JP2011125514A - マッサージ器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
駆動手段と、前記駆動手段の機枠に回動可能に支承され前記駆動手段の駆動軸と同軸で連結された回転盤と、前記回転盤上に前記回転盤の回転中心に対し偏芯した位置に回転可能に配設した主軸と、前記主軸の一端に回転不能に支持された揉み部材とを有し、前記駆動手段の機枠と前記主軸とを回転伝導手段によって係合せしめ、前記回転盤の回転方向と前記主軸の回転方向が互いに逆方向となるようにし、前記揉み部材が前記駆動手段の機枠に対して回転しないで円運動のみをほぼ一平面上で行うように構成している。
【選択図】図1
Description
駆動手段と、前記駆動手段の機枠に回転可能に支承され前記駆動手段の駆動軸に同軸で連結された回転盤と、前記回転盤上に前記回転盤の回転中心に対し偏芯した位置に回転可能に配設した主軸と、前記主軸の一端に回転不能に支持された揉み部材とを有し、前記駆動手段の機枠と前記主軸とを回転伝導手段によって係合せしめ、前記回転盤の回転方向と前記主軸の回転方向が互いに逆方向となるようにし、前記揉み部材が前記駆動手段の機枠に対して回転をしないで一平面上で円運動のみを行うように構成している。
前記最適直径の決定にあたって、マッサージをしたとき人が感じる心地良さや頭皮の赤みの変化について数人の評価を行なった。前記範囲を外れて、直径が5〜8mmと小さいと、マッサージに物足りなさを感たり頭皮の赤みの変化も小さかった。前記直径が20mmを超えると、痛みを感じることがあったり頭皮の赤みの変化が大きく不安を感じた。前記直径が18mmのときは前記同様に、やや不安を感じた。
前記円運動の直径10〜16mmは、前記評価者の頭皮の横移動距離12mm〜16mmとほぼ近い値であった。なお、横移動距離とは痛みを感じないで頭皮が頭蓋骨に対して容易に移動できる距離で、図8に示す方法で測定した。
(1)駆動装置によって回転駆動される回転盤の回転中心に対し偏芯した位置に揉み部材を支持する主軸を回転可能に配設するとともに、前記回転盤の回転方向と主軸の回転方向を互いに逆方向となし、前記主軸が前記駆動装置に対して回転しない構成としている。したがって、前記主軸に回転不能に支持された揉み部材は回転しないでほぼ一平面上で円運動のみが可能であるため、患部を均一に押し付けることが可能となり、頭部や膝周辺のように皮膚が薄く弾性の小さい患部のマッサージにおいても痛みを感じず、皮膚を傷つけることもなく、安全にマッサージを行うことができる。
モーター1と減速機2から構成される駆動装置Aの機枠がフレーム4にボルト2cで一体的に固着されている。フレーム4にはベアリング3を介して回転盤5が回転可能に配設されている。前記減速機2から突出し先端にセレーション2bを有する駆動軸2aが、フレーム4の中心すなわち回転盤5と同軸の穴4aを貫通し、前記回転盤5の中心に形成したセレーション5aと係合している。
カバー21は布で筒状に形成され、その両端がフレーム4と面板11の外周にそれぞれ止着され、マッサージ中に衣服や頭髪などが回転部に巻き付かないようにされている。
揉み部材10には、先端が半球状からなる複数個の突起10aが形成され、マッサージの際に頭皮と係合する。前記揉み部材10の突起10aの反対側に1個の突起10bが形成され、前記面板11の穴11aと係合して、揉み部材10が面板11に対して回転するのを防止している。
前記で構成される装置のみでも本発明の課題の達成が可能である。(以下、前記の構成を揉み装置Mという。)
カバー20は前記揉み装置Mの駆動装置Aを覆い支持部材19にボルト19aで止着されている。
モーター1に電源(図示せず)が投入され減速機2の駆動軸2aに係合された回転盤5が図2において矢印B方向へ回転すると、回転盤5上に偏芯して回転可能に支承された主歯車7と、中間歯車7の軸心が矢印B方向へ移動することになり、固定歯車4bと噛み合う中間歯車8がD方向へ回転しながら固定歯車4bの周りを回動し、前記中間歯車8と噛み合う主歯車7がC方向へ回転する。すなわち、前記回転盤5がB方向に1回転すると、主軸6は回転盤5とは逆方向のC方向に1回転することになり、主軸6は前記駆動装置Aに対し回転しないことになる。以上の動作によって主軸6に回転不能に支持された揉み部材10は回転をしないで円運動のみをほぼ一平面上で行うことになる。
このとき、揉み部材10が頭皮に当たると、揉み部材10はジョイント12、面板11の部分で揺動して頭の形状に沿って均一に当たる。前記適切な押し付け力は、個人差があるが500〜1500gに設定するのが好ましい。なお、本実施例では800g程度としている。
前記揉み部材10の突起10aは図4に示すように円周状に所定の間隔で複数個配置され、その先端は半円球状に湾曲した凹形状をしており、前記半円球の半径は頭の大きさより若干大きくしてある。
前記突起10aは根元が先端より大きいテーパー状とし、先端は半径1mmから2mmの半球状とするのが好ましい。なお、本実施例では、高さが6mm、先端は半径1.5mmの半球状としている。突起10aの形状は揉む部位によって径や長さを変えたものに交換することができる。前記半円球の半径は頭部に合わせておけば膝、その他の部位のマッサージにおいても使用可能である。
実施例1の形態では、揉み部材10を頭部に押付けたとき揉み部材10に止着した面板11が主軸6に対して揺動するようにしたが、本実施例2では面板102を主軸101に形成した2面取り101aと面板102に形成した2面取り102aを係合させてナット104で止着している。揉み部材103は、前記主軸101の先端のボルト101bとナット106とによって面板102に止着されている。
前記揉み装置Mの軸心が傾斜することによって、頭の大きさ、形状、皮膚の横移動距離などの個人差に対応できるため揉み部材を皮膚に適切な押圧力で接触させることが可能となる。
以下、本実施例の形態を図6、図7に基づいて説明する。
マッサージ器204は実施例1のマッサージ器を枠201に3個配設したものである。前記マッサージ器が、前記枠201に設けた穴201bを貫通し、前記機枠に一体的に止着したブラケット201aと、マッサージ器204から突出したピン202によって揺動可能に配設されている。
マッサージの際に、枠201の両側に形成した穴201cに手を入れ取手203を持って(図示せず)マッサージ器の揉み部材が頭部に押し付けられると、前記夫々のマサージ器204が頭の形状に対応して前記ピン202の部分で揺動し、頭皮に均一に接触するような構造となっている。本実施例では、3個のマサージ器204を配設したが、2個または、3個を越える数量でもよい。
本実施例では、3個のマサージ器204を頭部に対しての位置を固定したが、3個のマサージ器をつけた枠を頭部に対して回転手段を用いてゆっくりと回転移動するような構成として、頭皮全体をマサージすることもできる。
2 減速機
3 ベアリング
4 フレーム
5 回転盤
6 主軸
7 主歯車
8 中間歯車
9 中間軸
10 揉み部材
11 面板
12 ジョイント
13 ピン
14 ピン
15 ボルト
16 座金
17 ピン
18 圧縮コイルばね
19 支持部材
20 カバー
21 カバー
Claims (4)
- 駆動手段と、前記駆動手段の機枠に回転可能に支承され前記駆動手段の駆動軸と同軸で連結された回転盤と、前記回転盤上に前記回転盤の回転中心に対し偏芯した位置に回転可能に配設した主軸と、前記主軸の一端に回転不能に支持された揉み部材とを有し、前記駆動手段の機枠と前記主軸とを回転伝導手段によって係合せしめ、前記回転盤の回転方向と前記主軸の回転方向が互いに逆方向となるようにし、前記揉み部材が前記駆動手段の機枠に対して回転しないで円運動のみをほぼ一平面上でするようにせしめたことを特徴とするマッサージ器。
- 前記回転伝導手段が歯車伝導手段であって、前記回転盤の回転中心に同軸で前記駆動手段の機枠に固着した固定歯車と、前記主軸の一端に固着した主歯車と、前記固定歯車と前記主歯車の夫々と噛み合い前記回転盤上に支承した軸に回転可能にした中間歯車とを有し、前記固定歯車と主歯車の歯車比が1:1となしたことを特徴とする請求項1に記載のマサージ器。
- 前記揉み部材が前記回転盤の回転中心に対して回転する円運動の直径が10mm〜16mmであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマッサージ器。
- 前記マッサージ器に押付け手段を介して係合する支持部材を有し、前記揉み部材と前記支持部材が皮膚と係合したとき、前記マッサージ器が支持部材に対して軸方向に移動可能と(または)軸方向に直交する方向へ揺動可能となしたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のマッサージ器。
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