JP2011128523A - 光モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】発光素子を安定して発光させるためのAPC回路を、簡易な構成で、かつ高精度で駆動できるようにした光モジュールを提供する。
【解決手段】光を伝搬させる光導波路1が形成された基板2と、基板2に取付けられて、光を光導波路1に向けて出射する発光素子3と、基板2に取付けられて、光導波路1で伝搬される光の一部を受光するモニタ用受光素子4とを備えている。光導波路1の少なくとも一方の側面は、モニタ用受光素子4の受光部と対面する斜面2dに形成され、光導波路1には、伝搬する光の一部を斜面2dで反射させて、モニタ用受光素子4の受光部に導く光取出し部10が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、光モジュールに関する。
従来、光を伝搬させる光導波路が形成された基板と、光を光導波路に向けて出射する発光素子と、発光素子から出射された光の一部を受光するモニタ用受光素子とを備えた光モジュールがある(特許文献1参照)。
そして、発光素子を安定して発光させるために、発光素子から出射された光の一部をモニタ用受光素子でモニタしながら、APC(Automatic Power Control)回路で発光素子を制御するようにしている。
その手段として、基板の光導波路のクラッド部の上にモニタ用受光素子の受光面が下向きとなるように実装することで、発光素子から出射された光のうち、光導波路のコア部で伝搬されない漏れ光の一部をモニタ用受光素子で受光するようにしている。
特開2002−243989号公報
しかしながら、特許文献1では、発光素子からの漏れ光をモニタ用受光素子で受光するだけであるから、受光光量が不安定で少なくて、発光素子を安定して発光させるためのAPC回路を高精度で駆動できないという問題があった。
本発明は、前記問題を解消するためになされたもので、発光素子を安定して発光させるためのAPC回路を、簡易な構成で、かつ高精度で駆動できるようにした光モジュールを提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明は、光を伝搬させる光導波路が形成された基板と、前記基板に取付けられて、光を光導波路に向けて出射する発光素子と、前記基板に取付けられて、光導波路で伝搬される光の一部を受光するモニタ用受光素子とを備え、前記光導波路の少なくとも一方の側面は、前記モニタ用受光素子の受光部と対面する斜面に形成され、前記光導波路には、伝搬する光の一部を前記斜面で反射させて、前記モニタ用受光素子の受光部に導く光取出し部が形成されていることを特徴とする光モジュールを提供するものである。
請求項2のように、請求項1において、前記光取り出し部は、屈折率の異なる材料の境界面であり、この境界面は、光導波路の光伝搬方向に対して傾斜している構成とすることができる。
請求項3のように、請求項1または2において、前記光取り出し部は、反射率の異なる材料が光導波路中に挿入されることで形成される複数の境界面であり、この境界面は、光導波路の光伝搬方向に対して傾斜している構成とすることができる。
請求項4のように、請求項1〜3のいずれか一項において、前記光導波路は、コア部とクラッド部とで構成されて、前記光取り出し部は、前記コア部またはクラッド部の少なくとも一方に形成されている構成とすることができる。
請求項5のように、請求項1において、前記光導波路は、コア部とクラッド部とで構成されて、前記光取り出し部は、コア部に形成されたY分岐型光導波路である構成とすることができる。
請求項6のように、請求項1において、前記光導波路は、コア部とクラッド部とで構成されて、前記光取り出し部は、反射率の異なる材料がコア部に挿入されることで形成される複数の境界面と、コア部に形成されたT分岐型光導波路である構成とすることができる。
請求項7のように、請求項1〜6のいずれか一項において、前記モニタ用受光素子の受光部と対面する光導波路の斜面に、反射用金属膜が形成されている構成とすることができる。
本発明によれば、光導波路の側面には、モニタ用受光素子の受光部と対面する斜面を形成し、光導波路には、伝搬する光の一部を光導波路の斜面で反射させて、モニタ用受光素子の受光部に導く光取出し部を形成している。したがって、光導波路で伝搬される光の一部が確実にモニタ用受光素子の受光部に導かれることから、モニタ用受光素子の受光光量が増加するので、発光素子を安定して発光させるためのAPC回路を高精度で駆動できるようになる。また、光導波路の側面に斜面を形成し、光導波路に光取出し部を形成するだけであるから、構成が簡易である。
請求項2によれば、光取り出し部として、例えば導波路のコア部の端面を傾斜状にすることで、この傾斜状の端面が屈折率の異なる材料である空気との境界面となるから、この境界面で、伝搬する光の一部を導波路の斜面に向かって正確に反射させることができる。また、コア部の端面に境界面を形成する以外に、コア部とクラッド部の少なくとも一方の内部に、屈折率の異なる材料の境界面を形成することも可能である。さらに、境界面が1個であれば、境界面1回だけでの反射となるので、多重反射による影響を軽減できるようになる。
請求項3によれば、光取り出し部として、例えば光導波路のコア部またはクラッド部の少なくとも一方の内部に、傾斜状の切り込み(スリット)を入れることで、この傾斜状の切り込みの対面する各切り込み面が屈折率の異なる材料である空気との各境界面となるから、この各境界面で、伝搬する光の一部を光導波路の斜面に向かって正確に反射させることができる。また、複数の境界面によって反射面積が増えるため、反射光量を増加することができ、反射面の数の増減により反射光量を調節することができる。さらに、例えばクラッド部に切り込み(スリット)を入れれば、コア部による光の伝搬が不安定になることを防ぐことができる。
請求項4によれば、光取り出し部は、コア部またはクラッド部の少なくとも一方に形成できるから、構成が簡易となる。
請求項5によれば、コア部にY分岐型光導波路を設けることで、コア部で伝搬する光の一部をY分岐型光導波路で分岐伝搬することができるから、モニタ用受光素子の受光光量の割合を高精度に設定することができる。
請求項6によれば、コア部に複数の境界面とT分岐型光導波路とを設けることで、境界面で反射された光をT分岐型光導波路で分岐伝搬することができるから、反射光の伝搬ロスを軽減することができる。また、複数の境界面によって反射面積が増えるため、反射光量を増加することができ、反射面の数の増減により反射光量を調節することができる。
請求項7によれば、斜面での反射率が向上するから、モニタ用受光素子の受光光量が増加するようになる。
本発明の第1実施形態の光モジュールであり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 本発明の第2実施形態の光モジュールであり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 本発明の第3実施形態の光モジュールであり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 本発明の第4実施形態の光モジュールであり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 本発明の第5実施形態の光モジュールであり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 本発明の第6実施形態の光モジュールであり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 本発明の第1実施形態の光モジュールであり、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。 本発明の第1実施形態の光モジュールであり、(a)は側面断面図、(b)はコア部の要部斜視図である。 (a)は第2実施形態のコア部の要部斜視図、(b)は第5実施形態のコア部の要部斜視図、(c)は第6実施形態のコア部の要部斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は第1実施形態の光モジュールであり、(a)は平面図、(b)は正面図である。図7は第1実施形態の光モジュールであり、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。図8は第1実施形態の光モジュールであり、(a)は側面断面図、(b)はコア部の要部斜視図である。
図7(a)に示すように、光モジュールは、光を伝搬させる光導波路1が表面(上面)2aに形成されたマウント基板2を備えている。また、マウント基板2の表面2aに取付けられ(実装)、電気信号を光信号に変換して、光導波路1に向けて下向きに出射する発光素子3を備えている。さらに、マウント基板2の表面2aに取付けられ(実装)、光導波路1で伝搬される光の一部を下向きの受光面で受光して、光信号を電気信号に変換するモニタ用受光素子4を備えている。
このマウント基板2は、発光側のマウント基板であり、これとは別に、受光側のマウント基板(不図示)が設けられていて、受光側のマウント基板には、光信号を電気信号に変換する受光素子(不図示)が取付けられている。そして、発光側のマウント基板と受光側のマウント基板との光導波路は、外部導波路基板(不図示)で接続されていて、発光側のマウント基板の発光素子の光信号は、受光側のマウント基板の受光素子で受光されるようになる。
マウント基板2は、前後方向Aに延びる長方体形状であり、厚さが200μm〜2mm程度のものである。このマウント基板2は、実装時の熱の影響や使用環境による応力の影響を避けるために、剛性が必要である。また、光伝送の場合は、発光素子から受光素子までの光伝送効率が必要になるので、各素子を高精度に実装することや使用中の位置変動を極力抑制する必要がある。このため、マウント基板2として、本実施形態ではシリコン基板が採用されている。
マウント基板2は、発光素子(光素子)3と線膨張係数の近い材料で構成されていることが好ましく、シリコン以外には、後述するVCSEL材料と同系統のGaAs等の化合物半導体で構成されていてもよい。あるいは、セラミックス基板や使用環境によっては樹脂基板でもよい。
発光素子3として、本実施形態では、半導体レーザである面発光レーザ〔VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)〕が採用されている。この発光素子3はLED等でもよい。
マウント基板2の表面2aには、発光素子3に電気信号を送信するためのIC回路が形成されたIC基板(不図示)も実装されている。
図7(b)に示すように、マウント基板2の表面2aには、発光素子3の真下となる位置からマウント基板2の前端部2bまで延在する導波路形成用溝2cが形成されている。
この導波路形成用溝2cには、発光素子3の真下となる位置に、主光路a〔図1(a)参照〕を前方向に反射させるためのミラー部5が形成されている。このミラー部5の傾斜角度は、光伝搬方向に対して例えば45°である。
また、導波路形成用溝2cの幅方向Bの両側面は、反射光b〔図1(b)参照〕を上方向に反射させるための斜面2dに形成されている。この斜面2dの傾斜角度は、光伝搬方向に対して例えば45°である。なお、斜面2dは、モニタ用受光素子4が取付けられた片側(図1では左側)の側面のみであってもよい。
さらに、ミラー部5の両側部と両斜面2dの後部との間には、発光素子3の漏れ光c〔図3(b)参照〕を前方向に反射させる扇形状斜面2eがそれぞれ形成されている。
導波路形成用溝2c内には、光が伝播する屈折率の高い断面略正方形状のコア部7と、それよりも屈折率の低いクラッド部8とから構成された光導波路1が配設されている。このクラッド部8の外面は、導波路形成用溝2cの内面と同じ形状となる。
クラッド部8は、導波路形成用溝2cに沿って、マウント基板2の前端部2bまで端面を延在させているが、コア部7の端面は、図8(b)のように、導波路形成用溝2cの一側(図1では左側)の斜面2dに向けた斜面7aに形成されている。この斜面7aの傾斜角度は、光伝搬方向に対して例えば45°である。
このコア部7の斜面7aは、光取り出し部10を構成する。ここで、光取出し部10は、屈折率の異なる材料であるコア部7と空気との境界面であり、この境界面である斜面7aは、光導波路の光伝搬方向に対して45°で傾斜されていることになる。
そして、モニタ用受光素子4は、光取出し部10に対向する導波路形成用溝2cの斜面2dに受光面が対向する位置で、マウント基板2の表面2aに取付けられている。
したがって、発光素子3から出射された光は、ミラー部5で前方向に反射され、光導波路1のコア部7で前方に伝搬されるようになる。
このとき、マウント基板2の前端部2bの手前で、コア部7で伝搬される光の一部は、コア部7の斜面7aで導波路形成用溝2cの斜面2dに向かって側方に反射され、この斜面2dで再び上方に反射されることで、モニタ用受光素子4の受光部に導かれるようになる。
第1実施形態の光モジュールは、光導波路1の導波路形成用溝2cの側面に、モニタ用受光素子4の受光部と対面する斜面2dを形成している。また、光導波路1のコア部7には、伝搬する光の一部を光導波路1の導波路形成用溝2cの斜面2dで反射させて、モニタ用受光素子4の受光部に導く斜面7aである光取出し部10を形成している。
したがって、光導波路1のコア部7で伝搬される光の一部が各斜面7a,2dで反射されて確実にモニタ用受光素子4の受光部に導かれるようになる。
これにより、モニタ用受光素子4の受光光量が増加するので、発光素子3を安定して発光させるためのAPC回路を高精度で駆動できるようになる。また、光導波路1の導波路形成用溝2cの側面に斜面2dを形成し、光導波路1のコア部7に斜面7aである光取出し部10を形成するだけであるから、構成が簡易である。
さらに、光取り出し部10は、屈折率の異なる材料であるコア部7と空気との境界面であり、この境界面は、光導波路1の光伝搬方向に対して傾斜されている。具体的には、光取り出し部10として、例えば光導波路1のコア部7の端面を傾斜状にしている。これにより、この傾斜状の斜面7aが屈折率の異なる材料である空気との境界面となるから、この境界面である斜面7aで、伝搬する光の一部を光導波路1の導波路形成用溝2cの斜面2dに向かって正確に反射させることができる。
また、コア部7の端面に境界面を形成する以外に、後述するように、コア部7とクラッド部8の少なくとも一方の内部に、屈折率の異なる材料の境界面を形成することも可能である。
さらに、コア部7の斜面7aのように、コア部7を伝搬する光の伝搬方向に対して、境界面が傾斜しているため、境界面において、コア部7を伝搬する多重反射光をクラッド部8へ放射させることができ、多重反射光の強度を低減することができる。これにより、モニタ用受光素子4で多重反射光を受光したことによる雑音特性の劣化を低減することができる。
また、第1実施形態(以下の各実施形態でも同様。)では、光導波路1の導波路形成用溝2cの斜面2d、例えばシリコン製マウント基板2の斜面2dを利用した反射面である。これに加えて、斜面2dに反射用金属膜を形成すれば、斜面2dでの反射率が向上するから、モニタ用受光素子4の受光光量が増加するようになる。
図2は第2実施形態の光モジュールであり、(a)は平面図、(b)は正面図である。図9(a)はコア部の要部斜視図である。第1実施形態と相違するのは、光取り出し部10は、反射率の異なる材料が光導波路1のコア部7の中に挿入されることで形成される複数の境界面である点である。
具体的には、光取り出し部10としてコア部7の内部に、傾斜状の切り込み(スリット)7bを入れることで、この傾斜状の切り込みの対面する各切り込み面が斜面7c,7dとなって、この各斜面7c,7dが屈折率の異なる材料である空気との境界面となる。
したがって、この境界面である斜面7c,7dで、伝搬する光の一部を光導波路1の導波路形成用溝2cの斜面2dに向かって正確に反射させることができる。
また、複数の境界面である斜面7c,7dによって反射面積が増えるため、反射光量を増加することができ、反射面の数の増減により反射光量を調節することができる。
なお、コア部7の切り込み(スリット)7bは、空隙(空気)でもよいが、クラッド部8と同じ材料(コア部7と屈折率が異なる)を充填してもよい。
図3は第3実施形態の光モジュールであり、(a)は平面図、(b)は正面図である。第1実施形態と相違するのは、光取出し部10をクラッド部8に形成している点である。
具体的には、光取り出し部10としてクラッド部8の内部に傾斜状の斜面8aを形成している。例えば、斜面8aを境にして、前側のクラッド部8Aと後側のクラッド部8Bとを屈折率の異なる材料で形成して、斜面8a同士を接着して一体化することで、この斜面8aが屈折率の異なる材料である前側のクラッド部8Aと後側のクラッド部8Bの境界面となる。
したがって、この境界面である斜面8aで、発光素子3から漏れてクラッド部8を伝搬する漏れ光cを光導波路1の導波路形成用溝2cの斜面2dに向かって正確に反射させることができる。
また、クラッド部8に斜面8aを形成すれば、コア部7を伝搬する光電力を減衰させることなく、光電力のモニタに使用する光を取り出すことができる。
図4は第4実施形態の光モジュールであり、(a)は平面図、(b)は正面図である。第3実施形態と相違するのは、光取出し部10は、反射率の異なる材料が光導波路1のクラッド部8の中に挿入されることで形成される複数の境界面である点である。
具体的には、光取り出し部10としてクラッド部8の内部に、傾斜状の切り込み(スリット)8bを入れることで、この傾斜状の切り込みの対面する各切り込み面が斜面8c,8dとなって、この各斜面8c,8dが屈折率の異なる材料である空気との境界面となる。
したがって、この境界面である斜面8c,8dで、発光素子3から漏れてクラッド部8を伝搬する漏れ光cを光導波路1の導波路形成用溝2cの斜面2dに向かって正確に反射させることができる。
また、複数の境界面である斜面8c,8dによって反射面積が増えるため、反射光量を増加することができ、反射面の数の増減により反射光量を調節することができる。
なお、クラッド部8の切り込み(スリット)8bは、空隙(空気)でもよいが、クラッド部8と屈折率が異なる材料を充填してもよい。
図5は第5実施形態の光モジュールであり、(a)は平面図、(b)は正面図である。図9(b)はコア部の要部斜視図である。
第1実施形態と相違するのは、光取出し部10は、コア部7にY分岐型光導波路(分岐コア部)11を一体形成した点である。このY分岐型光導波路11の傾斜角度は、光伝搬方向に対して例えば45°である。
したがって、コア部7にY分岐型光導波路11を設けることで、光導波路1のコア部7で伝搬される光の一部〔図5(a)の矢印d参照〕をY分岐型光導波路11で分岐伝搬することができるから、モニタ用受光素子4の受光光量の割合を高精度に設定することができる。
また、Y分岐型光導波路11の斜面11aでも、発光素子3から漏れてクラッド部8を伝搬する漏れ光cも光導波路1の導波路形成用溝2cの斜面2dに向かって正確に反射させることができるので、反射光量を増加することができる。
図6は第6実施形態の光モジュールであり、(a)は平面図、(b)は正面図である。図9(c)はコア部の要部斜視図である。
第1実施形態と相違するのは、光取出し部10は、反射率の異なる材料が光導波路1のコア部7に挿入されることで形成される複数の境界面と、コア部7にT分岐型光導波路12を一体形成した点である。
具体的には、光取り出し部10としてコア部7の内部に、傾斜状の切り込み(スリット)7bを入れることで、この傾斜状の切り込みの対面する各切り込み面が斜面7c,7dとなって、この各斜面7c,7dが屈折率の異なる材料である空気との境界面となる。また、T分岐型光導波路12の傾斜角度は、光伝搬方向に対して例えば90°である。
したがって、コア部7に複数の境界面とT分岐型光導波路12とを設けることで、斜面7c,7dで反射された光をT分岐型光導波路12で分岐伝搬することができるから、反射光の伝搬ロスを軽減することができる。
また、複数の斜面7c,7dによって反射面積が増えるため、反射光量を増加することができ、反射面の数の増減により反射光量を調節することができる。
なお、コア部7の切り込み(スリット)7bは、空隙(空気)でもよいが、クラッド部8と同じ材料(コア部7と屈折率が異なる)を充填してもよい。
前記各実施形態では、コア部7とクラッド部8の一方に光取出し部10を設けたものであり、構成が簡易となるが、コア部7とクラッド部8の双方に光取出し部10を設けることも可能である。
1 光導波路
2 マウント基板
2a 表面
2c 導波路形成用溝
2d 斜面
3 発光素子
4 モニタ用受光素子
7 コア部
7a 斜面
7b 切り込み
7c,7d 斜面
8 クラッド部
8a 斜面
8b 切り込み
8c,8d 斜面
10 光取出し部
11 Y分岐型導波路
12 T分岐型導波路

Claims (7)

  1. 光を伝搬させる光導波路が形成された基板と、前記基板に取付けられて、光を光導波路に向けて出射する発光素子と、前記基板に取付けられて、光導波路で伝搬される光の一部を受光するモニタ用受光素子とを備え、
    前記光導波路の少なくとも一方の側面は、前記モニタ用受光素子の受光部と対面する斜面に形成され、前記光導波路には、伝搬する光の一部を前記斜面で反射させて、前記モニタ用受光素子の受光部に導く光取出し部が形成されていることを特徴とする光モジュール。
  2. 前記光取り出し部は、屈折率の異なる材料の境界面であり、この境界面は、光導波路の光伝搬方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
  3. 前記光取り出し部は、反射率の異なる材料が光導波路中に挿入されることで形成される複数の境界面であり、この境界面は、光導波路の光伝搬方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の光モジュール。
  4. 前記光導波路は、コア部とクラッド部とで構成されて、前記光取り出し部は、前記コア部またはクラッド部の少なくとも一方に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光モジュール。
  5. 前記光導波路は、コア部とクラッド部とで構成されて、前記光取り出し部は、コア部に形成されたY分岐型光導波路であることを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
  6. 前記光導波路は、コア部とクラッド部とで構成されて、前記光取り出し部は、反射率の異なる材料がコア部に挿入されることで形成される複数の境界面と、コア部に形成されたT分岐型光導波路であることを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
  7. 前記モニタ用受光素子の受光部と対面する光導波路の斜面に、反射用金属膜が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光モジュール。
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