JP2013121534A - 頭皮マッサージ器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】駆動手段の回転運動を円運動として出力する円運動変換手段の出力軸に取り付けた揉み手段が回転しないで円運動をするようになしたマッサージ器において、前記駆動手段と円運動変換手段とを一体的に構成し、前記揉み手段の近傍に配設され前記駆動手段と円運動変換手段を支持する支持手段21と、前記円運動変換手段と前記支持部材とのそれぞれと係合する押し付け手段とを有し、前記揉み手段を押圧したとき前記円運動変換手段が前記押し付け手段に抗して前記支持手段に対して移動可能となるように構成している。
【選択図】図1
Description
例えば、揉み手段の回転直径が5〜8mmと小さいと、ほとんどの人がマッサージに物足りなさを感たり頭皮の赤みの変化も小さかった。
揉み手段の回転直径が20mmを超えると、痛みを感じたり頭皮の赤みの変化が大きく不安を感じることがあった。
前記直径が18mmのときは前記同様に、やや不安を感じた。
マッサージの際、頭皮に痛みを感じたり異常な赤みが発生する場合は、揉み手段によって頭皮を無理やり動かしているか、揉み手段と頭皮の間で摩擦が発生しているためと考えられる。
前記駆動手段と円運動変換手段とを一体的に構成し、前記揉み手段の近傍に配設され前記駆動手段と円運動変換手段を支持する支持手段と、前記円運動変換手段と前記支持手段とのそれぞれと係合する押し付け手段とを有し、前記揉み手段を押圧したとき円運動変換手段が前記支持手段に対して前記押し付け手段に抗して移動可能となるように構成している。
したがって、頭皮の弾力性の個人差に対応して積極的に頭皮を動かすことが可能となるため痛みを感じず、頭皮を傷つけることなく安全にマッサージを行うことができる。
図1は本発明の一実施例の断面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1のB−B断面図で歯車の噛み合いと回転方向を示す説明図、図4は図1のC−C断面図、図5は図1における揉み部材を矢印Dから見た平面図である。
図6は 図1の装置を頭部に当てマッサージをしている状態を示す断面図、図7は図6を矢印Eから見た側面図である。
図8aは揉み手段の円運動の直径を示す説明図、図8bは揉み手段が円運動に対して抑制を受けた場合の実質の円運動の直径を示す説明図、図9は揉み手段が円運動に対して抑制を受けない場合のマッサージの状態を示す説明図である。
本実施例は、駆動手段、円運動変換手段、揉み手段、押し付け手段、支持手段から構成されており順に説明する。
モーター1がフレーム13にボルト35で固着され、前記モーター1の軸1aに歯車2が止着されている。前記歯車2と噛み合う歯車3と一体的に構成された歯車4がフレーム13に止着された軸6に回転可能に配設されている。前記歯車4と噛み合う歯車5がフレーム13に回転可能に配設された軸7に圧入によって固着され、前記軸7の先端には面取り7a部が成形されている。前記歯車の組合せによって前記モーター1の回転数が所定の減速比で軸7に出力される。
前記駆動手段の軸7と同軸でフレーム13にベアリング押え16で固定されたベアリング20を介して回転可能に回転盤14が支承され、前記回転盤14の中心に形成した半月状の穴14aと前記駆動手段の軸7の先端の面取り部7aが回転不能に係合している。
前記フレーム13には前記軸7と同軸で一体的に固定歯車8が配設され、前記固定歯車8の中心を軸7が所定の隙間をもって貫通している。
前記回転盤14には、その中心から所定の間隔(この間隔の2倍が揉み部材の円運動の直径となる)離れた位置にあるブッシュ22a、22bを介して回転可能に主軸10が配設され、前記主軸10の一端には主歯車9が止着されている。
前記固定歯車8と主歯車9の歯数比は1:1に構成され、固定歯車8と主歯車9のそれぞれと係合する中間歯車11が、回転盤14に支承した中間軸12に回転可能に配設されている。前記駆動手段の軸7の回転を入力として、主軸10に円運動として出力されフレーム13に対して回転をしない。
本実施例では、駆動手段と円運動変換手段のフレーム13を一体としたが、別体で構成してもよい。
本実施例では、円運動変換手段を歯車伝動で構成したが、構造を限定するものではない。
本実施例では、円運動変換手段の回転直径を16mm、円運動の回数を100回/分としたが、揉み手段の回転直径は10〜16mm、円運動の回数は60〜150回/分の範囲が好ましい。
前記主軸10のもう一方の端には、Y型をした板バネ15と一体に構成されたボス部15aが止めネジ34で止着されている。前記Y型をした板バネ15の夫々の端は揉み部材受け18にボルト33によって止着され、前記ボス15aの先端はR球に成形され揉み部材受け18の中心に成形された凹部18aと係合してスラスト方向の力を受ける。前記板バネ15の変形によって揉み部材受け18は主軸10に対して所定の角度揺動可能となっている。
前記揉み部材19には、先端が半球状からなる複数個の突起19aが形成され、マッサージの際に頭皮と係合する。前記突起19aは根元が先端より大きいテーパー状とし、先端は半径1mmから2mmの半球状とするのが好ましい。
なお、本実施形態では、突起19aの高さが6mm、先端は半径1.5mmの半球状としている。前記揉み部材の材質は、弾性のあるシリコンゴム、プラスチック等の材料が好ましい。
前記揉み部材19の外径とほぼ同径のガーゼ、不織布または化粧紙等の柔らかいものを複数枚重ねて作られたパッド36を被せて、マッサージの際に頭皮からでる脂の吸着と、より手の平でマッサージする感覚が得られる。また、支持部材21と揉み部材19の全体を覆うように着脱可能な凹状のキャップ(図示せず)を被せてマッサージを行うことによって衛生面の配慮ができる。
前記円運動変換手段のフレーム13に設けたフランジ部13bには複数個の穴13a(本実施形態では3個)が成形され、前記穴13aのそれぞれと摺動自在に係合するにピン26が貫通し、前記ピン26の一端はリング状のプレート24にカシメ26aによって固着され、前記ピン26の他端には、プレート24から所定の間隔でナット30が2重で止着されている。
前記それぞれのピン26には、前記フレーム13のフランジ部13bと前記ナット30の間に両端にスプリング受け28、29を介して圧縮コイルばね27が所定の圧縮力で装着され、フレーム13のフランジ部13bをプレート24に押し付けている。
前記穴13aはフランジ13bがピン26に対して揺動(傾斜したり横方向へ所定の範囲自由に動ける)できるように、余裕をもった穴径としてある。
前記プレート24の外周近傍は支持部材21とケーシング31の間に挟まれボルト25によって止着されている。
前記押し付け手段で頭皮を押し付ける適切な力は、本実施形態では800g程度としているが、心地よく感じる力には個人差があるが500〜1500gに設定するのが好ましい。
前記リング状のプレート24の中心には穴24aが成形され、前記穴24aをフレーム13が貫通し、穴24aと前記フレーム13の外周の隙間はフレーム13が揺動するときに当たらない十分な隙間をもっている。
前記筒状の支持部材21は揉み部材19を囲うように構成され、支持部材21の内径は内部で揉み部材19が円運動できるに十分な隙間を有し、その一端のR部21aがマッサージの際に患部と係合する。
本実施形態では、支持手段を円筒状としたが、複数個の脚を揉み手段の円運動の外周近傍に配設したものであってもよい。
ケーシング31の上部には、マッサージの際に手が入るように取手31aが成形されている。
モーター1に電源(図示せず)が投入されモーター1の軸1aに止着された歯車2が回転して歯車3、4、5を経由して所定の減速比で軸7が回転すると、回転盤14が図3において矢印F方向へ回転する。つぎに回転盤14上に偏芯して回転可能に支承された主歯車10と、中間歯車11の軸心が矢印F方向へ移動することになり、固定歯車8と噛み合う中間歯車11がH方向へ回転しながら固定歯車8の周りを回動し、前記中間歯車11と噛み合う主歯車10がG方向へ回転する。
このようにして、個人差のある頭皮に対応して適切な回転直径と押し付け力でマッサージが行われるためマッサージの際に痛みを感じることもなく、頭皮を傷つけることもない。
実際のマッサージにおいては、円運動変換手段の揺動運動と前記板バネ15の変形による揉み手段の揺動の両者によって適切なマッサージが行われる。
図10は本実施例の断面図、図11は図10の矢印Mから見た側面図を示す。なお、説明は実施例1と異なる部分のみ符号を付けて説明する。
床の上に機枠102が設置され、機枠102には減速機を有するモーター104がボルト111によって止着され、モーター104の軸104aに止着したボス107と一体的に固着した可動支持部材103が回転可能に支持されている。前記可動支持部材103は前記モーター104によって駆動されKの範囲(約180度の角度)で反復運動をなすように構成されている。
本実施例では、ベローズ型のシリンダー109を使用したが、環状のエヤーチューブまたは扁平の空気袋等を使用してもよい。
マッサージの際は、頭部を枕110の凹部110aに載せて頭部が揉み部材19と軽く接触するようにする。
次に、エヤーポンプ112を使用してシリンダー109に圧縮空気を供給して、マッサージ器101の支持部材21のR部21aが頭部に軽く接触するようにする。
次いで、押しボタンスイッチ(図示せず)が押されると、制御電源(図示せず)によって最初にマサージ器101が起動され回転を開始した後に、可動支持部材103を動かすモーター104に電源が投入され可動支持部材103は矢印Kの範囲で反復運動を開始する。
マッサージを開始してから所定の時間に設定されたタイマー(図示せず)がタイムアップすると全ての電源が遮断される。
本実施例では、可動支持部材を所定の角度で反復運動をさせたが、一方向に回転させてもよい。
本実施例では、可動支持部材を減速機付きのモーターで回転させたが、揉み部材の円運動を利用して自走するようにしてもよい。
本実施例では、マッサージ器を床に設置したが、ベッド、リクライニング付き椅子等に取り付けできるようにしてもよい。また、図10を90度右回転させた状態にして椅子に固定するか、天井等から吊り下げるようにしてもよいが、身体をできるだけ横にさせてマッサージを行う方が首に負担がかからずリラックスできるので好ましい。
2 歯車
3 歯車
4 歯車
5 歯車
6 軸
7 軸
8 固定歯車
9 主歯車
10 主軸
11 中間歯車
12 中間軸
13 フレーム
14 回転盤
15 板バネ
16 ベアリング押え
17 ボルト
18 揉み部材受け
19 揉み部材
20 ベアリング
21 支持部材
22 ブッシュ
23 カバー
24 プレート
25 ボルト
26 ピン
27 圧縮コイルばね
28 スプリング受け
29 スプリング受け
30 ナット
31 ケーシング
32 スプリングリング
33 ボルト
34 止めネジ
35 ボルト
36 パッド
Claims (2)
- 駆動手段の回転運動を円運動として出力する円運動変換手段の出力軸に取り付けた揉み手段が回転しないで円運動をするようになしたマッサージ器において、前記駆動手段と円運動変換手段とを一体的に構成し、前記揉み手段の近傍に配設され前記駆動手段と前記円運動変換手段を支持する支持手段と、前記円運動変換手段と前記支持手段との夫々と係合する押し付け手段とを有し、前記揉み手段を押圧したとき前記円運動変換手段が前記押し付け手段に抗して前記支持手段に対して移動可能となすとともに、前記円運動変換手段が前記支持手段に対して揺動可能となしたことを特徴とする頭皮マッサージ器。
- 前記揉み手段の円運動の回転直径に対して抑制力が作用したとき、前記円運動変換手段が前記支持手段に対して揺動して前記揉み手段の実質的な回転直径が小さくなるようになしたことを特徴とする請求項1に記載の頭皮マッサージ器。
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