JP2011118971A - 円盤状記録媒体の収容ケース - Google Patents

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Bunichi Muranishi
文一 村西
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Abstract

【課題】 CDやDVD等の円盤状記録媒体を収容するケースであって、ケースに円盤状記録媒体を収容して蓋体を閉じた状態で害円盤状記録媒体を回転してクリーニングすることが出来る収容ケースの提供。
【解決手段】 本体2には凹部4を形成すると共に中央には円盤状記録媒体の中心穴7に嵌るヘソ5を突出して設け、そして凹部底にはクリーナーシート9を貼着し、本体2及び蓋体3の側縁10,11には切欠き部12,13を形成すると共に蓋体3が閉じた状態で互いに重なり合う同じ位置とし、そして、該切欠き部12,13はヘソ5に嵌めて取付けた円盤状記録媒体の外周が突出する大きさとしている。
【選択図】 図1

Description

本発明はDVD,CD等の円盤状記録媒体を収容すると共にクリーニング機能を備えたケースに関するものである。
DVDやCD等の円盤状記録媒体はそのデータ入力面(ディスク面)に埃が付いているとそれが障害となってデータ再生が良好に行なわれない。従って、その埃を除去する必要があるが、テッシュペーパー等を用いて拭くと該ディスク面にキズが付いたり、又、テッシュペーパーの紙粉がディスク面に付着することとなる。
従って、特殊な生地で構成した布製のクリーナーを用いて拭くようにしているが、収容ケースから取り出して1枚づつクリーニングする作業は面倒である。特に、レンタルショップでは返還される多数枚のディスクの埃を一々除去するのに非常に手間がかかる。
特開2004−305616号に係る「パイル編地製の拭き布」は、ソフトタッチが要求される部分と擦り付けが可能な部分との拭き取りに対応できる使い勝手の良い拭き布である。
そこで、地組織の表裏両側に単位パイルの群より成るパイル層を形成している拭き布において、表裏パイル層の高さを例えば2倍程度に異ならせる。パイル用糸条は極めて多数本の原糸の束で構成されており、パイル用原糸には繊度が0.02デニール以下の極細のフィラメントを使用している。高さの高いパイル層は液晶ディスプレイやCD類のホコリ拭きに使用し、高さの低いパイル層は本体やキーボード、CDケースの汚れ取りに使用することが出来る。
特開2006−277912号に係る「ディスククリーナー」は、CDやDVDディスクのデータ入力面上の埃等を容易、かつ良好に除去できるようにしている。そこで、クリーナー部分に静電気発生防止加工が施され、そのクリーナー部分がディスクのデータ入力面に接触状態となるようにディスクケース内に装着されている。
このように、ディスクケース内にクリーナーを装着することで、CDやDVDはケースから取外すことなくクリーニングすることが出来、特開2004−305616号に係る「パイル編地製の拭き布」のように、ケースから取外してクリーニングする場合に比較して便利である。
すなわち、ディスクケース内で表面を指で軽く押さえる等してディスクを回転させることで、回転移動するデータ入力面の埃等がクリーナー部分により拭き取られる。その回転の際のディスクとクリーナー部分との接触による静電気の発生がクリーナー部分に静電気発生防止加工が施されていることで防止され、これによりディスク面への静電気発生による埃の付着も回避される。
しかし、ディスクを回転するにはケースの蓋体を開かなくてはならず、特にレンタルシップでは返還されてくる多数枚のディスクの埃取り作業は容易でない。
特開2004−305616号に係る「パイル編地製の拭き布」 特開2006−277912号に係る「ディスククリーナー」
このように、DVDやCD等の円盤状記録媒体は、その表面に僅かなゴミやチリが付着していることが嫌われる。しかし、再生装置のターンテーブルに装着するに際して表面を一々クリーニングするのは面倒である。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、ケースに収容した状態で何時でもクリーニングすることが出来る円盤状記録媒体の収容ケースを提供する。ここで、収容ケースは円盤状記録媒体の販売用である場合、又はレンタル用である場合の何れも対象とする。
本発明に係る円盤状記録媒体の収容ケースは本体と蓋体で構成し、蓋体は継手を介して開閉することが出来るように本体に取付けられている。そして、本体の中央には円盤状記録媒体の中心穴に嵌って該円盤状記録媒体を取付けるヘソを突出している。ここで、該ヘソの形態は色々あり、着脱し易くて安定した装着が可能なように工夫されたものが色々知られているが、本発明では具体的なヘソの形態や構造を限定しないことにする。
そして、本体の底面にはクリーナーが貼着され、ヘソに取付けた円盤状記録媒体の表面(ディスク面)は該クリーナーに接することが出来るように所定の厚さを有している。ここで、該クリーナーの具体的な材質及び形状は問わないことにする。ところで、本発明の収容ケースは蓋体を閉じた状態で収容している円盤状記録媒体が回転することが出来るように、本体及び蓋体の側縁を一部切欠いて切欠き部を形成している。
本発明に係る円盤状記録媒体の収容ケースは本体の底面にクリーナーが貼着され、その為にヘソに円盤状記録媒体を取付けるならば、表面がクリーナーに接することが出来る。この状態で円盤状記録媒体を回転させることで表面をクリーニングすることが出来るが、本発明の収容ケースの側縁には切欠き部を形成していることから、蓋を閉じた状態で切欠き部から露出する円盤状記録媒体の外周を回転することが出来る。
すなわち、蓋を開くことなく円盤状記録媒体を回転してクリーニングすることが出来るために極めて便利である。一方、収容ケースの寸法を収容される円盤状記録媒体の外径より僅かに小さくして該円盤状記録媒体の外周をケース側縁の切欠き穴から突出するようにすることで、切欠き部に指を当てて回転することなく、平坦なテーブル面に沿って収容ケースを滑らせるならば、外周がテーブル面に当ってヘソを中心として円盤状記録媒体は回転する。従って、複数枚の収容ケースをまとめてテーブル面を滑らして効率よくクリーニングすることが可能と成る。
DVDを取付ける前で蓋体が開いた状態の収容ケース。 DVDを取付けて蓋体が開いている状態の収容ケース。 蓋体が閉じた状態の収容ケース。 DVD外周と切欠き部の位置関係。 DVD外周と側縁の位置関係。
図1は本発明に係る円盤状記録媒体が収容される収容ケース1を示す実施例であり、同図の2は本体、3は蓋体を表している。そして本体2には円形の浅い凹部4が形成され、該凹部4の中心にはヘソ5が突出している。そこで、同図に示すDVD6はその中心穴7がヘソ5に嵌ることで、該DVD6は凹部4に取付けられる。
ここで、ヘソ5に関しては凹部4に嵌って取付けられるDVD6が安定し、又取付け・取外しが容易である為に色々な形態や構造が従来から知られているが、本発明では該ヘソ5の形態や構造は問わないことにする。そして、本体2及び蓋体3は一般的には樹脂を用いて成形され、蓋体3は継手8を介して開閉することが出来る構造と成っている。
これらの点は、従来のCDやDVDの収容ケースと同じであるが、本発明では凹部4の底にクリーナーシート9が貼着されている。ここで、該クリーナーシート9の具体的な材質は特に限定せず、例えば、上記特開2004−305616号に係る「パイル編地製の拭き布」を使用することも出来る。ただし、裏面にパイル層を形成する必要はない。ここで、本体2には必ずしも凹部4を設けることなく本体2の底にクリーナーシート9を貼着し、中央にはヘソ5を突出した形態とする場合もある。
そして、該クリーナーシート9は凹部4の底に貼着されるが、例えば両面テー部にて固定したり、又は接着剤にて固着することも可能である。又、同図に示しているクリーナーシート9は概略長方形としているが、凹部4の底全体を被覆する円形のクリーナーシート9を貼着したり、概略十字状のクリーナーシート9とする場合も可能である。
一方、本発明の収容ケース1では、本体2及び蓋体3の側縁10,10,11,11は切欠かれて、切欠き部12,12,13,13を形成している。ところで、該切欠き部12,12,13,13の大きさはヘソ5に嵌って凹部4に取付けられたDVD6の外周14が突出する程度の大きさと成っている。すなわち、切欠き部12に指を入れるとDVD6の外周14に接することが出来る大きさが必要である。
図2は上記ヘソ5にDVD6を取付けた場合を示しているように、該DVD6は本体2に形成した凹部4に嵌っている。このように、本体2の凹部4に嵌って取付けられたDVD6の外周14は切欠き部12,12の底から僅かに突出している。そして、蓋体3の側縁11,11に形成している切欠き部13,13は蓋体3を閉じた状態では本体2の切欠き部12,12と重なる位置に、しかも同じ大きさで形成されている。
図3は蓋体3が閉じた状態の収容ケース1を示している。このように、該蓋体3が閉じた状態では、本体2の側縁10,10に形成している切欠き部12,12と蓋体3の側縁11,11に形成している切欠き部13,13は重なり合い、しかも、これら切欠き部12,13からDVD6の外周14が僅かに突出している。
ところで、この切欠き部12,13に指を入れるならばDVD6の外周14に当り、この指にてDVD6をヘソ5を中心として回転することが出来る。DVD6が回転するならば、凹部4の底に貼着したクリーナーシート9に接している表面(ディスク面)が擦れて付着している汚れや埃が除去される。すなわち、側縁10,11に切欠き部12,13を形成したことで、蓋体3を開くことなくDVD6を回転してクリーニングすることが可能と成る。
ここで、DVD6を回転する手段としては、指ではなく専用の回転ローラを使用することも可能である。切欠き部12,13に外周の一部が嵌って回転するローラを外周14に接触するならば、DVD6はヘソ5を中心としてローラと共に回転することが出来る。図4は切欠き部12,13とDVD6の外周14との位置関係を示している具体例である。
上記実施例では本体2の側縁10に切欠き部12を形成し、又蓋体3の側縁11に切欠き部13を形成した場合であるが、本体2と蓋体3の形状を小さくして収容したDVD6の外周14が側縁10,11から僅かに突出するように構成することも可能である。図5はこの場合の具体例を示しているように、対向する両側縁10,10、及び11,11間の距離はDVD6の外径より僅かに小さく成っている。
DVD6の外周14が大きく突出したのでは、該外周14がキズ付くことから、1mm以内であればよい。このように収容ケース1のサイズを小さくすることで側縁10,11から外周14が僅かに突出することで、収容ケース1を平坦なテーブル面に沿って滑らせるならば、収容しているDVD6はヘソ5を中心として回転することが出来る。図5には側縁10,11に切欠き部12,13を形成しているが、DVD6の外周14が突出する為の切欠き穴を形成するだけでもよい。
1 収容ケース
2 本体
3 蓋体
4 凹部
5 ヘソ
6 DVD
7 中心穴
8 継手
9 クリーナーシート
10 側縁
11 側縁
12 切欠き部
13 切欠き部
14 外周

Claims (3)

  1. CDやDVD等の円盤状記録媒体を収容するケースであって、本体には継手を介して蓋体を開閉可能に備え、該本体には中央には円盤状記録媒体の中心穴に嵌るヘソを突出して設け、そして本体底にはクリーナーシートを貼着し、本体及び蓋体の側縁には切欠き部を形成すると共に蓋体が閉じた状態で互いに重なり合う同じ位置とし、そして、該切欠き部はヘソに嵌めて取付けた円盤状記録媒体の外周が突出する大きさとしたことを特徴とする円盤状記録媒体の収容ケース。
  2. CDやDVD等の円盤状記録媒体を収容するケースであって、本体には継手を介して蓋体を開閉可能に備え、該本体には中央には円盤状記録媒体の中心穴に嵌るヘソを突出して設け、そして本体底にはクリーナーシートを貼着し、本体及び蓋体の寸法を収容される円盤状記録媒体の外径より僅かに小さくし、側縁には円盤状記録媒体の一部外周が突出する切欠き部又は切欠き穴を形成すると共に、該切欠き部又は切欠き穴を蓋体が閉じた状態で互いに重なり合う同じ位置としたことを特徴とする円盤状記録媒体の収容ケース。
  3. 本体には円盤状記録媒体が嵌る浅い凹部を形成し、該凹部底にクリーナーシートを貼着した請求項1、又は請求項2記載の円盤状記録媒体の収容ケース。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7565876B2 (ja) 2021-06-14 2024-10-11 東芝ライフスタイル株式会社 洗濯機

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