JP2011124317A - 太陽電池モジュールの取付装置及び太陽電池モジュールの取付方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】架台相互間の間隔が狭い場合や路面状態が悪い場合でも、太陽電池モジュールを架台の取り付け位置に容易に運搬することができる太陽電池モジュールの取付装置及び太陽電池モジュールの取付方法を提供する。
【解決手段】太陽電池モジュールを積載するフレームと、フレームの上面に着脱可能に設けられ、積載される太陽電池モジュールを支持するパネルガイドと、第1の取付桟上を走行する第1の走行部と、第2の取付桟上を走行する第2の走行部と、を備える。第1の走行部は、取付桟の載置面に接して走行する第1の載置面走行部と、取付桟の支持面に接して走行する第1の支持面走行部とを有する。第2の走行部は、取付桟の載置面に接して走行する第2の載置面走行部と、取付桟の支持面に接して走行する第2の支持面走行部とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】太陽電池モジュールを積載するフレームと、フレームの上面に着脱可能に設けられ、積載される太陽電池モジュールを支持するパネルガイドと、第1の取付桟上を走行する第1の走行部と、第2の取付桟上を走行する第2の走行部と、を備える。第1の走行部は、取付桟の載置面に接して走行する第1の載置面走行部と、取付桟の支持面に接して走行する第1の支持面走行部とを有する。第2の走行部は、取付桟の載置面に接して走行する第2の載置面走行部と、取付桟の支持面に接して走行する第2の支持面走行部とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、架台への太陽電池モジュールの取付装置及びこの装置を使用する太陽電池モジュールの取付方法に関する。
近年、太陽光発電システムは地球温暖化防止の観点から急速に普及している。最近ではメガワット級の大規模発電所の建設が行われるようになった。このような大規模太陽光発電施設においては、地上に設置した架台に多数の太陽電池モジュールを設置する必要がある。
太陽電池モジュールを架台の取り付け位置まで運搬するには、トラックなどの運搬手段を使用している。しかし、架台の傾斜角が低い場合、太陽電池モジュールを架台に取り付けた太陽電池アレイを効率的に設置するために、架台相互間の間隔が狭くなる傾向にある。従って、トラックが通行できる間隔が確保されないため、人手に頼って運搬することとなり、工数、作業者人数がかかるという問題点がある。
この点に関し、太陽電池モジュールを昇降させる昇降機構を備える、移動可能な太陽電池モジュールの積層保管装置が提案されている。この装置はトラックよりは横幅はせまくなる。しかし、架台相互間の間隔が実質的にないような場合、及び路面状態が悪い場合にはこの装置でも運搬が不可能となるという問題点がある。
太陽電池アレイの横の長さは数十メートル以上になる場合があり、太陽電池アレイの端から人手によって運搬することは大変な作業となる。
本発明は、架台相互間の間隔が狭い場合や路面状態が悪い場合でも、太陽電池モジュールを架台の取り付け位置に容易に運搬することができる太陽電池モジュールの取付装置及び太陽電池モジュールの取付方法を提供することを目的とする。
本発明は、太陽電池モジュールを積載するフレームと、太陽電池モジュールを設置する架台の第1の取付桟に複数の方向から接触し、第1の取付桟上を走行する第1の走行部と、 架台の第2の取付桟に少なくとも1方向から接触し、第2の取付桟上を走行する第2の走行部と、を備える太陽電池モジュールの取付装置を提供する。
本発明によれば、架台相互間の間隔が狭い場合や路面状態が悪い場合でも、太陽電池モジュールを架台の取り付け位置に容易に運搬することができるという効果がある。
以下に、本発明の一実施形態に係る太陽電池モジュールの取付装置及び太陽電池モジュールの取付方法を、図面を参照して詳細に説明する。
図10は、架台400の斜視図である。図10に示すように、架台400は支柱に取付桟201を横方向にかけ渡して構成される。取付桟201にはボルトを挿通するためのボルト穴201Aが設けられる。
太陽電池モジュールは複数の太陽電池セルの周囲を囲むフレームにボルトを挿通する挿通孔を有している。太陽電池モジュールは、ボルト穴201Aにボルト挿通孔をあわせ、ボルトをボルト穴201Aと挿通孔に挿通してナットなどの締結具により締結され、架台に固定される。
図11は、取付桟201の断面図である。図11(A)乃至図11(C)に示すように、取付桟は、図11(A)のようなL型鋼、図11(B)のようなC型鋼、図11(C)のようなZ型鋼、等が用いられる。いずれの場合も、取付桟201は、太陽電池モジュールを載置する載置面201Bと、載置面201Bを支持する支持面201Cと、を有する。
図1は、本実施形態の太陽電池モジュールの取付装置10(以下、取付装置10と呼ぶ。)を示す図である。図1(A)は、取付装置10の平面図、図1(B)は、取付装置10を図1(A)のX2から見た側面図、図1(C)は、取付装置10を図1(A)のX1から見た正面図である。また、図2は、取付装置10の斜視図である。
図1(A)乃至(B)、及び図2に示すように、取付装置10は、太陽電池モジュールを積載するフレーム11と、フレーム11の上面に着脱可能に設けられ、積載される太陽電池モジュールを支持するパネルガイド12と、第1の取付桟201上を走行する第1の走行部13と、第2の取付桟201上を走行する第2の走行部14と、を備える。第1の取付桟201と第2の取付桟201とは隣接していることが望ましいが、間に第3の取付桟201を挟んでいてもよい。
フレーム11は、太陽電池モジュールを積載するのに十分な大きさを有する。また、図2に示すように、フレーム11は板状に構成されていてもよい。パネルガイド12は、パネルガイド12の先端と嵌合する嵌合部12Aによって、着脱可能にフレーム11に取り付けられる。フレーム11は、下面、すなわちフレーム11のパネルガイド12が設けられる面と対向する面に第1の走行部13及び第2の走行部14を備える。
第1の走行部13は、取付桟201の載置面201Bに接して走行する第1の載置面走行部13Bと、取付桟201の支持面201Cに接して走行する第1の支持面走行部13A2とを有する。第1の支持面走行部13A2は、第1の支持部材13A1により支持される。
第1の載置面走行部13Bは、車輪、滑車、ベアリング、潤滑シートなどの走行部材を備える。第1の支持面走行部13A2は、車輪、滑車、ベアリング、潤滑シートなどの走行部材を備える。第1の載置面走行部13Bは、第1の支持面走行部13A2とは異なる方向から取付桟201に接する。
第1の載置面走行部13Bの回転軸は第1の支持面走行部13A2の回転軸に対して垂直であることが望ましい。
第2の走行部14は、取付桟201の載置面201Bに接して走行する第2の載置面走行部14Bと、取付桟201の支持面201Cに接して走行する第2の支持面走行部14A2とを有する。第2の支持面走行部14A2は、第2の支持部材14A1により支持される。
第2の載置面走行部14Bは、車輪、滑車、ベアリング、潤滑シートなどの走行部材を備える。第2の支持面走行部14A2は、車輪、滑車、ベアリング、潤滑シートなどの走行部材を備える。第2の載置面走行部14Bは、第2の支持面走行部14A2とは異なる方向から取付桟201に接する。
第2の載置面走行部14Bの回転軸は第2の支持面走行部14A2の回転軸に対して垂直であることが望ましい。
取付装置10は、第1の走行部13を2以上、第2の走行部14を1以上備える。例えば取付装置10は、積載する太陽電池モジュールの重量が重い場合には、第1の走行部13をフレーム11上辺11Aに3つ、第2の走行部14をフレーム11下辺11Bに3つ設けることができる。逆に、積載する太陽電池モジュールの重量が軽い場合には、第1の走行部13をフレーム11上辺11Aに2つ、第2の走行部14をフレーム11下辺11Bに1つ設けることができる。
図3は、取付装置10の使用例を示す側面図である。図3に示すように、取付装置10は、架台400の取付桟201に第1の走行部13と第2の走行部14とを接触させて乗せられる。取付装置10には太陽電池モジュール300が積載される。取付装置10は、取付桟に沿って移動可能である。
取付装置10は取付桟201上を太陽電池モジュール300を積載して走行する。作業者は、太陽電池モジュール300が積載された取付装置10を架台400の取り付け位置の近くまで移動させ、太陽電池モジュール300を1枚ずつ取付装置10から下ろして架台400に取り付ける。従って、複数枚の太陽電池モジュール300を容易に取り付け位置まで搬送することができるという効果がある。
図4は、取付装置10の第1の応用例を示す図である。図4に示すように、取付装置11は、太陽電池モジュール300を積載する積載部11Aと、フレーム11の第2の走行部14側に、積載部11Aを下方から支持する下方支持部材11Cと、をさらに備える。従って、太陽電池モジュール300の積み下ろし工程がより円滑になるという効果がある。また、積載数量を多くした場合に荷崩れや転倒を防止することができるという効果がある。
図5は、取付装置10の第2の応用例を示す図である。図5に示すように、取付装置10は、第1の走行部13が第1の載置面走行部13Bと第1の支持面走行部13A2とを有し、第2の走行部14が第2の載置面走行部14Bのみを有するように構成することができる。従って、取付装置10の構成が簡素になり、取付装置10の製造コストが安くなるという効果がある。
図6は、取付装置10の第3の応用例を示す図である。図6に示すように、取付装置10は、第1の走行部13が第1の載置面走行部13Bと、第1の支持面走行部13A2と、支持面201Cの第1の支持面走行部13A2が接触する面と対向する面に接触する第3の支持面走行部13C2と、を有し、第2の走行部14が第2の載置面走行部14Bと、第2の支持面走行部14A2と、を有するように構成することができる。
第3の支持面走行部13C2は、第3の支持部材13C1によりフレーム11に支持される。第3の支持面走行部13C2は、車輪、滑車、ベアリング、潤滑シートなどの走行部材を備える。
従って、取付装置10の脱輪を防止することができるという効果がある。
図7は、取付装置10の第4の応用例を示す図である。図7に示すように、取付装置10は、第3の応用例の取付装置10の第1の支持面走行部13A2に替えて第1の辺縁部走行部15A2を、第2の支持面走行部14A2に替えて第2の辺縁部走行部16A2を備える。
第1の辺縁部走行部15A2は、載置面201Bの縁を挟みこみ、取付桟201に沿って走行する滑車を備える。第1の辺縁部走行部15A2は、第1の辺縁部走行部支持部材15A1によってフレーム11に支持される。
第2の辺縁部走行部16A2は、載置面201Bの縁を挟みこみ、取付桟201に沿って走行する滑車を備える。第2の辺縁部走行部16A2は、第2の辺縁部走行部支持部材16A1によってフレーム11に支持される。
図8は、取付装置10の第5の応用例を示す図である。図8に示すように、取付装置10は、取付桟201の向きが逆である場合には、第1の辺縁部走行部15A2と第3の支持面走行部13C2の取り付け位置を第1の載置面走行部13Bを挟んでそれぞれ逆側にする。さらに、第2の辺縁部走行部16A2の取り付け位置を第2の載置面走行部14Bを挟んで逆側にする。
従って、取付装置10が移動する際に、ガタつきが低減されるという効果がある。
図9は、取付装置10の使用例を示す図である。図9に示すように、取付装置10は架台400の取付桟201上に載せられ、太陽電池モジュール300を積載して取付桟201上を矢印Yの方向に往復走行する。作業者は太陽電池モジュール300を1枚ずつ取り出して、架台400に取り付ける。太陽電池アレイの横の長さが数十メートル以上になる場合であっても、太陽電池モジュール300の運搬が容易となるという効果がある。
以上述べたように、本実施形態の取付装置10は、太陽電池モジュール300を積載するフレーム11と、フレーム11の上面に着脱可能に設けられ、積載される太陽電池モジュールを支持するパネルガイド12と、第1の取付桟201上を走行する第1の走行部13と、第2の取付桟201上を走行する第2の走行部14と、を備える。第1の走行部13は、取付桟201の載置面201Bに接して走行する第1の載置面走行部13Bと、取付桟201の支持面201Cに接して走行する第1の支持面走行部13A2とを有する。第2の走行部14は、取付桟201の載置面201Bに接して走行する第2の載置面走行部14Bと、取付桟201の支持面201Cに接して走行する第2の支持面走行部14A2とを有する。
従って、架台相互間の間隔が狭い場合や路面状態が悪い場合でも、太陽電池モジュール300を架台の取り付け位置に容易に運搬することができるという効果がある。
10:取付装置、
11:フレーム、
12:パネルガイド、
13:第1の走行部、
13A2:第1の支持面走行部、
13B:第1の載置面走行部、
14:第2の走行部、
14B:第2の載置面走行部、
14A2:第2の支持面走行部。
11:フレーム、
12:パネルガイド、
13:第1の走行部、
13A2:第1の支持面走行部、
13B:第1の載置面走行部、
14:第2の走行部、
14B:第2の載置面走行部、
14A2:第2の支持面走行部。
Claims (5)
- 太陽電池モジュールを積載するフレームと、
前記太陽電池モジュールを設置する架台の第1の取付桟に複数の方向から接触し、前記第1の取付桟上を走行する第1の走行部と、
前記架台の第2の取付桟に少なくとも1方向から接触し、前記第2の取付桟上を走行する第2の走行部と、
を備える太陽電池モジュールの取付装置。 - 前記第1の走行部は、
前記第1の取付桟の前記太陽電池モジュールを載置する載置面に接して走行する第1の載置面走行部と、
前記第1の取付桟の前記載置面を支持する支持面に接して走行する第1の支持面走行部と、
を備え、
前記第2の走行部は、
少なくとも前記第2の取付桟の前記太陽電池モジュールを載置する載置面に接して走行する第2の載置面走行部を備える
ことを特徴とする請求項1記載の太陽電池モジュール取付装置。 - 前記第1の走行部は、
前記第1の取付桟の前記太陽電池モジュールを載置する載置面に接して走行する第1の載置面走行部と、
前記第1の取付桟の前記太陽電池モジュールを載置する載置面の縁を挟んで走行する第1の辺縁部走行部と、
前記第2の走行部は、
少なくとも前記第2の取付桟の前記太陽電池モジュールを載置する載置面に接して走行する第2の載置面走行部を備える
ことを特徴とする請求項1記載の太陽電池モジュール取付装置。 - 前記第1の走行部は、
前記第1の取付桟の支持面の前記第1の支持面走行部が接触する面と対向する面に接触する第3の支持面走行部をさらに備えることを特徴とする請求項2記載の太陽電池モジュール取付装置。 - 太陽電池モジュールを積載するフレームと、前記太陽電池モジュールを設置する架台の第1の取付桟に複数の方向から接触し、前記第1の取付桟上を走行する第1の走行部と、 前記架台の第2の取付桟に少なくとも1方向から接触し、前記第2の取付桟上を走行する第2の走行部と、を備える太陽電池モジュール取付装置が、
前記太陽電池モジュールを積載して前記第1の取付桟及び前記第2の取付桟に沿って走行し、
前記太陽電池モジュールを前記架台の取り付け位置まで搬送する、
ことを特徴とする太陽電池モジュールの取付方法。
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JP2009279332A JP2011124317A (ja) | 2009-12-09 | 2009-12-09 | 太陽電池モジュールの取付装置及び太陽電池モジュールの取付方法 |
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- 2009-12-09 JP JP2009279332A patent/JP2011124317A/ja active Pending
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