JP2011127336A - 軒樋吊具 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋根の軒先での物品の吊り下げを、建物の外観に支障をきたすことなく、また、長尺物の場合、その機能に障害が生じないように実現しつつ、鼻隠しなどの取付部位への施工性が良好である軒樋吊具を提供すること。
【解決手段】アーム5が固定プレート4に立設され、固定プレートには、固着具挿入孔10が形成されている吊具本体2と、フック12が、プレート本体11の一端部から外側に向かって延設され、プレート本体には、固定プレートに形成された固着具挿入孔に対向して配置可能とされた長孔21が形成されているフック付きプレート3とを備え、プレート本体は、フックの延設方向の長さが吊具本体の固定プレートよりも長く、かつフックが延設された一端部と対向する他端部を有し、これら一端部および他端部の両方から吊具保持片17a、17bがプレート本体の内側に向かって延設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の屋根の軒先に軒樋を取り付けるための軒樋吊具に関する。
屋根の軒下に物干し竿やすだれ、プランターなどがしばしば吊り下げられて使用されている。これらの物品の吊り下げを建物の外観に支障をきたすことなく実現し、また、物干し竿などの長尺物をほぼ水平に配置させ、その機能に障害が生じないようにすることが考慮されている。
本出願人は、下記特許文献1に軒先構造を提案している。この軒先構造では、軒樋を吊持する軒樋吊具の鼻隠し固定部と鼻隠しの間に介在させた介装板に上下に延びる縦長穴を穿設し、軒樋吊具の鼻隠し固定部に穿設した貫通孔から介装板の縦長穴を通じて固着具を取り付け、軒樋吊具と介装板を鼻隠しに固定する。また、軒樋吊具の鼻隠し固定部より下方に位置させた介装板の下端部には、物品を吊持するフック部を設けている。
上記軒先構造では、フック部が設けられた介装板が、軒樋吊具の鼻隠し固定部と鼻隠しの間に介在しているので、介装板の固定位置の調整によって、フック部に吊持する物品の高さを軒樋吊具の配置位置に制限されずに所望の高さとすることができる。物干し竿などの長尺物を吊り下げる場合、吊持する複数のフック部の取付高さを同一にすることができ、軒樋の排水勾配に制限を受けずに水平に長尺物を屋根の軒下に吊り下げることがでる。このため、物干し竿などの長尺物の機能に障害が生じるのを抑制することができる。
また、介装板は、軒樋吊具とともに鼻隠しに固定されるので、介装板の露出面積を十分に抑えることができ、介装板が目立たず、しかも、フック部が、軒樋吊具の一部であるように視認され、建物の外観に支障はほとんどきたさない。
特開2009−19406号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載した軒先構造には、その後の検討により改善すべき課題が見出されている。
すなわち、上記軒先構造では、介装板を軒樋吊具と同時に鼻隠しに取り付ける必要があり、介装板を軒樋吊具と鼻隠しの間に挟みこむように強く押さえつけていないと、介装板が上下左右の少なくともいずれか一方向にずれることがある。取付作業では、通常、一方の手で介装板がずれないようにしっかりと軒樋吊具を鼻隠し側に押さえつけながら、他方の手でドリルなどの工具を操作してネジなどの固着具によって固定する必要がある。また、固着具による固定に際し、固着具が不意に落下することが起こりやすい。このように、軒樋吊具の施工性は、必ずしも良好であるとはいいにくい。
本発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであり、屋根の軒先での物品の吊り下げを、建物の外観に支障をきたすことなく、また、長尺物の場合、その機能に障害が生じないように実現しつつ、鼻隠しなどの取付部位への施工性が良好である軒樋吊具を提供することを課題としている。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の特徴を有している。
第1の発明は、軒樋を係止して吊持するアームが固定プレートに立設され、固定プレートには、固着具挿入孔が、アームを挟んで両側に表裏を貫通して形成されている吊具本体と、物品を吊持可能としたフックが、吊具本体の固定プレートに当接可能なプレート本体の一端部からプレート本体の外側に向かって延設され、プレート本体には、吊具本体の固定プレートに形成された固着具挿入孔に対向して配置可能とされた長孔が表裏を貫通して形成されているフック付きプレートとを備え、フック付きプレートのプレート本体は、フックの延設方向の長さが吊具本体の固定プレートよりも長く、かつフックが延設された一端部と対向する他端部を有し、これら一端部および他端部の両方から吊具保持片がプレート本体の内側に向かって延設され、吊具本体の固定プレートが吊具保持片の間に挿入され、吊具本体の固定プレートの一端部とこの一端部に対向する他端部が、それぞれ、吊具保持片に係止され、吊具本体とフック付きプレートが一体となり、前記固着具挿入孔と前記長孔が連通することを特徴としている。
第2の発明は、上記第1の発明の特徴において、前記吊具保持片の先端部には、吊具本体の固定プレートの挿入方向に沿って斜めに傾斜する傾斜面が形成されていることを特徴としている。
第3の発明は、上記第1または第2の発明の特徴において、前記長孔には、その内周縁部に固着具仮保持片が設けられ、この固着具仮保持片が存在する部分の長孔の幅が、固着具の外径よりも狭くなっていることを特徴としている。
上記第1の発明によれば、吊具本体の固定プレートが吊具保持片の間に挿入され、吊具本体の固定プレートの一端部とこの一端部に対向する他端部が、それぞれ、吊具保持片に係止され、吊具本体とフック付きプレートが一体となる。吊具本体およびフック付きプレートは、一体となった状態において鼻隠しなどの取付部位に取り付けることができる。このため、フック付きプレートを吊具本体と鼻隠しなどの取付部位との間に強く押さえつけながら取付作業を行わなくて済み、軒樋吊具の鼻隠しなどの取付部位への施工性が良好となる。また、固着具の不意の落下が起こりにくくもなり、取付作業は容易となる。
また、フック付きプレートは、吊具本体とともに鼻隠しなどの取付部位に固定されるので、フック付きプレートの露出面積を十分に抑えることができ、フック付きプレートが目立つことはほとんどない。しかも、フックが、吊具本体の一部であるように視認され、建物の外観に支障はほとんどきたさない。
さらに、フック付きプレートでは、フックの延設方向の長さが吊具本体の固定プレートよりも長いので、フック付きプレートを吊具本体の係止を解除せずに吊具本体に対してずらすことができ、フック付きプレートの固定位置の調整が可能である。したがって、フックに吊持する物品の高さを軒樋吊具の配置位置に制限されずに所望の高さとすることができ、物干し竿などの長尺物を吊り下げる場合、軒樋の排水勾配に制限を受けずに水平に長尺物を屋根の軒下に吊り下げることがでる。このため、物干し竿などの長尺物の機能に障害が生じるのを抑制することができる。
上記第2の発明によれば、上記第1の発明の効果に加え、吊具保持片の先端部には、吊具本体の固定プレートの挿入方向に沿って斜めに傾斜する傾斜面が形成されているので、吊具本体の挿入を容易に行うことができる。
上記第3の発明によれば、上記第1または第2の発明の効果に加え、プレート本体に形成された長孔には、その内周縁部に固着具仮保持片が設けられ、この固着具仮保持片が存在する長孔の幅が、固着具の外径よりも狭くなっているので、取付け時における固着具の落下を起こりにくくすることができる。
本発明の軒樋吊具の一実施形態を示した分解斜視図である。 図1に示した軒樋吊具におけるフック付きプレートを示した側面図および要部拡大側面図である。 図1に示した軒樋吊具の取付けについて示した要部断面図である。 (a)、(b)、(c)は、それぞれ、図1に示した軒樋吊具の組み付け方法を示した工程側面図である。 図1に示した軒樋吊具の組み付け状態を示した斜視図である。 図1に示した軒樋吊具による軒樋の吊持について示した要部断面図である。
上記のとおり、図1は、本発明の軒樋吊具の一実施形態を示した分解斜視図である。図2は、図1に示した軒樋吊具におけるフック付きプレートを示した側面図および要部拡大側面図である。図3は、図1に示した軒樋吊具の取付けについて示した要部断面図である。
軒樋吊具1は、吊具本体2とフック付きプレート3を備えている。吊具本体2とフック付きプレート3は別体とされているが、一体に組み付けが可能とされている。
吊具本体2は、略矩形板状の固定プレート4を備え、固定プレート4は縦置きに配置される。
固定プレート4の表面側にはアーム5が立設され、アーム5は、固定プレート4に対し略直交している。アーム5は、後述するように軒樋を係止して吊持するものであり、固定プレート4と反対側に位置する先端部には、斜め上方に、固定プレート4から離間するように突出する前耳係止部6が設けられている。また、アーム5には、固定プレート4側の端部において固定プレート4に対向する下端部に、後耳係止部7が設けられている。さらに、アーム5では、前耳係止部6寄りの部分において下方に延びる片状の底壁当接部8が設けられている。底壁当接部8は、軒樋の断面形状に対応して、下端部において断面が略L字状に折り曲げられている。底壁当接部8は、前耳係止部6および後耳係止部7による軒樋の吊持において、軒樋の変形を抑えるとともに、底壁当接部8の下端が軒樋の底壁部の内面に当接することによって、軒樋の取付けの位置決めをするなどの機能を有している。
アーム5には、また、強度を保持しつつ、軽量化を図るために、左右方向に貫通する開口9a、9b、9cが部分的に形成されている。
固定プレート4には、アーム5を挟んで左右両側の側端部に、表裏を貫通する、ネジsなどの固着具の挿入を可能とした固着具挿入孔10が形成されている。固着具挿入孔10は円孔であり、固定プレート4の左右両側端部にそれぞれ3つずつ形成され、固定プレート4の上端部から略中央部にかけて縦列して配置されている。
このような吊具本体2は、金属または十分な耐久性と強度を有するポリカーボネートなどの樹脂などから形成することができる。また、軒樋吊具1では、吊具本体2に既知のものを適用することも可能としている。つまり、吊具本体2は、固定プレート4およびアーム5を有している限り、その各々には、様々な態様のものを採用することができる。
一方、フック付きプレート3は、その平面形状が、吊具本体2の固定プレート4の平面形状に対応した略矩形板状のプレート本体11を備えている。プレート本体11は、固定プレート4と同様に、縦置きに配置される。フック付きプレート3は、プレート本体11において固定プレート4に当接可能とされている。
プレート本体11の横幅における略中央部では、鉤型のフック12が、プレート本体11の下端から外側に向かって、すなわち、下方に延設されている。フック12は、プレート本体11から下方にまっすぐ延びる垂れ片13と、垂れ片13の下端から断面略U字型に折り曲がり、垂れ片13の前方に位置するとともに上方に延びる屈曲片14と、屈曲片14の上端から垂れ片13に対向して上方に延びる、断面略J字型の起立片15とから形成されている。起立片15と垂れ片13の間の間隔は、起立片15の上端部における間隔c1が、下端部における間隔c2よりも小さく、吊り下げる物品の抜け外れをより効果的に抑制している。
このようなフック12では、プレート本体11との連結部から起立片15の上端に対向するまでの部分において起立片15側に突出し、隆起部16が設けられている。隆起部16は、フック12の強度を高め、物品の重量にともなう荷重によって変形や破断などを起こりにくくしている。
また、プレート本体11では、フック12が延設されている下端部と、下端部に対向する上端部とから、断面略L字型の吊具保持片17a、17bが、プレート本体11の内側に向かって延設されている。吊具保持片17a、17bは、ほぼ上下対称に配置されている。吊具保持片17a、17bはともに、プレート本体11に対して略垂直に前方に延びる横片18と、横片18の前端部において略直角に折り曲がり、プレート本体11に対向して延びる縦片19とから形成されている。プレート本体11の下端部に設けられ、下側に位置する吊具保持片17aでは、縦片19は上方に延び、一方、プレート本体11の上端部に設けられ、上側に位置する吊具保持片17bでは、縦片19は下方に延びている。
このような吊具保持片17a、17bは、プレート本体11の左右の側端部に2つずつ配置されている。また、下側に位置する吊具保持片17aでは、縦片19の先端部に前から後に向かって斜め上方に傾斜する傾斜面20aが形成されている。上側に位置する吊具保持片17bでは、縦片19の先端部に前から後に向かって斜め上方に傾斜する傾斜面20bが形成されている。
さらに、プレート本体11では、左右両側端部において、吊具本体2の固定プレート4に形成された固着具挿入孔10に対応して長孔21が表裏を貫通して形成されている。長孔21は、プレート本体11において、フック12の延設方向、すなわち、縦方向に長く、上端部から下端部まで延びている。長孔21は、吊具本体2とフック付きプレート3を一体に組み付ける際に、固定プレート4とプレート本体11が当接するとき、固着具挿入孔10に対向して配置される。
なお、プレート本体11は、フック12の延設方向の長さ、すなわち、縦方向の長さが、吊具本体2の固定プレート4よりも若干長くなっている。
また、長孔21には、その内周縁部に、ネジsなどの固着具の仮保持を可能とする固着具仮保持片22が設けられている。固着具仮保持片22は、樹脂やゴムなどの弾力性を有する材料から形成することができ、長孔21の内側において左右に離間して配置されている固定具仮保持片22の間に固着具を一時的に保持するものである。このため、固着具仮保持片22が存在する部分の長孔21の幅が、固着具の外径よりも狭くなっている。
このような固着具仮保持片22には、たとえば、固着具の取付けを阻害しないように、プレート本体11よりも厚さの薄いものを採用することができ、この場合、プレート本体11の厚さ方向の中央部に配置することができる。
以上の軒樋吊具1を鼻隠しなどの取付部位に取り付ける際には、吊具本体2とフック付きプレート3が一体に組み付けられる。
図4(a)、(b)、(c)は、それぞれ、図1に示した軒樋吊具の組み付け方法を示した工程側面図である。図5は、図1に示した軒樋吊具の組み付け状態を示した斜視図である。
図4(a)に示したように、吊具本体2の固定プレート4の上端部を、プレート本体11において上側に位置する吊具保持片17bの内側に、吊具保持片17bの下側から差し込む。このとき、吊具本体2は、アーム5が斜め上方に向かうように傾け、固定プレート4の上端部を吊具保持片17bの下側から差し込む。
次いで、図4(b)に示したように、吊具本体2を下方に回動させ、固定プレート4の上端部をプレート本体11の上端部と吊具保持片17bの縦片19との間に滑り込ませ、また、固定プレート4の上端が、吊具保持片17bの横片18に接触するように上方へと少し押し込むようにする。吊具保持片17bでは、縦片19の先端部に前から後に向かって斜め上方に傾斜する傾斜面20bが形成されているので、固定プレート4の上端部は、傾斜面20bにともなわれてスムーズに吊具保持片17bの内側に入り込む。また、吊具保持片17aには、縦片19の先端部に前から後に向かって斜め上方に傾斜する傾斜面20aが形成されているので、吊具本体2の下方回動の際に、固定プレート4の下端部が、プレート本体11において下側に位置する吊具保持片17aの縦片19に突き当たり、回動不能となることはない。さらに、固定プレート4が、吊具保持片17a、17bの縦片19によって傷付くことはほとんどない。
この後、図4(c)に示したように、吊具本体2を引き降ろし、固定プレート4の下端部を、吊具保持片17aの内側に滑り込ませる。固定プレート4の下端が吊具保持片17aの横片18に接触し、固定プレート4の上端部が吊具保持片17bに係止されるとともに、下端部が吊具保持片17aに係止され、固定プレート4は、プレート本体11に当接する。
このとき、プレート本体11に形成された長孔21は、固定プレート4に形成された固着具挿入孔10に対向して配置される。
こうして、吊具本体2の固定プレート4が上下の吊具保持片17b、17aの間に挿入され、固定プレート4の上下両端部が、それぞれ、吊具保持片17b、17aに係止され、吊具本体2とフック付きプレート3が一体となり、固着具挿入孔10と長孔21が連通する。吊具保持片17a、17bの先端部には、固定プレート4の挿入方向に沿って前から後に斜めに傾斜する傾斜面20a、20bが形成されているので、吊具本体2の挿入は容易に行われる。
吊具本体2およびフック付きプレート3は、そのように一体に組み付けられた状態において鼻隠しなどの取付部位に取り付けることができる。したがって、フック付きプレート3を吊具本体2と鼻隠しなどの取付部位との間に強く押さえつけながら取付作業を行わなくて済み、軒樋吊具1の鼻隠しなどの取付部位への施工性が良好となり、また、固着具の不意の落下が起こりにくくもなり、取付作業は容易となる。
また、フック付きプレート3は、吊具本体2とともに鼻隠しなどの取付部位に固定されるので、フック付きプレート3の露出面積が十分に抑えられ、フック付きプレート3が目立つことはほとんどない。しかも、フック12が、吊具本体2の一部であるように視認され、建物の外観に支障はほとんどきたさない。
さらに、プレート本体11は、フック12の延設方向の長さ、すなわち、縦方向の長さが、吊具本体2の固定プレート4よりも若干長くなっているので、フック付きプレート3を吊具本体2の係止を解除せずに吊具本体2に対して上下にずらすことができる。フック付きプレート3の固定位置の調整が可能であり、したがって、フック12に吊持する物品の高さを軒樋吊具1の配置位置に制限されずに所望の高さとすることができる。物干し竿、すだれなどの長尺物を吊り下げる場合、軒樋の排水勾配に制限を受けずに水平に長尺物を屋根の軒下に吊り下げることがでる。このため、物干し竿、すだれなどの長尺物の機能に障害が生じるのを抑制することができる。また、一般住宅では、電飾などの季節の飾り付け、小さなプランターなどの吊り下げも、店舗などでは、看板や電飾などの吊下げも支障なく行うことができる。
なお、長尺物を軒下に吊り下げる際には、長尺物に取り付けた紐やワイヤーなどをフック12に引っ掛けるようにすると、吊り下げを容易に行うことができる。
さらにまた、固着具仮保持片22が存在する部分の長孔21の幅は、固着具の外径よりも狭くなっている。また、固着具挿入孔10は、固着具の挿入を容易とするため、一般に、固着具の外径よりも大きくなっている。このため、固着具仮保持片22が存在する部分の長孔21の幅は、固着具挿入孔10の外径よりも小さく、したがって、固着具の吊具本体2からの挿入を容易としつつ、固着具の一時的な保持が可能となる。
図6は、図1に示した軒樋吊具による軒樋の吊持について示した要部断面図である。
上記のとおり、軒樋吊具1は、建物の屋根Rの軒先Eに取り付けられた鼻隠し23に、ネジsなどの固着具を固着具挿入孔10から長孔21を通じて取り付けることによって、固定されている。
軒樋24は、上端に前耳部25が設けられ、前耳部25との間の上端部に係合溝26を形成している前壁部27と、前壁部27に対向して配置され、上方にまっすぐに延びている後壁部28と、前壁部27と後壁部28を各々の下縁において接続する底壁部29とを備えている。また、軒樋24は、上端に位置する開口30において上方に開放している。後壁部28の上端には後耳部31が設けられ、後耳部31の下端部にも係合溝32が形成されている。
このような軒樋24を軒先Eに取り付ける際には、軒樋24を軒樋吊具1の下方からあてがい、後耳部31に形成された係合溝32に吊具本体2の後耳係止部7を差し込み、軒樋24を前方上側に回動させるようにして底壁当接部8の下端を底壁部29の内面に当接させる。また、係合溝26に吊具本体2の前耳係止部6を挿入する。こうして、前耳係止部6によって前耳部25が係止されるとともに、後耳係止部7によって後耳部31が係止され、軒樋24は、吊具本体2のアーム5に係止されて吊持され、建物の屋根Rの軒先Eに取り付けられる。
本発明は、以上の実施形態によって限定されるものではない。上記のとおり、吊具本体には、既知のものを含め、固定プレートおよびアームを備えている限り、多種多様なものを採用することができる。また、吊具本体およびフック付きプレートを形成する材料の種類にも特に制限はなく、既知のものを含め、様々なものを広く適用することができる。
1 軒樋吊具
2 吊具本体
3 フック付きプレート
4 固定プレート
5 アーム
10 固着具挿入孔
11 プレート本体
12 フック
17a、17b 吊具保持片
20a、20b 傾斜面
21 長孔
22 固着具仮保持片
24 軒樋

Claims (3)

  1. 軒樋を係止して吊持するアームが固定プレートに立設され、固定プレートには、固着具挿入孔が、アームを挟んで両側に表裏を貫通して形成されている吊具本体と、
    物品を吊持可能としたフックが、吊具本体の固定プレートに当接可能なプレート本体の一端部からプレート本体の外側に向かって延設され、プレート本体には、吊具本体の固定プレートに形成された固着具挿入孔に対向して配置可能とされた長孔が表裏を貫通して形成されているフック付きプレートとを備え、
    フック付きプレートのプレート本体は、フックの延設方向の長さが吊具本体の固定プレートよりも長く、かつフックが延設された一端部と対向する他端部を有し、これら一端部および他端部の両方から吊具保持片がプレート本体の内側に向かって延設され、
    吊具本体の固定プレートが吊具保持片の間に挿入され、吊具本体の固定プレートの一端部とこの一端部に対向する他端部が、それぞれ、吊具保持片に係止され、吊具本体とフック付きプレートが一体となり、前記固着具挿入孔と前記長孔が連通する
    ことを特徴とする軒樋吊具。
  2. 前記吊具保持片の先端部には、吊具本体の固定プレートの挿入方向に沿って斜めに傾斜する傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の軒樋吊具。
  3. 前記長孔には、その内周縁部に固着具仮保持片が設けられ、この固着具仮保持片が存在する部分の長孔の幅が、固着具の外径よりも狭くなっていることを特徴とする請求項1または2に記載の軒樋吊具。
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