JP2011120685A - 処理装置 - Google Patents

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潤 榊原
Yuichi Kaji
優一 加治
Masaki Yamashita
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【課題】先端から噴射される液体の流速の大幅な低減を図ることができ、白内障手術用ハンドピースなどに適用して好適な処理装置を提供する。
【解決手段】処理装置は、第1の管とこの第1の管を取り囲む第2の管31とを有する。第2の管31の内周面に螺旋状の溝31cを設ける。第1の管の一端から吸引を行いながら第1の管の他端側から第1の管と第2の管31との間の空間に液体を流し、第1の管の一端側から液体を旋回噴流として噴射する。処理装置は例えば白内障手術用ハンドピースである。
【選択図】図4

Description

この発明は処理装置に関し、例えば、白内障手術やエッチングなどの各種の処理に適用して好適なものである。
白内障手術においては、白濁した水晶体を取り除くために、超音波振動を伴う、ハンドピースの先端の細管を水晶体に挿入し、この細管により白濁した水晶体を吸引する(水晶体乳化吸引術)。このとき、吸引と同時にハンドピースの先端から生理食塩水などを眼内に噴射して眼圧を一定に保つ。このために、この細管に、通常、スリーブと呼ばれる外管を取り付け、この外管と細管との間に生理食塩水などを流してスリーブ先端に設けられた孔からV字状に2方向に噴射するのが一般的である。
特開2007−54654号公報
Cornea・Volume 24, Suppl. 1, November 2005, S55-S58
しかしながら、本発明者の検討によれば、従来の白内障手術用ハンドピースでは、先端の細管を水晶体に挿入し、生理食塩水などを眼内に噴射した場合、角膜に流体力学的な高いせん断応力が作用し、角膜内皮細胞の減少や角膜の機能低下などが危惧される。
そこで、この発明が解決しようとする課題は、先端から噴射される液体の流速の大幅な低減を図ることができ、白内障手術用ハンドピースなどに適用して好適な処理装置を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明は、
第1の管とこの第1の管を取り囲む第2の管とを有し、
上記第2の管の内周面に螺旋状の溝が設けられており、
上記第1の管の一端から吸引を行いながら上記第1の管の他端側から上記第1の管と上記第2の管との間の空間に液体を流し、上記第1の管の上記一端側から上記液体を噴射することを特徴とする処理装置である。
この発明においては、典型的には、第2の管の、第1の管の上記一端側の端の近傍の部分の内周面に螺旋状の溝が設けられる。この螺旋状の溝の断面形状、溝の幅、溝の深さ、溝の幅に対する溝の深さ(溝のアスペクト比)などは、必要な流量が得られるように、適宜選択される。この螺旋状の溝の間隔は、好適には、第2の管の、第1の管の上記一端側の端に向かって徐々に減少するようにするが、これに限定されるものではない。この螺旋の向きは、右回りであっても左回りであってもよく、必要に応じて選択される。螺旋状の溝は、第1の管と第2の管との間の空間を液体が流れやすくし、液体の流量を大きくする観点からは一重螺旋構造が好ましいが、十分な周方向速度を与えるためには、二重螺旋構造または三重螺旋構造を有するのが好ましい。典型的には、螺旋状の溝の間の部分の先端は第1の管の外周面と接触しており、こうすることで、第1の管の他端側から第1の管と第2の管との間の空間に流される液体は全て、螺旋状の溝の内部を通って旋回流となる。第1の管および第2の管は典型的には真っ直ぐな管であるが、必要に応じてその一部または全部が曲がっていてもよい。
処理装置は、好適な一つの例では白内障手術用ハンドピースであるが、洗浄装置、エッチング装置などの各種の処理を行う装置であってよい。
処理装置の用途によっては、第2の管を取り囲む第3の管、第4の管などを設けてもよい。これらの第3の管、第4の管などの内周面には螺旋状の溝を設けても設けなくてもよく、必要に応じて選ばれる。こうすることで、例えば、第2の管と第3の管との間の空間に第1の管と第2の管との間の空間に流す液体と種類が異なる液体を流し、これらの第1、第2および第3の管の前方でこれらの液体を混合し、この混合液体を用いて処理を行うことが可能となる。あるいは、第2の管と第3の管との間の空間に気体を流し、この気体のカーテンの内部で第1の管と第2の管との間の空間から液体を噴射して処理を行うことも可能となる。第1の管と第2の管との間の空間に流す液体および第2の管と第3の管との間の空間に流す液体は、行うべき処理に応じて必要に応じて選ばれるが、例えば、生理食塩水、水(温水を含む)、各種の有機溶剤(アルコール、アセトン、トルエンなど)、エッチング液(フッ酸、リン酸など)などである。気体は、基本的にはどのようなものであってもよいが、具体的には、例えば、空気、酸素、オゾン、水素、ヘリウム、アルゴンなどである。
この発明によれば、第1の管の他端側から第1の管と第2の管との間の空間に流される液体は第2の管の内周面に設けられた螺旋状の溝を通ることにより旋回が加えられて旋回流となるため、第1の管の一端側から噴射される液体は旋回噴流となる。これによって、第1の管の一端側から噴射される液体の流速の大幅な低減を図ることができる。
この発明の第1の実施の形態による超音波白内障手術装置を示す斜視図である。 この発明の第1の実施の形態による超音波白内障手術装置の白内障手術用ハンドピースを示す正面図である。 この発明の第1の実施の形態による超音波白内障手術装置の白内障手術用ハンドピースの先端部の縦断面図である。 この発明の第1の実施の形態による超音波白内障手術装置の白内障手術用ハンドピースの先端の細管に取り付けられるスリーブを示す正面図、縦断面図および一部拡大縦断面図である。 この発明の第1の実施の形態による超音波白内障手術装置の白内障手術用ハンドピースの先端の細管に取り付けられるスリーブの一部拡大縦断面図である。 この発明の第1の実施の形態による超音波白内障手術装置の白内障手術用ハンドピースの先端の細管に取り付けられるスリーブの内周面に設けられる三重螺旋状の溝の形状を示す略線図である。 図6に示すθの定義を説明するための略線図である。 この発明の第1の実施の形態による超音波白内障手術装置の白内障手術用ハンドピースおよび従来の白内障手術用ハンドピースの先端から噴射される流体の最大速度の先端からの距離に対する依存性を測定した結果を示す略線図である。 角膜内皮細胞の剥離率の角膜内皮に作用するせん断応力に対する依存性を示す略線図である。 この発明の第1の実施の形態による超音波白内障手術装置の白内障手術用ハンドピースおよび従来の白内障手術用ハンドピースの先端から噴射される流体の流速分布を先端からの距離に対して示す略線図である。 この発明の第1の実施の形態による超音波白内障手術装置の白内障手術用ハンドピースおよび従来の白内障手術用ハンドピースの先端から噴射される流体の流速分布を先端からの距離に対して示す略線図である。 この発明の第1の実施の形態による超音波白内障手術装置の白内障手術用ハンドピースおよび従来の白内障手術用ハンドピースの先端から噴射される流体の流速分布を先端からの距離に対して示す略線図である。 この発明の第1の実施の形態による超音波白内障手術装置の白内障手術用ハンドピースの先端から噴射される旋回流の流速分布をスリーブ長軸方向から見た略線図である。 この発明の第1の実施の形態による超音波白内障手術装置の白内障手術用ハンドピースの先端から噴射される旋回流の流速分布をスリーブの横方向から見た略線図である。
以下、発明を実施するための形態(以下「実施の形態」という。)について図面を参照しながら説明する。
図1はこの発明の第1の実施の形態による超音波白内障手術装置を示す(装置の全体構成については例えば特許文献1を参照)。
図1に示すように、この超音波白内障手術装置は本体11と手術を行う医師が手に持つ白内障手術用ハンドピース12とを有する。本体11には装置全体の制御を行う制御部(図示せず)が収納されている。白内障手術用ハンドピース12の後部には吸引チューブ13、灌流チューブ14および電源コード15が接続されている。吸引チューブ13の白内障手術用ハンドピース12と反対側の端部は廃液袋16の中に入っている。吸引チューブ13による吸引は吸引ポンプ部17により行われる。灌流チューブ14の白内障手術用ハンドピース12と反対側の端部は、本体11に取り付けられたポール18に吊り下げられた灌流瓶19の下部に接続されている。灌流瓶19には生理食塩水などの灌流液が入っている。ポール18は本体11に対して上下動可能に構成されており、このポール18の上下動により灌流瓶19の高さを変えることができるようになっている。灌流チューブ14の途中には制御弁20が取り付けられている。本体11の入力部21には、本体11に接続されたフットスイッチ(図示せず)の踏み込み加減に対応して灌流、吸引、超音波乳化の組み合わせを変更するモードスイッチや、灌流圧、吸引流量、超音波出力などの各種の設定を行うスイッチなどが設けられている。本体11の底面の四隅にはキャスター(図示せず)が取り付けられており、これらのキャスターにより超音波白内障手術装置を移動させることができるようになっている。
白内障手術用ハンドピース12を図2に示す。また、この白内障手術用ハンドピース12の先端部の拡大縦断面図を図3に示す。図2および図3に示すように、白内障手術用ハンドピース12の先端部は、白内障手術用ハンドピース12の中心軸上を真っ直ぐに延びた細管30を有する。この細管30は、白内障手術用ハンドピース12の本体12aに内蔵され、電源コード15から電力が供給される超音波振動子によりこの細管30の中心軸の方向に超音波振動することができるようになっている。この細管30の中心軸に垂直な断面形状は円環状である。この細管30の一端は吸引チューブ13と接続されている。この細管30は好適にはステンレス鋼により形成されるが、これに限定されるものではない。この細管30の先端部を取り囲むように細長い円筒状のスリーブ31が設けられている。このスリーブ31は好適には光造形技術により形成され、この場合このスリーブ31は光硬化性樹脂により形成されるが、これに限定されるものではない。
スリーブ31は後部にフランジ部31aを有する。このスリーブ31の後半部を収容するようにスリーブ32が設けられている。このスリーブ32の後半部の内周面には雌ねじ32aが切られており、この雌ねじ32aが白内障手術用ハンドピース12の本体12aの先端部の外周面に切られた雄ねじ12bにねじ込まれることにより、スリーブ31のフランジ部31aの側面にスリーブ32の内周面に設けられた突起部が当たって押し付けるようになっている。
図4Aはスリーブ31の正面図(スリーブ31の中心軸に対して垂直な方向から見た図)を示す。図4Bは図4AのB−B線に沿っての断面図を示す。また、図4Cは図4Bに示すスリーブ31の先端部の断面の拡大図を示す。図4BおよびCに示すように、スリーブ31の先端の近傍の部分の内周面には三重螺旋状に翼31bが設けられており、これらの溝31bの間に三重螺旋状の溝31cが設けられている。この場合、翼31bの断面形状はスリーブ31の中心軸に平行な二辺およびこの中心軸に垂直な二辺を有する長方形であり、従って溝31cの断面形状も長方形である。これらの翼31bおよび溝31cの間隔はスリーブ31の先端に向かって徐々に減少している。図3に示すように、翼31bの上面は細管30の外周面と隙間なく接触している。溝31cは灌流チューブ14から白内障手術用ハンドピース12に供給される灌流液が通る流路となる。この場合、この溝31cは三重螺旋状であるため、この溝31cを通る灌流液には旋回が加えられる。この結果、図2に示すように、スリーブ21の先端から、灌流液の旋回噴流が噴射される。
スリーブ31の内周面に設けられる翼31bおよび溝31cの各部の寸法の一例を図5に示す。この場合、スリーブ31の内径は1.54mm、細管30の外径は1.11mmである。翼31bおよび溝31cの間隔がスリーブ31の先端に向かって徐々に減少していることが分かる。
スリーブ31の先端からの距離x(mm)に対するスリーブ31の中心軸の周りの翼31bの中心線の回転角θ(°)の変化を計算で求めた結果を図6に示す。図6には、三重螺旋状の三つの翼31bのそれぞれの回転角θ1 、θ2 、θ3 (図7参照)のxに対する変化を示す曲線を示した。計算の結果、θ1 =37.261x2 −204.46x+94.853、θ2 =37.261x2 −204.46x−25.147、θ3 =37.261x2 −204.46x−145.15と求められる。
次に、スリーブ31の先端からの距離xに対してスリーブ31の先端から噴射される噴流の最大速度を測定した結果について説明する。ただし、スリーブ31と細管30との間の空間に流す液体として水を用いた。その結果を図8に示す。比較のために、図8には、スリーブ31の内周面に翼31bおよび溝31cが設けられていない従来の白内障手術用ハンドピースの同様な結果も併せて示す。図8に示すように、スリーブ31の内周面に翼31bおよび溝31cが設けられていない従来の白内障手術用ハンドピース(旋回なし)ではスリーブの先端から噴射される噴流の下流においても最大流速は約320〜400mm/sと大きいのに対し、三重螺旋状の溝31cにより水に旋回を加えた場合(旋回あり)にはスリーブ31の先端から噴射される旋回噴流の最大速度は下流において急激に減少し、x≧2mmでは約250〜280mm/sと30%前後減少していることが分かる。
上述のようにスリーブ31の先端から噴射される旋回噴流の最大速度を減少させることができることにより、この白内障手術用ハンドピース12を用いて白内障手術を行った場合には、角膜内皮細胞の剥離の低減を図ることができる。すなわち、図9は非特許文献1のFig.2と同じ図であり、角膜内皮に作用するせん断応力に対する角膜内皮細胞の剥離率を測定した結果を示す。図9より、角膜内皮に作用するせん断応力が減少すると角膜内皮細胞の剥離率は減少する。一方、角膜内皮に作用するせん断応力と白内障手術用ハンドピースのスリーブの先端から噴射される噴流の最大速度とはほぼ比例することが分かっている。このことから、上述のようにスリーブ31の先端から噴射される旋回噴流の最大速度が従来に比べて30%前後減少することにより、角膜内皮に作用するせん断応力も30%前後減少するから、図9に従って角膜内皮細胞の剥離の低減を図ることができることが分かる。
図10〜図12は三重螺旋状の溝31cにより水に旋回を加えた場合およびスリーブ31の内周面に翼31bおよび溝31cが設けられていない従来の場合にスリーブ31の先端から噴射される噴流の平均速度分布をスリーブ31の先端からの距離を変えて表示したものである。図10〜図12の左側の図が三重螺旋状の溝31cにより水に旋回を加えた場合、右側の図がスリーブ31の内周面に翼31bおよび溝31cが設けられていない従来の場合の結果を示す。各図の下側の数値のうちzはスリーブ31の先端からの距離、vmax は最大速度(mm/s)を示す。各図の×印は最大速度の点を示す。図10〜図12より、三重螺旋状の溝31cにより水に旋回を加えた場合にスリーブ31の先端から噴射される噴流が回転している様子が分かる。図13は図10〜図12の左の各図に示される旋回噴流をスリーブ31の中心軸方向から見たときの三次元的な速度分布を示したものであり、速度ベクトルが螺旋を描いていることが分かる。図14は図10〜図12の左の各図に示される旋回噴流をスリーブ31の中心軸に対して垂直な方向から見たときの三次元的な速度ベクトル分布を示したものであり、スリーブ31の先端から出た流れが左右に広がっている様子が分かる。
以上のように、この第1の実施の形態によれば、白内障手術用ハンドピース12のスリーブ31の内周面に三重螺旋状の溝31cが設けられていることにより、このスリーブ31の先端から噴射される噴流を旋回噴流とすることができる。このため、スリーブ31の先端から噴射される噴流の最大速度の大幅な低減を図ることができるので、白内障手術を行う際の角膜内皮細胞の減少や角膜内皮の機能の低下を大幅に抑えることができ、白内障手術後に角膜に生ずる疾患を抑えることができる。加えて、スリーブ31の先端から噴射される噴流の最大速度の大幅な低減を図ることができることにより、灌流液の流量および吸引流量を従来に比べて大幅に増加させることができるので、手術時間の大幅な短縮を図ることができる。
次に、この発明の第2の実施の形態によるエッチング装置について説明する。
このエッチング装置は、第1の実施の形態による超音波白内障手術装置の白内障手術用ハンドピース12と同様な構成を有する。このエッチング装置においては、第1の実施の形態による超音波白内障手術装置における灌流液の代わりに、被エッチング物に応じて選択されるエッチング液を用いる。例えば、二酸化シリコン(SiO2 )をエッチングする場合にはフッ酸系のエッチング液を用いる。このエッチング液が接触する細管30およびスリーブ31、32の材料としてはこのエッチング液にエッチングされないものが用いられ、エッチング液に応じて適宜選ばれる。
このエッチング装置においては、細管30により吸引を行いながら、細管30とスリーブ31との間の空間にエッチング液を流し、スリーブ31の先端から、このエッチング液の旋回噴流を被エッチング物に噴射することにより、被エッチング物をエッチングする。
この第2の実施の形態によれば、被エッチング物を局部的に、例えばmmオーダーの大きさの領域をエッチングすることができる。また、このエッチング装置を被エッチング物に対して二次元的または三次元的に移動可能に構成することにより任意の形状の領域をエッチングすることができる。しかもこの際、細管30の先端から吸引を行うので、被エッチング物からエッチングにより除去された物質を含むエッチング液をエッチング面から迅速に吸引除去することができる。このため、エッチング面を常に新鮮なエッチング液に晒すことができ、エッチングのむらの発生を抑えることができる。さらに、エッチング液の旋回噴流の流速を抑えることができるため、適度なエッチング速度で被エッチング物をエッチングすることができる。
以上、この発明の実施の形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
例えば、上述の実施の形態において挙げた数値、形状、構造、配置などはあくまでも例に過ぎず、必要に応じて、これらと異なる数値、形状、構造、配置などを用いてもよい。
12…白内障手術用ハンドピース、12a…本体、30…細管、31、32…スリーブ、31b…翼、31c…溝

Claims (7)

  1. 第1の管とこの第1の管を取り囲む第2の管とを有し、
    上記第2の管の内周面に螺旋状の溝が設けられており、
    上記第1の管の一端から吸引を行いながら上記第1の管の他端側から上記第1の管と上記第2の管との間の空間に液体を流し、上記第1の管の上記一端側から上記液体を噴射することを特徴とする処理装置。
  2. 上記第2の管の、上記第1の管の上記一端側の端の近傍の部分の内周面に上記螺旋状の溝が設けられていることを特徴とする請求項1記載の処理装置。
  3. 上記螺旋状の溝の間隔は上記第2の管の、上記第1の管の上記一端側の端に向かって徐々に減少していることを特徴とする請求項1または2記載の処理装置。
  4. 上記螺旋状の溝は二重螺旋構造または三重螺旋構造を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の処理装置。
  5. 上記螺旋状の溝の間の部分の先端は上記第1の管の外周面と接触していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の処理装置。
  6. 上記処理装置は白内障手術用ハンドピースであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の処理装置。
  7. 上記処理装置は洗浄装置またはエッチング装置であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の処理装置。
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