JP2011118848A - ウェブメールシステム、ウェブメールサーバ、制御方法、プログラム。 - Google Patents

ウェブメールシステム、ウェブメールサーバ、制御方法、プログラム。 Download PDF

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Abstract

【課題】メールに添付しようとしているローカルファイルの内容をウェブブラウザから送信前に確認することを可能とする。
【解決手段】ウェブブラウザを介してアクセスされるウェブメールサーバであって、ユーザ操作に応じて前記ウェブブラウザから、当該ウェブブラウザにおいて添付ファイルとして指定されていたファイルのアップロードを受け付ける第一の受付手段と、前記第一の受付手段により受け付けたファイルを記憶する記憶手段と、ユーザ操作に応じて前記ウェブブラウザから、前記記憶手段により記憶されたファイルのダウンロード要求を受け付ける第二の受付手段と、前記第二の受付手段によるダウンロード要求に応じて、前記記憶手段により記憶されるファイルからダウンロード要求がなされたファイルを読み出して、前記ウェブブラウザへ送信する第一の送信手段とを有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウェブメールシステムにおける添付ファイルの確認に関する技術である。
ウェブブラウザがインストールされているクライアント端末であればどこからでも利用できるウェブメールシステムがある。
ウェブメールシステムでは、ユーザは、ウェブブラウザを介して、件名および本文の入力や、必要に応じて添付ファイルの指定を行うことができる。
しかし、現状、メールに添付しようとしているローカルファイルの内容をウェブブラウザから送信前に確認することができない。
これは、ウェブブラウザから直接ローカルファイルの内容の確認ができると、クライアント端末を任意に動作させることが可能になってしまい、セキュリティ上問題となることから、ウェブブラウザにより制限されているからである。
特許文献1には、メールの送信前に、メールに添付するファイルの内容を確認することができる技術が開示されている。
特開平11−328053号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、通常のメールクライアントを想定した技術であって、ウェブメールシステム固有の上記問題については、何らの開示も示唆もなされていない。
つまり、上記技術では、メールに添付しようとしているローカルファイルの内容をウェブブラウザから送信前に確認することができない。
そこで、本発明は、上記課題を解決するものであり、メールに添付しようとしているローカルファイルの内容をウェブブラウザから送信前に確認することを可能とする。
本発明は、ウェブブラウザを介してアクセスされるウェブメールサーバであって、ユーザ操作に応じて前記ウェブブラウザから、当該ウェブブラウザにおいて添付ファイルとして指定されていたファイルのアップロードを受け付ける第一の受付手段と、前記第一の受付手段により受け付けたファイルを記憶する記憶手段と、ユーザ操作に応じて前記ウェブブラウザから、前記記憶手段により記憶されたファイルのダウンロード要求を受け付ける第二の受付手段と、前記第二の受付手段によるダウンロード要求に応じて、前記記憶手段により記憶されるファイルからダウンロード要求がなされたファイルを読み出して、前記ウェブブラウザへ送信する第一の送信手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、メールに添付しようとしているローカルファイルの内容をウェブブラウザから送信前に確認することが可能となる。
本発明におけるウェブメールシステムのシステム構成の一例を表す図である。 本発明におけるウェブメールシステムのハードウェア構成の一例を表す図である。 本発明におけるウェブメールシステムの添付ファイルの確認方法の一例を表すシーケンスチャートである。 本発明におけるウェブメールシステムのクライアント端末103で表示されるウェブブラウザの画面の一例である。 本発明におけるウェブメールシステムのクライアント端末103で表示されるウェブブラウザの画面の一例である。 本発明におけるウェブメールシステムのクライアント端末103で表示されるウェブブラウザの画面の一例である。 本発明におけるウェブメールシステムのクライアント端末103で表示される添付ファイルを表示するアプリケーションの画面の一例である。 本発明におけるウェブメールシステムのクライアント端末103で表示されるウェブブラウザの画面の一例である。
以下、本発明の実施形態について図面を基に説明する。
図1は、本発明における電子メールシステム(ウェブメールシステム)の構成の一例を表す図である。
図1において電子メールシステムは、ウェブメールサーバ101と、認証サーバ102と、メールを送信するユーザが使用するクライアント端末103がネットワーク100を介して接続可能な状態にある。
本発明でいうウェブメールとは、クライアント端末103のウェブブラウザで利用することができる電子メールシステムのことを指す。受信したメールの閲覧や、新規メッセージの作成・送信などをウェブブラウザのみで行なうことができる。クライアント端末にメールソフトをインストールしてメールの送受信を管理する電子メールシステムとは異なり、すべてのメール送受信をサーバ側で管理するため、ユーザは、ウェブブラウザを用いることでどこにいてもメールの作成、受信、閲覧を行うことが可能である。
ウェブメールサーバ101は、ユーザアカウント毎のメール使用を記憶管理する。
認証サーバ102は、ユーザの認証情報を記憶管理している。
クライアント端末103は、ユーザ操作によりウェブブラウザを用いて本発明の電子メールシステムへアクセスをする。
本図1では、ウェブメールサーバ101及び認証サーバ102が別個の筐体で示されているが、同一筐体内に構成することも可能であり、本発明に係る電子メールシステムを運用する形態に応じて各種構成をとることが可能である。
次に、図2を用いて、図1に示したウェブメールサーバ101(認証サーバ102を含む。)のハードウェア構成について説明する。図2は、ウェブメールサーバ101に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。なお、図2のブロック図は認証サーバ102及び、クライアント端末103にも適用可能である。
図2に示すように、ウェブメールサーバ101は、システムバス204を介してCPU(Central Processing Unit)201、RAM(Random Access Memory)203、ROM(Read Only Memory)202、入力コントローラ205、ビデオコントローラ206、メモリコントローラ207、通信I/Fコントローラ208等が接続された構成を採る。
CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やOS(Operating System)や、各サーバあるいは各PCが実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。また、本発明を実施するために必要な情報が記憶されている。なお外部メモリはデータベースであってもよい。
RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ211からRAM203にロードし、ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現する。
また、入力コントローラ205は、キーボード(KB)209や不図示のマウス(等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。
ビデオコントローラ206は、ディスプレイ210等の表示器への表示を制御する。尚、表示器は液晶ディスプレイ等の表示器でもよい。これらは、必要に応じて管理者が使用する。
メモリコントローラ207は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶する外部記憶装置(ハードディスク(HD))や、フレキシブルディスク(FD)、あるいは、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)カードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
通信I/Fコントローラ208は、ネットワーク(例えば、図1に示したLAN400)を介して外部機器と接続・通信し、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を用いた通信等が可能である。
尚、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ210上に表示することが可能である。また、CPU201は、ディスプレイ210上のマウスカーソル(図示しない)等によるユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイルおよび各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明についても後述する。
<第一の実施例>
次に、図3を用いて、本発明のウェブメールシステムで添付ファイルを確認するための処理方法をシーケンスチャートを使って説明する。
本発明のウェブメールシステムの第一の実施例は、ウェブブラウザを介して、電子メールの入力を行い、添付ファイルの指定を行ったファイルの内容を、電子メールの送信前にユーザが確認可能とするための処理方法の一例である。
まず、本発明のウェブメールシステムにログインするために、クライアント端末103のCPU201は、ユーザ操作により、ウェブメールシステムにログインするための認証画面をウェブメールサーバ101から取得する。
具体的には、クライアント端末103のCPU201は、ウェブブラウザを利用して、ログインするためのログイン画面のURL情報をウェブメールサーバ101より取得する。
ログイン画面の表示情報を取得すると、ログインのための認証情報(例えばユーザIDとパスワード等)の入力を受け付ける。認証情報を受け付け、画面上の送信ボタンを押下することによりウェブメールサーバ101に認証情報が送信される。
本発明において、ウェブメールサーバ101のCPU201は、認証サーバ102に送信された認証情報を送信し、認証サーバ102の外部メモリ211に予め登録されているユーザ情報と照らし合わせ、送信された認証情報が正しいものかどうかを判定する。
判定の結果、ユーザにより送信された認証情報と、予め登録されているユーザ情報とが一致すれば、クライアント端末103にウェブメール閲覧トップページの画面情報を送信し、クライアント端末103のCPU201は、クライアント端末103のディスプレイ210にウェブメール閲覧トップページを表示する。
次に、図3のステップS101においてクライアント端末103のCPU201は、ユーザ操作に応じて、ウェブメールサーバ101にメール作成画面情報の取得要求を行う。ウェブメールサーバ101は、メール作成画面情報の取得要求を受け付ける。
ステップS103で、ウェブメールサーバ101のCPU201は、要求されたメール作成画面情報を呼び出し、ステップS104でウェブメールサーバのCPU201は、クライアント端末103に送信する。
ステップS105で、クライアント端末103のCPU201は、ウェブメールサーバ101から送信されるメール作成画面情報を受信すると、ステップS106で、クライアント端末103のCPU201は、受信したメール作成画面情報を解析し、解析したデータを整理し、ディスプレイにメール作成画面を表示させる。これら一連の処理は、ウェブブラウザに組み込まれている既知の技術を用いることで実現可能である。
なお、本実施例においてクライアント端末103で解析し、表示されるメール作成画面情報とは、例えば、HTMLにより記述された文書を示す。ステップS106で表示されるメール作成画面の一例は、図4で示すメール作成画面である。
ここで、図4を用いて、本発明におけるメール作成画面を説明する。
図4は、本発明におけるメール作成画面の一例を示す図である。
図4において、500はメール作成画面である。メール作成画面は、クライアント端末103による取得要求に基づいてウェブメールサーバ101が本画面を呼び出し、送信することにより、クライアント端末103のブラウザ上に表示されるものである。
501は、メールを送信する送信ボタンである。
502は、作成したメールを送信前に確認するために送信内容確認画面を表示させるためのボタンである。
503は、操作切替タブである。本図では「メール作成」のタブが最前面に表示されているため、メール作成画面が表示されていることが明らかになっている。このように、操作切替タブは、現在表示している画面のタブを最前列にして他のタブよりも大きく表示している。
504、505、506は夫々、宛先ボタン、CC(Carbon Copyの略)ボタン、BCC(Blind Carbon Copy)ボタンである。これらのボタンは、後述511のアドレス検索用のテキストボックスに入力される言葉により検索された結果が507の検索結果表示欄に表示され、507に表示される個人アドレス若しくはグループアドレスをメールの宛先に指定する際に押下するボタンである。
507に表示されている検索結果のうちユーザが所望のものを選択し、宛先ボタン504、Ccボタン505、Bccボタン506のいずれかを押下すると、それぞれ、メール作成画面500右側の“宛先ボックス”、“Ccボックス”、“Bccボックス”に選択された個人アドレス若しくはグループアドレスが入力される。
511は、アドレス検索用テキストボックス、510は511に入力された言葉を基に個人アドレス若しくはグループアドレスの検索を実行する検索ボタンである。
508はメール作成画面500で作成するメールの宛先を示す宛先ボックスである。宛先ボックスは、“宛先ボックス”、“Ccボックス”、“Bccボックス”で構成されており、前述の507に表示されている個人アドレス若しくはグループアドレスを選択し、宛先ボタン504、Ccボタン505、Bccボタン506のいずれかを押下すると、それぞれ、メール作成画面500右側の“宛先ボックス”、“Ccボックス”、“Bccボックス”に選択された個人アドレス若しくはグループアドレスが入力される。
509はメール作成画面500で作成するメールの本文を編集する編集テキストボックスである。
512は、電子メールに添付するファイルを指定することが可能な「参照」ボタンである。このボタンが押下されると、クライアント端末内のファイルを選択可能な画面が表示され、ユーザは任意のファイルを指定することができる。なお、添付ファイルの指定は、複数可能である。
また、特に番号で示してはいないが、本図にも記載のようにメール作成画面500は、メールの差出人ボックス(本電子メールシステムにログインしているユーザの個人アドレスが設定されていることが通常)、メールの件名ボックス、メールに資料を添付する場合の添付資料の格納場所を示す添付資料確認ボックスを備えていることが望ましい。
尚、508の宛先ボックスへの宛先入力方法は、507に表示されている個人アドレス若しくはグループアドレスを選択し、宛先ボタン504、Ccボタン505、Bccボタン506のいずれかを押下した時に自動的に入力される方法と、ユーザのキーボード操作により、直接宛先を入力する方法とがある。
引き続き図3のシーケンスチャートの説明に戻る。
ステップS107で、クライアント端末103のCPU201は、図4のメール作成画面500の「参照」ボタン512が押下された場合、ユーザが添付ファイルを選択可能な画面を表示する。そして、ユーザによる添付ファイルの指定を受け付ける。
ステップS108で、クライアント端末103のCPU201は、メールの送信前に指定した添付ファイルの内容を確認するため、ユーザにより確認ボタンの押下を受け付ける。そして、現在添付ファイルとして指定されているファイルをクライアント端末内(あるいは他の端末であってもよい。)から取得し、当該取得したファイルのアップロードと、送信確認画面情報の取得要求を送信する(ステップS109)。
ステップS110で、ウェブメールサーバ101のCPU201は、アップロードファイルと、送信確認画面取得要求を受信する。
ステップS111で、ウェブメールサーバ101のCPU201は、受信したアップロードファイルを一時的にRAM等に保存する。そして、保存したファイル名称のリストを生成する。本実施の形態では、図4に示す添付ファイルの指定に2つのファイルが添付ファイルとして指定されている例を示している。この例では、「営業報告書(10月).xls」「事業本部メールアドレス.csv」が指定されていることから、この2つのファイルのアップロードを受け付け一時的に保存し、ファイル名称のリストを作成する。
ステップS112で、ウェブメールサーバ101のCPU201は、送信確画面情報を呼び出し(生成し)、クライアント端末103に送信確認画面情報を送信(ステップS113)。ここでの確認画面情報には、少なくともS111で作成したファイル名称のリストが含まれているものとする。また、一時保存したファイルを、ユーザがダウンロード可能とするために、ファイル名称に対して、ハイパーリンクの指定がされているものとする。
ステップS114で、クライアント端末103のCPU201は、送信内容確認画面の画面情報を取得すると、画面情報を解析し、表示装置へ表示する。
ここで、図5を用いて、ステップS114で表示される送信内容確認画面について説明する。
図5は、ステップS114で表示される送信内容確認画面の一例を示す図である。
図4のメール作成画面500に重なるようにして送信内容確認画面700が表示される。送信内容確認画面700で表示される情報の一例としては、本メールの宛先種別を示す種別表示欄701と、宛先として設定されたアドレス表示欄702と、メールに添付される資料のタイトル703が挙げられる。703には、S111で作成したファイル名称のリストが表示される。
ステップS115で、クライアント端末103のCPU201は、703のリストからファイル名称を選択する。具体的には、703のファイルは、ハイパーリンクの指定がされていることから、ユーザによるマウス操作により、任意のファイルが選択なされる。図5の例は、マウスポインタ704により、「営業報告書(10月).xls」ファイルがクリックされて選択された例を示している。そして、ウェブメールサーバ101に対して、選択されたファイルのダウンロード要求を行う(S116)。
ステップS117で、ウェブメールサーバ101のCPU201は、ファイルのダウンロード要求を受け付ける。
ステップS118で、ウェブメールサーバ101のCPU201は、ダウンロード要求されたファイルを一時保存したRAMから読み出し、クライアント端末103へ送信する(S119)。
ステップS120で、クライアント端末103のCPU201は、ファイルを受信する。
ステップS121で、クライアント端末103のCPU201は、OS標準のファイルのダウンロードダイアログを表示し、ユーザに選択を促す。
図6にダウンロードダイアログの一例を示す。600は、OS標準のファイルのダウンロードダイアログである。ユーザは、ファイルをそのまま開いて閲覧する場合は、「開く」ボタン601を押下することで、ファイルに対応するアプリケーションが起動して、ファイルの内容を確認することができる。図7に「営業報告書(10月).xls」ファイルの内容の一例を示す。このファイルは、ブラウザのインターネット一時ファイルの格納場所に保存されるものである。一方、ユーザは、ファイルを一旦保存する場合は、「保存」ボタン602を押下することで、任意のフォルダにファイルを保存することができる。
従来、ウェブブラウザの制限により、ウェブブラウザから直接添付しようとしているローカルファイルの内容の確認することができなかった。しかしながら、ユーザが明示的に指定したファイルをサーバ側にアップロードすることは可能である点を利用して、上記方法を用いることにより、ウェブブラウザから指定した添付ファイルの内容を送信前に確認することが可能となる。
なお、「開く」「保存」のいずれを選択しても、添付ファイルとして指定したファイルとは別のファイルであるため、このファイルを修正しても修正内容は反映されない。あくまでもウェブブラウザの制限を回避するため、一時的にアップロードしたものをダウンロードしたファイルであるからである。従って、修正が必要な場合は、添付ファイルとして指定している元のファイルを編集しなければならない。そして、最終的に、ユーザは、電子メールの送信を行う。
ステップS122で、クライアント端末103のCPU201は、ユーザにより、電子メールの送信指示を受け付ける。そして、ウェブメールサーバ103へ、メールを送信する(S123)。なお、添付ファイルの指定がされていた場合には、指定された添付ファイルのアップロードをあらためて行う。従って、一旦、ファイル内容を確認するためにアップロードされたファイルであっても、元ファイルの修正が行われていれば、修正後のファイルをあらためてアップロードすることになる。
ステップS117で、ウェブメールサーバ101のCPU201は、電子メールを受信し、受信した添付ファイルと共に、SMTPサーバ等に転送する。なお、ファイル内容の確認用に一時的にRAM等に保存したファイルは、任意のタイミングで消去してよいが、例えば、電子メールを転送するこのタイミングであってもよい。
以上、第一の実施例の説明をした。次に、第二の実施例の説明をする。
<第二の実施例>
第一の実施例では、図4に示す確認ボタン502が押下されることで、その時点で添付ファイルとして指定されている全てのファイルを一旦ウェブメールサーバ103へアップロードし、アップロードしたファイルのリストから任意のファイルを選択する実施の形態であった。そのため、ユーザは、指定している添付ファイルの内容をダウンロードするために2回操作を行う必要があった。
そこで、第二の実施例では、一回の操作で、添付ファイルの内容をダウンロード可能とする方法を提供する。
図8は、図4に示す図に、「確認」ボタン801を追加したものである。
この「確認」ボタン801は、指定している添付ファイルそれぞれに対応づけて設けられている。図8の例では、2つのファイルが添付ファイルとして指定されていることから、2つの「確認」ボタンが配置されている。
そこで、ユーザは、いずれかの指定されている添付ファイルの内容を確認したい場合、確認したい添付ファイルに対応する「確認」ボタン801を押下する。
「確認」ボタン801が押下されることで、クライアント端末103のCPU201は、押下された「確認」ボタン801に対応する添付ファイルとして指定されているファイルを読み出して、ウェブメールサーバへアップロードすると共に、当該ファイルのダウンロード要求を同時に行う。なお、この際、この時点で入力されている本文等も同時にアップロードされることになるが、ウェブメールサーバ101は、どの添付ファイルに対して確認ボタンが押下されたかは識別可能である。
ウェブメールサーバ101のCPU201は、アップロードされたファイルを受信して、一時的にRAM等に記憶すると共に、ダウンロード要求に応じて、一時保存した当該ファイルをクライアント端末103へ送信する。
クライアント端末103のCPU201は、ファイルを受信し、OS標準のファイルのダウンロードダイアログを表示し、ユーザに選択を促す。
このようにすることで、ユーザは、一回の操作で、添付ファイルの内容をダウンロード可能となるため、閲覧までの操作手順を減らすことができる。
なお、この処理の流れは、図3に示すシーケンスチャートにおいて、ウェブメールサーバ101において、ファイルリストの一覧をクライアント端末へ送信する処理を省くことで実現可能である。
以上、第一の実施例および第二の実施例の説明をした。
上述した通り、本発明によれば、メールに添付しようとしているローカルファイルの内容をウェブブラウザから送信前に確認することが可能となる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、本発明におけるプログラムは、図の処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は図3の処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。なお、本発明におけるプログラムは図3の各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
100 ネットワーク
101 ウェブメールサーバ
102 認証サーバ
103 クライアント端末

Claims (8)

  1. ウェブブラウザを介してアクセスされるウェブメールサーバであって、
    ユーザ操作に応じて前記ウェブブラウザから、当該ウェブブラウザにおいて添付ファイルとして指定されていたファイルのアップロードを受け付ける第一の受付手段と、
    前記第一の受付手段により受け付けたファイルを記憶する記憶手段と、
    ユーザ操作に応じて前記ウェブブラウザから、前記記憶手段により記憶されたファイルのダウンロード要求を受け付ける第二の受付手段と、
    前記第二の受付手段によるダウンロード要求に応じて、前記記憶手段により記憶されるファイルからダウンロード要求がなされたファイルを読み出して、前記ウェブブラウザへ送信する第一の送信手段と
    を有することを特徴とするウェブメールサーバ。
  2. 前記第一の受付手段は、前記添付ファイルとして指定されていたファイルのリストの要求を更に受け付けるものであり、
    前記第一の受付手段により受け付けたリストの要求に応じて、前記記憶手段により記憶されたファイルのリストを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成されたリストを含む画面情報を前記ウェブブラウザへ送信する第二の送信手段とを更に有し、
    前記第二の受付手段は、前記ウェブブラウザから、前記第二の送信手段により送信されたリストから選択されたファイルのダウンロード要求を受け付け、前記第一の送信手段は、前記第二の受付手段によるダウンロード要求に応じて、前記記憶手段により記憶されるファイルからダウンロード要求がなされたファイルを読み出して、前記ウェブブラウザへ送信することを特徴とする請求項1に記載のウェブメールサーバ。
  3. 前記ウェブブラウザから、電子メールを受け付ける第三の受付手段と、
    前記第三の受付手段により受け付けた電子メールに、前記記憶手段により記憶されたファイルと同じ名称のファイルが添付されている場合、当該記憶されているファイルではなく、当該電子メールに添付されているファイルを転送する転送手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1または2に記載のウェブメールサーバ。
  4. 前記第一の受付手段および前記第二の受付手段は、1回のユーザ操作に応じて前記ウェブブラウザから、前記ファイルのアップロードと、当該ファイルのダウンロードの要求を受け付けることを特徴とする請求項1に記載のウェブメールサーバ。
  5. ウェブブラウザを介してアクセスされるウェブメールサーバにおける制御方法であって、
    ユーザ操作に応じて前記ウェブブラウザから、当該ウェブブラウザにおいて添付ファイルとして指定されていたファイルのアップロードを受け付ける第一の受付ステップと、
    前記第一の受付ステップにより受け付けたファイルを記憶部に記憶する記憶ステップと、
    ユーザ操作に応じて前記ウェブブラウザから、前記記憶ステップにより記憶部に記憶されたファイルのダウンロード要求を受け付ける第二の受付ステップと、
    前記第二の受付ステップによるダウンロード要求に応じて、前記記憶ステップにより記憶部に記憶されるファイルからダウンロード要求がなされたファイルを読み出して、前記ウェブブラウザへ送信する第一の送信ステップと
    を有することを特徴とする制御方法。
  6. ウェブブラウザがインストールされているクライアント端末と、ウェブブラウザを介してアクセスされるウェブメールサーバとがネットワークを介して通信可能なウェブメールシステムであって、
    ユーザ操作に応じて前記ウェブブラウザから、当該ウェブブラウザにおいて添付ファイルとして指定されていたファイルのアップロードを受け付ける第一の受付手段と、
    前記第一の受付手段により受け付けたファイルを記憶する記憶手段と、
    ユーザ操作に応じて前記ウェブブラウザから、前記記憶手段により記憶されたファイルのダウンロード要求を受け付ける第二の受付手段と、
    前記第二の受付手段によるダウンロード要求に応じて、前記記憶手段により記憶されるファイルからダウンロード要求がなされたファイルを読み出して、前記ウェブブラウザへ送信する第一の送信手段と
    を有することを特徴とするウェブメールシステム。
  7. ウェブブラウザを介してアクセスされるウェブメールサーバにおいて実行可能なプログラムであって、
    ユーザ操作に応じて前記ウェブブラウザから、当該ウェブブラウザにおいて添付ファイルとして指定されていたファイルのアップロードを受け付ける第一の受付手段、
    前記第一の受付手段により受け付けたファイルを記憶する記憶手段、
    ユーザ操作に応じて前記ウェブブラウザから、前記記憶手段により記憶されたファイルのダウンロード要求を受け付ける第二の受付手段、
    前記第二の受付手段によるダウンロード要求に応じて、前記記憶手段により記憶されるファイルからダウンロード要求がなされたファイルを読み出して、前記ウェブブラウザへ送信する第一の送信手段
    として前記ウェブメールサーバを機能させることを特徴とするプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体。
JP2009288402A 2009-11-30 2009-11-30 ウェブメールシステム、ウェブメールサーバ、制御方法、プログラム。 Active JP5034055B2 (ja)

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