JP2011121174A - 凹版印刷機のワイピング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、ワイピングローラの表面を冷却、乾燥させる機構を備えた凹版印刷機のワイピング装置に関するものである。
【解決手段】 ワイピング槽内の洗浄液に下半部を浸漬されて回転するワイピングローラをワイピング槽内のワイピング液により洗浄し、液面から上昇された領域で、洗浄された前記ワイピングローラ上の前記ワイピング液を掻き落とすためのドクターブレードを備えた印刷機のワイピング装置において、前記ドクターブレードによって、ワイピングローラ上の前記ワイピング液を掻き落とした後、前記ワイピングローラの表面を冷却及び/又は乾燥させるエア噴出装置を備えたことを特徴とする凹版印刷機のワイピング装置である。
【選択図】 図1
【解決手段】 ワイピング槽内の洗浄液に下半部を浸漬されて回転するワイピングローラをワイピング槽内のワイピング液により洗浄し、液面から上昇された領域で、洗浄された前記ワイピングローラ上の前記ワイピング液を掻き落とすためのドクターブレードを備えた印刷機のワイピング装置において、前記ドクターブレードによって、ワイピングローラ上の前記ワイピング液を掻き落とした後、前記ワイピングローラの表面を冷却及び/又は乾燥させるエア噴出装置を備えたことを特徴とする凹版印刷機のワイピング装置である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ワイピングローラの表面を冷却、乾燥させる機構を備えた凹版印刷機のワイピング装置に関するものである。
凹版印刷機による印刷方式は、凹版胴にインキを転移させ、転移したインキのうち、印刷絵柄以外に付着したインキをワイピングローラで掻き取り、凹版胴と圧胴間を通過する用紙に印刷絵柄のインキを転移させるものである。ワイピングローラは、洗浄槽内のトリクレン等の洗浄液と、ワイピングローラに接触される洗浄部材を有するワイピング装置によって洗浄される。
従来、凹版印刷機のワイピング装置1´は、図1に示すように、凹版胴2の版面上のインキを拭い取る樹脂製ワイピングローラ3と、このワイピングローラ3上に付着したインキを溶解、分散させるための洗浄液4を満たした浸堰型洗浄槽と称される洗浄槽5と、このワイピングローラ3に接触して機械的にインキを取り除く機能を有する洗浄部材6と、この部材の下流側に位置してワイピングローラ上に残存する洗浄液を拭い取る鋼製の仕上げブレード7から構成され、図示しない印刷部にて紙に印刷(絵柄)が施される。
このとき、洗浄液4からあがったワイピングローラ3は、仕上げブレード7によってワイピングローラ3上に残存する洗浄液を拭い取る。
しかしながら、ワイピングローラ及び/又は仕上げブレードは、時間が経過すると共に、磨耗し、その磨耗によって、洗浄液からあがったワイピングローラは、仕上げブレードによってワイピングローラ上に残存する洗浄液を拭い取る際に、拭き残りが発生する問題があった。この洗浄液の拭き残りによって、凹版胴に転移したインキをワイピングローラで均一に掻き取ることができなくなり、汚れ等の不良印刷物が発生する問題があった。
一方、ワイピングローラは、印刷中に熱を吸収すると、ワイピングローラの材質が熱膨張して、表面の形状が太鼓状に変形する問題がある。ワイピングローラの表面形状が太鼓状に変形した場合に、凹版胴の中央部は、余剰インキを掻き取ることができるが、中央部以外の両端部は、余剰インキの拭き残りが生じ、汚れ等の不良印刷物が発生する問題があった。
例えば、上記問題を解決するために、金属製のシリンダー上に中央部が厚く両端部に向かって薄くなるようにエボナイトを巻付け、エボナイト層の上に中央部が薄く両端部に向かって厚くなるようにゴムを巻付け、ゴム層の上に合成樹脂を塗布してなるワイピング用ローラを用いることによって、熱膨張によって表面が太鼓形状になることを防止し、凹版版面に対する両端部の接触不均一を解消したことにより、凹版版面との接触圧を均一に保持することができ、汚れ等の不良印刷物の発生を防ぐ技術が開示されている(特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に記載されたワイピングローラは、時間が経過すると共に、磨耗し、仕上げブレードによって、ワイピングローラ上に残存する洗浄液を拭い取る際に、拭き残りが発生する問題があった。また、熱膨張によって表面が太鼓形状になることを防止するために、特許文献1に記載のような特殊なワイピングローラを用いる必要があった。
また、上記磨耗により版面上の余剰インキの拭き残りが発生する問題があり、このような磨耗発生時やローラ表面上の微細なキズ等が発生した場合は、ワイピングローラの版面への接触圧を上げる対策をとる。その際に、加圧することで版面温度が設定温度より上昇し、ワイピングローラが膨張することでワイピングローラの画線部へのくい込みが発生し、拭きすぎ状態となり、凹版印刷の画線切れ等の印刷物不良が発生することがあった。その際には機械を停止し冷水で濡らした布によって版面を拭き、版面温度を下げる必要があった。
本発明は、上記課題の解決を目的とするものであり、ワイピングローラ及び/又は仕上げブレードは、時間が経過すると共に、磨耗し、その磨耗によって、洗浄液からあがったワイピングローラは、仕上げブレードによってワイピングローラ上に残存する洗浄液を拭い取る際に、拭き残りが発生を防止すると共に、特殊なワイピンローラを用いることなく、ワイピングローラの表面の形状が熱膨張によって変形しにくいワイピングローラの表面を冷却、乾燥させる機構を備えた凹版印刷機のワイピング装置を提供することにある。
本発明は、ワイピング槽内の洗浄液に下半部を浸漬されて回転するワイピングローラをワイピング槽内のワイピング液により洗浄し、液面から上昇された領域で、洗浄された前記ワイピングローラ上の前記ワイピング液を掻き落とすためのドクターブレードを備えた印刷機のワイピング装置において、前記ドクターブレードによって、ワイピングローラ上の前記ワイピング液を掻き落とした後、前記ワイピングローラの表面を冷却及び/又は乾燥させるエア噴出装置を備えたことを特徴とする凹版印刷機のワイピング装置である。
また、本発明の前記エア噴出装置は、前記ワイピングローラの表面状態を検知するワイピングローラ表面画像取得部と、前記入力したワイピングローラ表面画像と、標準となるワイピングローラ表面の基準画像及び温度風量調整基準データを記憶する記憶部と、前記入力したワイピングローラ表面画像と、前記基準画像とをパターンに切り分け、n×mピクセル(n、mは1以上の整数)に分割し、前記ピクセルごとに画像を濃度判定し、一致率を求める演算によりパターンマッチング処理を行い、前記パターンマッチングの結果に基づき、表面画像比較値と算出し、前記表面画像比較値と前記温度風量調整基準データに基づき、エア噴出装置のエアの温度風量調整データを取得する温度風量調整データ取得部と、前記温度風量調整データ取得部で得られた温度風量調整データを基に、前記ワイピングローラの表面に温度及び/又は風量が調整されたエアを吹き付けるエア噴出口を備えたことを特徴とする凹版印刷機のワイピング装置である。
また、本発明の前記エア噴出装置は、前記ワイピングローラの表面近傍の温度を検知するワイピングローラ温度測定部と、前記入力した温度測定データと、標準となるワイピングローラの表面近傍の温度標準データ及び温度風量調整基準データを記憶する記憶部と、前記入力した温度測定データと、前記温度標準データを比較し、温度比較値と算出し、前記温度比較値と前記温度風量調整基準データに基づき、エア噴出装置のエアの温度風量調整データを取得する温度風量調整データ取得部と、前記温度風量調整データ取得部で得られた温度風量調整データを基に、前記ワイピングローラの表面に風温、風量及びエア吹き付け箇所の少なくとも一つが調整されたエアを吹き付けるエア噴出口を備えたことを特徴とする凹版印刷機のワイピング装置である。
本発明の凹版印刷機のワイピング装置は、時間が経過すると共に、磨耗し、その磨耗によって、洗浄液からあがったワイピングローラは、仕上げブレードによってワイピングローラ上に残存する洗浄液を拭い取る際に、拭き残りが発生したとして、エア噴出装置によってワイピングローラの表面を乾燥させることができるため、拭き残りが発生することなく、品質の良い印刷物を得ることができる。
さらに、本発明の凹版印刷機のワイピング装置は、エア噴出装置によってワイピングローラの表面を冷却させることができるため、ワイピングローラの材質が熱膨張を防ぐことができるため、凹版胴の余剰インキを均一に拭き取ることができ、品質の良い印刷物を得ると共に、ワイピングローラの耐久性を向上する。また、エア噴出装置の冷却作用によりワイピングローラと版面を加圧した際の、ワイピングローラ表面の温度上昇を制御できる。
本発明の実施形態について図面を用いて説明する。しかしながら、本発明は、以下に述べる実施するための形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲記載における技術的思想の範囲内であれば、その他色々な形態が実施可能である。
図2に示すように、凹版印刷機のワイピング装置1は、凹版胴2の版面上のインキを拭き取る樹脂製ワイピングローラ3と、このワイピングローラ3上に付着したインキを溶解、分散させるための洗浄液4を満たした浸堰型洗浄槽と称される洗浄槽5と、このワイピングローラ3に接触して機械的にインキを取り除く機能を有する洗浄部材6と、この部材の下流側に位置してワイピングローラ上に残存する洗浄液を拭い取る鋼製の仕上げブレード7と、ワイピングローラの表面を冷却及び/又は乾燥させるエア噴出装置8から構成され、図示しない印刷部にて紙に印刷(絵柄)が施される。また、エア噴出装置8は、複数個を設けることも可能である。
洗浄部材6は、複数個の植毛からなるブラシ群9から構成される部材を載せてワイピングローラ3と面接触させる。洗浄部材6は、ワイピングローラ3と位置合わせ可能なブラシ軸10を有する。このときのワイピングローラの周面と接触する。洗浄部材6は、ワイピングローラの外周面に沿って複数列配置してもよい。ブラシ軸10は、洗浄槽5に固定され、カムやギヤ等によりワイピングローラ3に圧接される。
ワイピングローラの表面を冷却及び/又は乾燥させるエア噴出装置の第1の例を示す。図3に示すように、ワイピングローラの表面を冷却及び/又は乾燥させるエア噴出装置8´は、データ取得部8a´、記憶部8b´、温度風量調整データ取得部8c´、エア噴出口8d´から成る。
データ取得部8a´は、ワイピングローラの表面状態のワイピングローラ表面画像データを取得する。データ取得部8a´は、ワイピングローラの表面状態が撮影することができればよく、CCDエリアセンサカメラ、CCDラインセンサカメラ等、特に限定されるものではない。
記憶部8b´は、入力したワイピングローラ表面画像と、標準となるワイピングローラ表面の基準画像、温度風量調整基準データを記憶する。記憶部8b´は特に限定されることなく、コンピュータのハードディスク等に記憶される。
温度風量調整データ取得部8c´は、入力したワイピングローラ表面画像と、あらかじめ記憶部に記憶された基準画像とをパターンに切り分け、n×mピクセル(n、mは1以上の整数)に分割し、ピクセルごとに画像を濃度判定し、一致率を求める演算によりパターンマッチング処理を行い、パターンマッチングの結果に基づき、表面画像比較値と算出し、表面画像比較値とあらかじめ記憶部に記憶された温度風量調整基準データに基づき、温度風量調整データを取得する。温度風量調整データ取得部8c´は、コンピュータの中央演算処理装置によって演算処理される。エアの温度風量調整データの所得の一例として図5に示すように、入力された表面画像比較値からあらかじめ記憶部に記憶されている温度及び/又は風量データを取得する。例えば、表面画像比較値がレベル4の値であった場合は温度データはレベル3、風量データはレベル2を取得する。なお、各レベルについては任意のデータである。
エア噴出口8d´は、温度風量調整データ取得部8c´で得られた温度風量調整データを基に、ワイピングローラの表面に風温、風量及びエア吹き付け箇所の少なくとも一つが調整されたエアをワイピングローラの所定の領域に吹き付ける。
ワイピングローラの表面を冷却及び/又は乾燥させるエア噴出装置8´´の第2の例を示す。図4に示すように、ワイピングローラの表面を冷却及び/又は乾燥させるエア噴出装置8´´は、データ取得部8a´´、記憶部8b´´、温度風量調整データ取得部8c´´、エア噴出口8d´´から成る。
データ取得部8a´´は、ワイピングローラの表面近傍の温度を検知するワイピングローラ温度を測定し測定データを取得する。データ取得部8a´´は、温度が測定できる装置であれば特に限定されるものではなく、非接触放射型温度計等によりワイピングローラ表面温度を検知する。データ取得部8a´´は、サーモグラフィーを用いてもよい。つまり、ワイピングローラから放射される熱エネルギーを温度に換算して温度分布を画像として取得する。取得した温度分布画像を用いて、あらかじめ記憶された基準値と比較して、エア噴出装置の風温、風量の調整に加えて、高温箇所を特定してエア吹き付けることができる。
記憶部8b´´は、入力した温度測定データと、標準となるワイピングローラの表面近傍の温度標準データ及び温度風量調整基準データを記憶する記憶部する。記憶部8b´´は特に限定されることなく、コンピュータのハードディスク等に記憶される。
温度風量調整データ取得部8c´´は、入力した温度測定データと、あらかじめ記憶部に記憶された温度標準データを比較し、温度比較値と算出し、温度比較値とあらかじめ記憶部に記憶された温度風量調整基準データに基づき、エアの温度風量調整データを取得する。温度風量調整データ取得部8c´´は、コンピュータの中央演算処理装置によって演算処理される。エアの温度風量調整データの所得の一例として図6に示すように、入力された温度比較値からあらかじめ記憶部に記憶されている温度及び/又は風量データを取得する。例えば、温度比較値がレベル4の値であった場合は温度データはレベル3、風量データはレベル2を取得する。なお、各レベルについては任意のデータである。
エア噴出口8d´´は、温度風量調整データ取得部8c´´で得られた温度風量調整データを基に、ワイピングローラの表面に風温、風量及びエア吹き付け箇所の少なくとも一つが調整されたエアをワイピングローラの所定の領域に吹き付ける。
図3に示したエア噴出装置8´及び図4に示したエア噴出装置8´´の機能を一つの装置としても良い。
つまり、データ取得部は、ワイピングローラの表面状態のワイピングローラ表面画像データ及びワイピングローラの表面近傍の温度を検知するワイピングローラ温度を測定し測定データを取得する。データ取得部は、サーモグラフィーを用いてもよい。つまり、ワイピングローラから放射される熱エネルギーを温度に換算して温度分布を画像として取得する。取得した温度分布画像を用いて、あらかじめ記憶された基準値と比較して、エア噴出装置の風温、風量の調整に加えて、高温箇所を特定してエア吹き付けることができる。
記憶部は、入力したワイピングローラ表面画像と、標準となるワイピングローラ表面の基準画像、入力した温度測定データと、標準となるワイピングローラの表面近傍の温度標準データ及び温度風量調整基準データを記憶する。
温度風量調整データ取得部は、入力したワイピングローラ表面画像と、基準画像とをパターンに切り分け、n×mピクセル(n、mは1以上の整数)に分割し、ピクセルごとに画像を濃度判定し、一致率を求める演算によりパターンマッチング処理を行い、パターンマッチングの結果に基づき、表面画像比較値と算出し、更に、入力した温度測定データと、あらかじめ記憶部に記憶された温度標準データを比較し、温度比較値と算出し、温度比較値とあらかじめ記憶部に記憶された温度風量調整基準データ並びに表面画像比較値とあらかじめ記憶部に記憶された温度風量調整基準データに基づき、エア噴出装置のエアの温度風量調整データを取得する。
エア噴出口は、温度風量調整データ取得部で得られた温度風量調整データを基に、ワイピングローラの表面に風温、風量及びエア吹き付け箇所の少なくとも一つが調整されたエアをワイピングローラの所定の領域に吹き付ける。
エア噴出装置8´及び図4に示したエア噴出装置8´´のエア噴出口の形状について説明する。図7(a)に示すように、エア噴出口8d´、8d´´は、ワイピングローラ表面を冷却及び/又は乾燥させるエア噴出装置から、ワイピングローラ全体にエアを噴出できるようにワイピングローラに沿って複数のエア噴出口が配置され、風温、風量及びエア吹き付け箇所の少なくとも一つが調整されたエアを吹き付ける。なお、図7(b)に示すようにエア噴出口は、一つであってもよい。
図3に示したワイピングローラの表面を冷却及び/又は乾燥させるエア噴出装置8´を用いたワイピングローラの表面を冷却及び/又は乾燥させる方法についての第1の例を図8に示す。
図8に示すように第1の工程は、データ取得手段によって、ワイピングローラの表面状態を検知する。
第2の工程は、データ取得手段によって、第1の工程で得られた入力したワイピングローラ表面画像と、あらかじめ記憶部に記憶された標準となるワイピングローラ表面の基準画像を読み出し、ワイピングローラ表面画像と、基準画像とをパターンに切り分け、n×mピクセル(n、mは1以上の整数)に分割し、ピクセルごとに画像を濃度判定し、一致率を求める演算によりパターンマッチング処理を行い、パターンマッチングの結果に基づき、表面画像比較値と算出し、表面画像比較値とあらかじめ記憶部に記憶された温度風量調整基準データに基づき、温度風量調整データを取得する。
第3の工程は、エア吹き付け手段によって、第2の工程で得られた温度風量調整データを基に、エア噴出口によって、ワイピングローラの表面に風温、風量及びエア吹き付け箇所の少なくとも一つが調整されたエアをワイピングローラの所定の領域に吹き付け、ワイピングローラの表面を冷却及び/又は乾燥させる。
図4に示したワイピングローラの表面を冷却及び/又は乾燥させるエア噴出装置8´´を用いたワイピングローラの表面を冷却及び/又は乾燥させる方法についての第2の例について下記に示す。
第1の工程は、データ取得手段によって、ワイピングローラの表面近傍の温度を検知するワイピングローラ温度を測定し測定データを取得する。
第2の工程は、データ取得手段によって、第1の工程で得られた入力した温度測定データと、あらかじめ記憶部に記憶された標準となるワイピングローラの表面近傍の温度標準データを比較し、温度比較値と算出し、温度比較値とあらかじめ記憶部に記憶された温度風量調整基準データに基づき、エア噴出装置のエアの温度風量調整データを取得する。
第3の工程は、エア吹き付け手段によって、第2の工程で得られた温度風量調整データを基に、エア噴出口8d´によって、ワイピングローラの表面に風温、風量及びエア吹き付け箇所の少なくとも一つが調整されたエアをワイピングローラの所定の領域に吹き付け、ワイピングローラの表面を冷却、乾燥させる。
なお、ワイピングローラの表面を冷却及び/又は乾燥させる方法についての第1の例及び 第2の例を組合せても良い。
1、1´、1´´ 凹版印刷機のワイピング
2 凹版胴
3 ワイピングローラ
4 洗浄液
5 洗浄槽
6 洗浄部材
7 仕上げブレード
8´、8´´ エア噴出装置
8a´、8a´´ データ取得部
8b´、8b´´ 記憶部
8c´、8c´´ 温度風量調整データ取得部
8d´、8d´´ エア噴出口
9 ブラシ群
10 ブラシ軸
2 凹版胴
3 ワイピングローラ
4 洗浄液
5 洗浄槽
6 洗浄部材
7 仕上げブレード
8´、8´´ エア噴出装置
8a´、8a´´ データ取得部
8b´、8b´´ 記憶部
8c´、8c´´ 温度風量調整データ取得部
8d´、8d´´ エア噴出口
9 ブラシ群
10 ブラシ軸
Claims (3)
- ワイピング槽内の洗浄液に下半部を浸漬されて回転するワイピングローラをワイピング槽内のワイピング液により洗浄し、液面から上昇された領域で、洗浄された前記ワイピングローラ上の前記ワイピング液を掻き落とすためのドクターブレードを備えた印刷機のワイピング装置において、
前記ドクターブレードによって、ワイピングローラ上の前記ワイピング液を掻き落とした後、前記ワイピングローラの表面を冷却及び/又は乾燥させるエア噴出装置を備えたことを特徴とする凹版印刷機のワイピング装置。 - 前記エア噴出装置は、前記ワイピングローラの表面状態を検知するワイピングローラ表面画像データを取得するデータ取得部と、
前記入力したワイピングローラ表面画像と、標準となるワイピングローラ表面の基準画像及び温度風量調整基準データを記憶する記憶部と、
前記入力したワイピングローラ表面画像と、前記基準画像とをパターンに切り分け、n×mピクセル(n、mは1以上の整数)に分割し、前記ピクセルごとに画像を濃度判定し、一致率を求める演算によりパターンマッチング処理を行い、前記パターンマッチングの結果に基づき、表面画像比較値と算出し、前記表面画像比較値と前記温度風量調整基準データに基づき、エア噴出装置のエアの温度風量調整データを取得する温度風量調整データ取得部と、
前記温度風量調整データ取得部で得られた温度風量調整データを基に、前記ワイピングローラの表面に風温、風量及びエア吹き付け箇所の少なくとも一つが調整されたエアを吹き付けるエア噴出口を備えたことを特徴とする請求項1記載の凹版印刷機のワイピング装置。 - 前記エア噴出装置は、前記ワイピングローラの表面近傍の温度を検知するワイピングローラ温度を測定し測定データを取得するデータ取得部と、
前記入力した温度測定データと、標準となるワイピングローラの表面近傍の温度標準データ及び温度風量調整基準データを記憶する記憶部と、
前記入力した温度測定データと、前記温度標準データを比較し、温度比較値と算出し、前記温度比較値と前記温度風量調整基準データに基づき、エア噴出装置のエアの温度風量調整データを取得する温度風量調整データ取得部と、
前記温度風量調整データ取得部で得られた温度風量調整データを基に、前記ワイピングローラの表面に温度及び/又は風量が調整されたエアを吹き付けるエア噴出口を備えたことを特徴とする請求項1記載の凹版印刷機のワイピング装置。
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JP2009278093A JP2011121174A (ja) | 2009-12-08 | 2009-12-08 | 凹版印刷機のワイピング装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013035261A (ja) * | 2011-08-11 | 2013-02-21 | Komori Corp | 凹版印刷機 |
CN110077108A (zh) * | 2019-05-24 | 2019-08-02 | 鸿博昊天科技有限公司 | 一种油墨可回收的环保印刷机 |
-
2009
- 2009-12-08 JP JP2009278093A patent/JP2011121174A/ja active Pending
Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
JP2013035261A (ja) * | 2011-08-11 | 2013-02-21 | Komori Corp | 凹版印刷機 |
CN110077108A (zh) * | 2019-05-24 | 2019-08-02 | 鸿博昊天科技有限公司 | 一种油墨可回收的环保印刷机 |
CN110077108B (zh) * | 2019-05-24 | 2022-02-18 | 鸿博昊天科技有限公司 | 一种油墨可回收的环保印刷机 |
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