部品または部位と同等のものは、参照の便宜等のため、図1〜図4に示す部品番号に一律100〜400を加えた部品番号にしてある。さて図5に示す鉄筋の継手構造は、鉄筋としてねじ鉄筋101を使用し、このねじ鉄筋の端部に雄ねじ部111を形成してある。雄ねじ部111には、凸条からなるねじ111aの外周に、この凸条からなるねじよりサイズとピッチとが小さい雄ねじ111cを螺設する。すなわちこの鉄筋の継手構造は、ねじ鉄筋101の凸条からなるねじ111aを、そのままサイズとピッチとが大きい雄ねじとして使用して、雌ねじ部102の雌ねじ121と螺合させる。そして凸条からなるねじ111aの外周に螺設したサイズとピッチとが小さい雄ねじ111cに螺合するロッキングナット103によって、両者を締付けると共に、両者のガタを無くする。
図6に示す鉄筋の継手構造では、一方の異形鉄筋201の端部に、スリーブの一端部を縮径して圧着した雄ねじ部211が設けてある。雄ねじ部211の他端部の外周には、角ねじ211aを形成すると共に、この角ねじの外周に、この角ねじよりサイズとピッチとが小さい雄ねじ211cを形成する。他方の異形鉄筋201の端部には、スリーブの一端部を縮径して圧着した雌ねじ部202を設ける。雌ねじ部202の他端部の内周に、上記角ねじ211aと螺合する角ねじ221を形成する。またサイズとピッチとが小さい雄ねじ211cには、ロッキングナット203が螺合し、このロッキングナットによって、一方の異形鉄筋201に設けた雄ねじ部211と、他方の異形鉄筋201の端部に設けた雌ねじ部202とを締付けて固定する。
図7に示す鉄筋の継手構造では、一方の異形鉄筋301の端部に、スリーブの一端を縮径して結合した雌ねじ部302を設ける。雌ねじ部302の他端部の内周には、雌ねじからなる角ねじ321を形成する。他方の異形鉄筋301の端部には、雄ねじ部311を摩擦圧接によって結合する。雄ねじ部311には、雌ねじ部302に形成した角ねじ321と螺合する角ねじ311aを形成すると共に、この角ねじの外周に、この角ねじよりサイズとピッチとが小さい雄ねじ311cを形成する。またサイズとピッチとが小さい雄ねじ311cには、ロッキングナット303が螺合し、このロッキングナットによって、一方の異形鉄筋201の端部に設けた雌ねじ部302と、他方の異形鉄筋201の端部に設けた雄ねじ部材311とを締付けて固定する。
図8に示す鉄筋の継手構造では、一対の異形鉄筋401の端部に、図7で示したものと同様に、それぞれスリーブの一端部を縮径して結合した雌ねじ部402を形成する。雌ねじ部402の他端部の内周には、それぞれ雌ねじからなる角ねじ421を形成する。また一対の異形鉄筋401を相互に結合する雄ねじ部411には、それぞれの雌ねじ部402の角ねじ421と螺合する、雄ねじからなる角ねじ411aを形成すると共に、この角ねじの外周に、この角ねじよりサイズとピッチとが小さい雄ねじ411cを形成する。またサイズとピッチとが小さい雄ねじ411cには、2個のロッキングナット403が螺合し、この2個のロッキングナットによって、一対の異形鉄筋401の端部に設けた雌ねじ部402同士を締付けて固定する。
なお図8に示すように、左右の異形鉄筋401の端部に設けた雌ねじ部402を比較すると、右側の雌ねじ部の内周に設けた角ねじ421の方が、ねじ長さを長くしてある。また左右の雌ねじ部402の長さの相違に合わせて、雄ねじ部411も、不完全ねじ部411dを挟んで、右側部分の雄ねじを左側部分よりも長くしてある。すなわち左右の異形鉄筋401の間隔が固定されている場合には、まず右側の雌ねじ部402の長い角ねじ421内に、雄ねじ部411の長い右側部分を螺入させ、次いで左側の雌ねじ部402の短い角ねじ421内に、雄ねじ部材411の短い左側部分を、反対方向に回転させつつ螺入する。
鉄筋同士を素早く結合可能であって、鉄筋とスリーブとの結合強度を向上できると共に、ロッキングナッの締め付けトルクを小さくできるため、建設に関する産業に広く利用可能である。
1、201〜501 異形鉄筋(鉄筋)
101 ねじ鉄筋
11、111〜411 雄ねじ部
11a、111a〜411a 角ねじ(角ねじまたは台形ねじ)
11b 外周
11c、111c〜411c 雄ねじ
2、102〜402 雌ねじ部
21、121〜421 角ねじ(角ねじまたは台形ねじ)
3、103〜503 ロッキングナット

Claims (3)

  1. 鉄筋の端部に設けた雄ねじ部と、この雄ねじ部に結合する雌ねじ部と、この雄ねじ部と雌ねじ部とを締付けるロッキングナットとを備え、
    上記雄ねじ部には、角ねじまたは台形ねじを形成すると共に、この角ねじまたは台形ねじの外周に、この角ねじまたは台形ねじよりサイズとピッチとが小さい雄ねじが形成してあり、
    上記雌ねじ部には、上記雄ねじ部の角ねじまたは台形ねじと螺合する角ねじまたは台形ねじが形成してあり、
    上記ロッキングナットには、上記雄ねじ部の角ねじまたは台形ねじの外周に形成した雄ねじと螺合する雌ねじが形成してある
    ことを特徴とする鉄筋の継手構造。
  2. ねじ鉄筋の端部に設けた雄ねじ部と、この雄ねじ部に結合する雌ねじ部と、この雄ねじ部と雌ねじ部とを締付けるロッキングナットとを備え、
    上記雄ねじ部には、上記ねじ鉄筋のねじの外周に、このねじ鉄筋のねじよりサイズとピッチとが小さい雄ねじが形成してあり、
    上記雌ねじ部には、上記ねじ鉄筋のねじと螺合する雌ねじが形成してあり、
    上記ロッキングナットには、上記ねじ鉄筋のねじの外周に形成した雄ねじと螺合する雌ねじが形成してある
    ことを特徴とする鉄筋の継手構造。
  3. 鉄筋の端部に設けた雌ねじ部と、この雌ねじ部に結合する雄ねじ部と、この雌ねじ部と雄ねじ部とを締付けるロッキングナットとを備え、
    上記雌ねじ部には、角ねじまたは台形ねじを形成してあり、
    上記雄ねじ部の外周には、上記雌ねじ部と螺合する角ねじまたは台形ねじを形成すると共に、この角ねじまたは台形ねじの外周に、この角ねじまたは台形ねじよりサイズとピッチとが小さい雄ねじが形成してあり、
    上記ロッキングナットには、上記雄ねじ部の角ねじまたは台形ねじの外周に形成した雄ねじと螺合する雌ねじが形成してある
    ことを特徴とする鉄筋の継手構造。
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