JP2011124756A - 波長多重光通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品コスト及び消費電力の低減や、高精度なトランスポンダ部の光出力レベル制御を行い、高信頼かつ低コスト化を実現する。
【解決手段】トランスポンダ部3は、光信号を発光するLD部12と、LD部12により発光された光信号を光増幅するSOA部13と、SOA部13により光増幅された光信号から波長及び光レベルを検出する波長検出部14と、波長検出部14により検出された波長及び光レベルに基づいて、LD部12及びSOA部13を制御する制御部16と、SOA部13により光増幅された光信号を光合分波器2に送信する外部変調器15とを備え、光合分波器2は、波長検出部14により検出された光信号の波長及び光レベルに基づいて、外部変調器15から送信された光信号を透過または遮断するON/OFF機能部8と、ON/OFF機能部8を透過した光信号を合波して伝送路に送信するADD部7とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、光信号を送受信する複数のトランスポンダ部と、複数のトランスポンダ部から送信された光信号を合波して伝送路に送信し、伝送路から受信した波長多重光信号を分波して対応するトランスポンダ部に送信する光合分波器とを備えた波長多重光通信装置に関するものである。
従来の波長多重光通信システムでは、光信号を送受信するための媒体である光ファイバ1本に対して異なる複数の波長の光信号を多重して送受信する方式を用いており、伝送容量を飛躍的に増大できる通信装置として開発・実用化されている。
この波長多重光通信システムでは、複数の波長多重光通信装置(ノード)が光ファイバによって接続され、ノードが1対1で接続されるPoint−to− Point構成または複数のノードをリニア型に接続あるいはリング型に接続される構成から成り立っている。
この波長多重光通信装置は、その構成要素として、複数の異なる波長の光信号を合分波するO−ADM(Optical Add-Drop Multiplexer)部、下流からの信号を任意の波長の光信号に設定可能なトランスポンダ部及びトランスポンダ部の光出力レベル調整を行う可変減衰部が信号波長数に応じて配置されている。また、長距離伝送を実現するため、伝送路またはO−ADM部で発生した光損失を補完する光増幅器等も配置されている。
ここで、高密度な波長多重光伝送を行う場合、あるトランスポンダ部から送信された光信号が他のトランスポンダ部から送信された光信号の伝送特性に影響を与えないようにするため、クロストーク(crosstalk:漏話)量が小さくなるように管理する必要がある。そのため、トランスポンダ部では高精度の波長設定及び波長安定度を実現し、可変減衰部ではトランスポンダ部の光出力レベルを一定に維持する必要がある。
また、トランスポンダ部の起動/停止を切り替える場合あるいは別の波長へ設定変更する場合に生じる過渡的な光出力レベル変動を抑制する必要がある。
そのため、従来の波長多重光通信装置では、トランスポンダ部の送信制御部で光信号の波長を安定させて送信し、その送信制御部の光出力レベルに応じて可変減衰部を駆動させて、どの状態においても常に一定となるように制御を行っている。
例えば、特許文献1に開示される波長多重光通信システムでは、フォトディテクタと光減衰器を用いた光出力レベル制御方法に対して、精度の高い光レベル調整を実現する手法を用いている。
特開2006−101470号公報
しかしながら、特許文献1に開示される従来の波長多重光通信装置で用いている光出力レベル制御方法では、光レベル調整を高速かつ高精度で制御するため、制御シーケンスが複雑になるという課題があった。
また、波長多重光通信システムでは、広域なネットワークサービスを実現するために、さらなる長距離化、接続ノード数の増加、波長多重の高密度化が加速される傾向にある。そのため、各ノードでは、装置の起動/停止といった状態の変化や波長の設定変更が発生した場合に生じる光レベルの過渡変動が次段に蓄積されることにより、隣接波長の光信号へのクロストーク量が増加して伝送特性を劣化させる要因になるといった課題もあった。
さらに、波長多重光通信装置での波長数が増加した場合には、トランスポンダ部の数だけでなく可変減衰部の数も増加することになり、部品点数の増加や部品コスト、部品故障率及び消費電力が増大するという課題もあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、部品コスト及び消費電力の低減や、高精度なトランスポンダ部の光出力レベル制御を行うことで高信頼かつ低コスト化を実現することができる波長多重光通信装置を提供することを目的としている。
この発明に係る波長多重光通信装置は、光信号を送受信する複数のトランスポンダ部と、複数のトランスポンダ部から送信された光信号を合波して伝送路に送信し、伝送路から受信した波長多重光信号を分波して対応するトランスポンダ部に送信する光合分波器とを備え、トランスポンダ部は、光信号を発光する発光部と、発光部により発光された光信号を光増幅する光増幅器と、光増幅器により光増幅された光信号から波長及び光レベルを検出する波長検出部と、波長検出部により検出された波長及び光レベルに基づいて、発光部及び光増幅器を制御する制御部と、光増幅器により光増幅された光信号を光合分波器に送信する送信部とを備え、光合分波器は、波長検出部により検出された光信号の波長及び光レベルに基づいて、送信部から送信された光信号を透過または遮断するON/OFF機能部と、ON/OFF機能部を透過した光信号を合波して伝送路に送信するADD部とを備えるものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、トランスポンダ部内で発光部及び光増幅器を直接制御することで、簡潔な制御シーケンスで光出力レベル制御することができ、また、可変減衰部が不要となるため、部品点数を削減することができ、部品コストや部品故障率を低減させて、消費電力を抑制することができる。
この発明の実施の形態1に係る波長多重光通信装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る波長多重光通信装置の送信動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る波長多重光通信装置の受信動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1における制御部の動作モードを説明する図である。 この発明の実施の形態1におけるON/OFF機能部の動作モードを説明する図である。 この発明の実施の形態1におけるO−ADM部及びトランスポンダ部の光出力レベルの変化を示すタイムチャートである。 この発明の実施の形態2における制御部の動作モードを説明する図である。 この発明の実施の形態2におけるON/OFF機能部の動作モードを説明する図である。 この発明の実施の形態2におけるO−ADM部及びトランスポンダ部の光出力レベルの変化を示すタイムチャートである。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る波長多重光通信装置1の構成を示す図である。
波長多重光通信装置1は、図1に示すように、O−ADM部(光合分波器)2及び複数のトランスポンダ部3から構成される。また、波長多重光通信装置1の外部には、トランスポンダ部3との間で信号の送受信を行う下流装置4及び波長多重光通信装置1の動作を監視・制御する監視制御部5が設けられている。
O−ADM部2は、各トランスポンダ部3から送信された各波長の光信号を合波して波長多重光信号を生成して伝送路に送信し、また、伝送路から送信された波長多重光信号を各波長の光信号に分波して対応するトランスポンダ部3に送信するものである。このO−ADM部2は、DROP部6、ADD部7、ON/OFF機能部8及び制御方式切替部9から構成される。
DROP部6は、伝送路から送信された波長多重光信号を各波長の光信号に分波して、対応するトランスポンダ部3に送信するものである。
ADD部7は、各トランスポンダ部3からON/OFF機能部8を介して送信された各波長の光信号を合波して波長多重光信号を生成して、伝送路に送信するものである。
ON/OFF機能部8は、トランスポンダ部3とADD部7との間に設けられ、トランスポンダ部3から送信された各波長の光信号を透過(ON)または遮断(OFF)するものである。このON/OFF機能部8は、制御方式切替部9から光信号を透過させる(ONモードに切り替える)ことを示すON/OFF制御信号を受信した場合には、この光信号を透過する。
制御方式切替部9は、トランスポンダ部3の後述する波長検出部14から制御部16及び監視制御部5を介して送信された、光信号の波長が安定しているかを示す波長安定信号に基づいて、ON/OFF機能部8の動作モードを切り替えるものである。この制御方式切替部9により切り替えられた動作モードを示すON/OFF制御信号はON/OFF機能部8に送信される。
トランスポンダ部3は、下流装置4から送信された信号を特定の波長の光信号に変換してO−ADM部2に送信し、また、O−ADM部2から送信された光信号を下流装置4に対応する信号に変換して送信するものである。このトランスポンダ部3は、送信制御部10及び受信制御部11から構成される。
送信制御部10は、下流装置4から送信された信号を特定の波長に変換し、O−ADM部2のADD部7に送信するものであり、LD(Laser Diode)部(発光部)12、SOA(Semiconductor Optical Amplifier)部(光増幅器)13、波長検出部14、外部変調器(送信部)15及び制御部16から構成される。
LD部12は、制御部16による制御に従い、下流装置4から送信された信号に応じて、監視制御部5により設定された波長の光信号を発光するものである。このLD部12では、光信号としてCW(Continuous Wave)光を発光する。このLD部12により発光された光信号はSOA部13に送信される。
SOA部13は、制御部16による制御に従い、LD部12から送信された光信号を光増幅させるものである。このSOA部13により光増幅された光信号は波長検出部14に送信される。
なお、一般的にLD部12及びSOA部13は1チップ構成で実現される。
波長検出部14は、SOA部13から送信された光信号から波長及び光レベルを検出するものであり、エタロンフィルタ等の波長検出素子とフォトディテクタ等からなる波長ロッカ(Wavelength Locker)により構成される。この波長検出部14により検出された光レベルを示す信号は制御部16に送信され、また、光信号は外部変調器15に送信される。
また、波長検出部14は、検出した光信号の波長と監視制御部5により設定された波長とから波長ずれを算出して、この波長ずれを示す信号を制御部16に送信する。さらに、波長検出部14では、光信号の波長が設定された波長として安定しているかを監視し、波長が安定領域に入っていると判断した場合には、この旨を示す波長安定信号を制御部16及びO−ADM部2の制御方式切替部9に送信する。
制御部16は、監視制御部5から送信された、設定した波長の光信号を発光することを示す発光指示信号に従い、LD部12を発光させ、波長検出部14により算出された光信号の波長ずれに基づいて、LD部12内部のチップ温度を微調整して、所望の波長になるように高精度に制御するものである。また、制御部16は、波長検出部14から送信された光信号の光レベルに基づいて、SOA部13の光増幅量を制御する。
なお、この制御部16は、トランスポンダ部3の運用状態に応じて動作モードを切り替え、SOA部13に対する制御を変更する。
外部変調器15は、波長検出部14から送信された光信号を所望の信号レートで変調して、O−ADM部2のON/OFF機能部8に送信するものである。
受信制御部11は、O−ADM部2のDROP部6から送信された光信号を下流装置4に対応する信号に変換して、下流装置4に送信するものである。
次に、上記のように構成される波長多重光通信装置1の動作について説明する。
図2はこの発明の実施の形態1に係る波長多重光通信装置1の送信動作を示すフローチャートである。また、図3はこの発明の実施の形態1に係る波長多重光通信装置1の受信動作を示すフローチャートである。
まず、波長多重光通信装置1の送信動作では、図2に示すように、トランスポンダ部3のLD部12は、監視制御部5から発光指示信号を受信した制御部16による制御に従い、下流装置4からの信号に応じて、監視制御部5により設定された波長の光信号を発光する(ステップST21)。このLD部12により発光された光信号はSOA部13に送信される。
次いで、SOA部13は、制御部16による制御に従い、LD部12から送信された光信号を光増幅する(ステップST22)。このSOA部13により光増幅された光信号は波長検出部14を介して外部変調器15に送信される。
次いで、外部変調器15は、SOA部13から送信された光信号を所望の信号レートで変調してO−ADM部2に送信する(ステップST23)。
なお、波長検出部14では、SOA部13から送信された光信号の波長及び光レベルを検出して、設定された波長との波長ずれを算出して、波長ずれ及び光レベルを示す信号を制御部16に送信する。次いで、制御部16は、この波長ずれ及び光レベルに基づいてLD部12及びSOA部13を制御する。この制御部16によるLD部12及びSOA部13の制御については後述する。
次いで、各トランスポンダ部3の外部変調器15から光信号をON/OFF機能部8を介して受信したO−ADM部2のADD部7は、各波長の光信号を合波して伝送路に送信する(ステップST24)。
なお、制御方式切替部9では、トランスポンダ部3波長検出部14から送信された波長安定信号に基づいて、ON/OFF機能部8の動作モードを切り替えている。この制御方式切替部9によるON/OFF機能部8の動作モードの切り替えについては後述する。
一方、波長多重光通信装置1の受信動作では、図3に示すように、O−ADM部2のDROP部6は、伝送路からの波長多重光信号を分波して対応するトランスポンダ部3の受信制御部11に送信する(ステップST31)。
次いで、受信制御部11は、受信した光信号を下流装置4に対応する信号に変換して、下流装置4に送信する(ステップST32)。
次に、制御部16によるLD部12及びSOA部13の制御について説明する。図4はこの発明の実施の形態1における制御部16の動作モードを説明する図である。
図4に示すように、制御部16は、トランスポンダ部3が起動された際には、動作モードを初期モードに設定する。初期モードに設定した制御部16は、LD部12及びSOA部13をシャットダウン(光出力停止)状態となるように制御する。
次いで、制御部16は、監視制御部5から、設定した波長の光信号を発光することを示す発光指示信号を受信した場合には、動作モードを粗調整モードに切り替える。粗調整モードに設定した制御部16は、監視制御部5により設定された波長に応じた温度になるようにLD部12を制御して発光状態にさせる。また、SOA部13はシャットダウン状態を維持する。
次いで、制御部16は、監視制御部5から、運用を開始することを示す運用開始指示信号を受信した場合には、動作モードを微調整モードに切り替える。微調整モードに設定した制御部16は、SOA部13を低利得で光増幅させて光レベルが所定閾値以下になるように制御する。また、波長検出部14によって算出された波長ずれに基づいて、LD部12の温度を微調整する。
次いで、制御部16は、波長検出部14から、光信号の波長が安定領域に入っていることを示す波長安定制御信号を受信した場合には、動作モードを運用状態モードに切り替える。運用状態モードに設定した制御部16は、SOA部13を運用する際に必要とされる所望値で光増幅させるように制御を行う。
なお、制御部16は、動作モードを運用状態モードまたは微調整モードに設定している状態において、監視制御部5から、運用を停止することを示す運用停止指示信号を受信した場合には、動作モードを粗調整モードに切り替えて、SOA部13をシャットダウン状態にさせる。
また、制御部16は、初期モード以外の動作モードに設定している状態において、監視制御部5からリセット信号を受信した場合には、動作モードを初期モードに切り替えて、LD部12及びSOA部13をシャットダウン状態にさせる。
次に、制御方式切替部9によるON/OFF機能部8の動作モードの切り替えについて説明する。図5はこの発明の実施の形態1におけるON/OFF機能部8の動作モードを説明する図である。
図5に示すように、制御方式切替部9は、O−ADM部2が起動された際には、ON/OFF機能部8の動作モードをOFFモードに設定する。OFFモードに設定されたON/OFF機能部8は、外部変調器15から送信された光信号を遮断して、ADD部7に光信号が入力されないように制御する。
次いで、制御方式切替部9は、波長検出部14から波長安定信号を制御部16及び監視制御部5を介して受信した場合には、ON/OFF機能部8の動作モードをONモードに切り替える。ONモードに設定されたON/OFF機能部8は、外部変調器15から送信された光信号を透過させて、ADD部7に入力させることで他波長の光信号と合波可能な状態にする。
なお、ON/OFF機能部8では、所定閾値以上の光レベルを有する光信号が送信された場合には、動作モードがONモードに切り替わり光信号をADD部7に入力させてしまう。
ここで、LD部12の温度調整が完了していない状態で、光信号がON/OFF機能部8を透過してADD部7に入力された場合、波長ずれによって隣接波長の光信号の伝送特性を劣化させる恐れがある。そのため、制御部16では、LD部12による光信号の波長が安定するまでは、SOA部13を低利得で光増幅させて、光レベルが所定閾値以下になるように制御する。
次に、上記のように構成されたO−ADM部2及びトランスポンダ部3の光出力レベルの変化について説明する。図6はこの発明の実施の形態1におけるO−ADM部2及びトランスポンダ部3の光出力レベルの変化を示すタイムチャートである。
図6に示すように、トランスポンダ部3の光出力レベルは、制御部16の動作モードが粗調整モードのときには、SOA部13による光増幅がされていない値(C[dBm])となり、微調整モードのときには、SOA部13によって低利得で光増幅された値(B[dBm])となり、運用状態モードのときには、SOA部13によって所望値で光増幅された値(A[dBm])となる。
一方、O−ADM部2のON/OFF機能部8では、トランスポンダ部3からの光信号の波長が安定するまではOFFモードに設定される。そのため、O−ADM部2の光出力レベルは、ON/OFF機能部8により光信号が遮断された値(Z[dBm])となり、トランスポンダ部3の光出力レベル(C[dBm]あるいはB[dBm])に関わらず、隣接波長の光信号の伝送特性を劣化させる要因である光レベルの過渡変動を抑圧することができる。
その後、トランスポンダ部3からの光信号の波長が安定領域に入った場合には、ON/OFF機能部8はONモードに切り替えられる。そのため、O−ADM部2の光出力レベルは、ON/OFF機能部8により光信号が透過された値(X[dBm])となり、運用状態になる。
以上のように、この実施の形態1によれば、トランスポンダ部3内の制御部16によってLD部12及びSOA部13を直接制御し、波長検出部14によって光信号の波長の安定状態を検出して、O−ADM部2のADD部7への入力の可否を制御するように構成したので、簡潔な制御シーケンスで光出力レベルを制御することができ、また、従来設けられていた可変減衰部が不要となるため、部品点数を削減することができ、部品コストや部品故障率を低減し、消費電力を抑制することができる。
また、制御部16によるSOA部13の制御を、トランスポンダ部3を起動する際や運用中といった運用状態に応じて変更することで、隣接波長の光信号の伝送特性を劣化させる要因である光レベルの過渡変動を抑圧することができ、良好な伝送特性を維持することができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る波長多重光通信装置1の構成は、図1に示す実施の形態1に係る波長多重光通信装置1の構成と同等であるので、図1を参照しながら説明を行う。なお、ON/OFF機能部8は多段のカプラ等により構成される。
また、制御部16は、自身の動作モードを運用状態モードに切り替えた場合には、その旨を示す運用状態信号を制御方式切替部9に送信する。
また、制御方式切替部9は、制御部16から送信された運用状態信号または波長検出部14から送信された波長安定信号に基づいて、ON/OFF機能部8の動作モードを切り替える。
次に、制御部16によるLD部12及びSOA部13の制御について説明する。図7はこの発明の実施の形態2における制御部16の動作モードを説明する図である。
図7に示すように、制御部16は、トランスポンダ部3が起動された際に、動作モードを初期モードに設定して、LD部12及びSOA部13をシャットダウン状態に制御する。
次いで、制御部16は、監視制御部5から発光指示信号を受信した場合には、動作モードを粗調整モードに切り替えて、LD部12を発光させて、SOA部13をシャットダウン状態に維持させるように制御する。
次いで、制御部16は、監視制御部5から運用開始指示信号を受信した場合には、動作モードを運用状態モードに切り替えて、SOA部13を所望値で光増幅させるように制御する。また、波長検出部14によって算出された波長ずれに基づいて、LD部12の温度を微調整する。なお、制御部16は、動作モードを運用状態モードに切り替えたことを示す運用状態信号を監視制御装置5を介して制御方式切替部9に送信する。
なお、制御部16は、動作モードを運用状態モードに設定している状態において、監視制御部5から運用停止指示信号を受信した場合には、動作モードを粗調整モードに設定し、SOA部13をシャットダウン状態にさせる。
また、制御部16は、初期モード以外の動作モードに設定している状態において、監視制御部5からリセット信号を受信した場合には、動作モードを初期モードに設定して、LD部12及びSOA部13をシャットダウン状態にさせる。
次に、制御方式切替部9によるON/OFF機能部8の動作モードの切り替えについて説明する。図8はこの発明の実施の形態2におけるON/OFF機能部8の動作モードを説明する図である。
図8に示すように、制御方式切替部9は、O−ADM部2が起動された際に、ON/OFF機能部8の動作モードをOFFモードに設定して、ON/OFF機能部8は、外部変調器15から送信された光信号を遮断する。
次いで、制御方式切替部9は、制御部16から運用状態信号を受信した場合には、ON/OFF機能部8の動作モードを固定損失モードに切り替える。この固定損失モードに設定されたON/OFF機能部8は、LD部12による光信号の波長が安定するまで、隣接波長の光信号の伝送特性を劣化させないように、光信号の透過を制限して光レベルが所定閾値以下になるように制御する。
次いで、制御方式切替部9は、波長検出部14から波長安定信号を受信した場合には、ON/OFF機能部8の動作モードをONモードに切り替えて、ON/OFF機能部8は、外部変調器15から送信された光信号を透過させる。
次に、上記のように構成されたO−ADM部2及びトランスポンダ部3の光出力レベルの変化について説明する。図9はこの発明の実施の形態2におけるO−ADM部2及びトランスポンダ部3の光出力レベルの変化を示すタイムチャートである。
図9に示すように、トランスポンダ部3の光出力レベルは、制御部16の動作モードが粗調整モードのときには、SOA部13による光増幅がされていない値(C[dBm])となり、運用状態モードのときには、SOA部13によって所望値で光増幅された値(A[dBm])となる。
一方、O−ADM部2のON/OFF機能部8では、トランスポンダ部3が運用状態モードに切り替わった後もトランスポンダ部3からの光信号の波長が安定するまでは固定損失モードに設定される。そのため、O−ADM部2の光出力レベルは、ON/OFF機能部8により光信号の透過が制限されて光レベルが所定閾値以下に制御された値(Y[dB])となり、トランスポンダ部3の光出力レベルがA[dBm]に上昇した場合にも、隣接波長の光信号の伝送特性への影響を抑制することができる。
なお、この固定損失モードによって制御される光レベルは、ON/OFF機能部8がONモードに切り替わる所定閾値以下であれば、波長数に応じて任意に設定可能である。
その後、トランスポンダ部3の光信号の波長が安定領域に入った場合には、ON/OFF機能部8はONモードに設定され、O−ADM部2の光出力レベルは、ON/OFF機能部8により光信号が透過された値(X[dBm])となり、運用状態になる。
以上のように、この発明の実施の形態2によれば、トランスポンダ部3の光出力レベルが上昇した場合にも、光信号の波長が安定するまでは、ON/OFF機能部8を固定損失モードに設定して、隣接波長の光信号の伝送特性への影響を抑制するように構成したので、実施の形態1における効果の他に、各トランスポンダ部3の光出力レベル制御を簡略化することができ、複数波長の光出力レベルを一括で制御することができる。そのため、使用する波長数が頻繁に変動しない場合には、制御シーケンスを簡略化することができ、消費電力のさらなる低減効果を得ることができる。
1 波長多重光通信装置、2 O−ADM部(光合分波器)、3 トランスポンダ部、4 下流装置、5 監視制御部、6 DROP部、7 ADD部、8 ON/OFF機能部、9 制御方式切替部、10 送信制御部、11 受信制御部、12 LD部(発光部)、13 SOA部(光増幅器)、14 波長検出部、15 外部変調器(送信部)、16 制御部。

Claims (5)

  1. 光信号を送受信する複数のトランスポンダ部と、前記複数のトランスポンダ部から送信された光信号を合波して伝送路に送信し、伝送路から受信した波長多重光信号を分波して対応するトランスポンダ部に送信する光合分波器とを備えた波長多重光通信装置において、
    前記トランスポンダ部は、
    光信号を発光する発光部と、
    前記発光部により発光された光信号を光増幅する光増幅器と、
    前記光増幅器により光増幅された光信号から波長及び光レベルを検出する波長検出部と、
    前記波長検出部により検出された波長及び光レベルに基づいて、前記発光部及び前記光増幅器を制御する制御部と、
    前記光増幅器により光増幅された光信号を光合分波器に送信する送信部とを備え、
    前記光合分波器は、
    前記波長検出部により検出された光信号の波長及び光レベルに基づいて、前記送信部から送信された光信号を透過または遮断するON/OFF機能部と、
    前記ON/OFF機能部を透過した光信号を合波して伝送路に送信するADD部とを備える
    ことを特徴とする波長多重光通信装置。
  2. 前記制御部は、前記トランスポンダ部の運用状態に応じて制御を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の波長多重光通信装置。
  3. 前記制御部は、前記トランスポンダ部が運用を開始した際に前記光増幅器を低利得で光増幅させて光レベルを所定閾値以下に制御し、前記光信号の波長が安定した後に前記光増幅器を所望値で光増幅させる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の波長多重光通信装置。
  4. 前記ON/OFF機能部は、前記光信号の波長が安定した場合に、当該光信号を透過させる
    ことを特徴とする請求項3記載の波長多重光通信装置。
  5. 前記ON/OFF機能部は、前記光信号の波長が安定するまで、当該光信号の透過を制限して光レベルを所定閾値以下に制御する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の波長多重光通信装置。
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