JP2011131809A - ドアウエザストリップ - Google Patents
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Abstract
【課題】車体開口部周縁とドアの外周部との間を確実シールして、製造が容易で、ドア閉力の小さなリップ状のシール部を備えたドアウエザストリップを提供する。
【解決手段】ドアウエザストリップ10は、取付基部11と、取付基部11から延設されるシール保持部12と、シール保持部12の先端に設けられるシールリップ部14を有する。シール保持部12は、ドアフレーム2の外周平面部と略平行な部分を有し、シールリップ部14は、ドア閉時に少なくとも一方が車体開口部周縁6に当接する車体側リップ15と、他方がドアフレーム2に当接するドア側リップ16とを有し、車体側リップ15とドア側リップ16は車外側に向けて開口するようにそれぞれ斜めに延出し、ドア閉時に車体側リップ15とドア側リップ16は開口が狭まるように撓む。
【選択図】図1
【解決手段】ドアウエザストリップ10は、取付基部11と、取付基部11から延設されるシール保持部12と、シール保持部12の先端に設けられるシールリップ部14を有する。シール保持部12は、ドアフレーム2の外周平面部と略平行な部分を有し、シールリップ部14は、ドア閉時に少なくとも一方が車体開口部周縁6に当接する車体側リップ15と、他方がドアフレーム2に当接するドア側リップ16とを有し、車体側リップ15とドア側リップ16は車外側に向けて開口するようにそれぞれ斜めに延出し、ドア閉時に車体側リップ15とドア側リップ16は開口が狭まるように撓む。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールする自動車用のドアウエザストリップに関するものである。
自動車のドア1と車体開口部周縁6との間のシールは、図10に示すように、ドア1の外周部のドアフレーム2の外周に取付けられるドアウエザストリップ110及び/または、車体開口部周縁6のフランジに取付けられるオープニングウエザストリップ130によりなされる。なお、ドアガラス5とドア1との間のシールは、ドアフレーム(ドアサッシュ)2の内周のチャンネル3に取付けられるガラスラン120によってなされる。
ドア1の外周部のドアフレーム2の外周に取付けられたドアウエザストリップ110は、取付基部111とその上面に一体に形成された中空シール部114とシールリップ部118から構成される。取付基部111は、ドアフレーム2の外周平面部に取付けられたリテーナー155に嵌め込まれてドアフレーム2に固定される。そして、ドア閉時にシールリップ部116が車体開口部周縁6の最も車外側の側端に当接し、ドアフレーム2の外周端縁と車体開口部周縁6の車外側側端との間の隙間をシールする。そのとき、中空シール部114は、車体開口部周縁6のシールリップ部118が当接する部分よりも車内側の膨出部分に当接して、ドア1と車体開口部周縁6との間をシールしている。
このような中空シール部114は、シール形状が安定してシール性が優れているが、断面形状が大きく、ドア1の建てつけのばらつきにより、圧縮荷重が高くなりドア閉力が増大する恐れがある。また、圧縮荷重等を下げるために小型の中空形状や薄肉の中空形状を形成しようとする場合には、製造が難しく、特にコーナー部においては型成形部と押出成形部との間のシール性の差を均一にすることが難しかった。
そのため、図11に示すように、ドアウエザストリップ210は、取付基部211と、その上面に一体に形成された中空シール部の代わりの車内側シールリップ部214と、車外側シールリップ部216から構成されるものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この場合には、車内側シールリップ部214の変形のみで車体と当接するため、車内側シールリップ部214の圧接力が弱く、シール性が充分ではない場合があった。
そのため、シール性を向上させるために、車内側シールリップ部214の高さを高くすることも考えられるが、コーナー部に取付けるときに、車内側シールリップ部214が倒れるように変形し易くなる。
この場合には、車内側シールリップ部214の変形のみで車体と当接するため、車内側シールリップ部214の圧接力が弱く、シール性が充分ではない場合があった。
そのため、シール性を向上させるために、車内側シールリップ部214の高さを高くすることも考えられるが、コーナー部に取付けるときに、車内側シールリップ部214が倒れるように変形し易くなる。
また、図12に示すように、中空シール部314とシールリップ部316を離して形成し、それぞれの取付基部312、313でドアフレーム(ドアサッシュ)2に取付けたものが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。この提案のシールリップ部316は、先端が断面略T字形に形成され、一方の車体側シールリップ317が車体開口部周縁6に当接したときに、他方のドアフレーム側シールリップ318がドアフレーム2の突出端縁の内面を滑るようにしてドアフレーム2の外周平面部に近づくように変形させられるものである。
この場合は、中空シール部314が主たるシール部として働き、シールリップ部316は、車体側シールリップ317とドアフレーム側シールリップ318が車体開口部周縁6とドアフレーム2の間の隙間を略面一に塞ぐ働きをすることが主の目的であり、充分なシール性を有するものではない。また、中空シール部314を車内側に位置させる等、ウエザストリップとしては大きな断面となり、製造が複雑であり、また、ドア閉力については、従来の取付基部の上面に一体に設けられるものとほぼ同じ断面形状となるので、従来のものと変わらず、ドア閉力の低減は困難であった。
このため、本発明は、ドアウエザストリップのシール部が車体開口部周縁とドアの外周の間を確実にシールして、製造が容易で、ドア閉力の小さな自動車用のドアウエザストリップを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールし、ドアの外周部に取付けられるドアウエザストリップにおいて、
ドアウエザストリップは、ドアの外周部のドアフレームの外周平面部に取付けられる取付基部と、取付基部から延設されるシール保持部と、シール保持部の先端に設けられるシールリップ部を有し、
シール保持部は、ドアフレームの外周平面部と略平行な部分を有し、
シールリップ部は、ドア閉時に少なくとも一方が車体開口部周縁に当接する車体側リップと、他方がドアフレームの外周平面部に当接するドア側リップとを有し、車体側リップとドア側リップは車外側に向けて開口するようにそれぞれ斜めに延出し、ドア閉時には、車体側リップとドア側リップは開口が狭まるように撓むことを特徴とするドアウエザストリップである。
なお、本願でのドアフレームとは、ドアの外周の枠状部分の構成要素を示すものであり、ドアのベルトライン部位より上部はドアサッシがこのドアフレームであり、ベルトライン部位より下部はドアパネルの外周部位がこのドアフレームとなっている。
ドアウエザストリップは、ドアの外周部のドアフレームの外周平面部に取付けられる取付基部と、取付基部から延設されるシール保持部と、シール保持部の先端に設けられるシールリップ部を有し、
シール保持部は、ドアフレームの外周平面部と略平行な部分を有し、
シールリップ部は、ドア閉時に少なくとも一方が車体開口部周縁に当接する車体側リップと、他方がドアフレームの外周平面部に当接するドア側リップとを有し、車体側リップとドア側リップは車外側に向けて開口するようにそれぞれ斜めに延出し、ドア閉時には、車体側リップとドア側リップは開口が狭まるように撓むことを特徴とするドアウエザストリップである。
なお、本願でのドアフレームとは、ドアの外周の枠状部分の構成要素を示すものであり、ドアのベルトライン部位より上部はドアサッシがこのドアフレームであり、ベルトライン部位より下部はドアパネルの外周部位がこのドアフレームとなっている。
請求項1の本発明では、ドアウエザストリップは、ドアフレームの外周平面部に取付けられる取付基部と、取付基部から延設されるシール保持部と、シール保持部に設けられるシールリップ部を有する。このため、取付基部がドアフレームの外周平面部に強固に保持されて、ドアウエザストリップを保持し、シール保持部がシールリップ部を保持して、シールリップ部をドアフレームの外周平面部と車体開口部周縁にそれぞれ当接させてシールすることができる。
シール保持部は、ドアフレームの外周平面部と略平行な部分を有するため、取付基部をドアフレームの外周平面部に取り付けると、シールリップ部のそれぞれのリップをドアフレームの外周平面部の当接部分と車体開口部周縁の当接部分に対して同一の角度で当接させることができ、両側のバランスを維持して、シール性を確保することができる。
シールリップ部は、ドア閉時に少なくとも一方が車体開口部周縁に当接する車体側リップと、他方がドアフレームの外周平面部に当接するドア側リップとを有する。このため、ドアフレームと車体開口部周縁の間の隙間をシールリップ部で確実に塞ぐことができ、シール性を確保することができる。シールリップ部はリップ形状であり、撓みやすくドア閉力を低減することができ、中空形状ではないため、押出成形が容易である。
車体側リップとドア側リップは車外側に向けて開口するようにそれぞれシール保持部の同じ根元位置から斜めに延出し、ドア閉時には、車体側リップとドア側リップは開口が狭まるように撓む。このため、車外側から侵入する雨水や、埃等を開口部で確実に防ぐことができる。さらに、ドア閉時には、車体側リップとドア側リップが容易に撓んで、シール性を確保することができる。
請求項2の本発明は、ドアウエザストリップは、ドアフレームの外周平面部の全周に亘り取付けられるドアウエザストリップである。
請求項2の本発明では、ドアウエザストリップは、ドアフレームの外周平面部の全周に亘り取付けられるため、ドアの外周平面部の全周に亘り隙間無くシールすることができる。シールリップ部はリップ形状であるため、押出成形でほぼ全体を1本で成形することができ、コーナー部において湾曲させられた場合であっても、容易にその湾曲に追従でき、シール性を確保することができる。
請求項3の本発明は、シールリップ部は、車体側リップとドア側リップの断面が外方に向けて凸に湾曲しているドアウエザストリップである。
請求項3の本発明では、シールリップ部は、車体側リップとドア側リップの断面が外方に向けて凸に湾曲しているため、ドアフレームと車体開口部周縁のそれぞれの当接面に当接するときに、シールリップ部がスムースに撓みドア閉力を低下させ、シール性を確保することができる。
請求項4の本発明は、シールリップ部は、車体側リップとドア側リップの断面が略平板状に形成されているドアウエザストリップである。
請求項4の本発明では、シールリップ部は、車体側リップとドア側リップの断面が略平板状に形成されているため、ドアフレームの外周平面部と車体開口部周縁のそれぞれの当接面に当接するときに、シールリップ部の先端が確実に当接して、シール性を確保することができる。
請求項5の本発明は、シールリップ部は、車体側リップとドア側リップがそれぞれ複数本形成されたドアウエザストリップである。
請求項5の本発明では、シールリップ部は、車体側リップとドア側リップがそれぞれ複数本形成されたため、ドアフレームの外周平面部と車体開口部周縁のそれぞれの当接面に当接するときに、それぞれシールリップ部が複数当接して、2重以上のシールをすることができ、シール性を増大させることができる。
請求項6の本発明は、シール保持部は、取付基部からクランク状に屈曲して形成されたドアウエザストリップである。
請求項6の本発明では、シール保持部は、取付基部からクランク状に屈曲して形成されたため、シール保持部のシールリップ部側の部分をドアフレームの外周平面部や車体開口部周縁のそれぞれの当接面に対して平行に取付けることができ、シールリップ部をドアフレームと車体開口部周縁の当接部分に対して同一の角度で当接させることができ、シール性を確保することができる。
請求項7の本発明は、シール保持部がシールリップ部よりも剛性が高く形成されたドアウエザストリップである。
請求項7の本発明では、シール保持部がシールリップ部よりも剛性が高く形成されたため、シール保持部はシールリップ部を所定位置に確実に保持して、シールリップ部がドアフレームの外周平面部や車体開口部周縁のそれぞれの当接面に対して確実に当接して、シール性を確保することができるとともに、シールリップ部が柔軟に撓んでドア閉力を低減させ、シール性を確保することができる
請求項8の本発明は、ドアウエザストリップは、取付基部から車内側に延設されたシールリップ部と、取付基部から車外側に延設された車外側サブシールリップ部とを有するドアウエザストリップである。
請求項8の本発明では、ドアウエザストリップは、取付基部から車内側に延設されたシールリップ部と、取付基部から車外側に延設された車外側サブシールリップ部とを有するため、車外側サブシールリップ部で、ドアフレームと車体開口部周縁の間の隙間を塞ぎ見栄えを向上させるとともに、シール性を向上させることができる。
シールリップ部は、車体側リップと、ドア側リップとを有するため、ドアフレームの外周平面部シールリップ部との車体開口部周縁の間の隙間をシールリップ部で確実に塞ぐことができ、シール性を確保することができる。シールリップ部はリップ形状であり、撓みやすくドア閉力を低減することができる。
車体側リップとドア側リップは車外側に向けて開口するようにそれぞれ斜めに延出し、ドア閉時には、車体側リップとドア側リップは開口が狭まるように撓むため、車外側から侵入する雨水や、埃等を開口部で確実に防ぐことができ、また、ドア閉時に車体側リップとドア側リップが容易に撓んで、シール性を確保することができる。
車体側リップとドア側リップは車外側に向けて開口するようにそれぞれ斜めに延出し、ドア閉時には、車体側リップとドア側リップは開口が狭まるように撓むため、車外側から侵入する雨水や、埃等を開口部で確実に防ぐことができ、また、ドア閉時に車体側リップとドア側リップが容易に撓んで、シール性を確保することができる。
本発明の実施の形態を図1〜図9に基づき説明する。
図9は自動車の側面図である。図9に示すように、自動車のドア1の上部の外周部にはドアフレーム2としてのドアサッシが設けられ、ドアガラス5が昇降自在に取付けられる。すなわち、ドアフレーム2の外周部にはドアウエザストリップ10が取付けられ、ドア1と車体開口部周縁6の間をシールしている。
また、ドアサッシ(ドアフレーム2)の内周には、チャンネル部2eが設けられ、このチャンネル部2e内にガラスラン20が取付けられ、ドアガラス5の昇降を案内するとともに、ドアガラス5とドアサッシとの間をシールしている。
図9は自動車の側面図である。図9に示すように、自動車のドア1の上部の外周部にはドアフレーム2としてのドアサッシが設けられ、ドアガラス5が昇降自在に取付けられる。すなわち、ドアフレーム2の外周部にはドアウエザストリップ10が取付けられ、ドア1と車体開口部周縁6の間をシールしている。
また、ドアサッシ(ドアフレーム2)の内周には、チャンネル部2eが設けられ、このチャンネル部2e内にガラスラン20が取付けられ、ドアガラス5の昇降を案内するとともに、ドアガラス5とドアサッシとの間をシールしている。
図1〜図8は、本発明の実施の形態のドアウエザストリップ10の断面図であり、それぞれ図9におけるA−A線、B−B線又はC−C線、に沿ったドアフレーム2部分の断面図であり、ドアウエザストリップ10を自動車のドア1の外周部に装着した状態を示すものである。図1〜図8は、それぞれ本発明の第1〜第8の実施の形態を示すものである。
ドアウエザストリップ10は、直線部分は押出成形により長尺に成形され、ドアフレーム2のコーナー部に対応する部分は、直線部が曲げられて、あるいは型成型により形成されている。
ドアウエザストリップ10は、直線部分は押出成形により長尺に成形され、ドアフレーム2のコーナー部に対応する部分は、直線部が曲げられて、あるいは型成型により形成されている。
まず、本発明の第1の実施の形態を図1に基づき説明する。
第1の実施の形態は、図9のA−A線に沿った断面図で示すものであり、ドアサッシだドアフレーム2であり、このドアフレーム2の上辺部に取付けられるドアウエザストリップ10である。
本発明のドアウエザストリップ10が取付けられるドアフレーム2は、ドアフレーム2の外周に平面状に形成された外周平面部2a、外周平面部2aの下面(内面)で車内側に膨出して形成されたドア膨出部2b、外周平面部2aの上面(外面)の車外側に形成されたリテーナー部2c、ドアフレーム2の車外側先端に形成されたドアモール部2d、外周平面部2aの下面(内面)で車外側に形成されガラスラン20を保持するチャンネル部2eから形成されている。
第1の実施の形態は、図9のA−A線に沿った断面図で示すものであり、ドアサッシだドアフレーム2であり、このドアフレーム2の上辺部に取付けられるドアウエザストリップ10である。
本発明のドアウエザストリップ10が取付けられるドアフレーム2は、ドアフレーム2の外周に平面状に形成された外周平面部2a、外周平面部2aの下面(内面)で車内側に膨出して形成されたドア膨出部2b、外周平面部2aの上面(外面)の車外側に形成されたリテーナー部2c、ドアフレーム2の車外側先端に形成されたドアモール部2d、外周平面部2aの下面(内面)で車外側に形成されガラスラン20を保持するチャンネル部2eから形成されている。
外周平面部2a、ドア膨出部2b、リテーナー部2c、ドアモール部2d及びチャンネル部2eは、1枚の板金を折り曲げて形成してもよいが、リテーナー部2c、ドアモール部2d及びチャンネル部2eは、いずれか1個又は複数をそれぞれ別体で形成して、外周平面部2a、ドア膨出部2bに取付けてもよい。
ドアモール部2dは、ドアフレーム2の車外側の先端を覆うように所定の幅を有しており、下方の先端は、ヘヤピン状に折れ曲がっている。この、ヘヤピン状に折れ曲がった部分と外周平面部2aの下面と、ドア膨出部2bの車外側面とでチャンネル部2eを形成し、ガラスラン20を保持する。
ドアモール部2dの上端も同様にヘヤピン状に折れ曲がってその裏面側がリテーナー部2cに連続している。ドアモール部2dとリテーナー部2cは、1枚の板金を折り曲げることにより形成することができる。
ドアモール部2dの上端も同様にヘヤピン状に折れ曲がってその裏面側がリテーナー部2cに連続している。ドアモール部2dとリテーナー部2cは、1枚の板金を折り曲げることにより形成することができる。
リテーナー部2cは、断面形状が底部の広がった略U字形に形成され、車内側の先端は鉤型に屈曲し、車外側のドアモール部2dの裏面は突出するように屈曲して形成される。ドア閉時にドアフレーム2の外周平面部2aと対応する車体開口部周縁6には、外周平面部2aと略平行な平面部6aが形成されている。
ドアウエザストリップ10の断面形状は、図1に示すように、リテーナー部2cに取付けられる取付基部11と、取付基部11の上部側方から車内方向に延設された略平板状のシール保持部12と、シール保持部12の先端に形成されたシールリップ部14と、取付基部11の上部から上方かつ車外方向に向かって延設された車外側サブシールリップ部18とから形成される。
取付基部11は、その上部の両側の側面が凹んで形成され、その下部の両側端にはそれぞれ取付基部リップ11aが形成されている。そして、上記取付基部11の凹みにリテーナー部2cの両側端が嵌合して、取付基部リップ11aがリテーナー部2cに嵌合させられることにより、取付基部11はリテーナー部2cに取り付けられる。
シール保持部12は、取付基部11の上部側方からドアフレーム2の外周平面部2aに平行に車内側に延設されている。このため、取付基部11をドアフレーム2に取り付けると、後述するシールリップ部14のそれぞれのリップをドアフレーム2の外周平面部2aと車体開口部周縁6の当接部分であるとともにドアフレーム2の外周平面部2aとの平行面である平面部6aに対して同一の角度で当接させることができ、シール性を確保することができる。
シール保持部12の車内側の先端にはシールリップ部14が形成され、シールリップ部14は、車体開口部周縁6の平面部6aに当接する車体側リップ15とドアフレーム2の外周平面部2aに当接するドア側リップ16の2つのリップから形成されている。このため、ドアフレーム2と車体開口部周縁6の間の隙間をシールリップ部14の車体側リップ15とドア側リップ16で確実に塞ぐことができ、シール性を確保することができる。車体側リップ15とドア側リップ16は両方ともリップ形状であり、ドア閉時に撓みやすくドア閉力を低減することができる。
車体側リップ15とドア側リップ16は、シール保持部12における同じ根元位置から車外側に向けてそれぞれの先端が互いに広がるように開口して形成されている。そして、車体側リップ15とドア側リップ16の断面が略平板状に形成されている。このため、ドア閉時に、ドアフレーム2と車体開口部周縁6のそれぞれの当接面に当接するときに、車体側リップ15とドア側リップ16の先端が確実に当接して、シール性を確保することができる。また、車外側から侵入した雨水や埃を車体側リップ15とドア側リップ16の開口部分に溜めて車内側に侵入させずに車外へ排出することができる。
そして、ドア閉時には、車体側リップ15とドア側リップ16は先端が互いに開口が狭まるように撓む。このため、車外側から侵入する雨水や、埃等を車体開口部周縁6とドアフレーム2との開口部で確実に防ぐことができる。さらに、ドア閉時に車体側リップ15とドア側リップ16は容易に撓んで、ドア閉力を減少させ、シール性を確保することができる。なお、車体側リップ15とドア側リップ16の突出長さを同じにして、また、それぞれの当接面での当接位置を対向した位置にしてバランスをとることにより、両リップの耐久性が向上する。
車外側サブシールリップ部18は、ドアフレーム2のドアモール部2dの先端と車体開口部周縁6の車外側先端との間を塞ぐように延設されるため、ドアフレーム2と車体開口部周縁6の間の隙間を塞ぎ見栄えを向上させるとともに、シール性を向上させることができる。なお、車外側サブシールリップ部18は、省略することもできる。
取付基部11とシール保持部12は、シールリップ部14よりも硬質の材料で形成することができる。硬質の材料で形成すると、取付基部11をリテーナー部2cに強固に保持させることができ、シール保持部12を所定位置に位置させることができる。さらに、シール保持部12は、その硬質の材料によって形状を保持し、シールリップ部14をドアフレーム2の外周平面部2aと車体開口部周縁6の平面部6aとに確実に当接させることができ、シール性を確保することができる。
硬質の材料は、例えば、JIS硬度85°〜95°の硬質ゴムから形成することができる。本実施の形態では、JIS硬度90°の硬質ゴムを使用する。硬質ゴムを使用すれば、軟質ゴムを使用する他の部分と同時に成型することができる。
硬質の材料の部分は、EPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーのソリッド材で形成されると、耐候性のよい製品を得ることができる。
シールリップ部14は、例えば、JIS硬度60°〜80°の軟質ゴムから形成することができる。本実施の形態では、JIS硬度70°の軟質ゴムを使用する。
硬質の材料の部分は、EPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーのソリッド材で形成されると、耐候性のよい製品を得ることができる。
シールリップ部14は、例えば、JIS硬度60°〜80°の軟質ゴムから形成することができる。本実施の形態では、JIS硬度70°の軟質ゴムを使用する。
次に、本発明の第2の実施の形態を図2に基づき説明する。
第2の実施の形態は、図9のB−B線に沿った断面図で示すものであり、ドアフレーム2のフロント側の縦辺部に取付けられるドアウエザストリップ10である。
本発明のドアウエザストリップ10が取付けられるドアフレーム2は、ドアパネルのドアインナーパネルの外周部であってドアフレーム2の外周部に平面状に形成された外周平面部2aを有している。車体開口部周縁6は、ドア閉時にドアフレーム2の外周平面部2aと略平行となる平面部6aを有している。
第2の実施の形態は、図9のB−B線に沿った断面図で示すものであり、ドアフレーム2のフロント側の縦辺部に取付けられるドアウエザストリップ10である。
本発明のドアウエザストリップ10が取付けられるドアフレーム2は、ドアパネルのドアインナーパネルの外周部であってドアフレーム2の外周部に平面状に形成された外周平面部2aを有している。車体開口部周縁6は、ドア閉時にドアフレーム2の外周平面部2aと略平行となる平面部6aを有している。
ドアウエザストリップ10は、取付基部11と、取付基部11から延設されるシール保持部12と、シール保持部12の先端に形成されるシールリップ部14から形成される。第2の実施の形態のドアウエザストリップ10は、第1の実施の形態のドアウエザストリップ10とは、取付基部11とシール保持部12が異なり、シールリップ部14は同様であるため、異なる部分のみを説明し、同様な部分の説明は省略する。
第2の実施の形態の取付基部11は平板状に形成され、ドアフレーム2の外周平面部2aに当接して取り付けられる。取付基部11の取付けは、取付基部11の中央付近に取付孔11bが形成され、取付孔11bとドアフレーム2の外周平面部2aに形成された取付孔2fに取付クリップ11cが挿入されて行われる。取付クリップ11cの替わりに両面接着テープや接着剤で取付基部11を取り付けることもできる。
シール保持部12は、取付基部11の側端から上方(外方)に延設され、さらにその先端から車内方向にクランク状に屈曲してシール保持屈曲部13が形成される。このため、シール保持部12のシール保持屈曲部13からシールリップ部14側(先端側)の部分をドアフレーム2の外周平面部2aや車体開口部周縁6の平面部6aに対して平行にし、この部分にシールリップ部14を設けることができる。そして、シールリップ部14の車体側リップ15を車体開口部周縁6の平面部6aに対して、また、ドア側リップ16をドアフレーム2の外周平面部2aに対して同一の角度で当接させることができ、両方をバランスよくシールすることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態を図3に基づき説明する。
第3の実施の形態は、図9のC−C線に沿った断面図で示すものであり、ドアフレーム2のリヤ側の縦辺部に取付けられるドアウエザストリップ10である。
本発明の第3の実施の形態のドアウエザストリップ10が取付けられるドアフレーム2は、第2の実施の形態と同様にドアパネルのドアインナーパネルの外周部であって、そのドアフレーム2の外周部に平面状に形成された外周平面部2aを有している。車体開口部周縁6は、ドア閉時にドアフレーム2の外周平面部2aと略平行となる平面部6aを有している。
第3の実施の形態は、図9のC−C線に沿った断面図で示すものであり、ドアフレーム2のリヤ側の縦辺部に取付けられるドアウエザストリップ10である。
本発明の第3の実施の形態のドアウエザストリップ10が取付けられるドアフレーム2は、第2の実施の形態と同様にドアパネルのドアインナーパネルの外周部であって、そのドアフレーム2の外周部に平面状に形成された外周平面部2aを有している。車体開口部周縁6は、ドア閉時にドアフレーム2の外周平面部2aと略平行となる平面部6aを有している。
ドアウエザストリップ10は、取付基部11と、取付基部11から延設されるシール保持部12と、シール保持部12の先端に形成されるシールリップ部14から形成される。第3の実施の形態のドアウエザストリップ10は、第2の実施の形態のドアウエザストリップ10とは、取付基部11、シール保持部12及びシールリップ部14の形状は略同様であり、取付けられる場所がドアフレーム2のリヤ側縦辺部である。
従った、第3の実施の形態においても、第2の実施の形態と同様に、車体側リップ15とドア側リップ16は、同一の角度でそれぞれの当接面に対して当接させることができ、両方をバランスよくシールすることができる。
次に、本発明の第4の実施の形態を図4に基づき説明する。
第4の実施の形態は、図9のA−A線に沿った断面図で示すものであり、ドアフレーム2としてのドアサッシの上辺部に取付けられるドアウエザストリップ10である。
本第4の実施の形態のドアウエザストリップ10が取付けられるドアフレーム2は、ドアフレーム2の外周部に平面状に形成された外周平面部2aとドア膨出部2bの上面にドア膨出外面部2gを有している。車体開口部周縁6は、ドア閉時にドアフレーム2の外周平面部2aと略平行となる平面部6aを有している。なお、ドア膨出外周面部2gと外周平面部2aとは、平行の平面部を備えており、本実施の形態では、請求項1に記載したところの取付基部11が取付けられる外周平面部は、このドア膨出外周面部2gである。
第4の実施の形態は、図9のA−A線に沿った断面図で示すものであり、ドアフレーム2としてのドアサッシの上辺部に取付けられるドアウエザストリップ10である。
本第4の実施の形態のドアウエザストリップ10が取付けられるドアフレーム2は、ドアフレーム2の外周部に平面状に形成された外周平面部2aとドア膨出部2bの上面にドア膨出外面部2gを有している。車体開口部周縁6は、ドア閉時にドアフレーム2の外周平面部2aと略平行となる平面部6aを有している。なお、ドア膨出外周面部2gと外周平面部2aとは、平行の平面部を備えており、本実施の形態では、請求項1に記載したところの取付基部11が取付けられる外周平面部は、このドア膨出外周面部2gである。
ドアウエザストリップ10は、取付基部11と、取付基部11から延設されるシール保持部12と、シール保持部12の先端に形成されるシールリップ部14から形成される。
本第4の実施の形態の取付基部11は平板状に形成され、ドアフレーム2のドア膨出部2bのドア膨出外面部2gに当接して取付けられている。取付基部11の取付けは、第2の実施の形態と同様に、取付クリップ11cを使用しても、両面接着テープや接着剤を使用しても良い。なお、第1の実施の形態と異なり、車外側サブシールリップ部18を有していない。また、ドアフレーム2にはリテーナー部2cが設けられていない。
本第4の実施の形態の取付基部11は平板状に形成され、ドアフレーム2のドア膨出部2bのドア膨出外面部2gに当接して取付けられている。取付基部11の取付けは、第2の実施の形態と同様に、取付クリップ11cを使用しても、両面接着テープや接着剤を使用しても良い。なお、第1の実施の形態と異なり、車外側サブシールリップ部18を有していない。また、ドアフレーム2にはリテーナー部2cが設けられていない。
シール保持部12は、取付基部11の側端から車外方向の斜め上方に延設され、さらにその先端から車外方向にクランク状に屈曲してシール保持屈曲部13が形成される。このため、シール保持部12のシール保持屈曲部13から先端部分をドアフレーム2の外周平面部2aや車体開口部周縁6の平面部6aに対して平行に取付けることができ、シールリップ部14の車体側リップ15を車体開口部周縁6の平面部6aの車外側先端部分に対して、及びドア側リップ16をドアフレーム2の外周平面部2aのドアモール部2dの裏面付近に対して同一の角度で当接させることができ、両方をバランスよくシール性を確保することができる。
車体側リップ15とドア側リップ16とは、車外側に向けてそれぞれの先端が互いに広がるように開口し、ドア閉時に車体側リップ15とドア側リップ16は開口が狭まるように撓む。このため、ドアフレーム2と車体開口部周縁6の車外側の先端部分で、車外側から侵入する雨水や、埃等を車体開口部周縁6とドアフレーム2の開口部で確実に防ぐことができる。さらに、ドア閉時に車体側リップ15とドア側リップ16が開口部を塞いだままで容易に撓んで、シール性を確保することができる。
なお、第1〜第三の実施の形態では、シールリップ部14とシール保持部12の関係がその断面において、矢印形状をしているものを示したが、上記の関係には第4の実施の形態のように断面において略Y字状に形成してもよい。
なお、第1〜第三の実施の形態では、シールリップ部14とシール保持部12の関係がその断面において、矢印形状をしているものを示したが、上記の関係には第4の実施の形態のように断面において略Y字状に形成してもよい。
次に、本発明の第5の実施の形態を図5に基づき説明する。
第5の実施の形態は、図9のA−A線に沿った断面図で示すものであり、ドアフレーム2の上辺部に取付けられるドアウエザストリップ10である。
第5の実施の形態のドアウエザストリップ10は、第4の実施の形態のドアウエザストリップ10とは、シールリップ部14が異なり、取付基部11とシール保持部12は同様であるため、異なる部分のみを説明し、同様な部分の説明は省略する。
第5の実施の形態は、図9のA−A線に沿った断面図で示すものであり、ドアフレーム2の上辺部に取付けられるドアウエザストリップ10である。
第5の実施の形態のドアウエザストリップ10は、第4の実施の形態のドアウエザストリップ10とは、シールリップ部14が異なり、取付基部11とシール保持部12は同様であるため、異なる部分のみを説明し、同様な部分の説明は省略する。
車体側リップ15とドア側リップ16よりも車内側のシール保持部12から、それぞれ車体側リップ15とドア側リップ16と略同様なサブ車体側リップ15aとサブドア側リップ16aが形成されている。
サブ車体側リップ15aとサブドア側リップ16aは、ドア閉時にそれぞれ車体開口部周縁6の平面部6aとドアフレーム2の外周平面部2aに当接して、車体側リップ15とドア側リップ16と併せて2重にシール性を確保することができる。
サブ車体側リップ15aとサブドア側リップ16aは、ドア閉時にそれぞれ車体開口部周縁6の平面部6aとドアフレーム2の外周平面部2aに当接して、車体側リップ15とドア側リップ16と併せて2重にシール性を確保することができる。
次に、本発明の第6の実施の形態を図6に基づき説明する。
第6の実施の形態は、図9のB−B線に沿った断面図で示すものであり、ドアフレーム2のフロント側の縦辺部に取付けられるドアウエザストリップ10である。
第6の実施の形態のドアウエザストリップ10は、第2の実施の形態のドアウエザストリップ10とは、シール保持部12が異なり、取付基部11とシールリップ部14は同様であるため、異なる部分のみを説明し、同様な部分の説明は省略する。
第6の実施の形態は、図9のB−B線に沿った断面図で示すものであり、ドアフレーム2のフロント側の縦辺部に取付けられるドアウエザストリップ10である。
第6の実施の形態のドアウエザストリップ10は、第2の実施の形態のドアウエザストリップ10とは、シール保持部12が異なり、取付基部11とシールリップ部14は同様であるため、異なる部分のみを説明し、同様な部分の説明は省略する。
第6の実施の形態は、取付基部11がドアフレーム2の外周平面部2aに取付けられ、取付基部11の車外側側端から上方(外方)にシール保持部12が延設され、シール保持屈曲部13で車内方向に直角に屈曲し、外周平面部2aと略平行に延設されている。シール保持部12の先端にはシールリップ部14である車体側リップ15とドア側リップ16が形成され、シール性を確保することができる。
シール保持部12が取付基部11の上面を覆うことができ、取付クリップ11cを車外側から見えなくして、美観を向上させることができる。
シール保持部12が取付基部11の上面を覆うことができ、取付クリップ11cを車外側から見えなくして、美観を向上させることができる。
次に、本発明の第7の実施の形態を図7に基づき説明する。
第7の実施の形態は、図9のB−B線に沿った断面図で示すものであり、ドアフレーム2のフロント側の縦辺部に取付けられるドアウエザストリップ10である。
第7の実施の形態のドアウエザストリップ10は、第2の実施の形態のドアウエザストリップ10とは、シール保持部12が異なり、取付基部11とシールリップ部14は同様であるため、異なる部分のみを説明し、同様な部分の説明は省略する。
第7の実施の形態は、図9のB−B線に沿った断面図で示すものであり、ドアフレーム2のフロント側の縦辺部に取付けられるドアウエザストリップ10である。
第7の実施の形態のドアウエザストリップ10は、第2の実施の形態のドアウエザストリップ10とは、シール保持部12が異なり、取付基部11とシールリップ部14は同様であるため、異なる部分のみを説明し、同様な部分の説明は省略する。
第7の実施の形態は、取付基部11がドアフレーム2の外周平面部2aのシールリップ部14が当接する部分と直角に屈曲した部分に取付けられ、取付基部11の側端からドアフレーム2の外周平面部2aと平行方向にシール保持部12が延設され、シール保持部12の先端にはシールリップ部14である車体側リップ15とドア側リップ16が形成されている。
次に、本発明の第8の実施の形態を図8に基づき説明する。
第8の実施の形態は、図9のB−B線に沿った断面図で示すものであり、ドアフレーム2のフロント側の縦辺部に取付けられるドアウエザストリップ10である。
第8の実施の形態のドアウエザストリップ10は、第2の実施の形態のドアウエザストリップ10とは、シールリップ部14が異なり、シール保持部12と取付基部11とは同様であるため、異なる部分をのみ説明し、同様な部分の説明は省略する。
第8の実施の形態は、図9のB−B線に沿った断面図で示すものであり、ドアフレーム2のフロント側の縦辺部に取付けられるドアウエザストリップ10である。
第8の実施の形態のドアウエザストリップ10は、第2の実施の形態のドアウエザストリップ10とは、シールリップ部14が異なり、シール保持部12と取付基部11とは同様であるため、異なる部分をのみ説明し、同様な部分の説明は省略する。
第8の実施の形態は、シールリップ部14の車体側リップ15とドア側リップ16の断面形状が直線状ではなく、シールリップ部14は、車体側リップ15とドア側リップ16の断面が外方に向けて凸に湾曲して形成されている。このため、ドアフレーム2の外周平面部2aと車体開口部周縁6の平面部6aのそれぞれの当接面に当接するときに、車体側リップ15とドア側リップ16がスムースに撓みドア閉力を低下させ、シール性を確保することができる。
次に、ドアウエザストリップ10の製造方法について説明する。
ドアウエザストリップ10の成形においては、成形材料は、合成ゴム、熱可塑性エラストマーが使用され、例えば合成ゴムでは、EPDMゴム、熱可塑性エラストマーでは、ポリオレフィン系エラストマー等が使用される。柔軟性を向上させるためにこれらの材料を発泡させてスポンジ材として使用することができる。
合成ゴムの場合は、押出成形後に加硫槽に搬送されて、通常の方法で加熱されて加硫、発泡が行われる。その後所定の長さに切断されて、押出成形部分は製造される。
ドアウエザストリップ10の成形においては、成形材料は、合成ゴム、熱可塑性エラストマーが使用され、例えば合成ゴムでは、EPDMゴム、熱可塑性エラストマーでは、ポリオレフィン系エラストマー等が使用される。柔軟性を向上させるためにこれらの材料を発泡させてスポンジ材として使用することができる。
合成ゴムの場合は、押出成形後に加硫槽に搬送されて、通常の方法で加熱されて加硫、発泡が行われる。その後所定の長さに切断されて、押出成形部分は製造される。
1 ドア
2 ドアフレーム
2a 外周面部
6 車体開口部周縁
6a 平面部
10 ドアウエザストリップ
11 取付基部
12 シール保持部
13 シール保持屈曲部
14 シールリップ部
15 車体側リップ
16 ドア側リップ
2 ドアフレーム
2a 外周面部
6 車体開口部周縁
6a 平面部
10 ドアウエザストリップ
11 取付基部
12 シール保持部
13 シール保持屈曲部
14 シールリップ部
15 車体側リップ
16 ドア側リップ
Claims (8)
- 自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールし、上記ドアの外周部に取付けられるドアウエザストリップにおいて、
該ドアウエザストリップは、上記ドアの外周部のドアフレームの外周平面部に取付けられる取付基部と、該取付基部から延設されるシール保持部と、該シール保持部の先端に設けられるシールリップ部を有し、
上記シール保持部は、上記ドアフレームの外周平面部と略平行な部分を有し、
上記シールリップ部は、ドア閉時に少なくとも一方が上記車体開口部周縁に当接する車体側リップと、他方が上記ドアフレームの外周平面部に当接するドア側リップとを有し、該車体側リップとドア側リップは車外側に向けて開口するようにそれぞれ斜めに延出し、ドア閉時には、上記車体側リップとドア側リップは開口が狭まるように撓むことを特徴とするドアウエザストリップ。 - 上記ドアウエザストリップは、上記ドアフレームの外周平面部の全周に亘り取付けられる請求項1に記載のドアウエザストリップ。
- 上記シールリップ部は、上記車体側リップとドア側リップの断面が外方に向けて凸に湾曲している請求項1又は請求項2に記載のドアウエザストリップ。
- 上記シールリップ部は、上記車体側リップとドア側リップの断面が略平板状に形成されている請求項1又は請求項2に記載のドアウエザストリップ。
- 上記シールリップ部は、上記車体側リップとドア側リップがそれぞれ複数本形成された請求項1乃至請求項4に記載のドアウエザストリップ。
- 上記シール保持部は、上記取付基部からクランク状に屈曲して形成された請求項1乃至請求項5に記載のドアウエザストリップ。
- 上記ドアウエザストリップは、上記シール保持部が上記シールリップ部よりも剛性が高く形成された請求項1乃至請求項6に記載のドアウエザストリップ。
- 上記ドアウエザストリップは、上記取付基部から車内側に延設された上記シールリップ部と、上記取付基部から車外側に延設された車外側サブシールリップ部とを有する請求項1乃至請求項7に記載のドアウエザストリップ。
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JP2009294507A JP2011131809A (ja) | 2009-12-25 | 2009-12-25 | ドアウエザストリップ |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS4994318U (ja) * | 1972-12-04 | 1974-08-15 | ||
JPH0281745A (ja) * | 1988-09-19 | 1990-03-22 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | 小スペースのシール部材 |
JP2004299527A (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-28 | Shiroki Corp | ウエザストリップ |
-
2009
- 2009-12-25 JP JP2009294507A patent/JP2011131809A/ja not_active Withdrawn
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