JP2011131828A - ハイブリッド電気自動車のモータ用ベアリングの潤滑構造 - Google Patents

ハイブリッド電気自動車のモータ用ベアリングの潤滑構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ロータを支持するベアリングへの潤滑油供給のための油路をハウジングに形成したことに起因する製造コストの高騰を抑制すると共に、ポンプ駆動の増大による燃費悪化を未然に防止した上で、ベアリングを良好に潤滑できるハイブリッド電気自動車のモータ用ベアリングの潤滑構造を提供する。
【解決手段】アウタ入力軸12内でインナ入力軸15を回転可能に支持しているベアリング16を潤滑すべく供給されている作動油を、これらのアウタ入力軸12とインナ入力軸15との間に形成された軸間油路65、及びアウタ入力軸12に貫設された貫通油路66を経てモータ20のロータ21を支持しているベアリング25まで導いて潤滑する。
【選択図】図2

Description

本発明はハイブリッド電気自動車のモータ用ベアリングの潤滑構造に係り、詳しくは走行用モータのロータを支持するベアリングに潤滑油を供給するための油路に関する。
例えばハイブリッド電気自動車の走行用モータは、エンジンからの駆動力をクラッチを介して変速機側に伝達する入力軸上に設けられ、その作動に伴って駆動力を入力軸から変速機側に任意に伝達し得るように構成されている。このような走行用モータのロータは変速機の入力軸に対して動力伝達可能なようにスプライン結合されているが、ステータとの微小なクリアランスを高精度に保つために、入力軸とは別個に独立してハウジングに対してベアリングにより回転可能に支持されている。
このようなベアリングを潤滑するためにはグリスを封入して潤滑する方法もあるが、ステータに設けられたコイルにオイルポンプから供給される作動油(例えば、ATFなど)を常に循環させて冷却するようにした油冷式の走行用モータでは、作動油によりグリスが流れ落ちる可能性がある。
そこで、例えば専用の油路を形成して上記オイルポンプからの作動油を潤滑油としてベアリングまで導いて潤滑する対策が必要となる。
このようなモータ用ベアリングの潤滑構造としては、例えば特許文献1の技術が提案されている。当該特許文献1の技術では、ケースに対してロータシャフトをベアリングにより回転可能に支持すると共に、このベアリングのシールド、ストッパのフランジ及び磁気シールドによりベアリングと隣接する第1油室を区画し、ケースに穿設した油路を経てオイルポンプからの潤滑油を第1油室内まで案内してベアリングを潤滑するようにしている。
特開2009−124822号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術において、ロータシャフトを支持するベアリングは、クラッチ室やモータ室が形成された複雑な形状をなすケース内の最中心部に位置していることから、オイルポンプからベアリングまでを連通する油路は複雑な形状となり、このような油路をケースに穿設することは製造コストの面で非常に不利であった。しかも、新たにベアリングへの潤滑油供給のためにオイルポンプにはより大きな吐出量が要求されることから、ポンプ駆動に要するエンジンの駆動ロスが増大して燃費が悪化するという問題もあった。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ロータを支持するベアリングへの潤滑油供給のための油路をハウジングに形成したことに起因する製造コストの高騰を抑制すると共に、ポンプ駆動の増大による燃費悪化を未然に防止した上で、ベアリングを良好に潤滑することができるハイブリッド電気自動車のモータ用ベアリングの潤滑構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、筒状をなしてハウジング内で回転可能に支持され、第1クラッチの断接動作に応じてエンジンからの駆動力を変速機の第1歯車機構を介して出力軸に伝達するアウタ入力軸と、アウタ入力軸内で第1のベアリングを介して相対回転可能に支持され、第2クラッチの断接動作に応じてエンジンからの駆動力を変速機の第2歯車機構を介して出力軸に伝達するインナ入力軸と、アウタ入力軸上に回転規制された状態で第1クラッチ及び第2クラッチ側と変速機側との両端部をそれぞれハウジングに対して第2のベアリングにより回転可能に支持されたロータ、及びハウジング内でロータの外周を取り巻くように配設されたステータから構成され、作動に伴って駆動力をアウタ入力軸から第1歯車機構を介して出力軸に伝達可能な走行用モータと、第1のベアリングに潤滑油を供給する潤滑油供給源とを備えたハイブリッド電気自動車において、第1のベアリングと変速機側の第2のベアリングとの間においてアウタ入力軸の内周面とインナ入力軸の外周面との間に第1の油路を形成すると共に、アウタ入力軸に内外を貫通する第2の油路を形成して第2の油路を介して第1の油路と第2のベアリングとを連通させたものである。
従って、アウタ入力軸内でインナ入力軸を回転可能に支持する第1のベアリングには潤滑油供給源から潤滑油が供給され、この潤滑油により第1のベアリングが潤滑されている。そして、第1のベアリングに供給されている潤滑油は、アウタ入力軸の内周面とインナ入力軸の外周面と間に形成された第1の油路内を変速機側に案内され、第2の油路を経て変速機側の第2のベアリングに到達して潤滑する。
このように、既に第1のベアリングまで供給されている潤滑油を利用して第2のベアリングを潤滑しており、第1の油路はアウタ入力軸の内周面とインナ入力軸の外周面との間に設けられたクリアランスを利用するだけであり、第2の油路はアウタ入力軸に貫設するだけである。従って、例えば特許文献1の技術のようにハウジングに複雑な油路を形成する必要がなく、何れの油路も容易に形成可能であり、最小限の加工によりロータを支持する第2のベアリングの潤滑構造を確立可能となる。
また、第1のベアリングまで供給されている潤滑油を利用することから、潤滑油供給源による潤滑油の吐出量を増大させる必要はなく、吐出量の増大と共に潤滑油供給源の駆動ロスが増大する事態が未然に防止される。
請求項2の発明は、請求項1において、走行用モータのステータが、潤滑油供給源から供給される潤滑油によりコイルを冷却され、ハウジングが、コイルを冷却する潤滑油によるロータの回転ロスを防止すべく、ロータを収容するロータ室とステータを収容するステータ室とに区画され、ロータ室内の一側には、ロータの外周に設けられた角度検出用のレゾルバロータ、及びレゾルバロータの周囲を取り巻くように配設されたレゾルバステータによりドレン空間が区画され、ドレン空間内に変速機側の第2のベアリングが露出し、ハウジングには、ドレン空間の下部と潤滑油回収用のオイルパンとを連通させる回収路が形成されたものである。
従って、ステータ室内ではステータのコイルが潤滑油により冷却され、このステータ室に対してロータ室が区画されることにより、ステータ室からロータ室への潤滑油の侵入が抑制されてロータの回転ロスが防止されている。一方、第1の油路及び第2の油路を経て変速機側の第2のベアリングに案内されて潤滑に供された潤滑油はドレン空間内に排出され、ドレン空間の下部から回収路を経てオイルパンに回収される。
そして、角度検出のためにレゾルバロータとレゾルバステータとの間の間隙は極めて小さく設定されているため、これらのレゾルバロータ及びレゾルバステータによりロータ室内とドレン空間とが区画されることになり、ドレン空間内の潤滑油がロータ室内に侵入する事態が未然に防止される。
請求項3の発明は、請求項2において、ステータ室は、環状を成し、ステータの両側とハウジングの内壁との間にそれぞれ介装されたシール部材によりロータ室内と区画され、変速機側のシール部材は、内周端部がロータ室内に突出するように形成され、ロータ室の下部において、変速機側のシール部材の内周端部とハウジングの内壁とにより凹状の油受け部を形成され、回収路は、ドレン空間から油受け部まで延設された第1の回収路と、変速機側のシール部材に対するハウジングの当接面に形成され油受け部と連通するドレン溝と、ドレン溝とオイルパンとを連通させる第2の回収路から構成されたものである。
従って、第2のベアリングを潤滑してドレン空間に排出された潤滑油は第1の回収路を経て油受け部の上方まで案内され、第1の回収路から油受け部に滴下する。油受け部内の潤滑油はシール部材の内周端によりロータ室側への流動を規制されながら、ドレン溝及び第2の回収路を経てオイルパンに回収される。
このように、既存のシール部材を利用して油受け部内の潤滑油のロータ室内への流動、ひいてはロータ室内に流動した潤滑油によるロータの回転ロスが未然に防止されると共に、既存のシール部材を利用してハウジングに形成したドレン溝を回収路の一部として機能させることが可能となる。
以上説明したように請求項1の発明のハイブリッド電気自動車のモータ用ベアリングの潤滑構造によれば、潤滑油供給源から第1のベアリングまで供給されている潤滑油を第1の油路及び第2の油路を経て変速機側の第2のベアリングまで案内することにより、この第2のベアリングを良好に潤滑することができる。
そして、第1の油路はアウタ入力軸の内周面とインナ入力軸の外周面との間に設けられたクリアランスを利用するだけで形成でき、第2の油路はアウタ入力軸に貫設するだけで形成できるため、製造コストを高騰させることなく実施でき、且つ、第1のベアリングまで供給されている潤滑油を利用するため、潤滑油供給源の吐出量を増大する必要がなく、潤滑油供給源の駆動ロスの増大による燃費悪化を未然に防止することができる。
請求項2の発明のハイブリッド電気自動車のモータ用ベアリングの潤滑構造によれば、請求項1に加えて、角度検出用の既存のレゾルバロータ及びレゾルバステータを利用してロータ室に対してドレン空間を区画し、このドレン空間を経て第2のベアリングを潤滑後の潤滑油をオイルパンに回収するようにしたため、ロータ室内にドレン空間を容易に区画でき、ひいては製造コストを一層低減することができる。
請求項3の発明のハイブリッド電気自動車のモータ用ベアリングの潤滑構造によれば、請求項1または2に加えて、既存のシール部材を利用して油受け部内の潤滑油のロータ室内への流動を防止すると共に、ハウジングに形成したドレン溝を回収路の一部として機能させるようにしたため、回収路の構成を簡略化でき、ひいては製造コストを一層低減することができる。
本発明のハイブリッド電気自動車のモータ用ベアリングの潤滑構造が適用されたパワープラントを示す全体構成図である。 パワープラントのクラッチ・モータ機構を示す断面図である。 環状回収路を示す図2のIII−III線断面図である。
以下、本発明を具体化したハイブリッド電気自動車のモータ用ベアリングの潤滑構造の一実施形態を説明する。
図1は本発明のハイブリッド電気自動車のモータ用ベアリングの潤滑構造が適用されたパワープラントを示す全体構成図である。
全体としてパワープラントは、車両前方よりエンジンM1、湿式油圧クラッチ19(以下、単にクラッチと称する)及び油冷式モータ20(以下、単にモータと称する)からなるクラッチ・モータ機構M2、エンジンM1やモータ20の駆動力を任意の変速段で変速するデュアルクラッチ式の変速機M3、及び変速機M3から出力される駆動力を左右の駆動輪54に伝達するプロペラシャフト52及び差動装置53からなる伝達機構M4により構成されている。
図2はこのように構成されたパワープラントのクラッチ・モータ機構M2を示す断面図である。
クラッチ・モータ機構M2のクラッチ・モータハウジング1(ハウジング)は、クラッチ19及びモータ20を収容するようにアルミ合金により一体成型されている。但し、クラッチ・モータハウジング1は必ずしも一体成型する必要はなく、クラッチ19側とモータ20側とを別体で成型してボルトにより締結する構成としてもよい。
以下に詳細を説明すると、クラッチ・モータハウジング1のハウジング本体2は全体として前後方向に延びる略円筒状をなし、その前端は図示しないボルトで締結された前壁3により閉塞され、同じく後端は図示しないボルトで締結された後壁4により閉塞されている。ハウジング本体2の内部には隔壁5が一体成型され、この隔壁5によりクラッチ・モータハウジング1内は前側のクラッチ室6と後側のモータ室7とに区画されている。
クラッチ・モータハウジング1の前端外周にはフランジ1aが形成され、このフランジ1aを介してクラッチ・モータハウジング1の前端にはエンジンM1が図示しないボルトにより連結されている。クラッチ・モータハウジング1の前壁3の中央には前後方向に延びるようにクラッチ入力軸10が回転可能に支持され、このクラッチ入力軸10の前端にエンジンM1の出力軸が連結されている。前壁3にはオイルポンプ11(潤滑油供給源)が設けられ、オイルポンプ11はクラッチ入力軸10と連結されてエンジンM1の運転中に常に回転駆動されて作動油(ATFであり、本発明の潤滑油に相当)を供給する。後述するように、このオイルポンプ11から供給される作動油がクラッチ19の断接動作や潤滑、モータ20の冷却、ベアリング16,24,25の潤滑に利用される。
クラッチ入力軸10の後方には変速機M3の入力軸として機能するアウタ入力軸12が同一軸線上に配設され、このアウタ入力軸12は隔壁5に設けられたベアリング13及び後壁4に設けられたベアリング14により回転可能に支持されている。アウタ入力軸12は筒状をなし、その内部には同じく変速機M3の入力軸として機能するインナ入力軸15が配設されている。
さらにベアリング14よりも内側のアウタ入力軸12と後壁4との間には、オイルシール18aが設けられている。
アウタ入力軸12の内周の前部及び後部にはベアリング16,17が設けられ、これらのベアリング16,17によりインナ入力軸15はアウタ入力軸12に対して相対回転可能に支持されている。さらに、ベアリング16、17との間に、オイルシール18bが設けられている。上記オイルポンプ11からの作動油の一部は図示しない油路を介してベアリング16まで案内されており、この作動油によりベアリング16が潤滑されている。さらに、ベアリング16を潤滑したオイルは、アウタ入力軸12及びインナ入力軸15との間をオイルシール18bまで流通される。アウタ入力軸12及びインナ入力軸15の後端はクラッチ・モータハウジング1の後壁4を介して後方に突出し、後述するように、これらのアウタ入力軸12及びインナ入力軸15を介してエンジンM1やモータ20の駆動力が変速機M3側に伝達される。
上記クラッチ室6内にはクラッチ入力軸10を中心としてクラッチ19が収容されている。詳細は説明しないが、クラッチ19はアウタクラッチ19a及びインナクラッチ19bから構成され、それぞれ上記オイルポンプ11から供給される作動油によりピストンを油圧作動させて湿式多板クラッチを押圧することにより接続される。
アウタクラッチ19aの接続時にはクラッチ入力軸10とアウタ入力軸12とが接続されて、エンジンM1からの駆動力がアウタクラッチ19aを介してアウタ入力軸12に伝達され、インナクラッチ19bの接続時にはクラッチ入力軸10とインナ入力軸15とが接続されて、エンジンM1からの駆動力がインナクラッチ19bを介してインナ入力軸15に伝達される。
一方、モータ室7内にはアウタ入力軸12を中心として永久磁石式のモータ20が配設され、全体としてモータ20はロータ21及びステータ22から構成されている。ロータ21はモータ室7内に露出しているアウタ入力軸12に外嵌され、ロータ21の周囲には永久磁石からなる多数のロータコア21aが列設されている。ロータ21はアウタ入力軸12の外周面に対してスプライン23により相対回転を規制されると共に、隔壁5に設けられたベアリング24及び後壁4に設けられたベアリング25(本発明の変速機側のベアリングに相当)に案内されながらアウタ入力軸12と共に回転可能となっている。
ステータ22は、電磁鋼板を積層した環状のステータコア22a上にコイル22bを巻回した複数のボビン22cを周方向に列設して構成されており、ロータ21の周囲を僅かな間隙をおいて取り巻くように配設されている。ステータ22の外周はモータ室7の内周に嵌め込まれ、ステータ22の各ボビン22cの前部はアウタ入力軸12を中心とした環状をなすパッキン26(シール部材)を介して隔壁5に当接し、各ボビン22cの後部は同じくアウタ入力軸12を中心とした環状をなすパッキン27を介して後壁4に当接している。
図示はしないが、ステータ22の各コイル22bはU,V,Wの3相に分別されて交互に配列され、各相のコイル22bはそれぞれ電力線を介してハウジング外のインバータに接続されている。インバータの制御によりバッテリからの電力を供給されて各相のコイル22bは順次通電され、ステータコア22aに発生した磁界の方向に応じてロータ21と共にアウタ入力軸12には駆動トルクや回生トルクが付与される。
モータ室7内においてロータ21の後部にはロータ角度を検出するためのレゾルバ28が設けられている。レゾルバ28はレゾルバロータ28aとレゾルバステータ28bとから構成され、レゾルバロータ28aはロータ21を中心とした環状をなしてロータ21の後部に固定されている。このレゾルバロータ28aを取り巻くように環状をなすレゾルバステータ28bが同心円状に配設され、このレゾルバステータ28bは、断面L字状の環状をなすステー29を介して図示しないボルトで後壁4に固定されている。
これによりモータ20のロータ21と共にレゾルバロータ28aが回転すると、その回転角度に応じた信号をレゾルバステータ28bが出力する。磁界を利用した角度検出のためにレゾルバロータ28aとレゾルバステータ28bとの間の間隙は極めて小さく設定され、これらのレゾルバロータ28a及びレゾルバステータ28bとステー29とにより、ロータ室7a内に対してロータ21を中心として環状をなすドレン空間61が区画され、このドレン空間61内に後壁4のベアリング25の前面が露出している。
また、前後のパッキン26,27のシール作用により、モータ室7内はステータ22を境界として内周側のロータ室7aと外周側のステータ室7bとに内外に区画されている。
隔壁5のモータ室7側の面には、アウタ入力軸12を中心としてステータ22と相対向する環状をなす分配溝31が凹設され、前側のパッキン26には各ボビン22cに対応するように複数の分配孔32が貫設されている。分配溝32内には図示しない油路を経て上記オイルポンプ11から作動油の一部が供給され、作動油は分配溝31から各分配孔32を経て各ボビン22c内に導かれるようになっている。各ボビン22cはステータ室7bと連通しているため、各ボビン22c内に導かれた作動油はコイル22bに沿って後方に流通してステータ室7b内を満たし、コイル22bは常に作動油により冷却される。
なお、このようにステータ室7bは作動油が常に満たされるが、上記パッキン26,27のシール作用によりロータ室7aへの作動油の侵入はほとんどない。この対策は、ロータ室7a内で飛散した作動油が高速回転するロータ21に衝突して回転ロスを生じるのを防止するためである。
図3は環状回収路を示す図2のIII−III線断面図である。
図2,3に示すように、クラッチ・モータハウジング1のハウジング本体2と後壁4との間には、モータ室7の後部周囲を取り巻くように環状回収路33が形成されている。上記ステータ室7bは、その最上部に形成された流下孔35を介して環状回収路33の最上部と連通している。ハウジング本体2には環状回収路33内の最下部に一端を開口させるように下部回収路36が形成され、下部回収路36の他端はハウジング本体2の下部に設けられたオイルパン37内と連通している。
一方、ハウジング本体2の上部にはモータ温度調整用のソレノイドバルブ42などを収容したソレノイドバルブ室39が設けられ、このソレノイドバルブ室39はボルト40により脱着可能な蓋体41で閉塞されている。ソレノイドバルブ室39内は前部連通孔43を介してクラッチ室6の上部と連通すると共に、後部連通孔44を介して環状回収路33の上部及びモータ室7の上部と連通している。なお、上記レゾルバ28の信号線45は、後壁4に穿設された図示しない通路から後部連通孔44を経てソレノイドバルブ室39内に導かれ、この信号線45とソレノイドバルブ42を切換作動させるための信号線46はハウジング外に取り出されて、上記モータ制御用のコントロールユニット(図示せず)に接続されている。
例えばコントロールユニットは、レゾルバ28からの入力される検出信号に基づき、ロータ角度に応じて通電すべき各相のコイル22bを判別して通電制御を実行し、これによりモータ20を作動させる。また、インバータは、図示しない温度センサからの検出信号に基づきソレノイドバルブ42を切り換えることにより、オイルポンプ11から分配溝31内に供給される作動油を制御してコイル22bの温度を適温に保つ。
また、環状回収路33内の左側にはブリーザ室48が設けられ、このブリーザ室48にはエアブリーザ50が設置されている。エアブリーザ50は、クラッチ6室やモータ室7内での作動油の熱膨張による圧力上昇を抑制する役割を果たす。即ち、圧力上昇時のクラッチ室6内のエアは、前部連通路43、ソレノイドバルブ室39、後部連通路44及び環状回収路33を経てブリーザ室48内に導入され、同じくモータ室7b内のエアは、流下孔35及び環状回収路33を経てブリーザ室48内に導入され、それぞれエアブリーザ50からハウジング外に排出されることにより圧力上昇が抑制される。
一方、ロータ室7a内において隔壁5にはベアリング24と対応する環状をなすセパレートプレート62が図示しないボルトにより固定され、このセパレートプレート62によりベアリング24はロータ室7a内から区画されている。隔壁5にはベアリング24の上部と対応するように注油孔63が斜めに穿設され、注油孔63の下端はベアリング24の前面と連通し、注油孔63の上端は隔壁5からクラッチ室6内に開口している。また、ベアリング24の下部と対応するように隔壁5にはドレン孔64が貫設され、ドレン孔64の一端はベアリング24の後面と連通し、ドレン孔64の他端は隔壁5からクラッチ室6内に開口している。
前後のベアリング16,オイルシール18b間の領域においてアウタ入力軸12の内周面とインナ入力軸15の外周面との間には所定のクリアランスが設けられており、これにより環状断面をなす軸間油路65(第1の油路)が形成されている。アウタ入力軸12には内外を貫通する貫通油路66(第2の油路)が形成され、貫通油路66の内端は軸間油路65と連通し、貫通油路66の外端は後壁4に設けられたベアリング25の後面と連通している。なお、図2,3に示すように本実施形態では、180°対向するように2本の貫通油路66を貫設したが、これに限ることはなく、貫通油路66の本数や配置を任意に変更してもよい。
一方、環状を成し、後壁4に当接してステータ22とハウジング1との間に介装されたパッキン27の内周端部はロータ室7a内に突出し、このパッキン27の突出部分により、ロータ室7a内の下部には後壁4との間に上方に開口する凹状をなす油受け部67が形成されている。パッキン27に対する後壁4の当接面には上下方向に延びる3本のドレン溝68(回収路)が形成され、各ドレン溝68の上端は油受け部67と連通し、各ドレン溝68の下端は上記環状回収路33の最下部(回収路、第2の回収路)を介して下部回収路36(回収路、第2の回収路)と連通している。なお、本実施形態では、ドレン溝68の中程にドレン凹部68aを形成しているが、このドレン凹部68aを省略したり、ドレン溝68の本数を変更したりしてもよい。
後壁4には油受け部67の上方に位置するようにドレン孔69(回収路、第1の回収路)が斜めに穿設され、ドレン孔69の下端は油受け部67の直上に開口し、ドレン孔69の上端は後壁4に形成されたドレン溝70(回収路、第1の回収路)を介してドレン空間61内と連通している。なお、ドレン溝70は、レゾルバステータ28bを支持するステー29により閉塞されることで通路として機能している。
一方、以上のように構成されたクラッチ・モータ機構M2の後側には、図1に示すようにデュアルクラッチ式の変速機M3が接続されている。
当該デュアルクラッチ式変速機M3の構成については、例えば特開2009−035168号公報などに開示されているため概略的な説明にとどめるが、アウタ入力軸12と出力軸51との間に第1歯車機構G1を設けると共に、インナ入力軸15と出力軸51との間に第2歯車機構G2を設けて構成されている。デュアルクラッチ式変速機M3の出力軸51は、上記したように伝達機構M4のプロペラシャフト52及び差動装置53を介して駆動輪54に接続されている。
例えば図1に太線矢印で示すように、アウタクラッチ19aの接続によりエンジンM1の駆動力、或いはそれに加えてモータ20の駆動力をアウタ入力軸12から第1歯車機構G1を介して出力軸51側に伝達しているときには、インナクラッチ19bの切断により動力伝達していない第2歯車機構G2を次変速段に予め切り換えた上で(プリセレクトと称する)、その後に次変速段への切換タイミングになると、アウタクラッチ19aを切断すると共にインナクラッチ19bを接続することにより駆動力を連続的に伝達しながら変速を完了する。
次に、以上のように構成された本実施形態のハイブリッド電気自動車のモータ用ベアリングの潤滑構造の作用、特にモータ20のロータ21を支持するベアリング24,25への作動油の供給及び排出作用について説明する。
まず、オイルポンプ11から供給される作動油は図示しない油路を経てアウタクラッチ19a及びインナクラッチ19bのシリンダ室内に供給され、上記変速時には、油圧作動したピストンで湿式多板クラッチを押圧することにより、これらのクラッチ19a,19bが任意に接続される。アウタクラッチ19a及びインナクラッチ19bは高速回転し、湿式多板クラッチを潤滑した作動油、及び両クラッチ19a,19bを回転可能に支持するベアリングを潤滑した作動油は、図2に白抜き矢印で示すように遠心力により激しく飛散するため、クラッチ室6内は常に飛散した作動油が充満した状態にある。なお、飛散した作動油はクラッチ室6の内壁への付着後に流れ落ち、図示しない回収路を経てオイルパン37に回収される。
一方、ロータ室7a内には、パッキン26,27のシール作用により作動油はほとんど侵入していない。このため、ロータ21は飛散した作動油により回転ロスを生じることなく円滑に回転する。
また、図2,3に白抜き矢印で示すように、ステータ室7bは分配溝31から分配孔32を経て供給される作動油で満たされており、この作動油はコイル22bの冷却に供された後に順次流下孔35から溢れて環状回収路33内を左右に分岐して下方に案内される。環状回収路33内の最下部で作動油は左右から合流し、下部回収路36を経てオイルパン37に回収される。
上記のようにクラッチ室6内では作動油が激しく飛散しているため、図2,3に破線矢印で示すように、クラッチ室6内に開口した注油孔63には飛散した作動油の一部が流入し、注油孔63内を経て隔壁5のベアリング24に供給される。供給された作動油はセパレートプレート62によりロータ室7a内への侵入を防止されながら環状のベアリング24内を上側から下側へと流通しながら潤滑し、ベアリング24の下部においてドレン孔64を経てクラッチ室6内に排出される。なお、クラッチ室6内に排出された作動油は、クラッチ室6内で飛散した作動油と共にオイルパン37に回収される。
一方、アウタ入力軸12内でインナ入力軸15を回転可能に支持するベアリング16にはオイルポンプ11から作動油が供給され、この作動油により常に潤滑されている。
そして、図2,3に破線矢印で示すように、ベアリング16に供給されている作動油は、アウタ入力軸12の内周面とインナ入力軸15の外周面との間の軸間油路65内を後方に案内され、貫通油路66を経て後壁4に設けられたベアリング25に供給される。供給された作動油は環状のベアリング25内を上側から下側へと流通しながら潤滑し、ベアリング25の下部においてドレン空間61内に排出される。
ドレン空間61内はレゾルバロータ28a及びレゾルバステータ28bとステー29とでロータ室7a内から区画されているため、ドレン空間61内のほとんどの作動油は、ロータ室7a内に侵入することなくドレン空間61内の下部に開口したドレン溝70内に流入する。流入した作動油はドレン溝70を経てドレン孔69の開口部から油受け部67に滴下する。
このときのドレン孔69は、ドレン溝70内の作動油を油受け部67の上方まで案内する役割を果たす。そして、油受け部67内の作動油はロータ室7a内に突出したパッキン27の内周端によりロータ室7a側への流動を規制されながら、ドレン溝68及びドレン凹部68aを経て環状回収路33の最下部に排出され、さらに下部回収路36を経てオイルパン37に回収される。
以上のようにしてオイルポンプ11からの作動油を供給することによりベアリング24,25が潤滑される。
そして、隔壁5側のベアリング24の潤滑については、隔壁5に作動油供給用の注油孔63、及び作動油回収用のドレン孔64を形成すると共に、ロータ室7a内への作動油の侵入を防止するセパレートプレート62を配置するだけで、製造コストを高騰させることなく実施することができる。また、クラッチ室6内で飛散した作動油をベアリング24まで導いて潤滑に利用しているため、オイルポンプ11の吐出量を増大する必要がなく、オイルポンプ11を駆動するエンジンM1の燃費悪化を未然に防止することができる。
また、後壁4側のベアリング25の潤滑については、作動油供給用の軸間油路65及び貫通油路66を形成すると共に、作動油回収用のドレン溝68,70、ドレン孔69及びドレン凹部68aを形成するだけであり、ロータ室7a内への作動油の侵入を防止するレゾルバ28やステー29、及び油受け部67を形成するためのパッキン27は既存のものであるため、製造コストを高騰させることなく実施することができる。
より具体的には、軸間油路65はアウタ入力軸12の内周面とインナ入力軸15の外周面とのクリアランスを利用するだけで形成でき、貫通油路66はアウタ入力軸12に貫設するだけで形成できる。従って、例えば特許文献1の技術のようにハウジングに複雑な油路を形成する必要がなく、何れの油路65,66も容易に形成可能であり、最小限の加工によりロータ21を支持するベアリング25の潤滑構造を確立できる。
また、既存のパッキン27を利用して油受け部67内の潤滑油のロータ室7a内への流動、ひいてはロータ室7a内に流動した潤滑油によるロータ21の回転ロスを防止できると共に、既存のパッキン27を利用して後壁4に形成したドレン溝68を回収路として機能させることができる。同じくドレン溝70についても、既存のステー29を利用して後壁4に形成したドレン溝70を回収路として機能させることができる。
さらに、既にベアリング16まで供給されている潤滑油をベアリング25まで導いて潤滑に利用しているため、オイルポンプ11の吐出量を増大する必要がなく、オイルポンプ11を駆動するエンジンM1の燃費悪化を未然に防止することができる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこの実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、クラッチ室6内で飛散した作動油を隔壁5のベアリング24まで導いて潤滑に利用したが、ベアリング24に対する潤滑構造はこれに限ることはない。例えば、一般的な構造と同様に、オイルポンプ11から供給される作動油を専用の油路により直接的にベアリング24に導いて潤滑するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、既存のレゾルバ28やステー29を利用してロータ室7a内への作動油の侵入を防止し、同じく既存のパッキン27の内周端を利用して油受け部67を形成したが、これに限ることはなく、作動油の侵入防止や油受け部67の形成のために専用の部材を設けてもよい。
1 クラッチ・モータハウジング(ハウジング)
7a ロータ室
7b ステータ室
11 オイルポンプ(潤滑油供給源)
12 アウタ入力軸
15 インナ入力軸
16 ベアリング(第1のベアリング)
18a,18b オイルシール
19a アウタクラッチ(第1クラッチ)
19b インナクラッチ(第2クラッチ)
20 モータ
21 ロータ
22 ステータ
22b コイル
24,25 ベアリング(第2のベアリング)
26,27 パッキン(シール部材)
28a レゾルバロータ
28b レゾルバステータ
33 環状回収路(回収路、第2の回収路)
35 下部回収路(回収路、第2の回収路)
37 オイルパン
51 出力軸
61 ドレン空間
65 軸間油路(第1の油路)
66 貫通油路(第1の油路)
67 油受け部
68 ドレン溝(回収路)
69 ドレン孔(回収路、第1の回収路)
70 ドレン溝(回収路、第1の回収路)
M1 エンジン
M3 変速機
G1 第1歯車機構
G2 第2歯車機構

Claims (3)

  1. 筒状をなしてハウジング内で回転可能に支持され、第1クラッチの断接動作に応じてエンジンからの駆動力を変速機の第1歯車機構を介して出力軸に伝達するアウタ入力軸と、
    上記アウタ入力軸内で第1のベアリングを介して相対回転可能に支持され、第2クラッチの断接動作に応じて上記エンジンからの駆動力を上記変速機の第2歯車機構を介して上記出力軸に伝達するインナ入力軸と、
    上記アウタ入力軸上に回転規制された状態で上記第1クラッチ及び第2クラッチ側と上記変速機側との両端部をそれぞれ上記ハウジングに対して第2のベアリングにより回転可能に支持されたロータ、及び上記ハウジング内で上記ロータの外周を取り巻くように配設されたステータから構成され、作動に伴って駆動力を上記アウタ入力軸から上記第1歯車機構を介して上記出力軸に伝達可能な走行用モータと、
    上記第1のベアリングに潤滑油を供給する潤滑油供給源と
    を備えたハイブリッド電気自動車において、
    上記第1のベアリングと上記変速機側の第2のベアリングとの間において上記アウタ入力軸の内周面と上記インナ入力軸の外周面との間に第1の油路を形成すると共に、上記アウタ入力軸に内外を貫通する第2の油路を形成して該第2の油路を介して上記第1の油路と上記第2のベアリングとを連通させたことを特徴とするハイブリッド電気自動車のモータ用ベアリングの潤滑構造。
  2. 上記走行用モータのステータは、上記潤滑油供給源から供給される潤滑油によりコイルを冷却され、
    上記ハウジングは、上記コイルを冷却する潤滑油による上記ロータの回転ロスを防止すべく、該ロータを収容するロータ室と上記ステータを収容するステータ室とに区画され、
    上記ロータ室内の一側には、上記ロータの外周に設けられた角度検出用のレゾルバロータ、及び該レゾルバロータの周囲を取り巻くように配設されたレゾルバステータによりドレン空間が区画され、該ドレン空間内に上記変速機側の第2のベアリングが露出し、
    上記ハウジングには、上記ドレン空間の下部と潤滑油回収用のオイルパンとを連通させる回収路が形成されたことを特徴とする請求項1記載のハイブリッド電気自動車のモータ用ベアリングの潤滑構造。
  3. 上記ステータ室は、環状を成し、上記ステータの両側と上記ハウジングの内壁との間にそれぞれ介装されたシール部材により上記ロータ室内と区画され、
    上記変速機側のシール部材は、内周端部が上記ロータ室内に突出するように形成され、該ロータ室の下部において、上記変速機側のシール部材の内周端部と上記ハウジングの内壁とにより凹状の油受け部が形成され、
    上記回収路は、上記ドレン空間から上記油受け部まで延設された第1の回収路と、上記変速機側のシール部材に対する上記ハウジングの当接面に形成され上記油受け部と連通するドレン溝と、該ドレン溝と上記オイルパンとを連通させる第2の回収路とから構成されたことを特徴とする請求項2記載のハイブリッド電気自動車のモータ用ベアリングの潤滑構造。
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