JP3224538U - 首もみマッサージ機 - Google Patents
首もみマッサージ機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3224538U JP3224538U JP2019003910U JP2019003910U JP3224538U JP 3224538 U JP3224538 U JP 3224538U JP 2019003910 U JP2019003910 U JP 2019003910U JP 2019003910 U JP2019003910 U JP 2019003910U JP 3224538 U JP3224538 U JP 3224538U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- massaging
- massage
- neck
- drive shaft
- ball
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000004898 kneading Methods 0.000 claims description 39
- 210000003205 muscle Anatomy 0.000 claims description 23
- 229920002725 thermoplastic elastomer Polymers 0.000 claims description 10
- 210000001991 scapula Anatomy 0.000 abstract description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 abstract description 2
- 230000003534 oscillatory effect Effects 0.000 abstract 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 20
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 9
- 239000011162 core material Substances 0.000 description 6
- 238000011282 treatment Methods 0.000 description 6
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 5
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 5
- 230000006870 function Effects 0.000 description 4
- 238000001467 acupuncture Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000806 elastomer Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 210000004237 neck muscle Anatomy 0.000 description 2
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 2
- 229920002635 polyurethane Polymers 0.000 description 2
- 239000004814 polyurethane Substances 0.000 description 2
- 238000007669 thermal treatment Methods 0.000 description 2
- DHKHKXVYLBGOIT-UHFFFAOYSA-N 1,1-Diethoxyethane Chemical compound CCOC(C)OCC DHKHKXVYLBGOIT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000011354 acetal resin Substances 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000017531 blood circulation Effects 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 210000000103 occipital bone Anatomy 0.000 description 1
- 229920000098 polyolefin Polymers 0.000 description 1
- 229920006324 polyoxymethylene Polymers 0.000 description 1
- 239000010453 quartz Substances 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N silicon dioxide Inorganic materials O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Massaging Devices (AREA)
Abstract
【課題】揉み玉の動きが単調でなく恰もマッサージ師の指圧に近い動きで被施療者の患部を揉み解すことのできる首もみマッサージ機を提供する。【解決手段】首もみマッサージ機は、基台部と、基台部に設けられた回転駆動軸22と、回転駆動軸に取り付けられていて傾いた上面45Aを有する傾斜板部44と、傾斜板部の上面45Aに軸心Jを有して立設された円柱軸部46と、円柱軸部に回動自在に軸支される軸受孔、および少なくとも肩甲挙筋を揉むために設けられた第1揉み玉を有する揺動体9と、基台部に設けられた第1係合部と、揺動体9に設けられるとともに基台部の第1係合部と遊動自在に係合して揺動体の円柱軸部回りの回転を阻止する第2係合部と、を備えている。【選択図】図6
Description
本考案は、例えば頭部や首を載せて使用される首もみマッサージ機に関するものである。
近年、身体疲労を解消するためにマッサージ施療を行なう可搬型マッサージ機が汎用されている。このようなマッサージ機としては、基台部に設けられるとともにモータなどに連結された回転駆動軸と、回転駆動軸の先端に取り付けられて回転する回転盤と、回転盤の外周部に配備されて回転駆動軸の軸心回りに公転する揉み玉とを備えて成るものが、例えば特許文献1に記載されている。このマッサージ機は、揉み玉の公転動作により、被施療者の患部を揉み解して施療するとしている。
しかしながら、上記した公報開示のマッサージ機は、回転盤に取り付けられた揉み玉が同一平面上を公転するだけなので、マッサージ動作が単調であり患部を同じ深さで擦るようにしか揉めない。すなわち、マッサージ師による指圧には程遠いものであると考えられる。
本考案は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、揉み玉の動きが単調でなく恰もマッサージ師の指圧に近い動きで被施療者の患部を揉み解すことのできる首もみマッサージ機の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係る首もみマッサージ機は、基台部と、基台部に設けられた回転駆動軸と、回転駆動軸に取り付けられていて回転駆動軸の軸心と直交する面に対して傾いた上面を有する傾斜板部と、傾斜板部の上面における回転駆動軸との偏心位置に軸心を有して立設された円柱軸部と、円柱軸部に回動自在に軸支される軸受孔、および少なくとも肩甲挙筋を揉むために設けられた第1揉み玉を有する揺動体と、基台部に設けられた第1係合部と、揺動体に設けられるとともに基台部の第1係合部と遊動自在に係合して揺動体の円柱軸部回りの回転を阻止する第2係合部と、を備えて成ることを特徴とする構成にしてある。
また、前記構成において、回転駆動軸、傾斜板部、円柱軸部、揺動体、第1係合部、および第2係合部が、基台部に左右対称に2組配置されていて、2つの揺動体の第1揉み玉が互いに左右内向きに屈曲して形成されていることを特徴とするものである。
そして、前記した各構成において、揺動体に、胸鎖乳突筋を揉むための第2揉み玉および/または僧帽筋を揉むための第3揉み玉が設けられていることを特徴とするものである。
更に、前記した各構成において、揺動体の第1揉み玉がサーモプラスチックラバーで構成されていることを特徴とするものである。ここで云うサーモプラスチックラバー(TPR)は、剛性を有する合成樹脂とゴム材との中間の性質を有する材料であり、例えばポリオレフィン系、ポリエステル系またはポリウレタン系などのエラストマーに代表される。
本考案に係る首もみマッサージ機によれば、基台部と、回転駆動軸と、傾斜板部と、円柱軸部と、揺動体と、第1係合部と、第2係合部とを備えているので、傾斜板部の軸心に対して傾いた軸心を有する円柱軸部が傾斜板部の軸心回りに周回し、円柱軸部は第1係合部および第2係合部により回転阻止された揺動体を回動自在に軸支する。従って、揺動体は傾斜板部の軸心の回りを傾いた姿勢で天地逆振り子状に周回する。このような動作を行なう揺動体により、第1揉み玉が周回動および上下動を行なうので、恰もマッサージ師による指圧のように被施療者の肩甲挙筋などを揉み解すことができる。
また、回転駆動軸、傾斜板部、円柱軸部、揺動体、第1係合部、および第2係合部が、基台部に左右対称に2組配置されていて、2つの揺動体の第1揉み玉が互いに左右内向きに屈曲して形成されているものでは、左右の第1揉み玉が被施療者の首筋の肩甲挙筋に向かって差し込むように揉み動作を行なうので、肩甲挙筋のツボを重点的に強くマッサージすることができる。
そして、揺動体に、胸鎖乳突筋を揉むための第2揉み玉、および/または僧帽筋を揉むための第3揉み玉が設けられているものでは、第1揉み玉による肩甲挙筋への施療のみならず、第2揉み玉による胸鎖乳突筋への施療および/または第3揉み玉による僧帽筋への施療を行なって、複数の揉み玉により首筋から肩回りに至る広範囲を同時に且つ繊細に揉み解すことができる。
更に、揺動体の第1揉み玉がサーモプラスチックラバーで構成されているものでは、第1揉み玉により差し込むように押圧される肩甲挙筋への押圧力がしっかりと伝えられる反面、ゴム弾性により幾分緩和されるから、被施療者は苦痛を覚えることなく快適なマッサージを受けることができる。
以下、本考案の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施形態は本考案を具体化した一例に過ぎず、本考案の技術的範囲を限定するものでない。ここに、図1は本考案の一実施形態に係る首もみマッサージ機のマッサージ機構および弾性心材を示す平面図、図2は前記マッサージ機構の正面図、図3は前記マッサージ機構の側面図である。
この実施形態に係る首もみマッサージ機1は、先ず図8に示すように、被施療者Mの頭部、首筋Nや肩Sが載せられる枕部2と、枕部2の下辺部に連結された敷シート部3と、から構成されている。前記の枕部2は、後で詳述するマッサージ機構4と、マッサージ機構4の周囲を被包した例えば発泡ポリウレタン製の弾性心材6(図1参照)と、マッサージ機構4および弾性心材6の表面を被覆した枕部カバー5と、から構成されている。前記の枕部カバー5は、弾性心材6の外側を被う本体カバー部6Aと、マッサージ機構4の駆動ユニット7A,7B(図1他参照)を被う機構カバー部4Aと、から構成されている。
この実施形態に係る首もみマッサージ機1は、先ず図8に示すように、被施療者Mの頭部、首筋Nや肩Sが載せられる枕部2と、枕部2の下辺部に連結された敷シート部3と、から構成されている。前記の枕部2は、後で詳述するマッサージ機構4と、マッサージ機構4の周囲を被包した例えば発泡ポリウレタン製の弾性心材6(図1参照)と、マッサージ機構4および弾性心材6の表面を被覆した枕部カバー5と、から構成されている。前記の枕部カバー5は、弾性心材6の外側を被う本体カバー部6Aと、マッサージ機構4の駆動ユニット7A,7B(図1他参照)を被う機構カバー部4Aと、から構成されている。
前記したマッサージ機構4は、図1〜3に示すように、箱体状に形成された基台部8と、基台部8の左右に離間配置されるとともに基台部8内の軸受に軸支されて先端が基台部8の上面に突出した回転駆動軸22,22と、基台部8の上方位置で回転駆動軸22,22の先端に取り付けられた駆動ユニット7A,7Bと、駆動ユニット7A,7B間の基台部8内に配備されていて回転駆動軸22,22と駆動連結されるモータ28と、基台部8の上面に配備された制御部34と、から主として構成されている。符号55は、モータ28の周囲を被うモータカバーである。
前記した駆動ユニット7A,7Bにおいて、後で詳述するそれぞれの、傾斜板部44、円柱軸部46、揺動体9、第1係合部53、および第2係合部10は、それらの2組が基台部8の中心に対し左右対称に配置されているが、機能はいずれも同じである。そこで、説明簡明化のために、ここでは一方の駆動ユニット7Aを説明する。この駆動ユニット7Aは、図1〜図4に示すように、回転駆動軸22に取り付けられる傾斜板部44と、傾斜板部44の上面45Aに立設された円柱軸部46と、円柱軸部46に装着された揺動体9と、基台部8の左右端部に立設されていて収容空間54を有する第1係合部53と、揺動体9に左右端部に外向きに突設された第2係合部10と、を備えている。
前記の傾斜板部44は、図4および図6にも示すように、回転駆動軸22の軸心Gと直交する底面45B(図6中の線Vと平行する面)に対して角度θぶん傾いた上面45Aを有する截頭円錐状の板部本体45と、板部本体45の上面45Aに一体に立設されていて回転駆動軸22の軸心Gとは異なる偏心位置の軸心Jを有する円柱軸部46と、から構成されている。これらの板部本体45および円柱軸部46において、軸心Gが通過する中心位置には軸心筒部43が設けられている。軸心筒部43には、上部に雌ネジ穴47が形成されるとともに下部に接続用凹部58がいずれも軸心Gと同軸心で形成されている。傾斜板部44と回転駆動軸22とは接続部59により接続される。この接続部59は、回転駆動軸22の接続用凸部22Aと、傾斜板部44の接続用凹部58と、雌ネジ穴47に螺止されるビス56と、から構成されている。
このようにして、回転駆動軸22に接続された傾斜板部44に揺動体9が装着されるとともに、第2係合部10と第1係合部53の係合により揺動体9が円柱軸部46に対して回り止めされることにより、揺動体9の傾斜周回動作および上下動作を行わせる揺動機構42が構成される。更に、揺動体9を傾斜板部44に周回自在に保持するために、傾斜板部44の円柱軸部46および揺動体9の軸受孔11よりも大径の抜け止め板49が用いられる。抜け止め板49の中央部にはビス56を操作するための貫通孔50が形成されている。抜け止め板49の外周縁近傍で円柱軸部46のビス止め穴48,48,48と対応した位置には、ビス孔51,51,51が形成されている。そこで、円柱軸部46の外周面46Aが揺動体9の軸受孔11の内周面12に摺動自在に装着され、抜け止め板49が揺動体9の段部12Aに載せられ、ビス57,57,57がビス止め穴48,48,48に螺止されて抜け止め板49を固定する。この場合、抜け止め板49上において、円柱軸部46の軸心Jと板部本体45または回転駆動軸22の軸心Gとの間は、偏心距離d(図6参照)だけ離れている。
前記の揺動体9は、円柱軸部46の外周面46Aを回動自在に軸支する軸受孔11を有している。前記の第2係合部10は、第1係合部53の収容空間54内に遊動自在に収容されて第1係合部53と係合し揺動体9の円柱軸部46回りの回転を阻止する機能を有している。揺動体9の上面9Aには、肩甲挙筋Eを主に揉むための第1揉み玉13,13Aと、胸鎖乳突筋Dを主に揉むための第2揉み玉17と、僧帽筋Fを主に揉むための第3揉み玉18A,18とが立設されている。この場合、第1揉み玉13Aよりも外側に配置された第1揉み玉13は、例えばポリエステル系エラストマー(サーモプラスチックラバーの例)を材料として成形されている。そして、この第1揉み玉13は、揺動体9の上面9Aに立設された立上部14の先端に装着されビス19で固定される。尚、立上部14の先端は揺動体9の左右内向きに屈曲して形成されている。加えて、立上部14の先端の向きは軸受孔11の接線とほぼ平行する向きにされている。すなわち、駆動ユニット7A,7Bの第1揉み玉13,13は、互いに左右内向きに屈曲するとともに回動駆動軸22,22間のほぼ中間位置を指向する向きにされており、肩甲挙筋を含む頸椎の側面を広範囲にわたって効果的にマッサージするようになっている。また、外側の第3揉み玉18内には、例えばPTCヒータ素子から成るヒータ41が内蔵され、配線35を介してヒータ駆動回路40と接続されている。
因みに、外側の第3揉み玉18は肩甲骨の上部を広範囲に強く押すように設計された硬くて大きな揉み玉であり例えばアセタール樹脂で構成されている。内側の第3揉み玉18Aは肩を覆った筋肉を最適な深さでマッサージするように配置された小さな揉み玉であり例えばサーモプラスチックラバーで構成されている。第2揉み玉17は鎖骨から首筋のラインに沿って摩擦が起きないように軸受孔11間近の内側位置に配置された小さな揉み玉であり例えばサーモプラスチックラバーで構成されている。内側の第1揉み玉13Aは肩甲挙筋を含む頸椎の側面をマッサージしやすいように配置された小回りの利く小さな揉み玉であり例えばサーモプラスチックラバーで構成されている。
そして、マッサージ機構4の駆動系統は、図5および図6に示すように、モータ28から左右に延在するウォーム付きのモータ駆動軸29と、モータ駆動軸29のウォームと噛合するウォーム歯車30と、軸27を介してウォーム歯車30と一体に形成された平歯車31と、平歯車31と噛合してモータ駆動軸29の回転を減速する平歯車32と、平歯車32の枢軸である回転駆動軸22と、から構成されている。回転駆動軸22の先端は、平面視で長方形状の接続用凸部22Aに形成されている。この回転駆動軸22の接続用凸部22Aは、傾斜板部44の底面で軸心Gの位置に設けられた接続用凹部58と係合する。そして、回転駆動軸22および軸27は基台部8内の所定位置に設置された軸受(図6中で符号付け省略)に回動自在に軸支されている。尚、モータ28の左右のモータ駆動軸29,29に形成されたウォームは、互いに逆向きに螺刻されているので、結果として左右の傾斜板部44,44は互いに逆向きに回転するようになっている。
前記した制御部34は、図7に示すように、例えば中央演算処理ユニットCPU、メモリ回路、およびクオーツ付きクロック回路などで構成される制御器36と、AD変換器25から配線33を介して供給された12V直流電源を例えば5Vに降圧して制御器36に供給する降圧回路38と、AD変換器25からの12V直流電源を制御器36からの指令信号に基づき出力調整してモータ28に供給するモータ駆動回路39と、前記12V直流電源を制御器36からの指令信号に基づき出力調整して左右のヒータ41,41に供給するヒータ駆動回路40と、から構成されている。前記のモータ駆動回路39は制御器36からの指令信号により直流電源を出力してモータ28を正転または逆転方向に回転駆動させるようになっている。
そして、制御器36の信号入力側には、モータ28やヒータ41,41への電源を供給・停止させるためのリモコン26が接続されている。また、制御器36は電源供給回路37を備えている。この電源供給回路37は、リモコン26の各スイッチがONにされたときにモータ28およびヒータ41,41に電力を供給するようにモータ駆動回路39およびヒータ駆動回路40に向けて指令信号を出力する。また、前記の制御器36は、首もみマッサージ機1の使用時間が所定時間に達したときに自動的に運転を停止させるためのタイマ機能も有している。このタイマ機能は、連続マッサージ施療時間として例えば15分間程度に設定されている。
上記のように構成されたマッサージ機1の作用を次に説明する。使用に際して、マッサージ機1は、図8(a)に示すように、枕部2が機構カバー部4Aを上向きにして配置され敷シート部3が床上に広げられ、配線15を介してAD変換器25とつながるプラグ16が商用電源のコンセントに接続される。続いて、被施療者Mは敷シート部3上に背中Bを載せ、枕部2上に首筋Nを載せた姿勢になる。
そこで、施療者Mがリモコン26の電源スイッチを入れ、正転スイッチをONにする。これにより、制御器36は制御指令信号をモータ駆動回路39に送り、モータ駆動回路39は制御器36からの制御指令信号に基づいて出力調整した電源をモータ28に給電してモータ駆動軸29,29を回転させる。そして、モータ駆動軸29,29の回転は左右のウォーム歯車30,30から駆動系統を伝わり、回転駆動軸22,22を軸心G,G回りに互いに反対の方向(図6中の矢印Pの方向)に回転させる。これによって、左右の傾斜板部44,44が互いに反対の方向に回転する。すると、抜け止め板49において軸心Gから最も遠い点Kは、傾斜板部44の回転に伴って軌跡線L上を公転する(図1参照)。
一方、傾斜板部44の回転により円柱軸部46は傾いたまま軸心G回りに回転するので、抜け止め板49における円柱軸部46の軸心Jは、傾斜板部44の回転に伴って軌跡線H上を公転し(図1参照)、図6中の矢印Qで示すような天地逆態様の振り子周回運動を行なう。このとき、揺動体9は自身の回転が第1係合部53と第2係合部10の係合により規制されているので、傾いて回転する円柱軸部46の外周面が軸受孔11の内周面12を摺動する結果、揺動体9自体は、ビス56の頭部辺りを周回中心とする軸心Jの振り子周回運動に対応して、傾いたまま軸心G回りに周回する。従って、揺動体9上にある種々の揉み玉13,13A,17,18,18Aは、軸心Gから設置位置までのそれぞれの距離に応じて周回径が異なるが、いずれも軌跡線Hより大径の傾斜周回動作を行なうとともに上下動も行なうのである。
このように傾斜周回動作および上下動を同時に行なう各揺動体9の第1揉み玉13,13Aが被施療者Mの頸椎から肩甲骨の上部までマッサージすることで肩甲挙筋E(図8(b)参照)などに作用する。また、第2揉み玉17が鎖骨から首筋にかけてマッサージすることで胸鎖乳突筋Dなどに作用し、第3揉み玉18,18Aが後頭骨から首Nの周りにかけてマッサージすることで僧帽筋Fなどに作用して肩Sのコリも解消させる。すなわち、第1揉み玉13,13A、第2揉み玉17および第3揉み玉18,18Aが、揺動体9の動きに伴って、恰もマッサージ師が指圧により被施療者Mの筋肉を揉み解すような傾斜周回および上下動の組合せ動作を行なうので、マッサージ効果が極めて高く、10個の揉み玉により首筋から肩回りに至る広範囲を同時に且つ繊細に揉み解すことができる。
特に、対向する2つの第1揉み玉13,13は互いに左右内向きに屈曲して形成されているので、第1揉み玉13,13が被施療者Mの首N周りの肩甲挙筋E,Eに向かって差し込むような揉み動作を行なう。従って、肩甲挙筋E,Eのツボを重点的に強くマッサージすることができ、このように屈曲した第1揉み玉13,13の存在は試験者の評判が極めて好評であった。
更に、揺動体9の第1揉み玉13はサーモプラスチックラバーで構成されているので、第1揉み玉13により差し込むように押圧される肩甲挙筋Eへの押圧力がしっかりと伝えられる反面、ゴム弾性により若干緩和されるから、被施療者Mは苦痛を覚えることなく快適なマッサージを受けることができる。
他方で、温熱施療を行なう場合、被施療者Mはリモコン26のヒータスイッチをONにする。これにより、制御器36が制御指令信号をヒータ駆動回路40に送り、ヒータ駆動回路40は制御器36からの制御指令信号に基づいて出力調整した電源をヒータ41,41に給電して左右の第3揉み玉18,18を昇温させる。但し、このような温熱施療はモータ28を停止させた状態で行なうことが望ましく、施療時間も長すぎるのは好ましくない。上記したような種々のマッサージ施療により、被施療者Mの筋肉の凝りが解されて、疲労回復、血行促進が図られるのである。
尚、上記の実施形態では、左右内向きに屈曲した立上部14を揺動体9上に形成し、その立上部14に第1揉み玉13を装着させたものを例示したが、本考案はそれに限定されるものでない。前記の立上部14および第1揉み玉13に替えて、例えば図9に示したように、揺動体9の上面9Aに直立した第1揉み玉13aが形成された駆動ユニット7Aaも本考案に含まれる。
このような左右の駆動ユニット7Aa,7Ba(7Baは図示省略)を用いた首もみマッサージ機であっても、各揺動体9の揉み玉13a,13A、17,18,18Aが傾斜周回動作および上下動を同時に行なうので、被施療者Mの首筋から肩回りあたりの広範囲をマッサージ効果良く揉み解すことができる。そして、この構成において、第1揉み玉13aを中空状に形成しておけば、中空内にヒータ41を配備することも可能である。
このような左右の駆動ユニット7Aa,7Ba(7Baは図示省略)を用いた首もみマッサージ機であっても、各揺動体9の揉み玉13a,13A、17,18,18Aが傾斜周回動作および上下動を同時に行なうので、被施療者Mの首筋から肩回りあたりの広範囲をマッサージ効果良く揉み解すことができる。そして、この構成において、第1揉み玉13aを中空状に形成しておけば、中空内にヒータ41を配備することも可能である。
また、上記した各実施形態では、第2揉み玉17および第3揉み玉18,18Aを有する揺動体9を用いた例を示したが、第2揉み玉17または第3揉み玉18,18Aを持たない揺動体を用いたものも、本考案に含まれる。
本考案は、上記した実施の形態に限定されるものではない。すなわち、本考案の分野における通常の知識を有する者であれば想到し得る、各種変形、修正を含む、本考案の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても、本考案に含まれることは言うまでもない。
1 首もみマッサージ機
4 マッサージ機構
7A,7B,7Aa 駆動ユニット
8 基台部
9 揺動体
9A 上面
10 第2係合部
11 軸受孔
12 内周面
13,13A,13a 第1揉み玉
14 立上部
17 第2揉み玉
18,18A 第3揉み玉
22 回転駆動軸
22A 接続用凸部
28 モータ
29 モータ駆動軸
44 傾斜板部
45A 上面
46 円柱軸部
46A 外周面
53 第1係合部
54 収容空間
58 接続用凹部
D 胸鎖乳突筋
E 肩甲挙筋
F 僧帽筋
G 軸心
J 軸心
V 線
θ 角度
4 マッサージ機構
7A,7B,7Aa 駆動ユニット
8 基台部
9 揺動体
9A 上面
10 第2係合部
11 軸受孔
12 内周面
13,13A,13a 第1揉み玉
14 立上部
17 第2揉み玉
18,18A 第3揉み玉
22 回転駆動軸
22A 接続用凸部
28 モータ
29 モータ駆動軸
44 傾斜板部
45A 上面
46 円柱軸部
46A 外周面
53 第1係合部
54 収容空間
58 接続用凹部
D 胸鎖乳突筋
E 肩甲挙筋
F 僧帽筋
G 軸心
J 軸心
V 線
θ 角度
Claims (4)
- 基台部と、
前記基台部に設けられた回転駆動軸と、
前記回転駆動軸に取り付けられていて前記回転駆動軸の軸心と直交する面に対して傾いた上面を有する傾斜板部と、
前記傾斜板部の上面における前記回転駆動軸との偏心位置に軸心を有して立設された円柱軸部と、
前記円柱軸部に回動自在に軸支される軸受孔、および少なくとも肩甲挙筋を揉むために設けられた第1揉み玉を有する揺動体と、
前記基台部に設けられた第1係合部と、
前記揺動体に設けられるとともに前記基台部の第1係合部と遊動自在に係合して前記揺動体の前記円柱軸部回りの回転を阻止する第2係合部と、
を備えて成ることを特徴とする首もみマッサージ機。 - 前記回転駆動軸、前記傾斜板部、前記円柱軸部、前記揺動体、前記第1係合部、および前記第2係合部が、前記基台部に左右対称に2組配置されていて、2つの前記揺動体の第1揉み玉が互いに左右内向きに屈曲して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の首もみマッサージ機。
- 前記揺動体に、胸鎖乳突筋を揉むための第2揉み玉および/または僧帽筋を揉むための第3揉み玉が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の首もみマッサージ機。
- 前記揺動体の第1揉み玉がサーモプラスチックラバーで構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の首もみマッサージ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019003910U JP3224538U (ja) | 2019-10-15 | 2019-10-15 | 首もみマッサージ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019003910U JP3224538U (ja) | 2019-10-15 | 2019-10-15 | 首もみマッサージ機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3224538U true JP3224538U (ja) | 2019-12-26 |
Family
ID=69061997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019003910U Active JP3224538U (ja) | 2019-10-15 | 2019-10-15 | 首もみマッサージ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3224538U (ja) |
-
2019
- 2019-10-15 JP JP2019003910U patent/JP3224538U/ja active Active
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20090281468A1 (en) | Medication head-massaging healthcare and therapy apparatus | |
CN107530222B (zh) | 按摩器 | |
KR20060038943A (ko) | 하지용 마사지 장치 | |
JP2020505103A (ja) | 枕 | |
CN104856868B (zh) | 一种脚底按摩装置 | |
US20080183114A1 (en) | Massage Apparatus | |
JP3224538U (ja) | 首もみマッサージ機 | |
JP6723560B2 (ja) | マッサージ機 | |
KR20170068080A (ko) | 베개형 마사지장치 | |
KR100406996B1 (ko) | 허리 요동 기구 | |
JP2013121534A (ja) | 頭皮マッサージ器 | |
JP2018064808A (ja) | マッサージ装置 | |
CN204521544U (zh) | 一种脚底按摩装置 | |
TWI473609B (zh) | 穴位按摩器 | |
KR102211882B1 (ko) | 볼지압구가 구비된 안마기 | |
JP3167895U (ja) | 指圧突起付き回転体およびこの指圧突起付き回転体を備えたマッサージ器 | |
KR102513239B1 (ko) | 눈 마사지기 | |
JPH0617731U (ja) | 携帯用振動指圧マッサージ機 | |
JP7360145B2 (ja) | マッサージ装置及びクッション | |
CN211750892U (zh) | 小型便携式离心揉压器 | |
JP7520374B2 (ja) | マッサージ装置 | |
US20230225934A1 (en) | Neck and Upper Back Massage Device | |
KR200373068Y1 (ko) | 치료용의 국부 지압 마사지기 | |
CN219148460U (zh) | 一种具有穴位按摩功能的颈部保健装置 | |
JP2001314463A (ja) | 携帯用挟持マッサージ機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3224538 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |