JP6014099B2 - 機械式継手 - Google Patents
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Description
すなわち本発明の第2の機械式継手は、各異形棒鋼の接合側端部に対して連結する雌ねじ形成部を二組と、二組の雌ねじ形成部を連結する連結ボルトとを備える。そして連結ボルトは、軸長の中間部には頭部を、軸長の両端部には雄ねじ部を備えるものとする。また雌ねじ形成部は、異形棒鋼の外周面における円周全長のうち略半分ずつを覆う略半円筒形状のカプラーを一対と、一対のカプラーが円筒状を保持するようにその外面側に嵌合する為の内テーパ部が内面に形成されたテーパースリーブと、テーパースリーブを押し込む締結ナットと、を備える。そして円筒状となる一対のカプラーは、内面には、異形棒鋼の節に嵌合する節溝を有し、外面には、内テーパ部に対応すると共に異形棒鋼の接合側端部に向かって縮径する外テーパ部と、外テーパ部よりも接合側端部の位置に形成される雄ねじ部とを有する。そのうえで締結ナットは、内面には雌ねじ部を備え、雌ねじ部は一対のカプラーの雄ねじ部及び連結ボルトの雄ねじ部に螺合するものである。
(2)その後、一対のカプラー10、10の外テーパ部12と、テーパースリーブ30の内テーパ部31のテーパーの向きを一致するようにして、異形棒鋼Aの接合部端部側からテーパースリーブ30を通すことで、一対のカプラー10、10を異形棒鋼Aの外面に接近させ、一対のカプラー10、10を円筒状に保持する。
(3)そして、円筒状に保持した一対のカプラー10、10の雄ねじ部11の根元側に、締結ナット50を螺合させる。なお、締結ナット50を螺合させるにつれ、テーパースリーブ30は、異形棒鋼Aの接合部端部側から遠ざかる方向に移動する。そして、この時、内テーパ部31と、外テーパ部12を有することから、徐々に一対のカプラー10、10が異形棒鋼Aをその半径方向に締め付ける力が働き、各係止突起14が異形棒鋼Aの外面に強固に押し付けられ、その結果、異形棒鋼Aの接合側端部に対して右ねじ用の雄ねじ形成部100を連結する。
(4)そして、もう一方の異形棒鋼Aにも上記と同様の工程を経て接合側端部に対して左ねじ用の雄ねじ形成部200を連結する。
(5)このようにして異形棒鋼A、Aにそれぞれ連結された二組の雄ねじ形成部100、200は、その後、連結ナット70を一方向に回転させることで連結され、このことによって、二本の異形棒鋼A、Aを一直線に機械的に接合する。そして連結ナット70を回転させる際に二本の異形棒鋼A、AのリブA2、A2の位置を一直線に揃えなくても良いので、作業性が向上する。また連結ナット70の一方側には右ねじが、他方側には左ねじが形成されているので、連結ナット70を一方向に回転させる簡単な操作で、連結できる。
(1)〜(3)の手順は、第一実施形態の機械式継手の手順(1)〜(3)と同様であり、それによって右ねじ用の雌ねじ形成部100Cを形成する。つまり右ねじ用の一対のカプラー10、10を異形棒鋼Aの接合部端部の外面に対して円筒状に覆うようにして被せ、テーパースリーブ30を一対のカプラー10、10の上に被せ、一対のカプラー10、10の雄ねじ部11に、締結ナット50Cを螺合させる。そうすると内テーパ部31と外テーパ部12とが重なり合って、結果的に異形棒鋼Aの接合側端部に対して右ねじ用の雌ねじ形成部100Cが連結される。右ねじ用の雌ねじ形成部100Cは、締結ナット50Cの雌ねじ部51Cには、一対のカプラー10、10に螺合している部分と、未だ何も螺合していない部分とが形成される。また、異形棒鋼Aの接合側端部は、一対のカプラー10、10よりも突出している。
(4)そして、もう一方の異形棒鋼Aにも上記と同様の工程を経て接合側端部に対して左ねじ用の雌ねじ形成部200Cを連結する。
(5)このようにして二本の異形棒鋼A、Aにそれぞれ連結された二組の雌ねじ形成部100C、200Cは、その後、未だ何も螺合していない部分に対して、連結ボルト70Cの一対の雄ねじ部72C、72Cを合わせて、連結ボルト70Cを一方向に回転させ、一対の雄ねじ部72C、72Cの端面が、対応する側の異形棒鋼Aの端面に強く押し当てられるようにする。このとき連結ボルト70Cの頭部71Cと一対の締結ナット50C、60Cの間に隙間が形成され、その隙間から一対の雄ねじ部72C、72Cの一部が確認できるようになっている。このようにして二本の異形棒鋼A、Aを一直線に機械的に接合する。
11 雄ねじ部
11a 半雄ねじ部
12 外テーパ部
12a 半外テーパ部
13 挟み持ち部
14 係止突起
15 節溝
20 カプラー(左ねじ用)
21 雄ねじ部
21a 半雄ねじ部
22 外テーパ部
22a 半外テーパ部
23 挟み持ち部
24 係止突起
25 節溝
30 テーパースリーブ(右ねじ用)
31 内テーパ部
40 テーパースリーブ(左ねじ用)
41 内テーパ部
50、50C 締結ナット(右ねじ用)
51、51C 雌ねじ部
60、60C 締結ナット(左ねじ用)
61、61C 雌ねじ部
70 連結ナット
71 雌ねじ部
70C 連結ボルト
71C 頭部
72C 雄ねじ部
80 隙間
100 雄ねじ形成部(右ねじ用)
200 雄ねじ形成部(左ねじ用)
100C 雌ねじ形成部(右ねじ用)
200C 雌ねじ形成部(左ねじ用)
A 異形棒鋼
A1 棒鋼本体
A2 リブ
A3 節
Claims (5)
- 円柱状の棒鋼本体、及び棒鋼本体の外面であってその長手方向に延長する二本のリブ、及び棒鋼本体の外面であって二本のリブの間を接合する複数の節を有する二本の異形棒鋼を接合対象とし、二本の異形棒鋼を一直線に機械的に接合する機械式継手において、
各異形棒鋼の接合側端部に対して連結する雄ねじ形成部を二組と、二組の雄ねじ形成部を連結する連結ナットとを備え、
雄ねじ形成部は、異形棒鋼の外周面における円周全長のうち略半分ずつを覆う略半円筒形状のカプラーを一対と、一対のカプラーが円筒状を保持するようにその外面側に嵌合する為の内テーパ部が内面に形成されたテーパースリーブと、テーパースリーブを押し込む締結ナットと、を備え、
円筒状となる一対のカプラーは、内面には、異形棒鋼の節に嵌合する節溝を有し、外面には、内テーパ部に対応すると共に異形棒鋼の接合側端部に向かって縮径する外テーパ部と、外テーパ部よりも接合側端部の位置に形成されると共に締結ナット及び連結ナットの一部を螺合する雄ねじ部とを有することを特徴とする機械式継手。 - 一対の雄ねじ形成部のうち一方の雄ねじ部と、その一方の雄ねじ部に螺合する締結ナット及び連結ナットの一方側には、右ねじが形成されており、
一対の雄ねじ形成部のうち他方の雄ねじ部と、その他方の雄ねじ部に螺合する締結ナット及び連結ナットの他方側には、左ねじが形成されていることを特徴とする請求項1記載の機械式継手。 - 円柱状の棒鋼本体、及び棒鋼本体の外面であってその長手方向に延長する二本のリブ、及び棒鋼本体の外面であって二本のリブの間を接合する複数の節を有する二本の異形棒鋼を接合対象とし、二本の異形棒鋼を一直線に機械的に接合する機械式継手において、
各異形棒鋼の接合側端部に対して連結する雌ねじ形成部を二組と、二組の雌ねじ形成部を連結する連結ボルトとを備え、
連結ボルトは、軸長の中間部には頭部を、軸長の両端部には雄ねじ部を備え
雌ねじ形成部は、異形棒鋼の外周面における円周全長のうち略半分ずつを覆う略半円筒形状のカプラーを一対と、一対のカプラーが円筒状を保持するようにその外面側に嵌合する為の内テーパ部が内面に形成されたテーパースリーブと、テーパースリーブを押し込む締結ナットと、を備え、
円筒状となる一対のカプラーは、内面には、異形棒鋼の節に嵌合する節溝を有し、外面には、内テーパ部に対応すると共に異形棒鋼の接合側端部に向かって縮径する外テーパ部と、外テーパ部よりも接合側端部の位置に形成される雄ねじ部とを有し、
締結ナットは、内面には雌ねじ部を備え、雌ねじ部は一対のカプラーの雄ねじ部及び連結ボルトの雄ねじ部に螺合することを特徴とする機械式継手。 - 一対の雌ねじ形成部のうち一方の雌ねじ部と、その一方の雌ねじ部に螺合する連結ボルトの一端部側及び一対のカプラーには、右ねじが形成されており、
一対の雌ねじ形成部のうち他方の雌ねじ部と、その他方の雌ねじ部に螺合する連結ボルトの他端部及び一対のカプラーには、左ねじが形成されていることを特徴とする請求項3記載の機械式継手。 - 接合対象となる二本の異形棒鋼の節は、二本のリブを介して円形状に連続するように棒鋼本体の長手方向に対する位置を合わせて配置されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の機械式継手。
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JP2013254825 | 2013-12-10 | ||
JP2013254825 | 2013-12-10 | ||
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Publications (2)
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JP2015132151A JP2015132151A (ja) | 2015-07-23 |
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JP2014207928A Active JP6014099B2 (ja) | 2013-12-10 | 2014-10-09 | 機械式継手 |
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-
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