JP2011129765A - 半導体発光素子の製造方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】サファイア基板から分割する際のチッピングの発生を抑制するとともに、チッピングが生じてもリークを抑制する半導体発光素子の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】平面視形状が略長方形である複数の発光素子部40を基板10上にマトリックス状に形成する工程と、発光素子部40の長辺41が基板10の劈開容易面に沿うように、発光素子部40の長辺41同士の間に第1の分割溝61を形成する工程と、第1の分割溝61の幅よりも幅を広くした第2の分割溝62を、発光素子部40の短辺42同士の間に形成する工程と、第1の分割溝61及び第2の分割溝62に沿って基板10を分割して発光素子部40を切り出す工程と、を備えた半導体発光素子の製造方法を用いることにより、上記課題を解決できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体発光素子の製造方法に関する。
LED(Light Emitting Diode)チップは、通常、大型薄型基板の表面にGaNなどの半導体層を積層してから電極部を形成して複数の発光素子部を形成した後、スクライブ法を用いて前記基板を前記発光素子部ごとに分割して製造する。
近年、LEDチップの小型化・高性能化に伴い、スクライブ工程でLEDチップの発光素子部を傷付けずに、1枚の基板からいかに多くのLEDチップを切り出せるかが重要な課題となっている。
スクライブ法は、レーザーまたはブレードによって、前記基板を前記発光素子部ごとに分割するようにスクライブ溝を設けた後、前記スクライブ溝に沿って劈開ブレードを押し当て、前記基板を縦横に劈開してカッティングする方法である。
特許文献1には、化合物半導体ウエハの劈開方法が開示されている。連続線状の第一溝と破線状の第二溝を交差させるようにスクライブ溝を形成し、前記スクライブ溝で劈開することにより、角部の欠けなどの損傷を抑制している。
スクライブ法では基板を劈開する方法を採用するので、無理なく基板を分割でき、角部の欠け(チッピング)を軽減する。しかし、LEDチップの基板材料として多用されるサファイアは極めて硬く加工しにくいので、スクライブ法を用いた場合でも、微小なクラックが導入され、チッピングが生じる場合が多くあった。
チッピングや分離不良の発生により、n型半導体層、活性層およびp型半導体層等が露出されると、LEDチップにリークが生じる場合があった。そのため、チッピングや分離不良をなるべく発生させないように、基板の分割を行うことが望まれていた。
図8は、サファイア結晶のユニットセル図である。図8に示すように、サファイアは、六方晶系の酸化アルミニウムAlの単結晶であり、c面(0001)、a面(11−20)、r面(1−102)、m面(1−100)などの結晶面を有する。また、c面(0001)、a面(11−20)、m面(1−100)などの結晶面に対する垂線であるc軸、a軸、m軸を有する。ここで、−1は、1の上にバーを付した意味であり、−2は、2の上にバーを付した意味である。なお、a軸方向に平行なm面(1−100)が劈開容易面である。
サファイア基板を用いて、スクライブ法で平面視長方形状のLEDチップを形成する際には、例えば、前記LEDチップの長辺を前記サファイア基板のm軸方向に平行とし、短辺を前記サファイア基板のa軸方向に平行とするようにスクライブ溝を形成する。
そして、前記サファイア基板から平面視長方形状のLEDチップを切り出す場合に、まず、前記LEDチップの短辺となるa軸方向に平行なスクライブ溝に沿って前記基板を劈開して、複数のバー状の基板を形成する。次に、前記バー状の基板からm軸方向に平行なスクライブ溝に沿って前記基板を劈開して、平面視長方形状のLEDチップを製造する。
このとき、前記LEDチップの短辺側では、a軸方向に平行な面(劈開容易面)に沿って劈開することとなるので、チッピングや分離不良を発生させることなく、複数のバー状の基板を形成できるが、前記LEDチップの長辺側では、劈開容易面に沿って劈開することとならず、チッピングや分離不良を多く発生させるという課題があった。
特開2004−186340号公報
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、サファイア基板を分割する際のチッピングの発生を抑制するとともに、チッピングによるリークの発生を抑制する半導体発光素子の製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。すなわち、
(1) 平面視形状が略長方形である複数の発光素子部を基板上にマトリックス状に形成する工程と、前記発光素子部の長辺が前記基板の劈開容易面に沿うように、前記発光素子部の長辺同士の間に第1の分割溝を形成する工程と、前記第1の分割溝の幅よりも幅を広くした第2の分割溝を、前記発光素子部の短辺同士の間に形成する工程と、前記第1の分割溝及び前記第2の分割溝に沿って前記基板を分割して前記発光素子部を切り出す工程と、を備えたことを特徴とする半導体発光素子の製造方法。
(2) 前記基板がサファイアからなることを特徴とする(1)に記載の半導体発光素子の製造方法。
(3) 前記第1の分割溝を、前記サファイアのa軸に平行となるように形成することを特徴とする(1)または(2)に記載の半導体発光素子の製造方法。
(4) 前記第2の分割溝の幅を、前記第1の分割溝の幅の2倍以上とすることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1項に記載の半導体発光素子の製造方法。
(5) 前記第1の分割溝及び前記第2の分割溝を、レーザー法、スクライブ法、ダイシング法及びドライエッチングからなる群より選ばれた一の手段で形成することを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1項に記載の半導体発光素子の製造方法。
(6) 前記基板が、前記第1の分割溝の中心線及び前記第2の分割溝の中心線に沿うように、基板のオモテ面(エピ面)又は背面からレーザーを照射して形成した変質部を有することを特徴とする(1)〜(5)のいずれか1項に記載の半導体発光素子の製造方法。
(7) 前記レーザーを照射して形成した変質部の領域高さとして、前記第1の分割溝の中心線に沿うようにして形成した変質部の領域高さと前記第2の分割溝の中心線に沿うようにして形成した変質部の領域高さとが異なることを特徴とする(6)に記載の半導体発光素子の製造方法。
(8) 前記レーザーを照射して形成した変質部の領域高さとして、前記第2の分割溝の中心線に沿うようにして形成した変質部の領域高さが、前記第1の分割溝の中心線に沿うようにして形成した変質部の領域高さよりも高くしたことを特徴とする(6)に記載の半導体発光素子の製造方法。
上記の構成によれば、サファイア基板から分割する際のチッピングの発生を抑制するとともに、チッピングが生じてもリークを抑制する半導体発光素子の製造方法を提供することができる。
本発明の半導体発光素子の製造方法によれば、前記発光素子部の長辺が前記基板の劈開容易面に沿うように、前記発光素子部の長辺同士の間に第1の分割溝を形成するので、前記第1の分割溝で前記基板を容易に劈開でき、発光素子部の長辺側におけるチッピング(欠け)の発生を抑制できる。また、前記第1の分割溝の幅よりも幅を広くした第2の分割溝を、前記発光素子部の短辺同士の間に形成するので、前記第2の分割溝で前記基板を劈開したときにチッピング(欠け)が生じても、チッピング(欠け)が発光素子部まで達することがなく、これにより、発光素子部でのリークを抑制することができる。
本発明の半導体発光素子の製造方法で用いる基板の一例を示す図であって、図1(a)は平面模式図であり、図1(b)は側面図であり、図1(c)は図1(b)のA部の拡大図である。 本発明の半導体発光素子の製造方法の一工程を説明するための一例の図であって、正極ボンディングパッドを形成した時点の概略断面図である。 本発明の半導体発光素子の製造方法の一工程を説明するための一例の図であって、図3(a)は、第1の分割溝及び第2の分割溝を形成した時点のウェハーの平面図、図3(b)は図3(a)に示すウェハーの一部を示した拡大平面図、図3(c)は図3(b)のD−D’線の断面図である。 本発明の半導体発光素子の製造方法の一工程を説明するための一例の図であって、図4(a)はウェハーの平面図であり、図4(b)は図4(a)に示すウェハーの一部を示した拡大平面図である。 本発明の半導体発光素子の製造方法の一工程を説明するための一例の図であって、図5(a)は図4(b)のE−E’線の断面図であり、図5(b)は図4(b)のF−F’ 線の断面図である。 本発明の半導体発光素子の製造方法の一工程を説明するための一例の図であって、図4(b)のG部の拡大模式図である。 本発明の半導体発光素子の製造方法の一工程を説明するための一例の図であって、分割時点のウェハーのm軸方向の断面図である。 サファイアのユニットセル図である。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
(第1の実施形態)
本発明の実施形態である半導体発光素子の製造方法の一例について説明する。
本発明の実施形態である半導体発光素子の製造方法は、平面視形状が略長方形である複数の発光素子部を基板上にマトリックス状に形成する工程(第1工程)と、前記発光素子部の長辺が前記基板の劈開容易面に沿うように、前記発光素子部の長辺同士の間に第1の分割溝を形成する工程(第2工程)と、前記第1の分割溝の幅よりも幅を広くした第2の分割溝を、前記発光素子部の短辺同士の間に形成する工程(第3工程)と、前記第1の分割溝及び前記第2の分割溝に沿って前記基板を分割して前記発光素子部を切り出す工程(第4工程)と、を有する。
ここで、本発明の半導体発光素子の製造方法において適用される、平面視形状が略長方形である1つの発光素子は、長方形率(=長辺の長さn/短辺の長さn)が1を超える配置であって、さらに好ましくは長方形率が1.2〜3の配置であり、望ましくは長方形率が1.5〜2.5の配置である。
(第1工程)
図1は、本発明の実施形態である半導体発光素子の製造方法で用いる基板の一例を示す模式図であって、図1(a)は平面図であり、図1(b)は側面図であり、図1(c)は図1(b)のA部の拡大図である。なお、以下の説明で用いる各図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
図1(a)及び図1(b)に示すように、基板10は略円板状の部材である。基板10は、例えば、サファイアからなる。
図1(a)に示すように、基板10には結晶方位の目印として、基板10の外周10cの一箇所を直線状にしたオリエンテーション・フラット(Orientation Flat;以下、オリフラ)部10dが形成されている。オリフラ部10dの方位は、m軸方向にほぼ平行とされ、a軸方向にほぼ垂直とされている。
図1(a)に示すように、基板10の外径はlとされている。また、オリフラ部10dの高さはlとされている。オリフラ部10dの高さlは、基板10の中心を通る垂線(オリフラ部10dに対する)が基板10の外周10cとの交わる点Bとオリフラ部10dの中点Cとの間の長さである。
図1(b)に示すように、基板10の厚さはlとされている。基板10のc軸方向は、基板10の一面(主面)10aの垂線Pに対して角度αをなす方向とされている。
図1(c)に示すように、基板10の外周10cの一面10a側及び他面10b側はそれぞれ面取りされており、傾斜面10e及び10fが形成されている。なお、基板10のオリフラ部10dも同様に面取りされている。
図2は、本発明の実施形態である半導体発光素子の製造方法の一工程を説明するための図であって、正極ボンディングパッド24を形成した時点の概略断面図である。
まず、図2に示すように、基板10の一面10a上にIII族窒化物半導体のエピタキシャル層37を形成する。
基板1としては、サファイア単結晶、SiC単結晶などからなるものを使用できる。基板1としてサファイア基板を用いる場合、(0001)C面を主面(表面)とすることが望ましい。基板10の面方位は、結晶面に対してオフ角が0°でもよく、オフ角を付与してあっても良い。
基板10上にエピタキシャル層37を形成する場合、基板10として250〜1000μmの厚みのものを用いることが好ましい。基板10の厚さが250μm未満であると、エピタキシャル層の成長の途中で基板10が反ってしまい不都合である。また1000μmを超える厚みの基板10は、エピタキシャル層37の成長後、研磨により基板10を薄くするのに労力を要する。
基板10上にエピタキシャル層37を形成する場合、基板10上にバッファ層(図示略)と、バッファ層上に形成される下地層(図示略)とを介してエピタキシャル層37を形成することが好ましい。
バッファ層は、III族窒化物半導体の柱状結晶の集合体からなり、基板10を高温における化学反応から守り、基板10とエピタキシャル層37との格子定数の違いを緩和するために設けられる。また、下地層は、III族窒化物半導体からなるものであり、下地層の材料はバッファと同じであっても異なっていても構わない。更にまた、下地層は、必要に応じてSi、GeおよびSn等のn型不純物をドープしても良いが、アンドープとすることもでき、アンドープの方が良好な結晶性の維持という点で好ましい。
エピタキシャル層37は、図2に示すように、n型電極を形成するためのn型コンタクト層を含むn型層32と、発光部となる発光層33と、p型電極を形成するためのp型コンタクト層を含むp型層34とを有する。
n型層32は、通常nコンタクト層とnクラッド層とから構成される。nコンタクト層はnクラッド層を兼ねることができる。
nコンタクト層は、AlGa1−xN層(0≦x<1、好ましくは0≦x≦0.5、さらに好ましくは0≦x≦0.1)から構成されることが好ましい。また、nコンタクト層にはn型不純物がドープされていることが好ましい。n型不純物としては、例えば、Si、GeおよびSn等が挙げられ、好ましくはSiおよびGeが挙げられる。
nコンタクト層と発光層33との間には、nクラッド層を設けることが好ましい。nクラッド層はAlGaN、GaN、GaInNなどで形成することが可能である。
n型層2の上に積層される発光層33としては、単一量子井戸構造あるいは多重量子井戸構造などの発光層33がある。量子井戸構造の井戸層としては、Ga1−yInN(0<y<0.4)からなるIII族窒化物半導体層が通常用いられる。また、多重量子井戸構造の発光層33の場合は、上記Ga1−yInNを井戸層とし、井戸層よりバンドギャップエネルギーが大きいAlGa1−zN(0≦z<0.3)を障壁層とする。井戸層および障壁層には、設計により不純物をドープしてもしなくてもよい。
p型層34は、通常、pクラッド層およびpコンタクト層から構成される。pコンタクト層はpクラッド層を兼ねてもよい。
pクラッド層としては、発光層33のバンドギャップエネルギーより大きくなる組成であり、発光層33へのキャリアの閉じ込めができるものであれば特に限定されないが、好ましくはAlGa1−xN(0<x≦0.4)からなるものが挙げられる。pクラッド層が、このようなAlGaNからなる場合、発光層へのキャリアの閉じ込めの点で好ましい。
pクラッド層のp型ドープ濃度は、1×1018〜1×1021/cmが好ましく、より好ましくは1×1019〜1×1020/cmである。
pコンタクト層は、AlGa1−xN(0≦x≦0.4)からなることが好ましい。
Al組成が上記範囲であると、良好な結晶性の維持およびpオーミック電極との良好なオーミック接触の点で好ましい。また、pコンタクト層は、p型不純物(ドーパント)を1×1018〜1×1021/cmの濃度、好ましくは5×1019〜5×1020/cmの濃度で含有していると、良好なオーミック接触の維持、クラック発生の防止、良好な結晶性の維持の点で好ましい。p型不純物としては、特に限定されないが、例えば好ましくはMgが挙げられる。
このようなエピタキシャル層7を基板1上に形成するには、MOCVD法(有機金属化学気相成長法)、HVPE法(ハイドライド気相成長法)法、MBE(分子線エピタキシー法)、スパッタ法などの方法を使用することができる。特に好ましい成長方法として、膜厚制御性、量産性の観点からMOCVD法が挙げられる。
III族窒化物半導体のMOCVD法による成長の場合、キャリアガスとして水素(H)または窒素(N)、III族原料であるGa源としてトリメチルガリウム(TMG)またはトリエチルガリウム(TEG)、Al源としてトリメチルアルミニウム(TMA)またはトリエチルアルミニウム(TEA)、In源としてトリメチルインジウム(TMI)またはトリエチルインジウム(TEI)、V族原料であるN源としてアンモニア(NH)、ヒドラジン(N)などが用いられる。また、ドーパントとしては、n型にはSi原料としてモノシラン(SiH)またはジシラン(Si)が、Ge原料として有機ゲルマニウムが用いられ、p型にはMg原料としてはビスシクロペンタジエニルマグネシウム(CpMg)またはビスエチルシクロペンタジエニルマグネシウム((EtCp)Mg)が用いられる。
エピタキシャル層37形成後、エピタキシャル層37のp型層34上の所定の位置に公知のフォトリソグラフィー技術およびリフトオフ技術を用いて、図2に示すように、透光性正極25を形成する。
透光性正極25の材料としては、ITO(In−SnO)、AZnO(ZnO−Al)、IZnO(In−ZnO)、GZO(ZnO−GeO)から選ばれる少なくとも一種などが用いられる。また、透光性正極25の構造としては、従来公知の構造を含めて如何なる構造のものも何ら制限なく用いることができる。
次に、図2に示すように、透光性正極25上の所定の位置に、公知のフォトリソグラフィー技術を用いて正極ボンディングパッド24を形成する。
正極ボンディングパッド24としては、Au、Al、NiおよびCu等を用いた各種構造が周知であり、これら周知の材料、構造を何ら制限無く用いることができる。
(第2工程及び第3工程)
図3は、本発明の実施形態である半導体発光素子の製造方法の一工程を説明するための図であって、図3(a)は、第1の分割溝及び第2の分割溝を形成した時点のウェハーの平面図、図3(b)は図3(a)に示すウェハーの一部を示した拡大平面図、図3(c)は図3(b)のD−D’線の断面図である。なお、図3(a)では、図面を見やすくするために、発光素子部40、第1の分離溝61及び第2の分離溝62の記載を省略して示している。
正極ボンディングパッド24形成後、公知のフォトリソグラフィー技術および反応性イオンエッチング技術(本明細書では単に「エッチング法」と言う。)により、エピタキシャル層37をエッチングして、図3(b)に示すように、第1の分離溝61と第2の分離溝62を形成するとともに、第2の分離溝62に臨む所定の位置にn型層32のnコンタクト層を半円状に露出させる。
なお、第1の分割溝61及び第2の分割溝62を形成する手段として、前記エッチング法以外にも、レーザー法、ダイシング法及びスクライブ法など周知の手法を何ら制限なく用いることができる。
しかしながら、第1の分割溝61及び第2の分割溝62を形成する手段としては、ウェットエッチングおよびドライエッチングなどのエッチング方法を用いることが好ましい。例えば、ドライエッチングであれば、反応性イオンエッチング、イオンミリング、集束ビームエッチングおよびECRエッチングなどの手法を用いることができ、ウェットエッチングであれば、例えば硫酸とリン酸の混酸を用いることができる。但し、エッチングを行う前に、窒化ガリウム系化合物半導体表面に、所望のチップ形状となるように、所定のマスクを形成する。
また、レーザー法で第1の分割溝61及び第2の分割溝62を形成する場合、汚れが飛散して積層された半導体層の側面に付着し、電気特性が劣化する恐れがある。これを防ぐために、耐熱性に優れたレジストなどの保護膜を形成し、分割溝形成後に保護膜上の汚れと共に保護膜を洗浄で除去する方法がある。
また、ダイシング法やスクライブ法では、ブレードやダイヤモンド針の消耗および劣化による加工精度のバラツキが心配されるが、それらの刃先の交換などの交換頻度を高めることにより加工精度を上げることができる。
図3(b)および図3(c)に示すように、第1の分離溝61は、a軸方向に平行な方向、つまり、基板10のオリフラ面10dに垂直な方向に設けられている。第1の分離溝61の幅はdとされている。また、第2の分離溝62は、m軸方向に平行な方向、つまり、基板10のオリフラ面10dに平行な方向に設けられている。第2の分離溝62の幅はdとされている。
第1の分離溝61と第2の分離溝62は互いに交差するように設けられている。これにより、複数の平面視略長方形状の発光素子部40がマトリックス状に区画される。
複数の発光素子部40は、互いに、a軸方向にnの間隔、m軸方向にnの間隔で設けられている。
第1の分割溝61は基板10の劈開容易面に沿うように形成することが好ましい。
また、第2の分割溝62の幅dは、第1の分割溝61の幅dよりも広くすることが好ましい。具体的には、第2の分割溝62の幅dを第1の分割溝61の幅dの2倍以上とすることがより好ましい。
次に、図3(b)および図3(c)に示すように、露出されたn型層32のnコンタクト層上に負極ボンディングパッド23を形成する。
負極ボンディングパッド23としては、Ti、Auなどを用いた各種組成や構造が周知であり、これら周知の組成や構造を何ら制限無く用いることができ、この技術分野でよく知られた慣用の手段で設けることができる。
(第4工程)
図4〜6は、本発明の実施形態である半導体発光素子の製造方法の一工程を説明するための図である。図4(a)はウェハーの平面図であり、図4(b)は図4(a)に示すウェハーの一部を示した拡大平面図である。図5(a)は図4(b)のE−E’線の断面図であり、図5(b)は図4(b)のF−F’ 線の断面図である。図6は、図4(b)のG部の拡大模式図である。
なお、図4(a)では、図面を見やすくするために、発光素子部40、第1の分離溝61及び第2の分離溝62の記載を省略して示し、図4(a)および図4(b)においては、保護膜26の記載を省略して示している。
第1の分割溝及び第2の分割溝形成後、ウェハー30の発光素子部40側の面に保護膜26を形成する。保護膜26は、変質部13の形成後に除去可能な膜であり、変質部13の形成後に汚れと共に除去して、ウェハー30の汚れを防止するためのものである。
保護膜26としては、レジスト、透明樹脂、ガラス、金属膜および絶縁膜など、変質部13の形成後に除去可能な材料からなるものを何ら制限なく用いることができる。透明樹脂としてはアクリル樹脂、ポリエステル、ポリイミド、塩ビおよびシリコン樹脂などが挙げられる。金属膜としてはニッケルおよびチタンなどが挙げられ、絶縁膜としては酸化珪素および窒化珪素などが挙げられる。
これらの保護膜26は、塗布法、蒸着法およびスパッタリング法など周知の手段により形成することができる。
保護膜26の厚さは、0.01μm〜5μmの範囲とすることが好ましく、0.01μm〜1μmの範囲とすることがより好ましい。保護膜26の厚さが0.01μm未満であると、変質部13の形成時に保護膜26が損傷して発光素子部40を十分に保護できない恐れがある。また、保護膜26の厚さが5μmを超えると、変質部13をレーザーで形成する場合に保護膜26がレーザーを吸収して剥離する恐れがある。
次に、図4に示すように、第1の分割溝61の中心線61c及び第2の分割溝62の中心線62cに沿うように、基板10のオモテ面(エピ面)又は背面からレーザーを照射して、基板10に、第1の分割溝61の中心線61c及び第2の分割溝62の中心線62cに沿うように変質部13を形成する。図5に示す変質部13は、レーザーの照射により基板10が容易に割れるように基板10の材質が変えられた部分の領域である。
レーザーを照射されて形成した変質部13の領域幅として、第1の分割溝61の中心線61cに沿うようにして形成した変質部13の領域幅と前記第2の分割溝62の中心線62cに沿うようにして形成した変質部13の領域幅とが異なっていてもよく、また第2の分割溝62の中心線62cに沿うようにして形成した変質部13の領域幅が、前記第1の分割溝61の中心線61cに沿うようにして形成した変質部13の領域幅よりも、幅を広くするのが好ましい。
図5(a)は単なる概略図であり、その変質部13は図5(a)中、○印及びその近傍の限られた範囲とされる。
レーザー照射の際、ビーム径および焦点位置等のレーザー光学系を制御して、レーザーの焦点位置を調整して、変質部13の位置、深さ及び幅を所望の位置、深さ及び幅にコントロールする。なお、焦点はエピタキシャル層37の近傍、特にエピタキシャル層37の表面に合わせることが好ましい。
レーザースクライブに用いることができるレーザー加工機としては、COレーザー、YAGレーザー、エキシマ・レーザーおよびパルスレーザーなどが挙げられる。中でもパルスレーザーを用いることが好ましい。レーザースクライブは、加工精度のバラツキがなく、低コストである。
レーザーの波長としては、1064nm、532nm、355nm、266nmなどを用いることができ、さらに短い波長でもよい。周波数は1〜100000Hzが好ましく、30000〜70000Hzがさらに好ましい。出力は変質部13の幅および深さによって異なるが、所望の変質部13を得るのに必要な最小限の出力であることが好ましい。余分なレーザー出力は、基板10や発光素子部40に熱損傷を与えるので、通常2W以下が好ましく、1W以下がさらに好ましい。
変質部13は、図5に示すように、基板10の厚み中心から発光素子部40側の領域に形成する。なお、本発明においては、変質部13は、基板10の厚み中心から発光素子部40側の領域に形成することに限定されるものではなく、基板10の厚み中心から基板10の背面側の領域に形成してもよい。また、変質部13は基板10の厚さ方向に1箇所だけではなく何箇所形成してもよい。
基板10の一辺の厚み方向に形成された複数の変質部13の合計の高さをh1とし、基板の厚みをhとすると、比h1/hは、0.1〜0.7であることが好ましく、0.15〜0.6とすることがより好ましく、0.2〜0.5とすることが特に好ましい。比h1/hが0.15以上であると、分割後に得られる化合物半導体素子の形状を精度よく制御できる。比h1/hが0.1未満であるとウェハー30を各発光素子部40毎に分割する際に断面が斜めになり、分割後に得られる半導体発光素子の形状が不揃いなり原因となる。
次に、図4及び図6に示すように、a軸方向に平行に並べられた複数の第1の分割溝61の中心線61cと、m軸方向に平行に並べられた複数の第2の分割溝62の中心線62cは互いに交差するように設けられている。
図4に示すように、中心線61c及び中心線62cに沿うように形成された変質部13により平面視略長方形状の素子領域15がマトリックス状に区画される。素子領域15には平面視略長方形状の発光素子部40が備えられている。発光素子部40は、a軸方向に間隔n、m軸方向に間隔nで設けられている。
変質部13形成後、保護膜26をウェハー30に付着した汚れと共に除去する。
次に、ウェハー30を構成する基板10の一面10aと反対側の面を研磨して、基板10の厚みを薄くした後、鏡面に研磨する。
基板10の厚みは、40μm〜250μm、好ましくは50μm〜150μm、より好ましくは60μm〜90μmとすることが好ましい。基板10の厚さを上記範囲とすることで、ウェハー30の分割が容易になり、効率よく綺麗にウェハー30を分割することができる。
なお、基板10の厚みが250μmを超えると、サファイアなどからなる非常に硬い基板10を精度良く分割することが困難となる。また、基板10の厚みが80μm未満であると、基板10とエピタキシャル層37との間の格子定数や熱膨張率の違いに起因する反りが顕著となり、基板10を精度良く分割することが困難となる。
なお、前記研磨を先に行い、ウェハー30の基板10側に変質部13を形成してもよい。また、変質部13は、発光素子部40の形成された側と基板10側の両側に形成してもよい。
図7は、本発明の実施形態である半導体発光素子の製造方法の一工程を説明するための図であって、分割時点のウェハー30のm軸方向の断面図である。
基板10の厚みを薄くした後、分割後に得られる半導体発光素子がバラバラにならないように、ウェハー30の発光素子部40側の表面にシートを貼りつける。
次に、図7に示すように、カメラなどを用いて、劈開ブレード20の刃を第1の分割溝61と対向する位置に位置合わせして、ウェハー30の基板10側から第1の分割溝61に沿って当接させる。
なお、発光素子部40を形成して変質部13を設け、研磨により基板10を所定の厚みとしたウェハー30で、外径が2インチ以上のものは、図6の符号Hで示すように反っている。
劈開ブレード20としては、例えば、Zrなどからなり、四角柱の側面の一辺が山状に隆起してなる線状の刃を有するものなどを用いる。
次に、劈開ブレード20の刃をウェハー30に僅かに押し込む。
劈開ブレード20をウェハー30に押し込む深さは、10μm〜150μmとするのが好ましく、10μm〜40μmとするのがより好ましい。
劈開ブレード20をウェハー30に押し込む深さが10μm未満であると、未分割となる場合がある。また、劈開ブレード20をウェハー30に押し込む深さが150μmを超えると、変質部13に歪みが生じて、分割された素子の配列が不良となったり、素子に亀裂が生じたりする場合があるとともに、分割工程前にウェハー30の発光素子部40側の表面に貼りつけられたシートまで切断されて、分割後に得られる半導体発光素子がバラバラになってしまう場合がある。
次に、劈開ブレード20を基板10に押し当てて、第1の分割溝61の変質部13からクラックを生じさせることによってウェハー30を分割する。
これにより、a軸方向に平行な第1の分割溝61に沿って、ウェハー30を分割して、バー状のウェハーとする。
次に、カメラなどを用いて、劈開ブレード20の刃を第2の分割溝62と対向する位置に位置合わせして、ウェハー30の基板10側から第2の分割溝62に沿って当接させる。
第1の分割溝61の分割と同様に、劈開ブレード20の刃をウェハー30に僅かに押し込んだ後、劈開ブレード20を基板10に押し当てて、第2の分割溝62の変質部13からクラックを生じさせることによってウェハー30を分割する。
これにより、m軸方向に平行な第2の分割溝62に沿って、バー状のウェハーを分割して、発光素子部40を有し、平面視略長方形状の半導体発光素子とする。半導体発光素子は、長辺41の長さがnであり、短辺42の長さがnである複数の平面視略長方形状であり、長辺41は、劈開容易面に沿って形成される。
なお、第1の分割溝61の分割工程及び第2の分割溝62の分割工程を、複数回の分割工程に分割して、前記半導体発光素子を形成してもよい。
本発明の実施形態である半導体発光素子の製造方法は、平面視形状が略長方形である複数の発光素子部40を基板10上にマトリックス状に形成する工程と、発光素子部40の長辺41が基板10の劈開容易面に沿うように、発光素子部40の長辺41同士の間に第1の分割溝61を形成する工程と、第1の分割溝61の幅よりも幅を広くした第2の分割溝62を、発光素子部40の短辺42同士の間に形成する工程と、第1の分割溝61及び第2の分割溝62に沿って基板10を分割して発光素子部40を切り出す工程と、を備えた構成なので、劈開容易面に沿うように形成された長辺41同士の間に設けた第1の分割溝61で基板10を容易に劈開でき、チッピング(欠け)の発生を抑制できるとともに、前記発光素子部40の短辺42同士の間に設けられ、第1の分割溝61の幅dよりも広くされた幅dを有する第2の分割溝62で基板10を劈開するので、チッピング(欠け)が生じても、エピタキシャル層37を露出させず、チッピング(欠け)が発光素子部40まで達することを抑制でき、発光素子部でのリークを抑制することができる。
本発明の実施形態である半導体発光素子の製造方法は、基板10がサファイアからなる構成なので、サファイアの劈開容易面に沿って第1の分割溝61を形成して、基板10の分割を容易にして、サファイア基板10から分割する際のチッピングの発生を抑制できる。
本発明の実施形態である半導体発光素子の製造方法は、第1の分割溝61を、前記サファイアのa軸に平行となるように形成する構成なので、第1の分割溝61に沿って、サファイア基板10を容易に劈開でき、サファイア基板10から分割する際のチッピングの発生を抑制できる。
本発明の実施形態である半導体発光素子の製造方法は、第2の分割溝62の幅を、各第1の分割溝61の幅の2倍以上とする構成なので、サファイア基板10から分割する際に、短辺42同士の間でチッピング(欠け)が生じても、チッピング(欠け)を発光素子部40まで達することなく、各発光素子部40でのリークを抑制することができる。
本発明の実施形態である半導体発光素子の製造方法は、第1の分割溝61及び第2の分割溝62を、レーザー法、スクライブ法、ダイシング法及びドライエッチングからなる群より選ばれた一の手段で形成する構成なので、サファイア基板10を容易に分割できるとともに、サファイア基板10から分割する際のチッピングの発生を抑制するとともに、チッピングが生じてもリークを抑制することができる。
本発明の実施形態である半導体発光素子の製造方法は、基板10が、第1の分割溝61の中心線61c及び第2の分割溝62の中心線62cに沿うように、基板10のオモテ面(エピ面)又は背面からレーザーを照射して形成した変質部13を有する構成なので、サファイア基板10を容易に分割できるとともに、サファイア基板10から分割する際のチッピングの発生を抑制するとともに、チッピングが生じてもリークを抑制することができる。
本発明の実施形態である半導体発光素子の製造方法は、前記レーザーを照射して形成した変質部13の領域高さとして、第1の分割溝61の中心線61cに沿うようにして形成した変質部13の領域高さと第2の分割溝62の中心線62cに沿うようにして形成した変質部13の領域高さとが異なる構成なので、サファイア基板10を容易に分割できるとともに、サファイア基板10から分割する際のチッピングの発生を抑制するとともに、チッピングが生じてもリークを抑制することができる。
本発明の実施形態である半導体発光素子の製造方法は、前記レーザーを照射して形成した変質部13の領域高さとして、第2の分割溝62の中心線62cに沿うようにして形成した変質部13の領域高さが、第1の分割溝61の中心線61cに沿うようにして形成した変質部13の領域高さよりも幅を高くした構成なので、サファイア基板10を容易に分割できるとともに、サファイア基板10から分割する際のチッピングの発生を抑制するとともに、チッピングが生じてもリークを抑制することができる。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。しかし、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではない。
(実施例1)
以下に示すようにして、窒化ガリウム系化合物半導体を備えた発光素子部を有するIII族窒化物半導体発光素子を作製した。
まず、外径100mmの円板状のC面サファイア基板の主面上に、AlNからなるバッファ層を介してアンドープGaNからなる厚さ4μmの下地層、Siドープ(濃度1×1019/cm)GaNからなる厚さ2μmのnコンタクト層、Siドープ(濃度1×1018/cm)In0.1Ga0.9Nからなる厚さ12.5nmのnクラッド層、GaNからなる厚さ16nmの障壁層とIn0.2Ga0.8Nからなる厚さ2.5nmの井戸層を交互に5回積層させた後、最後に障壁層を設けた多重量子井戸構造の発光層、Mgドープ(濃度1×1020/cm)Al0.07Ga0.93Nからなる厚さ2.5nmのpクラッド層およびMgドープ(濃度8×1019/cm)GaNからなる厚さ0.15μmのpコンタクト層を順次積層してなる厚み9μmのIII族窒化物半導体からなるエピタキシャル層を形成した。なお、前記サファイア基板には、m軸方向に平行で,a軸方向に垂直なオリフラ部が形成されている。
次に、エピタキシャル層のpコンタクト層上の所定の位置に公知のフォトリソグラフィー技術およびリフトオフ技術を用いて、pコンタクト層側から順にAuおよびNiOを積層した構造を持つ透光性正極を形成した。透光性正極の波長470nmの光における透過率は60%であった。
次に、公知のフォトリソグラフィー技術を用い、半導体側からTi/Al/Ti/Au層構造よりなる正極ボンディングパッドを形成した。
次に、図4に示すように、正極ボンディングパッドまで形成された基板を構成するエピタキシャル層を、公知のフォトリソグラフィー技術および反応性イオンエッチング技術によりエッチングして、m軸方向(本明細書中の図4の例では、発光素子の短辺側)に沿ってピッチnが180μm、幅(短辺側の分割溝幅)dが20μmの第1の分割溝を形成するとともに、a軸方向に沿ってピッチnが400μm、幅dが40μmの第2の分割溝を形成した。また、同時に、第2の分割溝に臨む所定の位置にnコンタクト層を半円状に露出させた。
次に、露出させたnコンタクト層にTi/Au二層構造の負極ボンディングパッドを周知の方法で形成した。
以上の工程により、第1の分割溝及び第2の分割溝で分離された複数の発光素子部を有する発光素子用のウェハーを形成した。
次に、ウェハーの発光素子部側の表面全体に、水溶性のレジストをスピンコーターで均一に塗布し、乾燥させて、厚さ0.2μmの保護膜を形成した。次に、ウェハーの基板側にUVテープを貼りつけ、レジストの洗浄を行ない、UVテープを剥がした。
次に、ウェハーをパルスレーザー加工機のステージ上に真空チャックで固定した。ステージはX軸(左右)およびY軸(前後)方向に移動することができ、回転可能な構造となっているものを用いた。
次に、レーザーの焦点が第1の分割溝のエピタキシャル層表面に結ばれるようにレーザー光学系を調整し、サファイア基板のオリフラ面に垂直な方向(a軸方向)に幅5μm、基板表面からの深さ20μmの領域(領域高さ20μm)の変質部を第1の分割溝の底面に形成した。レーザー照射の条件は、レーザー波長266nm、周波数50kHz、出力1.6W、加工スピード70mm/秒とした。
次に、ステージを90°回転させ、a軸方向に直交するm軸方向に、同様の変質部を第2の分割溝の底面に形成した。変質部形成後、真空チャックを解放し、ウェハーをステージから剥ぎ取った。
次に、ウェハーを洗浄機のステージに設置し、ウェハーを回転させつつ、発光素子部側の表面にシャワー水を流すことによって、変質部を形成する前に形成しておいた保護膜を除去した。その後、高回転数で回転させてシャワー水を吹き飛ばして乾燥させた。
次に、ウェハーのサファイア基板側をラッピングおよびポリッシングすることで、エピタキシャル層の厚みと基板の厚みとを合わせた総厚が80μmとなるようにサファイア基板を薄板化した。基板背面(発光素子部が形成されていない面)のRaは0.005μmとした。得られたウェハーの表面には、目視検査で汚れは全く観察されなかった。
次に、ウェハーにおいて第1の分割溝の長さの短いところから順に、第1の分割溝に沿ってウェハーを分割して、発光素子部がa軸方向に2列配列されてなる第1のバー状のウェハーを得た。
ウェハーの分割は、Zrからなる劈開ブレードをウェハーの基板側から第1の分割溝に沿って当接させ、劈開ブレードを基板に押し当ててウェハーに40μmの深さで押し込み、第1の分割溝の変質部からクラックを生じさせて行なった。
次に、劈開ブレードをバー状のウェハーの基板側から第2の分割溝に沿って当接させ、劈開ブレードを基板に押し当ててウェハーに40μmの深さで押し込み、第2の分割溝の変質部からクラックを生じさせた。このことによって、第2の分割溝に沿ってバー状のウェハーを分割して、発光素子部がm軸方向に一列配列されてなる第2のバー状のウェハーを得た。
次に、劈開ブレードを第2のバー状のウェハーの基板側から第1の分割溝に沿って当接させ、劈開ブレードを基板に押し当てて40μmの深さで押し込み、第1の分割溝の変質部からクラックを生じさせた。このことによって、第1の分割溝に沿って第2のバー状のウェハーを分割して、長辺の長さが400μmであり、短辺の長さが240μmである複数の平面視略長方形状のIII族窒化物半導体発光素子(LEDチップ)とした。
なお、長辺がa軸方向に平行となるようなLEDチップの配置を縦型と呼称し、長辺がa軸方向に垂直となるようなLEDチップの配置を横型と呼称する。
実施例1において得られたLEDチップのLED特性は、電圧Vfが3.18Vのとき、発光波長が451nmであり、発光出力が16.9mWであった。
(実施例2、比較例1、2)
半導体発光素子の長辺及び短辺サイズ、サファイア基板における半導体発光素子の配置、分割溝幅を変えた他は実施例1と同様にして、実施例2、比較例1、2に記載の半導体発光素子を製造した。表1に、各半導体発光素子の製造条件、不良率及びLED特性をまとめた。
比較例1、2の半導体発光素子のワレ不良率が13〜16%であるのに対し、実施例1、2の半導体発光素子のワレ不良率は2〜4%と向上させることができた。ここで、ワレ不良率とは所定の長辺及び短辺サイズに関する合否判定基準に照らし、割れや欠けが原因で不良品となった発生率であり、当該不良数を1枚のサファイア基板上に設計された半導体発光素子数で除した値である。なお、1枚のサファイア基板の端面付近に設計配置された不完全な素子形状の半導体発光素子は、合否判定対象からはずされている。
(実施例3、4)
実施例3の半導体発光素子は、半導体発光素子の総厚が140μmとなるようにサファイア基板を薄板化した以外は、長辺及び短辺サイズ、サファイア基板における半導体発光素子の配置、分割溝幅を実施例1と同じにした。また、実施例4の半導体発光素子は、総厚が140μmとなるようにサファイア基板を薄板化した以外は、半導体発光素子の長辺及び短辺サイズ、サファイア基板における半導体発光素子の配置、分割溝幅を実施例2と同じにした。
なお、実施例3及び実施例4で用いた基板は、それぞれ、発光素子部が形成されているオモテ面(基板主面)側から40μmおよび120μmの深さに所定のレーザー(波長532nm)により変質部の中心が形成されたものを用いた。この時、変質部の領域高さは、第1の分割溝が20μm、第2の分割溝が30μmであった。
実施例3、4の半導体発光素子のワレ不良率は0%と向上させることができた。
Figure 2011129765
本発明は、半導体発光素子の製造方法に関するものであり、特に、サファイア基板から分割する際のチッピングの発生を抑制するとともに、チッピングが生じてもリークを抑制して、半導体発光素子の製造効率を高めた半導体発光素子の製造方法に関するものであり、L半導体発光素子を製造・利用する産業において利用可能性がある。
10…サファイア基板、10a…一面(主面、オモテ面(エピ面))、10b…他面(背面)、10c…外周、10d…オリフラ部、10e、10f…傾斜面、13…変質部、20…劈開ブレード、23…負極ボンディングパッド、24…正極ボンディングパッド、25…透光性電極、26…保護膜、30…ウェハ、32…n型層、33…発光層、34…p型層、37…エピタキシャル層、40…発光素子部、41…長辺、42…短辺、61…第1の分割溝、61c…中心線、62…第2の分割溝、62c…中心線。

Claims (8)

  1. 平面視形状が略長方形である複数の発光素子部を基板上にマトリックス状に形成する工程と、
    前記発光素子部の長辺が前記基板の劈開容易面に沿うように、前記発光素子部の長辺同士の間に第1の分割溝を形成する工程と、
    前記第1の分割溝の幅よりも幅を広くした第2の分割溝を、前記発光素子部の短辺同士の間に形成する工程と、
    前記第1の分割溝及び前記第2の分割溝に沿って前記基板を分割して前記発光素子部を切り出す工程と、を備えたことを特徴とする半導体発光素子の製造方法。
  2. 前記基板がサファイアからなることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子の製造方法。
  3. 前記第1の分割溝を、前記サファイアのa軸に平行となるように形成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体発光素子の製造方法。
  4. 前記第2の分割溝の幅を、前記第1の分割溝の幅の2倍以上とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体発光素子の製造方法。
  5. 前記第1の分割溝及び前記第2の分割溝を、レーザー法、スクライブ法、ダイシング法及びドライエッチングからなる群より選ばれた一の手段で形成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体発光素子の製造方法。
  6. 前記基板が、前記第1の分割溝の中心線及び前記第2の分割溝の中心線に沿うように、基板のオモテ面(エピ面)又は背面からレーザーを照射して形成した変質部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体発光素子の製造方法。
  7. 前記レーザーを照射して形成した変質部の領域高さとして、前記第1の分割溝の中心線に沿うようにして形成した変質部の領域高さと前記第2の分割溝の中心線に沿うようにして形成した変質部の領域高さとが異なることを特徴とする請求項6に記載の半導体発光素子の製造方法。
  8. 前記レーザーを照射して形成した変質部の領域高さとして、前記第2の分割溝の中心線に沿うようにして形成した変質部の領域高さが、前記第1の分割溝の中心線に沿うようにして形成した変質部の領域高さよりも高くしたことを特徴とする請求項6に記載の半導体発光素子の製造方法。
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