JP2011131676A - モータ装置、及び該モータ装置を備えるワイパ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のモータ装置10では、モータ回転軸の回転を異なる位相で検出する2つのセンサ(A相センサ114、B相センサ115)と、ウォームホイール121の回転位置(回転領域)を検出する2つのセンサ(C相センサ124、D相センサ125)とを備える。そして、ウォームホイール121が回転する際に、ウォームホイール側の2つのセンサ(C相センサ124、D相センサ125)における出力状態(“0(Low)”又は“1(High)”)の切り替わりの順番を検出して、これらの2つのセンサ(C相センサ124、D相センサ125)における故障の発生を検出する。
【選択図】図1
Description
図10は、ワイパ装置について説明するための図である。図10に示すワイパ装置は、モータ部101によりワイパ部201内のワイパアーム202を揺動駆動する装置である。このモータ部101は、モータ111と、ウォーム112及びウォームホイール(駆動歯車)121で構成される減速機構とにより構成される。ワイパ部201のワイパアーム202の先端部にはワイパブレード203が取り付けられ、ワイパアーム202はその基端部でウォームホイール121のワイパ軸122に取り付けられている。すなわち、モータ111が正逆回転することにより、ウォームホイール121が正逆回転し、ワイパ軸122に取り付けられたワイパアーム202が図面上で左右に往復動作する。例えば、ワイパアーム202及びワイパブレード203が、下反転位置Aと上反転位置Bとの間で往復動作(リバーシングワイパ)する。
ワイパ軸122が回転し、ワイパアーム202が下反転位置に来ると、C相センサ124もリングマグネット123のN極が対向するようになる。そして、C相センサ124は、N極を検出し、D相センサ125は、N極を検出する。
さらにワイパ軸122が回転し、ワイパアーム202が原点位置に来ると、C相センサ124がリングマグネット123のN極からS極に移動する。このとき、C相センサ124の検出する磁極は、N極からS極となり、D相センサ125は、S極を検出する。
そして、ワイパアーム202が上反転位置に来ると、C相センサ124及びD相センサ125にリングマグネット123のS極がともに対向する。図11(D)に示すように、C相センサ124は、S極を検出し、D相センサ125は、S極を検出する。
すなわち、C相センサ124の出力が“0”、かつD相センサ125の出力が“1”である「エリア(1)」である位置P1からスタートし、位置P2において、C相センサ124の出力が“1”かつD相センサ125の出力が“1”である「エリア(2)」に移行し、位置P3においてC相センサ124の出力が“1”かつD相センサ125の出力が“0”である「エリア(3)」に移行する。そして、下反転位置P4を経て、位置P5において、C相センサ124の出力が“0”かつD相センサ125の出力が“0”である「エリア(4)」に移行する。
すなわち、C相センサ124の出力が“1”である「エリア(α)」である位置P1からスタートし、位置P2において、C相センサ124の出力が“1”から“0”になる「エリア(β)」に移行する。逆にアームが上反転位置から下反転位置を経て格納位置に移動する場合、C相センサ124の出力状態は、「エリア(β)→エリア(α)」に移行する。
このモータ装置では、モータ回転軸の回転を異なる位相で検出する第1及び第2センサ(A相センサ、B相センサ)と、ウォームホイールの回転位置を検出する第3及び第4のセンサ(C相センサ、D相センサ)とを備え、ウォームホイールが回転する際に、第1及び第2のセンサの出力に基づいてモータ回転軸の回転方向を検出し、ウォームホイール側の第3及び第4のセンサ(C相センサ、D相センサ)の出力状態(第1のレベルまたは第2のレベル)の切り替わりの順番を検出する。そして、検出した回転方向に応じた出力状態の切り替わりが発生しているか否かを判定することにより、第3及び第4のセンサ(C相センサ、D相センサ)における故障の発生を検出する。
これにより、ウォームホイールの回転位置を2つのセンサ(C相センサ、D相センサ)を使用して検出する場合において、該2つのセンサの故障を容易に検出することができる。このため、ウォームホイール側のセンサに故障が発生した場合に、他の機器に影響を与える前にモータを停止するなど、所定の故障モードでモータを制御することができる。
このモータ装置では、さらに、ウォームホイール側の2つのセンサ(C相センサ、D相センサ)の出力状態の組み合わせに応じて、ウォームホイールの回転位置を4つに区分し、モータ回転軸の回転を検出するセンサ(A相センサ、B相センサ)から出力されるパルス数をそれぞれの区分に対して計測し、各区分におけるパルス数の幅が予め定められたパルス数を超えた場合、第3及び第4のセンサに故障が発生したと判定する。
これにより、この駆動量の検出によるセンサ故障判定と、切り替わりの順番の検出によるセンサ故障判定を併用することにより、より確実に、ウォームホイール側センサ(C相センサ、D相センサ)における故障の発生を検出する精度を向上させることができる。
このモータ装置では、第3のセンサ(C相センサ)の出力状態が切り替わる際の第4のセンサ(D相センサ)の出力状態と、第4のセンサ(D相センサ)の出力状態が切り替わる際の第3のセンサ(C相センサ)の出力状態とを監視し、第3及び第4のセンサ(C相センサ、D相センサ)の出力状態が予め定めた出力状態と一致しない場合に故障と判定する。
これにより、この相手方センサレベルの検出による故障判定と、前述したエリア順の検出によるセンサ故障判定と、エリア幅の検出によるセンサ故障判定と、を併用することにより、さらに、より確実に、ウォームホイール側センサ(C相センサ、D相センサ)における故障の発生を検出する精度を向上させることができる。
このモータ装置では、ウォームホイールの側面側に配置される被検出対象として円環状の磁石で構成されるリングマグネット等を用いる。このリングマグネットは周回方向に沿って一部の領域がN極であり残りの領域がS極である。そして、このリングマグネットに対向して2つの磁気検出素子(ホールIC等)を配置し、リングマグネットのS極とN極の切り替わり検出することによりウォームホイールの回転領域を4つの領域に区分して検出する。
これにより、ウォームホイールの側面に被検出対象としてリングマグネット等を配置し、ウォームホイール側のセンサとして2つの磁気検出素子(ホールIC等)を配置して、ウォームホイールの回転領域を区分して検出できるとともに、回転領域の移行に伴う磁気検出素子の出力レベルの切り替わりを検出して、磁気検出素子(センサ)の故障を検出することができる。
このワイパ装置では、本発明のモータ装置によりワイパアームを駆動するようにしたので、これにより、ワイパ装置においてウォームホイール側に配置されるセンサの故障を容易に検出することができる。このため、ウォームホイール側のセンサに故障が発生した場合に、ワイパアームが他の機器に影響を与える前に停止することができる。
このワイパ装置では、ワイパアームの動きが機械的に規制されロック状態になった場合に、ワイパアームを格納位置の方向に向けて一旦駆動し、この際の第3及び第4のセンサ(C相センサ、D相センサ)の出力状態の切り替わりを検出して、第3及び第4のセンサ(C相センサ、D相センサ)における故障の発生を検出する。
これにより、ワイパアームがロックされた際に、センサ(C相センサ、D相センサ)の故障が発生しているか否かを容易に判定することができる。
これにより、ウォームホイールの回転位置を第3及び第4のセンサ(C相センサ、D相センサ)を使用して検出する場合において、この2つのセンサにおける故障の発生を容易に検出することができる。このため、ウォームホイール側のセンサの故障が発生した場合に、他の機器に影響を与える前にモータを停止するなど、所定の故障モードでモータを制御することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係わるワイパ装置1の構成を示す図である。このワイパ装置1は、ワイパ装置1を操作するスイッチが配置されるワイパスイッチモジュール2と、ワイパ部201を駆動制御するモータ装置10と、ワイパ部201とで構成される。また、モータ装置10は、制御部(CPU)11と、FET等のトランジスタブリッジ回路を有するモータ駆動回路31と、モータ部101とで構成される。なお、モータ部101及びワイパ部201は、前述した図10に示すモータ部101及びワイパ部201と同様の構成のものであり、このため、同一の構成部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
ワイパ駆動制御部12は、ワイパスイッチモジュール2から入力される指令信号に従い、モータ駆動部13及びモータ駆動回路31を介して、モータ111の正逆運転、及び回転速度を制御することにより、ワイパアーム202を駆動制御する。また、このワイパ駆動制御部12には、故障モード制御部12Aを備えており、この故障モード制御部12Aは、ウォームホイール側センサ(C相センサ124又はD相センサ125)のいずれかに故障が発生した場合に、残りの1つのセンサ(C相センサ124又はD相センサ125)を使用してワイパアーム202を駆動したり、ワイパアーム202を予め定めた方向に一定量駆動させて停止するなどの予め定められた故障モードの動作をするようにモータ111を制御をする。
さらに、回転パルス検出部15は、CPU内の他の1つのカウンタ(図示せず)を用いて、A相センサ114及びB相センサ115から入力される位相の異なる2相(A、B相)のパルス信号を計数し、モータ111の回転軸111aの回転位置を算出する。
また、回転パルス検出部15にはモータロック検出部15Aが付設され、このモータロック検出部15Aは、回転パルス検出部15から出力されるモータ回転パルスの間隔(周期)からモータ111の状態をモニタし、パルス周期が所定時間以上になった場合にはモータロック発生と判断する。また、このモータロック検出部15Aでは、ロック検出回数や経過時間などが検出できるようになっている。なお、モータロック状態の検出については、モータ111の負荷電流をモニタして検出するようにしてもよい。
このモータロック検出部15Aによりモータロック状態が検出された場合、ワイパ駆動制御部12は、ワイパアーム202を一旦格納位置の方向に戻すようにモータ111を駆動する。なお、この際に、後述するセンサ故障判定部21内のモータロック時故障判定部27により、ウォームホイール側センサ(C相センサ124及びD相センサ125)における出力状態の切り替わりを検出して、ウォームホイール側センサの故障検出が行われる。
そして、このセンサ故障判定部21では、3種類の故障判定部(エリア順故障判定部22と、エリア順故障判定部22と、相手方センサレベル故障判定部25)における故障検出処理を常に並列に行っている。そして、いずれかの故障判定部においてセンサ故障が検出された場合に、センサ故障情報をワイパ駆動制御部12に通知する。ワイパ駆動制御部12では、センサ故障判定部21からセンサ故障情報を入力すると、故障モードに移行し、モータ111を停止させるか、又は、故障モード制御部12Aにより残りの1つの正常なセンサを使用してワイパ動作を継続する。
次に、エリア順故障判定部22において行われる、ウォームホイール側のC相センサ124及びD相センサ125の故障判定動作について説明する。図2は、エリア順の検出によるウォームホイール側のセンサ故障の判定動作について説明するための図である。
すなわち、C相センサ124の出力が“0”かつD相センサ125の出力が“1”である「エリア(1)」である位置P1からスタートし、位置P2において、C相センサ124の出力が“1”かつD相センサ125の出力が“1”である「エリア(2)」に移行し、位置P3においてC相センサ124の出力が“1”かつD相センサ125の出力が“0”である「エリア(3)」に移行する。そして、下反転位置P4を経て、位置P5において、C相センサ124の出力が“0”かつD相センサ125の出力が“0”である「エリア(4)」に移行する。
逆にワイパアーム202が上反転位置から下反転位置を経て格納位置に移動する場合、C相センサ124及びD相センサ125の出力状態により、「エリア(4)→エリア(3)→エリア(2)→エリア(1)」に移行する。
すなわち、ワイパアーム202の位置に対応付けられたC相センサ124及びD相センサ125の出力状態の組み合わせに番号を割り当て、割り当てた番号が予め定められた順序と異なる場合、故障を検出する。
ワイパの動作が払拭動作開始されると(ステップS101)、C相センサ124の出力状態が“1(High)”であるか否かを判定する(ステップS102)。そして、C相センサ124の出力状態が“1(High)”の場合は(ステップS102でYes)、次にD相センサ125の出力状態が“1(High)”であるか否かを判定する(ステップS103)。
なお、図3に示すフローチャートのステップS109において、図2(C)に示す故障が発生した場合は、前回エリアのエリア番号と今回エリアのエリア番号との差分の絶対値が1となり、故障が検出できない状態となる。このため、以下で説明する他の故障判定方法が併用される。
次に、エリア幅故障判定部23において行われる、エリア幅の検出によるセンサ故障の判定処理について説明する。図4は、エリア幅の検出によるウォームホイール側のセンサ故障の判定動作について説明するための図である。
図4に示すように、エリア(1)〜エリア(4)のそれぞれの幅には固有の長さがあり、その長さは、モータ111の回転軸(アマチュア軸)111aに設けたA相センサ114及びB相センサ115から出力されるパルス信号をエリア幅計数カウンタ24によりカウントすることにより検出される。例えば、エリア(1)及びエリア(2)に対して、エリア(3)及びエリア(4)は幅が広い。
そこで、エリア幅故障判定部23は、エリア幅計数カウンタ24において、各エリアに対応したパルスカウント数(予め設定されたパルス数)よりも所定分(+α)だけ大きなパルスカウント数を経過しても、エリアの切り替えが検出されない場合は異常(NG)と判定する。
すなわち、C相センサ124及びD相センサ125の出力状態の組み合わせに応じて、ウォームホイール121の回転位置を4つに区分し、各区分におけるウォームホイール121の駆動量(パルス数)を予め計測する。そして、4つの区分それぞれにおいて、計測するウォームホイール121の駆動量が予め計測した駆動量に対して所定量(+α)を超えた場合、エリア幅故障判定部23は、C相センサ124又はD相センサ125の故障を検出する。
図5(B)に示すように、位置P1〜位置P2の間では、本来はエリア(1)と認識されるはずであるが、C相センサ124の出力が“1(High)”のままであるため、エリア(2)と判定されてしまう。また、位置P5から位置P6の間は、本来はエリア(4)と認識されるはずであるが、D相センサ125の出力が“1(High)”のままであるため、エリア(3)と判定されてしまう。
ワイパの動作が払拭動作開始されると(ステップS201)、C相センサ124の出力状態の切り替わり、又はD相センサ125の出力状態の切り替わりが生じたか否かを判定する(ステップS202)。ステップS202において、C相センサ124又はD相センサ125において切り替わりが発生したと判定された場合は(ステップS202でYes)、センサ切り替わり時のパルスカウント数を記憶し(ステップS203)、ステップS204に移行する。一方、ステップS202において、C相センサ124又はD相センサ125において出力状態の切り替わりが発生していないと判定された場合は(ステップS202でNo)、そのままステップS204に移行する。
そして、差分の絶対値が、エリアの幅に対応して予め設定されたパルスカウント数を所定の値(+α)以上超えると判定された場合は(ステップS211でYes)、センサ異常と判定する(ステップS212)。一方、所定の値(+α)以下と判定された場合は(ステップS211でNo)、センサ正常と判定する(ステップS213)。このように、エリア幅故障判定部23では、センサの出力状態の切り替わりが発生した場合に、現在のパルスカウント数と、前回のセンサ切り替わり時のパルスカウント数との差分を、予め各エリアごとに設定されたパルスカウント数と比較することにより、ウォームホイール側センサのセンサ異常を検出することができる。
これにより、ウォームホイール側センサ(C相センサ124及びD相センサ125)における故障の発生を検出することができる。
そして、このエリア幅の検出によるセンサ故障判定と、前述したエリア順の検出によるセンサ故障判定とを併用することにより、より確実に、ウォームホイール側センサ(C相センサ124及びD相センサ125)における故障の発生を検出することができる。
次に、相手方センサレベル故障判定部25におけるセンサ故障判定動作について説明する。すなわち、C相センサ124及びD相センサ125における出力状態(センサレベル)の切り替わりごとに、相手方のセンサレベルを検出し、センサ状態対応表26を参照してセンサ故障を判定する例について説明する。
また、C相センサ124の出力状態が“1(High)”から“0(Low)”に切り替わる際に(位置P5)、D相センサ125が正常な場合は、D相センサ125の出力状態は“0(Low)”である。従って、D相センサ125の出力状態が“1(High)”である場合は、D相センサ125が故障していると判定できる。
また、C相センサ124の出力状態が“1(High)”から“0(Low)”に切り替わる際に(位置P2)、D相センサ125が正常な場合は、D相センサ125の出力状態は“1(High)”である。従って、D相センサ125の出力状態が“0(Low)”である場合は、D相センサ125が故障していると判定できる。
なお、復路において、D相センサ125の出力状態が“0(Low)”から“1(High)”に切り替わる状態は発生した場合は、D相センサ125が故障していると判定してもよい。
まず、ワイパアーム202の動作が開始されると、往路作動であるか否かを判定する(ステップS301)。往路作動であると判定された場合は(ステップS301でYes)、ステップS302に移行する。また、往路作動でないと判定された場合は(ステップS301でNo)、ステップS311に移行する。
ウォームホイール側センサの故障検知後の動作としては、センサ異常判定で即ワイパの作動を停止して、他の機器に影響を与えることを回避する他に、残りの1つの正常なセンサを使用してワイパ払拭動作を継続する方法がある。例えば、前述の特許文献1に示されるように1つのセンサによりワイパアーム202の位置を検出して、ワイパ装置1の払拭制御を行うことができる。但し、C相センサ124及びD相センサ125の両方が使用できる場合に比べて、ワイパにより払拭できる範囲が制限される。
このように、センサ故障によりワイパアーム202がロックされた場合は、ワイパアーム202をイニシャル動作させることで、どのセンサが故障しているかを判定し、該判定結果に応じて故障モードを設定できる。例えば、C相センサ124とD相センサ125のうちの一方のセンサだけが故障している場合は、故障モード制御部12Aにより、残りの正常な1つのセンサを使用して、ワイパアームの払拭動作を継続することができる。
これにより、ウォームホイール121の回転位置(エリア(1)〜エリア(4))を2つのセンサ(C相センサ124及びD相センサ125)を使用して検出する場合において、該2つのセンサ(C相センサ124及びD相センサ125)における故障の発生を容易に検出することができる。このため、ウォームホイール側のセンサ(C相センサ124又はD相センサ125)に故障が発生した場合に、他の機器に影響を与える前にモータ111を停止するなど、所定の故障モードでモータ111を制御することができる。
これにより、ウォームホイール121側のセンサ(C相センサ124及びD相センサ125)の出力状態により区分される4つの領域の幅を、センサ(A相センサ114及びB相センサ115)から出力されるパルスにより計測してセンサ(C相センサ124及びD相センサ125)の故障を判定できる。
そして、このエリア幅の検出によるセンサ故障判定と、エリア順の検出によるセンサ故障判定を併用することにより、より確実に、ウォームホイール側センサ(C相センサ124及びD相センサ125)における故障の発生を検出することができる。
これにより、ウォームホイール側センサ(C相センサ124及びD相センサ125)の出力状態が切り替わる際に、相手方のセンサ(C相センサ124及びD相センサ125)の出力状態を検出することにより、センサ(C相センサ124及びD相センサ125)における故障の発生を検出することができる。そして、この相手方センサレベルの検出による故障判定と、エリア順の検出によるセンサ故障判定と、エリア幅の検出によるセンサ故障判定と、を併用することにより、さらに、より確実に、ウォームホイール側センサ(C相センサ124及びD相センサ125)における故障の発生を検出することができる。
Claims (6)
- ウォーム及びウォームホイールで構成される減速機と、
前記減速機のウォームを駆動するモータと、
前記モータの回転軸の回転に従って異なる位相のパルス信号を出力する第1のセンサ及び第2のセンサと、
前記ウォームホイール上の被検出対象に対して、前記ウォームホイールの周回方向に沿って異なる位置に配置される第3のセンサおよび第4のセンサと、
前記第1及び第2のセンサが検出する前記ウォームホイールの回転方向に応じて、前記第3及び第4のセンサにおける第1のレベルの出力状態と第2レベルの出力状態との間の切り替わりの順番が予め定められた順番であるか否かを判定することにより前記第3及び第4のセンサにおける故障の発生を検出する第1の故障判定部と、
前記第1の故障判定部によりセンサ故障が検出された場合に予め定められた故障モードで前記モータを動作させる制御部と
を備えることを特徴とするモータ装置。 - 前記第3及び第4のセンサにおける出力状態の組み合わせに応じて前記ウォームホイールの回転位置を4つに区分し、前記第1及び第2のセンサから出力されるパルス数により前記ウォームホイールの駆動量を計測し、各区分における前記ウォームホイールの駆動量が予め定められたパルス数を超えたか否かを判定することにより前記第3及び第4のセンサにおける故障の発生を検出する第2の故障検出部を備え、
前記制御部は、さらに、前記第2の故障判定部において故障と判定された場合に前記故障モードで前記モータを動作させる
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ装置。 - 前記第1及び第2のセンサが検出する前記ウォームホイールの正転及び逆転のそれぞれの回転方向に応じて、前記第3のセンサの出力状態が切り替わる際の第4のセンサの出力状態と、前記第4のセンサの出力状態が切り替わる際の第3のセンサの出力状態とを監視し、前記第3及び第4のセンサの出力状態が予め定めた出力状態と一致しない場合に、当該センサに故障が発生したと判定する第3の故障判定部を備え、
前記制御部は、さらに、前記第3の故障判定部において故障と判定された場合に前記故障モードで前記モータを動作させる
ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のモータ装置。 - 前記第3のセンサ及び前記第4のセンサは磁気検出素子であり、
前記ウォームホイール上の被検出対象は、前記ウォームホイールの側面に円環上に配置されるとともに、周方向に沿って互いに極性の異なる第1磁極と第2磁極を有し、
前記ウォームホイールの回転に応じて、
前記第3のセンサの磁気検出素子が前記第2磁極に対向し、かつ前記第4のセンサの磁気検出素子が前記第1磁極に対向する第1の領域と、
前記第3のセンサの磁気検出素子が前記第1磁極に対向し、かつ前記第4のセンサの磁気検出素子が前記第1磁極に対向する第2の領域と、
前記第3のセンサの磁気検出素子が前記第1磁極に対向し、かつ前記第4のセンサの磁気検出素子が前記第2磁極に対向する第3の領域と、
前記第3のセンサの磁気検出素子が前記第2磁極に対向し、かつ前記第4のセンサの磁気検出素子が前記第2磁極に対向する第4の領域と、
に区分されるように構成される
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のモータ装置。 - 前記請求項1から4のいずれかに記載のモータ装置を供え、前記モータ装置によりワイパアームを駆動して車両の窓ガラスを払拭するとともに、前記ワイパアームを格納位置、下反転位置、及び上反転位置の間で往復動作させる
ことを特徴とするワイパ装置。 - 前記ワイパアームの動きが機械的に規制されロック状態になった場合に、
前記モータ装置内の制御部は、
前記ワイパアームを前記格納位置の方向に向けて駆動させ、前記ワイパアームを前記格納位置の方向に向けて駆動する際の前記第3および第4のセンサの出力状態の切り替わりを検出して、前記第3および第4のセンサにおける故障の発生を検出する第4の故障判定部を備える
ことを特徴とする請求項5に記載のワイパ装置。
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