JP2011131798A - シート装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シートクッションおよびシートバックを前方に揺動させ(跳ね上げ)た状態においてヘッドレストに汚れが生じることを防止できるシート装置を提供する。
【解決手段】シート装置15は、左シートクッション41を着座姿勢と跳上げ姿勢との間で回転可能に構成され、左キャスタ部材91と、左リンク機構92とを備えている。左キャスタ部材91は、左シートクッションの背面41aに回転可能に連結され、退避位置P1と支持位置P2との間で移動可能に構成されている。左リンク機構92は、左シートクッション41の跳上げ姿勢への移動に連動して左キャスタ部材を支持位置に移動可能で、着座姿勢への移動に連動して左キャスタ部材を退避位置に移動可能に構成されている。
【選択図】図4
【解決手段】シート装置15は、左シートクッション41を着座姿勢と跳上げ姿勢との間で回転可能に構成され、左キャスタ部材91と、左リンク機構92とを備えている。左キャスタ部材91は、左シートクッションの背面41aに回転可能に連結され、退避位置P1と支持位置P2との間で移動可能に構成されている。左リンク機構92は、左シートクッション41の跳上げ姿勢への移動に連動して左キャスタ部材を支持位置に移動可能で、着座姿勢への移動に連動して左キャスタ部材を退避位置に移動可能に構成されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、シートクッションを略水平な着座姿勢と着座姿勢の前方に移動した収納姿勢(跳上げ姿勢)との間で回転可能なシート装置に関する。
シート装置のなかには、シートクッションの前部がヒンジを介してフロアに回動自在に支持されたものがある。
このシート装置によれば、シートクッションにシートバックを重ね合わせた後、シートクッションおよびシートバックをヒンジを軸にして前方に揺動させ(跳ね上げ)、ヘッドレストをフロアに当接することでヒンジおよびヘッドレストでシートクッションやシートバックを支えることができる(例えば、特許文献1参照。)。
このシート装置によれば、シートクッションにシートバックを重ね合わせた後、シートクッションおよびシートバックをヒンジを軸にして前方に揺動させ(跳ね上げ)、ヘッドレストをフロアに当接することでヒンジおよびヘッドレストでシートクッションやシートバックを支えることができる(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1のシート装置は、シートクッションおよびシートバックを前方に揺動させ(跳ね上げ)た状態において、ヘッドレストをフロアに当接させてシートクッションやシートバックを支えている。
しかし、ヘッドレストをフロアに当接することで、ヘッドレストが汚れることが考えられる。
しかし、ヘッドレストをフロアに当接することで、ヘッドレストが汚れることが考えられる。
本発明は、シートクッションおよびシートバックを前方に揺動させ(跳ね上げ)た状態においてヘッドレストに汚れが生じることを防止できるシート装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、シートクッションを略水平な着座姿勢と前方に起立した跳上げ姿勢との間で回転可能なシート装置において、前記シートクッションの背面に前後方向に回転可能に連結され、前記シートクッションを前記着座姿勢に保持した状態で前記シートクッションの背面側に配置される第1の位置と、前記シートクッションを前記跳上げ姿勢に移動させたときに前記シートクッションの下端よりも下側に突出した第2の位置との間で移動可能な支持部材を備え、該支持部材とフロア側の部材とを連結し、前記跳上げ姿勢への移動に連動して前記支持部材を前記第2の位置に移動可能で、前記着座姿勢への移動に連動して前記支持部材を前記第1の位置に移動可能なリンク機構を備え、たことを特徴とする。
請求項2は、前記フロアに支持されてシート幅方向に延びる固定レールと、該固定レールに摺動可能に連結されるとともに前記シートクッションの前部を回動自在に支持する回転軸を備えたスライダと、を備え、前記支持部材を前記フロアに沿って転動可能なキャスタで構成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、シートクッションに支持部材を第1の位置と第2の位置との間で回転(揺動)可能に支持した。
具体的には、シートクッションを着座姿勢に移動させたときに、支持部材をシートクッション背面側の第1の位置に収納する。
このように、支持部材をシートクッション背面側に収納することで、支持部材がシートクッションに着座する着座者の邪魔になる虞はない。
具体的には、シートクッションを着座姿勢に移動させたときに、支持部材をシートクッション背面側の第1の位置に収納する。
このように、支持部材をシートクッション背面側に収納することで、支持部材がシートクッションに着座する着座者の邪魔になる虞はない。
一方、シートクッションを跳上げ姿勢に移動させたときに、支持部材をシートクッション下端より下側の第2の位置に突出させる。
このように、支持部材をシートクッション下端より下側に突出させることで、支持部材をフロアに当接させて跳上げ姿勢のシートクッションを支えることができる。
これにより、跳上げ姿勢のシートクッションをヘッドレストをフロアに当接させて支える必要がないので、ヘッドレストに汚れが生じることを防止でき、外観性の向上を図ることができる。
このように、支持部材をシートクッション下端より下側に突出させることで、支持部材をフロアに当接させて跳上げ姿勢のシートクッションを支えることができる。
これにより、跳上げ姿勢のシートクッションをヘッドレストをフロアに当接させて支える必要がないので、ヘッドレストに汚れが生じることを防止でき、外観性の向上を図ることができる。
請求項2に係る発明では、支持部材をフロアに沿って転動可能なキャスタで構成した。
よって、跳上げ姿勢のシートクッションを支持部材(すなわち、キャスタ)で支えることができる。
このキャスタをフロアに沿って転動させることで、跳上げ姿勢のシートクッションを固定レールに沿わせてシート幅方向に安定させた状態で円滑に移動させることができる。
よって、跳上げ姿勢のシートクッションを支持部材(すなわち、キャスタ)で支えることができる。
このキャスタをフロアに沿って転動させることで、跳上げ姿勢のシートクッションを固定レールに沿わせてシート幅方向に安定させた状態で円滑に移動させることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」は運転者から見た方向にしたがい、前側をFr、後側をRr、左側をL、右側をRとして示す。
実施例に係るシート装置15について説明する。
図1に示すように、車両10は、車体フロア(フロア)11に設けられたドライバシート12と、ドライバシート12の車体幅方向に隣接して設けられたパッセンジャシート13と、ドライバシート12およびパッセンジャシート13の車体後方に設けられたシート装置15を備えている。
図1に示すように、車両10は、車体フロア(フロア)11に設けられたドライバシート12と、ドライバシート12の車体幅方向に隣接して設けられたパッセンジャシート13と、ドライバシート12およびパッセンジャシート13の車体後方に設けられたシート装置15を備えている。
ドライバシート12は、車体フロア11に内外のスライドレール21を介して車体前後方向に移動可能に支持されている。
パッセンジャシート13は、ドライバシート12と同様に、車体フロア11に内外のスライドレール22を介して車体前後方向に移動可能に支持されている。
パッセンジャシート13は、ドライバシート12と同様に、車体フロア11に内外のスライドレール22を介して車体前後方向に移動可能に支持されている。
シート装置15は、パッセンジャシート13の車体後方に設けられた左セカンドシート(第1のシート体)16と、ドライバシート12の車体後方に設けられた右セカンドシート(第2のシート体)17とを備えている。
左セカンドシート16および右セカンドシート17は車体幅方向(シート幅方向)に併設されている。
左セカンドシート16の前方(すなわち、左セカンドシート16およびパッセンジャシート13間)に左足元スペース18が形成されている。
右セカンドシート17の前方(すなわち、右セカンドシート17およびドライバシート12間)に右足元スペース19(図2参照)が形成されている。
左セカンドシート16の前方(すなわち、左セカンドシート16およびパッセンジャシート13間)に左足元スペース18が形成されている。
右セカンドシート17の前方(すなわち、右セカンドシート17およびドライバシート12間)に右足元スペース19(図2参照)が形成されている。
この車両10は、左セカンドシート16と右セカンドシート17とのそれぞれの側方の開口部(車体側方の開口部)に対して車体前後方向に開閉自在なスライドドア23(図16参照)が設けられている。スライドドア23を車体後方に開放して車体側方の開口部を開け、この開口部から左右のセカンドシート16,17に乗降できる。
また、左セカンドシート16および右セカンドシート17の後方には荷室24(図16参照)が備えられ、荷室24後方の開口部(車体後方の開口部)に対して開閉自在なテールゲート28(図16参照)が設けられている。このテールゲート28を開放して車体後方の開口部を開け、この開口部から荷室24に荷物を搭載することができる。
また、図2、図3に示すように、シート装置15は、左セカンドシート16を支える左脚部機構25と、左セカンドシート16を車体幅方向に移動自在に支える左支持機構26と、左セカンドシート16を車体幅方向の所定位置に保持可能な左ロック/非ロック機構27と、右セカンドシート17を支える右脚部機構31と、右セカンドシート17を車体幅方向に移動自在に支える右支持機構32と、右セカンドシート17を車体幅方向の所定位置に保持可能な右ロック/非ロック機構33と、左右の脚部機構25,31を車体幅方向(シート幅方向)に案内する固定レール35とを備えている。
左脚部機構25の左スライダ48は、左セカンドシート16に対して車体幅方向の中央よりも左側(車体幅方向外側)に配置されている。
また、右脚部機構31の右スライダ86は、右セカンドシート17に対して車体幅方向の中央よりも右側(車体幅方向外側)に配置されている。
また、右脚部機構31の右スライダ86は、右セカンドシート17に対して車体幅方向の中央よりも右側(車体幅方向外側)に配置されている。
なお、右脚部機構31、右支持機構32および右ロック/非ロック機構33は、左脚部機構25、左支持機構26および左ロック/非ロック機構27と左右対称の構成であり、右側の各機構31,32,33の詳しい説明を省略する。
左セカンドシート16は、乗員(着座者)が着座する左シートクッション(シートクッション)41と、左シートクッション41の後部に車体前後方向に傾倒可能な左シートバック42と、左シートバック42の上部に設けられた左ヘッドレスト43と、左シートクッション41の下部に設けられた内外の左スライドレール44(図4参照)とを備えている。
右セカンドシート17は、左セカンドシート16と左右対称の部材であり詳しい説明を省略する。
右セカンドシート17は、左セカンドシート16と左右対称の部材であり詳しい説明を省略する。
図4、図5に示すように、左脚部機構25は、内外の左スライドレール44の前部に設けられた左前脚(第1の前脚、前脚)45と、内外の左スライドレール44の後部に設けられた左後脚46と、左セカンドシート16を着座姿勢および収納姿勢(跳上げ姿勢)間で移動させる左移動機構(第1の移動機構)47と、左移動機構47を支持するとともに固定レール35に摺動可能に連結された左スライダ(スライダ、フロア側の部材)48とを備えている。
左前脚45は、内左スライドレール44の前部に上端51aが連結されて略鉛直下方向に延びる内左前鉛直脚部(鉛直脚部)51と、外左スライドレール44の前部に上端52aが連結されて略鉛直下方向に延びる外左前鉛直脚部(鉛直脚部)52と、内左前鉛直脚部51および外左前鉛直脚部52の各下端51b,52bに架け渡された左前横脚部(横脚部)53と、左前横脚部53から前方に略水平に延びる内外の水平部(第1の水平部、水平部)54,55(図7も参照)と、左前横脚部53に設けられた内外の支え部材(弾性部材)56,57とを有する。
左前横脚部53は、内左前鉛直脚部51および外左前鉛直脚部52の各下端51b,52bに架け渡された略水平の棒状部材である。
内外の水平部54,55は、内外の左前鉛直脚部51,52の下端51b,52bから左前横脚部53を介して前方に略水平に延びる部材である。
内外の水平部54,55は、内外の左前鉛直脚部51,52の下端51b,52bから左前横脚部53を介して前方に略水平に延びる部材である。
具体的には、図6、図7(a)に示すように、外水平部55は、外左前鉛直脚部52の下端52bから左前横脚部53を介して前方に距離L1だけ略水平に延出され、前部55aが外回転軸(回転軸)62を介して左スライダ48の外側部48bに回動自在に連結されている。
また、図7(b)に示すように、内水平部54は、図7(a)に示す外水平部55と同様に、内左前鉛直脚部51の下端51bから左前横脚部53を介して前方に距離L1だけ略水平に延出され、前部54aが内回転軸(回転軸)61を介して左スライダ48の内側部48a(図9参照)に回動自在に連結されている。
内外の回転軸61,62は、左シートクッション41の前部41bを左前脚45を介して回動自在に支持する部材である。
内外の回転軸61,62は、左シートクッション41の前部41bを左前脚45を介して回動自在に支持する部材である。
図7(a),(b)に示すように、内左前鉛直脚部51の下端51bから左前横脚部53を介して内水平部54を設けるとともに、外左前鉛直脚部52の下端52bから左前横脚部53を介して外水平部55を設けた。
すなわち、内左前鉛直脚部51の下端51bや外左前鉛直脚部52の下端52bから内外の水平部54,55が左スライダ48に向けて前方に略水平に延ばされている。
これにより、内外の左前鉛直脚部51,52を左スライダ48より距離L2だけ後方に配置することができる(図7(a)参照)。
すなわち、内左前鉛直脚部51の下端51bや外左前鉛直脚部52の下端52bから内外の水平部54,55が左スライダ48に向けて前方に略水平に延ばされている。
これにより、内外の左前鉛直脚部51,52を左スライダ48より距離L2だけ後方に配置することができる(図7(a)参照)。
図6、図8に示すように、左後脚46は、内左スライドレール44の後部に上端64aが回動自在に連結された内左後脚64と、外左スライドレール44の後部に設けられた外左後脚65とを有する(図4、図5も参照)。
内左後脚64は、下端64bが左内側ストライカ67(図3も参照)に着脱可能に形成されている。
外左後脚65は、下端65aが左外側ストライカ68(図3も参照)に着脱可能に形成されている。
内左後脚64は、下端64bが左内側ストライカ67(図3も参照)に着脱可能に形成されている。
外左後脚65は、下端65aが左外側ストライカ68(図3も参照)に着脱可能に形成されている。
左シートバック42を左シートクッション41に向けて傾倒させるリクライニングレバーの操作に連動して、下端64b,65bの各ロック爪(図示せず)が内側ストライカ67や左外側ストライカ68からそれぞれ解放される。
よって、内左後脚64の下端64bを左内側ストライカ67から離脱でき、外左後脚65の下端65bを左外側ストライカ68から離脱できる。
よって、内左後脚64の下端64bを左内側ストライカ67から離脱でき、外左後脚65の下端65bを左外側ストライカ68から離脱できる。
図6、図7に示すように、左移動機構47は、内水平部54の前部54aを左スライダ48の内側部48a(図9参照)に回動自在に連結する内回転軸61と、外水平部55の前部55aを左スライダ48の外側部48bに回動自在に連結する外回転軸62と、左セカンドシート16の円滑な移動(着座姿勢および収納姿勢間移動)を可能にする左ダンパ71とを有する。
内外の回転軸61,62は、左スライダ(フロア側の部材)48に連結され、かつ、図9に示すように車体幅方向に向けて延出(配置)されている。
内外の回転軸61,62を軸にして左前脚45を揺動(スイング移動)することで、左セカンドシート16を着座姿勢および収納姿勢(図5、図10参照)間で移動(揺動)させることができる。
内外の回転軸61,62を軸にして左前脚45を揺動(スイング移動)することで、左セカンドシート16を着座姿勢および収納姿勢(図5、図10参照)間で移動(揺動)させることができる。
左ダンパ71は、外取付ブラケット73および外支えブラケット75に連結され、左セカンドシート16を着座姿勢および収納姿勢間で移動させる際に生じる衝撃を緩和する部材である。
よって、左セカンドシート16を着座姿勢および収納姿勢間で円滑に移動させることができる。
外取付ブラケット73は、左シートクッション41の背面41aのうち前外側角部(具体的には、外左スライドレール44の前部)に設けられている。
外支えブラケット75は、左スライダ48の外側部48b(図7(a)参照)に設けられている。
よって、左セカンドシート16を着座姿勢および収納姿勢間で円滑に移動させることができる。
外取付ブラケット73は、左シートクッション41の背面41aのうち前外側角部(具体的には、外左スライドレール44の前部)に設けられている。
外支えブラケット75は、左スライダ48の外側部48b(図7(a)参照)に設けられている。
着座姿勢とは、左セカンドシート16の左シートクッション41に着座者が着座可能になるように、左シートクッション41が略水平に配置された姿勢をいう。
収納姿勢とは、左セカンドシート16の左シートクッション41まで左シートバック42を前方に傾倒させて左シートクッション41に重ね合わせ、重ね合わせた左シートクッション41および左シートバック42を前方に略90度跳ね上げて(揺動させて)起立させた跳上げ姿勢(図10参照)をいう。
収納姿勢とは、左セカンドシート16の左シートクッション41まで左シートバック42を前方に傾倒させて左シートクッション41に重ね合わせ、重ね合わせた左シートクッション41および左シートバック42を前方に略90度跳ね上げて(揺動させて)起立させた跳上げ姿勢(図10参照)をいう。
着座姿勢において、左前横脚部53と車体フロア11との間に内外の支え部材56,57が介在されている(備えられている)。
ここで、左前横脚部53は、図5に示すように、内左前鉛直脚部51および外左前鉛直脚部52の各下端51b,52bに架け渡されている。
よって、内左前鉛直脚部51の下端51bおよび車体フロア11間に、左前横脚部53および内支え部材56が介在されている(備えられている)。
また、外左前鉛直脚部52の下端52bおよび車体フロア11間に、左前横脚部53および外支え部材57が介在されている(備えられている)。
ここで、左前横脚部53は、図5に示すように、内左前鉛直脚部51および外左前鉛直脚部52の各下端51b,52bに架け渡されている。
よって、内左前鉛直脚部51の下端51bおよび車体フロア11間に、左前横脚部53および内支え部材56が介在されている(備えられている)。
また、外左前鉛直脚部52の下端52bおよび車体フロア11間に、左前横脚部53および外支え部材57が介在されている(備えられている)。
内支え部材56は、左前横脚部53に設けられるとともに、内左前鉛直脚部51の下方に配置された弾性部材である。
外支え部材57は、左前横脚部53に設けられるとともに、外左前鉛直脚部52の下方に配置された弾性部材である。
内外の支え部材56,57を形成する弾性部材としては、一例として、ゴムが用いられる。
外支え部材57は、左前横脚部53に設けられるとともに、外左前鉛直脚部52の下方に配置された弾性部材である。
内外の支え部材56,57を形成する弾性部材としては、一例として、ゴムが用いられる。
内外の支え部材56,57は、着座姿勢において、左前横脚部53および車体フロア11間に介在されることで各底部56a,57aが車体フロア11に当接する部材である。
各底部56a,57aが車体フロア11に当接することで、左前横脚部53を内外の支え部材56,57を介して車体フロア11で支持することができる。
各底部56a,57aが車体フロア11に当接することで、左前横脚部53を内外の支え部材56,57を介して車体フロア11で支持することができる。
換言すれば、内左前鉛直脚部51の下端51bを、左前横脚部53および内支え部材56を介して車体フロア11で支持することができる。
また、外左前鉛直脚部52の下端52bを、左前横脚部53および外支え部材57を介して車体フロア11で支持することができる。
また、外左前鉛直脚部52の下端52bを、左前横脚部53および外支え部材57を介して車体フロア11で支持することができる。
すなわち、左セカンドシート16は、内外の左前鉛直脚部51,52、左前横脚部53および内外の支え部材56,57を介して車体フロア11に支えられている。
このように、内左前鉛直脚部51の下端51bおよび外左前鉛直脚部52の下端52bを車体フロア11で支持することで、左セカンドシート16の自重や左シートクッション41に着座した着座者の体重を下端51bおよび下端52b(詳しくは、内外の支え部材56,57)で支えることができる。
ところで、下端51bおよび下端52bは、内外の回転軸61,62よりも後方に配置されている。
このように、内左前鉛直脚部51の下端51bおよび外左前鉛直脚部52の下端52bを車体フロア11で支持することで、左セカンドシート16の自重や左シートクッション41に着座した着座者の体重を下端51bおよび下端52b(詳しくは、内外の支え部材56,57)で支えることができる。
ところで、下端51bおよび下端52bは、内外の回転軸61,62よりも後方に配置されている。
よって、左セカンドシート16の自重や着座者の体重が内外の回転軸61,62や左スライダ48に伝達することを防ぐことができる。
これにより、左セカンドシート16の自重や着座者の体重を内外の回転軸61,62や左スライダ48で支える必要がなく、内外の回転軸61,62や左スライダ48をコンパクトに抑えることができる。
加えて、内外の回転軸61,62や左スライダ48のコンパクト化を図ることで設計の自由度を高めることができる。
これにより、左セカンドシート16の自重や着座者の体重を内外の回転軸61,62や左スライダ48で支える必要がなく、内外の回転軸61,62や左スライダ48をコンパクトに抑えることができる。
加えて、内外の回転軸61,62や左スライダ48のコンパクト化を図ることで設計の自由度を高めることができる。
ここで、内外の支え部材56,57は弾性部材で形成されている。
よって、左セカンドシート16の自重や着座者の体重を内外の支え部材(すなわち、弾性部材)56,57で吸収することができる。
これにより、左セカンドシート16の自重や着座者の体重を下端51bおよび下端52bで一層良好に(確実に)支えることができる。
よって、左セカンドシート16の自重や着座者の体重を内外の支え部材(すなわち、弾性部材)56,57で吸収することができる。
これにより、左セカンドシート16の自重や着座者の体重を下端51bおよび下端52bで一層良好に(確実に)支えることができる。
図9に示すように、内外の回転軸61,62は左スライダ48に設けられている。
左スライダ48は、固定レール35に沿って車体幅方向に摺動可能に設けられている(連結されている)。
この左スライダ48は、スライダ本体81の内端に内ローラ82が回転自在に設けられ、スライダ本体81の外端に外ローラ83が回転自在に設けられ、スライダ本体81がカバー84(図2参照)で覆われている。
内外のローラ82,83が固定レール35の底部35aに沿って移動することで、左スライダ48が固定レール35に沿って車体幅方向に移動することができる。
左スライダ48は、固定レール35に沿って車体幅方向に摺動可能に設けられている(連結されている)。
この左スライダ48は、スライダ本体81の内端に内ローラ82が回転自在に設けられ、スライダ本体81の外端に外ローラ83が回転自在に設けられ、スライダ本体81がカバー84(図2参照)で覆われている。
内外のローラ82,83が固定レール35の底部35aに沿って移動することで、左スライダ48が固定レール35に沿って車体幅方向に移動することができる。
図3、図6に示すように、固定レール35は、車体幅方向に延出された状態で車体フロア11に略面一に支持され(設けられ)、左セカンドシート16の左足元スペース18および右セカンドシート17の右足元スペース19(図2も参照)に配置されている。
この固定レール35に左右のスライダ48,86が摺動自在に支持されている。
この固定レール35に左右のスライダ48,86が摺動自在に支持されている。
図3に示すように、右スライダ(スライダ、フロア側の部材)86は、左スライダ48と同様に、内外の回転軸(回転軸)87,88や右前脚(第2の前脚、前脚)89を介して右セカンドシート17に連結されている。
これにより、固定レール35に沿って左スライダ48を摺動させることで、左セカンドシート16を車体幅方向(シート幅方向)に案内することができる。
さらに、右スライダ86を摺動させることで、右セカンドシート17を車体幅方向に案内することができる。
これにより、固定レール35に沿って左スライダ48を摺動させることで、左セカンドシート16を車体幅方向(シート幅方向)に案内することができる。
さらに、右スライダ86を摺動させることで、右セカンドシート17を車体幅方向に案内することができる。
図6〜図8に示すように、左支持機構26は、左セカンドシート16を車体幅方向に移動自在に支える左キャスタ部材(キャスタ、支持部材)91と、左キャスタ部材91を退避位置(第1の位置)P1および支持位置(第2の位置)P2(図11も参照)間で揺動(移動)させる左リンク機構(リンク機構)92とを備える(図4、図5も参照)。
左キャスタ部材91は、左シートクッション41の背面41aに内左キャスタ94および外左キャスタ95を有する(図3も参照)。
図8に示すように、内左キャスタ94は、左シートクッション41の背面41aのうち前内側角部(具体的には、内左スライドレール44の前部)に設けられた内取付ブラケット72と、内取付ブラケット72に前後方向に揺動自在(回転可能)に連結された内揺動ブラケット97と、内揺動ブラケット97に回転自在に支持された内キャスタ本体98とを有する。
図8に示すように、内左キャスタ94は、左シートクッション41の背面41aのうち前内側角部(具体的には、内左スライドレール44の前部)に設けられた内取付ブラケット72と、内取付ブラケット72に前後方向に揺動自在(回転可能)に連結された内揺動ブラケット97と、内揺動ブラケット97に回転自在に支持された内キャスタ本体98とを有する。
内揺動ブラケット97は、内取付ブラケット72に内支持ピン99を軸にして前後方向に揺動自在に連結されている。
内キャスタ本体98は、内揺動ブラケット97に支持軸101を介して回転自在に取り付けられている。
この内キャスタ本体98は、車体幅方向に対して直交する方向に支持軸101が設けられることで、車体幅方向に対して平行に配置されている。
内キャスタ本体98は、内揺動ブラケット97に支持軸101を介して回転自在に取り付けられている。
この内キャスタ本体98は、車体幅方向に対して直交する方向に支持軸101が設けられることで、車体幅方向に対して平行に配置されている。
図6、図7(a)に示すように、外左キャスタ95は、左シートクッション41の背面41aのうち前外側角部(具体的には、外左スライドレール44の前部)に設けられた外取付ブラケット73と、外取付ブラケット73に前後方向に揺動自在(回転可能)に連結された外揺動ブラケット103と、外揺動ブラケット103に回転自在に支持された外キャスタ本体104とを有する。
外揺動ブラケット103は、内揺動ブラケット97と同様に、外取付ブラケット73に外支持ピン105を軸にして前後方向に揺動自在に連結されている。
外キャスタ本体104は、外揺動ブラケット103に支持軸106を介して回転自在に取り付けられている。
この外キャスタ本体104は、内キャスタ本体98と同様に、車体幅方向に対して直交する方向に支持軸106が設けられることで、車体幅方向に対して平行に配置されている。
外キャスタ本体104は、外揺動ブラケット103に支持軸106を介して回転自在に取り付けられている。
この外キャスタ本体104は、内キャスタ本体98と同様に、車体幅方向に対して直交する方向に支持軸106が設けられることで、車体幅方向に対して平行に配置されている。
図6〜図8に示すように、左リンク機構92は、左シートクッション41を着座姿勢に保持した状態で左キャスタ部材91を退避位置P1に保ち、左シートクッション41を収納姿勢に保持した状態で左キャスタ部材91を支持位置P2に保つ機構である。
この左リンク機構92は、内取付ブラケット72および外取付ブラケット73に架け渡された連結ロッド111(図4、図5も参照)と、連結ロッド111の内端に設けられた内アーム112と、連結ロッド111の外端に設けられた外アーム113と、内アーム112および内揺動ブラケット97の各先端を連結する内レバー114と、内アーム112の先端(内レバー114の先端も含む)および内左後脚64の上端64aに連結された連結アーム116と、外アーム113および外揺動ブラケット103の各先端を連結する外レバー115と、外アーム113の先端(外レバー115の先端も含む)および外支えブラケット75に連結された連結レバー117とを備えている。
外揺動ブラケット103(外左キャスタ95)は、左リンク機構92(外レバー115、連結レバー117)および外支えブラケット75を介して左スライダ48に連結する部材である。
また、内揺動ブラケット97(内左キャスタ94)は、左リンク機構92(内レバー114、内アーム112、連結ロッド111、外アーム113、連結レバー117)および外支えブラケット75を介して左スライダ48に連結する部材である。
また、内揺動ブラケット97(内左キャスタ94)は、左リンク機構92(内レバー114、内アーム112、連結ロッド111、外アーム113、連結レバー117)および外支えブラケット75を介して左スライダ48に連結する部材である。
左リンク機構92によれば、左セカンドシート16を着座姿勢から収納姿勢(図10参照)に移動する際に、左セカンドシート16の移動に連動させて内外の左キャスタ94,95を退避位置P1から支持位置P2に移動(揺動)することができる。
さらに、左セカンドシート16を着座姿勢から収納姿勢に移動する際に、左リンク機構92で内左後脚64を前方に向けて揺動することができる。
さらに、左セカンドシート16を着座姿勢から収納姿勢に移動する際に、左リンク機構92で内左後脚64を前方に向けて揺動することができる。
図10、図11に示すように、左セカンドシート16を収納姿勢(跳上げ姿勢)に保持した状態で、内外の左キャスタ94,95を支持位置P2に保つことができる。
ここで、左セカンドシート16を着座姿勢から収納姿勢に移動する際に、左リンク機構92で内左後脚64が左脚支え軸119を軸にして前方に向けて揺動する。
ここで、左セカンドシート16を着座姿勢から収納姿勢に移動する際に、左リンク機構92で内左後脚64が左脚支え軸119を軸にして前方に向けて揺動する。
一方、左セカンドシート16を収納姿勢(跳上げ姿勢)から着座姿勢に移動する際に、左セカンドシート16の移動に連動させて内外の左キャスタ94,95を支持位置P2から退避位置P1(図7(a)参照)に移動(揺動)することができる。
図7(a)、図8に示すように、左セカンドシート16を着座姿勢に保持した状態で、内外の左キャスタ94,95を退避位置P1に保つことができる。
図7(a)、図8に示すように、左セカンドシート16を着座姿勢に保持した状態で、内外の左キャスタ94,95を退避位置P1に保つことができる。
ここで、退避位置P1は、左シートクッション41の背面41a側に内外の左キャスタ94,95を配置(収納)する位置である。
これにより、左シートクッション41を着座姿勢に保持したときに、内外の左キャスタ94,95が左シートクッション41に着座する着座者の邪魔になる虞はない。
これにより、左シートクッション41を着座姿勢に保持したときに、内外の左キャスタ94,95が左シートクッション41に着座する着座者の邪魔になる虞はない。
一方、図10、図11に示すように、支持位置P2は、左シートクッション41の下端(前部)41bよりも下側に内外の左キャスタ94,95を突出させる位置である。
内外の左キャスタ94,95を下端(前部)41bよりも突出させることで、内外の左キャスタ94,95(具体的には、内外のキャスタ本体98,104)を車体フロア11のガイドプレート121に当接させる(載せる)ことができる。
内外の左キャスタ94,95を下端(前部)41bよりも突出させることで、内外の左キャスタ94,95(具体的には、内外のキャスタ本体98,104)を車体フロア11のガイドプレート121に当接させる(載せる)ことができる。
このように、内外のキャスタ本体98,104をガイドプレート121に当接させることにより、内外のキャスタ本体98,104で跳上げ姿勢の左セカンドシート16を支えることができる。
これにより、左ヘッドレスト43を車体フロア11に当接させて左セカンドシート16を支える必要がないので、左ヘッドレスト43に汚れが生じることを防止でき、外観性の向上を図ることができる。
これにより、左ヘッドレスト43を車体フロア11に当接させて左セカンドシート16を支える必要がないので、左ヘッドレスト43に汚れが生じることを防止でき、外観性の向上を図ることができる。
加えて、左セカンドシート16を内外のキャスタ本体98,104で支えることで、左脚部機構25を介して固定レール35に作用する荷重を小さく抑えることができる。
よって、左セカンドシート16を固定レール35から離すことが可能になる。
これにより、左脚部機構25の内外の左前鉛直脚部51,52の長さを任意に(例えば、長く)設定することが可能になり、設計の自由度を高めることができる。
よって、左セカンドシート16を固定レール35から離すことが可能になる。
これにより、左脚部機構25の内外の左前鉛直脚部51,52の長さを任意に(例えば、長く)設定することが可能になり、設計の自由度を高めることができる。
ここで、前述したように、内外のキャスタ本体98,104は、車体幅方向に対して平行に(ガイドプレート121に沿って)配置されている。
よって、内外のキャスタ本体98,104をガイドプレート121に当接させた状態で、左セカンドシート16を車体幅方向に移動する際に、内外のキャスタ本体98,104をガイドプレート121に沿って転動することができる。
よって、内外のキャスタ本体98,104をガイドプレート121に当接させた状態で、左セカンドシート16を車体幅方向に移動する際に、内外のキャスタ本体98,104をガイドプレート121に沿って転動することができる。
このように、内外のキャスタ本体98,104を転動させることで、跳上げ姿勢の左シートクッション41を固定レール35に沿わせて車体幅方向に安定させた状態で円滑に移動させることができる。
ガイドプレート121は、内外のキャスタ本体98,104を案内するために、車体フロア11に設けられた板状の部材である。
ガイドプレート121は、内外のキャスタ本体98,104を案内するために、車体フロア11に設けられた板状の部材である。
図3、図9に示すように、左ロック/非ロック機構27は、固定レール35における所定位置で左スライダ48をロックする左ロック機構(第1のロック機構)131と、左ロック機構131のロックを解除する左操作部材132と、着座姿勢においてロック解除操作を規制し、非ロック状態において着座姿勢への移動を規制する左規制部材133とを備えている。
左ロック機構131は、ロック状態のとき固定レール35の所定位置に左スライダ48をロックする部材である。
さらに、左ロック機構131は、左セカンドシート16が収納姿勢(図11参照)で、かつ非ロック状態のとき固定レール35に沿って左スライダ48を移動可能とする部材である。
左操作部材132は、左ロック機構131を引き上げることで、左ロック機構131をロック状態から非ロック状態に切り替える部材である。
さらに、左ロック機構131は、左セカンドシート16が収納姿勢(図11参照)で、かつ非ロック状態のとき固定レール35に沿って左スライダ48を移動可能とする部材である。
左操作部材132は、左ロック機構131を引き上げることで、左ロック機構131をロック状態から非ロック状態に切り替える部材である。
左規制部材133は、左セカンドシート16が着座姿勢(図7(a)参照)にあるとき左操作部材132によるロック解除操作を規制する部材である。
さらに、左規制部材133は、左セカンドシート16が収納姿勢(図11参照)で、かつ左ロック機構131が非ロック状態のとき左シートクッション41を着座姿勢に移動させることを規制する部材である。
さらに、左規制部材133は、左セカンドシート16が収納姿勢(図11参照)で、かつ左ロック機構131が非ロック状態のとき左シートクッション41を着座姿勢に移動させることを規制する部材である。
シート装置15の右脚部機構31、右支持機構32および右ロック/非ロック機構33は、前述した左脚部機構25、左支持機構26および左ロック/非ロック機構27と左右対称の構成である。
よって、左側の各機構25,26,27の説明で右側の各機構31,32,33の説明を兼ね、右側の各機構31,32,33の説明を省略する。
よって、左側の各機構25,26,27の説明で右側の各機構31,32,33の説明を兼ね、右側の各機構31,32,33の説明を省略する。
図7(a)、図12に示すように、左セカンドシート16の内外の左前鉛直脚部51,52は左スライダ48より距離L2だけ後方に配置されている。
同様に、右セカンドシート17の内外の右前鉛直脚部(第2の鉛直脚部、鉛直脚部)78,79から内外の水平部(第2の水平部、水平部)76,77が右スライダ86(図3参照)に向けて前方に略水平に延ばされている。
よって、内外の右前鉛直脚部78,79は右スライダ86より距離L2だけ後方に配置されている。
同様に、右セカンドシート17の内外の右前鉛直脚部(第2の鉛直脚部、鉛直脚部)78,79から内外の水平部(第2の水平部、水平部)76,77が右スライダ86(図3参照)に向けて前方に略水平に延ばされている。
よって、内外の右前鉛直脚部78,79は右スライダ86より距離L2だけ後方に配置されている。
図12に示すように、左セカンドシート16を収納姿勢に配置し、右セカンドシート17を着座姿勢に配置した状態で、左セカンドシート16を右セカンドシート17の前方まで固定レール35に沿って移動する例を説明する。
内外の右前鉛直脚部78,79を右スライダ86より距離L2だけ後方に配置することで、左セカンドシート16を移動する際に、左スライダ48(図3参照)や外支えブラケット75が右セカンドシート17の内外の右前鉛直脚部78,79に干渉することを防止できる。
内外の右前鉛直脚部78,79を右スライダ86より距離L2だけ後方に配置することで、左セカンドシート16を移動する際に、左スライダ48(図3参照)や外支えブラケット75が右セカンドシート17の内外の右前鉛直脚部78,79に干渉することを防止できる。
左スライダ48の干渉を防止することで、右セカンドシート17の内外の右前鉛直脚部78,79の形状を決める際の自由度を高めることができる。
例えば、内外の右前鉛直脚部78,79を右セカンドシート17から下方に向けて鉛直状に延ばすことができ、内外の右前鉛直脚部78,79で右セカンドシート17の自重や着座者の体重を良好に支えることができる。
このように、内外の右前鉛直脚部78,79を右スライダ86(図3参照)より距離L2だけ後方に配置することで、右セカンドシート17の自重や着座者の体重を良好に支えることができるように内外の右前鉛直脚部78,79の形状を決めることができる。
例えば、内外の右前鉛直脚部78,79を右セカンドシート17から下方に向けて鉛直状に延ばすことができ、内外の右前鉛直脚部78,79で右セカンドシート17の自重や着座者の体重を良好に支えることができる。
このように、内外の右前鉛直脚部78,79を右スライダ86(図3参照)より距離L2だけ後方に配置することで、右セカンドシート17の自重や着座者の体重を良好に支えることができるように内外の右前鉛直脚部78,79の形状を決めることができる。
一方、右セカンドシート17を右移動機構(第2の移動機構)85(図3参照)で収納姿勢に配置し、収納姿勢の右セカンドシート17を左セカンドシート16の前方まで固定レール35に沿って移動する。
この際に、左セカンドシート16の内外の左前鉛直脚部51,52に右スライダ86が干渉することを防止できる。
この際に、左セカンドシート16の内外の左前鉛直脚部51,52に右スライダ86が干渉することを防止できる。
右スライダ86の干渉を防止することで、左セカンドシート16の内外の左前鉛直脚部51,52の形状を決める際の自由度を高めることができる。
例えば、内外の左前鉛直脚部51,52を左セカンドシート16から下方に向けて鉛直状に延ばすことができ、内外の左前鉛直脚部51,52で左セカンドシート16の自重や着座者の体重を良好に支えることができる。
このように、内外の左前鉛直脚部51,52を左スライダ48より距離L2(図7(a)参照)だけ後方に配置することで、左セカンドシート16の自重や着座者の体重を良好に支えることができるように内外の左前鉛直脚部51,52の形状を決めることができる。
例えば、内外の左前鉛直脚部51,52を左セカンドシート16から下方に向けて鉛直状に延ばすことができ、内外の左前鉛直脚部51,52で左セカンドシート16の自重や着座者の体重を良好に支えることができる。
このように、内外の左前鉛直脚部51,52を左スライダ48より距離L2(図7(a)参照)だけ後方に配置することで、左セカンドシート16の自重や着座者の体重を良好に支えることができるように内外の左前鉛直脚部51,52の形状を決めることができる。
つぎに、左セカンドシート16を跳ね上げて、収納姿勢(跳上げ姿勢)の左セカンドシート16を右足元スペース19まで移動させる例を図13〜図16に基づいて説明する。
図13(a)に示すように、左セカンドシート16の左シートバック42を左シートクッション41に矢印Aの如く傾倒する。
図13(a)に示すように、左セカンドシート16の左シートバック42を左シートクッション41に矢印Aの如く傾倒する。
図13(b)に示すように、左シートバック42が左シートクッション41に折り畳まれる。
左シートバック42を折り畳んだ左セカンドシート16を、内外の回転軸61,62(図14(a)参照)を軸にして前方(左足元スペース18)に向けて矢印Bの如く跳ね上げる(タンブル移動させる)。
左シートバック42を折り畳んだ左セカンドシート16を、内外の回転軸61,62(図14(a)参照)を軸にして前方(左足元スペース18)に向けて矢印Bの如く跳ね上げる(タンブル移動させる)。
図14(a)に示すように、左セカンドシート16を矢印Bの如く跳ね上げることで、内外の左キャスタ94,95を左リンク機構92で退避位置P1から支持位置P2に向けて矢印Cの如く揺動する。
さらに、左セカンドシート16を跳ね上げることで、内左後脚64が左リンク機構92で左脚支え軸119を軸にして前方に向けて矢印Dの如く揺動する。
さらに、左セカンドシート16を跳ね上げることで、内左後脚64が左リンク機構92で左脚支え軸119を軸にして前方に向けて矢印Dの如く揺動する。
図14(b)に示すように、左シートバック42を折り畳んだ左セカンドシート16が左足元スペース18まで跳ね上げられて(タンブル移動して)収納姿勢(跳上げ姿勢)になる。
この状態で、内外の左キャスタ94,95が支持位置P2に突出された状態に保持される。
よって、内外の左キャスタ94,95の各キャスタ本体98,104が車体フロア11のガイドプレート121に当接して収納姿勢の左セカンドシート16を支えることができる。
この状態で、内外の左キャスタ94,95が支持位置P2に突出された状態に保持される。
よって、内外の左キャスタ94,95の各キャスタ本体98,104が車体フロア11のガイドプレート121に当接して収納姿勢の左セカンドシート16を支えることができる。
図15(a)に示すように、収納姿勢に跳ね上げた左セカンドシート16を固定レール35で矢印Eの如く右足元スペース19まで移動する。
ここで、図14(b)に示すように、内外のキャスタ本体98,104がガイドプレート121に当接することで、左セカンドシート16を移動する際に、内外のキャスタ本体98,104がガイドプレート121に沿って転動する。
よって、収納姿勢の左シートクッション41を固定レール35に沿わせて車体幅方向(矢印E方向(図15(a)参照))に安定させた状態で円滑に移動することができる。
ここで、図14(b)に示すように、内外のキャスタ本体98,104がガイドプレート121に当接することで、左セカンドシート16を移動する際に、内外のキャスタ本体98,104がガイドプレート121に沿って転動する。
よって、収納姿勢の左シートクッション41を固定レール35に沿わせて車体幅方向(矢印E方向(図15(a)参照))に安定させた状態で円滑に移動することができる。
図15(b)に示すように、跳ね上げた左セカンドシート16が右足元スペース19に配置される。
ここで、図2、図3で説明したように、左脚部機構25の左スライダ48が左セカンドシート16に対して車体幅方向外側に配置され、右脚部機構31の右スライダ86が右セカンドシート17に対して車体幅方向外側に配置されている。
よって、左セカンドシート16を右足元スペース19に保持した状態において、左スライダ48および右スライダ86はともに右セカンドシート17の前方位置に配置可能となり、左スライダ48および右スライダ86が干渉することを防止できる。
よって、左セカンドシート16を右足元スペース19に保持した状態において、左スライダ48および右スライダ86はともに右セカンドシート17の前方位置に配置可能となり、左スライダ48および右スライダ86が干渉することを防止できる。
図16に示すように、左セカンドシート16を右足元スペース19まで移動することで、左セカンドシート16を着座状態に配置するスペース136や左足元スペース18から、左セカンドシート16を除去できる。
よって、左セカンドシート16を着座状態に配置するスペース136、左足元スペース18および荷室24の3つの空間を荷物スペース135としてまとめることができる。
これにより、荷物スペース135を大きく確保でき、この大きな荷物スペース135に、スライドドア23やテールゲート28を開放してそれぞれの開口部から自転車137などの大きな荷物を搭載することができる。
よって、左セカンドシート16を着座状態に配置するスペース136、左足元スペース18および荷室24の3つの空間を荷物スペース135としてまとめることができる。
これにより、荷物スペース135を大きく確保でき、この大きな荷物スペース135に、スライドドア23やテールゲート28を開放してそれぞれの開口部から自転車137などの大きな荷物を搭載することができる。
ここで、左セカンドシート16と同様に、右セカンドシート17を右足元スペース19に移動し、右足元スペース19に移動した右セカンドシート17を左足元スペース18まで移動することができる。
右セカンドシート17を左足元スペース18まで移動することで、右セカンドシート17を着座状態に配置するスペースや右足元スペース19から、右セカンドシート17を除去できる。
右セカンドシート17を左足元スペース18まで移動することで、右セカンドシート17を着座状態に配置するスペースや右足元スペース19から、右セカンドシート17を除去できる。
よって、右セカンドシート17を着座状態に配置するスペース、右足元スペース19および荷室24の3つの空間を荷物スペースとしてまとめることができる。
これにより、荷物スペースを大きく確保でき、大きな荷物スペースに自転車137などの大きな荷物を搭載することができる。
これにより、荷物スペースを大きく確保でき、大きな荷物スペースに自転車137などの大きな荷物を搭載することができる。
したがって、車両の用途に応じて、左セカンドシート16を除去して大きな荷物スペース135を確保する場合と、右セカンドシート17を除去して大きな荷物スペースを確保する場合とのいずれか一方を選択することができる。
この結果、荷物スペースを確保するレイアウトの自由度が高くなり、利便性を高めることができる。
この結果、荷物スペースを確保するレイアウトの自由度が高くなり、利便性を高めることができる。
なお、本発明に係るシート装置15は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例では、第1、第2のシートを左右のセカンドシート16,17に適用した例について説明したが、これに限らないで、第1、第2のシートを左右のサードシートなどの他のシートに適用することも可能である。
例えば、前記実施例では、第1、第2のシートを左右のセカンドシート16,17に適用した例について説明したが、これに限らないで、第1、第2のシートを左右のサードシートなどの他のシートに適用することも可能である。
また、前記実施例では、内左前鉛直脚部51および外左前鉛直脚部52の各下端に左前横脚部53を架け渡した例について説明したが、これに限らないで、内左前鉛直脚部51および外左前鉛直脚部52を折り曲げて左前横脚部53を形成することも可能である。
さらに、前記実施例で示した車両10、車体フロア11、シート装置15、左右のセカンドシート16,17、固定レール35、左シートクッション41、左シートクッションの背面41a、左シートクッションの下端(前部)41b、左右のスライダ48,86、内回転軸61,87、外回転軸62,88、左キャスタ部材91、左リンク機構92および内外の左キャスタ94,95などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、シートクッションを略水平な着座姿勢と着座姿勢の前方に移動した収納姿勢(跳上げ姿勢)との間で回転可能なシート装置を備えた自動車への適用に好適である。
10…車両、11…車体フロア(フロア)、15…シート装置、16…左セカンドシート(第1のシート)、17…右セカンドシート(第2のシート)、35…固定レール、41…左シートクッション(シートクッション)、41a…左シートクッションの背面(シートクッションの背面)、41b…左シートクッションの下端(前部)、48…左スライダ(スライダ、フロア側の部材)、61,87…内回転軸(回転軸)、62,88…外回転軸(回転軸)、86…右スライダ(スライダ、フロア側の部材)、91…左キャスタ部材(キャスタ、支持部材)、92…左リンク機構(リンク機構)、94…内左キャスタ、95…外左キャスタ、P1…退避位置(第1の位置)、P2…支持位置(第2の位置)。
Claims (2)
- シートクッションを略水平な着座姿勢と前方に起立した跳上げ姿勢との間で回転可能なシート装置において、
前記シートクッションの背面に前後方向に回転可能に連結され、前記シートクッションを前記着座姿勢に保持した状態で前記シートクッションの背面側に配置される第1の位置と、前記シートクッションを前記跳上げ姿勢に移動させたときに前記シートクッションの下端よりも下側に突出した第2の位置との間で移動可能な支持部材を備え、
該支持部材とフロア側の部材とを連結し、前記跳上げ姿勢への移動に連動して前記支持部材を前記第2の位置に移動可能で、前記着座姿勢への移動に連動して前記支持部材を前記第1の位置に移動可能なリンク機構を備え、
たことを特徴とするシート装置。 - 前記フロアに支持されてシート幅方向に延びる固定レールと、該固定レールに摺動可能に連結されるとともに前記シートクッションの前部を回動自在に支持する回転軸を備えたスライダと、を備え、
前記支持部材を前記フロアに沿って転動可能なキャスタで構成したことを特徴とする請求項1記載のシート装置。
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