JP2011131823A - シート装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートクッションを着座姿勢に戻す所定位置のみにおいてシートクッションを着座姿勢に戻すことができるシート装置を提供する。
【解決手段】シート装置15は、左シートクッション41を支える車体フロア11に支持されて車体幅方向に延びる固定レール35と、固定レールに摺動可能に連結されて左移動機構47を支持する左スライダ48と、左スライダを固定レールの所定位置P3,P4にロックする左ロック機構131とを備え、左ロック機構が非ロック状態のとき、左シートクッションを着座姿勢に移動させることを規制する左規制部材133を備えている。
【選択図】図10

Description

本発明は、シートクッションをシート幅方向に摺動自在に支持するとともに、このシートクッションを着座姿勢および収納姿勢間で移動自在に支持したシート装置に関する。
シート装置のなかには、シートクッションを支える支持脚が車体フロアに取り付けられ、この支持脚にシートクッションが揺動自在で、かつ、支持脚に対して車体幅方向に移動可能に取り付けられたものがある。
このシート装置によれば、シートクッションを着座姿勢から車体前方に揺動させた(跳ね上げた)姿勢で車体幅方向に移動し、乗員が車室内で車体前後方向に移動(いわゆる、ウオークスルー)する空間を確保することができる(例えば、特許文献1参照。)。
実開平5−26605号公報
しかし、特許文献1のシート装置は、シートクッションを車体前方に揺動させた(跳ね上げた)姿勢で車体幅方向への移動中に、シートクッションを着座姿勢に戻すことが可能である。
あるいは、車体前方に揺動させた(跳ね上げた)姿勢のシートクッションが所定位置に配置されていない状態で、シートクッションを着座姿勢に戻すことが可能である。
このため、シートクッションを着座姿勢に戻す所定位置以外の箇所で、シートクッションを着座姿勢に戻してしまうことが考えられる。
本発明は、シートクッションを着座姿勢に戻す所定位置のみにおいてシートクッションを着座姿勢に戻すことができるシート装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、シートクッションを着座姿勢と該着座姿勢の前方の収納姿勢との間で移動させる移動機構を備えたシート装置において、前記シートクッションを支えるフロアに支持されてシート幅方向に延びる固定レールと、該固定レールに摺動可能に連結されて前記移動機構を支持するスライダと、該スライダを前記固定レールの所定位置にロックするロック機構と、を備えて前記収納姿勢にある前記シートクッションをシート幅方向に移動可能とし、前記ロック機構が非ロック状態のとき、前記シートクッションを前記着座姿勢に移動させることを規制する規制部材を備えたことを特徴とする。
請求項2は、前記規制部材は、前記ロック機構が非ロック状態のとき、前記ロック機構と干渉して前記シートクッションの前記着座姿勢への移動を規制することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ロック機構が非ロック状態のとき、シートクッションを着座姿勢に移動させることを規制する規制部材を設けた。
よって、シートクッションを着座姿勢に戻す所定位置以外で、シートクッションを着座姿勢に戻すことを阻止できる。
これにより、シートクッションを着座姿勢に戻す所定位置のみにおいてシートクッションを着座姿勢に戻すことができ、使い勝手の向上を図ることができる。
請求項2に係る発明では、ロック機構が非ロック状態のとき、規制部材がロック機構と干渉してシートクッションの着座姿勢への移動を規制するようにした。
このように、規制部材をロック機構に干渉させるだけで、シートクッションが着座姿勢に移動することを阻止できるので、簡単な構成で規制部材を構成できる。
本発明に係るシート装置を備えた車両を示す斜視図である。 図1のシート装置を示す斜視図である。 図2の3−3線断面図である。 本発明に係るシート装置を後下方から見た状態を示す斜視図である。 図4の左セカンドシートを跳上げた状態を示す斜視図である。 図6(a)は図2の6a拡大図、図6(b)は左規制部材を示す斜視図である。 図7(a)は図6の左ロック機構を示す正面図、図7(b)は図7(a)の7b−7b線断面図である。 図7(a)の8−8線断面図であり、左スライダを除去した状態を示す図である。 図8のセカンドシートを跳上げた状態を示す断面図である。 図9の左ロック機構を非ロック状態にした状態を示す断面図である。 本発明に係る左ロック機構を示す斜視図である。 図12(a)は図11の右ロック機構を示す正面図、図12(b)は図12(a)の12b−12b線断面図である。 本発明に係る左セカンドシートを跳ね上げる例を説明する斜視図である。 本発明に係る左セカンドシートを収納位置に移動する例を説明する斜視図である。 本発明に係る左セカンドシートを収納位置にロックする例を説明する図である。 本発明に係る左セカンドシートを収納位置にロックした状態を説明する斜視図である。 本発明に係る荷物スペースに自転車を搭載した例を示す平面図である。 本発明に係る右セカンドシートを収納位置に移動する例を説明する図である。 本発明に係る右セカンドシートを収納位置にロックする例を説明する図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」は運転者から見た方向にしたがい、前側をFr、後側をRr、左側をL、右側をRとして示す。
実施例に係るシート装置15について説明する。
図1に示すように、車両10は、車体フロア(フロア)11に設けられたドライバシート12と、ドライバシート12の車体幅方向に隣接して設けられたパッセンジャシート13と、ドライバシート12およびパッセンジャシート13の車体後方に設けられたシート装置15を備えている。
ドライバシート12は、車体フロア11に内外のスライドレール21を介して車体前後方向にスライド移動可能に支持されている。
パッセンジャシート13は、ドライバシート12と同様に、車体フロア11に内外のスライドレール22を介して車体前後方向にスライド移動可能に支持されている。
シート装置15は、パッセンジャシート13の車体後方に設けられた左セカンドシート16と、ドライバシート12の車体後方に設けられた右セカンドシート17とを備えている。
左セカンドシート16および右セカンドシート17は車体幅方向(シート幅方向)に併設されている。
左セカンドシート16の前方(すなわち、左セカンドシート16およびパッセンジャシート13間)に左足元スペース18が形成されている。
右セカンドシート17の前方(すなわち、右セカンドシート17およびドライバシート12間)に右足元スペース19(図2参照)が形成されている。
この車両10は、左セカンドシート16と右セカンドシート17とのそれぞれの側方の開口部(車体側方の開口部)に対して車体前後方向に開閉自在なスライドドア23(図17参照)が設けられている。スライドドア23を車体後方に開放して車体側方の開口部を開け、この開口部から左右のセカンドシート16,17に乗降できる。
また、左セカンドシート16および右セカンドシート17の後方には荷室24(図17参照)が備えられ、荷室24後方の開口部(車体後方の開口部)に対して開閉自在なテールゲート28(図17参照)が設けられている。このテールゲート28を開放して車体後方の開口部を開け、この開口部から荷室24に荷物を搭載することができる。
また、図2、図3に示すように、シート装置15は、左セカンドシート16を支える左脚部機構25と、左セカンドシート16を車体幅方向に移動自在に支える左支持機構26と、左セカンドシート16を車体幅方向の所定位置に保持可能な左ロック/非ロック機構27と、右セカンドシート17を支える右脚部機構31と、右セカンドシート17を車体幅方向に移動自在に支える右支持機構32と、右セカンドシート17を車体幅方向の所定位置に保持可能な右ロック/非ロック機構33と、左右の脚部機構25,31を車体幅方向(シート幅方向)に案内する固定レール35とを備えている。
左脚部機構25の左スライダ48は、左セカンドシート16に対して車体幅方向の中央よりも左側(車体幅方向外側)に配置されている。
また、右脚部機構31の右スライダ86は、右セカンドシート17に対して車体幅方向の中央よりも右側(車体幅方向外側)に配置されている。
左セカンドシート16は、乗員(着座者)が着座する左シートクッション(シートクッション)41と、左シートクッション41の後部に車体前後方向に傾倒可能な左シートバック42と、左シートバック42の上部に設けられた左ヘッドレスト43と、左シートクッション41の下部に設けられた内外の左スライドレール44(図4も参照)とを備えている。
右セカンドシート17は、左セカンドシート16と左右対称の部材であり詳しい説明を省略する。
図4、図5に示すように、左脚部機構25は、内外の左スライドレール44の前部に設けられた左前脚45と、内外の左スライドレール44の後部に設けられた左後脚46と、左セカンドシート16を着座姿勢および収納姿勢(跳上げ姿勢)間で移動させる左移動機構(移動機構)47と、左移動機構47を支持するとともに固定レール35に摺動可能に連結された左スライダ(スライダ)48とを備えている。
左前脚45は、内左スライドレール44の前部に上端51aが連結されて略鉛直下方向に延びる内左前鉛直脚部(鉛直脚部)51と、外左スライドレール44の前部に上端52aが連結されて略鉛直下方向に延びる外左前鉛直脚部(鉛直脚部)52と、内左前鉛直脚部51および外左前鉛直脚部52の各下端51b,52bに架け渡された左前横脚部53と、左前横脚部53から前方に略水平に延びる内外の水平部54,55(図6も参照)と、左前横脚部53に設けられた内外の支え部材(弾性部材)56,57とを有する。
左前横脚部53は、内左前鉛直脚部51および外左前鉛直脚部52の各下端51b,52bに架け渡された略水平の棒状部材である。
内外の水平部54,55は、内外の左前鉛直脚部51,52の下端51b,52bから左前横脚部53を介して前方に略水平に延びる部材である。
具体的には、図6に示すように、外水平部55は、外左前鉛直脚部52の下端52bから左前横脚部53を介して前方に距離L1だけ略水平に延出され、前部55aが外回転軸(回転軸)62を介して左スライダ48の外側部48bに回動自在に連結されている。
また、内水平部54は、外水平部55と同様に、内左前鉛直脚部51の下端51bから左前横脚部53を介して前方に距離L1だけ略水平に延出され、前部54aが内回転軸(回転軸)61を介して左スライダ48の内側部48aに回動自在に連結されている。
内外の回転軸61,62は、左シートクッション41の前部41bを左前脚45を介して回動自在に支持する部材である。
図4、図5に示すように、左後脚46は、内左スライドレール44の後部に上端64aが回動自在に連結された内左後脚64と、外左スライドレール44の後部に設けられた外左後脚65とを有する。
内左後脚64は、下端64bが内側ストライカ67(図2参照)に着脱可能に形成されている。
外左後脚65は、下端65aが左外側ストライカ68(図2参照)に着脱可能に形成されている。
左シートバック42(図2も参照)を左シートクッション41に向けて傾倒させるリクライニングレバーの操作に連動して、下端64b,65bの各ロック爪(図示せず)が内側ストライカ67や左外側ストライカ68(図2参照)からそれぞれ解放される。
よって、内左後脚64の下端64bを左内側ストライカ67から離脱でき、外左後脚65の下端65bを左外側ストライカ68から離脱できる。
図6に示すように、左移動機構47は、内水平部54の前部54aを左スライダ48の内側部48aに回動自在に連結する内回転軸61と、外水平部55の前部55aを左スライダ48の外側部48bに回動自在に連結する外回転軸62と、左セカンドシート16の円滑な移動(着座姿勢および収納姿勢間移動)を可能にする左ダンパ71(図4参照)とを有する。
内外の回転軸61,62は、左スライダ48に連結され、かつ、車体幅方向に向けて延出(配置)されている。
内外の回転軸61,62を軸にして左前脚45を揺動(スイング移動)することで、左セカンドシート16を着座姿勢(図1、図4参照)および収納姿勢(図5、図14(a)参照)間で移動(揺動)させることができる。
図4、図5に示すように、左ダンパ71は、外取付ブラケット73および外支えブラケット75に連結され、左セカンドシート16を着座姿勢および収納姿勢間で移動させる際に生じる衝撃を緩和する部材である。
よって、左セカンドシート16を着座姿勢および収納姿勢間で円滑に移動させることができる。
外取付ブラケット73は、左シートクッション41の背面41aのうち前外側角部(具体的には、外左スライドレール44の前部)に設けられている。
外支えブラケット75は、左スライダ48の外側部48b(図6も参照)に設けられている。
着座姿勢とは、左セカンドシート16の左シートクッション41に着座者が着座可能になるように、左シートクッション41が略水平に配置された姿勢をいう。
収納姿勢とは、左セカンドシート16の左シートクッション41まで左シートバック42を前方に傾倒させて左シートクッション41に重ね合わせ、重ね合わせた左シートクッション41および左シートバック42を前方に略90度跳ね上げて(揺動させて)起立させた跳上げ姿勢(図14(a)も参照)をいう。
着座姿勢において、左前横脚部53と車体フロア11との間に内外の支え部材56,57が介在されている(備えられている)。
内支え部材56は、左前横脚部53に設けられるとともに、内左前鉛直脚部51の下方に配置された弾性部材である。
外支え部材57は、左前横脚部53に設けられるとともに、外左前鉛直脚部52の下方に配置された弾性部材である。
内外の回転軸61,62は左スライダ48に設けられている。
図6に示すように、左スライダ48は、固定レール35に沿って車体幅方向に摺動可能に設けられている(連結されている)。
この左スライダ48は、スライダ本体81の内端に内ローラ82が回転自在に設けられ、スライダ本体81の外端に外ローラ83が回転自在に設けられ、スライダ本体81がカバー84(図1参照)で覆われている。
内外のローラ82,83が固定レール35の底部35aに沿って移動することで、左スライダ48が固定レール35に沿って車体幅方向に移動することができる。
図2、図3に示すように、固定レール35は、車体幅方向に延出された状態で車体フロア11に略面一に支持され(設けられ)、左セカンドシート16の左足元スペース18および右セカンドシート17の右足元スペース19に配置されている。
この固定レール35に左右のスライダ48,86が摺動自在に支持されている。
固定レール35の底部35aには、左ロック/非ロック機構27の2個の第1の左係止孔143、2個の第2の左係止孔144が形成されている。
さらに、固定レール35の底部35aには、右ロック/非ロック機構33の3個の第1の右係止孔181および3個の第2の右係止孔182が形成されている。
第1、第2の左係止孔143,144や、第1、第2の右係止孔181,182については後で詳しく説明する。
右スライダ(スライダ)86は、左スライダ48と同様に、内外の回転軸(回転軸)87,88や右前脚89を介して右セカンドシート17に連結されている。
これにより、固定レール35に沿って左スライダ48を摺動させることで、左セカンドシート16を車体幅方向(シート幅方向)に案内することができる。
さらに、右スライダ86を摺動させることで、右セカンドシート17を車体幅方向に案内することができる。
内外の回転軸87,88および右ダンパ90で右移動機構(移動機構)85が構成されている。右移動機構85は左移動機構47と左右対称の部材である。
図4、図5に示すように、左支持機構26は、左セカンドシート16を車体幅方向に移動自在に支える左キャスタ部材91と、左キャスタ部材91を退避位置P1および支持位置P2間で揺動(移動)させる左リンク機構92とを備えている。
左キャスタ部材91は、左シートクッション41の背面41aに内左キャスタ94(図3参照)および外左キャスタ95を有する。
内左キャスタ94(図3も参照)は、内取付ブラケット72に前後方向に揺動自在(回転可能)に連結されている。
外左キャスタ95は、外取付ブラケット73に前後方向に揺動自在(回転可能)に連結されている。
左リンク機構92は、左シートクッション41を着座姿勢に保持した状態で左キャスタ部材91を退避位置P1に保ち、左シートクッション41を収納姿勢に保持した状態で左キャスタ部材91を支持位置P2に保つ機構である。
この左リンク機構92は、内取付ブラケット72および外取付ブラケット73に架け渡された連結ロッド111と、連結ロッド111の内端に設けられた内アーム112と、連結ロッド111の外端に設けられた外アーム113と、内アーム112および内左キャスタ94(図3も参照)を連結する内レバー114と、内アーム112の先端(内レバー114の先端も含む)および内左後脚64の上端64aに連結された連結アーム116と、外アーム113および外左キャスタ95を連結する外レバー115と、外アーム113の先端(外レバー115の先端も含む)および外支えブラケット75に連結された連結レバー117とを備えている。
外左キャスタ95は、左リンク機構92(外レバー115、連結レバー117)および外支えブラケット75を介して左スライダ48に連結されている。
内左キャスタ94は、左リンク機構92(内レバー114、内アーム112、連結ロッド111、外アーム113、連結レバー117)および外支えブラケット75を介して左スライダ48に連結されている。
左リンク機構92によれば、左セカンドシート16を着座姿勢から収納姿勢に移動する際に、左セカンドシート16の移動に連動させて内外の左キャスタ94,95を退避位置P1から支持位置P2に移動(揺動)することができる。
さらに、左セカンドシート16を着座姿勢から収納姿勢に移動する際に、左リンク機構92で内左後脚64を前方に向けて揺動することができる。
ここで、退避位置P1は、左シートクッション41の背面41a側に内外の左キャスタ94,95を配置(収納)する位置である。
これにより、左シートクッション41を着座姿勢に保持したときに、内外の左キャスタ94,95が左シートクッション41に着座する着座者の邪魔になる虞はない。
一方、支持位置P2は、左シートクッション41の下端(前部)41bよりも下側に内外の左キャスタ94,95を突出させる位置である。
内外の左キャスタ94,95を下端41bよりも突出させることで、内外の左キャスタ94,95を車体フロア11のガイドプレート121(図9参照)に当接させる(載せる)ことができる。
このように、内外の左キャスタ94,95をガイドプレート121に当接させることにより、内外のキャスタ本体98,104(図3も参照)で跳上げ姿勢の左セカンドシート16を支えることができる。
これにより、左ヘッドレスト43を車体フロア11に当接させて左セカンドシート16を支える必要がないので、左ヘッドレスト43に汚れが生じることを防止でき、外観性の向上を図ることができる。
さらに、内外の左キャスタ94,95をガイドプレート121に当接させることで、左セカンドシート16を車体幅方向に移動する際に、内外のキャスタ本体98,104をガイドプレート121に沿って転動することができる。
図6、図7に示すように、左ロック/非ロック機構27は、固定レール35における所定位置で左スライダ48をロックする左ロック機構(ロック機構)131と、左ロック機構131のロックを解除する左操作部材(操作部材)132と、着座姿勢においてロック解除操作を規制し、非ロック状態において着座姿勢への移動を規制する左規制部材(規制部材)133とを備えている。
左ロック機構131は、左スライダ48(スライダ本体81)に昇降自在に支持された左ロック部材141と、左ロック部材141を下方に押圧する左押圧手段142と、左ロック部材141が係止可能な2個の第1の左係止孔143と、左ロック部材141が係止可能な2個の第2の左係止孔144(図3参照)とを備えている。
2個の第1の左係止孔143は、孔幅W1、ピッチPi1の間隔で形成されている。
2個の第2の左係止孔144は、第1の左係止孔143と同様に、孔幅W1、ピッチPi1の間隔で形成されている(図3参照)。
スライダ本体81は、車体幅方向の略中央に嵌入部146を備え、嵌入部146に左ロック部材141を昇降自在に挿通可能な嵌合孔147が形成されている。
左ロック部材141は、嵌合孔147に昇降自在に挿通された左ロック片151と、左ロック片151の下端に設けられた左ベース部152と、左ベース部152の下端から突出された2本の左係止爪153とを有する。
左ロック片151は、嵌合孔147に挿通されることで、嵌入部146で昇降自在に支えられている。
左ベース部152には左開口部155が形成されている。左開口部155には、左押圧手段142の左押圧部材156が係合されている。
2本の左係止爪153は、爪幅W2、ピッチPi1の間隔で形成されている。爪幅W2は孔幅W1より小さく形成されている(W2<W1に形成されている)。
すなわち、2本の左係止爪153は、2個の第1の左係止孔143にそれぞれ嵌入可能に形成され、かつ、2個の第2の左係止孔144(図3参照)にそれぞれ嵌入可能に形成されている。
左押圧手段142は、スライダ本体81に支持ピン157を介して回動自在に設けられた左押圧部材156と、左押圧部材156を反時計回り方向に付勢する左ばね部材158とを備えている。
左押圧部材156の端部が左開口部155に係合され、左ばね部材158で反時計回り方向に付勢されることで、左ロック部材141が下方に押圧されている。
左ロック部材141が下方に押圧されることで、2本の左係止爪153が2個の第1の左係止孔143にそれぞれ嵌入された状態に保持される(ロック状態に保持される)。
ここで、2個の第1の左係止孔143は、固定レール35の底部35aのうち、左スライダ48を左着座位置(所定位置、着座姿勢に配置された位置)P3(図3参照)にロックする部位に形成されている。
一方、左ロック部材141を左ばね部材158の付勢力に抗して上昇させることで、2本の左係止爪153を2個の第1の左係止孔143から抜き出すことができる(非ロック状態にできる)。
なお、図3に示す2個の第2の左係止孔144は、固定レール35の底部35aのうち、左スライダ48を左収納位置(所定位置)P4(図15(c)参照)にロックする部位に形成されている。
すなわち、左ロック機構131は、ロック状態のとき固定レール35における左着座位置P3や左収納位置P4で左スライダ48をロックする部材である。
左着座位置P3は、図3に示す着座姿勢の左セカンドシート16を着座位置(使用位置)にロックする位置である。
左収納位置P4は、図5に示す収納姿勢の左セカンドシート16を収納位置(右足元スペース19)にロックする位置である。
さらに、この左ロック機構131は、収納姿勢(図14(a)参照)で、かつ非ロック状態のとき固定レール35に沿って左スライダ48を移動可能とする部材である。
左操作部材132は、左ロック片151に基端161aが連結された左操作ストラップ(操作ストラップ)161と、左操作ストラップ161の先端161bに設けられた左グリップ162と、左ロック片151に設けられた左抜止めピン163とを備えている。
左操作ストラップ161は、左ロック片151に基端161aが連結され、左規制部材133に貫通され、左規制部材133を貫通した先端161bが左グリップ162に連結された可撓性の部材である。
左グリップ162は、使用者の手で把持可能に形成されている。
左抜止めピン163は、使用者が左グリップ162を把持して左ロック部材141を引き上げた際に、左規制部材133に当接して左ロック部材141の引上げ高さを好適に規制するピンである。
なお、左抜止めピン163を左ロック片151に左操作ストラップ161の基端161aを連結する部材として兼用することも可能である。
すなわち、左操作部材132は、使用者が左グリップ162を把持して左ロック部材141を上方(所定方向)に引き操作することで、左ロック機構131をロック状態から非ロック状態に切り替える(すなわち、ロック解除操作を可能にする)部材である。
左規制部材133は、左前横脚部53のうち外左前鉛直脚部52の近傍部位(シートクッション側の部材)53aに設けられ、左操作ストラップ161が貫通可能に形成された部材である。
この左規制部材133は、ワイヤ材が折り曲げられることで、一対の接合部133aおよび挿通部133bが形成されている。
一対の接合部133aが、左前横脚部53のうち外左前鉛直脚部52の近傍部位53aに設けられることで、挿通部133bおよび左前横脚部53で左操作ストラップ161を挿通可能な閉空間165が形成されている。
図6、図8に示すように、左セカンドシート16が着座姿勢にあるとき、左前横脚部53が左ロック部材141の後方に位置する。左前横脚部53に左規制部材133が設けられているので、左規制部材133の挿通部133bが左ロック部材141の後方に位置する。
挿通部133bが左ロック部材141の後方に位置することで、挿通部133bは左ロック部材141(左ロック片151)の上端151aと略同じ高さ位置に配置される。
よって、左操作ストラップ161が左ロック片151の上端151aから挿通部133bに向けて略水平に配置される。この状態で、左操作ストラップ161は、左スライダ48の上部48c(図6参照)に沿って配置されている。
換言すれば、左操作ストラップ161は、左規制部材133で折り曲げられることで、左ロック部材141(左ロック部材141の上方への移動方向(矢印方向))に対して側面視で略直交するように配置されている。
これにより、使用者が左グリップ162を把持して左操作ストラップ161を引張っても、左ロック部材141に略直交する方向に引張力F1が矢印の如く作用する。
したがって、左ロック部材141に引張力F1を作用させても、左ロック部材141を矢印方向に引き上げる力として作用しない。この結果、引張力F1で左ロック部材141を引き上げることを防止できる。
このように、左セカンドシート16が着座姿勢にあるときに、左セカンドシート16が車体幅方向に移動することを確実に阻止でき、使い勝手の向上を図ることができる。
さらに、左セカンドシート16が着座姿勢にあるとき、可撓性の左操作ストラップ161を左規制部材133で左ロック部材141の上方への移動(矢印方向)に対して略直交する方向に折り曲げるようにした。
このように、可撓性の左操作ストラップ161を左規制部材133で折り曲げるだけで、左操作ストラップ161の上昇方向への引き作業を阻止できるので、簡単な構成で左規制部材133を構成できる。
また、図9に示すように、左セカンドシート16が収納姿勢にあるとき、左前横脚部53が左ロック部材141の上方に位置する。左前横脚部53に左規制部材133が設けられているので、左規制部材133の挿通部133bが左ロック部材141の上方に位置する。
この状態で、左操作ストラップ161が左ロック片151の上端151aから挿通部133bに向けて略鉛直に配置される。
すなわち、左操作ストラップ161は、左ロック部材141(左ロック部材141の上方への移動方向(矢印方向))に対して略平行に配置されている。
よって、使用者が左グリップ162を把持して左操作ストラップ161を引張ることにより、左ロック部材141の上昇方向に引張力F2が矢印の如く作用する。
これにより、左ロック部材141を左ばね部材158の付勢力に抗して引張力F2で引き上げることができる。
左ロック部材141を引き上げることで、第1の左係止孔143から左係止爪153を抜き出して非ロック状態に切り換えることができる。
このように、左規制部材133によれば、左セカンドシート16が収納姿勢にあるとき左操作部材132のロック解除操作を可能に(許容)できる。
第1の左係止孔143から左係止爪153を抜き出すことで、収納姿勢の左セカンドシート16を固定レール35に沿って摺動させることができる。
図10に示すように、左セカンドシート16が収納姿勢の状態で、固定レール35に沿って摺動させる際に、2本の左係止爪153が2個の第1の左係止孔143(図9参照)から外れた状態(非ロック状態)に保たれる。
ここで、左セカンドシート16の摺動中に、左セカンドシート16を収納姿勢から着座姿勢に移動することは好ましくない。
そこで、左セカンドシート16が収納姿勢の状態で、かつ、左ロック機構131が非ロック状態の場合に、左ロック部材141の左ロック片151(上端151a)を左規制部材133の挿通部133b(閉空間165(図6(b)参照))に嵌合させた状態に保つようにした。
具体的には、左ロック機構131が非ロック状態の場合に、左ばね部材158(図6(a)参照)の付勢力で2本の左係止爪153が下方に押圧されている。
よって、2本の左係止爪153の底部153aが固定レール35の底部35aに当接した状態に保たれる。
この状態で、左ロック片151の上端151aが挿通部133bの閉空間165(図6(b)参照)に嵌合させた状態に保たれる。
左ロック片151の上端151aを閉空間165に嵌合させることで、上端151aが左操作ストラップ161を介して挿通部133bに当接した状態に保たれる。
ところで、図9に示すように、左セカンドシート16を収納姿勢で、かつ、左ロック部材141がロック状態にあるとき、左規制部材133の挿通部133bに可撓性の左操作ストラップ161のみが挿通されている。
よって、左セカンドシート16を収納姿勢から着座姿勢に移動する際、すなわち、外左前鉛直脚部52や左前横脚部53(すなわち、挿通部133b)が内外の回転軸61,62を軸にして矢印方向(時計回り方向)に移動することができる。
一方、図10に示すように、左セカンドシート16を収納姿勢で、かつ、左ロック部材141が非ロック状態にあるとき、左ロック片151の上端151aが左操作ストラップ161を介して挿通部133bに当接した状態に保たれている。
そして、左ロック片151(左ロック部材141)は、スライダ本体81(図6(a)参照)の嵌入部146で鉛直状態に支持されている。
よって、挿通部133bが内外の回転軸61,62を軸にして時計回り方向に移動することを左ロック片151の上端151aで阻止できる。
すなわち、左規制部材133によれば、左セカンドシート16が収納姿勢で、かつ左ロック機構131が非ロック状態のとき左シートクッション41を着座姿勢に移動させることを規制することができる。
よって、左セカンドシート16を着座姿勢に戻す所定位置以外で(例えば、左セカンドシート16の摺動中に)、左セカンドシート16を着座姿勢に戻すことを阻止できる。
これにより、左セカンドシート16を着座姿勢に戻す所定位置のみで、左セカンドシート16を着座姿勢に戻すことができ、使い勝手の向上を図ることができる。
加えて、左ロック機構131が非ロック状態のとき、左規制部材133が左ロック機構131(左ロック片151の上端151a)と干渉して左セカンドシート16の着座姿勢への移動を規制するようにした。
このように、左規制部材133を左ロック片151の上端151aに干渉させるだけで、左セカンドシート16が着座姿勢に移動することを阻止できるので、簡単な構成で左規制部材133を構成できる。
ここで、右脚部機構31および右支持機構32は、前述した左脚部機構25および左支持機構26と左右対称の構成である。
よって、左側の各機構25,26の説明で右側の各機構31,32の説明を兼ね、右側の各機構31,32の説明を省略する。
図3、図11、図12に示すように、右ロック/非ロック機構33は、固定レール35における所定位置で右スライダ86をロックする右ロック機構(ロック機構)171と、右ロック機構171のロックを解除する右操作部材(操作部材)172と、着座姿勢においてロック解除操作を規制し、非ロック状態において着座姿勢への移動を規制する右規制部材(規制部材)173とを備えている。
ここで、右操作部材172および右規制部材173は、前述した左操作部材132および左規制部材133と左右対称の構成である。
よって、左側の各部材132,133の説明で右側の各部材172,173の説明を兼ね、右側の各部材172,173の説明を省略する。
右ロック機構171は、右ロック部材175に3本の右係止爪176を備え、固定レール35の底部35aに3個の第1の右係止孔181および3個の第2の右係止孔182を備え、その他の構成は左ロック機構131と左右対称である。
3個の第1の右係止孔181は、孔幅W3、ピッチPi2の間隔で形成されている。
3個の第2の右係止孔182は、第1の右係止孔181と同様に、孔幅W3、ピッチPi2の間隔で形成されている。
一方、3本の右係止爪176は、爪幅W4、ピッチPi2の間隔で形成されている。爪幅W4は孔幅W3より小さく形成されている(W4<W3に形成されている)。
すなわち、3本の右係止爪176は、3個の第1の右係止孔181にそれぞれ嵌入可能に形成され、かつ、3個の第2の右係止孔182(図3参照)にそれぞれ嵌入可能に形成されている。
3個の第1の右係止孔181は、固定レール35の底部35aのうち、右スライダ86を右着座位置(所定位置、着座姿勢に配置された位置)P5(図3参照)にロックする部位に形成されている。
一方、3個の第2の右係止孔182は、固定レール35の底部35aのうち、右スライダ86を右収納位置(所定位置)P6(図19(b)参照)にロックする部位に形成されている。
すなわち、右ロック機構171は、ロック状態のとき固定レール35における右着座位置P5や右収納位置P6で右スライダ86をロックする部材である。
右着座位置P5は、図3に示す着座姿勢の右セカンドシート17を着座位置(使用位置)にロックする位置である。
右収納位置P6は、収納姿勢の右セカンドシート17を収納位置(左足元スペース18(図19(b)参照)にロックする位置である。
ここで、図3、図7、図12に示すように、第1、第2の右係止孔181,182のピッチPi2は、第1、第2の左係止孔143,144のピッチPi1より小さく形成されている(ピッチPi2<ピッチPi1に形成されている)。
さらに、第1、第2の右係止孔181,182の孔幅W3は、第1、第2の左係止孔143,144の孔幅W1より小さく形成されている(孔幅W3<孔幅W1に形成されている)。
以上説明したように、左ロック機構131(左係止爪153、第1、第2の左係止孔143,144)および右ロック機構171(右係止爪176、第1、第2の右係止孔181,182)は、各形状(W1〜W4、Pi1、Pi2など)を互いに異なる形状とした。
よって、右ロック機構171(第1、第2の右係止孔181,182)による左スライダ48(左係止爪153)の誤ロックを防いで、左スライダ48を移動の途中で止めることなく所定位置まで円滑に移動することができる。
そして、左スライダ48が所定位置まで移動したとき、左スライダ48を左ロック機構131(第1、第2の左係止孔143,144)で確実にロックすることができる。
これにより、左セカンドシート16を車体幅方向に(例えば、右セカンドシート17の前方まで)移動するシートアレンジを円滑(スムース)におこなうことができる。
同様に、左ロック機構131(第1、第2の左係止孔143,144)で右スライダ86を誤ロックする虞がない。
これにより、右セカンドシート17を、左セカンドシート16と同様に、車体幅方向に(例えば、左セカンドシート16の前方まで)移動するシートアレンジを円滑(スムース)におこなうことができる。
つぎに、左セカンドシート16を跳ね上げて、収納姿勢(跳上げ姿勢)の左セカンドシート16を右足元スペース19まで移動させる例を図13〜図17に基づいて説明する。
図13(a)に示すように、左セカンドシート16の左シートバック42を左シートクッション41に矢印Aの如く傾倒する。
図13(b)に示すように、左シートバック42が左シートクッション41に折り畳まれる。
左シートバック42を折り畳んだ左セカンドシート16を、内外の回転軸61,62(図6(a)参照)を軸にして前方(左足元スペース18)に向けて矢印Bの如く跳ね上げる(タンブル移動させる)。
図14(a)に示すように、左セカンドシート16が左足元スペース18まで跳ね上げられて(タンブル移動して)収納姿勢(跳上げ姿勢)になる。
図14(b)に示すように、左グリップ162(図9参照)を把持して左ロック部材141を矢印Cの如く引き上げる。左ロック部材141を引き上げることで、左係止爪153,153を第1の左係止孔143,143から抜き出す。
この状態で、図14(a)に示す左セカンドシート16を固定レール35に沿って矢印Dの如く右足元スペース19に向けて移動する。
図14(c)に示すように、左セカンドシート16(図14(a)参照)が移動することで、左ロック部材141(左係止爪153,153)の底部153a,153aが固定レール35の底部35aに当接した状態で矢印Eの如く移動する。
左係止爪153,153が矢印Eの如く移動することで、第2の右係止孔182…に到達する。
図15(a)に示すように、左係止爪153,153および第2の右係止孔182…は互いに誤ロックしない形状に形成されている。
よって、第2の右係止孔182…による左係止爪153,153の誤ロックを防ぐことができる。これにより、左係止爪153,153(左スライダ48(図15(c)参照))を移動の途中で止めることなく円滑に移動することができる。
図15(b)に示すように、左係止爪153,153が矢印Eの如く移動して第2の左係止孔144,144に到達する。
左係止爪153,153が第2の左係止孔144,144に嵌入して係止する。
図15(c)に示すように、左係止爪153,153が第2の左係止孔144,144に係止することで左スライダ48が左収納位置P4にロック状態に保たれる。
図16に示すように、左スライダ48(図15(c)参照)がロック状態に保たれることで、収納姿勢に跳ね上げた左セカンドシート16を右足元スペース19に保持することができる。
ここで、図2、図3で説明したように、左脚部機構25の左スライダ48が左セカンドシート16に対して車体幅方向外側に配置され、右脚部機構31の右スライダ86が右セカンドシート17に対して車体幅方向外側に配置されている。
よって、左セカンドシート16を右足元スペース19に保持した状態において、左スライダ48および右スライダ86はともに右セカンドシート17の前方位置に配置可能となり、左スライダ48および右スライダ86が干渉することを防止できる(図15(c)参照)。
図17に示すように、左セカンドシート16を右足元スペース19まで移動することで、左セカンドシート16を着座状態に配置するスペース136や左足元スペース18から、左セカンドシート16を除去できる。
よって、左セカンドシート16を着座状態に配置するスペース136、左足元スペース18および荷室24の3つの空間を荷物スペース135としてまとめることができる。
これにより、荷物スペース135を大きく確保でき、この大きな荷物スペース135に、スライドドア23やテールゲート28を開放してそれぞれの開口部から自転車137などの大きな荷物を搭載することができる。
ついで、右セカンドシート17を左足元スペース18まで移動させる例を図18〜図19に基づいて説明する。
図13(a)に示す右セカンドシート17の右シートバックを右シートクッションに傾倒する。
右シートバックを折り畳んだ右セカンドシート17を、内外の回転軸87,88(図11参照)を軸にして前方に向けて跳ね上げる(タンブル移動させる)。
右セカンドシート17が右足元スペース19まで跳ね上げられて(タンブル移動して)収納姿勢(跳上げ姿勢)になる。
図18(a)に示すように、右グリップ185(図11参照)を把持して右ロック部材175を矢印Fの如く引き上げる。右ロック部材175を引き上げることで、右係止爪176…を第1の右係止孔181…から抜き出す。
この状態で、収納姿勢の右セカンドシート17(図5参照)を固定レール35に沿って左足元スペース18(図13(a)参照)に向けて移動する。
図18(b)に示すように、右ロック部材175(右係止爪176…)の底部176a…が固定レール35の底部35aに当接した状態で矢印Gの如く移動する。
右係止爪176…が矢印Gの如く移動することで、第2の左係止孔144,144に到達する。
図18(c)に示すように、右係止爪176…および第2の左係止孔144,144は互いに誤ロックしない形状に形成されている。
よって、第2の左係止孔144,144による右係止爪176…の誤ロックを防ぐことができる。これにより、右係止爪176…(右スライダ86(図19(b)参照))を移動の途中で止めることなく円滑に移動することができる。
図19(a)に示すように、右係止爪176…が矢印Gの如く移動して第2の右係止孔182…に到達する。
右係止爪176…が第2の右係止孔182…に嵌入して係止する。
図19(b)に示すように、右係止爪176…が第2の右係止孔182…に係止することで右スライダ86が右収納位置P6にロック状態に保たれる。
右スライダ86がロック状態に保たれることで、収納姿勢に跳ね上げた右セカンドシート17(図5参照)を左足元スペース18に保持することができる。
ここで、右セカンドシート17を左足元スペース18に保持した状態において、左スライダ48および右スライダ86はともに左セカンドシート16の前方位置に配置可能となり、左スライダ48および右スライダ86が干渉することを防止できる。
このように、右セカンドシート17を左足元スペース18まで移動することで、右セカンドシート17を着座状態に配置するスペースや右足元スペース19(図13(a)参照)から、右セカンドシート17を除去できる。
よって、右セカンドシート17を着座状態に配置するスペース、右足元スペース19および荷室24(図17参照)の3つの空間を荷物スペースとしてまとめることができる。
これにより、荷物スペースを大きく確保でき、大きな荷物スペースに自転車137(図17参照)などの大きな荷物を搭載することができる。
図13〜図19で説明したように、左セカンドシート16を着座状態に配置するスペース136、左足元スペース18および荷室24の3つの空間を荷物スペース135としてまとめることができる。
さらに、右セカンドシート17を着座状態に配置するスペース、右足元スペース19および荷室24の3つの空間を荷物スペースとしてまとめることができる。
よって、車両の用途に応じて、左セカンドシート16を除去して大きな荷物スペース135を確保する場合と、右セカンドシート17を除去して大きな荷物スペースを確保する場合とのいずれか一方を選択することができる。
これにより、荷物スペースを確保するレイアウトの自由度が高くなり、利便性を高めることができる。
なお、本発明に係るシート装置15は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例では、左右のセカンドシート16,17に本発明を適用した例について説明したが、これに限らないで、左右のサードシートなどの他のシートに本発明を適用することも可能である。
また、前記実施例で示した車両10、車体フロア11、シート装置15、左右の脚部機構25,31、固定レール35、左シートクッション41、左右の移動機構47,85、左右のスライダ48,86、左右のロック機構131,171、左右の左規制部材133,173、左右のロック部材141,175などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、シートクッションをシート幅方向に摺動自在に支持するとともに、着座姿勢および収納姿勢間で移動自在に支持したシート装置を備えた自動車への適用に好適である。
10…車両、11…車体フロア(フロア)、15…シート装置、25…左脚部機構、31…右脚部機構、35…固定レール、41…左シートクッション、47…左移動機構(移動機構)、48…左スライダ(スライダ)、85…右移動機構(移動機構)、86…右スライダ(スライダ)、131…左ロック機構(ロック機構)、133…左規制部材(規制部材)、141…左ロック部材、171…右ロック機構(ロック機構)、173…右規制部材(規制部材)、175…右ロック部材、P3…左着座位置(所定位置)、P4…左収納位置(所定位置)、P5…右着座位置(所定位置)、P6…右収納位置(所定位置)。

Claims (2)

  1. シートクッションを着座姿勢と該着座姿勢の前方の収納姿勢との間で移動させる移動機構を備えたシート装置において、
    前記シートクッションを支えるフロアに支持されてシート幅方向に延びる固定レールと、該固定レールに摺動可能に連結されて前記移動機構を支持するスライダと、該スライダを前記固定レールの所定位置にロックするロック機構と、を備えて前記収納姿勢にある前記シートクッションをシート幅方向に移動可能とし、
    前記ロック機構が非ロック状態のとき、前記シートクッションを前記着座姿勢に移動させることを規制する規制部材を備えたことを特徴とするシート装置。
  2. 前記規制部材は、
    前記ロック機構が非ロック状態のとき、前記ロック機構と干渉して前記シートクッションの前記着座姿勢への移動を規制することを特徴とする請求項1記載のシート装置。
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