JP2011127899A - タイヤトレッドの識別線検査方法及びその検査装置 - Google Patents

タイヤトレッドの識別線検査方法及びその検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】識別線の検査に関する精度及び効率に優れる検査方法と、検査装置との提供。
【解決手段】このタイヤ用トレッド識別線28の検査方法は、カメラ20から得られた画像データから、ゴムシート16の左右端位置を検出する。この左右端位置からゴムシート16のセンター位置を算出する。このセンター位置を基準にして識別線の位置を検出する画像データの検出領域が設定される。この検出領域で識別線の位置を検出する。この検出された識別線の位置に基づき画像データの検査領域が設定される。この検査領域で識別線の検査をする。この検査装置12は、この検査方法を実行するための、搬送部18と、カメラ20と、画像処理部22と、記録部24と、演算部26とを含む。この演算部26は、前述の検査方法により、画像データの識別線を検査する。
【選択図】図1

Description

本発明は、トレッド表面に表示されるタイヤ識別線の検査方法及びそれに用いる検査装置に関する。
タイヤのトレッド表面に、識別線が表示されることがある。この識別線は、タイヤのトレッド表面を周方向に一周している。この識別線の位置、色及び本数からタイヤの種類が識別され得る。
自動車の製造ラインでは、組み付けられるタイヤの種類が多い。このトレッド表面に表示された識別線は、タイヤの種類の識別を容易にしている。自動車の製造ラインにおいて、タイヤの組み付け作業の効率化に寄与している。この識別線により、タイヤの種類が一目で識別できる。自動車の製造ラインでは、この識別線により、タイヤの誤組み付けの抑制され、誤組み付けの検査作業が軽減される。
トレッドの材料となるゴムから押出成型機によりゴムシートが成型される。このゴムシートは、長尺の帯状に押し出される。このゴムシートに識別線が表示される。このゴムシートが冷却される。ゴムシートは、タイヤのトレッド長の長さ単位に切断さる。この長さ単位に切断されて得られたトレッドゴムがその外周面に巻き付けられてグリーンタイヤが得られる。このグリーンタイヤが、加硫されてタイヤが得られる。
従来から、このゴムシートの冷却後に、切断に先立ち、識別線が検査されていた。ここで、識別線の途切れなど表示不良が検出される。切断される際に、所定の長さにゴムシートが切断されると共に、識別線の表示不良品を除去する。こうして、良好な識別線を備えたトレッドゴムが巻き付けられて、タイヤが得られている。このタイヤのトレッド面には、識別線が表示されている。
特開2009−115715号公報 特開平4−366638号公報
この識別線の検査には、カメラで撮影された画像が用いられる。この画像から、識別線の位置が検出される。この識別線の位置は、ゴムシートの左右端からの巾方向位置として測定される。搬送されているゴムシートは、押出成型機に対して蛇行する。ゴムシートの左右端を基準にした識別線の位置検出は、難しい。識別線の巾方向位置の検出精度が低い。
本発明の目的は、識別線の検査に関する精度及び効率に優れる検査方法と、その検査装置との提供にある。
本発明に係るタイヤ用トレッド識別線の検査方法は、
カメラ撮影されて得られた画像データからトレッド用ゴムシートの左右端位置を検出するステップと、
このゴムシートの左右端位置からゴムシートのセンター位置を算出するステップと、
このセンター位置を基準にして画像データの中に検出領域が設定されるステップと、
この検出領域で識別線の巾方向位置を検出するステップと、
この検出された識別線の巾方向位置に基づき画像データの中に検査領域が設定されるステップと、
この検査領域で識別線の検査をするステップとを含む。
好ましくは、上記ゴムシートの左右端位置を検出するステップでは、ゴムシートの裏側から照明があてられて、ゴムシートの表側がカメラ撮影されている。この裏側から照明があてられて得られた画像データに基づいて、ゴムシートの左右端位置の検出がなされている。
好ましくは、上記ゴムシートの左右端位置を検出するステップでは、このゴムシートの左端位置として、ゴムシートの左端より外側からトレッドのセンターに向かって明暗の変化点が検出されている。このゴムシートの右端位置として、ゴムシートの右端より外側からトレッドのセンターに向かって明暗の変化点が検出されている。
好ましくは、上記識別線の検査をするステップでは、検査領域で識別線の延びる方向に複数の検出窓が並べられて設定されている。その複数の検出窓における識別線の検出に基づき、識別線の表示不良が検出されている。
好ましくは、上記識別線の検査をするステップでは、検査領域で識別線上に位置する検出窓を設定されている。この検査窓は、複数のカメラの画素の集合領域として設定されている。その検出窓で色相、彩度及び明度が測定されている。予め設定された所定の色の色相、彩度及び明度の範囲データと対比して、その画素が属する色が判定されている。所定の色ごとに属する画素数が、集計されている。最も画素数が多い所定の色が決定されている。識別線の色は、この画素数の最も多い所定の色と判定されている。
本発明に係るタイヤ用トレッド識別線の検査装置は、
上記ゴムシートの表面に識別線が表示されたゴムシートを搬送する搬送部と、このトレッドの表面を撮影するカメラと、このカメラ撮影された画像を画像データに変換する画像処理部と、この画像データを記録する記録部と、この記録部に記録された画像データに基づき、ゴムシートの左右端位置を検出し、このゴムシートの左右端位置からゴムシートのセンター位置を算出し、このセンター位置を基準にして識別線の位置を検出する画像データの検出領域を設定し、この検出領域で識別線の位置を検出し、この検出された識別線の巾方向位置に基づき識別線を検査する画像データの検査領域を設定する演算部とを備えている。
本発明に係る識別線の検査方法では、識別線の位置の誤検出が抑制されている。識別線の検査時間が短縮されている。本発明に係る識別線の検査装置を用いることで、識別線の誤検出が抑制されて、検査時間が短縮され得る。
図1は、タイヤ用のトレッドの製造ラインが示された説明図である。 図2は、図1の製造ラインの一部が示された鳥瞰図である。 図3は、図1の製造ラインの一部が示された正面図である。 図4は、図1の製造ラインで撮影された画像が示された説明図である。 図5は、図4の矢印Vで示された部分拡大図である。 図6は、図4の矢印VIで示された部分拡大図である。 図7は、図4の矢印VIIで示された部分拡大図である。 図8は、図4の矢印VIIIで示された部分拡大図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1に示されるように、製造ライン2は、押出成型機4、冷却装置6、切断装置としてのカッター8、印字装置10及び検査装置12を備えている。この製造ライン2では、タイヤのトレッドに用いられるトレッドゴム14が製造されている。このトレッドゴム14の材料が押出成型機4で押し出されて帯状のゴムシート16が得られている。このゴムシート16は、長尺の帯状の形態を備えている。このゴムシート16が、冷却装置6で水等の冷媒により冷却されている。冷却後に、ゴムシート16は、カッター8で所定の長さに切断されている。この切断されたものがトレッドゴム14である。図示されないが、このトレッドゴム14が外周に巻かれた状態で加硫されてタイヤが得られる。このトレッドゴム14は、加硫されてタイヤのトレッドを構成する。
この検査装置12は、搬送部としてローラコンベア18、カメラ20、画像処理部22、入力部としてのキーボード23、記録部24及び演算部26を備えている。ゴムシート16は、図示しない搬送装置及び検査装置12のローラコンベア18により搬送されている。この搬送されているゴムシート16の表面に、印字装置10が印字している。これにより、ゴムシート16の表面に、識別線28が表示されている。
図2及び図3に示されるように、検査装置12は、照明30、32及び34を備えている。図3の左から右に向かって、ゴムシート16は移動させられている。この製造ライン2では、図3の左向きが進行方向後方であり、右側が進行方向前方である。図3の紙面に垂直な方向で、紙面の奥向きが左向きであり、紙面手前向きが右向きである。照明30は、ゴムシート16の進行方向前方から照らしている。照明32は、ゴムシート16の進行方向後方から照らしている。照明34は、ゴムシート16の裏側から照らしている。
この状態で、カメラ20により、ゴムシート16の表側表面が撮影されている。この検査装置12では、カメラ20はCCDカメラである。撮影された画像は、画像処理部22によりアナログデータからデジタルデータに変換される。撮影された画像は、画像データに変換される。この変換された画像データでは、撮影された画像が画素単位にデジタルデータに変換される。この画像データは、記録部24に記録される。
記録部24は、ゴムシートの種類毎に、検出領域の数と位置との情報が記録されている。図1の検査装置12には、このゴムシート16を特定する情報がキーボード23から入力されている。このゴムシート16に対応する、検出領域の数と位置との情報が記録部24から呼び出される。図4に示すように、検出領域A及びBが設定される。
図4に示されるように、この画像データに、ゴムシート16の端部を含む検出領域A及びBが設定されている。検出領域Aは、ゴムシート16の左端を含む領域である。検出領域Bは、ゴムシート16の右端を含む領域である。この検出領域Aは、検査装置12が検査するゴムシート16の左端が含まれる様に設定されている。同様に、検出領域Bは、検査するゴムシート16の右端が含まれる様に設定されている。
図5は、図4の矢印Vで示される部分の拡大図である。図1に示された演算部26は、この検出領域Aに位置する画像データを記録部24から取り出す。演算部26は、第一閾値を記録部24から取り出す。この第一閾値は、画像データが第一閾値以下となった位置を明暗の変化点と判定するための値である。この検出領域Aにおいて、ゴムシート16の左端より外側からセンターに向かって順番に画像データと第一閾値とが比較される。ゴムシート16の左端では、照明34の明かりがゴムシート16により遮られている。ゴムシート16の左端で、画像データは、明から暗に変化する。こうして、この第一閾値以下の位置が検出される。第一閾値以下の位置が、明暗の変化点の位置として検出される。この位置がゴムシート16の左端の位置に決定される。図示されないが、この検出領域Bでは、ゴムシート16の右端より外側からセンターに向かって順番に第一閾値と比較される。その他は、ゴムシート16の左端の位置の決定方法と同様にして、ゴムシート16の右端の位置が決定される。この様にして、ゴムシート16の左右端位置が検出される(STEP1)。
この左右端位置の中間点に位置する線が、記録部24に記録された画像データ上に算出される。この線がゴムシート16のセンターLである。このセンターLのゴムシート16の巾方向の位置が算出される。この様にして、ゴムシート16の左右端位置からセンターLの位置が算出される(STEP2)。
演算部26は、このセンターLの位置を基準にして、識別線28aを検出する検出領域Cを設定する。同様にして、演算部26は、識別線28bを検出する検出領域Dを設定する。演算部26は、識別線28cを検出する検出領域Eを設定する。この様にして、ゴムシート16のセンターLの位置を基準にして、識別線28a、28b及び28cの巾方向位置を検出する画像データ上に検出領域C、D及びEが設定されている(STEP3)。
図6にはこの検出領域C、D及びEが示されている。演算部26は、第二閾値を記録部24から取り出す。この第二閾値は、画像データが第二閾値以上となった位置を明暗の変化点と判定するための値である。この検出領域Cで、ゴムシート16の左端側から、センターLに向かって、順番に画像データと第二閾値とが比較される。ゴムシート16の表面は黒い。識別線の境界では、画像データは、暗から明に変化する。画像データが第二閾値以上となる位置が検出される。こうして、画像データの変化点が検出される。この変化点が、識別線28aの巾方向位置として検出される。
次に、演算部26は、第二閾値と同様に、第三閾値を記録部24から取り出す。検出領域Dで、識別線28a側から、センターLに向かって、順番に画像データと第三閾値とが比較される。こうして、画像データの変化点が検出される。この変化点が、識別線28bの巾方向位置として検出される。更に、演算部26は、第四閾値を記録部24から取り出す。検出領域Eで、ゴムシート16の右端側から、センターLに向かって、順番に画像データと第四閾値とが比較される。こうして、画像データの変化点が検出される。この変化点が、識別線28cの巾方向位置として検出される(STEP4)。
図7に示されるように、位置検出された識別線28aの延びる方向に検査領域Fが設定されている。この検査領域Fは、複数の検出窓F1からF19が設定されている。この複数の検出窓F1からF19は、識別線28aの長手方向に連続して並べられている。ここでは、複数の検出窓F1からF19は、ゴムシート16のセンターLに平行に並べられている。この検出窓F1からF19それぞれに対応する画像データで、識別線28aの検出がされる。この検出窓F1からF19のうち、連続して所定の数の検出窓で識別線28aが検出されないときに、演算部26は、識別線28aの途切れと判定する。ここでは、この識別線28aと同様にして、識別線28b及び28cについてもその位置が検出され、途切れの有無が判定される(STEP5)。
演算部26が途切れと判定すると、図1のスパイク36に信号が出力される。この信号により、スパイク36は、ゴムシート16に打痕38を付ける。このゴムシート16がカッター8に切断された後、打痕38が付けられたトレッドゴム14が廃棄される。この打痕38の有無は、図示されない他のカメラにより撮影された画像データを基に判定されている。
この検出方法では、ゴムシート16の左右端は、明から暗への変化点として検出されている。識別線28a、28b及び28cの境界は、暗から明への変化点として検出されている。これにより、ゴムシート16の左右端と、識別線28a、28b及び28cとが互いに誤検出されることが抑制されている。
この検出方法では、識別線28a、28b及び28cが位置検出されている。その後、識別線28a、28b及び28cの検査領域が設定されている。この検査方法では、画像データのうちで、識別線28a、28b及び28cの検査領域が狭い領域に限定され得る。この検査方法では、短時間で識別線28a、28b及び28cの検査をし得る。
この検査方法では、ゴムシート16の巾方向両端からトレッドのセンターLを算出している。そのトレッドのセンターLを基準に、識別線28a、28b及び28cの位置を算出している。ゴムシート16の端部は凸凹しているので、巾方向端部の位置の検出誤差が大きい。この検査装置12では、一対の巾方向端部からトレッドのセンターLを算出して、基準として用いることで、従来より、識別線28a、28b及び28cの位置の算出精度が向上している。ゴムシートの蛇行の影響が抑制されている。
この識別線28a、28b及び28cの検出順番は、少なくとも、識別線28a又は28cのいずれかから検出される。この識別線28a、28b及び28cの検査順番によれば、隣り合う他の識別線又は左右端であって、既に位置検出がされている他の識別線又は左右端側から検出対象である識別線に近付いていく向きに、検査対象が検出されている。これにより、検出対象である識別線が、他の識別線又は左右端として誤検出されることが抑制されている。
この検出方法では、トレッドのセンターLを基準にして、検出領域、検査領域及び窓を設定することにより、誤検出を抑制しつつ、短時間で識別線28a、28b及び28cを検査し得る。更に、識別線の位置の検知が、既知のトレッド端位置又は他の既知の識別線の位置の側から検知される。これにより、識別線28a、28b及び28cの位置を誤検知することが更に抑制され得る。この誤検知が抑制されることにより、検出領域を小さく設定できるので、検査時間が短縮され得る。
ここでは、図1に示されるように、検出領域AからE及び検査領域FからHが、重なり合わないように設定されているが、互いに重なり合う領域として設定されてもよい。ここでは、3本の識別線28a、28b及び28cを有するゴムシート16について説明がされたが、識別線の本数は1本以上何本であってもよい。
図7では、検査窓F1からF19の19個の検査窓が並べられたが、この検査窓の数は複数であれば、いくつでもよい。検査窓がより細かく区分けされることにより、より短い途切れも検知し得る。この検査窓F1からF19の巾を狭い範囲に設定することで、解析される画像の範囲を小さくできる。検査窓F1からF19の巾を狭くすることで、より短時間で画像の解析が可能となる。この検査方法によれば、比較的に限られた性能の演算部26でも、識別線の全長に亘る検査が容易である。
この検査方法では、表示不良品の選別として、スパイク36を使用しているが、他の選別方法が用いられてもよい。例えば、演算部26が表示不良検出をした後に、カッター8で切断されるまでの所定時間が計測される。この所定時間の経過時に、カッター8で切断されたトレッドゴム14が破棄されてもよい。また、ここでは、識別線の途切れの表示不良について説明がされたが、識別線の線の太さ、識別線の本数、位置など他の表示不良も検査し得る。
図8は、本発明に係る他の検査方法に関する概念図である。ここでは、前述の一の検査方法と異なる構成が説明される。同様な構成は、その説明が省略される。この検査方法は、前述の一の検査方法と同様に、ステップ1から4を備えている。
この検査装置12では、記録部24は、ゴムシートの種類毎に、識別線の本数及び各識別線の色を記録している。記録部24には、予め所定の色の色相、彩度及び明度の範囲データが記録されている。検査装置12には、ゴムシート16を特定する情報がキーボード23から入力されている。表1には、この記録部24に記録されている識別線の色が示されている。識別線の色として赤、黄、緑、白、茶及び青が記録されている。各色の色相、彩度及び明度の範囲データとが記録されている。範囲データは、000から255までの256段階から範囲を特定されている。
Figure 2011127899
図8に示されるように、位置検出された識別線28aに検出窓Jが設定される。この検出窓Jに位置する画像データは、複数の画素の集合からなっている。この検出窓Jで、色相、彩度及び明度が測定される。この測定データは、画素毎に測定されている。演算部26は、表1に示された範囲データと対比して、その画素が属する色を判定する。各色に属する画素数が集計されて記録部24に記録される。この集計された画素数が表1に記載されている。最も画素数が多い色が決定される。演算部26で、識別線28aの色がこの画素数の最も多い色と判定されている。ここでは、2000画素が赤と判定されている。この識別線28aは赤色と判定されている(STEP5)。
各色を判定する範囲データには、重複範囲が含まれている。表1では、例えば、色相の範囲データが60から65の範囲は、黄色と緑とに重複している。測定データがこの重複する範囲データに属する画素は、黄色と緑と重複して集計される。この色の判定方法では、一つの画素の色が2種類の色の画素数に集計されることがある。この2種類の色に集計された画素のデータを含めて、各色の画素数の集計がされている。検査窓Jの画素数は、表1の各色の画素数の集計の合計に必ずしも一致しない。この様にして最も画素数が多い色が決定されている。この判定方法では、画素が属する色を重複して判定される範囲を設定して、画素数が最も多い色が集計されることにより、色の判定が容易にされている。
同様にして、識別線28b及び28cについても、識別線の色が判定される。この色の判定で、色違いが検出されたときは、演算部26が、信号を出力する。この信号により、製造ライン2が停止される。
この検出窓Jの領域に、識別線28aに割れ、かすれ、巾変動等が含まれる場合がある。ここで、割れとは、一本の識別線が、識別線の長手方向に沿って二本以上に割れて表示されている状態をいう。この検査方法では、最も画素数が多い色が識別線28aの色と判定されるので、識別線の色の判定において、識別線に割れ、かすれ、巾変動等の影響を抑制できる。例えば、検出窓Jの全画素の平均色を用いて判定する方法がある。この方法では、識別線に割れ、かすれ、巾変動等があると、その全画素の平均色が変動する。この方法では、全画素の平均色は、識別線に割れ、かすれ、巾変動等に影響され易い。また、光の加減で平均色は、変動しやすい。この様に、この検査装置12による色の検出は、平均色を用いる方法に比べて誤検出が抑制されている。
2・・・製造ライン
4・・・押出成型機
6・・・冷却装置
8・・・カッター
10・・・印字装置
12・・・検査装置
14・・・トレッドゴム
16・・・ゴムシート
18・・・ローラコンベア
20・・・カメラ
22・・・画像処理部
23・・・キーボード
24・・・記録部
26・・・演算部
28(28a、28b、28c)・・・識別線
30、32、34・・・照明
36・・・スパイク
38・・・打痕

Claims (6)

  1. カメラ撮影されて得られた画像データからトレッド用ゴムシートの左右端位置を検出するステップと、
    このゴムシートの左右端位置からゴムシートのセンター位置を算出するステップと、
    このセンター位置を基準にして画像データの中に検出領域が設定されるステップと、
    この検出領域で識別線の巾方向位置を検出するステップと、
    この検出された識別線の巾方向位置に基づき画像データの中に検査領域が設定されるステップと、
    この検査領域で識別線の検査をするステップと
    を含むタイヤ用トレッド識別線の検査方法。
  2. 上記ゴムシートの左右端位置を検出するステップでは、ゴムシートの裏側から照明があてられてゴムシートの表側がカメラ撮影されており、この裏側から照明があてられて得られた上記画像データに基づいてゴムシートの左右端位置の検出がなされている請求項1に記載の検査方法。
  3. 上記ゴムシートの左右端位置を検出するステップでは、
    このゴムシートの左端位置としてゴムシートの左端より外側からトレッドのセンターに向かって明暗の変化点が検出されており、
    このゴムシートの右端位置としてゴムシートの右端より外側からトレッドのセンターに向かって明暗の変化点が検出されている請求項1又は2に記載の検査方法。
  4. 上記識別線の検査をするステップでは、検査領域で識別線の延びる方向に複数の検出窓が並べられて設定され、その複数の検出窓における識別線の検出に基づき、識別線の表示不良が検出されている請求項1から3のいずれかに記載の検査方法
  5. 上記識別線の検査をするステップでは、検査領域で識別線上に位置する検出窓を設定し、この検査窓が複数のカメラの画素の集合領域として設定されており、その検出窓で色相、彩度及び明度が測定され、予め設定された所定の色の色相、彩度及び明度の範囲データと対比してその画素が属する色が判定されて、所定の色ごとに属する画素数が集計され、最も画素数が多い所定の色が決定され、識別線の色がこの画素数の最も多い所定の色と判定されている請求項1から3のいずれかに記載の検査方法
  6. 上記ゴムシートの表面に識別線が表示されたゴムシートを搬送する搬送部と、
    このトレッドの表面を撮影するカメラと、
    このカメラ撮影された画像を画像データに変換する画像処理部と、
    この画像データを記録する記録部と、
    この記録部に記録された画像データに基づき、ゴムシートの左右端位置を検出し、このゴムシートの左右端位置からゴムシートのセンター位置を算出し、このセンター位置を基準にして識別線の位置を検出する画像データの検出領域を設定し、この検出領域で識別線の位置を検出し、この検出された識別線の巾方向位置に基づき識別線を検査する画像データの検査領域を設定する演算部と
    を備えているタイヤ用トレッド識別線の検査装置。
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