JP2011119424A - 放熱ユニットおよびこれを用いた電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量化した放熱構造すなわち放熱ユニットを提供する目的とするものである。
【解決手段】電子機器の一つの面に配置して内部と外部を仕切る仕切り板9と、この仕切り板9に設けた熱交換体11と、前記仕切り板9の前記電子機器の内部側に配置した送風機10とで構成した放熱ユニット16であって、前記熱交換体11は、前記電子機器の外側に向けて縦方向に山と谷を交互に繰り返す尾根部分15と谷が連続する谷間形状部分17を横方向に並べた板体であることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、高所に設置して使用する電子機器とそれに使用する放熱ユニットに関するものである。
例えば、電子機器は、その表面に情報を表示する表示装置を備え、この表示装置の裏側にはこの表示装置を駆動する制御装置を備え、その外側を仕切り板で覆っていた。そして、この電子機器は、天井から吊り下げていた(例えば特許文献1)。
特開平7―322172号公報
このような電子機器を特に屋外に設置する場合、表示装置と制御装置から発生する熱を放熱するために、放熱構造は、電子機器の裏側のカバーに放熱器を配置するとともに、内部にファンを配置し、空気を攪拌して、電子機器内部に充満した熱を放熱器から外部へ放出するものであった。そしてこの放熱器は、アルミニウム等金属性のブロックで形成したものを前記カバーと一体にして設けていた。さらに、カバー内側では、金属製の熱伝導体を制御装置内の発熱部品と放熱器の間に接触させて設け、発生する熱を前記放熱器へ伝導させていた。そのため、電子機器は、重量が重くなり、高所に吊り下げるのに強固な吊り下げ部材が必要であった。そこで本発明は、放熱構造すなわち放熱ユニットの軽量化をすることを目的とするものである。
そして、この目的を達成するために、本発明の放熱ユニットは、電子機器の一つの面に配置して内部と外部を仕切る仕切り板と、この仕切り板に設けた熱交換体と、前記仕切り板の前記電子機器の内部側に配置した送風機とで構成した放熱ユニットであって、前記熱交換体は、前記電子機器の外側に向けて縦方向に山と谷を交互に繰り返す尾根部分と谷が連続する谷間形状部分を横方向に並べた板体であることを特徴としたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、放熱ユニットは、電子機器の一つの面に配置して内部と外部を仕切る仕切り板と、この仕切り板に設けた熱交換体と、前記仕切り板の前記電子機器の内部側に配置した送風機とで構成した熱交換器であって、前記熱交換体は、前記電子機器の外側に向けて縦方向に山と谷を交互に繰り返す尾根部分と谷が連続する谷間形状部分を横方向に並べた板体であるという特徴を有する。これにより、電子機器の内部側から空気を強制的に熱交換体内へ送風して、熱交換体を介して電子機器の外部側へ放熱することができ、熱交換体を板体で構成することで軽量化した放熱ユニットを提供するという効果を奏する。
本発明の実施の形態1の表示装置の設置状態を示す図 同表示装置の背面図 同表示装置の側断面図((a)対流風路の動作を示す図、(b)放熱風路の動作を示す図) 同放熱ユニットの構成を示す図 同放熱ユニットを表示装置に取り付けた状態を示す背面図 同放熱ユニットの構造を示す図((a)熱交換体の概観図、(b)尾根部分A−A断面において放熱風路と対流風路を示す図) 仕切り板に熱伝導部材を接触させる構成を示す図 同実施の形態2の放熱ユニットの構成を示す図((a)熱交換体の概観図、(b)谷間形状部B−B断面において突出形状を示す図、(c)尾根部分A―A断面において放熱風路と対流風路を示す図) 同実施の形態3の熱交換体の構成を示す図 ((a)熱交換体の概観図、(b)尾根部分A−A断面において放熱風路と対流風路を示す図) 同実施の形態4の放熱ユニットを表示装置に取り付けた状態を示す背面図((a)横長設置状態を示す図、(b)縦長設置状態を示す図) 同実施の形態4の基本構成を金属製のヒートシンクに実施した場合の概観を示す図 同実施の形態5の熱交換体の構成を示す図((a)熱交換体を仕切り板に取り付けた図、(b)熱交換体の構成を示す図)
本発明の請求項1記載の放熱ユニットは、電子機器の一つの面に配置して内部と外部を仕切る仕切り板と、この仕切り板に設けた熱交換体と、前記仕切り板の前記電子機器の内部側に配置した送風機とで構成した放熱ユニットであって、前記熱交換体は、前記電子機器の外側に向けて縦方向に山と谷を交互に繰り返す尾根部分と谷が連続する谷間形状部分を横方向に並べた板体であることを特徴とする構成を有する。これにより、電子機器の内部側から空気を強制的に熱交換体内へ送風して、熱交換体を介して電子機器の外部側へ放熱することができ、熱交換体を板体で構成することで軽量化した放熱ユニットを提供するという効果を奏する。
また、請求項2記載の放熱ユニットは、一体に形成された板体であって、前記尾根部分と谷間形状部分が電子機器の内側と外側に長溝状の通風路を形成するという構成を有する。これにより、電子機器の内部側から空気を強制的に熱交換体内へ送風することで、尾根部分の内部側を空気が流れることとなり、谷間形状部分を外部側から空気が対流することで熱交換体を介して電子機器の外部側へ放熱することができ、熱交換体を板体で構成することで軽量化した放熱ユニットを提供するという効果を奏する。
また、請求項3記載の放熱ユニットは、尾根部分の谷に隣接する谷間形状部分は、前記尾根部分の谷と同高さに隆起させた突出形状を形成したという構成を有する。
これにより、谷間形状部分の内部側に仕切り板との間に風路拡大部が形成されて、風路の抵抗を下げるとともに伝熱面積を増加させることができ、谷間形状部分の外部側を流れる空気への放熱量を増加させることができるという効果を奏する。
また、請求項4記載の放熱ユニットは、仕切り板は熱交換体に空気を出入りさせる横長に形成した開口を少なくとも上下2箇所に設けた構成を有する。これにより、一方の開口から空気を流し込み他方の開口から空気を引き出すことで、電子機器の内部側から空気を強制的に熱交換体内へ送風して、熱交換体を介して電子機器の外部側へ放熱することができるという効果を奏する。
また、請求項5記載の放熱ユニットは、仕切り板の開口は尾根部分の山の位置に対応させて設けた構成を有する。これにより、空気を流し込む側では、尾根部分の山に圧力を蓄積して、熱交換体の内部側に安定して空気を流すことができ、電子機器の内部側の空気を熱交換体内へ送風して熱交換体を介して外部側へ放熱することができるという効果を奏する。
また、請求項6記載の放熱ユニットは、送風機は仕切り板の開口から熱交換体に空気を吹きこむように設けた構成を有する。これにより、一方の開口から空気を流し込み他方の開口から空気を引き出すことができ、電子機器の内部側から空気を強制的に熱交換体内へ送風して、熱交換体を介して電子機器の外部側へ放熱することができるという効果を奏する。
また、請求項7記載の放熱ユニットは、仕切り板は尾根部分の谷に対応させて電子機器の内側に向けて膨出させた膨出帯を備えた構成を有する。これにより、尾根部分を流れる空気を、尾根部分の山と谷を通過させることができ、膨出帯の作用により、前記谷部分での流れをなめらかにさせることができ空気を蛇行させながら流して、電子機器内部側の熱を外部側へ放熱することができる。
また、請求項8記載の放熱ユニットは、仕切り板は熱伝導部材を介して前記電子機器の発熱部品に接触させた構成を有する。これにより、電子機器内部に配置した発熱部品の熱を空気を介さずに直接仕切り板に伝導させることができ、尾根部分を流れる空気に効率的に熱を伝えるため、熱交換体を介して電子機器の外部側へ効率的に放熱することができる。
また、請求項9記載の放熱ユニットは、山の中央部を貫通するトンネル部分を設けた構成を有する。これにより、放熱風路を流れる空気は、尾根部分の山と谷を流れるときに山部分でトンネル部分によって大きく蛇行させられて流れることになり、また、対流風路を流れる空気は、谷間形状部分に沿って流れ、トンネル部分で隣接する谷間形状部分の空気と出入りを繰り返しながら上昇していくことになり、伝熱面積を大きくすることができ、表示装置内の空気の放熱を大きくすることができる。
また、請求項10記載の放熱ユニットは、熱交換体を樹脂成型にて構成したものである。この樹脂成型にて構成した熱交換体により、外部側と内部側の気密性を確保するとともに軽量化した放熱ユニットを提供するという効果を奏する。
また、請求項11記載の電子機器は、放熱ユニットを搭載した構成を有する。これにより、電子機器の内部側から空気を強制的に熱交換体内へ送風して、熱交換体を介して電子機器の外部側へ放熱することができ、軽量化した電子機器を提供するという効果を奏する。
以下、本実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、電子機器を代表とする表示装置1は、例えば、薬局の店舗の屋外側に吊り下げられている。
そして、その表面には、例えば「マスクが入荷いたしました。」といったように、人々が待ち望んでいる商品の入荷状況を、リアルタイムで、お客様にお知らせする表示パネル2を設けたものである。
また図2に示すように、その表示装置1の裏面には、多数の孔を設けた裏カバー3を設けている。裏カバー3は、図3(a)に示すように、上面と下面と背面は前記多数の孔によりそれぞれ第1開口4、第2開口5、第3開口6を形成したものである。
さて、表示装置1は、上記のように表面にプラズマディスプレイパネルを一例とする電子表示機器を用いた表示パネル2を設け、図3(a)に示すように表示装置1の内部には、前記表示パネル2へ情報を映像として表示させる制御を行なう制御装置7を配置し、この制御装置7を覆うカバー8を設ける。また、前記カバー8の背面は、前記制御装置7後方側を開口し、この開口を覆う仕切り板9を設けている。
仕切り板9には、図4に示すように前記カバー8の内部側には送風機10、カバー8の外部側には 熱交換体11を配置し、この熱交換体11は、枠体12によって前記仕切り板9に圧接させて一体化している。そして、前記カバー8と仕切り板9とを表示装置1の裏面側から前記裏カバー3が覆う構成としている。
また、前記仕切り板9は、上方の一辺に平行にしてかつ横長に形成した上方開口部13と、同様に下方の一辺に平行にしてかつ横長に形成した下方開口部14を有する。すなわち、仕切り板9の上方と下方に開けた二つの開口である上方開口部13と下方開口部14は、水平方向に伸ばされた横長開口としたものである。
そして、この上方開口部13と下方開口部14は、図4に示すように、それぞれ後述する熱交換体11の尾根部分15の山15aの位置に対向させて配置する。また、図3に示すように、仕切り板9の反対側の面には、上方開口部13に対向させて、送風機10を備えている。
また、この送風機10は、カバー8の内側で、制御装置7の上部に配置されるとともに、送風機10の吐出側を仕切り板9の上方開口部13に連結させたものである。つまり送風機10は、仕切り板9の開口から熱交換体11に空気を吹きこむように設けた構成を有する。
そして、これら送風機10、仕切り板9、熱交換体11、枠体12で放熱ユニット16を構成する。
つまり、電子機器である表示装置1本体の制御装置7後方側を開口部とし、この開口部を放熱ユニット16の仕切り板9で覆ったものである。
このようにして、前記制御装置7の後方に放熱ユニット16を一体化して設け、この放熱ユニット16は、図5に示すように横長の表示装置1の制御装置7のブロックごとに区切って熱交換体11を配置し、一体にして設けたものである。
また、送風機10は複数の送風ファン10aを水平方向に配置した構成としたものである。
図6(a)に示すように、熱交換体11は、表示装置1の外側に向けて縦方向に山15aと谷15bを交互に繰り返す尾根部分15と谷が連続する谷間形状部分17を交互に横方向に並べた合成樹脂性の板体である。たとえば、ポリスチレン樹脂を使用して成型したものである。
そして、尾根部分15と谷間形状部分17は熱交換体11の表裏において縦方向の長溝状の通風路を形成し、尾根部分15の裏面に放熱風路22と谷間形状部分17の表面に対流風路21を形成する。
そして、図3(b)に示すように放熱風路22は、熱交換体11の内部側に尾根部分15が並んで形成した複数の溝により、縦方向の風路が形成され、この風路は仕切り板9に設けた開口である上方開口部13と下方開口部14部分で水平方向に方向が変更され、コの字状に風路が形成される。
さらに、図6(b)に示すように仕切り板9を尾根部分15の谷15bに対向する部分を表示装置1の内部側へ向けて膨出させて、前記放熱風路22を山15aと谷15bを交互に蛇行させて空気を通過させる風路を形成する。蛇行させた風路を形成する際、仕切り板9は、尾根部分15の谷15bに対応させて表示装置1の内側に向けて膨出させた膨出帯23を備える。
また、対流風路21は、複数の谷間形状部分17が並んで縦方向に風路が形成されて、裏カバー3の第1開口4、第2開口5、第3開口6を介して外気と連通する構成としている。
また、図7に示すように、仕切り板9は熱伝導部材24を介して前記表示装置1の発熱部品25に接触させた構成とする。特に、仕切り板9は熱伝導率の高い金属などの材料で構成したときは、発熱部品25の熱が熱伝導部材24を介して直接仕切り板9に伝導し、熱交換体に発熱部品25の熱を伝えることにより、効率的に放熱することができる。
このような構成によれば、表示装置1を駆動し、上記のように表示パネル2を点灯させると、人々が待ち望んでいる商品の入荷状況を表示することができるが、制御装置7内の回路部品が大きな熱を発生させる。
すなわち、このような屋外の人々を対象にした表示装置1では、屋内のテレビの表示に比べて表示パネル2の発光輝度を高くする必要があり、非常に大きな電力とそれに伴う大きな熱が発生する。また、表示装置1は屋外で使用するため、埃や雨水の浸入を防ぐように制御装置7をカバー8および放熱ユニット16によって覆い、表示装置1の内部は密閉された状態であり、表示装置1の内部は非常に大きな熱がこもる構成となる。
そこで、表示パネル2で表示を開始すると、送風機10を駆動させて、カバー8内で、制御装置7の上方の空気は上方開口部13から熱交換体11へ押し込まれ、下方の下方開口部14から再び表示装置1内へ吹き出される。
そして、送風機10の作用により、カバー8内の空気が、強制的に放熱風路22を循環することになる。これにより熱交換体11の内部に制御装置7から発生した熱が伝えられる。
つまり、仕切り板9外側の熱交換体11の内側、すなわち尾根部分15の内側の温度が上昇する。そして、合成樹脂性の板体を境にして表示装置1の外部側の空気との間に熱勾配が生じ、裏カバー3の内側に空気の自然対流が発生する。この自然対流により、熱交換体11の谷間形状部分17内を空気が抜けて、第1開口4、第3開口6から空気が外気側へ流れて上昇気流が発生し、第2開口5から外気が流入する。そして自然対流が促進され放熱効果を顕著にすることができる。また、熱交換体11の内部温度が上昇することで、第3開口6では、熱交換体11の対流風路21と外気の間で、図3(a)に示すように隣り合った第3開口6間で局部的な対流である微小対流21aを発生させ、この微小対流21aによる空気の出入りにより熱交換体11内部つまり表示装置1内部の熱の放熱を促進させることとなる。
熱交換体11は合成樹脂性の板体としてポリスチレン樹脂を使用したことで熱交換体11を軽量化することができる。特に放熱用の部品として一般に用いられているアルミニウムを主材料としたヒートシンクに比べて格段の軽量化が図れる。
また、熱交換体11を一体成型で形成することで表示装置1の内部側と外部側の気密性を容易に確保することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、実施の形態1の構成に加えて、図8(a)に示すように尾根部分15の谷15bに隣接する谷間形状部分17には、前記谷15bと同高さに隆起させた突出形状17aを形成する。なお、理解を容易にするために、以下の説明において実施の形態1と同一部分については同一符号を付しその説明は簡略化する。
このような谷間形状部分17の構成すなわち突出形状17aによれば、谷間形状部分17の内部側に仕切り板9との間に風路拡大部が形成されて、放熱風路22を流れる空気は、仕切り板9と谷間形状部分17の間の部分にも流れ込みやすくなる。つまり、突出形状17aを形成することで、谷間形状部分17の通気抵抗を低くすることができ、この部分を流れる空気を増大させることができる。また、谷間形状部分17は外部側において、表面積を大きくすることができる。そして、表示装置1の内部で発生する熱をより多く、外気へ放熱させることができる。
また、表示装置1を図10(b)のような縦長設置状態に取り付けたときに、外気が尾根部分15の谷15bを通過していくが、このときに突出形状17aと谷15bの高さが同じであるので、上昇気流による空気の移動が滑らかに進み放熱効果を増大させることができる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、熱交換体11の作用をより効果的に発揮させる構成について説明する。実施の形態1の尾根部分15の山15aに換えて本実施の形態では、山15cを備えたところが異なる。その他の部分については、実施の形態1および2の構成と組み合わせることができる。そして、以下の説明において、理解を容易にするために実施の形態1と同一部分については、同一符号を付しその説明は簡略化する。
山15cは、図9(b)に示すように、その中央部を貫通するトンネル部分15dを設けたものである。トンネル部分15dは、熱交換体11の外部側において外気を流通させるものである。また、熱交換体11の内部側において放熱風路22をより蛇行させるものである。
そして、放熱風路22を流れる空気は、尾根部分15の山15cと谷15bを流れるときに山15c部分でトンネル部分15dによって大きく蛇行させられて流れることになる。また、対流風路21を流れる空気は、谷間形状部分17に沿って流れ、トンネル部分15dで隣接する谷間形状部分17の空気と出入りを繰り返しながら上昇していくことになる。つまり、伝熱面積が大きくなり表示装置1内の空気の放熱を大きくすることができる。
特に、表示装置1を図10(b)のような縦長設置状態に取り付けたときに、外気が前記トンネル部分15dを通過してより大きな放熱効果を得ることができる。
(実施の形態4)
以上のように、放熱ユニットとそれを用いた電子機器の発明について説明をした。すなわち、実施の形態1、2では、熱交換体11は、図6(a)、(b)に示すように、表示装置1の外側に向けて縦方向に山15aと谷15bを交互に繰り返す尾根部分15と谷が連続する谷間形状部分17を交互に横方向に並べた合成樹脂性の板体であった。そして、尾根部分15と谷間形状部分17は熱交換体11の表裏において縦方向の長溝状の通風路を形成し、尾根部分15の裏面に放熱風路22と谷間形状部分17の表面に対流風路21を形成している。
すでに説明はしているが、電子機器である表示装置1は、前記のように表面にプラズマディスプレイパネルを一例とする電子表示機器を用いた表示パネル2を設けたものであり、これらは裏カバー3を取り外した図10(a)に示すように、通常縦方向の長さに比べて横方向の長さを長くした形状で設置するものである。つまり、熱交換体11に設けた尾根部分15に沿って縦方向に形成された対流風路21に外部側の空気が流れて放熱を行うものである。
しかし、広告や商品情報の発信およびポスターの用途に使用する場合、使用場所または表示内容によっては、裏カバー3を取り外した図10(b)に示すように、縦方向を長くして設置する場合もある。そこで、表示装置1は、使用現場での状況に応じて、縦方向、横方向を問わず設置されても内部の放熱を行えるものが要求される。
前述の実施の形態1、2では、図6に示すように、熱交換体11の尾根部分15は山15aと谷15bを交互に繰り返して形成したものである。また、図8に示すように、谷間形状部分17に突出形状17aを設けたものである。さらに、図9に示すように実施の形態3では、山15cを貫通するトンネル部分15dを備えたものである。
表示装置1の設置方向を図10(b)に示すように縦方向を長くした場合に尾根部分15が横方向に配置されることになるが、このような構成にすることによって、表示装置1の外部側を流れる空気は、尾根部分15を横切って、谷15bまたはトンネル部分15dを流れることとなり、表示装置1の設置方向を縦設置状態にしても縦方向に対流風路21を形成することができる。
そして、表示装置1の取り付け方向を縦横自在にして設置しても、電子装置の背面に取り付けた放熱ユニット16はその取り付け向きに左右されることはなく、電子装置の内部で発生する熱を強制的に放熱することができその効果は大きい。
なお、本実施の形態で説明したように、尾根部分15を山15aと谷15bを交互に繰り返して形成した構成、谷間形状部分17に突出形状17aを設けた構成およびトンネル部分15dを設けた構成は、本実施の形態の熱交換体11のほかに、図11に示すような金属製のヒートシンク26に採用しても同様の効果を得ることができる。つまり、ヒートシンク26の尾根部分27を山27aと谷27bを交互に繰り返して形成し、山27aを貫通するトンネル部分27dを設けて構成し、機器の背面に配置することで、本実施の形態の表示装置1のように設置方向を縦横変えて設置する機器に対して放熱効果を発揮することもできる。
(実施の形態5)
以上のように前述の実施の形態にて熱交換体11を備えた放熱ユニット16の基本構成とその作用効果を説明した。
本実施の形態では、特に熱交換体11の別の構成について説明をする。なお、理解を容易にするために以下の説明において、前述の実施の形態1から4と同一部分については、同一符号を付しその説明は簡略化する。
本実施の形態の熱交換体11は、図12に示すように、尾根部分15と谷間形状部分17を交互に配置した主要部分28と尾根部分15と谷間形状部分17の端面を封止する端面部分29により構成させる。この端面部分29は、主要部分28の端面を外側から覆うものである。
そして、熱交換体11は、主要部分28の外側に端面部分29を覆い溶着させて一体にするものである。
このように構成することで、熱交換体11は、表示装置1の形状に合わせて、主要部分28の長さを容易にあわせたものを提供することができる。
本発明にかかる放熱ユニットは、電子機器の一つの面に配置して内部と外部を仕切る仕切り板と、この仕切り板に設けた熱交換体と、前記仕切り板の前記電子機器の内部側に配置した送風機とで構成した放熱ユニットであって、前記熱交換体は、前記電子機器の外側に向けて縦方向に山と谷を交互に繰り返す尾根部分と谷が連続する谷間形状部分を横方向に並べた板体であることを特徴する構成を有する。これにより、電子機器の内部側から空気を強制的に熱交換体内へ送風して、熱交換体を介して電子機器の外部側へ放熱することができ、熱交換体を板体で構成することで軽量化した放熱ユニットを提供することができ、これを用いた電子機器の軽量化をすることができ極めて有用である。
1 表示装置
2 表示パネル
3 裏カバー
4 第1開口
5 第2開口
6 第3開口
7 制御装置
8 カバー
9 仕切り板
10 送風機
10a 複数の送風ファン
11 熱交換体
12 枠体
13 上方開口部
14 下方開口部
15 尾根部分
15a 山
15b 谷
15c 山
15d トンネル部分
16 放熱ユニット
17 谷間形状部分
17a 突出形状
21 対流風路
21a 微小対流
22 放熱風路
23 膨出帯
24 熱伝導部材
25 発熱部品
26 ヒートシンク
27 尾根部分
27a 山
27b 谷
27d トンネル部分
28 主要部分
29 端面部分

Claims (11)

  1. 電子機器の一つの面に配置して内部と外部を仕切る仕切り板と、この仕切り板に設けた熱交換体と、前記仕切り板の前記電子機器の内部側に配置した送風機とで構成した放熱ユニットであって、前記熱交換体は、前記電子機器の外側に向けて縦方向に山と谷を交互に繰り返す尾根部分と谷が連続する谷間形状部分を横方向に並べた板体であることを特徴とした放熱ユニット。
  2. 熱交換体は一体に形成された板体であって、前記尾根部分と谷間形状部分が電子機器の内側と外側に長溝状の通風路を形成する請求項1記載の放熱ユニット。
  3. 尾根部分の谷に隣接する谷間形状部分は、前記尾根部分の谷と同高さに隆起させた突出形状を形成した請求項1から2のいずれか一つに記載の放熱ユニット。
  4. 仕切り板は熱交換体に空気を出入りさせる横長に形成した開口を少なくとも上下2箇所に設けた請求項1から3のいずれか一つに記載の放熱ユニット。
  5. 仕切り板の開口は尾根部分の山の位置に対応させて設けた請求項4記載の放熱ユニット。
  6. 送風機は仕切り板の開口から熱交換体に空気を吹きこむように設けた請求項4記載の放熱ユニット。
  7. 仕切り板は熱交換体の谷に対応させて電子機器の内側に向けて膨出させた膨出帯を備えた請求項1から6のいずれか一つに記載の放熱ユニット。
  8. 山の中央部を貫通するトンネル部分を設けた請求項1から4、7のいずれか一つに記載の放熱ユニット。
  9. 仕切り板は熱伝導部材を介して前記電子機器の発熱部品に接触させた請求項1から8のいずれか一つに記載の放熱ユニット。
  10. 熱交換体を樹脂成型にて構成した請求項1から9のいずれか一つに記載の放熱ユニット。
  11. 請求項1から10のいずれか一つに記載の放熱ユニットを搭載した電子機器。
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