JP2011118528A - 画像形成装置および画像形成装置用プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】プルーフ出力の際に、プルーフ出力の完了を待つことなく本出力を行うことを可能にする。
【解決手段】用紙に画像出力を行うプリンタ部と、操作入力が可能な操作部と、プリンタ部および操作部を制御する制御部を備え、該制御部は、プルーフ出力モードの起動によりプルーフ出力動作を実行し、プルーフ出力開始からプルーフ出力終了までの間のプルーフ出力動作中に、操作部を制御して本出力へ移行するための操作入力を可能にし、操作部によって本出力へ移行するための指示操作がなさると前記プルーフ出力動作から本出力動作に移行することで、プルーフ出力を完了することなく本出力へ移行することができ、また、読み込み動作しながらのプルーフ出力中やエンジン動作中であっても、エンジン動作、読み込み動作を停止することなく、本出力へ移行でき、より高いレベルの生産性向上を図れる。
【選択図】図3
【解決手段】用紙に画像出力を行うプリンタ部と、操作入力が可能な操作部と、プリンタ部および操作部を制御する制御部を備え、該制御部は、プルーフ出力モードの起動によりプルーフ出力動作を実行し、プルーフ出力開始からプルーフ出力終了までの間のプルーフ出力動作中に、操作部を制御して本出力へ移行するための操作入力を可能にし、操作部によって本出力へ移行するための指示操作がなさると前記プルーフ出力動作から本出力動作に移行することで、プルーフ出力を完了することなく本出力へ移行することができ、また、読み込み動作しながらのプルーフ出力中やエンジン動作中であっても、エンジン動作、読み込み動作を停止することなく、本出力へ移行でき、より高いレベルの生産性向上を図れる。
【選択図】図3
Description
この発明は、本出力の前に試し刷りのためのプルーフ出力モードを備える画像形成装置および該画像形成装置を制御するための画像形成装置用プログラムに関する。
複写機等の画像形成装置においては、ユーザが事前に印刷物を確認するために、本出力に先立って実行を指示したジョブの試し刷り(プルーフ出力)を行うプルーフ出力モードを備えるものがある。このプルーフ出力は、特に、印刷物の精度が重要なPP(プロダクションプリンティング)領域において重要なフローの1つである。プルーフ出力では、ジョブの1部/先頭1枚/任意の1枚/任意の複数枚を出力し、それをユーザが確認し、NGであればジョブ再作成/JOB設定変更/機械調整等を実施し再出力する。ユーザの確認の結果、OKであれば、本出力(ジョブ全ページ×設定部数の出力)を実施する。
さらに、プルーフ出力機能を改善するものとして、特許文献1では、プルーフ出力をした後、印字処理を一時中断可能にし、一時中断した印字処理をユーザの指示に基づいて再開等を行うことを可能にして、画像データの2重転送を行うことなく仕上がり確認後の文書を印字できるようにした画像形成装置が提案されている。
また、特許文献2では、印刷データに識別番号を付与することでページの差替えを容易にするとともに、プルーフ出力の効率化を図ることができる印刷装置が提案されている。
また、特許文献2では、印刷データに識別番号を付与することでページの差替えを容易にするとともに、プルーフ出力の効率化を図ることができる印刷装置が提案されている。
しかし、従来技術では、プルーフ出力開始→プルーフ出力完了→本出力指示→本出力というフローで実施される。このため、本出力を実施するためには必ずプルーフ出力完了を待つ必要があるため、生産性が低いという問題がある。
ところで、プルーフ作業にて、プルーフ出力途中で該当JOBの確認がOKと判断された場合に本出力へ移行したいような場合には、プルーフ出力動作を一旦停止する指示を実施し、機械動作を停止させ、本出力実行を指示する必要があり、効率が悪い(時間、紙、資材、画像形成のための各種ユニット稼動の無駄)。また、プルーフ出力中のJOBの画像のスキャン動作もしくはプリンタ読み込み動作が完了しない限り、本出力へ移行できないことも生産性低下の原因となっている。
ところで、プルーフ作業にて、プルーフ出力途中で該当JOBの確認がOKと判断された場合に本出力へ移行したいような場合には、プルーフ出力動作を一旦停止する指示を実施し、機械動作を停止させ、本出力実行を指示する必要があり、効率が悪い(時間、紙、資材、画像形成のための各種ユニット稼動の無駄)。また、プルーフ出力中のJOBの画像のスキャン動作もしくはプリンタ読み込み動作が完了しない限り、本出力へ移行できないことも生産性低下の原因となっている。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、プルーフ出力を行っている際に、プルーフ出力完了を待つことなく本出力を可能にして生産性を向上させた画像形成装置および画像形成装置用プログラムを提供することを目的とする。
すなわち、本発明の画像形成装置は、画像データに基づき用紙に画像出力を行うプリンタ部と、操作入力が可能な操作部と、前記プリンタ部および前記操作部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、プルーフ出力モードの起動によりプルーフ出力動作を実行し、前記プルーフ出力モードによるプルーフ出力開始からプルーフ出力終了までの間のプルーフ出力動作中に、前記操作部を制御して本出力へ移行するための操作入力を可能にし、該操作部によって本出力へ移行するための指示操作がなされた場合、前記プルーフ出力動作から本出力動作に移行することを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置用プログラムは、画像データに基づき用紙に画像形成を行うプリンタ部と、操作入力が可能な操作部と、前記プリンタ部および前記操作部を制御する制御部とを備える画像形成装置で用いられるプログラムであって、前記プリンタ部でプルーフ出力を行うステップと、前記プルーフ出力開始からプルーフ出力終了までの間のプルーフ出力動作中に、前記操作部にプルーフ出力から本出力への移行を指示操作可能にする表示を行うステップと、前記プルーフ出力動作中に前記操作部によって本出力へ移行するための指示操作がなされた場合、前記プリンタ部でのプルーフ出力動作から本出力動作に移行するステップとを、前記制御部に実行させることを特徴とする。
本発明の制御部は、CPUとこれを動作させるプログラムとを主にして構成することができ、プルーフ出力動作中に、例えば、前記操作部にプルーフ出力から本出力への移行を指示操作可能にする表示を行う。操作部は、文字、イメージなどの表示が可能で、さらにユーザによる操作入力が可能になった操作表示部により構成することができ、該操作表示部は、LCDを用いたタッチパネルなどにより構成することができる。なお、操作入力を行う操作部と、表示を行う表示部とを個別に備えるものによって構成するものであってもよい。
上記制御部は、本出力への移行を指示操作可能にする際に、指示操作可能な釦などを表示したり、元々備える、操作入力が可能な釦に本出力への移行を指示する機能を与えたりする。ただし、本発明としては、その具体的な構成は限定されるものではなく、本出力への移行を指示操作可能にするものであれば特に形態が限定されるものではない。
制御部では、プルーフ出力動作中に本出力へ移行するための前記指示操作がなされた場合、前記本出力動作への移行に従ってプリンタ部による画像出力のための準備を開始することができる。
画像出力のための準備としては、プリンタ部に備えられる画像形成部での画像形成開始、給紙部からの用紙の搬送開始などが挙げられる。
また、プルーフ出力動作を中止して本出力動作に移行する際に、プリンタ部がエンジン動作状態であれば、エンジン動作を停止することなく本出力動作に移行するのが望ましい。移行の際に一旦エンジン動作を停止させると、再開までに時間を要し、処理効率が低下する。エンジン動作状態としては、画像形成部が稼働した状態が例示される。
画像出力のための準備としては、プリンタ部に備えられる画像形成部での画像形成開始、給紙部からの用紙の搬送開始などが挙げられる。
また、プルーフ出力動作を中止して本出力動作に移行する際に、プリンタ部がエンジン動作状態であれば、エンジン動作を停止することなく本出力動作に移行するのが望ましい。移行の際に一旦エンジン動作を停止させると、再開までに時間を要し、処理効率が低下する。エンジン動作状態としては、画像形成部が稼働した状態が例示される。
また、画像読込部で画像を読み込んでいる際に、本出力へ移行するための前記指示操作がなされた場合、前記読み込み動作を継続したまま本出力動作に移行するのが望ましい。画像読み込み部は、スキャナ部や、ネットワークを介して外部から画像データを取得するプリンタ画像受信部などにより構成される。
プルーフ出力動作を中止して本出力動作に移行する際には、ジョブの先頭用紙から本出力を開始することができる。また、プルーフ出力物を利用できる場合、プルーフ出力がなされた用紙の次の用紙から本出力を行うようにしてもよい。これにより、無駄な出力物を発生させることがない。
また、プルーフ出力に際し、本出力と異なる出力設定で出力を行う場合、本出力の出力設定を退避させた状態で、プルーフ出力用設定データで設定を行い、本出力に移行する際に、退避させた出力設定を戻すようにしてもよい。出力設定は、制御部に備える記憶部に格納、退避させることができる。記憶部は、RAMやデータを不揮発に保持可能なフラッシュメモリなどにより構成することができる。なお、出力設定が異なる場合として、ステイプルなどの後処理の有無や集約印刷や両面印刷の相違などが例示される。
以上説明したように、本発明によれば、画像データに基づき用紙に画像出力を行うプリンタ部と、操作入力が可能な操作部と、前記プリンタ部および前記操作部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、プルーフ出力モードを有し、該プルーフ出力モードによるプルーフ出力開始からプルーフ出力終了までの間のプルーフ出力動作中に、前記操作部を制御して本出力へ移行するための操作入力を可能にし、該操作部によって本出力へ移行するための指示操作がなされた場合、前記プルーフ出力動作から本出力動作に移行するので、プルーフ出力を完了することなく本出力へ移行することができ、より高いレベルの生産性向上を図れる。また、読み込み動作しながらのプルーフ出力中やエンジン動作中であっても、エンジン動作、読み込み動作を停止することなく、プルーフ出力から本出力へ移行できるため、プルーフ出力〜本出力の生産性を向上できる。
以下に、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、画像形成装置全体の中央断面図であり、機械的な構成を示している。以下に、その構成を説明する。
画像形成装置1は、その上部側に、CCD131を含むスキャナ部130、流し込みtype自動原稿給送装置(ADF)135が設けられて、プラテンガラス137またはADF原稿読み取り用スリットガラス138を通して原稿の画像読取が可能になっている。
上記したスキャナ部130、流し込みtype自動原稿給送装置(ADF)135、プラテンガラス137、ADF原稿読み取り用スリットガラス138などにより、スキャナ部に係わる画像読込部が構成されている。
また、画像形成装置1の上部側で、プラテンガラス137が位置しない箇所に、タッチパネルからなる操作部140が設けられて、操作者による操作および情報の表示が可能になっている。
図1は、画像形成装置全体の中央断面図であり、機械的な構成を示している。以下に、その構成を説明する。
画像形成装置1は、その上部側に、CCD131を含むスキャナ部130、流し込みtype自動原稿給送装置(ADF)135が設けられて、プラテンガラス137またはADF原稿読み取り用スリットガラス138を通して原稿の画像読取が可能になっている。
上記したスキャナ部130、流し込みtype自動原稿給送装置(ADF)135、プラテンガラス137、ADF原稿読み取り用スリットガラス138などにより、スキャナ部に係わる画像読込部が構成されている。
また、画像形成装置1の上部側で、プラテンガラス137が位置しない箇所に、タッチパネルからなる操作部140が設けられて、操作者による操作および情報の表示が可能になっている。
画像形成装置1の下部側には、複数の給紙トレイ(1−3)153(図では3段)が配置され、さらに画像形成装置1に付設するようにして同じく給紙トレイとなる大容量給紙トレイ154が配置されている。画像形成装置本体内には、給紙トレイから給紙される用紙を搬送する搬送路、第2給紙ローラー155などが設けられており、該搬送路途中に、LD部151a、感光体151b、帯電器151c、現像器151d、転写部151e、定着器151fなどで構成される画像形成部151が設けられている。
上記画像形成部151、給紙トレイ(1−3)153、大容量給紙トレイ154、搬送路、第2給紙ローラー155などによって、本発明のプリンタ部150が構成されている。
上記画像形成部151、給紙トレイ(1−3)153、大容量給紙トレイ154、搬送路、第2給紙ローラー155などによって、本発明のプリンタ部150が構成されている。
帯電器151c、現像器151d、転写部151eは、感光体151bの周囲に配置されている。帯電器151cは、画像書込み前に感光体151bの表面を一様に帯電する。LD部151aは、表面が一様に帯電された感光体151bに半導体レーザを照射することにより感光体151bに静電潜像を形成する。現像器151dは、LD部151aによって感光体151bに形成された静電潜像をトナー部材によって現像する。この現像処理によって感光体151bにトナー画像が形成される。転写部151eは、給紙トレイ(1−3)153や大容量給紙トレイ154から搬送されてきた用紙に感光体151bのトナー画像を転写する。トナー像が転写された用紙は、感光体151bから分離されて定着器151fに搬送される。感光体151bに残留したトナー部材は、クリーニング部によって除去される。
定着器151fは、搬送された用紙を加熱することにより用紙の表面側に転写されたトナー画像を定着する。定着処理が施された用紙は、片面印刷の場合にはそのまま後処理装置(FNS)170に搬送される。後処理装置(FNS)170では、ステイプル、パンチ、断裁などが行われる。一方、両面印刷の場合には、定着後の用紙がスイッチバックされて当該用紙の裏面側に画像形成部151で所定の画像が転写される。そして、両面に画像が形成された用紙は定着後に後処理装置(FNS)170に搬送される。
図2は、デジタル複合機(コピア、プリンタ、スキャナ)である画像形成装置1の回路ブロックを示す図であり、その内容を以下に詳細に説明する。
画像形成装置1は、本体制御部110とスキャナ部130と操作部140とプリンタ部150とを有するデジタルコピア本体と、LAN3を通して端末などの外部機器2から入力される画像データを処理し、またはスキャナ部130で得た画像データを、LAN3を通して外部機器2に転送可能にするプリントコントローラ160とを備えている。
画像形成装置1は、本体制御部110とスキャナ部130と操作部140とプリンタ部150とを有するデジタルコピア本体と、LAN3を通して端末などの外部機器2から入力される画像データを処理し、またはスキャナ部130で得た画像データを、LAN3を通して外部機器2に転送可能にするプリントコントローラ160とを備えている。
本体制御部110には前記プリントコントローラ160に接続されたPCIバスを有しており、該PCIバスにDRAM制御IC115が接続されている。DRAM制御IC115には、圧縮メモリ121と伸長メモリ122とからなる画像メモリ120が接続されている。圧縮メモリ121は、圧縮画像データを格納するためのメモリであり、伸長メモリ122は、画像形成前にプリント対象の非圧縮画像データを一時的に格納するためのメモリである。
また、PCIバスにはHDD123が接続されており、該HDD123には、スキャナ部130で取得した画像データやプリントコントローラ160に接続される外部機器2などにより生成された画像データ等を保存する。
上記プリントコントローラ160で取得される画像データやHDD123に格納された画像データは、プリント動作に伴ってPCIバスを通してDRAM制御ICへと送信される。したがって、PCIバスは、プリンタ画像受信部またはHDD画像受信部に係わる画像読込部として機能する。
また、本体制御部110には、画像制御CPU111を備えており、該画像制御CPU111に前記DRAM制御IC115が接続されている。
また、画像制御CPU111には、ROMなどにより構成されるプログラムメモリ112とRAMで構成されるシステムメモリ113、フラッシュメモリなどにより構成される不揮発メモリ114が接続されている。該不揮発メモリ114には、画像形成装置1の初期印刷設定情報や、プロセス制御パラメータ等の機械設定情報、ユーザ設定値、出力設定の初期データなどが格納されており、プログラムメモリ112には、上記画像制御CPU111を動作させるための本発明のプログラム等が格納されている。システムメモリ113は、画像制御CPU111が動作する際に、データを一時格納したり、ワークエリアとして用いられる。
また、画像制御CPU111には、ROMなどにより構成されるプログラムメモリ112とRAMで構成されるシステムメモリ113、フラッシュメモリなどにより構成される不揮発メモリ114が接続されている。該不揮発メモリ114には、画像形成装置1の初期印刷設定情報や、プロセス制御パラメータ等の機械設定情報、ユーザ設定値、出力設定の初期データなどが格納されており、プログラムメモリ112には、上記画像制御CPU111を動作させるための本発明のプログラム等が格納されている。システムメモリ113は、画像制御CPU111が動作する際に、データを一時格納したり、ワークエリアとして用いられる。
画像制御CPU111は、前記プログラムメモリ112、システムメモリ113のデータや不揮発メモリ114の不揮発データを読み取り可能であり、また、所望のデータをシステムメモリ113や不揮発メモリ114に書き込むことが可能である。IO部116は、画像形成装置1内の各部との間で情報の授受を行うインターフェースとして動作する。
画像制御CPU111は、上記機械設定情報や印刷設定情報などに従って画像形成装置1の各部を動作制御する。画像制御CPU111は、画像形成装置1全体を制御するものであり、上記プログラムメモリ112、システムメモリ113、不揮発メモリ114、IO部116などとともに本発明の制御部を構成する。制御部は、HDD123や圧縮メモリ121に格納されたJOBの予約、実行等の管理制御を行い、試し刷りのために、印刷を行うプルーフ出力モードの実行が可能になっている。
また、画像制御CPU111には、記憶装置118が接続されており、該記憶装置118を通して外部の記憶媒体(USBなど)にデータを格納したり、外部の記憶媒体からデータを読み込むことができる。
画像制御CPU111は、上記機械設定情報や印刷設定情報などに従って画像形成装置1の各部を動作制御する。画像制御CPU111は、画像形成装置1全体を制御するものであり、上記プログラムメモリ112、システムメモリ113、不揮発メモリ114、IO部116などとともに本発明の制御部を構成する。制御部は、HDD123や圧縮メモリ121に格納されたJOBの予約、実行等の管理制御を行い、試し刷りのために、印刷を行うプルーフ出力モードの実行が可能になっている。
また、画像制御CPU111には、記憶装置118が接続されており、該記憶装置118を通して外部の記憶媒体(USBなど)にデータを格納したり、外部の記憶媒体からデータを読み込むことができる。
次に、前記スキャナ部130は、光学読み取りを行うCCD131と、スキャナ部130全体の制御を行うスキャナ制御部132とを備えている。スキャナ制御部132は、前記画像制御CPU111とシリアル通信可能に接続されている。また、前記CCD131は、該CCD131で読み取った画像データを処理する読み取り処理部117に接続され、該読み取り処理部117は前記したDRAM制御IC115に制御可能に接続されている。
また、スキャナ部130での複数枚の原稿の読み取りを行うために、流し込みtype自動原稿給送装置135を有しており、該流し込みtype自動原稿給送装置135は、該装置全体の制御を行うADF制御部136を備えている。ADF制御部136は、前記画像制御CPU111とシリアル通信可能に接続されている。
また、スキャナ部130での複数枚の原稿の読み取りを行うために、流し込みtype自動原稿給送装置135を有しており、該流し込みtype自動原稿給送装置135は、該装置全体の制御を行うADF制御部136を備えている。ADF制御部136は、前記画像制御CPU111とシリアル通信可能に接続されている。
前記操作部140は、表示部と入力部とを兼ね、タッチパネルで構成されるLCD141と、操作部全体を制御する操作部制御部142とを備えており、該操作部制御部142は前記画像制御CPU111にシリアル通信可能に接続されている。操作部140では、画像制御CPU111の制御を受けて、LCD141によって、画像形成装置1における印刷設定や動作制御条件などの機械設定入力、出力に関する設定入力、各給紙トレイの用紙情報(サイズ、紙種)の設定入力や、設定内容の表示などの所望の情報等の表示などが可能になっている。さらには、プルーフ出力モードによる実行指示操作やプルーフ出力動作から本出力動作への移行の指示操作などが可能になっている。
また、前記DRAM制御IC115には、画像データを圧縮・伸張する圧縮・伸張IC124が接続されている。
書き込み処理部125は、プリンタ部150のLD151aなどを備える画像形成部151に接続され、LD部151aの動作に用いられる書き込みデータの処理を行う。
プリンタ部150は、上記画像形成部151の他、給紙トレイ(1−3)153、大容量給紙トレイ154で構成される給紙部、搬送路や二次給紙コントローラを備える搬送部などにより構成される。
また、プリンタ部150は、プリンタ部150の全体(給紙、画像形成、排紙、後処理など)を制御するプリンタ制御部152を備えており、プリンタ制御部152は前記した画像制御CPU111に接続されている。プリンタ制御部152は画像制御CPU111の制御指令に従って動作してプリンタ部150を制御する。プリンタ制御部152には、後処理装置170全体を制御するFNS制御部171が接続されており、プリンタ制御部152を介して後処理装置170の制御がなされる。
書き込み処理部125は、プリンタ部150のLD151aなどを備える画像形成部151に接続され、LD部151aの動作に用いられる書き込みデータの処理を行う。
プリンタ部150は、上記画像形成部151の他、給紙トレイ(1−3)153、大容量給紙トレイ154で構成される給紙部、搬送路や二次給紙コントローラを備える搬送部などにより構成される。
また、プリンタ部150は、プリンタ部150の全体(給紙、画像形成、排紙、後処理など)を制御するプリンタ制御部152を備えており、プリンタ制御部152は前記した画像制御CPU111に接続されている。プリンタ制御部152は画像制御CPU111の制御指令に従って動作してプリンタ部150を制御する。プリンタ制御部152には、後処理装置170全体を制御するFNS制御部171が接続されており、プリンタ制御部152を介して後処理装置170の制御がなされる。
また、上記のように前記DRAM制御IC115が接続されたPCIバスには、前記プリントコントローラ160のDRAM制御IC161が接続されている。前記プリントコントローラ160は、画像形成装置をネットワークプリンタやネットワークスキャナとして使用する場合に、LAN3に接続される外部機器2などから画像データ等を画像形成装置1で受信したり、スキャナ部130で取得した画像データをLAN3に接続される外部機器2などに送信したりするものである。プリントコントローラ160では、DRAM制御IC161に、DRAMなどで構成される画像メモリ162が接続されている。また、プリントコントローラ160では、共通バスに前記DRAM制御IC161と、プリントコントローラ160全体の制御を行うコントローラ制御CPU163、LANインターフェース165が接続されている。LANインターフェース165は、LAN3に接続されている。
次に、上記画像形成装置1の基本的動作について説明する。
先ず、画像形成装置1において画像データを蓄積する手順について説明する。
第1に画像形成装置1において、スキャナ部130で画像を読み取り画像データを生成する場合について説明する。スキャナ部130において原稿からCCD131により画像を光学的に読み取る。この際には、画像制御CPU111から指令を受けるスキャナ部制御部132によってCCD131の動作制御を行う。原稿の読み取りは、流し込みtype自動原稿給送装置(ADF)135によって原稿を給送しつつ行ってもよく、また、プラテンガラス137上に原稿を置いて行ってもよい。
先ず、画像形成装置1において画像データを蓄積する手順について説明する。
第1に画像形成装置1において、スキャナ部130で画像を読み取り画像データを生成する場合について説明する。スキャナ部130において原稿からCCD131により画像を光学的に読み取る。この際には、画像制御CPU111から指令を受けるスキャナ部制御部132によってCCD131の動作制御を行う。原稿の読み取りは、流し込みtype自動原稿給送装置(ADF)135によって原稿を給送しつつ行ってもよく、また、プラテンガラス137上に原稿を置いて行ってもよい。
画像制御CPU111はプログラムによって動作し、操作部140による操作に基づいてスキャナ部130への指令を発行する。CCD131で読み取られた画像は、読み取り処理部117でデータ処理がなされ、データ処理された画像データは、DRAM制御IC115を介して圧縮・伸長IC124に送られて所定の方法によって圧縮される。圧縮されたデータは、DRAM制御IC115を介して圧縮メモリ121に格納される。また、HDD123に格納する場合は、圧縮メモリ121に一旦格納したデータをDRAM制御IC115を介してHDD123に送る。
この他に画像データは、LAN3を介して画像形成装置1に入力される。上記画像データとしては、例えば外部機器2などのアプリケーションプログラム等により生成されたものや他の画像形成装置により生成されたものが挙げられる。該データは、LAN3、LANインターフェース165を介してプリントコントローラ160で受信され、DRAM制御IC161によって画像メモリ162に一旦格納される。上記画像メモリ162に格納されたデータは、PCIバスを介してDRAM制御IC115に転送され、伸長メモリ122に一旦格納される。伸長メモリ122に格納されたデータは、DRAM制御IC115を介して圧縮・伸長IC1124に送られて圧縮処理され、DRAM制御IC115を介して圧縮メモリ121に格納される。HDD123に格納する場合は、圧縮メモリ121に一旦格納したデータをDRAM制御IC115を介してHDD123に送る。
次に、画像形成装置1で画像出力を行う場合、HDD123に格納されたデータは、DRAM制御IC115を介して圧縮メモリ121に一旦格納する。圧縮メモリ121に格納されているデータは、DRAM制御IC115を介して圧縮・伸張IC124に送出してデータを伸張する。伸張したデータはDRAM制御IC115を介して書き込み処理部125に送出して書き込みデータを生成し、LD部151aにおいて感光体151bへの書き込みを行う。
プリンタ部150では、画像制御CPU111の指令を受けたプリンタ制御部152によって給紙トレイ(1−3)153、大容量給紙トレイ154、搬送路などの各部の制御が行われる。プリンタ部150において、画像形成、用紙への転写、定着、搬送路による後処理装置(FNS)170への搬送、後処理装置(FNS)170での後処理などが順次行われて印刷出力が行われる。
プルーフ出力を行う際には、画像制御CPU111によって制御される操作部140の操作画面などにおいてユーザによるプルーフ出力指示がなされる。その際には、ジョブの1部/先頭1枚/任意の1枚/任意の複数枚のいずれの形態で出力を行うかを設定することができる。また、初期の設定において、前記出力形態の設定がなされているものであってもよい。また、プルーフ出力モードにおいて、本出力と異なる出力設定(例えばステイプル無し)により出力を行うようにしてもよい。
また、プルーフ出力の結果物をユーザが確認し、NGであればジョブ再作成/JOB設定変更/機械調整等を実施し再出力することができる。
プルーフ出力を行う際には、画像制御CPU111によって制御される操作部140の操作画面などにおいてユーザによるプルーフ出力指示がなされる。その際には、ジョブの1部/先頭1枚/任意の1枚/任意の複数枚のいずれの形態で出力を行うかを設定することができる。また、初期の設定において、前記出力形態の設定がなされているものであってもよい。また、プルーフ出力モードにおいて、本出力と異なる出力設定(例えばステイプル無し)により出力を行うようにしてもよい。
また、プルーフ出力の結果物をユーザが確認し、NGであればジョブ再作成/JOB設定変更/機械調整等を実施し再出力することができる。
なお、本発明では、プルーフ出力開始からプルーフ出力終了までの間のプルーフ出力動作中に、制御部による制御によって、操作部140で本出力に移行するための操作入力を可能にする。
図3は、該操作部140において、上記操作入力が可能なプルーフ出力画面1400を示すものである。該プルーフ出力画面1400は、プルーフ出力モードの実行に伴って操作部140に表示される。該プルーフ出力画面1400では、プルーフ出力表示中であることを示すプルーフ出力表示1401がなされるとともに、本出力移行指示画面1410がポップアップ表示される。本出力移行指示画面1410では、本出力移行指示釦1411が「本出力へ」の表示を伴って指示入力可能に表示されている。また、本出力移行指示画面1410では、該本出力移行指示画面1410を閉じるための閉じる釦1412が指示入力可能に表示されている。
図3は、該操作部140において、上記操作入力が可能なプルーフ出力画面1400を示すものである。該プルーフ出力画面1400は、プルーフ出力モードの実行に伴って操作部140に表示される。該プルーフ出力画面1400では、プルーフ出力表示中であることを示すプルーフ出力表示1401がなされるとともに、本出力移行指示画面1410がポップアップ表示される。本出力移行指示画面1410では、本出力移行指示釦1411が「本出力へ」の表示を伴って指示入力可能に表示されている。また、本出力移行指示画面1410では、該本出力移行指示画面1410を閉じるための閉じる釦1412が指示入力可能に表示されている。
上記本出力移行指示釦1411を押釦することで、プルーフ出力中に本出力へ移行することができる。また、プルーフ出力中に本出力移行指示釦1411を押釦することなく、閉じる釦1412を押釦することで、本出力移行指示画面1410が閉じられる。プルーフ出力中に、本出力移行指示画面1410に対する操作が何もなされない場合、本出力移行指示画面1410は、プルーフ出力完了タイミングで自動的に閉じられ、プルーフ出力表示1401も消去される。
次に、プルーフ出力中における本出力への移行手順を図4のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は、プログラムに基づいて動作する制御部の制御によって実行される。
先ず、原稿画像の読み込み、画像データの受信や出力設定などによってJOBが生成され、圧縮メモリ121やHDD123に格納される(ステップS1)。
次いで、設定画面などにおいて、ユーザによってプルーフ出力モードが選択されると、上記JOBについてプルーフ出力が開始され(ステップS2)、上記したように本出力移行指示画面1410が表示されて、本出力への移行指示が可能になる。
先ず、原稿画像の読み込み、画像データの受信や出力設定などによってJOBが生成され、圧縮メモリ121やHDD123に格納される(ステップS1)。
次いで、設定画面などにおいて、ユーザによってプルーフ出力モードが選択されると、上記JOBについてプルーフ出力が開始され(ステップS2)、上記したように本出力移行指示画面1410が表示されて、本出力への移行指示が可能になる。
なお、プルーフ出力および本出力に際しては、図12に示すように、JOB設定内容およびページ設定内容を含む画像リストがシステムメモリ内に記憶される。ノードは原稿ページ単位で構成される。プルーフ出力及び本出力では、ページの出力に伴って画像リストポインタをノード単位で進める。
プルーフ出力中に本出力へ移行する指示操作がなければ(ステップS3、NO)、プルーフ出力が完了するまで(ステップS4、NO)、プルーフ出力が実行される。プルーフ出力の完了とともに(ステップS4、YES)、手順を終了する。
一方、プルーフ出力中に本出力への指示操作がなされると(ステップS3、YES)、プルーフ出力から本出力に移行して本出力が開始する(ステップS5)。本出力が完了すると(ステップS6)、手順を終了する。
一方、プルーフ出力中に本出力への指示操作がなされると(ステップS3、YES)、プルーフ出力から本出力に移行して本出力が開始する(ステップS5)。本出力が完了すると(ステップS6)、手順を終了する。
次に、プルーフ出力中における本出力への移行に際し、プリンタ部のエンジン動作を停止することなく継続する手順を図5のフローチャートに基づいて説明する。
上記と同様に、画像データに基づいてJOBが生成される(ステップSa1)。
次いで、設定画面などにおいて、ユーザによってプルーフ出力モードが選択されると、エンジンスタートをし(ステップSa2)、上記JOBについてプルーフ出力が開始され(ステップSa3)、上記したように本出力移行指示画面1410が表示されて、本出力への移行指示が可能になる。
上記と同様に、画像データに基づいてJOBが生成される(ステップSa1)。
次いで、設定画面などにおいて、ユーザによってプルーフ出力モードが選択されると、エンジンスタートをし(ステップSa2)、上記JOBについてプルーフ出力が開始され(ステップSa3)、上記したように本出力移行指示画面1410が表示されて、本出力への移行指示が可能になる。
本出力へ移行する指示操作がなければ(ステップSa4、NO)、プルーフ出力が完了するまで(ステップSa5、NO)、プルーフ出力が実行される。プルーフ出力の完了とともに(ステップSa5、YES)、エンジン動作を停止し(ステップSa6)、手順を終了する。
一方、プルーフ出力中に本出力への指示操作がなされると(ステップSa4、YES)、エンジン動作を継続したままで、プルーフ出力から本出力に移行して本出力が開始される(ステップSa7)。本出力が完了すると(ステップSa8)、エンジンを停止し(ステップSa6)、手順を終了する。
一方、プルーフ出力中に本出力への指示操作がなされると(ステップSa4、YES)、エンジン動作を継続したままで、プルーフ出力から本出力に移行して本出力が開始される(ステップSa7)。本出力が完了すると(ステップSa8)、エンジンを停止し(ステップSa6)、手順を終了する。
次に、プルーフ出力中における本出力への移行に際し、画像の読み込み中に移行がなされた場合に読み込みを停止することなく継続する手順を図6のフローチャートに基づいて説明する。
設定した内容に基づいてJOBの生成が開始され(ステップSb1)、該JOB生成に基づいて画像の読み込みがなされる(ステップSb2)。画像の読み込みは、スキャナ部による原稿画像の読み取りや、プリントコントローラによるプリンタ受信により行われる。
上記画像の読み込み中に、ユーザによってプルーフ出力モードが選択されていると、上記JOBについてプルーフ出力が開始され(ステップSb3)、上記したように本出力移行指示画面1410が表示されて、本出力への移行指示が可能になる。
設定した内容に基づいてJOBの生成が開始され(ステップSb1)、該JOB生成に基づいて画像の読み込みがなされる(ステップSb2)。画像の読み込みは、スキャナ部による原稿画像の読み取りや、プリントコントローラによるプリンタ受信により行われる。
上記画像の読み込み中に、ユーザによってプルーフ出力モードが選択されていると、上記JOBについてプルーフ出力が開始され(ステップSb3)、上記したように本出力移行指示画面1410が表示されて、本出力への移行指示が可能になる。
プルーフ出力中に上記画像の読み込みが終了したか否かが判定され(ステップSb4)、読み込みが終了していれば(ステップSb4、YES)、読み込み動作を停止した後(ステップSb5)、読み込みが終了していなければ(ステップSb4、NO)、そのまま、本出力移行の指示操作がされたか否かの判定がなされる(ステップSb6)。
本出力へ移行する指示操作がなければ(ステップSb6、NO)、プルーフ出力が完了するまで(ステップSb7、NO)、プルーフ出力が実行される。プルーフ出力の完了とともに(ステップSb7、YES)、手順を終了する。
一方、プルーフ出力中に本出力への指示操作がなされると(ステップSb6、YES)、画像を読み込み中の場合は読み込みを停止することなく、プルーフ出力から本出力に移行して本出力が開始される(ステップSb8)。本出力が完了すると(ステップSb9)、手順を終了する。
本出力へ移行する指示操作がなければ(ステップSb6、NO)、プルーフ出力が完了するまで(ステップSb7、NO)、プルーフ出力が実行される。プルーフ出力の完了とともに(ステップSb7、YES)、手順を終了する。
一方、プルーフ出力中に本出力への指示操作がなされると(ステップSb6、YES)、画像を読み込み中の場合は読み込みを停止することなく、プルーフ出力から本出力に移行して本出力が開始される(ステップSb8)。本出力が完了すると(ステップSb9)、手順を終了する。
次に、プルーフ出力中における本出力への移行に際し、画像の読み込み中およびエンジン動作中に移行がなされた場合に読み込み及びエンジン動作を停止することなく継続する手順を図7のフローチャートに基づいて説明する。
設定した内容に基づいてJOBの生成が開始され(ステップSc1)、該JOB生成に基づいて画像の読み込みがなされる(ステップSc2)。画像の読み込みは、スキャナ部による原稿の読み取りや、プリントコントローラによるプリンタ受信により行われる。
上記画像の読み込み中に、エンジン動作がスタートし(ステップSc3)、上記JOBについてプルーフ出力が開始される(ステップSc4)。プルーフ出力の開始に伴って、上記したように本出力移行指示画面1410が表示されて、本出力への移行指示が可能になる。
設定した内容に基づいてJOBの生成が開始され(ステップSc1)、該JOB生成に基づいて画像の読み込みがなされる(ステップSc2)。画像の読み込みは、スキャナ部による原稿の読み取りや、プリントコントローラによるプリンタ受信により行われる。
上記画像の読み込み中に、エンジン動作がスタートし(ステップSc3)、上記JOBについてプルーフ出力が開始される(ステップSc4)。プルーフ出力の開始に伴って、上記したように本出力移行指示画面1410が表示されて、本出力への移行指示が可能になる。
プルーフ出力中に上記画像の読み込みが終了したか否かが判定され(ステップSc5)、読み込みが終了していれば(ステップSc5、YES)、読み込み動作を停止した後(ステップSc6)、読み込みが終了していなければ(ステップSc5、NO)、そのまま、本出力移行の指示操作がされたか否かの判定がなされる(ステップSc7)。
本出力へ移行する指示操作がなければ(ステップSc7、NO)、プルーフ出力が完了するまで(ステップSc8、NO)、プルーフ出力が実行される。プルーフ出力の完了とともに(ステップSc8、YES)、エンジン動作を停止し(ステップSc9)、手順を終了する。
一方、プルーフ出力中に本出力への指示操作がなされると(ステップSc7、YES)、画像を読み込み中の場合は読み込みを停止することなく、またエンジン動作を継続したままでプルーフ出力から本出力に移行して本出力が開始される(ステップSc10)。本出力が完了すると(ステップSc11)、エンジン動作を停止し(ステップSc9)、手順を終了する。
本出力へ移行する指示操作がなければ(ステップSc7、NO)、プルーフ出力が完了するまで(ステップSc8、NO)、プルーフ出力が実行される。プルーフ出力の完了とともに(ステップSc8、YES)、エンジン動作を停止し(ステップSc9)、手順を終了する。
一方、プルーフ出力中に本出力への指示操作がなされると(ステップSc7、YES)、画像を読み込み中の場合は読み込みを停止することなく、またエンジン動作を継続したままでプルーフ出力から本出力に移行して本出力が開始される(ステップSc10)。本出力が完了すると(ステップSc11)、エンジン動作を停止し(ステップSc9)、手順を終了する。
次に、プルーフ出力中における本出力への移行に際し、本出力をJOBの先頭ページから開始する手順を図8のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、JOBが生成され(ステップSd1)、次いで、ユーザによってプルーフ出力モードが選択されていると、上記JOBについてプルーフ出力が開始される(ステップSd2)。この際には、給排紙カウントを開始し、ページの印刷に伴って画像リストポインタを進める。また、プルーフ出力が開始されると、本出力移行指示画面1410が表示されて、本出力への移行指示が可能になる。
先ず、JOBが生成され(ステップSd1)、次いで、ユーザによってプルーフ出力モードが選択されていると、上記JOBについてプルーフ出力が開始される(ステップSd2)。この際には、給排紙カウントを開始し、ページの印刷に伴って画像リストポインタを進める。また、プルーフ出力が開始されると、本出力移行指示画面1410が表示されて、本出力への移行指示が可能になる。
本出力へ移行する指示操作がなければ(ステップSd3、NO)、プルーフ出力が完了するまで(ステップSd4、NO)、プルーフ出力が実行される。プルーフ出力の完了とともに(ステップSd4、YES)、手順を終了する。
一方、プルーフ出力中に本出力への指示操作がなされると(ステップSd3、YES)、給排紙カウンタをクリアし(Sd5)、画像リストポインタを先頭ページに戻す(Sd6)。例えば、本出力移行指示時点でプルーフ出力によって画像リストポインタがノード20まで進んでいた場合、本出力開始時に画像リストポインタをノード1に戻すことで先頭用紙からの出力が実現できる。
すなわち、プルーフ出力から本出力に移行して本出力を先頭ページから開始する(ステップSd7)。本出力が完了すると(ステップSd8)、手順を終了する。
一方、プルーフ出力中に本出力への指示操作がなされると(ステップSd3、YES)、給排紙カウンタをクリアし(Sd5)、画像リストポインタを先頭ページに戻す(Sd6)。例えば、本出力移行指示時点でプルーフ出力によって画像リストポインタがノード20まで進んでいた場合、本出力開始時に画像リストポインタをノード1に戻すことで先頭用紙からの出力が実現できる。
すなわち、プルーフ出力から本出力に移行して本出力を先頭ページから開始する(ステップSd7)。本出力が完了すると(ステップSd8)、手順を終了する。
なお、上記の例では、本出力への移行に際し、先頭ページから出力するものとしたが、プルーフ出力物を本出力の出力物として利用できる場合には、上記給排紙カウンタのクリアは行わず、画像リストポインタを一つ進めたページに設定して、本出力を行うことができる。例えば、プルーフ出力において画像リストポインタがノード20まで進んでいる場合、本出力に移行に際し、画像リストポインタを21に進めて本出力を行う。これにより、プルーフ出力物を無駄にすることなく本出力物として利用できる。
次に、プルーフ出力中における本出力への移行に際し、プルーフ出力を本出力と異なる出力設定で行う場合の手順を図9のフローチャートに基づいて説明する。
なお、本出力とプルーフ出力とで出力設定が異なる例としては、例えば、ステイプル付ジョブ(図12に示すステイプル有り無しデータが有りのジョブ)をプルーフ出力する場合にステイプルを解除し、排紙トレイを変更して出力する場合がある。このような設定の変更は、例えば、一部プルーフ出力ではなく任意の複数用紙のプルーフ出力で画像確認したい場合に行われる。上記手順では、具体的には、プルーフ出力前に、本出力用のステイプル有り無しデータおよび排紙トレイデータをバックアップしておき、本出力開始時にバックアップしたデータを戻すという処理をする。以下に、手順を説明する。
なお、本出力とプルーフ出力とで出力設定が異なる例としては、例えば、ステイプル付ジョブ(図12に示すステイプル有り無しデータが有りのジョブ)をプルーフ出力する場合にステイプルを解除し、排紙トレイを変更して出力する場合がある。このような設定の変更は、例えば、一部プルーフ出力ではなく任意の複数用紙のプルーフ出力で画像確認したい場合に行われる。上記手順では、具体的には、プルーフ出力前に、本出力用のステイプル有り無しデータおよび排紙トレイデータをバックアップしておき、本出力開始時にバックアップしたデータを戻すという処理をする。以下に、手順を説明する。
先ず、JOBが生成され(ステップSe1)、システムエリアに格納された本出力用の出力設定データが記憶部の退避エリアにバックアップされる(ステップSe2)。また、システムエリアには、図12に示すように、プルーフ出力用の出力設定データが格納されて設定が変更される(ステップSe3)。
次いで、上記JOBについてプルーフ用の出力設定に基づいてプルーフ出力が開始される(ステップSe4)。
本出力へ移行する指示操作がなければ(ステップSe5、NO)、プルーフ出力が完了するまで(ステップSe6、NO)、プルーフ出力が実行される。プルーフ出力の完了とともに(ステップSe6、YES)、手順を終了する。
一方、プルーフ出力中に本出力への指示操作がなされると(ステップSe5、YES)、出力設定を、プルーフ用のものからバックアップされている本出力用設定に戻す(ステップSe7)。
そして、プルーフ出力から本出力に移行して本出力用の設定に基づいて本出力を開始する(ステップSe8)。本出力が完了すると(ステップSe9)、手順を終了する。
次いで、上記JOBについてプルーフ用の出力設定に基づいてプルーフ出力が開始される(ステップSe4)。
本出力へ移行する指示操作がなければ(ステップSe5、NO)、プルーフ出力が完了するまで(ステップSe6、NO)、プルーフ出力が実行される。プルーフ出力の完了とともに(ステップSe6、YES)、手順を終了する。
一方、プルーフ出力中に本出力への指示操作がなされると(ステップSe5、YES)、出力設定を、プルーフ用のものからバックアップされている本出力用設定に戻す(ステップSe7)。
そして、プルーフ出力から本出力に移行して本出力用の設定に基づいて本出力を開始する(ステップSe8)。本出力が完了すると(ステップSe9)、手順を終了する。
次に、プルーフ出力中における本出力への移行に際し、プルーフ出力を本出力と異なる出力設定で行い、本出力はJOBの先頭ページから開始する場合の手順を図10のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、JOB生成がなされる(ステップSf1)。次いで、システムエリアに格納された本出力用の出力設定データが記憶部の退避エリアにバックアップされる(ステップSf2)。システムエリアには、プルーフ出力用の出力設定データが格納されて設定が変更される(ステップSf3)。次いで、プルーフ用の出力設定に基づいてプルーフ出力が開始される(ステップSf4)。この際には、給排紙カウントを開始する。プルーフ出力が開始されると、本出力移行指示画面1410が表示されて、本出力への移行指示が可能になる。
先ず、JOB生成がなされる(ステップSf1)。次いで、システムエリアに格納された本出力用の出力設定データが記憶部の退避エリアにバックアップされる(ステップSf2)。システムエリアには、プルーフ出力用の出力設定データが格納されて設定が変更される(ステップSf3)。次いで、プルーフ用の出力設定に基づいてプルーフ出力が開始される(ステップSf4)。この際には、給排紙カウントを開始する。プルーフ出力が開始されると、本出力移行指示画面1410が表示されて、本出力への移行指示が可能になる。
プルーフ出力中に本出力へ移行する指示操作がなければ(ステップSf5、NO)、プルーフ出力が完了するまで(ステップSf6、NO)、プルーフ出力が実行される。プルーフ出力の完了とともに(ステップSf6、YES)、手順を終了する。
一方、プルーフ出力中に本出力への指示操作がなされると(ステップSf5、YES)、出力設定を、プルーフ用からバックアップされている本出力用設定に戻す(ステップSf7)。次いで給排紙カウンタをクリアし(ステップSf8)、画像リストポインタを先頭ページに戻し(Sf9)、プルーフ出力から本出力に移行して本出力を先頭ページから開始する(ステップSf10)。本出力が完了すると(ステップSf11)、手順を終了する。なお、この例でも、本出力への移行に際し、プルーフ出力の次のページから本出力を開始するようにしてもよい。
次に、プルーフ出力中における本出力への移行に際し、プルーフ出力を本出力と異なる出力設定で行い、画像の読み込み中およびエンジン動作中に移行がなされて本出力はJOBの先頭ページから開始する場合の手順を図11のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、JOB生成が開始され(ステップSg1)、該JOB生成に基づいて画像の読み込みがなされる(ステップSg2)。次いで、システムエリアに格納された本出力用の出力設定データが記憶部の退避エリアにバックアップされる(ステップSg3)。システムエリアには、プルーフ出力用の出力設定データが格納されて設定が変更される(ステップSg4)。次いでエンジン動作がスタートし(ステップSg5)、プルーフ用の出力設定に基づいてプルーフ出力が開始される(ステップSg6)。この際には、給排紙カウントを開始し、ページの出力とともに画像リストポインタを進める。プルーフ出力が開始されると、本出力移行指示画面1410が表示されて、本出力への移行指示が可能になる。
先ず、JOB生成が開始され(ステップSg1)、該JOB生成に基づいて画像の読み込みがなされる(ステップSg2)。次いで、システムエリアに格納された本出力用の出力設定データが記憶部の退避エリアにバックアップされる(ステップSg3)。システムエリアには、プルーフ出力用の出力設定データが格納されて設定が変更される(ステップSg4)。次いでエンジン動作がスタートし(ステップSg5)、プルーフ用の出力設定に基づいてプルーフ出力が開始される(ステップSg6)。この際には、給排紙カウントを開始し、ページの出力とともに画像リストポインタを進める。プルーフ出力が開始されると、本出力移行指示画面1410が表示されて、本出力への移行指示が可能になる。
プルーフ出力中に上記画像の読み込みが終了したか否かが判定され(ステップSg7)、読み込みが終了していれば(ステップSg7、YES)、読み込み動作を停止した後(ステップSg8)、読み込みが終了していなければ(ステップSg7、NO)、そのまま、本出力移行の指示操作がされたか否かの判定がなされる(ステップSg9)。
本出力へ移行する指示操作がなければ(ステップSg9、NO)、プルーフ出力が完了するまで(ステップSg10、NO)、プルーフ出力が実行される。プルーフ出力の完了とともに(ステップSg10、YES)、エンジン動作を停止し(ステップSg11)、手順を終了する。
本出力へ移行する指示操作がなければ(ステップSg9、NO)、プルーフ出力が完了するまで(ステップSg10、NO)、プルーフ出力が実行される。プルーフ出力の完了とともに(ステップSg10、YES)、エンジン動作を停止し(ステップSg11)、手順を終了する。
一方、プルーフ出力中に本出力への指示操作がなされると(ステップSg9、YES)、出力設定を、プルーフ用からバックアップされている本出力用設定に戻す(ステップSg12)。次いで給排紙カウンタをクリアし(ステップSg13)、画像リストポインタを先頭ページに戻す(Sg14)。画像読み込み中であれば読み込みを継続し、エンジン動作も継続したままでプルーフ出力から本出力に移行して本出力を先頭ページから開始する(ステップSg15)。本出力が完了すると(ステップSg16)、エンジン動作を停止し(ステップSg11)、手順を終了する。なお、この例でも、本出力への移行に際し、プルーフ出力の次のページから本出力を開始するようにしてもよい。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて本発明の説明を行ったが、本発明は、上記実施形態に限定をされるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは適宜の変更が可能である。
1 画像形成装置
111 画像制御CPU
113 システムメモリ
130 スキャナ部
140 操作部
150 プリンタ部
160 プリントコントローラ
111 画像制御CPU
113 システムメモリ
130 スキャナ部
140 操作部
150 プリンタ部
160 プリントコントローラ
Claims (10)
- 画像データに基づき用紙に画像出力を行うプリンタ部と、操作入力が可能な操作部と、前記プリンタ部および前記操作部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、プルーフ出力モードの起動によりプルーフ出力動作を実行し、前記プルーフ出力モードによるプルーフ出力開始からプルーフ出力終了までの間のプルーフ出力動作中に、前記操作部を制御して本出力へ移行するための操作入力を可能にし、該操作部によって本出力へ移行するための指示操作がなされた場合、前記プルーフ出力動作から本出力動作に移行することを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御部は、プルーフ出力動作中に本出力へ移行するための前記指示操作がなされた場合、前記本出力動作への移行に従って前記プリンタ部による画像出力のための準備を開始することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、プルーフ出力動作中に本出力へ移行するための前記指示操作がなされた場合、前記プリンタ部のエンジン動作を停止することなく本出力動作に移行することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記制御部の制御を受けて原稿の画像データを読み込む画像読込部を有し、
前記制御部は、前記プルーフ出力動作中であって前記画像読込部による画像読み込み動作中に本出力へ移行するための前記指示操作がなされた場合、前記画像読み込み動作を継続したまま本出力動作に移行することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、プルーフ出力動作中に本出力へ移行するための前記指示操作がなされて本出力動作に移行する際に、前記プルーフ出力の対象となったジョブの先頭用紙から本出力を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、プルーフ出力動作中に本出力へ移行するための前記指示操作がなされて本出力動作に移行する際に、前記プルーフ出力がなされた用紙の次の用紙から本出力を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、プルーフ出力動作中に本出力へ移行するための前記指示操作がなされて本出力動作に移行する際に、前記プルーフ出力を本出力と異なる出力設定で実行していた場合、本出力動作に移行するときに出力設定を本出力用の設定にすることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、データを格納する記憶部を有し、該記憶部は、出力設定用のデータ領域と退避用のデータ領域とを有し、
前記制御部は、前記プルーフ出力を本出力と異なる出力設定で実行する場合、本出力用の出力設定データを退避用のデータ領域に退避させて出力設定用のデータ領域にプルーフ出力用の出力設定データを格納し、本出力に移行する際に、退避用のデータ領域に格納された本出力用の出力設定データを前記出力設定用のデータ領域に戻すことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記プルーフ出力モードにおいて、プルーフ出力する用紙番号を、一部全て/先頭用紙のみ/任意の用紙/任意の複数用紙のいずれかに設定可能とすることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 画像データに基づき用紙に画像形成を行うプリンタ部と、操作入力が可能な操作表示部と、前記プリンタ部および前記操作部を制御する制御部とを備える画像形成装置で用いられるプログラムであって、
前記プリンタ部でプルーフ出力を行うステップと、前記プルーフ出力開始からプルーフ出力終了までの間のプルーフ出力動作中に、前記操作部にプルーフ出力から本出力への移行を指示操作可能にするステップと、前記プルーフ出力動作中に前記操作部によって本出力へ移行するための指示操作がなされた場合、前記プリンタ部でのプルーフ出力動作から本出力動作に移行するステップとを、前記制御部に実行させることを特徴とする画像形成装置用プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009273590A JP2011118528A (ja) | 2009-12-01 | 2009-12-01 | 画像形成装置および画像形成装置用プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009273590A JP2011118528A (ja) | 2009-12-01 | 2009-12-01 | 画像形成装置および画像形成装置用プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011118528A true JP2011118528A (ja) | 2011-06-16 |
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ID=44283803
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JP2009273590A Pending JP2011118528A (ja) | 2009-12-01 | 2009-12-01 | 画像形成装置および画像形成装置用プログラム |
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JP (1) | JP2011118528A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014205293A (ja) * | 2013-04-12 | 2014-10-30 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置及び画像形成システム |
-
2009
- 2009-12-01 JP JP2009273590A patent/JP2011118528A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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