JP5593563B2 - 頭皮マッサージ器 - Google Patents

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本発明は頭皮のマッサージ器に関し、頭部のように皮膚表面と骨との距離が小さく(以下、皮膚が薄いと言う)また弾力性が乏しくて器具によるマッサージが困難とされている頭皮おいても皮膚を積極的に動かしてマッサージを効果的に行うことができる頭皮マッサージ器に関する。
従来から身体のマッサージ器として種種の提案がなされているが、近年は頭髪の抜け毛抑制や育毛対策として頭皮マッサージの実施が奨励され、その効果を向上させるための手段として下記の先行文献に記載のマッサージ器が提案されている。
しかしながら、従来から提案されているマッサージ器は大型であるため家庭で容易に使用することが困難であったり、頭皮は他の部位と異なり皮膚が薄くて肌に弾力性が乏しいため揉み部材が患部に均一に接触しなかったりして痛みを感じたり、肌を傷つけたり、頭髪を傷めたりして十分なマッサージ効果が得られないという欠点があった。
従来から提案されているマッサージ器としては、次に記載のものがあった。
特開平10-216185号公報は、頭皮のマッサージ専用であるが、以下のような問題があった。(1)装置が大型となって容易に家庭に設置することが困難であった。(2)揉み部材を弾性体で支持し、その変形を利用しているため頭部の押圧力が適切に調整できなかったり、弾性体の耐久性に問題があった。(3)揉み部材が頭部の広範囲を覆っていること、回転運動の偏芯量が固定されているため頭の大きさや形状、皮膚の弾性等の個人差に対応して頭皮を均一にマッサージすることが困難であった。
特開平5-42192号公報は、揉み部材に衣服が巻き込まれることを防止したものであるが、揉み部材を取り付けた傾斜軸に接続子が回転可能にされているものの接続子は傾斜軸の傾きをもって円錐運動をする。したがって、揉み部材はすりこぎ運動をすることになり揉み部材が患部に均一に当たらないため、皮膚が薄くて弾性が小さい頭皮や膝周辺のマサージにおいては、痛みを感たり皮膚を傷めるたりする場合があった。
特開2001-190621号公報は、頭皮のマッサージ専用であり、頭部に回転ローラーをセットして、前記ローラーを回転して転がし刺激するものであるが、単に頭皮の上をローラーが転がるのみでマッサージの効果が小さかった。
本発明は、前記のような従来の欠点に鑑み、頭皮に傷を付けることなく、適切な力で頭皮を積極的に動かすことによって血行促進効果の大きい安全で小型な頭皮マッサージ器を提供することを目的としている。
本発明は以上の課題を解決するために、駆動出力軸を有する駆動手段と、駆動出力軸の回転を円運動取出機構により円運動に変換して主軸に出力する円運動変換手段と、主軸に取り付けた揉み手段と、を備え、揉み手段が回転しないで円運動をするようになした頭皮マッサージ器において、前記円運動変換手段のフレームを押し付け手段を介して支持する支持手段を有し、押し付け手段はその一端がフレームに、その他端が支持手段にそれぞれ係合されていると共に、押し付け手段の当該押付力がフレームを介して揉み手段を頭皮に押し付け可能とされており、更にフレームが支持手段に対し駆動出力軸の半径方向に移動可能にされており、揉み手段が前記押付力を頭皮に与えつつ前記円運動を行うとき、揉み手段と頭皮との接触ないし摩擦から生じる前記円運動に対する抵抗力によりフレームが支持手段に対し揺動可能となるように構成している。
前記円運動の直径の決定にあたって個人差のある頭皮の横移動可能距離(痛みを感じないで頭皮が頭蓋骨に対して容易に移動できる距離)を図12に示す方法で数人測定した結果、12mm〜16mmの範囲であり、マッサージの効果を感じる個人差はこの横移動可能距離と関係があることが分かった。
例えば、揉み手段の回転直径が5〜8mmと小さいと、ほとんどの人がマッサージに物足りなさを感たり頭皮の赤みの変化も小さかった。
揉み手段の回転直径が20mmを超えると、痛みを感じたり頭皮の赤みの変化が大きく不安を感じることがあった。
前記直径が18mmのときは前記同様に、やや不安を感じた。
マッサージの際、頭皮に痛みを感じたり異常な赤みが発生する場合は、揉み手段によって頭皮を無理やり動かしているか、揉み手段と頭皮の間で摩擦が発生しているためと考えられる。
前記の状況を鑑み、後述する実施例での頭皮が受ける揉み手段の円運動の直径は各個人の上記横移動可能距離に近づけて10〜16mm範囲とし、マッサージを受ける人の頭皮の横移動可能距離のそれぞれに対応できる機能をマッサージ器が持つように構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次の効果が得られる
記揉み手段の近傍に配設され円運動変換手段を支持する支持手段と、前記円運動変換手段と前記支持手段とのそれぞれと係合する押し付け手段とを有し、前記揉み手段で頭皮を押圧したとき頭皮には押し付け手段の押付力が作用しつつ、円運動変換手段が前記支持手段に対して揺動可能となるように構成している。
したがって、揉み手段が回転しないで円運動をすることと相俟って、揉み手段が患部に接触したら押し付け手段に抗して支持手段を患部に接触または近傍に位置させるため適切な押し付け力でマッサージが可能となり、皮膚を傷つけることもなく、安全にマッサージを行うことができる。
更に、前記円運動変換手段のフレームを前記支持手段に対して揺動可能に構成されている。一方、皮膚の横移動可能距離が前記円運動変換手段の出力する円運動(これが揉み手段の円運動になる)の直径より小さいときは、揉み手段と頭皮との接触ないし摩擦から生じる抵抗力が大きくなり、これが揉み手段の円運動に対する抵抗力として作用する。したがって、斯かる抵抗力が、前記円運動変換手段の主軸(延いてはフレーム)を図8bに示すように傾斜(揺動)させるように作用する。このように主軸が傾斜しているとき、揉み手段の頭皮側端部が描く円運動の直径は、図8bに示すように同じ投影面(頭皮面)で見て、上記傾斜(揺動)が生じていないときの当該直径よりも小さくなる。つまり、揉み手段と頭皮との接触ないし摩擦による円運動抵抗力が大きくなるに従い、揉み手段の円運動軌跡は小さくなり(結果、頭皮の損傷や痛みが生じ難くなる)、他方、円運動変換手段(の主軸およびフレーム)の揺動(傾斜)は大きくなる(図8a、図8b参照)。
したがって、頭皮の弾力性の個人差に対応して積極的に頭皮を動かすことが可能となるため痛みを感じず、頭皮を傷つけることなく安全にマッサージを行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施例の断面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1のB−B断面図で歯車の噛み合いと回転方向を示す説明図、図4は図1のC−C断面図、図5は図1における揉み部材を矢印Dから見た平面図である。
図6は 図1の装置を頭部に当てマッサージをしている状態を示す断面図、図7は図6を矢印Eから見た側面図である。
図8aは揉み手段の円運動の直径を示す説明図、図8bは揉み手段が円運動に対して抑制を受けた場合の実質の円運動の直径を示す説明図、図9は揉み手段が円運動に対して抑制を受けない場合のマッサージの状態を示す説明図である。
本実施例は、駆動手段、円運動変換手段、揉み手段、押し付け手段、支持手段から構成されており順に説明する。
以下、駆動手段について説明する。
モーター1がフレーム13にボルト35で固着され、前記モーター1の軸1aに歯車2が止着されている。前記歯車2と噛み合う歯車3と一体的に構成された歯車4がフレーム13に止着された軸6に回転可能に配設されている。前記歯車4と噛み合う歯車5がフレーム13に回転可能に配設された軸7に圧入によって固着され、前記軸7の先端には面取り7a部が成形されている。前記歯車の組合せによって前記モーター1の回転数が所定の減速比で軸7に出力される。
以下、円運動変換手段について説明する。
前記駆動手段の駆動出力軸7(以下、単に「軸7」と言う。)と同軸でフレーム13にベアリング押え16で固定されたベアリング20を介して回転可能に回転盤14が支承され、前記回転盤14の中心に形成した半月状の穴14aと前記駆動手段の軸7の先端の面取り部7aが回転不能に係合している。つまり、回転盤14は前記軸7の回転により回転するようになっている。
前記フレーム13には、前記軸7と同軸で、一体的に固定歯車8が配設され、前記固定歯車8の中心を軸7が所定の隙間をもって貫通している。
前記回転盤14には、その中心から所定の間隔(この間隔の2倍が揉み部材の円運動の直径となる)離れた(偏心した)位置にあるブッシュ22a、22bを介して回転可能に主軸10が配設され、前記主軸10の一端には主歯車9が止着されている。
前記固定歯車8と主歯車9の歯数比は1:1に構成され、固定歯車8と主歯車9のそれぞれと係合する中間歯車11が、回転盤14に支承した中間軸12に回転可能に配設されている。これら固定歯車8、主歯車9および中間歯車12で構成した歯車群、並びに回転盤14は、全体として円運動変換手段の当該円運動取出機構を構成している。この円運動取出機構の出力は、前記駆動手段の軸7の回転を入力として、主軸10に円運動として出力されフレーム13に対して回転をしない。
主歯車9と中間軸11は互いに噛み合っているが、表示の便宜のため図2では噛み合っていないような記載としている。
本実施例では、駆動手段と円運動変換手段のフレーム13を一体としたが、別体で構成してもよい。
本実施例では、円運動変換手段の円運動取出機構を歯車伝動(8、9、12)で構成したが、円運動取出機構の構造をこれに限定するものではない。
本実施例では、揉み手段の円運動回転直径を16mm、円運動の回数を100回/分としたが、揉み手段の円運動回転直径は10〜16mm、円運動の回数は60〜150回/分の範囲が好ましい。
なお、本願発明において、回転盤14の「盤」とは、当業者においては、ものを支える台(基台)を意味し、「回転盤14」とは、少なくとも上記主軸10を支える相応の厚みを有するものである。例えば、図1、図2に示すような形態を示すものである。
以下、揉み手段について説明する。
前記主軸10のもう一方の端には、Y型をした板バネ15と一体に構成されたボス部15aが止めネジ34で止着されている。前記Y型をした板バネ15の夫々の端は揉み部材受け18にボルト33によって止着され、前記ボス15aの先端はR球に成形され揉み部材受け18の中心に成形された凹部18aと係合してスラスト方向の力を受ける。前記板バネ15の変形によって揉み部材受け18は主軸10に対して所定の角度揺動可能となっている。
前記揉み部材受け18には、外周近傍に溝18bが成形され、前記溝18bには揉み部材19の縁が着脱可能に装着されている。
前記揉み部材19には、先端が半球状からなる複数個の突起19aが形成され、マッサージの際に頭皮と係合する。前記突起19aは根元が先端より大きいテーパー状とし、先端は半径1mmから2mmの半球状とするのが好ましい。
なお、本実施形態では、突起19aの高さが6mm、先端は半径1.5mmの半球状としている。前記揉み部材の材質は、弾性のあるシリコンゴム、プラスチック等の材料が好ましい。
前記揉み部材19の外径とほぼ同径のガーゼ、不織布または化粧紙等の柔らかいものを複数枚重ねて作られたパッド36を被せて、マッサージの際に頭皮からでる脂の吸着と、より手の平でマッサージする感覚が得られる。また、支持部材21と揉み部材19の全体を覆うように着脱可能な凹状のキャップ(図示せず)を被せてマッサージを行うことによって衛生面の配慮ができる。
図6は頭皮の横移動可能距離 以下、押し付け手段について説明する。
前記円運動変換手段のフレーム13に設けたフランジ部13bには複数個の穴13a(本実施形態では3個)が成形され、前記穴13aのそれぞれと摺動自在に係合できるようにピン26が貫通し、前記ピン26の一端はリング状のプレート24にカシメ26aによって固着され、前記ピン26の他端には、プレート24から所定の間隔でナット30が2重で止着されている。一方、プレート24は後述するように支持手段としての支持部材21に止着されており、そのプレート24には上述の通りピン26の一端が固着されており、そのピン26の他端には上述の通りナット30が止着されている。したがって、それらプレート24、ピン30およびナット30は、支持手段の一部を構成する。
前記それぞれのピン26には、前記フレーム13のフランジ部13bと前記ナット30の間に、すなわちフレーム13と支持手段の間に、その両端に(つまり一端と他端に)スプリング受け28、29を介して押し付け手段としての圧縮コイルばね27が所定の圧縮力で装着され、フレーム13のフランジ部13bをプレート24に押し付けている。このように、フレーム13は圧縮コイルばね27を介して支持部材21に支持されていると共に、該圧縮コイルばね27のばね力(押圧力)を、フレーム13から揉み手段19までの部材を介して頭皮に作用させることができる。
前記穴13aはフランジ13bがピン26に対して揺動(傾斜したり横方向へ所定の範囲自由に動ける)できるように、余裕をもった穴径としてある。つまり、図1からも明らかな通り、ピン26の軸線と軸7の軸線は平行であるから、上記穴13aは、軸7の半径方向への或いは円周方向での移動や揺動を許容していることになる。
前記プレート24の外周近傍は支持部材21とケーシング31の間に挟まれボルト25によって止着されている。
前記押し付け手段(圧縮コイルばね27)で頭皮を押し付ける適切な力は、本実施形態では800g程度としているが、心地よく感じる力には個人差があるが500〜1500gに設定するのが好ましいる。
以下、支持手段について説明する。
前記リング状のプレート24の中心には穴24aが成形され、前記穴24aをフレーム13が貫通し、穴24aと前記フレーム13の外周の隙間はフレーム13が揺動するときに当たらない十分な隙間をもっている。
前記筒状の支持部材21は揉み部材19を囲うように構成され、支持部材21の内径は内部で揉み部材19が円運動できるに十分な隙間を有し、その一端のR部21aがマッサージの際に患部と係合する。
本実施形態では、支持手段を円筒状としたが、複数個の脚を揉み手段の円運動の外周近傍に配設したものであってもよい。
カバー23は布で円錐筒状に成形され、その他端が前記プレート24と重ねて支持部材21とケーシング31の間に挟まれて止着され、もう一方の端は揉み部材受け18に成形された溝18c部にスプリングリング32によって止着されている。前述のように回転部分がカバー23によって遮断されマッサージ中に頭髪が回転部に巻き付かないようにされている。
ケーシング31の上部には、マッサージの際に手が入るように取手31aが成形されている。
次に本発明のマサージ器の作動について説明する。
モーター1に電源(図示せず)が投入されモーター1の軸1aに止着された歯車2が回転して歯車3、4、5を経由して所定の減速比で軸7が回転すると、回転盤14が図において矢印F方向へ回転する。つぎに回転盤14上に偏芯して回転可能に支承された主歯車9と、中間歯車11の軸心が矢印F方向へ移動することになり、固定歯車8と噛み合う中間歯車11がH方向へ回転しながら固定歯車8の周りを回動し、前記中間歯車11と噛み合う主歯車9がG方向へ回転する。
すなわち、前記回転盤14がF方向に1回転すると、主軸10は回転盤14とは逆方向のG方向に1回転することになり、主軸10は前記円運動変換手段のフレーム13に対し回転しないことになる。以上の動作によって主軸10に回転不能に支持された揉み部材受け18に取り付けた揉み部材19は回転をしないで円運動のみを行うことになる。
図7に示すようにケーシング31の取手31a部に手を入れてケーシング31が押えられ、揉み部材19が頭皮に押し付けられると、支持部材21の先端のR部21aが頭皮に軽く当たるまで圧縮コイルばね27が圧縮されて、揉み部材19の突起19aによってパッド36が頭皮に押し付けられて、前記圧縮コイルばね27による押し付け力でマッサージが行われる。
図6は頭皮の横移動可能距離の小さい患部のマッサージをする場合を示し、揉み部材19の回転運動が頭皮によって抑制されているため円運動変換手段の軸心(図8b参照)が支持部材に対して傾いて、すなわち円運動変換手段が揺動運動をして揉み部材19が頭皮上で描く円運動の実質の回転直径は円運動変換手段に傾きがないときの当該円運動回転直径(前記主軸10の偏心量の2倍)よりも小さくなっている。
以下、マッサージの際の揉み手段と円運動変換手段の挙動について図8a、図8b、図9に従って詳細に説明する。図8aは揉み手段を患部に接触させないで運転している状態を示し、この場合は揉み手段部分に抵抗がないため揉み手段は円運動変換手段の主軸10の回転直径で回転をする。
図8bは頭皮の横移動可能距離が円運動変換手段の主軸10の回転直径よりも小さい患部に対してマッサージをする状態を示し、頭皮の横移動可能距離が小さいため揉み手段の回転直径の動きが抑制されて圧縮コイルバネ27の部分が変位して円運動変換手段が傾斜、すなわち揺動運動をして頭皮上での揉み部材の実質の回転直径が小さくなる。
このようにして、個人差のある頭皮に対応して適切な回転直径と押し付け力でマッサージが行われるためマッサージの際に痛みを感じることもなく、頭皮を傷つけることもない。
頭皮の横移動可能寸法が円運動変換手段の円運動の回転直径より大きい場合は、図9に示すようにマッサージ器の軸心はほぼ垂直になっている。しかし、前記板バネ15のバネ定数は前記押し付け手段の圧縮コイルバネのバネ定数よりもはるかに小さく構成されているため、揉み部材19が頭皮に当たると板バネ15が変形して主軸10に対して揉み部材受け18に取り付けた揉み部材19が揺動をすることによって頭皮に均一に当たるように構成してある。
実際のマッサージにおいては、円運動変換手段の揺動運動と前記板バネ15の変形による揉み手段の揺動の両者によって適切なマッサージが行われる。
以下、本実施の形態を図に基づいて説明する。
図10は本実施例の断面図、図11は図10の矢印Mから見た側面図を示す。なお、説明は実施例1と異なる部分のみ符号を付けて説明する。
床の上に機枠102が設置され、機枠102には減速機を有するモーター104がボルト111によって止着され、モーター104の軸104aに止着したボス107と一体的に固着した可動支持部材103が回転可能に支持されている。前記可動支持部材103は前記モーター104によって駆動されKの範囲(約180度の角度)で反復運動をなすように構成されている。
前記可動支持部材103に成形された半円球103aの凹部には前記可動支持部材103の回転中心を挟んで所定の半径で2つの穴103bが成形され、前記それぞれの穴103bを貫通して前記実施形態1のマッサージ器101が配設されている。前記マッサージ器101は、可動支持部材103の中心近傍に止着したブラケット103cとピン107を介してアーム105が揺動可能に支持され、前記アーム105のもう一方の端には前記マッサージ器101の側面に止着されたピン104と揺動可能に係合している。
前記ピン104とピン107部でそれぞれのマッサージ器101がマッサージ器101の軸方向および可動支持部材103の法線方向に移動可能となっているため揉み部材21aが頭部の形状に応じて頭皮と均一に接触できる。前記アーム105に固着されたピン105aと可動支持部材103に成形したフック103dの間に引張りコイルバネ106が懸架され、マッサージが行われないときはマッサージ器101を控えの位置へ戻す役目をする。
前記それぞれのマッサージ器101の揉み部材19の反対側の面101aと前記可動支持部材103の側面103eとの間には、ベローズ型をした伸縮可能なシリンダー109が配設され、マッサージの際に引っ張りコイルバネ106に抗して前記マッサージ器101を頭皮へ押し付けるように構成されている。前記シリンダー109のそれぞれには配管113を経て手動エヤーポンプ112が接続され必要に応じて人力で圧縮空気が供給される。 機枠102の下部両側に設けたガイド102aに挟まれて枕110が図10において左右方向へ移動可能に設置され、前記枕110の中央は凹状部分110aが成形され、マッサージの際に首と頭部の一部を載せるように構成している。
本実施例では、2個のマッサージ器101を使用したが、数量を限定するものではない。例えば、3個のマッサージ器101を使用した場合は、反復運動の角度は120度でよい。
本実施例では、ベローズ型のシリンダー109を使用したが、環状のエヤーチューブまたは扁平の空気袋等を使用してもよい。
以下、本実施例の作動について説明する。
マッサージの際は、頭部を枕110の凹部110aに載せて頭部が揉み部材19と軽く接触するようにする。
次に、エヤーポンプ112を使用してシリンダー109に圧縮空気を供給して、マッサージ器101の支持部材21のR部21aが頭部に軽く接触するようにする。
次いで、押しボタンスイッチ(図示せず)が押されると、制御電源(図示せず)によって最初にマサージ器101が起動され回転を開始した後に、可動支持部材103を動かすモーター104に電源が投入され可動支持部材103は矢印Kの範囲で反復運動を開始する。
マッサージを開始してから所定の時間に設定されたタイマー(図示せず)がタイムアップすると全ての電源が遮断される。
本実施例では前記反復運動の回転速度を1回転/分程度としたが、個人の好みに合わせて変更できるようにするのが好ましい。
本実施例では、可動支持部材を所定の角度で反復運動をさせたが、一方向に回転させてもよい。
本実施例では、可動支持部材を減速機付きのモーターで回転させたが、揉み部材の円運動を利用して自走するようにしてもよい。
本実施例では、マッサージ器を床に設置したが、ベッド、リクライニング付き椅子等に取り付けできるようにしてもよい。また、図10を90度右回転させた状態にして椅子に固定するか、天井等から吊り下げるようにしてもよいが、身体をできるだけ横にさせてマッサージを行う方が首に負担がかからずリラックスできるので好ましい。
本発明の実施例1を示す装置の断面図である。 図1のA−A断面図を示す説明図である。 図1のB−B断面図で歯車の噛み合いと回転方向を示す説明図である。 図1のC−C断面図を示す説明図である。 図1における揉み部材を矢印Dから見た平面図である。 図1の装置を頭部に当てマッサージをしている状態を示す断面図である。 図6を矢印Eから見た側面図である。 揉み手段の円運動の直径を示す説明図である。 揉み手段が円運動に対して抑制を受けた場合の実質の円運動の直径を示す説明図である。 揉み手段が円運動に対して抑制を受けない場合のマッサージの状態を示す説明図である。 本発明の実施例2を示す装置の断面図である。 図10を矢印Mから見た側面図である。 頭皮の横移動可能距離の説明図である。
1 モーター
2 歯車
3 歯車
4 歯車
5 歯車
6 軸
7 軸
8 固定歯車
9 主歯車
10 主軸
11 中間歯車
12 中間軸
13 フレーム
14 回転盤
15 板バネ
16 ベアリング押え
17 ボルト
18 揉み部材受け
19 揉み部材
20 ベアリング
21 支持部材
22 ブッシュ
23 カバー
24 プレート
25 ボルト
26 ピン
27 圧縮コイルばね
28 スプリング受け
29 スプリング受け
30 ナット
31 ケーシング
32 スプリングリング
33 ボルト
34 止めネジ
35 ボルト
36 パッド

Claims (2)

  1. 駆動出力軸(7)を有する駆動手段(1、2、3、5、6)と、
    該駆動手段の当該モーター(1)を固着したフレーム(13)を有すると共に前記駆動出力軸(7)の回転を円運動取出機構(8、9、11、14)により円運動に変換して主軸(10)に出力する円運動変換手段と、
    前記主軸(10)に取り付けた揉み手段(19)と、を備え、
    前記円運動取出機構(8、9、11、14)が、前記フレーム(13)に回転可能に支承されると共に前記駆動出力軸(7)と同軸で、同出力軸(7)の回転が伝達される回転盤(14)を有し、
    当該回転盤(14)にはその回転中心から径方向に離れて前記主軸(10)が回転可能に設けられ、
    前記主軸(10)が前記回転盤(14)の回転中心線周りを同回転盤(14)の回転方向とは反対の方向に回動するよう同回転盤(14)の回転が主軸(10)に伝達され、且つ、当該伝達が回転盤(14)の当該回転数と主軸(10)の前記回動の当該回動数との比が1:1となる伝達とすることにより、すなわち、前記回転盤(14)が一方向に1回転すると、前記主軸(10)が回転盤(14)の回転中心回りを同回転盤(14)の回転方向とは逆方向に1回動することになり、結果、前記主軸(10)が前記フレーム(13)に対し回転しないで円運動(回転盤(14)の回転中心線周りの回動)のみを行うことにより、
    前記揉み手段(19)が前記フレーム(13)に対して回転しないで円運動のみをするようになした頭皮マッサージ器において、
    前記円運動変換手段のフレーム(13)を押し付け手段(27)を介して支持する支持手段(21)を有し、
    前記支持手段(21)による前記支持は、前記押し付け手段(27)の一端が前記フレーム(13)に、その他端が前記支持手段(21)にそれぞれ係合してなされ、
    前記押し付け手段(27)の当該押付力は、前記フレーム(13)を介して、前記揉み手段(19)からの頭皮押圧力として頭皮に作用可能とされており、
    前記揉み手段(19)で頭皮を押圧したとき、前記円運動変換手段の前記フレーム(13)が、前記押し付け手段(27)の前記押付力に抗して、前記支持手段(21)に対して前記主軸(10)軸方向に移動可能となすとともに、
    前記支持手段(21)による前記支持が、さらに、前記フレーム(13)が前記支持手段(21)に対し前記主軸(10)半径方向に移動可能になされていることにより、
    前記円運動変換手段の前記フレーム(13)が前記支持手段(21)に対し揺動可能となしたことを特徴とする頭皮マッサージ器。
  2. 記円運動取出機構(8、9、11、14)が、前記フレーム(13)に回転可能に支承されると共に前記主軸(10)と前記回転盤(14)との間に設けられた歯車群(8、9、11)を有し、
    前記歯車群(8、9、11)が前記主軸(10)を前記回転盤(14)の自転方向と逆方向に自転させつつ前記回転盤(14)の軸心を回動させることにより、
    前記主軸(10)が前記支持手段(21)に対し前記円運動のみを行い、前記揺動が生じているときの前記揉み手段(19)の頭皮側端部が描く前記円運動の直径が、同じ投影面で見て、前記揺動が生じていないときの当該直径よりも小さくなるようになしたことを特徴とする請求項1に記載の頭皮マッサージ器。
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